JPH10185552A - 真直度検査装置 - Google Patents

真直度検査装置

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JPH10185552A
JPH10185552A JP8356243A JP35624396A JPH10185552A JP H10185552 A JPH10185552 A JP H10185552A JP 8356243 A JP8356243 A JP 8356243A JP 35624396 A JP35624396 A JP 35624396A JP H10185552 A JPH10185552 A JP H10185552A
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侶章 安蔵
Hikari Ishikawa
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Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定を自動化でき、そのため作業効率が高
く、且つ測定値のばらつきを抑えて検査精度の向上を図
ることができ、また被検査体が原子炉用燃料棒のような
場合には作業員の被曝の低減を図ることができるように
する。 【解決手段】 金属製の長尺円柱状の被検査体の真直度
を検査する限界ゲージ方式の検査装置である。被検査体
10の外径dに真直度許容値tを加算した間隔g(=d
+t)をおいて使用面が対向するように配置した下定盤
12及び上定盤14と、被検査体と上定盤との間に微弱
電圧を印加する電圧印加手段16と、両者間の導通の有
無を検知する導通検知手段18と、被検査体を上定盤と
下定盤との間で回転させながら通過させる被検査体押し
込み装置20とを具備し、上定盤と被検査体との接触の
有無により真直度が許容値以上か未満かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属製の長尺円柱
状の被検査体の真直度を検査する装置に関し、更に詳し
く述べると、上下の定盤を、それらの使用面を向かい合
わせて配置し、その間を被検査体を回転させながら通過
させ、上定盤と被検査体との接触の有無を電気的に検知
することにより真直度を検査する限界ゲージ方式の検査
装置に関するものである。この検査装置は、特に限定さ
れるものではないが、例えば原子炉用燃料棒などの真直
度の検査に有用である。
【0002】
【従来の技術】例えば、新型転換炉の燃料棒は、直径十
数mm、長さ4m程度の金属製の長尺円柱状の被覆管内に
必要な核燃料物質等を充填し、両端に上部端栓と下部端
栓を溶接して密封した構造である。この種の燃料棒に
は、極めて正確な真直度が要求され、その仕様は非常に
厳しい。具体的には、その真直度が0.25mm以下とな
るように指定されている。
【0003】従来の真直度検査は、図8に示すような定
盤90と隙間ゲージ92とを用いて行っていた。同図に
おいて、Aは正面図、Bは側面図である。まず被検査体
10を定盤90の上に設置して転がす。もし湾曲してい
れば、被検査体10の両端を定盤90に接触させると、
湾曲部分が浮き上がる。それ故、被検査体10の湾曲部
が浮き上がって定盤90との隙間が最大になった時に、
その隙間を隙間ゲージ92により測定することで真直度
を求めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、被検査体が
前記のような新型転換炉の燃料棒の場合、真直度の仕様
が非常に厳しいために、測定精度の観点から自動化は困
難とされていた。このため、人手作業により上記のよう
な検査装置による測定が行われていたが、次のような問
題があった。 長尺の被検査体の場合、作業効率を上げるために、定
盤の前に2〜3人の検査員を配置する必要があった。 検査員の熟練度や能力などによって、測定値のばらつ
きが大きい。 被検査体が原子炉用燃料棒の場合、湾曲部を目視確認
・測定するため、放射線被曝が避けられない。
【0005】本発明の目的は、真直度の測定を自動化で
き、そのため作業効率が高く、且つ測定値のばらつきを
抑えて検査精度の向上を図ることができる真直度検査装
置を提供することである。また本発明の他の目的は、被
検査体が原子炉用燃料棒のような場合、作業員の被曝の
低減を図ることができる真直度検査装置を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属製の長尺
円柱状の被検査体の真直度を検査する限界ゲージ方式の
装置である。この検査装置は、原理的には図1に示すよ
うに、被検査体10の外径dに真直度許容値tを加算し
た間隔g(=d+t)をおいて使用面が対向するように
配置した下定盤12及び上定盤14と、前記被検査体1
0と上定盤14との間に微弱電圧を印加する電圧印加手
段16と、両者間の導通の有無を検知する導通検知手段
18と、被検査体10を前記上定盤14と下定盤12と
の間で回転させながら通過させる被検査体押し込み装置
20とを具備している。なお、上定盤14の幅は、被検
査体10の円周以上の長さに設定することは言うまでも
ない。
【0007】下定盤12と上定盤14との隙間に、被検
査体10をa位置からb位置まで回転させながら矢印方
向に通過させる。予め電圧印加手段16により被検査体
10と上定盤との間に微弱電圧を印加しておくと、もし
被検査体10の曲がりが大きく、そのために被検査体1
0の湾曲部が上定盤14に接触すれば、電気的導通状態
となり微弱な電流が流れる。その微弱電流は、導通検知
手段18により検知できる。このようにして、電気的な
導通の有無により真直度が許容値以上か未満かを自動的
に求めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】ここで上定盤は両端のジャッキに
よって両持ち構造で昇降可能とし、それによって各種の
被検査体外径もしくは許容値変化に対応できるように前
記下定盤と上定盤との間隔を自由に調整可能とする。被
検査体押し込み装置は、被検査体の外径よりも薄い板状
体に該被検査体が遊嵌するスロット部を形成した搬送部
材と、該スロット部に被検査体を遊嵌させた状態で該搬
送部材を下定盤と上定盤との間を挿通させる駆動機構と
から構成する。そして、前記搬送部材と上定盤との間に
微弱電圧を印加するのがよい。また下定盤の両側にそれ
ぞれ被検査体受け装置を設ける。該被検査体受け装置
は、それぞれ連動して昇降自在の複数の1本リフタと、
各1本リフタの昇降時に貫通する逃げ穴を有する被検査
体受け部材とからなり、両被検査体受け装置の一方は受
け入れ側で他方は受け渡し側であり、受け入れ側は、複
数の1本リフタの上昇時に上方から供給される被検査体
を支承し、下降によって被検査体受け部材に受け止め、
受け渡し側は、複数の1本リフタの上昇によって被検査
体受け部材内の被検査体を支承して持ち上げ受け渡す構
造とする。
【0009】
【実施例】図2は本発明に係る真直度検査装置の一実施
例を示す全体構成図であり、Aは正面図を、Bは側面図
を表している。直方体状の下定盤12を床上に設置す
る。また床上の前記下定盤12の周囲に四角枠状のベー
ス22を設置し、該ベース22の両端部上にそれぞれベ
ースブロック24を立設して、両ベースブロック24の
上に上定盤14を跨設する。上定盤14は僅かな間隔を
介して下定盤12の上方に位置し、下定盤12の上面と
上定盤14の下面とが対向するように配置されている。
なお、ベースブロック24の上部に凹部26を設けて、
該凹部26にジャッキ(レベリングブロック)28を組
み込み、該ジャッキ28で上定盤14を支承する構成に
なっている。
【0010】それらの実際の構造例を図3に示す。下定
盤12はJIS−0級と同等の平面度を有する精密定盤
であり、材質を石材とすることにより、設置環境温度に
対する変形を少なくし、測定精度の向上を図っている。
上定盤14は、前記下定盤12と同等の平面度を有する
精密定盤とし、被検査体との電気的導通を得るため、及
び錆を防止するためにステンレス鋼製としている。また
基本的には全体をIビーム構造とし且つ適当な間隔で側
方への張出し部分14aを設けて上下の平板部分に連続
するようにし、張出部分14aの間には穴14bを形成
して全体を軽量化すると共に剛性を高め、両端での支持
の際に変形し難くしている。ベースブロック24は、鋳
鉄製で剛性の高い構造とし、上定盤を載せる面及びベー
スに固定する面は平行度が5μm以内となるように加工
してある。前記のように上部に形成した凹部26にジャ
ッキ28を搭載して上定盤12を昇降可能とし、その両
側にスペーサ30を挿入することにより、上下の定盤間
の寸法を変更できるようにしてある。
【0011】ジャッキ28は、図4に示すような周知の
レベリングブロックであり、ボルト32を回すことで上
下に組み合わせた2個の楔型のテーブル34a,34b
が相対的に移動して高さを調節できるようにした装置で
ある。例えば、ボルト32を矢印rの方向に回転させる
と、矢印f方向に上テーブル34aが引き寄せられつつ
矢印uのように上昇する。ボルト32を逆方向に回転さ
せれば、上テーブル34aは下降する。このジャッキ2
8を、両方のベースブロック24の上部の凹部26に取
り付け、それによって上定盤12を両端で支承し、この
ジャッキ28の操作で、上定盤12の上下方向の位置を
調整する。そしてベースブロック24の上面と上定盤1
4との間に適当な厚みのスペーサ30を挿入すること
で、下定盤12と上定盤14との対向面間隔を、被検査
体外径に真直度許容値を加算した値に設定する。
【0012】図2に戻って、下定盤12と上定盤14と
の間で、被検査体を回転させながら通過させる被検査体
押し込み装置40を設ける。この被検査体押し込み装置
40は、下定盤12と上定盤14との間を通過する搬送
部材42と、該搬送部材42を動かす駆動機構44とか
らなる。搬送部材42の一例を図5に示す。これは、被
検査体10の外径よりも若干薄いステンレス鋼製の板状
体46に、該被検査体10が遊嵌するスロット部48を
形成した構造である。これによって、スロット部48内
の被検査体10は押されて、回転しながら下定盤12と
上定盤14との間を通過する。従って、搬送部材42の
両端に位置する駆動機構44は、該搬送部材42を下定
盤12の一方の側から他方の側へと往復運動させうる機
構であればどのような方式でもよい。
【0013】図示されていないが、本実施例においても
図1の原理図に示したのと同様の電圧印加手段と導通検
知手段を設ける。電圧印加手段は、被検査体と上定盤と
の間に微弱な電圧をかけるものである。但し、ここでは
被検査体を連続して自動測定できるようにするため、上
定盤と搬送部材との間に微弱電圧を印加するように構成
している。そのため、図2に示す両方の駆動機構44の
下部(符号Xで示す部分)に、図6で示すように電気絶
縁材料50を挾み込んでベース22との間での電気的な
絶縁を図る。下定盤12は石材であるから、それに接触
しても電気的絶縁は保たれる。搬送部材42のスロット
部48に被検査体10を収めて搬送すると、被検査体1
0に搬送部材42が接するために、電気的に導通する。
特に、被検査体10の真直度が悪く、上定盤14に接触
したような場合には、搬送のための抵抗が増すために必
ず被検査体10に搬送部材42が接触し、電気的に導通
状態となる。この場合、電気的な導通発生を示す信号を
受けて駆動機構44が自動的に停止するように構成す
る。
【0014】再び図2に戻って、下定盤12の両側にそ
れぞれ被検査体受け装置60を設ける。該被検査体受け
装置60は、それぞれ同期して昇降自在の複数の1本リ
フタ62と、各1本リフタ62の昇降時に貫通する逃げ
穴64を有する被検査体受け部材66とからなる。各1
本リフタ62の上端はV型もしくはU型のような切欠き
構造であって、その切欠きに断面円形の被検査体を収め
るようになっている。下定盤の片側(例えば、図2のB
で左側)は受け入れ側であって、反対側(図2のBの右
側)は受け渡し側となる。受け入れ側は、複数の1本リ
フタ62の上昇時に上方から供給される被検査体を支承
し、下降によって被検査体受け部材66で受け止め、受
け渡し側は、複数の1本リフタ62の上昇によって被検
査体受け部材66内の被検査体を両端で支承して持ち上
げ受け渡す構造である。1本リフタ62は、長尺の被検
査体を撓み変形を生じないように支持するために、適当
なほぼ均等間隔で(例えば長さ4m程度の被検査体に対
して8本程度)配列され、下端を共通の横棒部材(図示
せず)に立設し、該横棒部材を上下に動かすような構成
にすればよい。なお、被検査体受け部材66に形成する
逃げ穴64も、各1本リフタ62の設置間隔に合わせて
設けることは言うまでもない。
【0015】このように構成した真直度検査装置による
測定手順を図7に示す。Aは検査前の状態である。被検
査体の外径がdmm、真直度許容値がtmmの真直度測定を
行う場合、下定盤12と上定盤14との間隔gmmをg=
(d+t)となるように設定する。具体的には、例えば
流量式空気マイクロメータのような長さ測定器で測定し
ながら、上定盤14のレベルをジャッキで調整し、スペ
ーサを上定盤14とベースブロックとの間に挿入して下
定盤12と上定盤14との間隔gを決める。
【0016】次にBに示すように、被検査体押し込み装
置の搬送部材42を受け入れ側(図面左手側)の被検査
体受け装置の被検査体受け部材66に重なるような状態
とする。これを初期状態とする。そして、受け入れ側の
被検査体受け装置の各1本リフタ62を同時に上昇さ
せ、その上端のV型切欠きで被検査体10を受け取る。
例えば、被検査体が原子炉用燃料棒の場合には、燃料棒
ハンドリング装置から原子炉用燃料棒を受け取る。各1
本リフタ62を降下させると、Cに示すように、被検査
体10は、被検査体受け部材66で受け止められ、被検
査体押し込み装置の搬送部材42のスロット部の中に収
まる。搬送部材42の厚さは被検査体10の外径よりも
小さいため、被検査体10の一部が搬送部材42の上面
からやや突出する状態になる。
【0017】この状態で、被検査体10を収めた搬送部
材42を駆動機構44により前進させ、下定盤12と上
定盤14の隙間を通す(D参照)。上定盤14の手前
で、押し込み装置と上定盤14との間にAC8〜24V
程度の電圧を印加し、搬送部材42を前進させて上定盤
14を通過させる。交流電圧を印加する代わりに、直流
電圧を印加する構成でもよい。被検査体10の真直度が
許容値以上であると、下定盤12と上定盤14との間隔
gが(d+t)に設定されているので、被検査体の湾曲
部が上定盤14に接触し、被検査体10と上定盤14の
間に電流が流れ、導通検知手段によって真直度が許容値
を超えていることが報知される。報知手段は、例えばラ
ンプを点灯させたり、ブザーを鳴らすなどであってよ
い。報知手段が動作すると同時に、駆動機構44は自動
停止し、無理な搬送動作により被検査体10が傷ついた
り変形するのを防止する。被検査体10の真直度が許容
範囲内であれば、被検査体が上定盤14に接触すること
はなく、被検査体10と上定盤14の間には電流は流れ
ない。
【0018】被検査体10の真直度が許容範囲内のまま
で、つまり報知手段が動作せずに、測定が終了すると、
Eに示すように、搬送部材42は受け渡し側(図面右手
側)の被検査体受け装置の被検査体受け部材66に重な
る状態となる。受け渡し側の被検査体受け装置の各1本
リフタ62を同時に上昇させると、その上端のV型切欠
きで被検査体10を受け取ることができる(F参照)。
このようにして測定済みの被検査体を次の工程に引き渡
す。
【0019】試作した真直度検査装置を用いて新型転換
炉の燃料棒(外径14.5mm、全長4120mm、真直度
許容値0.25mm)の真直度検査を実施した。その結
果、上下の定盤間隙間変動範囲は±0.028mm、電流
検知精度は±0.002mmであった。これは許容値に対
して十分に小さい値であり、検査装置として有用である
ことが確認できた。なお本発明装置は、原子炉用燃料棒
のみならず、燃料棒用被覆管の真直度検査や、その他の
技術分野で使用する金属製の丸棒状あるいは円筒状の部
材の真直度検査に適用できる。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記のように、上下の定盤の使
用面を向かい合わせに配置し、その間を被検査体を回転
させながら通過させ、上定盤と被検査体の接触の有無を
電気的に検知するように構成した限界ゲージ方式の真直
度検査装置であるから、自動検査が可能となり、校正な
ど検査準備作業を除いて測定の省人化が図れるし、測定
作業が装置化されたことで、測定値のばらつきが小さく
なり、検査精度の向上を図ることができる。特に本装置
は、原子炉用燃料棒の真直度の自動検査が可能となるた
めに、作業員の放射線被曝低減に寄与できる。
【0021】また本発明において、ジャッキによって上
定盤を昇降自在な構成にすると、上下の定盤間の寸法変
更ができるために、被検査体の外径寸法及び真直度許容
値の変化に対応でき、それらに応じた真直度検査や選別
なども可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る真直度検査装置の原理説明図。
【図2】本発明に係る真直度検査装置の一実施例を示す
説明図。
【図3】その上下の定盤の構造例を示す説明図。
【図4】本発明で用いるジャッキの一例を示す斜視図。
【図5】本発明で用いる被検査体押し込み装置の搬送部
材の一例を示す平面図。
【図6】本発明で用いる被検査体押し込み装置の電気的
絶縁構造を示す断面図。
【図7】本発明装置の動作説明図。
【図8】従来技術の説明図。
【符号の説明】
10 被検査体 12 下定盤 14 上定盤 16 電圧印加手段 18 導通検知手段 20 被検査体押し込み手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の長尺円柱状の被検査体の真直度
    を検査する限界ゲージ方式の装置であって、 被検査体外径に真直度許容値を加算した間隔をおいて使
    用面が対向するように配置した下定盤及び上定盤と、被
    検査体と上定盤との間に微弱電圧を印加する電圧印加手
    段と、両者間の電気的導通の有無を検知する導通検知手
    段と、被検査体を前記上定盤と下定盤との間で回転させ
    ながら通過させる被検査体押し込み装置とを具備し、電
    気的導通の有無により真直度が許容値以上か未満かを求
    めることを特徴とする真直度検査装置。
  2. 【請求項2】 上定盤が両端のジャッキによって両持ち
    構造で昇降可能として、各種の被検査体外径もしくは許
    容値変化に対応できるように前記下定盤と上定盤との間
    隔を自由に調整可能とした請求項1記載の真直度検査装
    置。
  3. 【請求項3】 被検査体押し込み装置は、被検査体の外
    径よりも薄い板状体に該被検査体が遊嵌するスロット部
    を形成した搬送部材と、該スロット部に被検査体を遊嵌
    させた状態で該搬送部材を下定盤と上定盤との間を挿通
    させる駆動機構とからなる請求項1又は2記載の真直度
    検査装置。
  4. 【請求項4】 下定盤の両側にそれぞれ被検査体受け装
    置が設けられ、該被検査体受け装置は、それぞれ同時に
    昇降自在の複数の1本リフタと、各1本リフタの昇降時
    に貫通する逃げ穴を有する被検査体受け部材とからな
    り、両被検査体受け装置のうちの一方は受け入れ側で他
    方は受け渡し側であり、受け入れ側は、複数の1本リフ
    タの上昇時に上方から供給される被検査体を支承し、下
    降によって被検査体受け部材で受け止め、受け渡し側
    は、複数の1本リフタの上昇によって被検査体受け部材
    内の被検査体を支承して持ち上げ受け渡す構造である請
    求項1乃至3記載の真直度検査装置。
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