JPS5921699B2 - 連続鋳造金型用および互いに向かい合つたロ−ラコンベアを有する案内装置用の測定検査装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、連続鋳造金型用および互に向かい合つた重力
ローラコンベアを有する案内装置用の測定検査装置に関
する。

連続鋳造金型の内法寸法と、ローラの軸間距離・ｏ と
、ローラのそりとが、この種の装置を用いて測定するこ
とができるべきであり、ローラの連動性も、この装置を
用いて検査することができなけれはならない。

これまで、これらの測定と検査を実施するにあ１５たつ
ては、ローラの間隔が２５０Ｔｖｎを上回る相当に規模
の大きい設備の場合は、ローラ架台に対して内側マイク
ロメータのゲージを用いた測定技術が用いられていた。

しかし、この測定技術に頼つて時間を刀・けてやつと得
ることができる測定結果からは、一連の作業上の誤差を
伴なう間違つた測定を排除することはできないものであ
つた。本発明の目的は、担当の人を測定個所に直接配置
することなく、通常必要とされる精度を持つた測定デー
タを再現することが可能であるとともにそれを確認する
ことができ、そして湾曲型設備の場合に卦いても同様の
ことができる当初に記載した種類の測定検査装置を提供
することである。上記の目的は、本発明によれば、特許
請求の範囲第１項に記載された特徴により達成される。
本発明により得られる長所は、本質的には、本発明を用
いて実施することができる測定と検査が、集中的に制御
、評価することができることであり、また本発明装置が
２５０ｗｒｆｎより大きい内法幅をもつ設備を検査しな
ければならない場合、とくに効果があることにその長所
を求めることができる。以下、本発明の実施例を図解し
た添付図面を参照しながら、本発明を詳細に説明する。
第１図によれば、当該測定装置は、湾曲型連続鋳造設備
１０の案内ローラコンペアの中に置かれている。

前記測定装置は、チエーン１２あるいはこれと類似のも
の、たとえばロープなどによつて吊下げられ、２つの駆
動移送ベルト４より構成された案内送り装置によつて、
それぞれの測定個所に案内することができるとともに、
開き幅を調節することができる支持フレーム１を備えて
卦り、該支持フレーム１は、両側で対をなして同支持フ
レーム１に支承されているセンタリング・ａ−ラ（芯出
しローラ）２，２と、これらローラ間の中央に卦いて該
ローラ軸に直角に配設された測定センサ３とを備えてお
り、該測定センサ３は、ケーブル１１を介して、あるい
は無線により表示式測定値アウトプット装置または記録
式測定値アウトプット装置（図示せず）と接続されてい
る。

な卦、この測定センサ３としては、ローラ６間の通路の
変化を電流の変化に変換し、その後、表示式あるいは記
録式測定装置によつて読みとることができる市販の装置
を使用することができる。

前記移送ベルト４は、支持フレーム１のセンタリング・
ローラの一方の側に配設されて卦り、且つ検査すべきロ
ーラコンベアのうちの少な〈とも３本のローラ６の上に
またがつて延在している。前記測定装置を湾曲型設備の
中に導入した場合、移送ベルト４はローラコンベアの上
で、その曲率に沿つて変位し、コンベアの水平部分に移
行したあとは、測定装置の移送だけを受けもつこととな
る。前記ローラ６をそりと精度とについて検査すること
ができるよう、案内路のローラ６に当接したセンタリン
グ・ローラ２のうち、それぞれ少なくとも１つが逆転可
能に駆動することができる。本発明に基く測定装置を使
用する場合、同装置は制御すべき設備に載置され、たと
えば湾曲型設備の場合には本装置は、金型の開口にまた
がつて金型カバー・プレート上に載置される。続いて、
本装置の測定部分が金型の中に降下される。前記センタ
リング・ローラを金型壁面に押圧したのちに、前記測定
センサが使用されることになる。測定された値は、デイ
ジタル指示装置で読みとるか、かつ（あるいは）記録装
置によつて確認することができる。この測定工程は、金
型壁面の任意の位置で繰り返すことができる。金型の測
定のあと、測定装置の全体が金型開口の上の中央に移さ
れる。

続いて、本測定装置は第１のローラ・ベア（対）まで降
丁され、そしてすでに作動状態にある本装置の測定セン
サ３が第１のローラ・ベアの最初に測定すべき位置を指
示するまで沈められる。この位置に到達すると、測定装
置の沈降が停止され、センタリング・ローラ２，２は、
支持フレーム１の開き幅を調整する装置５によつて、ロ
ーラ６に卦ける軸間距離を正確に判定するため動作され
る。センタリング・ローラ２がローラ６に当接したあと
、ネ油１定装置の駆動可能なセンタリング・ローラ２を
介してローラ６が交互に回動され、その結果各ローラに
ついてのそりが、測定値の変化にもとづいて検査され、
且つ確認することができる。同時に、センタリング・ロ
ーラ２の，駆動モータの負荷を測定することにより、ロ
ーラ６の連動性が検査される。

本測定装置は、すべての測定値を確認したあと、測定工
程を繰り返すため、案内路の次のローラ・ベアまで下降
されるか、あるいはさらに先へ移送される。

上記の測定工程はすべて、ベアリングの誤差により生じ
た相互の中心距離の変化を調べるため、偏心状態で行な
うこともできる。

個々のローラの表面状態についての情報を、モーター（
監視装置）を介して提供するテレピ・カメラを本測定装
置の中に組み込むことも可能である。

本測定装置は、連続鋳造設備の鋳造半径、曲け半径ある
いは矯正半径には影響を受けずに使用し得る。

すなわち本装置は、縦型設備の場合も、フラツトな圧延
製品のための圧延工場の場合にも適用が可能である。ま
た本測定装置は、上部が解放された高速運動ローシ用の
テーブルにも使用することができ、この場合もローラの
そりを確認することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、測定検査装置が導入された状態に卦ける連続
鋳造装置の概略的に示された金型と、ローラ湾曲路の側
面図。 第２図は、第１図の装置の平面図。第３図は、第２図の
Ａ−Ｂ線に沿つて切断した断面図。１・・・支持フレー
ム、２・・・センタリング・ローラ、３・・・測定セン
サ、４・・・移送ベルト、５・・・支持フレーム開き幅
調整装置、６・・・ローラ、１０・・・湾曲型連続鋳造
装置、１１・・・ケーブル、１２・・・チエーン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 連続鋳造金型用および互いに向かい合つたローラコ
   ンベアを有する案内装置用に用いられる測定検査装置に
   おいて、チェーン１２あるいはこれと類似のもの及び移
   送装置とによりそれぞれの測定個所に案内することがで
   きる開き幅調節可能な支持フレーム１を具備し、該支持
   フレーム１は開き幅方向の両側でペア（対）をなしてこ
   れに支承されたセンタリング・ローラ２、２を有し、そ
   のうちの少なくとも１つが、正逆転可能に駆動を行なう
   ことができ、また該支持フレーム１は測定センサ３を有
   し、この測定センサはケーブルを介してあるいは無線に
   より表示式測定値アウトプット装置あるいは記録式測定
   値アウトプット装置と接続され、且つ前記センタリング
   ・ローラ２の間の中心において該センタリング・ローラ
   ２の軸に直角に配設され、そして前記移送装置は、検査
   すべきローラコンベアの少なくとも３本のローラ６の上
   にまたがつて延在した２つの移送ベルト４を備えている
   ことを特徴とする測定検査装置。 ２ 支持フレーム１が、パンダグラフ状に構成されてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の装置
   。 ３ 支持フレーム１が、油圧装置、空気圧装置あるいは
   電磁気装置５により開き幅を調節することが可能である
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の装置。