JPH1018485A - 壁構築ユニット、これを構成するパネル - Google Patents

壁構築ユニット、これを構成するパネル

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JPH1018485A
JPH1018485A JP17777796A JP17777796A JPH1018485A JP H1018485 A JPH1018485 A JP H1018485A JP 17777796 A JP17777796 A JP 17777796A JP 17777796 A JP17777796 A JP 17777796A JP H1018485 A JPH1018485 A JP H1018485A
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JP
Japan
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panel
construction unit
wall construction
panels
bolt
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Application number
JP17777796A
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English (en)
Inventor
Kentaro Negishi
賢太郎 根岸
Hisashi Sato
久 佐藤
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KAAPURA KK
Original Assignee
KAAPURA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2枚のパネルが互いに平行に連結部材で連結
されている壁構築ユニットに関し、厚さの異なるパネル
をあまりコストをかけずに得る。 【解決手段】 パネル20は、発泡樹脂で形成されてい
るパネル本体29と、パネル本体29に埋め込まれてい
るパネル補強部材30とを有している。2枚のパネル2
0,20相互を連結するセパレータ40は、両端部に雄
ネジ42,42が形成され、それぞれの内側に固定鍔部
43,43が形成されている控えボルト41を備えてい
る。2枚のパネル20,20は、それぞれの内面側から
控えボルト41の雄ネジ42,42がパネル補強部材3
0のボルト孔32,32に挿通され、それぞれの外面側
からナット45,45が控えボルト41の雄ネジ42,
42に捩じ込まれて、連結されている。2枚のパネル2
0,20の相互間隔、つまりユニットの厚さを変える際
には、寸法の異なる控えボルトを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2枚のパネル相互
が平行に複数の連結部材で連結されている壁構築ユニッ
ト、これを構成するパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の壁構築ユニットとしては、例え
ば、特開平6−346536号公報に記載されているも
のがある。この壁構築ユニットは、図21及び図22に
示すように、矩形平板状の2枚の発泡ポリスチレン製パ
ネル2a,2bを互いに平行になるよう複数の連結部材
4,4,…で連結したものである。連結部材4は、互い
に平行な2枚の鍔プレート6a,6bと、2枚の鍔プレ
ート6a,6b相互を連結するウェブ5とを有し、これ
らを一体成形したものである。2つのパネル2a,2b
が連結部材4,4,…により連結された際には、2つの
鍔プレート6a,6bは、それぞれ、2つのパネル2
a,2bの外面3a,3bから露出することになる。
【0003】この壁構築ユニット1を用いて、壁を施工
する場合は、図23に示すように、壁を施工する位置の
地下に予めフーチング125を施しておく。そして、こ
のフーチング125の上に、複数の壁構築ユニット1,
1,…を横方向に順次並べてゆく。このようにして、ユ
ニット列が出来上がると、このユニット列の上に、図2
4に示すように、更に、複数の壁構築ユニット1,1,
…を並べて行く。以上の作業を繰り返して、目的の高さ
に達すると、図28に示すように、ユニット1のパネル
2a,2b間にコンクリート120を打設する。その
後、ユニット1のパネル外面3a,3bに外装材等を施
して、壁を完成させる。
【0004】このように、この壁構築ユニット1は、現
地での作業工程が非常に少なく、少ない人員で短期間に
壁を構築することができるというメリットがある。更
に、ユニット1を構成する2枚のパネル2a,2bが断
熱材及び防音材としても機能するため、このユニット1
で構築した壁は、高い断熱効果及び防音効果を得ること
ができるというメリットもある。
【0005】ところで、この壁構築ユニット1を製造す
る場合は、2つの樹脂パネル2a,2bを成形すための
金型を用いる。この金型は、2つのパネル2a,2bを
それぞれ別個に成形するものではなく、2つのパネル2
a,2b相互間隔が予め定められた間隔で平行に、2つ
のパネル2a,2bを一度に成形できるものである。そ
して、この型に、複数の連結部材4,4,…を一定間隔
で配しておき、この型の中に溶融樹脂を射出して、壁構
築ユニット1を製造している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、コンクリー
ト壁は、この壁にかかる荷重等に応じて、その厚さを変
えている。このため、前述した壁構築ユニット1におい
ても、ユニット1の厚さ、つまり2枚のパネル間隔が、
各種あることが望ましい。そこで、2枚の鍔プレート6
a,6b相互を連結するウェブ5の長さを変えた連結部
材を製作し、この連結部材を用いて2枚のパネル2a,
2b相互を連結すれば、厚さの異なるユニットを得るこ
とができる。しかし、壁構築ユニットを製造する際に
は、前述したように、2枚のパネルを互いが平行になる
ように一度に成形できる非常に大きな型を用い、この型
に複数の連結部材を配して、壁構築ユニットを製造して
いるために、連結部材のウェブの長さを単に変ようとす
ると、連結部材に併せて、パネルの金型も変更する必要
が生じる。
【0007】すなわち、従来技術において、ユニットの
厚さを変えようとする場合、連結部材の金型の他に、非
常に大きなパネルの金型も新たに作らなけらばならなく
なり、非常に製造コストが嵩む上に、非常に手間もかか
るという問題点がある。本発明は、このような従来の問
題点に着目してなされたもので、コストをあまりかけず
に、ユニットの厚さを容易に変えることができる壁構築
ユニット、これを構成するパネルを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の壁構築ユニットは、平板状を成している2枚のパネル
と、2枚の該パネルが平行に向かい合い且つ相互間に一
定間隔を有するよう、2枚の該パネル相互を連結する複
数の連結部材とを備え、前記パネルは、発泡樹脂で形成
され平板状を成し、互いに平行な外面及び内面が形成さ
れているパネル本体と、発泡樹脂で形成されている前記
パネル本体よりも剛性が高く、該パネル本体に埋め込ま
れているパネル補強部材と、を有し、前記連結部材は、
棒状を成し、両端部に雄ネジが形成されていると共に、
2枚の前記パネルのそれぞれの内面に接触して、該内面
相互間隔が目的の間隔よりも狭まるのを規制する間隔規
制部を有している控えボルトと、前記控えボルトの前記
雄ネジに螺合可能な雌ネジが形成されているナットと、
を有し、前記パネル補強部材には、前記控えボルトの前
記雄ネジの部分が挿通可能なボルト孔が形成され、前記
パネルには、前記パネル本体の前記外面から該パネル本
体に埋め込まれている前記パネル補強部材の前記ボルト
孔の位置まで、前記ナットが入り込めるナット挿入穴が
形成されていることを特徴とするものである。
【0009】ここで、前記パネル補強部材は、前記ボル
ト孔が形成されている複数のボルト孔形成部と、複数の
該ボルト孔にそれぞれ挿通された複数の前記控えボルト
が互いに平行になるよう、複数の該ボルト孔形成部相互
を接続するウェブ部とを有しているものであってもよ
い。このウェブ部は、前記パネル本体の外面側の面が、
該パネル本体の外面に平行な状態で、パネル本体内に埋
め込まれていることが好ましい。さらに、前記パネル補
強部材は、前記ウェブ部を補強するリブ部を有している
ことが好ましい。
【0010】また、前記パネル本体は、互いに平行な天
面及び底面、同じく互いに平行な第1側面及び第2側面
を有しており、前記天面と前記底面とのうち、一方には
凸部が形成され、他方には該凸部に嵌まり込む凹部が形
成され、前記第1側面と前記第2側面とのうち、一方に
は凸部が形成され、他方には該凸部に嵌まり込める凹部
が形成されていることが好ましい。
【0011】前記パネル本体は、発泡ポリスチレン樹脂
で形成されていてもよい。また、前記パネル補強部材
は、樹脂で形成されていてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る壁構築ユニットの一
実施例について、図面を用いて説明する。
【0013】まず、直線部分に用いる壁構築ユニットの
構成について説明する。この直線部用壁構築ユニット1
0は、図1及び図2に示すように、矩形平板状の2枚の
パネル20,20と、この2枚のパネル20,20を互
いに平行に連結する複数の連結部材40,40,…とを
有して構成されている。
【0014】パネル20は、発泡ポリスチレン樹脂製の
パネル本体29と、パネル本体29内に埋め込まれてい
る複数のパネル補強部材30とを有している。パネル本
体29は、互いに平行な外面21及び内面22、同じく
互いに平行な天面23及び底面24、同じく互いに平行
な第1側面25及び第2側面27が形成されている。パ
ネル本体29を形成する発泡ポリスチレン樹脂として、
ここでは、自消性(難燃性)で、且つ高密度発泡性のも
のを用いている。パネル本体29の材料として、発泡樹
脂を用いているのは、ユニット10の軽量化、壁の断熱
性及び遮音性を考慮したからであり、自消性樹脂を用い
ているのは、火災を考慮したからである。
【0015】パネル本体29の底面24には、底面24
から突出し断面が四角形の凸部24xが複数形成されて
いる。一方、パネル本体29の天面23には、凸部24
xが嵌入できる凹部23xが複数形成されている。複数
のユニット10,10,…を上下に組み合わせるとき
は、図20に示すように、下側のユニット10の天面2
3の凹部23xに、上側のユニット10の底面24の凸
部24xが嵌まり込むことになる。パネル本体29の第
1側面25には、縦長凸部26が形成されている。ま
た、パネル本体29の第2側面27には、第1側面25
の縦長凸部26が嵌まり込める縦長凹部28(図9に示
す。)が形成されている。縦長凸部26及び縦長凹部2
8は、いずれも、底面24から天面23に向かって長
く、且つ、底面24の縁から天面23の縁まで伸びてい
る。複数のユニット10,10,…を横方向に組み合わ
せるときには、図20に示すように、右側のユニット1
0の第1側面25の縦長凸部26は、左側のユニット1
0の第2側面27の縦長凹部28に嵌まり込むことにな
る。
【0016】連結部材40は、図2及び図6に示すよう
に、土木建築業界でセパレータと呼ばれているもので、
丸棒状を成し、両端部に雄ネジ42,42が形成されて
いる控えボルト41と、この控えボルト41の雄ネジ4
2に螺合可能な雌ネジが形成されている座金付き六角ナ
ット45とを有している。控えボルト41は、両端部の
雄ネジ42,42の僅かに内側に、2枚のパネル20,
20のそれぞれの内面に接触して、内面相互間隔Lが目
的の間隔より狭まるのを規制する2つの固定鍔(間隔規
制部)43,43が形成されている。この連結部材4
0、言い換えるとセパレータ40は、一般市場で販売さ
れているもので、2つの固定鍔間隔Lが、120mm、150m
m、180mm、210mm等のものが規格品として多数存在す
る。なお、セパレータの控えボルトとしては、各種態様
のものが規格品として存在しており、これらのもの、例
えば、図7に示すように、両端部が雄ネジ42,42の
丸棒41xに、間隔規制部を構成するパイプ43xを装
着したもの等を用いていもよい。
【0017】パネル20のパネル補強部材30は、図2
〜図5に示すように、控えボルト41の雄ネジ42が挿
通可能なボルト孔32が形成されている複数のボルト孔
形成部31と、複数のボルト孔形成部31,31相互を
連結するウェブ部35と、このウェブ部35を補強する
リブ部37とを有している。ボルト孔形成部31は、円
筒状を成し、この円筒の一方の端部側で円筒中心軸上に
ボルト孔32が形成され、この円筒の他方の端部側で円
筒中心軸上にナット穴33が形成されている。一つのパ
ネル補強部材30には、この実施形態において、ボルト
孔形成部31が、上下方向に2個、横方向に2個で、合
計4個、形成されている。ウェブ部35は、4つのボル
ト孔形成部31,31相互連結するよう、ボルト孔32
が伸びている方向に対して垂直な面に平行な4つの板材
で形成されている。リブ部37は、ウェブ部35を補強
すべく、ウェブ部35に沿って、このウェブ部35に対
してほぼ垂直な方向に伸びている。ボルト孔形成部31
とウェブ部35とリブ部37とを有しているパネル補強
部材30は、ポリプロピレン樹脂で一体成形したもので
ある。なお、このパネル補強部材30は、ポリプロピレ
ン樹脂以外の他の樹脂や、金属等で形成してもよい。
【0018】パネル20は、パネル本体29を成形する
金型内に、予め形成しておいた2つのパネル補強部材3
0,30(図9)を配し、この金型内にパネル本体29
を形成する樹脂を射出して形成する。このように形成さ
れたパネル20は、図2に示すように、パネル補強部材
30のボルト孔32側が内面22となり、パネル補強部
材30のナット穴33側が外面21となる。パネル補強
部材30は、パネル本体29の外面21からウェブ部3
5の外面側の面までの距離が約5mmになる位置に、パネ
ル本体29の外面21とウェブ部35の外面側の面とが
平行になるように、パネル本体29内に埋め込まれてい
る。パネル本体29にも、その外面21からパネル補強
部材30のナット穴33に通じるナット穴21aが形成
されている。
【0019】パネル20とセパレータ40とを用いて、
壁構築ユニット10を組み立てる際には、まず、図1及
び図2に示すように、二枚のパネル20,20の内面2
2,22が対向するようパネル20,20を配する。次
に、2枚のパネル20,20の各ボルト孔32,32,
…に、控えボルト41の雄ネジ42をパネル20の内面
22側から挿入する。そして、2枚のパネル20,20
の各ナット穴33,21aに、パネル20の外面21側
から座金付き六角ナット45を入れて、このナット45
を電動六角レンチで控えボルト41の雄ネジ42に捩じ
込む。この結果、控えボルト41の2つの固定鍔43,
43が、それぞれ、2枚のパネル20,20の内面22
に接触して、2枚のパネル20,20の内面22,22
相互が向かい合い且つ平行な状態に維持される。
【0020】ここで、壁構築ユニット10の各部の代表
的な寸法について、以下に示す。矩形板状のパネル20
の各寸法は、代表的な例として、図9に示すように、厚
さ(内面22と外面21との間隔)が60mmで、高さ(天
面23と底面24との間隔)が300mmで、幅(第1側面2
5と第2側面27との間隔)1200mmである。パネル補強
部材30は、高さが300mm弱で、幅が600mm弱である。パ
ネル本体29内には、この寸法のパネル補強部材30
が、前述したように、横方向に二つ並んだ状態で埋め込
まれている。また、図2に示すように、2つのパネル2
0,20の内面22,22相互間隔L、言い換えると、
セパレータ40の2つの固定鍔43,43相互の間隔L
は、ここでは、120mmである。
【0021】ところで、前述したように、セパレータに
は、2つの固定鍔相互の間隔Lが、120mm、150mm、180m
m、210mm等のものが規格品として、一般市場で販売され
ている。そこで、必要な壁厚さに応じて、各種セパレー
タのうちで適切な寸法のセパレータを選択し、選択した
セパレータを用いて、前述したように、壁構築ユニット
10を組み立てる。各種セパレータからの一種のセパレ
ータの選択では、例えば、二階建て建築物の鉄筋コンク
リート壁には、2つの固定鍔相互の間隔Lが150mmのセ
パレータを選び、一階建て木造住宅の基礎には、2つの
固定鍔相互の間隔Lが120mmのセパレータを選び、三階
立て以上の建築物の鉄筋コンクリート壁には、2つの固
定鍔相互の間隔Lが180mm又は210mmのセパレータを選
ぶ。
【0022】次に、コーナ部分に用いる壁構築ユニット
について説明する。このコーナ部用壁構築ユニット10
0は、図11に示すように、互いに直角に連結される外
周側長幅パネル60及び外周側短幅パネル80と、同じ
く、互いに直角に連結される内周側長幅パネル80及び
内周側短幅パネル90と、長幅パネル60,80と短幅
パネル70,90との直角性を補強するための補強アン
グル部材50,50と、外周側パネル60,70と内周
側パネル80,90とを連結する複数のセパレータ4
0,40,…とを有している。
【0023】各パネル60,70,80,90は、図1
4〜図17に示すように、直線部用壁構築ユニット10
のパネル20と基本的に同じで、発泡樹脂で形成されて
いる平板矩形状のパネル本体64,74,84,94
と、このパネル本体64,74,84,94を補強する
ためのパネル補強部材65,75,85,95とを有し
ている。なお、図14〜図17は、それぞれ、図11の
XIV、XV、XVI、XVII矢視図である。また、これら
の図において、パネル補強部材は、パネル本体内に埋め
込まれ、実線で描かれるものではないが、ここでは各部
の寸法等が理解しやすいように、パネル補強部材を実線
で描いている。また、各パネル本体64,74,84,
94は、互いに平行な外面61a,71a,81a,9
1a及び内面61b,71b,81b,91b(図1
1)、同じく互いに平行な天面62a,72a,82
a,92a及び底面62b,72b,82b,92b、
同じく互いに平行な第1側面63a,73a,83a,
93a及び第2側面63b,73b,83b,93bを
有している。外周側パネル60,80と内周側パネル7
0,90との間隔は、寸法の異なるセパレータを用いる
ことで調節することができる。
【0024】以上のように、コーナ部用壁構築ユニット
100は、直線部用壁構築ユニット10と基本的には同
じである。しかし、例えば、図11に示すように、外周
側パネル60,80と内周側パネル70,90との間隔
が120mmの場合(同図中、実線で示す。)に対して、外周
側パネル60,80と内周側パネル70,90との間隔
が150mmの場合(同図中、二点破線で示す。)では、内周
側パネル70,90の幅を短くすると共に、セパレータ
の取り付け位置を変更する必要があり、また、図12及
び図13に示すように、外周側パネルと内周側パネルと
の間隔が150mmの場合(同図中、二点破線で示す。)に対
して、外周側パネルと内周側パネルとの間隔180mm又は2
10mmの場合(同図中、実線で示す。)でも、内周側パネ
ルの幅を長くすると共に、セパレータの取り付け位置を
変更する必要がある。従って、外周側パネルと内周側パ
ネルとの間隔を変える場合には、直線部用壁構築ユニッ
ト10と異なり、セパレータの寸法を変更すると共に、
パネル自体も変更する必要が生じる。すなわち、各パネ
ル間隔毎に、それ専用のパネルの金型が必要になる。
【0025】そこで、この実施形態では、セパレータの
取り付け位置変更に対しては、パネル補強部材に各パネ
ル間隔専用のボルト穴を形成しておき、パネルの幅変更
に対しては、最もパネル幅が長くなる場合に併せてパネ
ルを作っておき、後に、パネル幅が目的の幅になるよう
切断して、対応するようにしている。
【0026】以下、具体的に、コーナ部用壁構築ユニッ
ト100を構成する各パネル60,70,80,90に
ついて説明する。外周側長幅パネル60は、図11及び
図14に示すように、その厚みが60mmで、その高さが33
0mm(底面の凸部の突出量を引くと高さは300mm)、その
幅が615mmで、直線部用壁構築ユニット10のパネル2
0と比べて、幅寸法以外の寸法は同じである。この外周
側長幅パネル60の第1側面63aは、直線部用壁構築
ユニット10のパネル20と異なり、凹凸が形成されて
おらず、平坦である。外周側長幅パネル本体64に埋め
込まれるパネル補強部材65は、本体64の第1側面6
3aから50mmの位置に、補強アングル部材50をパネル
60に固定するためのアングル用ボルト孔66が形成さ
れ、このアングル用ボルト孔66から第2側面63bの
方向へ、180mm、210mm、240mm、270mmの位置に、それぞ
れ、120mm間隔セパレータ用ボルト孔67、150mm間隔セ
パレータ用ボルト孔67a、180mm間隔セパレータ用ボ
ルト孔67b、210mm間隔セパレータ用ボルト孔67c
が形成されている。また、本体の第2側面63bから11
5mmの位置に、各間隔共有のセパレータ用ボルト孔68
が形成されている。
【0027】外周側短幅パネル80の外形寸法は、図1
5に示すように、外周側長幅パネル60と同様、直線部
用壁構築ユニット10のパネル20と幅寸法のみ異なっ
ており、この幅寸法は495mmである。この外周側短幅パ
ネル80の第2側面83bは、直線部用壁構築ユニット
10のパネル20と異なり、凹凸が形成されておらず、
平坦である。外周側短幅パネル本体84に埋め込まれる
パネル補強部材85は、本体84の第2側面84bから
110mmの位置に、補強アングル部材50をパネル80に
固定するためのアングル用ボルト孔86が形成され、こ
のアングル用ボルト孔86から第1側面83aの方向
へ、180mm、210mm、240mm、270mmの位置に、それぞれ、
120mm間隔セパレータ用ボルト孔87、150mm間隔セパレ
ータ用ボルト孔87a、180mm間隔セパレータ用ボルト
孔87b、210mm間隔セパレータ用ボルト孔87cが形
成されている。また、本体84の第1側面83aから45
mmの位置に、各間隔共有のセパレータ用ボルト孔88が
形成されている。
【0028】内周側長幅パネル70の外形寸法は、図1
6に示すように、外周側長幅パネル60と同様、直線部
用壁構築ユニット10のパネル20と幅寸法のみ異なっ
ており、この幅寸法は435mmである。この内周側長幅パ
ネル70の第1側面73aは、外周側長幅パネル60と
同様、凹凸が形成されておらず、平坦である。内周側長
幅パネル本体74に埋め込まれるパネル補強部材75
は、本体74の第1側面73aから50mmの位置に、各間
隔共有のセパレータ用ボルト孔78が形成され、この共
有セパレータ用ボルト孔78から第2側面73bの方向
へ、180mm、210mm、240mm、270mmの位置に、それぞれ、
210mm間隔セパレータ用ボルト孔77c、180mm間隔セパ
レータ用ボルト孔77b、150mm間隔セパレータ用ボル
ト孔77a、120mm間隔セパレータ用ボルト孔77が形
成されている。また、210mm間隔セパレータ用ボルト孔
77c、180mm間隔セパレータ用ボルト孔77b、150mm
間隔セパレータ用ボルト孔77a、120mm間隔セパレー
タ用ボルト孔77から、115mmの各位置が、各セパレー
タ使用時における第2側面73b''',73b'',73
b',73bとなる。すなわち、210mm間隔セパレータ4
0c使用時には、210mm間隔セパレータ用ボルト孔77
cから115mmの位置、言い換えると、第1側面73aか
ら345mmの位置を切断して、ここを第2側面73b'''と
し、180mm間隔セパレータ40b使用時には、180mm間隔
セパレータ用ボルト孔77bから115mmの位置、言い換
えると、第1側面73aから375mmの位置を切断して、
ここを第2側面73b''とし、150mm間隔セパレータ4
0a使用時には、150mm間隔セパレータ用ボルト孔77
aから115mmの位置、言い換えると、第1側面73aか
ら405mmの位置を切断して、ここを第2側面73b'とす
る。
【0029】内周側短幅パネル90の外形寸法は、図1
7に示すように、外周側長幅パネル60と同様、直線部
用壁構築ユニット10のパネル20と幅寸法のみ異なっ
ており、この幅寸法は315mmである。この内周側短幅パ
ネル90の第2側面93bは、外周側短幅パネル80と
同様、凹凸が形成されておらず、平坦である。内周側短
幅パネル本体94に埋め込まれるパネル補強部材95
は、本体94の第2側面93bから110mmの位置に、各
間隔共有のセパレータ用ボルト孔98が形成され、各間
隔共有の共有セパレータ用ボルト孔98から第1側面9
3aの方向へ、100mm、130mm、160mmの位置に、それぞ
れ、180mm間隔セパレータ用ボルト孔97b、150mm間隔
セパレータ用ボルト孔97a、120mm間隔セパレータ用
ボルト孔97が形成されている。また、180mm間隔セパ
レータ用ボルト孔97b、150mm間隔セパレータ用ボル
ト孔97a、120mm間隔セパレータ用ボルト孔97か
ら、45mmの各位置が、各セパレータ使用時における第1
側面93a'',93a',93aとなる。すなわち、180
mm間隔セパレータ40b使用時には、180mm間隔セパレ
ータ用ボルト孔97bから45mmの位置、言い換えると、
第2側面93bから255mmの位置を切断して、ここを第
1側面93a''とし、150mm間隔セパレータ40a使用
時には、150mm間隔セパレータ用ボルト孔97aから45m
mの位置、言い換えると、第2側面93bから285mmの位
置を切断して、ここを第1側面93a'とする。210mm間
隔セパレータ40c使用時には、各間隔共有のセパレー
タ用ボルト孔98のみを使用し、第2側面93bから22
5mmの位置を切断して、ここを第1側面93a'''とす
る。
【0030】長幅パネル60,70と短幅パネル80,
90との直角性を補強するための補強アングル部材50
は、図18及び図19に示すように、二枚の矩形状の板
材51,51が直角に接続されたものである。二枚の板
材51,51には、複数のリブ55が設けられており、
二枚の板材51,51の直角性を補強している。各板材
51,51には、セパレータ40のナット45が挿通す
るナット孔52と、この補強アングル部材50をパネル
に固定するための固定ボルト孔53及び固定木ネジ孔5
4が形成されている。なお、固定ボルト孔53は、外周
側パネル60,80に補強アングル部材50を固定する
際に用いられ、固定木ネジ孔54は、内周側パネル7
0,90に補強アングル部材50を固定する際に用いら
れる。
【0031】次に、以上の各パネル、セパレータ及び補
強アングル部材を用いたコーナ部用壁構築ユニットの組
立て手順について説明する。まず、外周側パネル60,
80と内周側パネル70,90との間隔を120mmにする
場合、言い換えると、120mm間隔セパレータ40を用い
る場合について、図11を用いて説明する。
【0032】まず、外周側長幅パネル60の第1側面6
3aと、外周側短幅パネル80の内面81bで第2側面
83b側の部分とを接触させると共に、各パネル60,
80の内面61b,81bに補強アングル部材50を接
触させる。そして、補強アングル部材50の固定ボルト
孔53から、アングル固定ボルト56を通して、これを
パネル補強部材65,85のアングル用ボルト孔66,
86に捩じ込んで、補強アングル部材50を各外周側パ
ネル60,80に固定すると共に、外周側パネル60,
80相互が直角になるよう両者を連結する。同様に、内
周側長幅パネル70の第1側面73aと、内周側短幅パ
ネル90の外面91aで第2側面側の部分とを接触させ
ると共に、各パネル70,90の外面71a,91aに
補強アングル部材50を接触させる。そして、補強アン
グル部材50の各固定木ネジ孔54から、アングル固定
木ネジ57を通して、これをパネル補強部材75,95
に捩じ込んで、補強アングル部材50を各内周側パネル
70,90に固定すると共に、内周側パネル70,90
相互が直角になるよう両者を連結する。
【0033】次に、連結された2枚の外周側パネル6
0,80の内側に、同じく、連結された2枚の内周側パ
ネル70,90を配し、各パネル60,70,80,9
0の120mm間隔セパレータ用ボルト孔67,77,8
7,97及びに各間隔共有のセパレータ用ボルト孔6
8,78,88,98に、各パネルの内面側から120mm
間隔セパレータ40の雄ネジ42を挿入した後、各パネ
ルの外面側からセパレータ40の雄ネジ42に、セパレ
ータボルト45を捩じ込む。この結果、外周側長幅パネ
ル60と内周側長幅パネル70との間隔が120mmになる
と共に、両者が平行になる。さらに、外周側短幅パネル
80と内周側短幅パネル90の間隔が120mmになると共
に、両者が平行になる。
【0034】最後に、各パネル60,70,80,90
に形成されている孔のうち、開いている孔、具体的に
は、150mm間隔セパレータ用ボルト孔67a,77a,
87a,97a、180mm間隔セパレータ用ボルト孔67
b,77b,87b,97b、210mm間隔セパレータ用
ボルト孔67c,77c,87c,97cを、これらの
孔より僅かに大きい栓で塞いで、120mm間隔のコーナ部
壁構築ユニット100を完成させる。
【0035】次に、外周側パネルと内周側パネルとの間
隔を150mmにする場合、言い換えると、150mm間隔セパレ
ータ40aを用いる場合について、図10を用いて説明
する。まず、図16に示すように、内周側長幅パネル7
0を、予め定められている切断位置で、具体的には、そ
の第1側面73aから405mmの位置で切断する。内周側
短幅パネル90に関しても、図17に示すように、予め
定められている切断位置で、具体的には、その第2側面
93bから285mmの位置で切断する。
【0036】そして、以下は、120mm間隔のコーナ部壁
構築ユニット100の組立て手順と同様に、外周側長幅
パネル60と外周側短幅パネル80とを補強アングル部
材50で直角に連結すると共に、内周側長幅パネル70
aと内周側短幅パネル90aとを補強アングル部材50
で直角に連結し、向かい合うパネル相互を150mm間隔セ
パレータ40aで連結する。
【0037】180mm間隔及び210mm間隔のコーナ部壁構築
ユニット100b,100cの組立に関しても、以上の
150mm間隔のコーナ部壁構築ユニット100aの組立て
手順と同じく、内周側パネル70,90を予め定められ
た位置で切断した後、図12、図13に示すように、適
切な寸法のセパレータ40b,40cを用いて、パネル
相互を連結する。
【0038】なお、ここでは、ユニットを組み立てる前
に、内周側パネル70,90を切断しているが、ユニッ
トを組み立てた後、内周側パネル70,90を切断して
もよい。また、各内周側パネル70,90には、各間隔
ごとの切断位置を予め示しておくと共に、その切断位置
がどの間隔に対応するかも予め示しておくとよい。同様
に、各セパレータ用ボルト孔の近傍にも、どの間隔に対
応するボルト孔であるかも予め示しておくとよい。ま
た、ここでは、間隔変更に伴う内周側パネル70,90
の幅変更を、内周側パネル70,90の切断で対応して
いるが、予め、各幅の内周側パネル用成形金型を準備し
ておき、この金型で各幅の内周側パネルを作って対応し
てもよい。
【0039】完成したユニット10,100を用いて壁
を施工する場合は、図23及び図24を用いて従来技術
で述べたように、複数のユニット10,10,…を上
下、左右に組み合わせる。なお、複数のコーナ部壁構築
ユニット100,100,…に関しては、当然、上下方
向にのみ組み合わせることになる。このとき、図20に
示すように、複数のユニット10,10,…が横方向及
び縦方向において一直線上に並ぶように補助すため、複
数のユニット10,10,…の外面にパイプ110等を
沿わせることがある。このような場合には、セパレータ
40の雄ネジ42に捩じ込むナットとして、図8に示す
ように、雌ネジ部の長さが通常の六角ナットよりも長い
長ナット45yを用い、この長ナット45yをセパレー
タ40の雄ネジ42に捩じ込んだ後、パネルの外面側か
ら雄ネジ付きパイプ保持具49を長ナット45yに捩じ
込み、このパイプ保持具49にパイプ110を取り付け
るとよい。複数のユニット10,100を配した後、セ
パレータに、筋金を取り付けて、パネル相互間にセメン
ト120(図23に示す。)を打設する。セパレータへ
の筋金の取り付けには、針金を用いて取り付けてもよい
が、図1に示すように、樹脂等で形成した筋金取付具1
16を予め準備しておき、これを用いて筋金115をセ
パレータ40に取り付けてもよい。そして、パネル20
の外面21に外装材等を施工して、壁を完成させる。外
装材や内装材は、木ネジ等により、パネル20の外面2
1からパネル補強部材30に止められる。このとき、パ
ネル本体29の外面21とパネル補強部材30の外面側
の面との間に位置するパネル本体形成樹脂は、パッキン
の役目を担う。
【0040】以上の実施形態によれば、連結部材40の
金型やパネル本体の金型を新たに作り直さなくても、厚
さの異なるユニットを安価に且つ容易に得ることができ
る。従って、各国の建築に関する法律や目的の建築強度
に応じた厚さの壁を容易に施工することができる。ま
た、ユニット10を分解しておくと、2枚のパネル2
0,20を密着させた状態で保管又は搬送できるため、
保管又は搬送時におけるユニット10の占有空間を大幅
に小さくすることができる。このため、ユニット10の
保管費用又は搬送費用を削減することができる。また、
ユニット10の組立ては、基本的にユニット10を施工
現場に搬送する前に行うべきであるが、施工現場で急に
厚さの異なるユニットが数個必要になった場合には、施
工現場においても厚さの異なるユニットを容易に得るこ
とができる。
【0041】さらに、以上の実施形態では、現地での作
業工程が非常に少なく、少ない人員で短期間に壁を構築
することができるという点や、高い断熱効果及び防音効
果を得ることができるという点等、従来の壁構築ユニッ
ト1(特開平6−346536号公報に開示されている
もの)のメリットも得ることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、適宜選択した控えボル
トを用いることにより、低コストで且つ容易に、厚さの
異なるユニットを得ることができる。
【0043】また、本発明によれば、ユニットを分解し
ておくと、2枚のパネルを密着させた状態で保管又は搬
送でき、保管又は搬送時におけるユニットの占有空間を
大幅に小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態としての直線部用壁構
築ユニットの斜視図である。
【図2】本発明に係る一実施形態としての直線部用壁構
築ユニットの断面図である。
【図3】本発明に係る一実施形態としてのパネル補強部
材の斜視図である。
【図4】図3におけるIV矢視図である。
【図5】図3におけるV矢視図である。
【図6】本発明に係る一実施形態としてのセパレータ
(連結部材)の側面図である。
【図7】本発明に係る他の実施形態としてのセパレータ
(連結部材)の側面図である。
【図8】本発明に係る一実施形態としてのセパレータ及
び雄ネジ付きパイプ保持具の側面図である。
【図9】本発明に係る一実施形態としてのパネルの斜視
図である。
【図10】本発明に係る一実施形態としての150mm間隔
コーナ部壁構築ユニットの平面図である。
【図11】本発明に係る一実施形態としての120mm間隔
コーナ部壁構築ユニットの平面図である。
【図12】本発明に係る一実施形態としての180mm間隔
コーナ部壁構築ユニットの平面図である。
【図13】本発明に係る一実施形態としての210mm間隔
コーナ部壁構築ユニットの平面図である。
【図14】本発明に係る一実施形態としての外周側長幅
パネルの正面図(図11におけるXIV矢視図)である。
【図15】本発明に係る一実施形態としての外周側短幅
パネルの正面図(図11におけるXV矢視図)である。
【図16】本発明に係る一実施形態としての内周側長幅
パネルの正面図(図11におけるXVI矢視図)である。
【図17】本発明に係る一実施形態としての内周側短幅
パネルの正面図(図11におけるXVII矢視図)である。
【図18】本発明に係る一実施形態としてのアングル部
材の平面図である。
【図19】本発明に係る一実施形態としてのアングル部
材の側面図である。
【図20】本発明に係る一実施形態としての直線部用壁
構築ユニットを用いて施工した壁の正面図である。
【図21】従来の壁構築ユニットの側面図である。
【図22】従来の壁構築ユニットの斜視図である。
【図23】壁構築ユニットを用いて施工した壁の断面図
である。
【図24】壁構築ユニットを用いて施工した壁の施工手
順を示す説明図である。
【符号の説明】
10…直線部用壁構築ユニット、20…パネル、21…
外面、22…内面、23…天面、23x…凹部、24…
底面、24x…凸部、25…第1側面、26…縦長凸
部、27…第2側面、28…縦長凹部、29…パネル本
体、30…パネル補強部材、31…ボルト孔形成部、3
2…セパレータ用ボルト孔、33…セパレータ用ナット
穴、35…ウェブ部、37…リブ部、40…120mm間隔
セパレータ(連結部材)、40a…150mm間隔セパレー
タ(連結部材)、40b…180mm間隔セパレータ(連結
部材)、40c…210mm間隔セパレータ(連結部材)、
41…控えボルト、42…雄ネジ、43…固定鍔(間隔
規制部)、45…座金付き六角ナット、45y…長ナッ
ト、49…雄ネジ付きパイプ保持具、50…アングル部
材、60…外周側長幅パネル、70…内周側長幅パネ
ル、80…外周側短幅パネル、90…内周側短幅パネ
ル、100…120mm間隔コーナ部壁構築ユニット、10
0a…150mm間隔コーナ部壁構築ユニット、100b…1
80mm間隔コーナ部壁構築ユニット、100c…210mm間
隔コーナ部壁構築ユニット、110…パイプ、120…
セメント。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状を成している2枚のパネルと、2枚
    の該パネルが平行に向かい合い且つ相互間に一定間隔を
    有するよう、2枚の該パネル相互を連結する複数の連結
    部材とを備えている壁構築ユニットにおいて、 前記パネルは、 発泡樹脂で形成され平板状を成し、互いに平行な外面及
    び内面が形成されているパネル本体と、 発泡樹脂で形成されている前記パネル本体よりも剛性が
    高く、該パネル本体に埋め込まれているパネル補強部材
    と、 を有し、 前記連結部材は、 棒状を成し、両端部に雄ネジが形成されていると共に、
    2枚の前記パネルのそれぞれの内面に接触して、該内面
    相互間隔が目的の間隔よりも狭まるのを規制する間隔規
    制部を有している控えボルトと、 前記控えボルトの前記雄ネジに螺合可能な雌ネジが形成
    されているナットと、 を有し、 前記パネル補強部材には、前記控えボルトの前記雄ネジ
    の部分が挿通可能なボルト孔が形成され、 前記パネルには、前記パネル本体の前記外面から該パネ
    ル本体に埋め込まれている前記パネル補強部材の前記ボ
    ルト孔の位置まで、前記ナットが入り込めるナット挿入
    穴が形成されていることを特徴とする壁構築ユニット。
  2. 【請求項2】請求項1記載の壁構築ユニットにおいて、 前記パネル補強部材は、前記ボルト孔が形成されている
    複数のボルト孔形成部と、複数の該ボルト孔にそれぞれ
    挿通された複数の前記控えボルトが互いに平行になるよ
    う、複数の該ボルト孔形成部相互を接続するウェブ部と
    を有していることを特徴とする壁構築ユニット。
  3. 【請求項3】請求項2記載の壁構築ユニットにおいて、 前記ウェブ部は、前記パネル本体の外面側の面が、該パ
    ネル本体の外面に平行な状態で、パネル本体内に埋め込
    まれていることを特徴とする壁構築ユニット。
  4. 【請求項4】平板状を成している2枚のパネルと、2枚
    の該パネルが平行に向かい合い且つ相互間に一定間隔を
    有するよう、2枚の該パネル相互を連結する複数の連結
    部材とを備えている壁構築ユニットのパネルにおいて、 発泡樹脂で形成され平板状を成し、互いに平行な外面及
    び内面、天面及び底面、第1側面及び第2側面が形成さ
    れているパネル本体と、 発泡樹脂で形成されている前記パネル本体よりも剛性が
    高く、該パネル本体に埋め込まれているパネル補強部材
    と、 前記パネル補強部材には、規格品である控えボルトの雄
    ネジの部分が挿通可能なボルト孔が形成され、 前記パネル本体の前記外面から該パネル本体に埋め込ま
    れている前記パネル補強部材の前記ボルト孔の位置ま
    で、前記控えボルトの雄ネジに螺合するナットが入り込
    めるナット挿入穴が形成されていることを特徴とする壁
    構築ユニットのパネル。
  5. 【請求項5】請求項4記載の壁構築ユニットのパネルに
    おいて、 前記パネル補強部材は、前記ボルト孔が形成されている
    複数のボルト孔形成部と、複数の該ボルト孔にそれぞれ
    挿通された複数の前記控えボルトが互いに平行になるよ
    う、複数の該ボルト孔形成部相互を接続するウェブ部と
    を有していることを特徴とする壁構築ユニットのパネ
    ル。
  6. 【請求項6】請求項4記載の壁構築ユニットのパネルに
    おいて、 前記パネル補強部材は、 前記ウェブ部を補強するリブ部を有していることを特徴
    とする壁構築ユニットのパネル。
  7. 【請求項7】請求項4、5又は6記載の壁構築ユニット
    のパネルにおいて、 前記パネル本体の前記天面と前記底面とのうち、一方に
    は凸部が形成され、他方には該凸部に嵌まり込む凹部が
    形成され、 前記パネル本体の前記第1側面と前記第2側面とのう
    ち、一方には凸部が形成され、他方には該凸部に嵌まり
    込める凹部が形成されていることを特徴とする壁構築ユ
    ニットのパネル。
  8. 【請求項8】請求項4、5、6又は7記載の壁構築ユニ
    ットのパネルにおいて、 前記パネル本体は、発泡ポリスチレン樹脂で形成されて
    いることを特徴とする壁構築ユニットのパネル。
  9. 【請求項9】請求項4、5、6、7又は8記載の壁構築
    ユニットのパネルにおいて、 前記パネル補強部材は、樹脂で形成されていることを特
    徴とする壁構築ユニットのパネル。
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Cited By (5)

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