JPH10184634A - ボルト - Google Patents
ボルトInfo
- Publication number
- JPH10184634A JPH10184634A JP34694196A JP34694196A JPH10184634A JP H10184634 A JPH10184634 A JP H10184634A JP 34694196 A JP34694196 A JP 34694196A JP 34694196 A JP34694196 A JP 34694196A JP H10184634 A JPH10184634 A JP H10184634A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- hole
- adhesive
- screw
- bottomed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 abstract description 21
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 abstract description 21
- 238000007664 blowing Methods 0.000 abstract description 5
- 238000005553 drilling Methods 0.000 abstract description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ネジ部に緩み止め用の接着剤を塗布して有底
のネジ孔に捩じ込んでも接着剤がネジ孔から内圧の上昇
で吹き出するのを防止できるボルトを得る。 【解決手段】 ボルト本体部2の軸心を通り、その先端
2bとボルト頭部3とに開孔する貫通孔9を設ける。
のネジ孔に捩じ込んでも接着剤がネジ孔から内圧の上昇
で吹き出するのを防止できるボルトを得る。 【解決手段】 ボルト本体部2の軸心を通り、その先端
2bとボルト頭部3とに開孔する貫通孔9を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネジ部に接着剤を
塗布して該ネジ部の緩み止めを行うのに好適なボルトに
関するものである。
塗布して該ネジ部の緩み止めを行うのに好適なボルトに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4は、従来のこの種のネジ部
に接着剤を塗布して該ネジ部の緩み止めを行うボルトの
使用状態を示したものである。
に接着剤を塗布して該ネジ部の緩み止めを行うボルトの
使用状態を示したものである。
【0003】該ボルト1は、先端側がネジ部2aとなっ
ているボルト本体部2と、該ボルト本体部2の基端に設
けられているボルト頭部3とを備えた構造になってい
て、ネジ部2aに緩み止め用の接着剤4を塗布して、被
締め付け部材5のネジ貫通孔6から被捩じ込み部材7の
有底のネジ孔8に図3に示すようにして捩じ込み始め
て、図4に示すようにして捩じ込みを終了していた。
ているボルト本体部2と、該ボルト本体部2の基端に設
けられているボルト頭部3とを備えた構造になってい
て、ネジ部2aに緩み止め用の接着剤4を塗布して、被
締め付け部材5のネジ貫通孔6から被捩じ込み部材7の
有底のネジ孔8に図3に示すようにして捩じ込み始め
て、図4に示すようにして捩じ込みを終了していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ボルト1では、ネジ部2aに緩み止め用の接着剤4を塗
布した状態で有底のネジ孔8に捩じ込むと、閉じ込めら
れた有底のネジ孔8内の空気の内圧の上昇により図4に
示すように接着剤4がネジ孔8から吹き出して、被締め
付け部材5のネジ貫通孔6を経て該被締め付け部材5の
表面にあふれ、接着力が十分に得られず、ボルト1が緩
むことがあった。
ボルト1では、ネジ部2aに緩み止め用の接着剤4を塗
布した状態で有底のネジ孔8に捩じ込むと、閉じ込めら
れた有底のネジ孔8内の空気の内圧の上昇により図4に
示すように接着剤4がネジ孔8から吹き出して、被締め
付け部材5のネジ貫通孔6を経て該被締め付け部材5の
表面にあふれ、接着力が十分に得られず、ボルト1が緩
むことがあった。
【0005】本発明の目的は、ネジ部に緩み止め用の接
着剤を塗布して有底のネジ孔に捩じ込んでも接着剤がネ
ジ孔から内圧の上昇で吹き出するのを防止できるボルト
を提供することにある。
着剤を塗布して有底のネジ孔に捩じ込んでも接着剤がネ
ジ孔から内圧の上昇で吹き出するのを防止できるボルト
を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、簡単に貫通孔をあけ
ることができるボルトを提供することにある。
ることができるボルトを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも先
端側がネジ部となっているボルト本体部と、該ボルト本
体部の基端に設けられているボルト頭部とを備えたボル
トを改良するものである。
端側がネジ部となっているボルト本体部と、該ボルト本
体部の基端に設けられているボルト頭部とを備えたボル
トを改良するものである。
【0008】本発明では、ボルト本体部の軸心を通りそ
の先端とボルト頭部とに開孔する貫通孔を設けている。
の先端とボルト頭部とに開孔する貫通孔を設けている。
【0009】このように貫通孔を設けると、ネジ部に緩
み止め用の接着剤を塗布して有底のネジ孔に捩じ込んだ
際に、有底のネジ孔内の空気は圧縮されずに貫通孔を通
って外に放出される。このため、閉じ込められたネジ孔
内の空気の内圧の上昇で接着剤が該ネジ孔から吹き出す
のを防止でき、ボルトが緩むのを防止できる。
み止め用の接着剤を塗布して有底のネジ孔に捩じ込んだ
際に、有底のネジ孔内の空気は圧縮されずに貫通孔を通
って外に放出される。このため、閉じ込められたネジ孔
内の空気の内圧の上昇で接着剤が該ネジ孔から吹き出す
のを防止でき、ボルトが緩むのを防止できる。
【0010】この場合、貫通孔をボルト頭部の頂面に開
孔させて設けると、該貫通孔はボルトの軸心に沿って真
っ直ぐな孔となり、簡単に貫通孔をあけることができ
る。
孔させて設けると、該貫通孔はボルトの軸心に沿って真
っ直ぐな孔となり、簡単に貫通孔をあけることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るボルトにお
ける実施の形態の一例を示したものである。
ける実施の形態の一例を示したものである。
【0012】このボルト1においては、ボルト本体部2
の軸心を通り、その先端2bとボルト頭部3とに開孔す
る貫通孔9が設けられている。この貫通孔9は、ボルト
頭部3の頂面3aに開孔させて設けられている。
の軸心を通り、その先端2bとボルト頭部3とに開孔す
る貫通孔9が設けられている。この貫通孔9は、ボルト
頭部3の頂面3aに開孔させて設けられている。
【0013】このように貫通孔9を設けると、ネジ部2
aに緩み止め用の接着剤4を塗布して、図2に示すよう
に被締め付け部材5のネジ貫通孔6から被捩じ込み部材
7の有底のネジ孔8に捩じ込んだ際に、該有底のネジ孔
8内の空気は圧縮されずに貫通孔9を通って外に放出さ
れる。このため、従来のように閉じ込められた有底のネ
ジ孔8内の空気の内圧の上昇で接着剤4が該ネジ孔8か
ら吹き出すのを防止でき、ボルト1が緩むのを防止でき
る。
aに緩み止め用の接着剤4を塗布して、図2に示すよう
に被締め付け部材5のネジ貫通孔6から被捩じ込み部材
7の有底のネジ孔8に捩じ込んだ際に、該有底のネジ孔
8内の空気は圧縮されずに貫通孔9を通って外に放出さ
れる。このため、従来のように閉じ込められた有底のネ
ジ孔8内の空気の内圧の上昇で接着剤4が該ネジ孔8か
ら吹き出すのを防止でき、ボルト1が緩むのを防止でき
る。
【0014】この場合、貫通孔9は図示のようにボルト
頭部3の頂面3aに開孔させて設けると、該貫通孔9は
ボルト1の軸心に沿って真っ直ぐな孔となり、簡単に貫
通孔9をあけることができる。
頭部3の頂面3aに開孔させて設けると、該貫通孔9は
ボルト1の軸心に沿って真っ直ぐな孔となり、簡単に貫
通孔9をあけることができる。
【0015】上記例では、ボルト本体部2の全体がネジ
部2aとなっているものに本発明を適用したが、ネジ部
2aの基端がネジ部2aとなっていず、柄部となってい
る構造のボルトにも本発明は同様に適用できるものであ
る。
部2aとなっているものに本発明を適用したが、ネジ部
2aの基端がネジ部2aとなっていず、柄部となってい
る構造のボルトにも本発明は同様に適用できるものであ
る。
【0016】また、貫通孔9はボルト頭部3の頂面3a
に開孔させずに、該ボルト頭部3の外周面に開孔させる
こともできる。
に開孔させずに、該ボルト頭部3の外周面に開孔させる
こともできる。
【0017】
【発明の効果】本発明に係るボルトでは、ボルト本体部
の軸心を通りその先端とボルト頭部とに開孔する貫通孔
を設けているので、ネジ部に緩み止め用の接着剤を塗布
して有底のネジ孔に捩じ込んだ際に、有底のネジ孔内の
空気は圧縮されずに貫通孔を通って外に放出されるた
め、閉じ込められたネジ孔内の空気の内圧の上昇で接着
剤が該ネジ孔から吹き出すのを防止でき、ボルトが緩む
のを防止することができる。
の軸心を通りその先端とボルト頭部とに開孔する貫通孔
を設けているので、ネジ部に緩み止め用の接着剤を塗布
して有底のネジ孔に捩じ込んだ際に、有底のネジ孔内の
空気は圧縮されずに貫通孔を通って外に放出されるた
め、閉じ込められたネジ孔内の空気の内圧の上昇で接着
剤が該ネジ孔から吹き出すのを防止でき、ボルトが緩む
のを防止することができる。
【図1】本発明に係るボルトにおける実施の形態の一例
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図2】図1に示すボルトのネジ部に緩み止め用の接着
剤を塗布して有底のネジ孔に捩じ込んだ状態を示す縦断
面図である。
剤を塗布して有底のネジ孔に捩じ込んだ状態を示す縦断
面図である。
【図3】従来のボルトのネジ部に緩み止め用の接着剤を
塗布して有底のネジ孔に捩じ込む始めの状態を示す縦断
面図である。
塗布して有底のネジ孔に捩じ込む始めの状態を示す縦断
面図である。
【図4】従来のボルトのネジ部に緩み止め用の接着剤を
塗布して有底のネジ孔に捩じ込みを終了した状態を示す
縦断面図である。
塗布して有底のネジ孔に捩じ込みを終了した状態を示す
縦断面図である。
1 ボルト 2 ボルト本体部 2a ネジ部 2b 先端 3 ボルト頭部 3a 頂面 4 接着剤 5 被締め付け部材 6 ネジ貫通孔 7 被捩じ込み部材 8 有底のネジ孔 9 貫通孔
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも先端側がネジ部となっている
ボルト本体部と、該ボルト本体部の基端に設けられてい
るボルト頭部とを備えたボルトにおいて、 前記ボルト本体部の軸心を通りその先端と前記ボルト頭
部とに開孔する貫通孔が設けられていることを特徴とす
るボルト。 - 【請求項2】 前記貫通孔は前記ボルト頭部の頂面に開
孔されていることを特徴とする請求項1に記載のボル
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34694196A JPH10184634A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | ボルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34694196A JPH10184634A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | ボルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10184634A true JPH10184634A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18386861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34694196A Withdrawn JPH10184634A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | ボルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10184634A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004502108A (ja) * | 2000-07-06 | 2004-01-22 | サン−ゴバン グラス フランス | 薄膜状の壁要素のための固定装置 |
WO2018079300A1 (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-03 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 撮像装置 |
CN108799306A (zh) * | 2017-04-27 | 2018-11-13 | 南宁富桂精密工业有限公司 | 防拆锁固组件及应用该防拆锁固组件的外壳 |
JP2021197201A (ja) * | 2020-06-09 | 2021-12-27 | プライムアースEvエナジー株式会社 | 電池モジュールの固定構造、組電池、組電池の分解方法、及び、リビルト組電池の製造方法 |
ES2956836A1 (es) * | 2022-05-23 | 2023-12-28 | Defta | Tornillo para tapa de bateria para un vehiculo y sistema de fijacion del tornillo en una tapa de bateria para vehiculo |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP34694196A patent/JPH10184634A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004502108A (ja) * | 2000-07-06 | 2004-01-22 | サン−ゴバン グラス フランス | 薄膜状の壁要素のための固定装置 |
WO2018079300A1 (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-03 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 撮像装置 |
CN109844598A (zh) * | 2016-10-28 | 2019-06-04 | 日立汽车系统株式会社 | 摄像装置 |
JPWO2018079300A1 (ja) * | 2016-10-28 | 2019-07-11 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 撮像装置 |
CN109844598B (zh) * | 2016-10-28 | 2021-10-22 | 日立安斯泰莫株式会社 | 摄像装置 |
CN108799306A (zh) * | 2017-04-27 | 2018-11-13 | 南宁富桂精密工业有限公司 | 防拆锁固组件及应用该防拆锁固组件的外壳 |
JP2021197201A (ja) * | 2020-06-09 | 2021-12-27 | プライムアースEvエナジー株式会社 | 電池モジュールの固定構造、組電池、組電池の分解方法、及び、リビルト組電池の製造方法 |
ES2956836A1 (es) * | 2022-05-23 | 2023-12-28 | Defta | Tornillo para tapa de bateria para un vehiculo y sistema de fijacion del tornillo en una tapa de bateria para vehiculo |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040302 |