JPH10184350A - 自動車排気系用フレキシブルチューブ - Google Patents
自動車排気系用フレキシブルチューブInfo
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- JPH10184350A JPH10184350A JP8340926A JP34092696A JPH10184350A JP H10184350 A JPH10184350 A JP H10184350A JP 8340926 A JP8340926 A JP 8340926A JP 34092696 A JP34092696 A JP 34092696A JP H10184350 A JPH10184350 A JP H10184350A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 第１排気管と第２排気管の相対変位を吸収す
るベローズを有する自動車排気系用フレキシブルチュー
ブにおいて、コスト的に有利で、バネ定数のバラツキが
無く、バネ定数のバリエーションの設定が容易で、しか
も、入力変位が小さい領域において高い振動伝達の遮断
を達成すること。 【構成】 第１排気管６と第２排気管７に両端部が接続
され、両排気管６，７の変位を吸収するベローズ５と、
プレート材によりベローズ５の外周を覆う筒状に形成し
た外筒１と、ベローズ５と外筒１のうち一方の部材側に
対してはバネ端が固定され、他方の部材側に対してはバ
ネ端が所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能なコイルバ
ネ２と、を備えている構成とした。
るベローズを有する自動車排気系用フレキシブルチュー
ブにおいて、コスト的に有利で、バネ定数のバラツキが
無く、バネ定数のバリエーションの設定が容易で、しか
も、入力変位が小さい領域において高い振動伝達の遮断
を達成すること。 【構成】 第１排気管６と第２排気管７に両端部が接続
され、両排気管６，７の変位を吸収するベローズ５と、
プレート材によりベローズ５の外周を覆う筒状に形成し
た外筒１と、ベローズ５と外筒１のうち一方の部材側に
対してはバネ端が固定され、他方の部材側に対してはバ
ネ端が所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能なコイルバ
ネ２と、を備えている構成とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用排気系の
第１排気管と第２排気管の相対変位を吸収するベローズ
を有する自動車排気系用フレキシブルチューブの技術分
野に属する。
第１排気管と第２排気管の相対変位を吸収するベローズ
を有する自動車排気系用フレキシブルチューブの技術分
野に属する。
【０００２】
【従来の技術】従来、自動車排気系用フレキシブルチュ
ーブとしては、例えば、図５に示すようなものが知られ
ている。
ーブとしては、例えば、図５に示すようなものが知られ
ている。
【０００３】図５において、フレキシブルチューブは、
蛇腹状に加工した金属製可撓性のベローズ５と、該ベロ
ーズ５の両端部と前端カラー９及び後端カラー１０によ
り挟まれて両端が固定されるアウタブレード１１により
構成され、これをパイプ状の第１排気管６と第２排気管
７に接続して使用される。
蛇腹状に加工した金属製可撓性のベローズ５と、該ベロ
ーズ５の両端部と前端カラー９及び後端カラー１０によ
り挟まれて両端が固定されるアウタブレード１１により
構成され、これをパイプ状の第１排気管６と第２排気管
７に接続して使用される。
【０００４】尚、アウタブレード１１は、例えば、直径
0.4mm 程度のステンレスワイヤーで円筒状に編んだもの
である。
0.4mm 程度のステンレスワイヤーで円筒状に編んだもの
である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動車排気系用フレキシブルチューブにあっては、
アウタブレード１１の両端をそれぞれ第１排気管６と第
２排気管７に固定しているため、アウタブレード１１の
製造バラツキによってフレキシブルチューブのバネ定数
が大きく影響され、振動吸収特性がバラつく。
来の自動車排気系用フレキシブルチューブにあっては、
アウタブレード１１の両端をそれぞれ第１排気管６と第
２排気管７に固定しているため、アウタブレード１１の
製造バラツキによってフレキシブルチューブのバネ定数
が大きく影響され、振動吸収特性がバラつく。
【０００６】図６はアウタブレードをベローズの外筒部
材として適用したフレキシブルチューブの圧縮と引張り
方向の変位に対する抗力特性である。
材として適用したフレキシブルチューブの圧縮と引張り
方向の変位に対する抗力特性である。
【０００７】この特性が示すように、フレキシブルチュ
ーブの引張り方向での小変位領域においては、アウタブ
レード自身も伸延するめ抗力の変化は略ベローズのバネ
定数に近い値となるが同方向の変位が増大すると急峻な
曲線で抗力も増大する。
ーブの引張り方向での小変位領域においては、アウタブ
レード自身も伸延するめ抗力の変化は略ベローズのバネ
定数に近い値となるが同方向の変位が増大すると急峻な
曲線で抗力も増大する。
【０００８】これはアウタブレードが伸延するに従い外
径が径方向に縮小しベローズ外側に接触しそれ以上の伸
延が抑制されることによる。
径が径方向に縮小しベローズ外側に接触しそれ以上の伸
延が抑制されることによる。
【０００９】このような作用が働くのでアウタブレード
自身の編み上げ径、および長さなどの製造上のバラツキ
による特性バラツキも大きく安定した高レベルの振動吸
収性を望めない。
自身の編み上げ径、および長さなどの製造上のバラツキ
による特性バラツキも大きく安定した高レベルの振動吸
収性を望めない。
【００１０】さらに、ステンレス鋼線を編み上げて作成
されるアウタブレード１１は高価であり、フレキシブル
チューブが高コストになってしまう。
されるアウタブレード１１は高価であり、フレキシブル
チューブが高コストになってしまう。
【００１１】本発明が解決しようとする課題は、自動車
用排気系の第１排気管と第２排気管の相対変位を吸収す
るベローズを有する自動車排気系用フレキシブルチュー
ブにおいて、コスト的に有利で、バネ定数のバラツキが
無く、バネ定数のバリエーションの設定が容易で、しか
も、入力変位が小さい領域において高い振動伝達の遮断
を達成することにある。
用排気系の第１排気管と第２排気管の相対変位を吸収す
るベローズを有する自動車排気系用フレキシブルチュー
ブにおいて、コスト的に有利で、バネ定数のバラツキが
無く、バネ定数のバリエーションの設定が容易で、しか
も、入力変位が小さい領域において高い振動伝達の遮断
を達成することにある。
【００１２】
（解決手段１）上記課題を達成するため請求項１記載の
発明の自動車排気系用フレキシブルチューブでは、第１
排気管と第２排気管に両端部が接続され、両排気管の変
位を吸収するベローズと、プレート材により前記ベロー
ズの外周を覆う筒状に形成した外筒と、前記ベローズと
外筒のうち一方の部材側に対してはバネ端が固定され、
他方の部材側に対してはバネ端が所定の変位量だけ管軸
方向に摺動可能なコイルバネと、を備えていることを特
徴とする。
発明の自動車排気系用フレキシブルチューブでは、第１
排気管と第２排気管に両端部が接続され、両排気管の変
位を吸収するベローズと、プレート材により前記ベロー
ズの外周を覆う筒状に形成した外筒と、前記ベローズと
外筒のうち一方の部材側に対してはバネ端が固定され、
他方の部材側に対してはバネ端が所定の変位量だけ管軸
方向に摺動可能なコイルバネと、を備えていることを特
徴とする。
【００１３】（解決手段２）上記課題を達成するため請
求項２記載の発明では、請求項１記載の自動車排気系用
フレキシブルチューブにおいて、前記コイルバネを、ベ
ローズの両端部にそれぞれ設けられ、ベローズ側に対し
てはバネ小径端が固定され、外筒側に対してはバネ大径
端が所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能な第１円錐コ
イルバネと第２円錐コイルバネとしたことを特徴とす
る。
求項２記載の発明では、請求項１記載の自動車排気系用
フレキシブルチューブにおいて、前記コイルバネを、ベ
ローズの両端部にそれぞれ設けられ、ベローズ側に対し
てはバネ小径端が固定され、外筒側に対してはバネ大径
端が所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能な第１円錐コ
イルバネと第２円錐コイルバネとしたことを特徴とす
る。
【００１４】（解決手段３）上記課題を達成するため請
求項３記載の発明では、請求項１記載の自動車排気系用
フレキシブルチューブにおいて、前記コイルバネを、ベ
ローズの両端部にそれぞれ設けられ、外筒側に対しては
バネ大径端が固定され、ベローズ側に対してはバネ小径
端が所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能な第１円錐コ
イルバネと第２円錐コイルバネとしたことを特徴とす
る。
求項３記載の発明では、請求項１記載の自動車排気系用
フレキシブルチューブにおいて、前記コイルバネを、ベ
ローズの両端部にそれぞれ設けられ、外筒側に対しては
バネ大径端が固定され、ベローズ側に対してはバネ小径
端が所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能な第１円錐コ
イルバネと第２円錐コイルバネとしたことを特徴とす
る。
【００１５】（解決手段４）上記課題を達成するため請
求項４記載の発明では、請求項１記載の自動車排気系用
フレキシブルチューブにおいて、前記コイルバネを、ベ
ローズの一端部にのみ設けられ、ベローズ側に対しては
バネ小径端が固定され、外筒側に対してはバネ大径端が
所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能な円錐コイルバネ
としたことを特徴とする。
求項４記載の発明では、請求項１記載の自動車排気系用
フレキシブルチューブにおいて、前記コイルバネを、ベ
ローズの一端部にのみ設けられ、ベローズ側に対しては
バネ小径端が固定され、外筒側に対してはバネ大径端が
所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能な円錐コイルバネ
としたことを特徴とする。
【００１６】（解決手段５）上記課題を達成するため請
求項５記載の発明では、請求項１記載の自動車排気系用
フレキシブルチューブにおいて、前記コイルバネを、ベ
ローズの一端部にのみ設けられ、外筒側に対してはバネ
大径端が固定され、ベローズ側に対してはバネ小径端が
所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能な円錐コイルバネ
としたことを特徴とする。
求項５記載の発明では、請求項１記載の自動車排気系用
フレキシブルチューブにおいて、前記コイルバネを、ベ
ローズの一端部にのみ設けられ、外筒側に対してはバネ
大径端が固定され、ベローズ側に対してはバネ小径端が
所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能な円錐コイルバネ
としたことを特徴とする。
【００１７】（解決手段６）上記課題を達成するため請
求項６記載の発明では、請求項１ないし請求項５記載の
自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、前記コ
イルバネのバネ端が摺動する摺動相手部材の内面に、バ
ネ端との接触摺動抵抗力を小さく抑える摺動材を貼設し
たことを特徴とする。
求項６記載の発明では、請求項１ないし請求項５記載の
自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、前記コ
イルバネのバネ端が摺動する摺動相手部材の内面に、バ
ネ端との接触摺動抵抗力を小さく抑える摺動材を貼設し
たことを特徴とする。
【００１８】
（実施の形態１）実施の形態１は請求項１，請求項２，
請求項６記載の発明に対応する。
請求項６記載の発明に対応する。
【００１９】まず、構成を説明する。
【００２０】図１は実施の形態１における自動車排気系
用フレキシブルチューブを示す半断面図である。
用フレキシブルチューブを示す半断面図である。
【００２１】図１において、１は鋼板製円筒状の外筒
で、１a1, １a2は引張側バネストッパとして作用する突
起、１b1, １b2は圧縮側バネストッパとして作用する突
起である。２ａ，２ｂは第１円錐コイルバネと第２円錐
コイルバネで、２１はその大径端、２２はその小径端で
ある。３ａ，３ｂは第１摺動材と第２摺動材で、例え
ば、大径端２１との接触摺動抵抗力を小さく抑えるカー
ボングラファイトシート等が用いられる。４ａ，４ｂは
第１プロテクタと第２プロテクタで、４a1, ４b1はバネ
端を固定する突起である。５はベローズで、蛇腹状で可
撓性を有する。これらにより自動車排気系用フレキシブ
ルチューブが構成され、第１排気管６と第２排気管７に
ベローズ５の両端部を接続固定することで自動車排気系
に適用される。
で、１a1, １a2は引張側バネストッパとして作用する突
起、１b1, １b2は圧縮側バネストッパとして作用する突
起である。２ａ，２ｂは第１円錐コイルバネと第２円錐
コイルバネで、２１はその大径端、２２はその小径端で
ある。３ａ，３ｂは第１摺動材と第２摺動材で、例え
ば、大径端２１との接触摺動抵抗力を小さく抑えるカー
ボングラファイトシート等が用いられる。４ａ，４ｂは
第１プロテクタと第２プロテクタで、４a1, ４b1はバネ
端を固定する突起である。５はベローズで、蛇腹状で可
撓性を有する。これらにより自動車排気系用フレキシブ
ルチューブが構成され、第１排気管６と第２排気管７に
ベローズ５の両端部を接続固定することで自動車排気系
に適用される。
【００２２】前記第１円錐コイルバネ２ａと第２円錐コ
イルバネ２ｂは、ベローズ５の両端部にそれぞれ設けら
れ、ベローズ側の第１プロテクタ４ａと第２プロテクタ
４ｂの突起４a1, ４b1に対してはバネ小径端２２，２２
がそれぞれ溶接等により固定され、外筒側に対してはバ
ネ大径端２１，２１が、突起１a1〜突起１b1の間隔と突
起１a2〜突起１b2の間隔により決まる変位量だけ管軸方
向に摺動可能とされている。
イルバネ２ｂは、ベローズ５の両端部にそれぞれ設けら
れ、ベローズ側の第１プロテクタ４ａと第２プロテクタ
４ｂの突起４a1, ４b1に対してはバネ小径端２２，２２
がそれぞれ溶接等により固定され、外筒側に対してはバ
ネ大径端２１，２１が、突起１a1〜突起１b1の間隔と突
起１a2〜突起１b2の間隔により決まる変位量だけ管軸方
向に摺動可能とされている。
【００２３】次に、作用を説明する。
【００２４】第１排気管６と第２排気管７が離れる引張
方向の力が作用すると、引張方向の力に従ってベローズ
５が伸びる。この引張変位のうち、第１円錐コイルバネ
２ａと第２円錐コイルバネ２ｂのバネ大径端２１，２１
が突起１a1，１a2に当接するまでの小変位領域では、バ
ネ大径端２１，２１が摺動材３ａ，３ｂに接触しながら
管軸方向に摺動するので、フレキシブルチューブとして
のバネ定数は、ほぼベローズ５のみにより決まるバネ定
数となる。そして、バネ大径端２１，２１が突起１a1，
１a2に当接した後の変位領域では、ベローズ５が伸びる
と共に第１円錐コイルバネ２ａと第２円錐コイルバネ２
ｂが縮むことになり、フレキシブルチューブとしてのバ
ネ定数は、並列配置のベローズ５とコイルバネ２ａ，２
ｂにより決まるバネ定数となる。
方向の力が作用すると、引張方向の力に従ってベローズ
５が伸びる。この引張変位のうち、第１円錐コイルバネ
２ａと第２円錐コイルバネ２ｂのバネ大径端２１，２１
が突起１a1，１a2に当接するまでの小変位領域では、バ
ネ大径端２１，２１が摺動材３ａ，３ｂに接触しながら
管軸方向に摺動するので、フレキシブルチューブとして
のバネ定数は、ほぼベローズ５のみにより決まるバネ定
数となる。そして、バネ大径端２１，２１が突起１a1，
１a2に当接した後の変位領域では、ベローズ５が伸びる
と共に第１円錐コイルバネ２ａと第２円錐コイルバネ２
ｂが縮むことになり、フレキシブルチューブとしてのバ
ネ定数は、並列配置のベローズ５とコイルバネ２ａ，２
ｂにより決まるバネ定数となる。
【００２５】第１排気管６と第２排気管７が近づく圧縮
方向の力が作用すると、圧縮方向の力に従ってベローズ
５が縮む。この圧縮変位のうち、第１円錐コイルバネ２
ａと第２円錐コイルバネ２ｂのバネ大径端２１，２１が
突起１b1，１b2に当接するまでの小変位領域では、バネ
大径端２１，２１が摺動材３ａ，３ｂに接触しながら管
軸方向に摺動するので、フレキシブルチューブとしての
バネ定数は、ほぼベローズ５のみにより決まるバネ定数
となる。そして、バネ大径端２１，２１が突起１b1，１
b2に当接した後の変位領域では、ベローズ５が縮むと共
に第１円錐コイルバネ２ａと第２円錐コイルバネ２ｂが
伸びることになり、フレキシブルチューブとしてのバネ
定数は、並列配置のベローズ５とコイルバネ２ａ，２ｂ
により決まるバネ定数となる。
方向の力が作用すると、圧縮方向の力に従ってベローズ
５が縮む。この圧縮変位のうち、第１円錐コイルバネ２
ａと第２円錐コイルバネ２ｂのバネ大径端２１，２１が
突起１b1，１b2に当接するまでの小変位領域では、バネ
大径端２１，２１が摺動材３ａ，３ｂに接触しながら管
軸方向に摺動するので、フレキシブルチューブとしての
バネ定数は、ほぼベローズ５のみにより決まるバネ定数
となる。そして、バネ大径端２１，２１が突起１b1，１
b2に当接した後の変位領域では、ベローズ５が縮むと共
に第１円錐コイルバネ２ａと第２円錐コイルバネ２ｂが
伸びることになり、フレキシブルチューブとしてのバネ
定数は、並列配置のベローズ５とコイルバネ２ａ，２ｂ
により決まるバネ定数となる。
【００２６】すなわち、実施の形態１のフレキシブルチ
ューブの変位（引張，圧縮）に対する抗力特性は、図２
に示すようになり、バネ大径端２１，２１が摺動材３
ａ，３ｂに沿って摺動する摺動エリアでは、ほぼベロー
ズ５のみにより決まる小さなバネ定数を維持することが
でき、摺動エリアを超えた領域では並列配置のベローズ
５とコイルバネ２ａ，２ｂにより決まる大きなバネ定数
の変更される。
ューブの変位（引張，圧縮）に対する抗力特性は、図２
に示すようになり、バネ大径端２１，２１が摺動材３
ａ，３ｂに沿って摺動する摺動エリアでは、ほぼベロー
ズ５のみにより決まる小さなバネ定数を維持することが
でき、摺動エリアを超えた領域では並列配置のベローズ
５とコイルバネ２ａ，２ｂにより決まる大きなバネ定数
の変更される。
【００２７】この結果、摺動エリア内の小変位が繰り返
される振動が伝達される時、高い振動伝達の遮断効果が
発揮されることになる。
される振動が伝達される時、高い振動伝達の遮断効果が
発揮されることになる。
【００２８】一方、大変位となるような大きな外力の入
力時には、フレキシブルチューブの抗力が急増すること
で、変位の増大を防止する変位規制作用を示す。
力時には、フレキシブルチューブの抗力が急増すること
で、変位の増大を防止する変位規制作用を示す。
【００２９】次に、効果を説明する。
【００３０】(1) 第１排気管６と第２排気管７に両端部
が接続され、両排気管６，７の変位を吸収するベローズ
５と、プレート材によりベローズ５の外周を覆う筒状に
形成した外筒１と、ベローズ５と外筒１のうち一方の部
材側に対してはバネ端が固定され、他方の部材側に対し
てはバネ端が所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能なコ
イルバネ２と、を備えている構成としたため、コスト的
に有利で、バネ定数のバラツキが無く、バネ定数のバリ
エーションの設定が容易で、しかも、入力変位が小さい
領域において高い振動伝達の遮断を達成することができ
る。
が接続され、両排気管６，７の変位を吸収するベローズ
５と、プレート材によりベローズ５の外周を覆う筒状に
形成した外筒１と、ベローズ５と外筒１のうち一方の部
材側に対してはバネ端が固定され、他方の部材側に対し
てはバネ端が所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能なコ
イルバネ２と、を備えている構成としたため、コスト的
に有利で、バネ定数のバラツキが無く、バネ定数のバリ
エーションの設定が容易で、しかも、入力変位が小さい
領域において高い振動伝達の遮断を達成することができ
る。
【００３１】すなわち、従来のフレキシブルチューブの
ようにアウタブレードを用いたものではないため、コス
ト的に有利で、バネ定数のバラツキが無くなる。
ようにアウタブレードを用いたものではないため、コス
ト的に有利で、バネ定数のバラツキが無くなる。
【００３２】また、摺動エリアの小変位領域ではほぼベ
ローズ５のみによりバネ定数が決まり、摺動エリアを超
えた変位領域ではベローズ５と両コイルバネ２ａ，２ｂ
によりバネ定数が決まるため、バネ定数のバリエーショ
ンの設定や管理が容易であり、変位の大小によりバネ定
数の変更も容易である。
ローズ５のみによりバネ定数が決まり、摺動エリアを超
えた変位領域ではベローズ５と両コイルバネ２ａ，２ｂ
によりバネ定数が決まるため、バネ定数のバリエーショ
ンの設定や管理が容易であり、変位の大小によりバネ定
数の変更も容易である。
【００３３】(2) コイルバネ２を、ベローズ５の両端部
にそれぞれ設けられた第１円錐コイルバネ２ａと第２円
錐コイルバネ２ｂとしたため、第１排気管６と第２排気
管７とに曲げ方向や剪断方向の力が作用した時、ベロー
ズ５の両端位置においてそれぞれ管軸の傾斜やズレが許
容され、力の作用方向に追従して変位する高い自由度が
得られる。
にそれぞれ設けられた第１円錐コイルバネ２ａと第２円
錐コイルバネ２ｂとしたため、第１排気管６と第２排気
管７とに曲げ方向や剪断方向の力が作用した時、ベロー
ズ５の両端位置においてそれぞれ管軸の傾斜やズレが許
容され、力の作用方向に追従して変位する高い自由度が
得られる。
【００３４】(3) コイルバネ２のバネ大径端２１が摺動
する外筒１（摺動相手部材）の内面に、バネ大径端２１
との接触摺動抵抗力を小さく抑える摺動材３が貼設され
ているため、コイルバネ２が摺動する小変位領域におい
て安定した小バネ定数を確保することができる。
する外筒１（摺動相手部材）の内面に、バネ大径端２１
との接触摺動抵抗力を小さく抑える摺動材３が貼設され
ているため、コイルバネ２が摺動する小変位領域におい
て安定した小バネ定数を確保することができる。
【００３５】（実施の形態２）実施の形態１は請求項
１，請求項３，請求項６記載の発明に対応する。
１，請求項３，請求項６記載の発明に対応する。
【００３６】まず、構成を説明する。
【００３７】図３は実施の形態２における自動車排気系
用フレキシブルチューブを示す半断面図である。
用フレキシブルチューブを示す半断面図である。
【００３８】実施の形態２のフレキシブルチューブは、
実施の形態１と同様に、ベローズ５の両側にバネを持つ
両バネ構造であるが、第１円錐コイルバネ２ａと第２円
錐コイルバネ２ｂが外筒１側に固定されている点で相違
する。
実施の形態１と同様に、ベローズ５の両側にバネを持つ
両バネ構造であるが、第１円錐コイルバネ２ａと第２円
錐コイルバネ２ｂが外筒１側に固定されている点で相違
する。
【００３９】すなわち、第１円錐コイルバネ２ａと第２
円錐コイルバネ２ｂは、ベローズ５の両端部にそれぞれ
設けられ、外筒１の突起１a1，１a2に対してはバネ大径
端２１，２１がそれぞれ溶接等により固定され、ベロー
ズ側の第１プロテクタ４ａと第２プロテクタ４ｂに対し
てはバネ小径端２２，２２が、突起４a1〜突起４a2の間
隔と突起４b1〜突起４b2の間隔により決まる変位量だけ
管軸方向に摺動可能とされている。
円錐コイルバネ２ｂは、ベローズ５の両端部にそれぞれ
設けられ、外筒１の突起１a1，１a2に対してはバネ大径
端２１，２１がそれぞれ溶接等により固定され、ベロー
ズ側の第１プロテクタ４ａと第２プロテクタ４ｂに対し
てはバネ小径端２２，２２が、突起４a1〜突起４a2の間
隔と突起４b1〜突起４b2の間隔により決まる変位量だけ
管軸方向に摺動可能とされている。
【００４０】尚、他の構成は、実施の形態１と同様であ
るので、対応する構成に同じ符号を付して説明を省略す
る。
るので、対応する構成に同じ符号を付して説明を省略す
る。
【００４１】作用についても、実施の形態１と同様の変
位吸収作用を示す。
位吸収作用を示す。
【００４２】次に、効果について説明する。
【００４３】この実施の形態２にあっては、実施の形態
１での上記(1) ，(2) ，(3) の効果に下記の効果が加わ
る。
１での上記(1) ，(2) ，(3) の効果に下記の効果が加わ
る。
【００４４】(4) ベローズ５の両側に設けられる第１円
錐コイルバネ２ａと第２円錐コイルバネ２ｂを外筒１側
に固定したため、図３からも明らかなように、外筒１を
１枚の板材により形成することができ、外筒１を３分割
一体構造とする実施の形態１に比べて、製造上のメリッ
トがあり、コスト的にも有利となる。
錐コイルバネ２ａと第２円錐コイルバネ２ｂを外筒１側
に固定したため、図３からも明らかなように、外筒１を
１枚の板材により形成することができ、外筒１を３分割
一体構造とする実施の形態１に比べて、製造上のメリッ
トがあり、コスト的にも有利となる。
【００４５】（実施の形態３）実施の形態３は請求項
１，請求項４，請求項６記載の発明に対応する。
１，請求項４，請求項６記載の発明に対応する。
【００４６】まず、構成を説明する。
【００４７】図４は実施の形態３における自動車排気系
用フレキシブルチューブを示す半断面図である。
用フレキシブルチューブを示す半断面図である。
【００４８】実施の形態３のフレキシブルチューブは、
実施の形態１がベローズ５の両側にバネを持つ両バネ構
造であるのに対し、ベローズ５の片側のみに円錐コイル
バネ２ｂを持つ片バネ構造である点で相違する。
実施の形態１がベローズ５の両側にバネを持つ両バネ構
造であるのに対し、ベローズ５の片側のみに円錐コイル
バネ２ｂを持つ片バネ構造である点で相違する。
【００４９】尚、他の構成は、実施の形態１と同様であ
るので、対応する構成に同じ符号を付して説明を省略す
る。
るので、対応する構成に同じ符号を付して説明を省略す
る。
【００５０】作用についても、実施の形態１と同様の変
位吸収作用を示す。
位吸収作用を示す。
【００５１】次に、効果について説明する。
【００５２】この実施の形態３にあっては、実施の形態
１での上記(1) ，(2) ，(3) の効果に下記の効果が加わ
る。
１での上記(1) ，(2) ，(3) の効果に下記の効果が加わ
る。
【００５３】(5) ベローズ５の片側のみに円錐コイルバ
ネ２ｂが設けられるため、部品点数の減少によりコスト
的に有利なフレキシブルチューブを提供することができ
る。
ネ２ｂが設けられるため、部品点数の減少によりコスト
的に有利なフレキシブルチューブを提供することができ
る。
【００５４】（他の実施の形態）実施の形態３では、ベ
ローズ５の片側のみに円錐コイルバネ２ｂを持つ片バネ
構造であって、円錐コイルバネ２ｂをベローズ側のプロ
テクタ４ｂに固定する例を示したが、ベローズ５の片側
のみに円錐コイルバネ２ｂを持つ片バネ構造であって、
円錐コイルバネ２ｂを実施の形態２のように外筒１側に
固定するようにしても良い（請求項５記載の発明に対
応）。
ローズ５の片側のみに円錐コイルバネ２ｂを持つ片バネ
構造であって、円錐コイルバネ２ｂをベローズ側のプロ
テクタ４ｂに固定する例を示したが、ベローズ５の片側
のみに円錐コイルバネ２ｂを持つ片バネ構造であって、
円錐コイルバネ２ｂを実施の形態２のように外筒１側に
固定するようにしても良い（請求項５記載の発明に対
応）。
【００５５】
【発明の効果】請求項１記載の自動車排気系用フレキシ
ブルチューブにあっては、第１排気管と第２排気管に両
端部が接続され、両排気管の変位を吸収するベローズ
と、プレート材により前記ベローズの外周を覆う筒状に
形成した外筒と、ベローズと外筒のうち一方の部材側に
対してはバネ端が固定され、他方の部材側に対してはバ
ネ端が所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能なコイルバ
ネと、を備えているため、コスト的に有利で、バネ定数
のバラツキが無く、バネ定数のバリエーションの設定が
容易で、しかも、入力変位が小さい領域において高い振
動伝達の遮断を達成することができるという効果が得ら
れる。
ブルチューブにあっては、第１排気管と第２排気管に両
端部が接続され、両排気管の変位を吸収するベローズ
と、プレート材により前記ベローズの外周を覆う筒状に
形成した外筒と、ベローズと外筒のうち一方の部材側に
対してはバネ端が固定され、他方の部材側に対してはバ
ネ端が所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能なコイルバ
ネと、を備えているため、コスト的に有利で、バネ定数
のバラツキが無く、バネ定数のバリエーションの設定が
容易で、しかも、入力変位が小さい領域において高い振
動伝達の遮断を達成することができるという効果が得ら
れる。
【００５６】請求項２記載の自動車排気系用フレキシブ
ルチューブにあっては、請求項１記載の自動車排気系用
フレキシブルチューブにおいて、コイルバネを、ベロー
ズの両端部にそれぞれ設けられ、ベローズ側に対しては
バネ小径端が固定され、外筒側に対してはバネ大径端が
所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能な第１円錐コイル
バネと第２円錐コイルバネとしたため、上記効果に加
え、第１排気管と第２排気管とに曲げ方向や剪断方向の
力が作用した時に力の作用方向に追従して変位する高い
自由度を得ることができる。
ルチューブにあっては、請求項１記載の自動車排気系用
フレキシブルチューブにおいて、コイルバネを、ベロー
ズの両端部にそれぞれ設けられ、ベローズ側に対しては
バネ小径端が固定され、外筒側に対してはバネ大径端が
所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能な第１円錐コイル
バネと第２円錐コイルバネとしたため、上記効果に加
え、第１排気管と第２排気管とに曲げ方向や剪断方向の
力が作用した時に力の作用方向に追従して変位する高い
自由度を得ることができる。
【００５７】請求項３記載の自動車排気系用フレキシブ
ルチューブにあっては、請求項１記載の自動車排気系用
フレキシブルチューブにおいて、コイルバネを、ベロー
ズの両端部にそれぞれ設けられ、外筒側に対してはバネ
大径端が固定され、ベローズ側に対してはバネ小径端が
所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能な第１円錐コイル
バネと第２円錐コイルバネとしたため、請求項１記載の
発明の効果に加え、第１排気管と第２排気管とに曲げ方
向や剪断方向の力が作用した時に力の作用方向に追従し
て変位する高い自由度を得ることができると共に、外筒
構造を簡単することができる。
ルチューブにあっては、請求項１記載の自動車排気系用
フレキシブルチューブにおいて、コイルバネを、ベロー
ズの両端部にそれぞれ設けられ、外筒側に対してはバネ
大径端が固定され、ベローズ側に対してはバネ小径端が
所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能な第１円錐コイル
バネと第２円錐コイルバネとしたため、請求項１記載の
発明の効果に加え、第１排気管と第２排気管とに曲げ方
向や剪断方向の力が作用した時に力の作用方向に追従し
て変位する高い自由度を得ることができると共に、外筒
構造を簡単することができる。
【００５８】請求項４記載の自動車排気系用フレキシブ
ルチューブにあっては、請求項１記載の自動車排気系用
フレキシブルチューブにおいて、コイルバネを、ベロー
ズの一端部にのみ設けられ、ベローズ側に対してはバネ
小径端が固定され、外筒側に対してはバネ大径端が所定
の変位量だけ管軸方向に摺動可能な円錐コイルバネとし
たため、請求項１記載の発明の効果に加え、部品点数の
減少によりコスト的に有利なフレキシブルチューブを提
供することができる。
ルチューブにあっては、請求項１記載の自動車排気系用
フレキシブルチューブにおいて、コイルバネを、ベロー
ズの一端部にのみ設けられ、ベローズ側に対してはバネ
小径端が固定され、外筒側に対してはバネ大径端が所定
の変位量だけ管軸方向に摺動可能な円錐コイルバネとし
たため、請求項１記載の発明の効果に加え、部品点数の
減少によりコスト的に有利なフレキシブルチューブを提
供することができる。
【００５９】請求項５記載の自動車排気系用フレキシブ
ルチューブにあっては、請求項１記載の自動車排気系用
フレキシブルチューブにおいて、コイルバネを、ベロー
ズの一端部にのみ設けられ、外筒側に対してはバネ大径
端が固定され、ベローズ側に対してはバネ小径端が所定
の変位量だけ管軸方向に摺動可能な円錐コイルバネとし
たため、請求項１記載の発明の効果に加え、部品点数の
減少によりコスト的に有利なフレキシブルチューブを提
供することができる。
ルチューブにあっては、請求項１記載の自動車排気系用
フレキシブルチューブにおいて、コイルバネを、ベロー
ズの一端部にのみ設けられ、外筒側に対してはバネ大径
端が固定され、ベローズ側に対してはバネ小径端が所定
の変位量だけ管軸方向に摺動可能な円錐コイルバネとし
たため、請求項１記載の発明の効果に加え、部品点数の
減少によりコスト的に有利なフレキシブルチューブを提
供することができる。
【００６０】請求項６記載の自動車排気系用フレキシブ
ルチューブにあっては、請求項１ないし請求項５記載の
自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、コイル
バネのバネ端が摺動する摺動相手部材の内面に、バネ端
との接触摺動抵抗力を小さく抑える摺動材を貼設したた
め、コイルバネが摺動する小変位領域において安定した
小バネ定数を確保することができる。
ルチューブにあっては、請求項１ないし請求項５記載の
自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、コイル
バネのバネ端が摺動する摺動相手部材の内面に、バネ端
との接触摺動抵抗力を小さく抑える摺動材を貼設したた
め、コイルバネが摺動する小変位領域において安定した
小バネ定数を確保することができる。
【図１】本発明実施の形態１の自動車排気系用フレキシ
ブルチューブを示す半断面図である。
ブルチューブを示す半断面図である。
【図２】実施の形態１のフレキシブルチューブの変位
（引張，圧縮）に対する抗力特性図である。
（引張，圧縮）に対する抗力特性図である。
【図３】本発明実施の形態２の自動車排気系用フレキシ
ブルチューブを示す半断面図である。
ブルチューブを示す半断面図である。
【図４】本発明実施の形態３の自動車排気系用フレキシ
ブルチューブを示す半断面図である。
ブルチューブを示す半断面図である。
【図５】従来の自動車排気系用フレキシブルチューブを
示す半断面図である。
示す半断面図である。
【図６】従来例のフレキシブルチューブの変位（引張，
圧縮）に対する抗力特性図である。
圧縮）に対する抗力特性図である。
１ 外筒 １a1，１a2 突起 １b1，１b2 突起 ２ａ，２ｂ 円錐コイルバネ ２１ バネ大径端 ２２ バネ小径端 ３ａ，３ｂ 摺動材 ４ａ 第１プロテクタ ４ｂ 第２プロテクタ ４a1 突起 ４b1 突起 ５ ベローズ ６ 第１排気管 ７ 第２排気管
Claims (6)
- 【請求項１】 第１排気管（６）と第２排気管（７）に
両端部が接続され、両排気管（６），（７）の変位を吸
収するベローズ（５）と、 プレート材により前記ベローズ（５）の外周を覆う筒状
に形成した外筒（１）と、 前記ベローズ（５）と外筒（１）のうち一方の部材側に
対してはバネ端が固定され、他方の部材側に対してはバ
ネ端が所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能なコイルバ
ネ（２）と、 を備えていることを特徴とする自動車排気系用フレキシ
ブルチューブ。 - 【請求項２】 請求項１記載の自動車排気系用フレキシ
ブルチューブにおいて、 前記コイルバネ（２）を、ベローズ（５）の両端部にそ
れぞれ設けられ、ベローズ（５）側に対してはバネ小径
端（２２）が固定され、外筒（１）側に対してはバネ大
径端（２１）が所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能な
第１円錐コイルバネ（２ａ）と第２円錐コイルバネ（２
ｂ）としたことを特徴とする自動車排気系用フレキシブ
ルチューブ。 - 【請求項３】 請求項１記載の自動車排気系用フレキシ
ブルチューブにおいて、 前記コイルバネ（２）を、ベローズ（５）の両端部にそ
れぞれ設けられ、外筒（１）側に対してはバネ大径端
（２１）が固定され、ベローズ（５）側に対してはバネ
小径端（２２）が所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能
な第１円錐コイルバネ（２ａ）と第２円錐コイルバネ
（２ｂ）としたことを特徴とする自動車排気系用フレキ
シブルチューブ。 - 【請求項４】 請求項１記載の自動車排気系用フレキシ
ブルチューブにおいて、 前記コイルバネ（２）を、ベローズ（５）の一端部にの
み設けられ、ベローズ（５）側に対してはバネ小径端
（２２）が固定され、外筒（１）側に対してはバネ大径
端（２１）が所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能な円
錐コイルバネ（２ｂ）としたことを特徴とする自動車排
気系用フレキシブルチューブ。 - 【請求項５】 請求項１記載の自動車排気系用フレキシ
ブルチューブにおいて、 前記コイルバネ（２）を、ベローズ（５）の一端部にの
み設けられ、外筒（１）側に対してはバネ大径端（２
１）が固定され、ベローズ（５）側に対してはバネ小径
端（２２）が所定の変位量だけ管軸方向に摺動可能な円
錐コイルバネ（２ｂ）としたことを特徴とする自動車排
気系用フレキシブルチューブ。 - 【請求項６】 請求項１ないし請求項５記載の自動車排
気系用フレキシブルチューブにおいて、 前記コイルバネ（２）のバネ端が摺動する摺動相手部材
の内面に、バネ端との接触摺動抵抗力を小さく抑える摺
動材（３）を貼設したことを特徴とする自動車排気系用
フレキシブルチューブ。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8340926A JPH10184350A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 自動車排気系用フレキシブルチューブ |
| EP97108512A EP0810354B1 (en) | 1996-05-29 | 1997-05-27 | Flexible pipe unit for use in exhaust pipe line of automotive engine |
| DE69718237T DE69718237T2 (de) | 1996-05-29 | 1997-05-27 | Flexible Rohreinheit zur Verwendung in Auspuffsystem von Fahrzeugbrennkraftmaschine |
| KR1019970021702A KR100193360B1 (ko) | 1996-05-29 | 1997-05-29 | 자동차 엔진의 배기관에 이용되는 가요성 배관체 |
| US08/865,639 US5967193A (en) | 1996-05-29 | 1997-05-29 | Flexible pipe unit for use in exhaust pipe line of automotive engine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8340926A JPH10184350A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 自動車排気系用フレキシブルチューブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10184350A true JPH10184350A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18341574
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8340926A Pending JPH10184350A (ja) | 1996-05-29 | 1996-12-20 | 自動車排気系用フレキシブルチューブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10184350A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100494408B1 (ko) * | 2002-04-11 | 2005-06-13 | 현대자동차주식회사 | 자동차 배기관용 디커플러구조 |
-
1996
- 1996-12-20 JP JP8340926A patent/JPH10184350A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100494408B1 (ko) * | 2002-04-11 | 2005-06-13 | 현대자동차주식회사 | 자동차 배기관용 디커플러구조 |
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