JPH10184342A - エンジンの排気浄化装置 - Google Patents

エンジンの排気浄化装置

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JPH10184342A
JPH10184342A JP35044396A JP35044396A JPH10184342A JP H10184342 A JPH10184342 A JP H10184342A JP 35044396 A JP35044396 A JP 35044396A JP 35044396 A JP35044396 A JP 35044396A JP H10184342 A JPH10184342 A JP H10184342A
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JP
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valve
routine
fuel
air
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JP35044396A
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English (en)
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Takamitsu Kashima
隆光 鹿島
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/021Introducing corrections for particular conditions exterior to the engine
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/08Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous
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    • F01N3/0842Nitrogen oxides
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    • F02D41/0025Controlling engines characterised by use of non-liquid fuels, pluralities of fuels, or non-fuel substances added to the combustible mixtures
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空燃比切換え時のトルク変動によるドライバ
ビリティの悪化や燃料増量による燃費悪化を生じること
なく、触媒に吸蔵したNOxを浄化する。 【解決手段】 リッチ運転実施フラグがセットされてい
るとき、バルブオーバーラップ期間中か否かを調べ、バ
ルブオーバーラップ期間中でないときには、電磁バルブ
を閉としてキャニスタのパージ通路と吸気通路との接続
を遮断し、バルブオーバーラップ期間中のとき、電磁バ
ルブを開としてパージ通路を吸気通路に連通させてエバ
ポガスを吸気ポートから排気ポートへ吹き抜けさせる。
これにより、バルブオーバーラップ期間でキャニスタか
らのエバポガスによるリッチスパイクが発生し、触媒に
吸蔵したNOxを浄化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気ガス中のNO
xを吸蔵し、HC,COとともに還元浄化する希薄燃焼
用三元触媒を排気系に介装したエンジンの排気浄化装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンジンの空燃比制御において
は、排気ガスを触媒により浄化するため、触媒の排気ガ
ス浄化効率の最も良い領域に空燃比が収まるように燃料
噴射量等を制御しているが、最近のエンジンでは燃焼過
程の解析が進み、希薄な空燃比であっても失火せず、少
ない燃料量で効率的に燃焼させることのできる希薄燃焼
(リーンバーン)エンジンが開発されている。
【0003】上記リーンバーンエンジンでは、排気ガス
の酸素濃度が高いとき、HC,COを酸化するとともに
NOxを吸蔵し、排気ガス中の酸素濃度が低下すると、
吸蔵したNOxを放出して酸化されずに余剰となったH
C,COで還元浄化する、NOx吸蔵機能とO2ストレ
ージ機能とを備えた希薄燃焼用の三元触媒を採用するも
のがある。このような希薄燃焼用三元触媒では、例え
ば、特開平6−50139号公報等に開示されているよ
うに、リーン空燃比での運転中、NOx吸蔵量が飽和に
達する前に、燃料噴射量を増量して短時間のリッチ空燃
比での運転を実施し、一時的にHC,COの排出量を増
大させて吸蔵したNOxを放出させ、還元浄化する必要
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、空燃比
を一時的にリッチにするために燃料噴射量を増量する
と、空燃比切換え時に発生するトルク変動によるドライ
バビリティの悪化を招くばかりでなく、結果的に燃料消
費量が増大して燃費が悪化する。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、空燃比切換え時のトルク変動によるドライバビリテ
ィの悪化や燃料増量による燃費悪化を生じることなく、
触媒に吸蔵したNOxを浄化することのできるエンジン
の排気浄化装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
排気ガス中の酸素濃度が高いときにNOxを吸蔵し、排
気ガス中の酸素濃度が低下すると吸蔵したNOxを放出
して還元浄化する触媒を排気系に介装したエンジンの排
気浄化装置において、リーン空燃比でのエンジン運転時
に上記触媒のNOx吸蔵能力が飽和に達したか否かを判
定する手段と、上記触媒のNOx吸蔵能力が飽和に達し
たと判定されたとき、燃料タンクからの蒸発燃料を貯溜
するキャニスタに連通する通路に介装した電磁バルブ
を、吸気バルブと排気バルブとのバルブオーバーラップ
期間中で開動作させ、上記キャニスタからの蒸発燃料混
合気を吸気側から排気側に供給して上記触媒に吸蔵した
NOxを浄化する手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記キャニスタからの蒸発燃料混合気をイ
ンジェクタのエアアシスト通路を介して供給することを
特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明において、上記電磁バルブの開時期あ
るいは開時間をエンジン運転状態に応じて設定すること
を特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、エンジン運転状態に応じて設定した上記電
磁バルブの開時期あるいは開時間を、排気系に介装した
空燃比センサの出力に基づいて補正することを特徴とす
る。
【0010】すなわち、リーン空燃比でのエンジン運転
時に触媒のNOx吸蔵能力が飽和に達したと判定する
と、燃料タンクからの蒸発燃料を貯溜するキャニスタに
連通する通路に介装した電磁バルブを、吸気バルブと排
気バルブとのバルブオーバーラップ期間中で開動作させ
ることで、キャニスタからの蒸発燃料混合気を吸気側か
ら排気側に供給して触媒に吸蔵したNOxを浄化する。
【0011】その際、キャニスタからの蒸発燃料混合気
をインジェクタのエアアシスト通路を介して供給するこ
とで、吸気バルブ近辺に蒸発燃料を供給して制御レスポ
ンスを向上することができる。また、電磁バルブの開時
期あるいは開時間はエンジン運転状態に応じて設定する
ことが望ましく、さらに、排気系に介装した空燃比セン
サの出力に基づいて補正することが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図7は本発明の実施の第1
形態に係わり、図1はエバポ放出リッチ運転実施ルーチ
ンのフローチャート、図2はリッチ運転実施許可ルーチ
ンのフローチャート、図3はNOx吸蔵量推定ルーチン
のフローチャート、図4はNOx吸蔵能力飽和判定ルー
チンのフローチャート、図5はNOx浄化終了判定ルー
チンのフローチャート、図6はエバポ放出タイミングの
説明図、図7はエンジン制御系の概略構成図である。
【0013】図7において、符号1はエンジンであり、
高出力を要求される高負荷・加速運転時あるいはアイド
リング等の一部の運転領域を除く全運転領域で希薄燃焼
(リーンバーン)を行うリーンバーンエンジンである。
このエンジン1のシリンダヘッド2に形成された各吸気
ポート2aに吸気通路3が連通され、この吸気通路3に
スロットルバルブ4が介装され、このスロットルバルブ
4にスロットル開度を検出するスロットル開度センサ5
が連設されている。
【0014】上記吸気通路3のスロットルバルブ4下流
側には、圧力センサ6が連通され、上記吸気通路3の上
記スロットルバルブ4上流側には、吸入空気量センサ7
が介装されている。そして、この吸入空気量センサ7の
上流側にエアクリーナ8が取付けられている。
【0015】また、上記シリンダヘッド2に、先端を燃
焼室に露呈する図示しない点火プラグが各気筒毎に取付
けられ、各気筒の各吸気ポート2a直上流側には、イン
ジェクタ9が臨まされている。このインジェクタ9は、
図示しない燃料配管を介して燃料タンク10に連通され
ており、規定の圧力に調圧された燃料を上記吸気ポート
2aに噴射するようになっている。
【0016】上記燃料タンク10の上部からは、上記燃
料タンク10内で発生した蒸発燃料を放出するための放
出通路11が延出され、活性炭等からなる吸着部を備え
たキャニスタ12の上部に連通されている。このキャニ
スタ12は、下部に大気に連通する新気導入口が設けら
れており、この新気導入口からの新気と上記吸着部に貯
えられた蒸発燃料ガスとの混合気(エバポガス)を導く
パージ通路13が上部から延出されている。上記パージ
通路13は、上記スロットルバルブ4の下流側で上記吸
気通路3に連通されており、その途中に、電磁バルブ1
4が介装されている。
【0017】また、上記エンジン1本体のシリンダブロ
ック1aに形成された冷却水通路18に水温センサ19
が臨まされ、さらに、上記シリンダヘッド2の排気ポー
ト2bに連通する排気通路20に、広域空燃比センサ2
1が臨まされ、この広域空燃比センサ21下流側に触媒
コンバータ22が介装されている。
【0018】上記触媒コンバータ22には、例えば、ア
ルカリ金属、アルカリ土類、希土類等のNOx吸蔵物質
と白金等の貴金属とをアルミナ等の担体上に担持させて
なる希薄燃焼用三元触媒が内蔵されており、NOx及び
O2のストレージ機能により、排気ガスの酸素濃度が高
いとき、HC,COを酸化還元するとともにNOxを吸
蔵し、排気ガス中の酸素濃度が低下すると、吸蔵したN
Oxを放出して酸化還元されずに余剰となったHC,C
Oで還元浄化する。
【0019】以上のエンジン系における各センサ・スイ
ッチ類及び各アクチュエータ類は、上記エンジン1を電
子的に制御するマイクロコンピュータからなる電子制御
装置(ECU)30に接続されている。このECU30
では、メモリに格納されている制御プログラムに従い、
上記スロットル開度センサ5、上記圧力センサ6、上記
吸入空気量センサ7、上記水温センサ19、上記広域空
燃比センサ21、クランク角を検出するクランク角セン
サ23等のセンサ類からの信号を処理してエンジン運転
状態を検出し、検出したエンジン運転状態から最適な燃
料噴射量や点火時期等を演算してリーンあるいはストイ
キオでの空燃比制御を行い、燃費向上、排気エミッショ
ンの改善を図るとともに、エンジン出力を確保する。
【0020】また、上記ECU30では、リーン空燃比
での運転時に希薄燃焼用三元触媒のNOx吸蔵能力を監
視し、NOx吸蔵能力が飽和に達したと判定すると、吸
気バルブと排気バルブとのバルブオーバーラップ期間中
にパージ通路13に介装された電磁バルブ14を開いて
エバポガスを吸気ポート2aから排気ポート2bへ吹き
抜けさせ、希薄燃焼用三元触媒内のNOxを還元浄化す
る。
【0021】以下、上記ECU30による希薄燃焼用三
元触媒のNOx浄化に係わる処理について、図1〜図5
のフローチャートに従って説明する。
【0022】希薄燃焼三元触媒のNOx浄化のためのリ
ッチ運転への切り換えは、図2のリッチ運転実施許可ル
ーチンによってリッチ運転実施フラグがセットされたと
き、図1のエバポ放出リッチ運転実施ルーチンによって
実施される。
【0023】また、上記リッチ運転実施フラグは、図3
のNOx吸蔵量推定ルーチンによって求めた希薄燃焼用
三元触媒のNOx吸蔵量推定値から、図4のNOx吸蔵
能力飽和判定ルーチンによって希薄燃焼用三元触媒のN
Ox吸蔵能力が飽和状態と判定されたときセットされ、
図5のNOx浄化終了判定ルーチンによって希薄燃焼用
三元触媒のNOx浄化が終了したと判定されたときクリ
アされる。
【0024】まず、図3のNOx吸蔵量推定ルーチンに
ついて説明する。このルーチンは設定時間毎に割り込み
実行される定期処理ルーチンであり、ステップS101で、
吸入空気量センサ7からの信号に基づいて吸入空気量Q
を算出するとともに、クランク角センサ23からの信号
に基づいてエンジン回転数NEを算出し、ステップS102
で、現在の運転領域がリーン運転領域にあり、リーン運
転実施中か否かを調べる。
【0025】そして、リーン運転実施中でないときに
は、上記ステップS102からルーチンを抜け、リーン運転
実施中のとき、上記ステップS102からステップS103へ進
んで、リッチ運転実施フラグがセットされているか否
か、すなわち、リーン運転中に希薄燃焼用三元触媒のN
Ox浄化のために一時的にリッチ運転が実施されている
か否かを調べ、リッチ運転実施フラグがセットされてい
ないとき、ステップS104へ進んで運転状態に応じたNO
x排出量を推定し、ステップS105へ進む。
【0026】上記NOx排出量は、例えば、エンジン回
転数NEと吸入空気量Qとによって特定される運転領域
毎に、エンジンの排気ガスを分析して求めたNOx排出
量を推定NOx排出量として予めマップに格納してお
き、このマップを参照することでエンジンの運転状態に
応じた値を推定することができる。
【0027】ステップS105では、上記推定NOx排出量
を、前回ルーチン実行時に求めた希薄燃焼用三元触媒の
NOx吸蔵量推定値に加算することにより現時点でのN
Ox吸蔵量推定値として更新し、ルーチンを抜ける。
【0028】一方、上記ステップS103でリッチ運転実施
フラグがセットされているときには、リッチ運転の実施
により希薄燃焼用三元触媒に吸蔵されたNOxの浄化が
始まっているため、上記ステップS103からステップS106
へ進んでNOx吸蔵量推定値をクリアし、ルーチンを抜
ける。
【0029】上記NOx吸蔵量推定ルーチンで求めたN
Ox吸蔵量推定値は、図4のNOx吸蔵能力飽和判定ル
ーチンで参照される。このNOx吸蔵能力飽和判定ルー
チンでは、ステップS201でNOx吸蔵量推定値を飽和判
定値と比較し、NOx吸蔵量推定値が飽和判定値を超え
たとき、ステップS202でNOx吸蔵能力飽和と判定して
判定結果をRAM53の所定アドレスにストアし、NO
x吸蔵量推定値が飽和判定値以下のときには、ステップ
S203でNOx吸蔵能力飽和判定を解除し、RAM53の
所定アドレスにストアした判定結果をクリアする。
【0030】次に、図2のリッチ運転実施許可ルーチン
について説明する。このルーチンでは、ステップS301
で、リッチ運転実施フラグがセットされているか否かを
調べ、リッチ運転実施フラグがセットされていないとき
には、ステップS302へ進んで前述のNOx吸蔵能力飽和
判定ルーチンによる判定結果を参照し、希薄燃焼用三元
触媒のNOx吸蔵能力が飽和しているか否かを調べる。
【0031】そして、NOx吸蔵能力が飽和していない
と判定されているときには、上記ステップS302からステ
ップS304へ進んでリッチ運転実施フラグをクリアしてル
ーチンを抜け、希薄燃焼用三元触媒のNOx吸蔵能力が
飽和しているとの判定結果であるとき、上記ステップS3
02からステップS305へ進んでリッチ運転実施フラグをセ
ットし、ルーチンを抜ける。
【0032】一方、上記ステップS301で既にリッチ運転
実施フラグがセットされているときには、上記ステップ
S301からステップS303へ分岐して後述する図5のNOx
浄化終了判定ルーチンの判定結果を参照し、リッチ運転
の実施によって希薄燃焼用三元触媒に吸蔵されたNOx
の浄化が終了しているか否かを調べる。
【0033】その結果、NOx浄化が終了していないと
きには、上記ステップS303から前述のステップS305へ進
んでリッチ運転実施フラグをセット状態のままルーチン
を抜け、NOx浄化が終了したとき、上記ステップS303
から前述のステップS304へ進んでリッチ運転実施フラグ
をクリアし、ルーチンを抜ける。
【0034】上記リッチ運転実施フラグのセットによる
NOx浄化のためのリッチ運転は、図1のエバポ放出リ
ッチ運転実施ルーチンによるエバポガスの排気系への供
給によって実施される。
【0035】このルーチンでは、ステップS401で、リッ
チ運転実施フラグがセットされているか否かを調べ、リ
ッチ運転実施フラグがセットされていないとき、ステッ
プS404でパージ通路13の電磁バルブ14を閉としてル
ーチンを抜け、リッチ運転実施フラグがセットされてい
るとき、ステップS402で、クランク角センサ23からの
信号に基づいて、現在、排気行程終期から吸気行程初期
にかけての排気バルブ及び吸気バルブのバルブオーバー
ラップ期間中か否かを調べる。
【0036】その結果、バルブオーバーラップ期間中で
ないときには、上記ステップS402から前述のステップS4
04へ進んで電磁バルブ14を閉としてルーチンを抜け、
バルブオーバーラップ期間中のとき、上記ステップS402
からステップS403へ進んで電磁バルブ14を開としてパ
ージ通路13を吸気通路3に連通させ、ルーチンを抜け
る。
【0037】これにより、図6に示すように、バルブオ
ーバーラップ期間でキャニスタ12からのエバポガスが
吸気ポート2aから排気ポート2bへ吹き抜けてリッチ
スパイクが発生し、触媒コンバータ22の希薄燃焼用三
元触媒に吸蔵したNOxを浄化することができる。
【0038】このエバポガスの供給によるリッチスパイ
クの発生は、図5のNOx浄化終了判定ルーチンによっ
てNOx浄化終了と判定されるまで継続される。このN
Ox浄化終了判定ルーチンでは、ステップS501でリッチ
運転実施フラグがセットされているか否かを調べ、リッ
チ運転実施フラグがセットされていないとき、ステップ
S502へ進んでNOx浄化量カウンタをクリアしてルーチ
ンを抜け、リッチ運転実施フラグがセットされていると
き、ステップS503へ進んで、リッチ運転開始後の吸入空
気量Qを積算するNOx浄化量カウンタへ、今回の吸入
空気量Qを加算する。
【0039】そして、上記ステップS503からステップS5
04へ進み、NOx浄化量カウンタの値を、飽和判定され
た吸蔵NOx量を還元浄化するために必要な排気ガス量
に相当する吸入空気量の設定値である浄化判定値と比較
し、浄化判定値以下のときにはルーチンを抜け、浄化判
定値を超えているとき、ステップS505でNOx浄化終了
と判定してRAM53の所定アドレスに判定結果をスト
アし、ルーチンを抜ける。
【0040】すなわち、希薄燃焼用三元触媒に吸蔵され
たNOxを浄化する必要があるときには、キャニスタ1
2からのエバポガスをバルブオーバーラップ期間中に吸
気側から排気側に吹き抜けさせるため、リッチにした分
の燃料は燃焼室を通り抜けて燃焼には寄与せず、トルク
変動によるドライバビリティの悪化を防止することがで
きる。
【0041】また、燃料タンク内の蒸発燃料を使用する
ため、従来のように燃料噴射量を増量補正して空燃比を
リッチ化する必要がなく、無駄な燃料を消費せずに実用
的に燃費を向上することができる。さらには、エンジン
トルクに影響を与えないため、リッチスパイクの回数を
増やすことができ、触媒容量を少なくしてコスト低減を
図ることができる。
【0042】図8〜図10は本発明の第2形態に係わ
り、図8はエバポ放出リッチ運転実施ルーチンのフロー
チャート、図9はエバポ放出時間補正ルーチンのフロー
チャート、図10はエンジン制御系の概略構成図であ
る。
【0043】本形態は、前述の第1形態に対し、通常の
インジェクタに代えてエアアシストインジェクタを採用
するものであり、希薄燃焼用三元触媒のNOx浄化のた
めにリッチスパイクが必要となったとき、このエアアシ
ストインジェクタのエアアシスト通路を使用してエバポ
ガスを供給するものである。
【0044】このため、本形態のエンジン制御系では、
図10に示すように、各気筒毎のエアアシストインジェ
クタ25のエアアシスト通路26に、それぞれ三方電磁
バルブ27を介装する一方、キャニスタ12下流側のパ
ージ通路13を各気筒に対応して分岐し、それぞれの分
岐通路に電磁バルブ14を介装している。そして、各三
方電磁バルブ27の2つの切換えポートに、対応する電
磁バルブ14下流側の通路とスロットルバルブ4上流側
の吸気通路3に連通する通路28とを接続している。
【0045】そして、エアアシストインジェクタ25か
ら燃料を噴射するときには、エアアシスト通路26を吸
気通路3側に連通させてアシストエアを供給し、NOx
浄化のためのリッチスパイクが必要となったとき、バル
ブオーバーラップ期間中でエアアシスト通路26をキャ
ニスタ12側に連通させてエバポガスを供給する。
【0046】尚、パージ通路13の電磁バルブ14は1
個として電磁バルブ14下流側を各気筒に対応して分岐
し、各分岐通路を対応する三方電磁バルブに接続するよ
うにしても良い。
【0047】本形態では、前述の第1形態における図1
のエバポ放出リッチ運転実施ルーチンに代えて、図8の
エバポ放出リッチ運転実施ルーチンを実行する。このル
ーチンでは、ステップS601でリッチ運転実施フラグがセ
ットされているか否かを調べ、リッチ運転実施フラグが
セットされていないとき、ステップS608へ進んで燃料噴
射期間中か否かを調べる。
【0048】そして、燃料噴射期間中でないとき、上記
ステップS608からステップS609へ進んで三方電磁バルブ
27をキャニスタ側に切換え、エアアシスト通路26を
パージ通路13の電磁バルブ14下流側に連通させてル
ーチンを抜ける。また、燃料噴射期間中のときには、上
記ステップS608からステップS610へ進んで三方電磁バル
ブ27を吸気側に切換え、エアアシスト通路26を通路
28を介して吸気通路3に連通させてルーチンを抜け
る。
【0049】一方、上記ステップS601でリッチ運転実施
フラグがセットされているときには、上記ステップS601
からステップS602へ進み、クランク角センサ23からの
信号に基づいて、現在、バルブオーバーラップ期間中か
否かを調べる。そして、バルブオーバーラップ期間中で
ないときには、上記ステップS602からステップS607へ進
んでパージ通路13の電磁バルブ14を閉とした後、前
述のステップS608へ進んで燃料噴射期間中か否かを調
べ、ステップS608以降で燃料噴射期間か否かに応じて三
方電磁バルブ27を切り換え、ルーチンを抜ける。
【0050】また、上記ステップS602でバルブオーバー
ラップ期間中であるときには、上記ステップS602からス
テップS603へ進み、電磁バルブ14の開時間を、エンジ
ン運転状態に応じたエバポガス量の変化を考慮し、エン
ジン回転数NEと吸気管圧力Pのマップ、吸気管圧力P
のテーブル、あるいは、エンジン回転数NEのテーブル
を参照することで設定する。
【0051】その後、ステップS604へ進んで図9のエバ
ポ放出時間補正ルーチンを実行し、電磁バルブ14の開
時間を、排気通路20内の空燃比の目標値からのずれに
応じてフィードバック補正する。このエバポ放出時間補
正ルーチンでは、図9のステップS701で、広域空燃比セ
ンサ21の出力に基づいて検出した空燃比A/Fが目標
空燃比の上限値S1を超えているか否かを調べ、A/F
>S1のとき、ステップS702で開時間を設定値だけ縮小
してルーチンを抜け、A/F≦S1のとき、さらに、ス
テップS703で検出空燃比A/Fが目標空燃比の下限値S
2を下回っているか否かを調べる。
【0052】そして、上記A/F≧S2であり、検出空
燃比A/Fが目標空燃比の設定幅内に収まっているとき
には、上記ステップS703からルーチンを抜け、A/F<
S2のとき、上記ステップS703からステップS704へ進ん
で開時間が最大値に達しているか否かを調べ、最大値に
達しているときにはルーチンを抜け、最大値に達してい
ないとき、ステップS705で開時間を設定値だけ延長して
ルーチンを抜ける。
【0053】以上により、空燃比が目標空燃比となるよ
う電磁バルブ14の開時間をフィードバック補正する
と、図8のエバポ放出リッチ運転実施ルーチンでは、ス
テップS605へ進み、現在、電磁バルブ14の開期間であ
るか否かを調べる。そして、開期間のとき、ステップS6
06で電磁バルブ14を開とした後、ステップS609で三方
電磁バルブ27をキャニスタ側に切換えてルーチンを抜
ける。
【0054】また、上記ステップS605で電磁バルブ14
の開期間でないときには、上記ステップS605から前述の
ステップS607へ分岐し、パージ通路13の電磁バルブ1
4を閉とし、ステップS608以降で燃料噴射期間か否かに
応じて三方電磁バルブ27を切り換え、ルーチンを抜け
る。
【0055】すなわち、前述の第1形態と同様、空燃比
切換え時のトルク変動によるドライバビリティの悪化や
燃料増量による燃費悪化を生じることなく、触媒に吸蔵
したNOxを浄化することができるばかりでなく、本形
態では、燃料噴射時期でないとき、三方電磁バルブ27
を切換えてエアアシスト通路26側とパージ通路13側
とを接続し、バルブオーバーラップ期間でないときには
電磁バルブ14を閉としてアイドル運転時にエアの流入
を防止してアイドル回転数の制御性を損なわないように
し、バルブオーバーラップ期間になると電磁バルブ14
を開としてエバポガスを供給するため、エバポ噴射口が
バルブオーバーラップ期間となる気筒の吸気バルブに近
くなり、エバポガスの他の気筒への影響を抑えて制御レ
スポンスを向上することができ、効率的にNOxを浄化
することができるのである。
【0056】また、エンジン回転数や吸気管圧力等のエ
ンジン運転状態に応じて変化するエバポガス量を考慮し
て電磁バルブ14の開時間を設定し、広域空燃比センサ
21の出力に基づいてフィードバック補正するため、最
適な開時間とすることができ、過剰な未燃ガスの供給に
よる排気エミッションの悪化、リーン運転時のNOx排
出量の増加に対応することができる。
【0057】図11〜図13は本発明の第3形態に係わ
り、図11はエバポ放出リッチ運転実施ルーチンのフロ
ーチャート、図12はエバポ放出時期補正ルーチンのフ
ローチャート、図13はエバポ放出タイミングの説明図
である。
【0058】本形態は、前述の第2形態に対し、必ずし
もバルブオーバーラップが始まるタイミングでエバポガ
スを放出するのではなく、エバポガスの到達遅れを考慮
し、エバポガス放出のタイミングすなわち電磁バルブ1
4の開時期を設定するものである。
【0059】すなわち、本形態のエバポ放出リッチ運転
実施ルーチンでは、図11のステップS801でリッチ運転
実施フラグがセットされているか否かを調べ、リッチ運
転実施フラグがセットされていないとき、ステップS809
へ進んで燃料噴射期間中か否かを調べる。
【0060】そして、前述の第2形態と同様、燃料噴射
期間中でないとき、上記ステップS809からステップS810
へ進んで三方電磁バルブ27をキャニスタ側に切換えて
ルーチンを抜け、燃料噴射期間中のときには、上記ステ
ップS809からステップS811へ進んで三方電磁バルブ27
を吸気側に切換えてルーチンを抜ける。
【0061】一方、上記ステップS801でリッチ運転実施
フラグがセットされているときには、上記ステップS801
からステップS802へ進んでエンジン回転数NEや吸気管
圧力P等のエンジン運転状態に基づき、エバポガスの到
達遅れを考慮して電磁バルブ14の開時期を設定する。
すなわち、低回転・低負荷運転時等、エバポガスの到達
遅れが大きいと判断されるような場合には、図13に示
すように、バルブオーバーラップの開始タイミングの前
に電磁バルブ14を開とし、確実にエバポガスが吸気ポ
ート2aから排気ポート2bへ吹き抜けるようにする。
【0062】次いで、上記ステップS802からステップS8
03へ進んで図12のエバポ放出時期補正ルーチンを実行
し、電磁バルブ14の開時期を排気通路20内の空燃比
の目標値からのずれに応じてフィードバック補正する。
【0063】このエバポ放出時期補正ルーチンでは、ス
テップS901で、広域空燃比センサ21の出力に基づいて
検出した空燃比A/Fが目標空燃比の上限値S1を超え
ているか否かを調べ、A/F>S1のとき、ステップS9
02で現在の開時期が遅角限界に達しているか否かを調
べ、遅角限界に達しているときには、そのままルーチン
を抜け、遅角限界に達していないとき、ステップS903で
開時期を設定値だけ遅角し、ルーチンを抜ける。
【0064】また、上記ステップS901で、A/F≦S1
のときには、さらに、ステップS904へ進んで検出空燃比
A/Fが目標空燃比の下限値S2を下回っているか否か
を調べ、A/F≧S2であり、検出空燃比A/Fが目標
空燃比の設定幅内に収まっているときには、ステップS9
04からルーチンを抜け、A/F<S2のとき、ステップ
S904からステップS905へ進んで開時期が進角限界に達し
ているか否かを調べ、進角限界に達しているときにはル
ーチンを抜け、進角限界に達していないとき、ステップ
S906で開時期を設定値だけ進角してルーチンを抜ける。
【0065】そして、電磁バルブ14の開時期をフィー
ドバック補正すると、図11のエバポ放出リッチ運転実
施ルーチンでは、ステップS804へ進んで電磁バルブ14
の開タイミングになったか否かを調べ、開タイミングの
とき、ステップS808で電磁バルブ14を開とした後、ス
テップS810で三方電磁バルブ27をキャニスタ側に切換
えてルーチンを抜ける。
【0066】また、上記ステップS804で電磁バルブ14
の開タイミングでないときには、上記ステップS804から
ステップS805へ進み、現在、電磁バルブ14が開となっ
ているか否かを調べる。そして、電磁バルブ14が閉の
ときには、上記ステップS805から前述のステップS809以
降へ進んで燃料噴射期間か否かに応じて三方電磁バルブ
27を切り換えてルーチンを抜け、電磁バルブ14が閉
のとき、上記ステップS805からステップS806へ進み、現
在、バルブオーバーラップ期間中か否かを調べる。
【0067】その結果、バルブオーバーラップ期間中で
ないときには、上記ステップS806からステップS807へ進
んで電磁バルブ14を閉とした後、前述のステップS809
へ進み、バルブオーバーラップ期間中であるとき、上記
ステップS806から前述のステップS808へ進んで電磁バル
ブ14を開とした後、ステップS810で三方電磁バルブ2
7をキャニスタ側に切換えてルーチンを抜ける。
【0068】本形態では、エンジン回転数や吸気管圧力
等のエンジン状態によるエバポガスの到達遅れを考慮し
てエバポガスの供給開始タイミングを設定するため、効
果的にエバポガスを吸気ポート2aから排気ポート2b
へ吹き抜けさせることができ、空燃比切換え時のトルク
変動によるドライバビリティの悪化や燃料増量による燃
費悪化を生じることなく、触媒に吸蔵したNOxを浄化
することができる。
【0069】尚、以上の第3形態に対し、前述の第2形
態のエバポ放出リッチ運転実施ルーチンにおける電磁バ
ルブ14の開時間設定処理を追加しても良く、これによ
り、更に緻密なリッチスパイク制御が可能となる。
【0070】さらに、各形態において、エンジン1に可
変バルブタイミング機構を設け、リッチスパイク制御時
にバルブタイミングを変化させてバルブオーバーラップ
を大きくしても良く、エバポガスの透過率を高め、より
効率的なリッチスパイク制御が可能となる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、リ
ーン空燃比でのエンジン運転時に触媒のNOx吸蔵能力
が飽和に達したと判定すると、燃料タンクからの蒸発燃
料を貯溜するキャニスタに連通する通路に介装した電磁
バルブを、吸気バルブと排気バルブとのバルブオーバー
ラップ期間中で開動作させ、キャニスタからの蒸発燃料
混合気を吸気側から排気側に供給して触媒に吸蔵したN
Oxを浄化するため、空燃比切換え時のトルク変動によ
るドライバビリティの悪化や燃料増量による燃費悪化を
生じることなく、触媒に吸蔵したNOxを浄化すること
ができる等優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係わり、エバポ放出
リッチ運転実施ルーチンのフローチャート
【図2】同上、リッチ運転実施許可ルーチンのフローチ
ャート
【図3】同上、NOx吸蔵量推定ルーチンのフローチャ
ート
【図4】同上、NOx吸蔵能力飽和判定ルーチンのフロ
ーチャート
【図5】同上、NOx浄化終了判定ルーチンのフローチ
ャート
【図6】同上、エバポ放出タイミングの説明図
【図7】同上、エンジン制御形の概略構成図
【図8】本発明の実施の第2形態に係わり、エバポ放出
リッチ運転実施ルーチンのフローチャート
【図9】同上、エバポ放出時間補正ルーチンのフローチ
ャート
【図10】同上、エンジン制御系の概略構成図
【図11】本発明の実施の第3形態に係わり、エバポ放
出リッチ運転実施ルーチンのフローチャート
【図12】同上、エバポ放出時期補正ルーチンのフロー
チャート
【図13】エバポ放出タイミングの説明図
【符号の説明】
1 …エンジン 10…燃料タンク 12…キャニスタ 14…電磁バルブ 22…触媒コンバータ 30…ECU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 41/02 325 F02D 41/02 325J 41/04 ZAB 41/04 ZAB 305 305B F02M 25/08 ZAB F02M 25/08 ZAB 301 301U

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気ガス中の酸素濃度が高いときにNO
    xを吸蔵し、排気ガス中の酸素濃度が低下すると吸蔵し
    たNOxを放出して還元浄化する触媒を排気系に介装し
    たエンジンの排気浄化装置において、 リーン空燃比でのエンジン運転時に上記触媒のNOx吸
    蔵能力が飽和に達したか否かを判定する手段と、 上記触媒のNOx吸蔵能力が飽和に達したと判定された
    とき、燃料タンクからの蒸発燃料を貯溜するキャニスタ
    に連通する通路に介装した電磁バルブを、吸気バルブと
    排気バルブとのバルブオーバーラップ期間中で開動作さ
    せ、上記キャニスタからの蒸発燃料混合気を吸気側から
    排気側に供給して上記触媒に吸蔵したNOxを浄化する
    手段とを備えたことを特徴とするエンジンの排気浄化装
    置。
  2. 【請求項2】 上記キャニスタからの蒸発燃料混合気を
    インジェクタのエアアシスト通路を介して供給すること
    を特徴とする請求項1記載のエンジンの排気浄化装置。
  3. 【請求項3】 上記電磁バルブの開時期あるいは開時間
    をエンジン運転状態に応じて設定することを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のエンジンの排気浄化装
    置。
  4. 【請求項4】 エンジン運転状態に応じて設定した上記
    電磁バルブの開時期あるいは開時間を、排気系に介装し
    た空燃比センサの出力に基づいて補正することを特徴と
    する請求項3記載のエンジンの排気浄化装置。
JP35044396A 1996-12-27 1996-12-27 エンジンの排気浄化装置 Pending JPH10184342A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000027716A (ja) * 1998-07-15 2000-01-25 Toyota Motor Corp 希薄燃焼内燃機関の蒸発燃料処理方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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