JPH10182436A - 固形医薬製剤 - Google Patents

固形医薬製剤

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JPH10182436A
JPH10182436A JP29970797A JP29970797A JPH10182436A JP H10182436 A JPH10182436 A JP H10182436A JP 29970797 A JP29970797 A JP 29970797A JP 29970797 A JP29970797 A JP 29970797A JP H10182436 A JPH10182436 A JP H10182436A
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JP
Japan
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pharmaceutical preparation
solid pharmaceutical
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erythritol
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JP29970797A
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English (en)
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Yasuo Ono
泰雄 大野
Tadashi Makino
正 槇野
Junichi Kikuta
潤一 菊田
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】口腔内で速い崩壊性と溶解性を有する固形医薬
製剤。 【解決手段】医薬成分,エリスリトール,結晶セルロー
スおよび崩壊剤を含有してなる固形医薬製剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固形医薬製剤、特に
口腔内で水なしでも速い崩壊性あるいは溶解性を有する
口腔内溶解型固形製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、錠剤をはじめとする固形製剤は、
経口投与により消化管内で崩壊、溶解して医薬成分を吸
収せしめることを目的とし、口腔内での速い崩壊性や溶
解性を通常示さない。ところが、人口の高齢化・生活環
境の変化に伴い、錠剤の特徴である取り扱いの便利さを
保ちつつも、老人、小児が水なしでも容易に服用するこ
とができ、また水なしで手軽に何時、何処でも随時服用
することのできる口腔内溶解型固形製剤の開発が要望さ
れている。口腔内で速やかに崩壊し溶解する製剤をつく
る技術としては、従来医薬成分を水性溶媒に溶解または
懸濁させた後、ブリスターパックの予め成形したポケッ
トに充填し、この溶液を凍結乾燥するかあるいは真空乾
燥し水分を除去して製造する方法が提案(特開昭53−
44619,特公昭62−50445号,特再平5−8
12769等)されている。しかし、この方法は製造に
時間を要し、また得られたものの強度が小さいため取り
扱いに問題がある。さらに成形性の低い糖類に医薬成分
を添加し成形性の高い糖類で造粒する方法(特再平7
(1995)−820380)があり、この方法により
得られたものは流通過程において剤型が壊れない程度の
硬度を有するが、造粒物を低圧で打錠するため成形性の
高い糖類に見られる打錠障害等の問題がある。そのうえ
口腔内における速やかな崩壊性と溶解性についても、さ
らに検討の余地が残されている。一方、湿式成形による
口腔内溶解製剤の研究も進められている。しかし、一般
に崩壊性、溶解性の速い錠剤は強度が不足するという欠
点を有している。一方、特開平1−268627,同1
−268628及び同8−27033には、エリスリト
ールを用いる医薬組成物や剤が記載されているが、口腔
内での速壊解性の固形医薬製剤についての具体的記載は
ない。このような観点から、口腔内で優れた崩壊性と溶
解性とを示すと共に製剤工程、さらには流通過程におい
て損傷することのない適度な強度を有する製剤の開発が
望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は水なしでも容
易に服用することができる固形医薬製剤、特に口腔内で
速やかに崩壊し溶解する固形医薬製剤を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、医薬成分にエリスリトールと結晶セルロースと
崩壊剤との3成分を処方した製剤は、口腔内で速やかに
崩壊・溶解する性質を有することを見い出し、本発明を
完成するに至った。すなわち、本発明は(1)(i)医
薬成分,(ii)エリスリトール,(iii)結晶セルロー
ス,および(iv)崩壊剤を含有してなる固形医薬製剤, (2)口腔内溶解型である前記(1)記載の固形医薬製
剤, (3)さらにマンニトールを含有する前記(1)記載の
固形医薬製剤, (4)崩壊剤がクロスポビドンである前記(1)記載の
固形医薬製剤, (5)エリスリトールを固形医薬製剤100重量部に対
して約5〜90重量部含有してなる前記(1)記載の固
形医薬製剤, (6)結晶セルロースを固形医薬製剤100重量部に対
して約3〜50重量部含有してなる前記(1)記載の固
形医薬製剤, (7)崩壊剤を固形医薬製剤100重量部に対して約1
〜10重量部含有してなる前記(1)記載の固形医薬製
剤, (8)(i)医薬成分,(ii)エリスリトール,(iii)
結晶セルロース,および(iv)崩壊剤の成分が、均一に
混合している前記(1)記載の固形医薬製剤, (9)錠剤である前記(1)記載の固形医薬製剤, (10)固形医薬製剤100重量部に対して、それぞれ
約0.3〜50重量部の(i)医薬成分、約50〜80重
量部の(ii)エリスリトール、約5〜20重量部の(ii
i)結晶セルロースおよび約3〜7重量部の(iv)崩壊
剤を含有してなる口腔内溶解型固形製剤, (11)医薬成分が鎮暈剤又は乗物酔い予防・治療薬で
ある前記(1)記載の固形医薬製剤, (12)(ii)エリスリトール、(iii)結晶セルロー
ス及び(iv)崩壊剤を組み合わせて配合することを特徴
とする(i)医薬成分を含有する固形医薬製剤の口腔内
崩壊性ないし溶解性の改善方法, (13)(ii)エリスリトール、(iii)結晶セルロー
ス及び(iv)崩壊剤の、口腔内崩壊性ないし溶解性の改
善された(i)医薬成分を含有する固形医薬製剤の製造
への使用, (14)(i)医薬成分,(ii)エリスリトール,(ii
i)結晶セルロース,および(iv)崩壊剤を混合するこ
とを特徴とする固形医薬製剤の製造法, (15)固形医薬製剤が投与後1分以内に口腔内の唾液
のみで完全に溶解する製剤である前記(14)記載の製
造法に関する。 本発明で用いられる医薬成分としては、固体状、粉末
状、結晶状、油状、溶液状など何れの形状のものでもよ
く、例えば滋養強壮保健薬、解熱鎮痛消炎薬、向精神病
薬、抗不安薬、抗うつ薬、催眠鎮静薬、鎮痙薬、胃腸
薬、制酸剤、鎮咳去痰剤、歯科口腔用薬、抗ヒスタミン
剤、強心剤、不整脈用剤、利尿剤、血圧降下剤、血管収
縮剤、冠血管拡張剤、末梢血管拡張剤、利胆剤、抗生物
質、化学療法剤、糖尿病用剤、骨粗しょう症用剤、骨格
筋弛緩薬、鎮暈剤乃至は乗物酔薬などから選ばれた1種
または2種以上の成分が用いられる。
【0005】滋養強壮保健薬には、例えばビタミンA類
(ビタミンAとその誘導体を含む、以下同様に略称す
る)、ビタミンD類、ビタミンE類(酢酸d−α−トコ
フェロールなど)、ビタミンB1類(ジベンゾイルチア
ミン、フルスルチアミン塩酸塩など)、ビタミンB2
(酪酸リボフラビンなど)、ビタミンB6(塩酸ピリド
キシンなど)、ビタミンC類(アスコルビン酸、L−ア
スコルビン酸ナトリウムなど)、ビタミンB12類(酢酸
ヒドロキソコバラミンなど)などのビタミン,カルシウ
ム、マグネシウム、鉄などのミネラル,タンパク,アミ
ノ酸,オリゴ糖,生薬などが含まれる。解熱鎮痛消炎薬
としては、例えばアスピリン、アセトアミノフェン、エ
テンザミド、イブプロフェン、塩酸ジフェンヒドラミ
ン、dl−マレイン酸クロルフェニラミン、リン酸ジヒド
ロコデイン、ノスカピン、塩酸メチルフェドリン、塩酸
フェニルプロパノールアミン、カフェイン、無水カフェ
イン、セラペプターゼ、塩化リゾチーム、トルフェナム
酸、メフェナム酸、ジクロフェナクナトリウム、フルフ
ェナム酸、サリチルアミド、アミノピリン、ケトプロフ
ェン、インドメタシン、ブコローム、ペンタゾシンなど
が挙げられる。向精神病薬としては、例えばクロルプロ
マジン、レセルピンなどが挙げられる。抗不安薬として
は、例えばクロルジアゼポキシド、ジアゼパムなどが例
示される。抗うつ薬としては、例えばイミプラミン、マ
プロチリン、アンフェタミンなどが例示される。
【0006】催眠鎮静薬としては、例えばエスタゾラ
ム、ニトラゼパム、ジアゼパム、フェノバルビタールナ
トリウムなどが例示される。鎮痙薬には、例えば臭化水
素酸スコポラミン、塩酸ジフェンヒドラミン、塩酸パパ
ベリンなどが含まれる。胃腸薬には、例えばジアスター
ゼ、含糖ペプシン、ロートエキス、リパーゼAP、ケイ
ヒ油などの健胃消化剤,塩化ベルベリン、耐性乳酸菌、
ビフィズス菌などの整腸剤などが含まれる。制酸剤とし
ては、例えば炭酸マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサ
イト、沈降炭酸カルシウム、酸化マグネシウムなどが挙
げられる。鎮咳去痰剤としては、例えば塩酸クロペラス
チン、臭化水素酸デキストロメトルファン、テオフィリ
ン、グァヤコールスルホン酸カリウム、グアイフェネシ
ンなどが挙げられる。歯科口腔用薬としては、例えばオ
キシテトラサイクリン、トリアムシノロンアセトニド、
塩酸クロルヘキシジン、リドカインなどが例示される。
抗ヒスタミン剤としては、例えば塩酸ジフェンヒドラミ
ン、プロメタジン、塩酸イソチペンジル、dl−マレイン
酸クロルフェニラミンなどが挙げられる。強心剤として
は、例えば塩酸エチレフリンなどが挙げられる。不整脈
用剤としては、例えば塩酸プロカインアミド、塩酸プロ
プラノロール、ピンドロールなどが含まれる。利尿剤と
しては、例えばイソソルピド、フロセミドなどが挙げら
れる。血圧降下剤としては、例えば塩酸デラプリル、カ
プトプリル、臭化ヘキサメトニウム、塩酸ヒドララジ
ン、塩酸ラベタロール、メチルドーパなどが挙げられ
る。
【0007】血管収縮剤としては、例えば塩酸フェニレ
フリンなどが挙げられる。冠血管拡張剤としては、例え
ば塩酸カルボクロメン、モルシドミン、塩酸ベラパミル
などが挙げられる。末梢血管拡張剤としては、例えばシ
ンナリジンなどが例示される。利胆剤としては、例えば
デヒドロコール酸、トレピプトンなどが例示される。 抗生物質には、例えばセファレキシン、アモキシシリ
ン、塩酸ピブメシリナム、塩酸セフォチアムなどのセフ
ェム系、ペネム系およびカルパペネム系抗生物質などが
含まれる。化学療法剤としては、例えばスルファメチゾ
ール、チアゾスルホンなどが挙げられる。糖尿病用剤と
しては、例えばトルブタミド、ボグリボースなどが挙げ
られる。骨粗しょう症用剤としては、例えばイプリフラ
ボンなどが挙げられる。骨格筋弛緩薬としては、メトカ
ルバモールなどが挙げられる。鎮暈剤又は乗物酔い予防
・治療薬としては、塩酸メクリジン、シメンヒドリナー
トなどが挙げられる。医薬成分は、一般に医薬、食品分
野などで用いられる希釈剤などによって希釈されたもの
であってもよい。また、医薬成分の少なくとも一種が油
状のものであってもよい。
【0008】本発明で用いられる医薬成分の中で本発明
に特に適するものとしては、例えば上述のビタミン類、
生薬、解熱鎮痛消炎薬、抗不安薬、催眠鎮静薬、胃腸
薬、鎮咳去痰剤、血圧降下剤、糖尿病用剤、骨粗しょう
症用剤、骨格筋弛緩薬、鎮暈剤又は乗物酔い予防・治療
薬などが挙げられる。本発明は、水なしでのむ必要のあ
ることの多い医薬である解熱、鎮痛、消炎薬、抗不安
剤、鎮咳去痰剤、鎮暈剤又は乗物酔い予防・治療薬の製
剤に特に好適に適用される。本発明の固形医薬製剤は、
前記医薬成分を、通常約0.05〜70重量%、好まし
くは約0.1〜50重量%、さらに好ましくは約0.3〜
30重量%含む。本発明の製剤原料の一つとして使用す
るエリスリトールは、糖アルコールの一種であり、通常
ぶどう糖を原料として酵母による発酵により生産され
る。通常、粒度が50メッシュを通過し得るものが用い
られ、これは、市販品(日研化学(株)製品)として入
手することができる。エリスリトールは、固形医薬製剤
100重量部に対して通常、約5〜90重量部、好まし
くは約10〜80重量部、さらに好ましくは約20〜8
0重量部となるように含有させる。とりわけ、約50〜
80重量部程度含有させると好適であることが多い。
【0009】本発明で使用することのできる結晶セルロ
ースは、微結晶セルロースと云われているものも含み、
α−セルロースを部分的に解重合して、精製したもので
あればよい。各種グレード、例えばセオラスKG 80
1,アビセルPH 101,アビセルPH 102,アビ
セルPH 301,アビセルPH 302,アビセルRC
−591(結晶セルロース・カルメロースナトリウム)
などを用いることができる。これら結晶セルロースは単
独使用でもよいが、二種以上併用することもできる。好
ましくは高成形アビセルといわれているセオラスKG
801が挙げられる。これら原料は市販品(旭化成
(株)製)として入手することができる。結晶セルロー
スは、固形医薬製剤100重量部に対して約3〜50重
量部、好ましくは約5〜40重量部となるよう含有させ
る。とりわけ、約5〜20重量部程度配合するのが好ま
しい。
【0010】本発明で使用することのできる崩壊剤とし
ては、本発明の目的を損なわない限り、製剤分野で慣用
される崩壊剤を用いることができる。好ましい崩壊剤と
しては、例えばクロスポビドン(ISP Inc., BAS
F)、クロスカルメロースナトリウム(FMC−旭化
成)、カルメロースカルシウム(五徳薬品)などスーパ
ー崩壊剤と称される崩壊剤が特に好ましい。その他の好
ましい崩壊剤としては、例えば、カルボキシメチルスタ
ーチナトリウム(松谷化学(株))、低置換度ヒドロキ
シプロピルセルロース(信越化学(株))、コーンスタ
ーチなどを挙げることができる。これら崩壊剤は単独使
用のほかに、二種以上併用することもできる。例えばク
ロスポビドン単独、あるいはクロスポビドンと他の崩壊
剤との併用が考えられる。尚、クロスポピドンは、クロ
ス−リンクト(架橋)ポピドン、コリドンCL(BAS
F社製)、(ポリプラストンXL)、ポリプラスドン、
XL−10,INF−10(ISP社製)、ポリビニル
ポリピロリドン、PVPP,1−ビニル−2−ピロリジ
ノンホモポリマーと称されているものも含め、1−エテ
ニル−2−ピロリジノンホモポリマーという化学名を有
し架橋されている重合物のいずれであってもよい。通常
分子1,000,000を超えている。このような崩壊
剤は、固形医薬製剤100重量部に対して、通常約1〜
15重量部、ふつう約1〜10重量部程度含有させて、
より好ましくは約3〜7重量部程度となるよう含有させ
る。
【0011】本発明の製剤では、以上の成分のほかに、
マンニトールを、好ましくは固形医薬製剤100重量部
に対して約5〜90重量部付加して使用することができ
る。マンニトールは市販品(東和化成(株))として入
手することができ、通常その粒度が150メッシュを通
過し得るものを使用する。本発明の固形医薬製剤は、特
に口腔内溶解型固形製剤として有用であり、これは固形
ではあるが、そのまま飲み込まず口腔内で溶解または崩
壊させて服用する製剤である。固形製剤は、通常顆粒,
錠剤などを挙げることができるが、本発明の固形製剤と
しては、錠剤が好ましく、錠剤の場合適度な硬度を有す
ることが特徴である。
【0012】本発明の製剤には発明の効果に支障のない
限り、一般製剤の製造に用いられる種々の添加剤を含ん
でいてもよい。このような添加剤とし、例えば結合剤、
酸味料、発泡剤、人口甘味料、香料、滑沢剤、着色剤な
どが挙げられる。結合剤としては、例えばヒドロキシプ
ロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、α化デンプン、ポリビニルピロリドン、アラビアゴ
ム末、ゼラチン、プルランなどが挙げられる。酸味料と
しては、例えばクエン酸、酒石酸、リンゴ酸などが挙げ
られる。発泡剤としては、例えば重曹などが挙げられ
る。人口甘味料としては、例えばサッカリンナトリウ
ム、グリチルリチン二カリウム、アスパルテーム、ステ
ビア、ソーマチンなどが挙げられる。香料としては、例
えばレモン、レモンライム、オレンジ、メントールなど
が挙げられる。滑沢剤としては、例えばステアリン酸マ
グネシウム、ショ糖脂肪酸エステル、ポリエチレングリ
コール、タルク、ステアリン酸などが例示される。着色
剤としては、例えば食用黄色5号、食用赤色2号、食用
青色2号などの食用色素,食用レーキ色素,ベンガラな
どが挙げられる。本発明の製剤は、上記した成分を均一
に含有しているのが好ましい。すなわち各成分が製剤全
体に一様に分布しているのが好ましい。
【0013】本発明の製剤は、医薬製剤分野の慣用技術
に従い、製造することができる。通常医薬成分と他の製
剤原料成分とを混合し、要すればさらに練合又は乾燥乃
至成形工程を経て、製造される。錠剤の場合、このよう
にして得られた製剤をさらに打錠することにより製造さ
れる。医薬成分と製剤原料成分との混合は、一般に用い
られる混合方法、例えば混合、練合などにより行われ
る。具体的には、バーチカルグラニュレーターVG10
(パウレック社製)、万能練合機(畑鉄工所製)、流動
層造粒機FD−5S(パウレック社製)などを用いて混
合することができる。医薬成分および製剤原料成分を含
む混合物は、直接打錠してもよいが、通常打錠する前に
練合される。水分を含む混合物の練合には、製剤の製造
手段として一般に用いられる方法を用いることができ
る。例えば医薬成分と原料成分とを混合する際に用いら
れる上記装置などを用いて練合できる。乾燥は、例えば
真空乾燥、凍結乾燥、自然乾燥、流動層乾燥など製剤一
般の乾燥に用いられる何れの方法によってもよい。
【0014】錠剤を製造するための打錠には、一般に錠
剤の成型または造粒に用いられる装置が用いられる。例
えば、単発錠剤機(菊水製作所製)、ロータリー式錠剤
機(菊水製作所製)などを用いることができる。打錠の
際の成型圧力は、通常0.5〜3 ton/cm2である。かく
して得られる本発明の固形医薬製剤、特に口腔内溶解型
錠剤は、口腔内での速やかな崩壊性および溶解性を示
す。すなわち、本発明の口腔内溶解型錠剤の口溶け時間
(健康な成人男子の口腔内の唾液で錠剤が完全に溶解す
るまでの時間)は、通常約0.1〜1.0分、好ましくは
約0.1〜0.8分、より好ましくは約0.1〜0.5分程
度である。また硬度(錠剤硬度計による測定値)は、通
常約2〜15kg、好ましくは約3〜10kg程度である。
従って、本発明の口腔内溶解型錠剤は、高齢者用、小児
用の服用しやすい錠剤として、また一般成人の緊急時の
安全な製剤として、それぞれの医薬成分を含有する従来
の医薬製剤と同様にそれぞれの医薬成分の有効な種々の
病気の治療、予防にそれらの治療・予防を必要とする患
者に用いることができ、長期間の保存、安定性にも優れ
ている。本発明の製剤は、のみこむ必要はなく、口腔中
で、唾液だけで容易に溶けるので、水なしでのむことが
できる点をのぞいて従来の経口剤と同様に投与すること
ができる。又、本発明の製剤は、毒性が低く、安全に、
小児から高齢者まで幅広い人に投与できる。投与量は、
医薬成分の種類、患者の重篤度、年令にもよるが従来の
経口剤と同程度である。例えば、塩酸メクリジンの場
合、成人1日当りの投与量は、活性成分として約1−1
00mg、好ましくは、約10−75mgである。臭化水素
酸スコポラミンの成人1人当りの投与量は、活性成分と
して、約0.01−1mg、好ましくは、約0.05−0.
5mgである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、実施例と比較例を挙げて本
発明をさらに詳しく説明するが、これらは本発明を限定
するものではない。
【0016】
【実施例】なお、実施例および比較例で得られた錠剤は
下記試験法によって、その物性を測定した。 (1)硬度試験 錠剤硬度計(シュロイニーゲル社製)を用いて測定し
た。試験は3〜10回行い、その平均値を示した。 (2)口腔内溶解時間 成人男子において、錠剤が口腔内の唾液のみで完全に崩
壊、溶解するまでの時間を測定した。 実施例1〜2および比較例1〜3 〔表1〕に本発明の製剤の処方である実施例1、2と比
較のための処方として比較例1、2,3を示した。各処
方例について医薬成分、エリスリトール(日研化学
(株)製)、マンニトール(東和化成(株)製)、結晶
セルロース(旭化成(株)製)、クロスポビドン(poly
plasdone XL−10、ISP Inc.製)を練合機(パ
ウレック バーチカルグラニュレーター)に仕込み、5
0%エタノール溶液で練合(400rpm、3分間)し
た。乾燥後パワーミル(1.5mmスクリーン)で整粒
し、ステアリン酸マグネシウム0.3%を配合し、ロー
タリー式打錠機(菊水製作所(株)製)を用いて、1錠
400mg,10mmφ、隅角の杵で打錠圧1.2ton/cm2
で打錠した。得られた錠剤について硬度と口腔内溶解時
間の測定を行った。その結果を〔表2〕に示した。
【0017】
【表1】
【表2】
【0018】実施例3〜4および比較例4 〔表3〕に本発明の製剤の処方である実施例3、4と比
較のための処方として比較例4を示した。各処方例につ
いて医薬成分、エリスリトール(日研化学(株)製)、
マンニトール(東和化成(株)製)、結晶セルロース
(旭化成(株)製)、クロスポビドン(ISP Inc.
製)、およびステアリン酸マグネシウム1.0%を混合
し直接打錠法により、ロータリー式打錠機(菊水製作所
(株)製)を用いて、1錠400mg,10mmφ、隅角の
杵で打錠圧1.2ton/cm2 で打錠した。得られた錠剤に
ついて硬度と口腔内溶解時間の測定を行った。その結果
を〔表4〕に示した。
【0019】
【表3】
【表4】
【0020】実施例5 〔表5〕に本発明の製剤の処方である実施例5と、比較
のための処方として比較例5を示した。各処方例につい
て医薬成分、エリスリトール(日研化学(株)製)、結
晶セルロース(旭化成(株)製)、クロスポビドン(I
SP Inc.製)、クエン酸、アスパルテームを流動層
造粒機(パウレック(株)LAB1)に仕込み、水を使
用して造粒をおこなった。但し、その際臭化水素酸スコ
ポラミンは水200mlに溶解して、スプレーしながら添
加し造粒をおこなった。得られた造粒物にステアリン酸
マグネシウム0.5%を混合し、ロータリー式打錠機
(菊水製作所(株)製)を用い、1錠400mg,10mm
φ、隅角の杵で打錠圧0.8ton/cm2 で打錠した。得ら
れた錠剤について硬度と口腔内溶解時間の測定を行っ
た。その結果を〔表6〕に示した。
【0021】
【表5】
【表6】
【0022】実施例6 〔表7〕に本発明の製剤の処方である実施例6を示し
た。
【表7】 医薬成分、エリスリトール(日研化学(株)製)、結晶
セルロース(旭化成(株)製)、クエン酸、アスパルテ
ーム、黄色5号アルミニュームレーキを流動層造粒機
(パウレック(株)LAB1)に仕込み、水を使用して
造粒をおこなつた。但し、その際、臭化水素酸スコポラ
ミンは水200mlに溶解し、スプレーしながら、添加
し、造粒を行った。得られた造粒物に、クロスポピドン
(ISP INC製)、軽質無水ケイ酸、l−メントー
ル、ステアリン酸マグネシウム 0.5%を混合し、ロ
ータリー式打錠機(菊水製作所(株)製)を用い、1錠
400mg,10mmφ、隅角の杵で打錠圧0.8ton/cm2
で打錠した。得られた錠剤について硬度、口腔内溶解時
間の測定を行った。その結果を〔表8〕に示す。
【表8】
【0023】
【発明の効果】本発明の口腔内溶解型錠剤は、優れた崩
壊性あるいは溶解性を有しているため服用が容易であ
り、かつ適度な強度を有しているため長期間の保存、安
定性に優れている。従って、含まれている医薬成分に応
じて適用される患者、特に高齢者または小児患者の病気
の治療、予防に好適に用いることができる。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(i)医薬成分,(ii)エリスリトール,
    (iii)結晶セルロース,および(iv)崩壊剤を含有し
    てなる固形医薬製剤。
  2. 【請求項2】口腔内溶解型である請求項1記載の固形医
    薬製剤。
  3. 【請求項3】さらにマンニトールを含有する請求項1記
    載の固形医薬製剤。
  4. 【請求項4】崩壊剤がクロスポビドンである請求項1記
    載の固形医薬製剤。
  5. 【請求項5】エリスリトールを固形医薬製剤100重量
    部に対して約5〜90重量部含有してなる請求項1記載
    の固形医薬製剤。
  6. 【請求項6】結晶セルロースを固形医薬製剤100重量
    部に対して約3〜50重量部含有してなる請求項1記載
    の固形医薬製剤。
  7. 【請求項7】崩壊剤を固形医薬製剤100重量部に対し
    て約1〜10重量部含有してなる請求項1記載の固形医
    薬製剤。
  8. 【請求項8】(i)医薬成分,(ii)エリスリトール,
    (iii)結晶セルロース,および(iv)崩壊剤の成分
    が、均一に混合している請求項1記載の固形医薬製剤。
  9. 【請求項9】錠剤である請求項1記載の固形医薬製剤。
  10. 【請求項10】固形医薬製剤100重量部に対して、そ
    れぞれ約0.3〜50重量部の(i)医薬成分、約50〜
    80重量部の(ii)エリスリトール、約5〜20重量部
    の(iii)結晶セルロースおよび約3〜7重量部の(i
    v)崩壊剤を含有してなる口腔内溶解型固形医薬製剤。
  11. 【請求項11】医薬成分が鎮暈剤又は乗物酔い予防・治
    療薬である請求項1記載の固形医薬製剤。
  12. 【請求項12】(ii)エリスリトール、(iii)結晶セ
    ルロース及び(iv)崩壊剤を組み合わせて配合すること
    を特徴とする(i)医薬成分を含有する固形医薬製剤の
    口腔内崩壊性ないし溶解性の改善方法。
  13. 【請求項13】(ii)エリスリトール、(iii)結晶セ
    ルロース及び(iv)崩壊剤の、口腔内崩壊性ないし溶解
    性の改善された(i)医薬成分を含有する固形医薬製剤
    の製造への使用。
  14. 【請求項14】(i)医薬成分,(ii)エリスリトー
    ル,(iii)結晶セルロース,および(iv)崩壊剤を混
    合することを特徴とする固形医薬製剤の製造法。
  15. 【請求項15】固形医薬製剤が投与後1分以内に口腔内
    の唾液のみで完全に溶解する製剤である請求項14記載
    の製造法。
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