JPH10182398A - 香料噴射装置及びそれを用いた香料調合装置 - Google Patents

香料噴射装置及びそれを用いた香料調合装置

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JPH10182398A
JPH10182398A JP8342217A JP34221796A JPH10182398A JP H10182398 A JPH10182398 A JP H10182398A JP 8342217 A JP8342217 A JP 8342217A JP 34221796 A JP34221796 A JP 34221796A JP H10182398 A JPH10182398 A JP H10182398A
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fragrance
perfume
nozzle
diaphragm
electronic circuit
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JP8342217A
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Chiyoshige Nakazawa
千代茂 中澤
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】新規な香料の開発において、香料を調合する時
間と労力が多大であり、香料を構成する材料も多量に必
要であった。それ故開発に要する時間が長く、材料費も
多く必要であった。 【解決手段】液体香料を保持する容器104と、流路1
08と、ノズル103と、ノズル内の香料に圧力を印加
する圧力発生手段105,106,109と、圧力発生
手段を制御する電子回路110と、電子回路に数値を入
力する入力手段112とからなり、電子回路から発せら
れる入力した数値の数の駆動信号に従って圧力発生手段
が駆動し、ノズルから、入力した数値の液滴状態の香料
117を噴射する図1の香料噴射装置を複数個有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、香水、オーデコロ
ン等の液体香料の噴射装置に関する。特に(1)新規な
香料の開発段階に於いて異なる香りの香料を組み合わせ
て新規な香料を作成する際の香料調合装置、(2)異な
る香りの香料を複数種類噴霧して自分の好みの香りを使
用者が作成できる香料調合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】香水やオーデコロン等のフレグランス製
品は、一般的にエタノールないしエタノール水溶液をベ
ースとして、これに数種類から十数種類の天然及び合成
香料を配合している。
【0003】芳香成分の保留剤や香気補強剤、エタノー
ル刺激臭緩和剤等の開発に於いては、特開平6−219
932号公報や特開平6−88092号公報、特開平6
−239726号公報に開示されているように、予め香
料を調合しておき、ベース剤に調合した香料と、上記の
芳香成分の保留剤や香気補強剤、エタノール刺激臭緩和
剤と、その他の必要成分をそれぞれの添加量を変えなが
ら調合し、フレグランス製品として要求される、各種の
試験を行うことによって、各成分の最適な添加量を調
べ、新規なフレグランス製品の開発を行っていた。
【0004】これとは別に、新規なフレグランス製品の
開発に於いては、上記の従来技術のように芳香成分の保
留剤や香気補強剤、エタノール刺激臭緩和剤等の開発の
みでなく、数種類から十数種類の香料の配合比率を最適
化する研究も併せて行われている。この場合に於いて
も、数種類から十数種類の香料の配合比率を変えて調合
した数千種類から数万種類の候補組成を作成し、フレグ
ランス製品とし、各種の試験を行っていた。
【0005】また香水やオーデコロン等のフレグランス
製品の消費者においては、自分独自の香りのフレグラン
ス製品を使いたいという要望がある。更に自分独自の香
りを数種類準備しておき、その中から毎日異なる香りの
フレグランス製品を使いたいという要望がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】新規なフレグランス製
品の開発に於いて、数種類から十数種類の香料成分の最
適な添加割合を決定するためには、何千、何万種類の候
補組成を調合する必要があり、更に特開平6−2199
32号公報や特開平6−239726号公報に開示され
ているように、フレグランス製品中10,000分の5
ないし10,000分の10程度の微小量の成分が含ま
れていることから、正確な添加割合を決定するために
は、一種類の候補組成の試作量を多くする必要がある。
【0007】例えば特開平6−219932号公報に開
示されている実施例2の組成は、13種類の香料成分を
含んでおり、各成分について3水準づつ添加割合を変え
て候補組成を調合する場合、313種類すなわち1,59
4,323種類の候補組成を調合する必要があった。こ
れだけの種類の香料を調合するためには多大な時間と労
力が必要になる。更に正確な組成比で候補組成を調合す
るためには、1組成に付き100g程度調合する必要が
ある。即ち、候補組成として100g調合したとして
も、上記公報の実施例2の組成におけるイランイランオ
イルの添加量は、0.08gであり、イランイランオイ
ルの添加量を3水準変えるために例えば0.04g、
0.08g、0.12gとして、これらの量を正確に秤
量するためには全体で100g調合する必要がある。と
ころがこの場合に於いて、ベース剤の99度ビトレック
ス変性アルコールは、84重量%添加しているため、
1,594,323×100×0.84=133,92
3,231g、即ち約134トン必要であった。
【0008】また香水やオーデコロン等のフレグランス
製品を使う際に、毎日異なる香りの自分独自のフレグラ
ンス製品を使いたい場合、フレグランス製品の一般消費
者が、フレグランス製品製造メーカーに自分独自のフレ
グランス製品の製造を依頼することは実質的に不可能で
ある。また消費者が、極微量の成分を含有するフレグラ
ンス製品に付いて、数種類の香りのフレグランス製品を
準備して、自ら好みの香りを調合することも、正確な調
合ができないという点から実質的に不可能であった。
【0009】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、フレグランス製品の開発に於い
て、開発に要する時間と労力、特に成分を調合するため
の時間と労力を少なくすると共に、構成成分の必要量を
極少量とすることができる香料噴射装置及び香料調合装
置を提供することを目的としたものである。
【0010】更に本発明は、フレグランス製品を使う際
に、数種類の香りのフレグランス製品を準備するだけ
で、何百種類、何千種類の香りのフレグランス製品を再
現性良く手軽に作り出す香料調合装置を消費者に提供す
ることを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、請求項1記載の発明は、液体香料を保持する容
器と、該容器に連通する流路と、該流路に連通するノズ
ルと、該ノズルに対応して該ノズル内の香料に圧力を印
加する圧力発生手段と、該圧力発生手段を制御する電子
回路と、該電子回路に数値を入力する入力手段とからな
る香料噴射装置であって、前記電子回路から発せられる
入力した数値の数の駆動信号に従って前記圧力発生手段
を駆動し、前記ノズルから液滴状態の香料を噴射するこ
とを特徴とする。
【0012】本発明によれば、入力した数値の数だけ、
液体香料を液滴状態で吐出することができ、吐出する香
料液滴の数を正確に制御することができる。
【0013】この場合において、請求項2記載のよう
に、前記液滴の重量が、数ミリgから数ナノgであるこ
とが望ましく、これにより更に数ミリgから数ナノgと
いう極少量の液体香料を吐出できるという効果を有す
る。
【0014】またこの場合において、請求項3記載のよ
うに、前記液滴の重量が、常に安定し、正確であること
が望ましく、これにより更に数ミリgから数ナノgとい
う極少量の液体香料の吐出量を正確に制御できるという
効果を有する。
【0015】請求項1記載の発明の圧力発生手段は、加
熱により液体香料が気体に相変化する際の体積膨張によ
る圧縮力を用いることもできるが、請求項4記載のよう
に、前記流路の一部に設けられた電気機械変換素子の変
位力を用いたものにすることもできれば、請求項5記載
のように、前記流路の一部に設けられた振動板と、該振
動板に空隙をもって対向する電極とを有し、前記振動板
と前記電極間に電気パルスを印加し、発生する静電気力
によって前記振動板を変形させた後、前記電気パルスを
解除することにより発生する前記振動板の復元力を用い
たものにすることもできる。このようにすると、液体香
料には熱的衝撃が加わらず、香料の香りが変質すること
がない。
【0016】請求項6記載の本発明の香料調合装置は、
前述の香料噴射装置を複数個有すると共に、複数個の前
記容器にそれぞれ異なる香りの液体香料を保持させたこ
とを特徴とする。本発明によれば、複数個の容器から異
なる香りの液体香料を、その香料の香りを変質させるこ
となく吐出できることから、新規なフレグランス製品の
開発に於いて、数種類から十数種類の香料成分の最適な
添加割合を決定する場合に、複数の電子回路にそれぞれ
入力する数値を変えることで、何千、何万種類の候補組
成を調合する。更に数ミリgから数ナノg単位で香料を
調合できるため、各香料成分やベース剤の量が少なくて
済むという効果を奏する。
【0017】また、一般消費者が自宅に於いても、電子
回路に数値を入力するだけで、好きな好みの香料を手軽
に作成できるという効果を奏する。
【0018】よって、上記の課題を解決することができ
る。
【0019】請求項6記載の発明は、そのままでも構わ
ないが、請求項7記載のように、複数個の電子回路と複
数個の入力手段を1個とし、該電子回路で複数個の香料
噴射装置からの香料の噴射を制御せしめることが望まし
く、これにより更に安価な香料調合装置とすることがで
き、一般消費者の入手性を容易ならしめるという効果を
奏する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の内容を以下の実施の形態
に従い詳細に説明する。
【0021】但し、本発明は以下の実施の形態に限定さ
れるものではない。
【0022】図1及び図2は、本発明の第1の実施の形
態における香料噴射装置を示す概念図である。図1と図
2において同じ番号は同じ部品を示す。101は第1の
基板、102は第2の基板、103は香料を液滴状態で
噴射させるノズル、104は香料を保持する容器、10
5は振動板、106は圧電素子、108は連結管、10
9は圧力室、110は香料の噴射を制御する電子回路、
111は信号入力装置、112は数値入力手段、113
は噴射スタートボタン、117は飛翔中の香料滴であ
る。また201はキャップ、202は真空ポンプ、20
3はキャップ201と真空ポンプ202をつなぐ連結管
である。
【0023】ノズル103、圧力室109は連通した溝
状の流路を構成し、連結管108を介して容器104に
通じている。ノズル103、圧力室109は第1の基板
101上に一体となって形成されている。第1の基板1
01はポリカーボネイトやポリエーテルサルフォン、ポ
リイミド等のプラスチックやガラスあるいは紫外線硬化
樹脂等の感光性樹脂よりなり、射出成型、エッチング、
レーザ加工、光硬化樹脂によるリソグラフィ等により形
成される。
【0024】第2の基板102は可撓性のある材質から
なり、自由に曲げ・伸ばしが可能となっている。第2の
基板102は第1の基板101の表面に溶着または接着
されている。
【0025】振動板105は、ステンレス、圧延銅又は
電解銅やその他の金属または導電性部材で作られ、第2
の基板102上の流路上方部表面に接着層107aを介
して接着され、圧電素子106に電圧を印加する際に共
通電極としても作用している。
【0026】圧電素子106は、チタン酸バリウムやジ
ルコン酸鉛等の圧電性を示す材料を焼結して作られてい
る。圧電素子106は分極処理されており、厚み方向に
電圧を印加することにより電荷を保持して長さ方向に収
縮する性質を有する。このような圧電素子106は接着
層107bを介して振動板105上で、圧力室109の
上部に接着されている。圧電素子106および振動板1
05は互いの表面粗さにより接着層107bを介しても
接触しており、導通性は保たれている。圧電素子106
は電圧を印加することにより長さ方向に収縮しようとす
るが、前述のように振動板105に拘束されるように構
成されているので、曲げモーメントが作用して圧電素子
106と振動板105は撓む。圧電素子106の厚みを
薄くした場合、圧電素子106内部に生ずる電界は厚い
場合よりも大きくなるので、同一の電界を生じさせて駆
動する場合には、圧電素子106の厚みに反比例してよ
り低い電圧で駆動させることができる。
【0027】ノズル103は液体香料の吐出孔である。
【0028】圧力室109は、圧電素子106及び振動
板105の撓みによって流路内に圧力を生じさせる。す
なわち圧電素子106と振動板105及び圧力室109
により、香料に圧力を印加する圧力発生手段を構成して
おり、圧力を印加されることにより、液体香料は滴11
7となり、ノズル103から吐出する。ノズル103及
び圧力室109から構成される流路と、流路上の圧力発
生手段は、1個でも複数個でも構わない。複数個であれ
ば、一定時間内により多量の香料を噴射できる反面、正
確な量の香料を噴射できなくなる。そこで流路及び圧力
発生手段の数は、諸処の条件により決定される。本実施
の形態では1個とした。
【0029】110は圧電素子106を駆動制御する電
子回路であり、信号伝達線115a,115bを介し
て、接続端子114aにおいて圧電素子106と電気的
に接続され、接続端子114bにおいて振動板105と
電気的に接続されている。
【0030】信号入力装置111は、数値入力手段11
2と噴射スタートボタン113から成り、数値入力手段
112は液滴状態で噴射する香料の液滴数を入力する。
【0031】次に図2を使って香料の噴射方法を説明す
る。容器104に充填した香料を、真空ポンプ202に
連結管203を介して連結されたキャップ201でノズ
ル103から吸引し、容器104から連結管108を通
って、圧力室109、ノズル103まで香料で満たされ
た状態にする。次に数値入力手段112に数値nを入力
し、噴射スタートボタン113を押すと、噴射スタート
信号が電子回路110に伝達される。電子回路110
は、圧電素子106を駆動するパルス状の信号をn回発
し、n回、圧電素子106と振動板105が撓む。圧電
素子106と振動板105の撓みにより、圧力室109
が体積収縮を起こし、この体積変化により生じる圧力に
よりノズル103から香料117が液滴状態で飛翔す
る。圧力室109の体積変化は常に一定であるため、ノ
ズル103から飛翔する香料滴117の体積も重量も常
に一定で安定している。このようにして一定の重量の滴
がn発だけ、ノズル103から噴射される。
【0032】噴射される香料滴117の重量は、ノズル
103の面積と長さ、圧力室109の面積と深さ等の流
路の形状や、圧電素子106の厚さ、振動板105の剛
性等の圧力発生手段の性能、印加電圧や駆動信号の形状
等の電気特性などにより決定されるが、後述する香料調
合装置において、数種類から十数種類の香料成分の最適
な添加割合を決定する際に、各香料成分やベース剤の量
を最小のものにすることができるように、数ミリg(1
000分の数g)から数ナノg(10億分の数g)であ
ることが好ましい。本実施の形態の場合、2マイクロg
すなわち100万分の2gに設定した。
【0033】図3は、本発明の第2の香料噴射装置の実
施の形態を示す概念図である。301は第1の基板、3
02は第2の基板、303は第3の基板、304は香料
を液滴状態で噴射させるノズル、305は香料を保持す
る容器、306は吐出室、307は細溝、308はリザ
ーバ、309は吐出室の一部を構成する振動板、310
は絶縁層、311は振動板309に空隙を持って対抗す
る個別電極、312は空隙、313は共通電極、314
は供給口、315は容器305と供給口314を連結す
る連結管、316は香料の噴射を制御する電子回路、3
17は信号入力装置、318は数値入力手段、319は
噴射スタートボタン、323は飛翔中の香料滴である。
【0034】中間の第1の基板301は、P形のシリコ
ンウエハーからできており、ノズル304と、底壁を振
動板309とする吐出室306と、液体香料のリザーバ
308から吐出室306への流入口のための細溝307
と、吐出室306に液体香料を供給するためのリザーバ
308とリザーバ308への液体香料の流入口となる供
給口314の一部があらかじめ形成される。また、振動
板309の下面には、シリコンの熱酸化により絶縁層3
10が形成され、駆動時の絶縁破壊やショートを防止し
ている。更に下部には個別電極311を被着した後、空
隙312となる凹部が設けられている。
【0035】第1の基板301には共通電極313が付
与されているが、共通電極313の材料として、本実施
の形態ではクロムを下付けとした金を使用しているが、
これに限定されるものではなく、シリコンウエハー及び
電極材料の特性により別の組合わせでもよい。また本実
施の形態で用いられるシリコンウエハーの抵抗率は8〜
12Ωcmである。
【0036】第1の基板301の下面に接合される第2
の基板302にはホウ珪酸系ガラスを使用し、この第2
の基板302の接合によって空隙312を構成するとと
もに、第2の基板302上に、金を略0.1μmスパッ
タリングにより被着し、振動板309とほぼ同じ形状に
金パターンを形成して個別電極311としている。
【0037】第1の基板301のリザーバ308の一部
で、空隙312となる凹部が設けられていない部分と、
第2の基板302の個別電極311が形成されていない
部分に、供給口314が設けられる。供給口314は連
結管315を介して保持容器305に接続される。
【0038】第1の基板301の上面に接合される第3
の基板303は、第2の基板302と同じくホウ珪酸系
ガラスを用いている。この第3の基板303の接合によ
って、ノズル304、吐出室306、細溝307及びリ
ザーバ308が構成される。
【0039】第1の基板301と第2の基板302の接
合、または第1の基板301と第3の基板303の接合
は、それぞれの基板を適当な位置で重ね合わせた後、3
00〜500℃の周囲温度において、500〜800V
の電圧を印加し、いわゆる陽極接合することによって行
われる。本実施の形態においては、陽極接合後に、絶縁
層310と個別電極311との間の空隙312の間隔は
0.3μmとなっている。
【0040】316は振動板309を駆動制御する電子
回路であり、信号伝達線321a,321bを介して、
接続端子320aにおいて共通電極313と電気的に接
続され、接続端子320bにおいて個別電極311と電
気的に接続されている。
【0041】ここで電子回路316からパルス状の駆動
信号が発せられたときの電気的接続と振動板309の駆
動について説明する。
【0042】金属−絶縁層−半導体層からなる構造にお
いて、空間電荷層(空乏層ともいう)の影響から、印加
電圧の極性により、電流の値に大きな差が生じる場合
と、差が生じない場合があることが知られている。基板
材料である半導体がP形シリコンの場合は、半導体層側
にプラス電圧をかけた時は導体とみなせるが、マイナス
電圧をかけた時は空間電荷層の存在により導体とはみな
せずに容量を持つことがわかっている。
【0043】第1の基板301にP形シリコンを用い、
第1の基板301(振動板309)側、すなわち共通電
極313をプラス極性、個別電極311をマイナス極性
になるように電子回路316に接続し、パルス電圧を印
加する。
【0044】P形シリコンはボロンをドープしており、
電子が、ドープされたボロンの数だけ不足するので、ド
ープ量と等しい正孔を持っていることが知られている。
P形シリコン中の正孔は共通電極313のプラス電荷に
より、絶縁層310側へ反発させられる。この正孔の移
動により、アクセプターであるイオン化したボロンは、
共通電極313から電荷の供給を受けるので、第1の基
板301内には正孔の流れが生じ、空間電荷層を発生せ
ず導体とみなすことができる。また個別電極311側は
マイナス電荷が帯電され、この結果、印加したパルス電
圧が、振動板309を撓ませるに充分な静電気による吸
引力を発生する。したがって、振動板309は個別電極
311側へ撓むことになる。
【0045】ここでパルス電圧を解除すると、個別電極
311側に撓んでいた振動板309が吐出室306側に
復元し、吐出室306の体積が小さくなることにより圧
力が発生し、この圧力により液体香料は滴323となり
ノズル304から飛翔する。本実施の形態においては、
振動板309と個別電極311と空隙312と吐出室3
06が、香料に圧力を印加する圧力発生手段を構成して
いる。
【0046】本実施の形態においても、ノズル304、
吐出室306、細溝307から構成される流路及び圧力
発生手段の数は、諸処の条件により決定される。本実施
の形態では2個とした。また噴射される香料滴117の
重量は、ノズル103の面積と長さ、吐出室109の面
積と深さ等の流路の形状や、空隙312の間隔、振動板
309の厚み等の圧力発生手段の性能、印加電圧や駆動
信号の形状等の電気特性などにより決定される。本実施
の形態の場合、5マイクロgに設定した。
【0047】信号入力装置317は、数値入力手段31
8と噴射スタートボタン319から成り、数値入力手段
318は液滴状態で噴射する香料の液滴数を入力する。
【0048】液体香料を噴射させるにあたっては、第1
の実施の形態で説明した如く、容器305に充填した香
料を、真空ポンプ(図示せず)に連結管(図示せず)を
介して連結されたキャップ(図示せず)でノズル304
から吸引し、容器305から連結管315を通って、供
給口314、リザーバ308、細溝307、吐出室30
6、ノズル304まで香料で満たされた状態にする。次
に数値入力手段318に数値mを入力し、噴射スタート
ボタン319を押すと、噴射スタート信号が電子回路3
16に伝達される。電子回路316は、振動板309を
駆動する信号をm回発し、m回、振動板309が個別電
極311側に撓んだ後、吐出室306側に復元し、これ
によって、吐出室306が体積収縮を起こす。この体積
変化により生じる圧力によりノズル304から香料32
3が液滴状態で飛翔する。吐出室306の体積変化は常
に一定であるため、ノズル304から飛翔する香料滴3
23の体積も重量も常に一定で安定している。一定の重
量の滴がm発だけ、ノズル304から噴射される。
【0049】図4は、本発明の第1の香料調合装置の実
施の形態を示す概念図である。
【0050】401a、401b〜401nは、上記に
説明した、第1の実施の形態の香料噴射装置における、
第1の基板、第2の基板、ノズル、振動板、圧電素子、
圧力室、接着層からなる香料噴射手段である。402
a、402b〜402nは、それぞれが異なる香りの香
料を保持する容器、403a、403b〜403nは、
香料の噴射を制御する電子回路、404a、404b〜
404nは、信号入力装置、406a、406b〜40
6nは、香料噴射手段401a、401b〜401n
と、容器402a、402b〜402nを連結する連結
管、407a、407b〜407nと、408a、40
8b〜408nは、香料噴射手段401a、401b〜
401nと、電子回路403a、403b〜403nを
電気的に接続する信号伝達線、409a、409b〜4
09nは、電子回路403a、403b〜403nと信
号入力装置404a、404b〜404nを電気的に接
続する信号伝達線である。すなわち401a、402a
〜409a(但し405aを除く)により、第1の実施
の形態の香料噴射装置を構成する。同様に401b、4
02b〜409b(但し405bを除く)により、第1
の実施の形態の香料噴射装置を構成する。信号入力装置
404a、404b〜404nは、数値入力手段と噴射
スタートボタン(共に図示せず)からなる。
【0051】405a、405b〜405nは、飛翔中
の香料滴であり、410は香料滴を受ける容器、411
は調合した香料である。次ぎに香料の調合方法を説明す
る。信号入力装置404aの数値入力手段にn1の数値
を入力し、噴射スタートボタンを押すと、電子回路40
3aから香料噴射手段401aを制御する信号が香料噴
射手段401aに伝達され、香料噴射手段401aか
ら、液滴香料405aがn1発、容器410に飛翔す
る。次に信号入力装置404bの数値入力手段にn2
数値を入力し、噴射スタートボタンを押すと、同様に信
号が香料噴射手段401bに伝達され、香料噴射手段4
01bから、液滴香料405bがn2発、容器410に
飛翔する。以下同様にして、香料噴射手段401c〜4
01nから、液滴香料405c〜405nが順にn3
〜nn発、容器410に飛翔する。この様にして容器4
10に溜まった香料411は、n種類の異なる香りの香
料を調合した香料である。
【0052】このようにして、n個の容器402a、4
02b〜402nに異なる種類の香料を入れ、数値入力
手段に異なる数値n1〜nnを入力し、噴射スタートボタ
ンをn回押すだけで、1種類の香りの香料、ないしはフ
レグランス製品を調合することができ、更に入力する数
値n1〜nnをそれぞれ変えるだけで、時間と労力を必要
とせず、数多くの種類の香料を調合することが可能であ
る。
【0053】またフレグランス製品の一般消費者が、n
種類の基本の香料を準備すれば、数多くの種類の香料を
調合でき、毎日異なる香りのフレグランス製品を使用で
きると共に、その中で特に好みの調合割合がある場合、
数値n1〜nnを記録しておけば、自分独自のフレグラン
ス製品を、毎日再現性良く作成でき、それを使用するこ
とも可能である。
【0054】401a、401b〜401nは、上記に
説明した、第2の実施の形態の香料噴射装置における、
第1の基板、第2の基板、第3の基板、ノズル、吐出
室、細溝、リザーバ、振動板、絶縁層、個別電極、空
隙、共通電極、供給口からなる香料噴射手段であっても
構わない。
【0055】図5は、本発明の第2の香料調合装置の実
施の形態を示す概念図である。
【0056】501a、501b〜501nは、上記に
説明した、第1の実施の形態の香料噴射装置における、
第1の基板、第2の基板、ノズル、振動板、圧電素子、
圧力室、接着層からなる香料噴射手段である。502
a、502b〜502nは、それぞれが異なる香りの香
料を保持する容器、503は香料の噴射を制御する電子
回路、504は信号入力装置、506a、506b〜5
06nは、香料噴射手段501a、501b〜501n
と、容器502a、502b〜502nを連結する連結
管、507a、507b〜507nと、508a、50
8b〜508nは、香料噴射手段501a、501b〜
501nと、電子回路503を電気的に接続する信号伝
達線、509は、電子回路503と信号入力装置504
を電気的に接続する信号伝達線である。信号入力装置5
04は、数値入力手段512と噴射スタートボタン51
3と香料噴射手段切り換えボタン514からなる。
【0057】505a、505b〜505nは、飛翔中
の香料滴であり、510は香料滴を受ける容器、511
は調合した香料である。次に香料の調合方法を説明す
る。数値入力手段512にn1の数値を入力し、香料噴
射手段切り換えボタン514を押すという動作をn回繰
り返した後、噴射スタートボタン514を押すと、電子
回路503から、香料噴射手段501a〜501nを制
御する信号が、香料噴射手段501a〜501nに順次
伝達され、香料噴射手段501aからは液滴香料505
aがn1発、香料噴射手段501bからは液滴香料50
5bがn2発、同様にして、香料噴射手段501c〜5
01nから、液滴香料505c〜505nが、順にn3
発〜nn発、容器510に飛翔する。この様にして容器
510に溜まった香料511は、n種類の異なる香りの
香料を調合した香料である。
【0058】501a、501b〜501nは、上記に
説明した、第2の実施の形態の香料噴射装置における、
第1の基板、第2の基板、第3の基板、ノズル、吐出
室、細溝、リザーバ、振動板、絶縁層、個別電極、空
隙、共通電極、供給口からなる香料噴射手段であっても
構わない。
【0059】第2の実施の形態の香料調合装置において
も、このようにして、n個の容器502a、502b〜
502nに異なる種類の香料を入れ、数値入力手段51
2に異なる数値n1〜nnを入力し、香料噴射手段切り換
えボタン514をn回押し、噴射スタートボタン513
を1回押すだけで、1種類の香りの香料、ないしはフレ
グランス製品を調合することができ、更に入力する数値
1〜nnをそれぞれ変えるだけで、時間と労力を必要と
せず、数多くの種類の香料を調合することが可能であ
る。
【0060】またフレグランス製品の一般消費者が、n
種類の基本の香料を準備すれば、数多くの種類の香料を
調合でき、毎日異なる香りのフレグランス製品を使用で
きると共に、その中で特に好みの調合割合がある場合、
数値n1〜nnを記録しておけば、自分独自のフレグラン
ス製品を、毎日再現性良く作成でき、それを使用するこ
とも可能である。またその香りを1週間単位で、毎日変
えることもできる。
【0061】更に第1の実施の形態の香料調合装置に比
べ、香料の噴射を制御する電子回路と信号入力装置を1
個にしたことで、より安価な香料調合装置を消費者に提
供できるようになった。
【0062】
【実施例】図5に示す第2の実施の形態の香料調合装置
であり、図3に示す第2の実施の形態の香料噴射装置に
おける、第1の基板、第2の基板、第3の基板、ノズ
ル、吐出室、細溝、リザーバ、振動板、絶縁層、個別電
極、空隙、共通電極、供給口からなる香料噴射手段と香
料を保持する容器を13個用い、13種類の基本香料を
調合する香料調合装置を組み立てた。13個の香料噴射
手段の振動板を駆動する印加電圧は全て35vとし、香
料滴を吐出する間隔は1ミリ秒、即ち振動板の駆動周波
数は1kHzに設定した。
【0063】13個の香料発生装置の容器には、異なる
種類の香料がそれぞれ4kgづつ充填されている。その
香料の組成を表1に示す。
【0064】〔表1〕
【0065】
【表1】
【0066】表1において、各数字は、13種類の香料
を構成する各成分の重量%を示す。
【0067】即ち、表1に組成を示す13種類の香料
を、それぞれ別々に調合し作成した後、香料1を、香料
を保持する容器502aに、香料2を容器502bに、
香料3を容器502cに、香料4を容器502dに、香
料5を容器502eに、香料6を容器502fに、香料
7を容器502gに、香料8を容器502hに、香料9
を容器502iに、香料10を容器502jに、香料1
1を容器502kに、香料12を容器502lに、香料
13を容器502mにそれぞれ充填した。
【0068】数値入力手段512に数値200を入力
し、香料噴射手段切り換えボタン514を押し、数値2
00を入力し、香料噴射手段切り換えボタン514を押
すという動作を合計13回繰り返した後、噴射スタート
ボタン513を押した。これにより、香料1から香料1
3がそれぞれ、200滴づつ、香料滴を受ける容器51
0に向かって飛翔した。
【0069】第2の実施の形態の香料噴射装置は、2個
の圧力発生手段を有し、噴射される香料滴は、1滴あた
り5マイクロgに設定されているため、香料滴を受ける
容器510には、香料1〜香料13がそれぞれ2ミリg
づつ溜まり、新たな香料が1種類調合された。また香料
噴射手段501aから、香料1を噴射する時間は、20
0×1ミリ秒=0.2秒であり、数値入力手段512に
数値を入力し始めてから、噴射スタートボタン513を
押し、容器510に13種類の基本香料が溜まるまでの
時間、即ち13種類の基本香料から1種類の新規な香料
を調合するのに要する時間は、30秒程度であった。
【0070】次に、容器510を空の容器に変えた後、
数値入力手段512に数値100を入力し、香料噴射手
段切り換えボタン514を押した後、数値200を入力
し、香料噴射手段切り換えボタン514を押すという動
作を合計12回繰り返した後、噴射スタートボタン51
3を押した。この動作により、香料噴射手段501aか
らは香料1が100滴噴射され、香料噴射手段501b
からは香料2が200滴噴射され、同様に香料噴射手段
501c〜501mからも香料3〜香料13がそれぞれ
200滴づつ噴射され、容器510には香料1が1ミリ
g、香料2〜香料13がそれぞれ2ミリgづつ溜まり、
新たな香料を調合した。
【0071】このようにして、13種類の香料成分につ
き、それぞれ1ミリg、2ミリg、3ミリgと3水準づ
つ添加量を変えて、313種類、即ち1,594,323
種類の新規香料を調合した。しかし使用した13種類の
香料成分は、 (1ミリg+2ミリg+3ミリg)×1,594,32
3÷3≒3190g 即ち約3.2kgであり、容器502a〜502mに充
填した4kgで足りた。
【0072】ここで95度エタノールは、香料1から香
料13において、90重量%添加しており、その使用量
は、4kg×0.9×13=46.8kgと、約47k
gとなったが、従来の調合法方の約134トンに比べる
と格段に少なくなった。
【0073】香料滴を受ける容器には、13ミリgから
39ミリgの香料が溜まったが、調合した新たな香料の
香りを確認するという試験においては、これだけの量が
あれば十分である。
【0074】また香料噴射手段を構成する吐出室の体積
変化は常に一定であり、飛翔する香料滴の重量が常に安
定しているため、調合する香料の量が数ミリgであって
も、正確で再現性の良い調合が可能である。
【0075】更に調合に要した時間は、1種類の香料を
調合するのに要した時間が、約30秒と、従来の調合方
法に比べると非常に短いものになった。
【0076】また調合作業が、数値を入力してボタンを
押すだけで済み、香料開発者の疲労度が軽減され、安全
性も向上した。
【0077】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、香料
成分を調合するための時間と労力を少なくすると共に、
構成成分の必要量を極少量とすることができ、かつ正確
で再現性良く調合できる香料噴射装置及び香料調合装置
を提供でき、フレグランス製品の開発に於いて、開発に
要する時間と労力、及び構成材料の量を非常に少なくで
きるという効果を有する。
【0078】更に本発明は、フレグランス製品の一般消
費者が、数種類の香りのフレグランス製品を準備するだ
けで、自分の好みにあった数百種類、数千種類のフレグ
ランス製品を再現性良く手軽に作り出せるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における香料噴射装
置を示す概念図。
【図2】本発明の第1の実施の形態における香料噴射装
置を示す概念図。
【図3】本発明の第2の実施の形態における香料噴射装
置を示す概念図。
【図4】本発明の第1の実施の形態における香料調合装
置を示す概念図。
【図5】本発明の第2の実施の形態における香料調合装
置を示す概念図。
【符号の説明】
101 第1の基板 102 第2の基板 103 香料を液滴状態で噴射させるノズル 104 香料を保持する容器 105 振動板 106 圧電素子 108 連結管 109 圧力室 110 香料の噴射を制御する電子回路 111 信号入力装置 112 数値入力手段 113 噴射スタートボタン 117 飛翔中の香料滴 201 キャップ 202 真空ポンプ 203 連結管

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体香料を保持する容器と、該容器に連
    通する流路と、該流路に連通するノズルと、該ノズルに
    対応して該ノズル内の香料に圧力を印加する圧力発生手
    段と、該圧力発生手段を制御する電子回路と、該電子回
    路に数値を入力する入力手段とからなる香料噴射装置で
    あって、前記電子回路から発せられる入力した数値の数
    の駆動信号に従って前記圧力発生手段を駆動し、前記ノ
    ズルから液滴状態の香料を噴射することを特徴とする香
    料噴射装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の香料噴射装置において、
    前記液滴の重量が、数ミリgから数ナノgの範囲内の重
    量であることを特徴とする香料噴射装置。
  3. 【請求項3】 請求項1ないし2記載の香料噴射装置に
    おいて、前記液滴の重量が、常に安定し、正確であるこ
    とを特徴とする香料噴射装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3記載の香料噴射装置におい
    て、前記圧力発生手段が、前記流路の一部に設けられた
    電気機械変換素子の変位力を用いたものであることを特
    徴とする香料噴射装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3記載の香料噴射装置におい
    て、前記圧力発生手段が、前記流路の一部に設けられた
    振動板と、該振動板に空隙をもって対向する電極とを有
    し、前記振動板と前記電極間に電気パルスを印加し、発
    生する静電気力によって前記振動板を変形させた後、前
    記電気パルスを解除することにより発生する前記振動板
    の復元力を用いたものであることを特徴とする香料噴射
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の香料噴射装置を複数個有
    すると共に、複数個の前記容器にそれぞれ異なる香りの
    液体香料を保持させたことを特徴とする香料調合装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の香料調合装置において、
    複数個の電子回路と、複数個の入力手段を1個とし、該
    電子回路で複数個の香料噴射装置からの香料の噴射を制
    御せしめたことを特徴とする香料調合装置。
JP8342217A 1996-12-20 1996-12-20 香料噴射装置及びそれを用いた香料調合装置 Withdrawn JPH10182398A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000300735A (ja) * 1999-04-21 2000-10-31 Seiko Epson Corp 芳香発生装置付き遊技機及び遊技機の制御方法

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