JPH10182362A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JPH10182362A
JPH10182362A JP35483096A JP35483096A JPH10182362A JP H10182362 A JPH10182362 A JP H10182362A JP 35483096 A JP35483096 A JP 35483096A JP 35483096 A JP35483096 A JP 35483096A JP H10182362 A JPH10182362 A JP H10182362A
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JP
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group
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carbon atoms
hair
general formula
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JP35483096A
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Misaki Ishida
実咲 石田
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用時の指通り及び乾燥後の櫛通りが良好であ
り、毛髪になめらかさとつやを付与し、乾燥後の髪のセ
ット性に優れるように仕上がるとともに、経時安定性に
も優れる毛髪化粧料を提供する。 【解決手段】(A)アミドアミン0.1〜10重量%、
(B)アミンオキシド型界面活性剤0.1〜10重量%及
び(C)カチオン性ポリマー0.1〜5重量%を含有し、
さらに必要に応じて(D)シリコーンペンダントを有する
ポリオキシアルキレンエーテル化合物0.1〜15重量
%を含有することを特徴とする毛髪化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪化粧料に関す
る。さらに詳しくは、本発明は、使用時の指通り及び乾
燥後の櫛通りが良好であり、毛髪になめらかさとつやを
付与し、乾燥後の髪のセット性に優れるように仕上がる
とともに、経時安定性にも優れる毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ヘアリンスやヘアトリートメント
等の毛髪化粧料においては、毛髪に対するコンディショ
ニング性を付与するために、ジメチルポリシロキサン、
ポリエーテル変性シリコーン、アルキル変性シリコー
ン、アルコキシ変性シリコーン、アミノ変性シリコー
ン、カチオン変性シリコーン等のシリコーン化合物が使
用されてきた(特開昭60−36407号公報、特開昭
60−123412号公報、特開昭63−183517
号公報、特開平2−160713号公報、特開平4−2
47015号公報、特開平4−338317号公報
等)。しかし、これらのシリコーン化合物は、水不溶性
であることから系の安定性に悪影響を与え、経時により
分離する等の問題を生じることが多かった。また、これ
らシリコーン化合物を使用した毛髪化粧料は、乾燥後の
コンディショニング性は良好であるものの、乾燥後の髪
のセット性が悪くなり、パーマネントウェーブがかかり
難くなるという問題を生じた。さらに、使用後の髪にな
めらかさやつやを与えることができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、使用時の指
通り及び乾燥後の櫛通りが良好であり、毛髪になめらか
さとつやを付与し、乾燥後の髪のセット性に優れるよう
に仕上がるとともに、経時安定性にも優れる毛髪化粧料
を提供することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、アミドアミンとア
ミンオキシド型界面活性剤とカチオン性ポリマーを組み
合わせることにより、使用時の指通りび乾燥後の櫛通り
が良好で、毛髪になめらかさとつやを付与し、経時的に
も安定な毛髪化粧料が得られ、さらに、シリコーンペン
ダントを有するポリオキシアルキレンエーテル化合物を
組み合わせることにより、乾燥後の毛髪のコンディショ
ニング性が一層改良されることを見いだし、この知見に
基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
は、 (1)(A)一般式[1]で示されるアミドアミン0.
1〜10重量%、(B)一般式[2]で示されるアミン
オキシド型界面活性剤0.1〜10重量%及び(C)カ
チオン性ポリマー0.1〜5重量%を含有することを特
徴とする毛髪化粧料、
【化6】 (ただし、式中、R1は炭素数7〜21のアルキル基又
はアルケニル基であり、R2及びR3は同一の又は異なる
炭素数1〜3のアルキル基であり、mは2〜4の整数で
ある。)
【化7】 (ただし、式中、R4は炭素数8〜22のアルキル基又
はアルケニル基であり、R5及びR6は同一の若しくは異
なる炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシエチル基
である。)、及び、 (2)(D)一般式[3]で示されるシリコーンペンダ
ントを有するポリオキシアルキレンエーテル化合物0.
1〜15重量%を含有する第(1)項記載の毛髪化粧料、 Z[O(AO)h(DO)i(GO)j7]k …[3] 〔ただし、式中、Zは2〜8個の水酸基を有する化合物
の残基であり、R7は水素、炭素数1〜24のアルキル
基、炭素数7〜24のアラルキル基、炭素数6〜24の
アリール基又は炭素数2〜24のアシル基であり、AO
は炭素数2〜22の1種又は2種以上のオキシアルキレ
ン基であり、DOは一般式[4]で示される1種又は2
種以上の基であり、
【化8】 (ただし、式中、R8は炭素数2〜5のアルケニル基で
ある。) GOは一般式[5]で示される1種又は2種以上の基で
あり、
【化9】 (ただし、式中、Xは炭素数2〜5のアルキレン基であ
り、Yは一般式[6]で示されるシロキシル基であ
る。)
【化10】 (ただし、式中、R9は同一の又は異なる炭素数1〜2
4の炭化水素基であり、uは0〜3,000である。) AO、DO及びGOは、それぞれ任意の順序でブロック
状に付加していても、ランダム状に付加していてもよ
い。kは1〜8であり、hkは1〜1500、ikは0
〜100、jkは1〜100である。〕、を提供するも
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の毛髪化粧料は、一般式
[1]で示されるアミドアミンを含有する。
【化11】 一般式[1]において、R1は炭素数7〜21のアルキ
ル基又はアルケニル基であり、R1CO−として炭素数
8〜22のアシル基を構成し、R2及びR3は同一の又は
異なる炭素数1〜3のアルキル基であり、mは2〜4の
整数である。R1CO−として炭素数8〜22のアシル
基を構成する脂肪酸は、直鎖状又は分岐を有する飽和又
は不飽和脂肪酸であり、このような脂肪酸としては、例
えば、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イ
ソステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、オレイン酸、
リノール酸、エルカ酸等のほか、ヤシ油脂肪酸、牛脂脂
肪酸等を挙げることができる。R2及びR3で示される炭
素数1〜3のアルキル基としては、メチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基を挙げることができ
る。一般式[1]で示されるアミドアミンを製造する方
法には特に制限はなく、任意の公知の方法により製造す
ることができる。例えば、脂肪酸又はその誘導体と、
N,N−ジアルキルエチレンジアミン、N,N−ジアルキ
ルトリメチレンジアミン、N,N−ジアルキルテトラメ
チレンジアミンとを反応して、アミド結合を生成するこ
とにより得ることができる。
【0006】本発明の毛髪化粧料は、一般式[2]で示
されるアミンオキシド型界面活性剤を含有する。
【化12】 一般式[2]において、R4は炭素数8〜22のアルキ
ル基又はアルケニル基であり、R5及びR6は同一の若し
くは異なる炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシエ
チル基である。R4で示される炭素数8〜22のアルキ
ル基としては、例えば、オクチル基、ノニル基、デシル
基、ウンデシル基、ドテシル基、トリデシル基、テトラ
デシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデ
シル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基、
ヘンイコシル基、ドコシル基等を挙げることができる。
5及びR6で示される炭素数1〜3のアルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基
を挙げることができる。一般式[2]で示されるアミン
オキシド型界面活性剤を製造する方法には特に制限はな
く、任意の公知の方法により製造することができる。例
えば、トリアルキルアミン、N,N−ジアルキルエタノ
ールアミン、N−アルキルジエタノールアミンを、過酸
化水素やペルオキシ酸等により酸化することによって得
ることができる。
【0007】本発明の毛髪化粧料は、カチオン性ポリマ
ーを含有する。使用するカチオン性ポリマーには特に制
限はなく、例えば、マーコート100、280、550
[メルク社製]、セルコートH−100、L−200
[ナショナルスターチ社製]に代表されるポリ(ジメチ
ルジアリルアンモニウムクロライド)誘導体、ガフコー
ト755、734[ガフ社製]に代表される第四級窒素
含有ポリビニルピロリドン、ポリマーJR−125、J
R−400、LR−400、JR−30M[ユニオンカ
ーバイド社製]、ジェルナーQH300[ダイセル化学
工業(株)製]に代表される第四級窒素含有セルロースエ
ーテル誘導体、エポミンP−1000[日本触媒(株)
製]に代表されるポリエチレンイミン、ナルコ600
[ナルコケミカル社製]に代表されるテトラエチレンペ
ンタミンとエピクロルヒドリンから合成される水溶性カ
チオン性ポリマー、スミフロック[住友化学工業(株)
製]に代表される第四級窒素含有ポリ(トリアルキルア
ミノエチルメタクリレート)誘導体、コスメディアC−
261[ヘンケル社製]に代表される第四級窒素含有グ
ァーガム誘導体等を挙げることができる。
【0008】本発明の毛髪化粧料において、(A)成分で
ある一般式[1]で示されるアミドアミンの含有量は
0.1〜10重量%であり、好ましくは0.2〜8重量%
であり、より好ましくは0.5〜6重量%である。一般
式[1]で示されるアミドアミンの含有量が0.1重量
%未満であると、十分なコンディショニング効果が得ら
れないおそれがある。一般式[1]で示されるアミドア
ミンの含有量が10重量%を超えると、色相の安定性に
問題を生じるおそれがある。本発明の毛髪化粧料におい
て、(B)成分である一般式[2]で示されるアミンオキ
シド型界面活性剤の含有量は0.1〜10重量%であ
り、好ましくは0.2〜8重量%であり、より好ましく
は0.5〜6重量%である。一般式[2]で示されるア
ミンオキシド型界面活性剤の含有量が0.1重量%未満
であると、乾燥後の髪になめらかさとつやを付与する性
能が低下するおそれがある。一般式[2]で示されるア
ミンオキシド型界面活性剤の含有量が10重量%を超え
ると、経時安定性に問題を生じるおそれがある。本発明
の毛髪化粧料において、(C)成分であるカチオン性ポリ
マーの含有量は0.1〜5重量%であり、好ましくは0.
2〜3重量%であり、より好ましくは0.3〜2重量%
である。カチオン性ポリマーの含有量が0.1重量%未
満であると、使用時の指通りが悪くなるおそれがある。
カチオン性ポリマーの含有量が5重量%を超えると、経
時安定性に問題を生じるおそれがあるのみならず、通常
はコスト的にも不利となる。
【0009】本発明の毛髪化粧料は、一般式[3]で示
されるシリコーンペンダントを有するポリオキシアルキ
レンエーテル化合物を含有せしめることができる。 Z[O(AO)h(DO)i(GO)j7]k …[3] 一般式[3]において、Zは2〜8個の水酸基を有する
化合物の残基であり、R7は水素、炭素数1〜24のア
ルキル基、炭素数7〜24のアラルキル基、炭素数6〜
24のアリール基又は炭素数2〜24のアシル基であ
り、AOは炭素数2〜22の1種又は2種以上のオキシ
アルキレン基であり、DOは一般式[4]で示される1
種又は2種以上の基であり、GOは一般式[5]で示さ
れる1種又は2種以上の基である。AO、DO及びGO
は、それぞれ任意の順序でブロック状に付加していて
も、ランダム状に付加していてもよい。kは1〜8であ
り、hkは1〜1500、ikは0〜100、jkは1
〜100である。
【化13】 一般式[4]において、R8は炭素数2〜5のアルケニ
ル基であり、一般式[5]において、Xは炭素数2〜5
のアルキレン基であり、Yは一般式[6]で示されるシ
ロキシル基である。
【化14】 一般式[6]において、R9は同一の又は異なる炭素数
1〜24の炭化水素基であり、uは0〜3,000であ
る。
【0010】一般式[3]において、Zを残基とする2
〜8個の水酸基を持つ化合物としては、例えば、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレング
リコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、ドデシレングリコール、オクタデシレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、グリセリン、ジグリセリ
ン、ポリグリセリン、トリメチロールエタン、トリメチ
ロールプロパン、1,3,5−ペンタントリオール、エリ
スリトール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリ
トール、ソルビトール、ソルビタン、ソルバイド、ソル
ビトール−グリセリン縮合物、アドニトール、アラビト
ール、キシリトール、マンニトール等の多価アルコー
ル;キシロース、アラビノース、リポース、ラムノー
ス、グルコース、フルクトース、ガラクトース、マンノ
ース、ソルボース、セロビオース、マルトース、イソマ
ルトース、トレハロース、シュークロース、ラフィノー
ス、ゲンチアノース、メレジトース等の糖類;さらにそ
れらの部分エステル化物;カテコール、レゾルシン、ハ
イドロキノン、フルオログルシン等の多価フェノール、
スチレングリコール等の芳香族系アルコール等を挙げる
ことができる。
【0011】一般式[3]においてR7で示される炭素
数1〜24のアルキル基としては、例えば、メチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イ
ソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル
基、ヘキシル基、イソヘプチル基、2−エチルヘキシル
基、オクチル基、イソノニル基、デシル基、ドデシル
基、イソトリデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル
基、イソセチル基、オクタデシル基、イソステアリル
基、オクチルドデシル基、ドコシル基、デシルテトラデ
シル基等を挙げることができる。一般式[3]において
7で示される炭素数7〜24のアラルキル基として
は、例えば、ベンジル基、フェネチル基等を挙げること
ができる。また、R7で示される炭素数6〜24のアリ
ール基としては、例えば、フェニル基、メチルフェニル
基、ジメチルフェニル基、トリメチルフェニル基、エチ
ルフェニル基、プロピルフェニル基、イソプロピルフェ
ニル基、ブチルフェニル基、ジブチルフェニル基、オク
チルフェニル基、ノニルフェニル基、ドデシルフェニル
基、ジオクチルフェニル基、ジノニルフェニル基等を挙
げることができる。
【0012】さらに、一般式[3]においてR7で示さ
れる炭素数2〜24のアシル基としては、例えば、酢
酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、カプリル酸、2−
エチルヘキサン酸、イソノナン酸、カプリン酸、ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソパルミチン
酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、アラキン酸、ベ
ヘン酸、パルミトレイン酸、安息香酸、ヒドロキシ安息
香酸、桂皮酸、没食子酸等に由来するアシル基を挙げる
ことができる。一般式[3]においてAOで示される炭
素数2〜22のオキシアルキレン基としては、例えば、
オキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブチレ
ン基、オキシトリメチレン基、オキシテトラメチレン
基、オキシスチレン基、オキシノニレン基、オキシデシ
レン基、オキシウンデシレン基、オキシドデシレン基、
オキシトリデシレン基、オキシテトラデシレン基、オキ
シペンタデシレン基、オキシオクタデシレン基、オキシ
イコシレン基、オキシドコシレン基等を挙げることがで
きる。
【0013】一般式[4]においてR8で示される炭素
数2〜5のアルケニル基としては、例えば、ビニル基、
アリル基、3−ブテニル基、メタリル基、2−メチル−
3−ブテニル基、3−メチル−3−ブテニル基、1,1
−ジメチル−2−プロペニル基等を挙げることができ
る。これらの中で、アリル基及びメタリル基が特に好ま
しい。一般式[5]においてXで示される炭素数2〜5
のアルキレン基としては、例えば、エチレン基、トリメ
チレン基、テトラメチレン基、2−メチルトリメチレン
基、2−メチルテトラメチレン基、1,1−ジメチルト
リメチレン基等を挙げることができる。これらの中で、
トリメチレン基及び2−メチルトリメチレン基が特に好
ましい。一般式[5]で示される基としては、一般式
[4]のR8で示されるアルケニル基の不飽和結合に、
一般式[7]で示されるジオルガノハイドロポリシロキ
サンが付加した基を挙げることができる。
【化15】 一般式[7]において、R9は同一の又は異なる炭素数
1〜24の炭化水素基であり、uは0〜3,000であ
る。
【0014】一般式[6]及び一般式[7]においてR
9で示される炭素数1〜24の炭化水素基としては、例
えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ヘキ
シル基、イソヘプチル基、2−エチルヘキシル基、オク
チル基、イソノニル基、デシル基、ドデシル基、イソト
リデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、イソセ
チル基、オクタデシル基、イソステアリル基、オクチル
ドデシル基、ドコシル基、デシルテトラデシル基、ベン
ジル基、フェネチル基、フェニル基、メチルフェニル
基、ジメチルフェニル基、トリメチルフェニル基、エチ
ルフェニル基、プロピルフェニル基、イソプロピルフェ
ニル基、ブチルフェニル基、ジブチルフェニル基、オク
チルフェニル基、ノニルフェニル基、ドデシルフェニル
基、ジオクチルフェニル基、ジノニルフェニル基等を挙
げることができる。これらの中で、炭素数1〜20のア
ルキル基及び炭素数6〜20のアリール基が好ましく、
メチル基が特に好ましい。
【0015】一般式[3]において、AOの炭素数は2
〜22の範囲で任意に選択することができ、これによっ
て一般式[3]で示される化合物の親水性、親油性を調
節することができる。また、一般式[3]において、A
O、DO及びGOは、それぞれ1種の基であってもよ
く、2種以上の異なる基が混在していてもよい。一般式
[9]において、複数個のR9はすべて同一であっても
よく、2種以上の異なる基であってもよい。また、u
は、0〜3,000であり、好ましくは1〜800であ
り、より好ましくは2〜150である。uが3,000
を超えると、一般式[3]で示される化合物の粘度が高
くなり、また疎水性が強くなり過ぎるおそれがある。一
般式[3]において、kは1〜8である。kの値が、Z
を残基とする水酸基を有する化合物の水酸基の数に一致
すれば、一般式[3]で示される化合物において、Zを
残基とする化合物の水酸基には、すべてオキシアルキレ
ン基が付加している。kの値が、Zを残基とする水酸基
を有する化合物の水酸基の数より小さければ、一般式
[3]で示される化合物は遊離の水酸基を有している。
【0016】一般式[3]において、hkは、Zを残基
とする水酸基を有する化合物1モルに付加しているAO
で示されるオキシアルキレン基のモル数であり、hkは
1〜1,500であり、好ましくは1〜850であり、
より好ましくは2〜220である。hkの値が1未満で
あると、一般式[3]で示される化合物の親水性が不足
することにより、毛髪化粧料の安定性を保つことが困難
となるおそれがある。hkの値が1,500を超える
と、一般式[3]で示される化合物の粘度が高くなり、
また、シリコーン化合物の特徴である撥水性、柔軟性等
が発現しにくくなるおそれがある。一般式[3]におい
て、jkは、Zを残基とする水酸基を有する化合物1モ
ルに付加しているGOで示されるシリコーンペンダント
を有するオキシアルキレン基のモル数であり、jkは1
〜100であり、好ましくは1〜50であり、より好ま
しくは2〜25である。jkの値が1未満であると、一
般式[3]で示される化合物の親油性が不足することに
より、乾燥後のコンディショニング効果が発揮され難く
なるおそれがある。jkの値が100を超えると、一般
式[3]で示される化合物の粘度が高くなり、また疎水
性が強くなり過ぎるおそれがある。
【0017】一般式[3]において、ikは、Zを残基
とする水酸基を有する化合物1モルに付加しているDO
で示されるアルケニルオキシメチル基をペンダントとす
るオキシアルキレン基のモル数であり、ikは0〜10
0であり、好ましくは0〜30であり、より好ましくは
0〜10である。ikが100を超えると、一般式
[3]で示される化合物の経時安定性が低下するおそれ
がある。一般式[3]で示される化合物において、A
O、DO及びGOで示されるオキシアルキレン基類の結
合状態には特に制限はなく、例えば、AO、DO及びG
Oのすべてがランダム状に付加した状態とすることがで
き、AO、DO及びGOのすべてがブロック状に付加し
た状態とすることができ、あるいは、AO、DO又はG
Oの一部がブロック状に付加し、残部がランダム状に付
加した状態とすることができる。ブロック状に付加する
場合、各ブロックの付加の順序には特に制限はなく、任
意の付加順序を選択して付加することができる。本発明
に使用する一般式[3]で示される化合物の製造方法に
は特に制限はなく、任意の公知の方法によって製造する
ことができる。例えば、Zを残基とする水酸基を有する
化合物に、アルカリ等の触媒の存在下にアルキレンオキ
シド及びアルケニルオキシメチルアルキレンオキシドを
付加して、AOで示されるオキシアルキレン基及びDO
で示されるアルケニルオキシメチル基をペンダントとす
るオキシアルキレン基を有する化合物とし、必要に応じ
て末端の水酸基をエーテル化又はエステル化したのち、
さらにアルケニルオキシメチル基に一般式[7]で示さ
れるジオルガノハイドロポリシロキサンを付加し、DO
で示されるアルケニルオキシメチル基をペンダントとす
るオキシアルキレン基を、GOで示されるシリコーンペ
ンダントを有するオキシアルキレン基に変換することに
より製造することができる。
【0018】この反応において、使用する一般式[7]
で示されるジオルガノハイドロポリシロキサンのモル数
を、存在するDOで示されるアルケニルオキシメチル基
をペンダントとするオキシアルキレン基のモル数と当モ
ルとすることにより、すべてのDOで示される基をGO
で示される基に変換し、一般式[3]で示される化合物
において、iを0とすることができる。使用する一般式
[7]で示されるジオルガノハイドロポリシロキサンの
モル数を、存在するDOで示されるアルケニルオキシメ
チル基をペンダントとするオキシアルキレン基のモル数
より少なくすることにより、DOで示される基を未反応
の状態で残し、AO、DO及びGOで示される3種のオ
キシアルキレン基類を有する一般式[3]で示される化
合物を得ることができる。本発明の毛髪化粧料におい
て、(D)成分である一般式[3]で示されるシリコーン
ペンダントを有するポリオキシアルキレンエーテル化合
物の含有量は0.1〜15重量%であることが好まし
く、0.2〜12重量%であることがより好ましく、0.
5〜10重量%であることがさらに好ましい。一般式
[3]で示される化合物の含有量が0.1〜15重量%
であると、本発明の毛髪化粧料の使用時の指通りと乾燥
後の櫛通りが一層向上するが、一般式[3]で示される
化合物の含有量が15重量%を超えると、乾燥後のセッ
ト性が悪くなるおそれがあり、さらにコスト的にも不利
である。
【0019】本発明の毛髪化粧料においては、上記成分
に加えて、必要に応じて毛髪化粧料に常用されている公
知の成分や添加剤等を配合することができる。このよう
な添加剤としては、例えば、ステアリルトリメチルアン
モニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウム
クロライド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロラ
イド等のカチオン性界面活性剤、セチルアルコール、ス
テアリルアルコール等の高級アルコール、高級脂肪酸モ
ノグリセライド、ポリオキシエチレンモノステアレート
等のノニオン性界面活性剤、シリコーン油、流動パラフ
ィン、ワセリン、蛋白誘導体、スクワラン、ホホバ油、
オリーブ油、ヒマシ油、ヒマワリ油、ラノリン、レシチ
ン、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル類等の油
性成分、グリセリン、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール等の保湿剤、
ココイルアミドプロピルベタイン等の両性界面活性剤、
アルキルアミンオキシド等の半極性界面活性剤、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシビニ
ルポリマー等の水溶性ポリマー、殺菌剤、キレート剤、
紫外線吸収剤、pH調整剤、動植物由来の天然エキス、色
素及び香料等を挙げることができる。
【0020】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。なお、実施例及び比較例におい
て使用した一般式[3]で示される化合物の構造式を第
1表に示す。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】[注]{ }内は、ランダム状付加を示
す。なお、毛髪化粧料の評価は、下記の方法により行っ
た。 (1)使用時の指通り 20名の女性をパネラーとし、毛髪化粧料5mlによる塗
布時及び濯ぎ時の指通りを評価した。指通りがスムース
で髪がひっかからないと感じた場合を2点、髪がやや指
にひっかかると感じた場合を1点、指通りが非常に悪い
と感じた場合を0点として、20名の平均値を求めた。
平均値が1.5点以上であれば、使用時の指通りは良好
であるとされる。 (2)乾燥後の櫛通り 20名の女性をパネラーとし、毛髪化粧料5mlで処理、
乾燥した後の櫛通りを評価した。髪にきしみ感がなく、
櫛通りがスムースであると感じた場合を2点、髪がやや
櫛にひっかかると感じた場合を1点、櫛通りが非常に悪
いと感じた場合を0点として、20名の平均値を求め
た。平均値が1.5点以上であれば、乾燥後の櫛通りは
良好であるとされる。 (3)乾燥後のセット性 20名の女性をパネラーとし、毛髪化粧料5mlで処理、
乾燥した後の髪のセット性について評価した。セット性
に優れていると感じた場合を2点、ややセット性に優れ
ていると感じた場合を1点、セット性が悪いと感じた場
合を0点として、20名の平均値を求めた。平均値が
1.5点以上であれば、乾燥後のセット性は良好である
とされる。 (4)乾燥後の髪のなめらかさ 20名の女性をパネラーとし、毛髪化粧料5mlで処理、
乾燥した後の髪のなめらかさについて評価した。髪がな
めらかだと感じた場合を2点、ややなめらかだと感じた
場合を1点、なめらかさがないと感じた場合を0点とし
て、20名の平均値を求めた。平均値が1.5点以上で
あれば、乾燥後の髪になめらかさを与える毛髪化粧料で
あるとされる。 (5)乾燥後の髪のつや 20名の女性をパネラーとし、毛髪化粧料5mlで処理、
乾燥した後の髪のつやについて評価した。髪につやがで
たと感じた場合を2点、ややつやがでたと感じた場合を
1点、つやがでないと感じた場合を0点として、20名
の平均値を求めた。平均値が1.5点以上であれば、乾
燥後の髪につやを与える毛髪化粧料であるとされる。 (6)経時安定性 試料を−5℃、25℃及び45℃でそれぞれ1カ月間保
存し、その外観を観察して、次の3段階で評価した。 ○:安定性良好(透明又は白濁乳化状態で、外観の変化
がない。) △:安定性やや不良(若干分離が認められる、若干着色
が認められる。) ×:安定性不良(沈澱が認められる、着色が著しい。) 1カ月後、−5℃、25℃及び45℃の3点の試料がと
もに ○ であるものを○、1点でも △ があるものを
△、1点でも × があるものを × とした。
【0026】実施例1 (A)成分としてラウリン酸ジメチルアミノプロピルアミ
ド7重量部、(B)成分としてステアリルジメチルアミン
オキシド5重量部、(C)成分としてマーコート100
[カチオン性ポリマー、商品名、メルク社製]1重量
部、その他の成分としてステアリルトリメチルアンモニ
ウムクロライド1.5重量部、ヒドロキシエチルセルロ
ース0.3重量部、セチルアルコール3重量部、グリセ
リンモノステアレート1.5重量部、ポリオキシエチレ
ン(100モル)モノステアレート0.5重量部、プロピ
レングリコール7重量部、L−グルタミン酸0.5重量
部及び精製水72.7重量部を配合して、毛髪化粧料を
調製した。この毛髪化粧料を、20名の女性パネラーに
より評価したところ、使用時の指通り1.6点、乾燥後
の櫛通り1.6点、乾燥後のセット性1.9点、乾燥後の
髪のなめらかさ1.7点、乾燥後の髪のつや1.8点であ
った。経時安定性試験では、−5℃、25℃及び45℃
でそれぞれ1カ月保存した3点の試料は、すべて外観に
変化は生じていなかった。 実施例2 実施例1と同様にして第2表に示す組成の毛髪化粧料を
調製し、評価を行った。得られた結果を、第2表に示
す。 実施例3 (A)成分としてヤシ油脂肪酸ジメチルアミノプロピルア
ミド3重量部、(B)成分としてステアリルジメチルアミ
ンオキシド2重量部、(C)成分としてジェルナーQH3
00[カチオン性ポリマー、商品名、ダイセル化学工業
(株)製]0.5重量部、(D)成分として式[10]で示
される化合物6重量部、その他の成分としてヒドロキシ
エチルセルロース0.3重量部、セチルアルコール3重
量部、グリセリンモノステアレート1.5重量部、ポリ
オキシエチレン(100モル)モノステアレート0.5重
量部、プロピレングリコール7重量部、クエン酸0.5
重量部及び精製水75.7重量部を配合して、毛髪化粧
料を調製した。この毛髪化粧料を、20名の女性パネラ
ーにより評価したところ、使用時の指通り1.7点、乾
燥後の櫛通り1.8点、乾燥後のセット性1.7点、乾燥
後の髪のなめらかさ1.8点、乾燥後の髪のつや1.7点
であった。経時安定性試験では、−5℃、25℃及び4
5℃でそれぞれ1カ月保存した3点の試料は、すべて外
観に変化は生じていなかった。 実施例4〜12 実施例3と同様にして第2表に示す組成の毛髪化粧料を
調製し、評価を行った。得られた結果を、第2表に示
す。
【0027】
【表5】
【0028】
【表6】
【0029】[注]1)メルク社製「マーコート10
0」 2)メルク社製「マーコート550」 3)ダイセル化学工業(株)製「ジェルナーQH300」 4)ガフ社製「ガフコート734」 5)信越化学工業(株)製「KF−96−1000CS」 6)信越化学工業(株)製「KM−902」 第2表の結果より、実施例1〜12の本発明の毛髪化粧
料は、いずれも使用時の指通り及び乾燥後の櫛通りが良
好であり、乾燥後の髪のセット性に優れ、毛髪になめら
かさとつやを付与するとともに、経時安定性に優れてい
ることが分かる。 比較例1 (A)成分を配合することなく、(B)成分としてラウリル
ジメチルアミンオキシド3重量部とラウリルジエチルア
ミンオキシド4重量部、(C)成分としてマーコート55
0[カチオン性ポリマー、商品名、メルク社製]1重量
部、(D)成分として式[9]で示される化合物5重量
部、その他の成分としてステアリルトリメチルアンモニ
ウムクロライド1.5重量部、ベヘニルトリメチルアン
モニウムクロライド0.5重量部、ジステアリルジメチ
ルアンモニウムクロライド0.5重量部、ヒドロキシエ
チルセルロース0.3重量部、セチルアルコール3重量
部、グリセリンモノステアレート1.5重量部、ポリオ
キシエチレン(100モル)モノステアレート0.5重量
部、プロピレングリコール7重量部、クエン酸0.2重
量部及び精製水72.0重量部を配合して、毛髪化粧料
を調製した。この毛髪化粧料を、20名の女性パネラー
により評価したところ、使用時の指通り1.1点、乾燥
後の櫛通り1.2点、乾燥後のセット性1.6点、乾燥後
の髪のなめらかさ1.6点、乾燥後の髪のつや1.7点で
あった。経時安定性試験では、−5℃、25℃及び45
℃でそれぞれ1カ月保存した3点の試料は、すべて外観
に変化は生じていなかった。 比較例2〜9 比較例1と同様にして第3表に示す組成の毛髪化粧料を
調製し、評価を行った。得られた結果を、第3表に示
す。
【0030】
【表7】
【0031】
【表8】
【0032】[注]1)メルク社製「マーコート10
0」 2)メルク社製「マーコート550」 3)ダイセル化学工業(株)製「ジェルナーQH300」 4)ガフ社製「ガフコート734」 5)信越化学工業(株)製「KF−96−1000CS」 6)信越化学工業(株)製「KM−902」 (A)成分を配合していない比較例1及び比較例2の毛髪
化粧料は、使用時の指通りと乾燥後の櫛通りがスムース
でなく、ややひっかかる感じがある。(A)成分の配合量
が多すぎる比較例3の毛髪化粧料は、経時安定性が不良
である。(B)成分を配合していない比較例4及び比較例
5の毛髪化粧料は、乾燥後の髪のなめらかさとつやがや
や不足し、さらに比較例5の毛髪化粧料は、乾燥後の髪
のセット性もやや不足している。(B)成分の配合量が多
すぎる比較例6の毛髪化粧料は、経時安定性が不良であ
る。(C)成分を配合していない比較例7及び比較例8の
毛髪化粧料は、使用時の指通りが非常に悪く、さらに比
較例8の毛髪化粧料は、乾燥後のセット性もやや不足し
ている。(C)成分の配合量が多すぎる比較例9の毛髪化
粧料は、経時安定性が不良である。 実施例13 (A)成分としてヤシ油脂肪酸ジメチルアミノプロピルア
ミド2.0重量部、(B)成分としてステアリルジメチル
アミンオキシド2.5重量部、(C)成分としてマーコー
ト100[カチオン性ポリマー、商品名、メルク社製]
1.0重量部とジェルナーQH300[カチオン性ポリ
マー、商品名、ダイセル化学工業(株)製]0.2重量
部、(D)成分として式[9]で示される化合物2.5重
量部、その他の成分としてステアリルトリメチルアンモ
ニウムクロライド1.0重量部、ヒドロキシエチルセル
ロース0.7重量部、セチルアルコール2.5重量部、グ
リセリンモノステアレート1.5重量部、ポリオキシエ
チレン(100モル)モノステアレート0.4重量部、ホ
ホバ油0.5重量部、プロピレングリコール7.0重量
部、パラベン0.3重量部、L−グルタミン酸0.5重量
部及び精製水77.4重量部を配合して、毛髪化粧料を
調製した。この毛髪化粧料を、20名の女性パネラーに
より評価したところ、使用時の指通り1.9点、乾燥後
の櫛通り1.8点、乾燥後のセット性1.8点、乾燥後の
髪のなめらかさ1.8点、乾燥後の髪のつや1.9点であ
った。経時安定性試験では、−5℃、25℃及び45℃
でそれぞれ1カ月保存した3点の資料には、すべて外観
に変化は生じていなかった。この結果より、この毛髪化
粧料は、使用時の指通りに優れ、乾燥後の櫛通り及びセ
ット性が良好であり、毛髪になめらかさとつやを付与
し、経時安定性にも優れることが分かる。 実施例14 (A)成分としてオレイン酸ジメチルアミノプロピルアミ
ド1.5重量部、(B)成分として、マーコート550
[カチオン性ポリマー、商品名、メルク社製]1.0重
量部、(C)成分としてステアリルジメチルアミンオキシ
ド2.0重量部、(D)成分として式[10]で示される
化合物2.5重量部、その他の成分としてベヘニルトリ
メチルアンモニウムクロライド1.0重量部、ジステア
リルジメチルアンモニウムクロライド0.5重量部、ヒ
ドロキシエチルセルロース0.1重量部、セチルアルコ
ール2.5重量部、グリセリンモノステアレート1.5重
量部、ポリオキシエチレン(100モル)モノステアレー
ト0.4重量部、ヒマワリ油0.5重量部、加水分解コラ
ーゲン[Nutrilan J/NP、商品名、ヘンケ
ル社製]0.5重量部、プロピレングリコール7.0重量
部、パラベン0.3重量部、クエン酸0.4重量部及び精
製水78.3重量部を配合して、毛髪化粧料を調製し
た。この毛髪化粧料を、20名の女性パネラーにより評
価したところ、使用時の指通り1.8点、乾燥後の櫛通
り1.9点、乾燥後のセット性1.8点、乾燥後の髪のな
めらかさ1.8点、乾燥後の髪のつや1.8点であった。
経時安定性試験では、−5℃、25℃及び45℃でそれ
ぞれ1カ月保存した3点の資料には、すべて外観に変化
は生じていなかった。この結果より、この毛髪化粧料
は、使用時の指通りが良好であり、乾燥後の櫛通り及び
セット性に優れ、毛髪になめらかさとつやを付与し、経
時安定性にも優れることが分かる。 実施例15 (A)成分としてヤシ油脂肪酸ジメチルアミノプロピルア
ミド2.5重量部、(B)成分としてステアリルジメチル
アミンオキシド3.0重量部、(C)成分としてポリマー
JR−400[カチオン性ポリマー、商品名、ユニオン
カーバイド社製]0.5重量部、(D)成分として式
[9]で示される化合物3.0重量部と式[12]で示
される化合物3.0重量部、その他の成分としてベヘニ
ルトリメチルアンモニウムクロライド2.5重量部、セ
チルアルコール5.0重量部、ベヘニルアルコール2.0
重量部、モノステアリン酸ソルビタン3.0重量部、ポ
リオキシエチレン(40モル)モノステアレート3.0重
量部、ヒマワリ油2.0重量部、スクワラン5.0重量
部、1,3−ブチレングリコール5.0重量部、グリセリ
ン3.0重量部、パラベン0.3重量部、クエン酸0.5
重量部及び精製水56.7重量部を配合して、毛髪化粧
料を調製した。この毛髪化粧料を、20名の女性パネラ
ーにより評価したところ、使用時の指通り1.9点、乾
燥後の櫛通り1.9点、乾燥後のセット性1.7点、乾燥
後の髪のなめらかさ1.9点、乾燥後の髪のつや1.9点
であった。経時安定性試験では、−5℃、25℃及び4
5℃でそれぞれ1カ月保存した3点の資料には、すべて
外観に変化は生じていなかった。この結果より、この毛
髪化粧料は、使用時の指通りに優れ、乾燥後の櫛通り及
びセット性が良好であり、毛髪に豊かななめらかさとつ
やを付与し、経時安定性にも優れることが分かる。
【0033】
【発明の効果】本発明の毛髪化粧料は、使用時の指通り
及び乾燥後の櫛通りが良好であり、乾燥後の髪のセット
性に優れ、毛髪になめらかさとつやを付与し、経時安定
性にも優れている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)一般式[1]で示されるアミドアミ
    ン0.1〜10重量%、(B)一般式[2]で示される
    アミンオキシド型界面活性剤0.1〜10重量%及び
    (C)カチオン性ポリマー0.1〜5重量%を含有する
    ことを特徴とする毛髪化粧料。 【化1】 (ただし、式中、R1は炭素数7〜21のアルキル基又
    はアルケニル基であり、R2及びR3は同一の又は異なる
    炭素数1〜3のアルキル基であり、mは2〜4の整数で
    ある。) 【化2】 (ただし、式中、R4は炭素数8〜22のアルキル基又
    はアルケニル基であり、R5及びR6は同一の若しくは異
    なる炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシエチル基
    である。)
  2. 【請求項2】(D)一般式[3]で示されるシリコーン
    ペンダントを有するポリオキシアルキレンエーテル化合
    物0.1〜15重量%を含有する請求項1記載の毛髪化
    粧料。 Z[O(AO)h(DO)i(GO)j7]k …[3] 〔ただし、式中、Zは2〜8個の水酸基を有する化合物
    の残基であり、R7は水素、炭素数1〜24のアルキル
    基、炭素数7〜24のアラルキル基、炭素数6〜24の
    アリール基又は炭素数2〜24のアシル基であり、AO
    は炭素数2〜22の1種又は2種以上のオキシアルキレ
    ン基であり、DOは一般式[4]で示される1種又は2
    種以上の基であり、 【化3】 (ただし、式中、R8は炭素数2〜5のアルケニル基で
    ある。) GOは一般式[5]で示される1種又は2種以上の基で
    あり、 【化4】 (ただし、式中、Xは炭素数2〜5のアルキレン基であ
    り、Yは一般式[6]で示されるシロキシル基であ
    る。) 【化5】 (ただし、式中、R9は同一の又は異なる炭素数1〜2
    4の炭化水素基であり、uは0〜3,000である。) AO、DO及びGOは、それぞれ任意の順序でブロック
    状に付加していても、ランダム状に付加していてもよ
    い。kは1〜8であり、hkは1〜1500、ikは0
    〜100、jkは1〜100である。〕
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007119475A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 L'oreal Sa オキシエチレン化ソルビタンエステル、カチオン性ポリマー、及び固形脂肪物質を含む化粧品組成物、並びに美容処理方法
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