JPH10182040A - エレベータ乗かご側板の養生パネル - Google Patents
エレベータ乗かご側板の養生パネルInfo
- Publication number
- JPH10182040A JPH10182040A JP34827896A JP34827896A JPH10182040A JP H10182040 A JPH10182040 A JP H10182040A JP 34827896 A JP34827896 A JP 34827896A JP 34827896 A JP34827896 A JP 34827896A JP H10182040 A JPH10182040 A JP H10182040A
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- JP
- Japan
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- side plate
- curing
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- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐久性および意匠性に優れるとともに、乗か
ご側板に対して容易に着脱できるエレベータ乗かご側板
の養生パネルの提供。 【解決手段】 素地金属薄板8の表面にホーロー層9が
焼成されるホーロー薄板10と、このホーロー薄板10
の裏面に装着されるマグネットシート11と、成型樹脂
からなりホーロー薄板10の端部を保護する保護材12
とを備え、この保護材12は上記の端部の切断面10
a、表面および裏面をそれぞれ覆う基部12a、突出部
12b、12cからなり、マグネットシート11を介し
てホーロー薄板10を乗かご側板に容易に着脱でき、ま
た、保護材12で覆うことにより素地金属薄板8の端部
が露出することがなくて済み、しかも上記の保護材12
が成型樹脂からなるためホーロー薄板10の端部を十分
に保護できる。
ご側板に対して容易に着脱できるエレベータ乗かご側板
の養生パネルの提供。 【解決手段】 素地金属薄板8の表面にホーロー層9が
焼成されるホーロー薄板10と、このホーロー薄板10
の裏面に装着されるマグネットシート11と、成型樹脂
からなりホーロー薄板10の端部を保護する保護材12
とを備え、この保護材12は上記の端部の切断面10
a、表面および裏面をそれぞれ覆う基部12a、突出部
12b、12cからなり、マグネットシート11を介し
てホーロー薄板10を乗かご側板に容易に着脱でき、ま
た、保護材12で覆うことにより素地金属薄板8の端部
が露出することがなくて済み、しかも上記の保護材12
が成型樹脂からなるためホーロー薄板10の端部を十分
に保護できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ乗かご
の側板に取付けられるエレベータ乗かご側板の養生パネ
ルに関する。
の側板に取付けられるエレベータ乗かご側板の養生パネ
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エレベータ乗かご側板の養生パネ
ルにあっては、例えば特開平5−85780号公報およ
び特開昭62−179278号公報に記載されているよ
うに、乗かご内の乗客のいたずらや荷物搬送用台車の接
触により、乗かごの側板が傷付けられることを防止する
ため、乗かご側板にベニヤ板や段ボール紙などの養生材
を粘着テープで仮固定して養生するものや、フェルト、
不燃布、発泡シートの表面に化粧塩化ビニルフィルムを
接着した養生材を得て、この養生材の裏面にマグネット
テープなどの磁性体を設け、この磁性体を介して乗かご
側板に吸着させるものが採用されている。
ルにあっては、例えば特開平5−85780号公報およ
び特開昭62−179278号公報に記載されているよ
うに、乗かご内の乗客のいたずらや荷物搬送用台車の接
触により、乗かごの側板が傷付けられることを防止する
ため、乗かご側板にベニヤ板や段ボール紙などの養生材
を粘着テープで仮固定して養生するものや、フェルト、
不燃布、発泡シートの表面に化粧塩化ビニルフィルムを
接着した養生材を得て、この養生材の裏面にマグネット
テープなどの磁性体を設け、この磁性体を介して乗かご
側板に吸着させるものが採用されている。
【0003】また、例えば実開平2−66579号公報
に記載されているように、乗かごの側板の表面、いわゆ
る意匠面自体を硬質加工して傷付くのを防止するため、
素地金属薄板の両面にホーロー層が焼成されたホーロー
薄板を上記の側板の意匠面に接着剤で固定して、上記の
ホーロー薄板の端部を上記の側板に固着される目地材に
よって覆うようにしたものも提案されている。
に記載されているように、乗かごの側板の表面、いわゆ
る意匠面自体を硬質加工して傷付くのを防止するため、
素地金属薄板の両面にホーロー層が焼成されたホーロー
薄板を上記の側板の意匠面に接着剤で固定して、上記の
ホーロー薄板の端部を上記の側板に固着される目地材に
よって覆うようにしたものも提案されている。
【0004】なお、一般に上記のホーロー薄板を製作す
る際、高温による表面歪みを防止するために素地金属薄
板の両端を折曲げて、この素地金属薄板の表面にホーロ
ー釉薬を塗布し、高温加熱してホーロー薄板の表面にホ
ーロー層を焼成した後、上記の折曲げ部を切断して平板
化するようになっている。
る際、高温による表面歪みを防止するために素地金属薄
板の両端を折曲げて、この素地金属薄板の表面にホーロ
ー釉薬を塗布し、高温加熱してホーロー薄板の表面にホ
ーロー層を焼成した後、上記の折曲げ部を切断して平板
化するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、乗かご側板にベニヤ板や段ボール紙などの
養生材を粘着テープで仮固定して養生する場合や、フェ
ルト、不燃布、発泡シートの表面に化粧塩化ビニルフィ
ルムを接着した養生材の裏面にマグネットテープなどの
磁性体を設けた場合、これらの養生材表面の耐久性がか
なり弱いため、荷物搬送用台車の接触により傷付けられ
たり刃物等で切り裂かれるという問題があり、上記の養
生材を短い時間で交換する必要がある。
来技術では、乗かご側板にベニヤ板や段ボール紙などの
養生材を粘着テープで仮固定して養生する場合や、フェ
ルト、不燃布、発泡シートの表面に化粧塩化ビニルフィ
ルムを接着した養生材の裏面にマグネットテープなどの
磁性体を設けた場合、これらの養生材表面の耐久性がか
なり弱いため、荷物搬送用台車の接触により傷付けられ
たり刃物等で切り裂かれるという問題があり、上記の養
生材を短い時間で交換する必要がある。
【0006】また、ホーロー薄板を乗かご側板の意匠面
に接着剤で固定し、上記のホーロー薄板の端部を目地材
によって覆うようにした場合、上記のホーロー薄板を短
い時間で交換する必要はなくて済むが、簡単に乗かご側
板に着脱できないという問題があるため、乗かご側板を
養生する簡易的な手段としては不適当である。
に接着剤で固定し、上記のホーロー薄板の端部を目地材
によって覆うようにした場合、上記のホーロー薄板を短
い時間で交換する必要はなくて済むが、簡単に乗かご側
板に着脱できないという問題があるため、乗かご側板を
養生する簡易的な手段としては不適当である。
【0007】さらに、上記のホーロー薄板をそのまま簡
易的な養生材として用いることも考えられるが、ホーロ
ー薄板の端部が切断加工により形成されているため、こ
の端部で素地金属薄板が露出して意匠性を損なうという
問題がある。また、上記の切断加工により素地金属薄板
とホーロー層との密着境界部が不安定な状態になるた
め、このホーロー薄板の端部に外力による衝撃が加わっ
た場合、この端部のホーロー層が素地金属薄板から剥離
して欠損する恐れがあり、品質上好ましくないととも
に、この点からも意匠性の面で不具合がある。
易的な養生材として用いることも考えられるが、ホーロ
ー薄板の端部が切断加工により形成されているため、こ
の端部で素地金属薄板が露出して意匠性を損なうという
問題がある。また、上記の切断加工により素地金属薄板
とホーロー層との密着境界部が不安定な状態になるた
め、このホーロー薄板の端部に外力による衝撃が加わっ
た場合、この端部のホーロー層が素地金属薄板から剥離
して欠損する恐れがあり、品質上好ましくないととも
に、この点からも意匠性の面で不具合がある。
【0008】さらに、上記のホーロー薄板の端部をテー
プ状の保護材などで保護することも考えられるが、ホー
ロー薄板に貼付けることを考慮して上記の保護材を柔軟
性のある材質のものとすると、乗客の爪や鍵程度の金属
薄板片などにより上記の保護材が傷付けられたり部分的
に欠損しやすいため、ホーロー薄板の端部が露出し、や
はり品質上好ましくないとともに、意匠性の面で不具合
がある。
プ状の保護材などで保護することも考えられるが、ホー
ロー薄板に貼付けることを考慮して上記の保護材を柔軟
性のある材質のものとすると、乗客の爪や鍵程度の金属
薄板片などにより上記の保護材が傷付けられたり部分的
に欠損しやすいため、ホーロー薄板の端部が露出し、や
はり品質上好ましくないとともに、意匠性の面で不具合
がある。
【0009】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、耐久性および意
匠性に優れるとともに、乗かご側板に対して容易に着脱
することのできるエレベータ乗かご側板の養生パネルを
提供することにある。
に鑑みてなされたもので、その目的は、耐久性および意
匠性に優れるとともに、乗かご側板に対して容易に着脱
することのできるエレベータ乗かご側板の養生パネルを
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、素地金属薄板の表面にホーロー層が焼成
され、折曲げ部から切り離されたホーロー薄板と、この
ホーロー薄板の裏面に装着され、乗かごの側板に吸着さ
れる磁性体とを有するエレベータ乗かご側板の養生パネ
ルにおいて、成型樹脂からなり上記ホーロー薄板の端部
を保護する保護材を備えた構成にしてある。
め、本発明は、素地金属薄板の表面にホーロー層が焼成
され、折曲げ部から切り離されたホーロー薄板と、この
ホーロー薄板の裏面に装着され、乗かごの側板に吸着さ
れる磁性体とを有するエレベータ乗かご側板の養生パネ
ルにおいて、成型樹脂からなり上記ホーロー薄板の端部
を保護する保護材を備えた構成にしてある。
【0011】上記のように構成した本発明では、ホーロ
ー薄板の裏面に装着される磁性体が乗かご側板に吸着さ
れるので、この乗かご側板に対して容易に着脱できる養
生パネルが得られる。また、上記のホーロー薄板で乗か
ご側板を覆うとともに、このホーロー薄板の端部を保護
材で覆うことにより素地金属薄板の端部が露出すること
を防止できるばかりか、上記の保護材が成型樹脂からな
るためホーロー薄板の端部を十分に保護でき、これによ
って、耐久性および意匠性に優れる養生パネルが得られ
る。
ー薄板の裏面に装着される磁性体が乗かご側板に吸着さ
れるので、この乗かご側板に対して容易に着脱できる養
生パネルが得られる。また、上記のホーロー薄板で乗か
ご側板を覆うとともに、このホーロー薄板の端部を保護
材で覆うことにより素地金属薄板の端部が露出すること
を防止できるばかりか、上記の保護材が成型樹脂からな
るためホーロー薄板の端部を十分に保護でき、これによ
って、耐久性および意匠性に優れる養生パネルが得られ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエレベータ乗かご
側板の養生パネルの実施の形態を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の一実施形態に係わるエレベータ乗か
ご側板の養生パネルを示す斜視図、図2は本実施形態の
養生パネルが乗かご側板に装着された状態を示す説明
図、図3は乗かご内の斜視図、図4は本実施形態の養生
パネルに備えられる保護材の斜視図である。なお、図1
は図2のB部分の拡大斜視図であり、図2は図3のA−
A線に沿う断面より上方の部分を説明する図である。
側板の養生パネルの実施の形態を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の一実施形態に係わるエレベータ乗か
ご側板の養生パネルを示す斜視図、図2は本実施形態の
養生パネルが乗かご側板に装着された状態を示す説明
図、図3は乗かご内の斜視図、図4は本実施形態の養生
パネルに備えられる保護材の斜視図である。なお、図1
は図2のB部分の拡大斜視図であり、図2は図3のA−
A線に沿う断面より上方の部分を説明する図である。
【0013】図3に示す乗かご1は、床2の上に立設さ
れ、下部が巾木3により押さえられる側板4と、この側
板4の上部に位置する天井5と、乗場側に開閉可能に設
けられる出入口戸6とを備えている。上記の側板4は、
図2に示すように、それぞれ両側端が折曲げられた複数
の側板パネル4a〜4cなどからなり、これらの側板パ
ネル4a〜4cはそれぞれの側端が互いに突き合わされ
た状態で配列されている。
れ、下部が巾木3により押さえられる側板4と、この側
板4の上部に位置する天井5と、乗場側に開閉可能に設
けられる出入口戸6とを備えている。上記の側板4は、
図2に示すように、それぞれ両側端が折曲げられた複数
の側板パネル4a〜4cなどからなり、これらの側板パ
ネル4a〜4cはそれぞれの側端が互いに突き合わされ
た状態で配列されている。
【0014】そして、上記の乗かご1に備えられる本実
施形態の養生パネル7は、図1に示すように、素地金属
薄板8の表面にホーロー層9が焼成され、端部の切断面
10aで図示しない折曲げ部から切り離されたホーロー
薄板10と、このホーロー薄板10の裏面に装着される
磁性体、例えばマグネットシート11と、クッション性
すなわち弾性を有する成型樹脂からなり、断面形状がコ
の字状に形成され、ホーロー薄板8の端部を保護する保
護材12とからなっている。
施形態の養生パネル7は、図1に示すように、素地金属
薄板8の表面にホーロー層9が焼成され、端部の切断面
10aで図示しない折曲げ部から切り離されたホーロー
薄板10と、このホーロー薄板10の裏面に装着される
磁性体、例えばマグネットシート11と、クッション性
すなわち弾性を有する成型樹脂からなり、断面形状がコ
の字状に形成され、ホーロー薄板8の端部を保護する保
護材12とからなっている。
【0015】上述したマグネットシート11は、1.0
mm程度の厚みを有し、図示しない両面テープによって
ホーロー薄板10の裏面、すなわち素地金属薄板8の裏
面に接着されている。
mm程度の厚みを有し、図示しない両面テープによって
ホーロー薄板10の裏面、すなわち素地金属薄板8の裏
面に接着されている。
【0016】上述した保護材12は、ホーロー薄板10
の端部の切断面10aに沿って延設され、この切断面1
0aを覆う基部12aと、この基部12aからそれぞれ
ホーロー薄板10の端部の表面および裏面に沿って突出
し、これらの表面および裏面を覆う一対の突出部12
b、12cとから一体に形成されている。
の端部の切断面10aに沿って延設され、この切断面1
0aを覆う基部12aと、この基部12aからそれぞれ
ホーロー薄板10の端部の表面および裏面に沿って突出
し、これらの表面および裏面を覆う一対の突出部12
b、12cとから一体に形成されている。
【0017】この一対の突出部12b、12cは互いに
対向するとともに、一方の突出部12bの突出寸法が、
他方の突出部12cの突出寸法より大きく設定されてお
り、一方の突出部12bが他方の突出部12cの先端よ
り突出する寸法Yは、一方の突出部12bの裏面に貼付
られる両面接着テープ13の幅寸法Xより大きく設定さ
れている。
対向するとともに、一方の突出部12bの突出寸法が、
他方の突出部12cの突出寸法より大きく設定されてお
り、一方の突出部12bが他方の突出部12cの先端よ
り突出する寸法Yは、一方の突出部12bの裏面に貼付
られる両面接着テープ13の幅寸法Xより大きく設定さ
れている。
【0018】この実施形態にあっては、ホーロー薄板1
0の端部に保護材12を取付ける際、この保護材12の
突出部12bの裏面にあらかじめ両面接着テープ13を
貼付けて、この両面接着テープ13の裏面側のコーティ
ング紙を剥がずに残しておき、保護材12の突出部12
b、12cでホーロー薄板10の端部をはさむととも
に、基部12aにホーロー薄板10の切断面10aが当
接するまでホーロー薄板10を保護材12内に差し入れ
た後、前記のコーティング紙を剥がすことにより両面接
着テープ13を介して保護材12の突出部12bをホー
ロー薄板10の端部に接着する。
0の端部に保護材12を取付ける際、この保護材12の
突出部12bの裏面にあらかじめ両面接着テープ13を
貼付けて、この両面接着テープ13の裏面側のコーティ
ング紙を剥がずに残しておき、保護材12の突出部12
b、12cでホーロー薄板10の端部をはさむととも
に、基部12aにホーロー薄板10の切断面10aが当
接するまでホーロー薄板10を保護材12内に差し入れ
た後、前記のコーティング紙を剥がすことにより両面接
着テープ13を介して保護材12の突出部12bをホー
ロー薄板10の端部に接着する。
【0019】上記のようにして養生パネル7を組立てた
後、例えば図2に示すように、それぞれ同様に構成され
る他の養生パネル14、15を側板パネル4a、4cに
装着し、上記の養生パネル14、15の端部と重なり合
う状態で、上記の養生パネル7を側板パネル4bに装着
するようになっている。
後、例えば図2に示すように、それぞれ同様に構成され
る他の養生パネル14、15を側板パネル4a、4cに
装着し、上記の養生パネル14、15の端部と重なり合
う状態で、上記の養生パネル7を側板パネル4bに装着
するようになっている。
【0020】このように構成した実施形態では、ホーロ
ー薄板10の裏面に装着されるマグネットシート11が
側板パネル4bに吸着されるので、ホーロー薄板10を
側板パネル4bに対して容易に着脱できるとともに、ホ
ーロー薄板10で側板パネル4bを覆うことにより、優
れた耐久性および意匠性が得られる。
ー薄板10の裏面に装着されるマグネットシート11が
側板パネル4bに吸着されるので、ホーロー薄板10を
側板パネル4bに対して容易に着脱できるとともに、ホ
ーロー薄板10で側板パネル4bを覆うことにより、優
れた耐久性および意匠性が得られる。
【0021】また、上記のホーロー薄板10の端部を保
護材12で覆うことにより、この端部で素地金属薄板8
が露出することがなくて済み、さらに、上記の保護材1
2がクッション性を有する成型樹脂からなるため比較的
傷付きにくく、かつ外力による衝撃をある程度吸収でき
るため、ホーロー薄板10の端部を十分に保護でき、こ
の点からも優れた耐久性および意匠性が得られる。
護材12で覆うことにより、この端部で素地金属薄板8
が露出することがなくて済み、さらに、上記の保護材1
2がクッション性を有する成型樹脂からなるため比較的
傷付きにくく、かつ外力による衝撃をある程度吸収でき
るため、ホーロー薄板10の端部を十分に保護でき、こ
の点からも優れた耐久性および意匠性が得られる。
【0022】また、一方の突出部12bの突出する部分
の裏面に両面接着テープ13を貼付ける際、他方の突出
部12cに妨げられることなくて済み、容易に上記の貼
付作業を行うことができる。
の裏面に両面接着テープ13を貼付ける際、他方の突出
部12cに妨げられることなくて済み、容易に上記の貼
付作業を行うことができる。
【0023】また、上記の保護材12が成型樹脂からな
るため、養生パネル7の色に合わせて上記の保護材12
を容易に着色でき、この点からも意匠性を向上できる。
るため、養生パネル7の色に合わせて上記の保護材12
を容易に着色でき、この点からも意匠性を向上できる。
【0024】なお、上記実施形態では、養生パネル1
4、15に対して端部が重なり合う状態で養生パネル7
を配置したが、これらの養生パネル7、14、15の各
端部を突き合わせた状態で配置するようにしてもよい。
さらに、保護材12は、意匠性を配慮してホーロー薄板
10の両側二辺の端部に取付けたり、あるいはホーロー
薄板10の四辺のすべての端部に取付けてもよい。
4、15に対して端部が重なり合う状態で養生パネル7
を配置したが、これらの養生パネル7、14、15の各
端部を突き合わせた状態で配置するようにしてもよい。
さらに、保護材12は、意匠性を配慮してホーロー薄板
10の両側二辺の端部に取付けたり、あるいはホーロー
薄板10の四辺のすべての端部に取付けてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように構成したので、本発明によ
れば、ホーロー薄板の裏面に装着される磁性体が乗かご
側板に吸着されるので、上記のホーロー薄板を乗かご側
板に対して容易に着脱でき、したがって、乗かご内への
取付け、取外し作業が容易な養生パネルが得られるとい
う効果がある。また、上記のホーロー薄板で乗かご側板
を覆うとともに、このホーロー薄板の端部を保護材で覆
うことによりこの端部で素地金属薄板が露出することが
なくて済むばかりか、上記の保護材が成型樹脂からなる
ため上記のホーロー薄板の端部を十分に保護でき、した
がって、耐久性および意匠性に優れた養生パネルが得ら
れるという効果がある。
れば、ホーロー薄板の裏面に装着される磁性体が乗かご
側板に吸着されるので、上記のホーロー薄板を乗かご側
板に対して容易に着脱でき、したがって、乗かご内への
取付け、取外し作業が容易な養生パネルが得られるとい
う効果がある。また、上記のホーロー薄板で乗かご側板
を覆うとともに、このホーロー薄板の端部を保護材で覆
うことによりこの端部で素地金属薄板が露出することが
なくて済むばかりか、上記の保護材が成型樹脂からなる
ため上記のホーロー薄板の端部を十分に保護でき、した
がって、耐久性および意匠性に優れた養生パネルが得ら
れるという効果がある。
【図1】本発明の一実施形態に係わるエレベータ乗かご
側板の養生パネルを示す斜視図である。
側板の養生パネルを示す斜視図である。
【図2】本実施形態の養生パネルが乗かご側板に装着さ
れた状態を示す説明図である。
れた状態を示す説明図である。
【図3】乗かご内の斜視図である。
【図4】本実施形態の養生パネルに備えられる保護材の
斜視図である。
斜視図である。
1 乗かご 4 側板 4a〜4c 側板パネル 7 養生パネル 8 素地金属薄板 9 ホーロー層 10 ホーロー薄板 11 マグネットシート(磁性体) 12 保護材 12a 基部 12b、12c 突出部 13 両面接着テープ 14、15 養生パネル
フロントページの続き (72)発明者 松尾 利昭 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内
Claims (3)
- 【請求項1】 素地金属薄板の表面にホーロー層が焼成
され、折曲げ部から切り離されたホーロー薄板と、この
ホーロー薄板の裏面に装着され、乗かごの側板に吸着さ
れる磁性体とを有するエレベータ乗かご側板の養生パネ
ルにおいて、成型樹脂からなり上記ホーロー薄板の端部
を保護する保護材を備えたことを特徴とするエレベータ
乗かご側板の養生パネル。 - 【請求項2】 上記保護材が、上記ホーロー薄板の端部
の切断面に沿って延設され、この切断面を覆う基部と、
この基部からそれぞれ上記ホーロー薄板の端部の表面お
よび裏面に沿って突出し、これらの表面および裏面を覆
う一対の突出部とから一体に形成されるとともに、この
一対の突出部の一方の突出寸法を、他方の突出寸法より
大きく設定したことを特徴とする請求項1記載のエレベ
ータ乗かご側板の養生パネル。 - 【請求項3】 両面接着テープの幅寸法に応じて、上記
突出部の一方が他方の先端より突出する寸法を設定し、
この突出する部分の裏面に上記両面接着テープに貼付
け、この両面接着テープを介して上記突出部の一方と上
記ホーロー薄板とを接着したことを特徴とする請求項2
記載のエレベータ乗かご側板の養生パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34827896A JPH10182040A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | エレベータ乗かご側板の養生パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34827896A JPH10182040A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | エレベータ乗かご側板の養生パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10182040A true JPH10182040A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18395968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34827896A Pending JPH10182040A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | エレベータ乗かご側板の養生パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10182040A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101101996B1 (ko) * | 2004-08-31 | 2012-01-02 | 주식회사 지암메디테크 | 엘리베이터용 카 패널 |
KR101155394B1 (ko) | 2009-08-20 | 2012-06-20 | 주식회사 한산스틸플러스 | 장식판재가 부착된 엘리베이터 패널, 장식판재를 엘리베이터에 부착하는 장치 및 방법 |
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1996
- 1996-12-26 JP JP34827896A patent/JPH10182040A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101101996B1 (ko) * | 2004-08-31 | 2012-01-02 | 주식회사 지암메디테크 | 엘리베이터용 카 패널 |
KR101155394B1 (ko) | 2009-08-20 | 2012-06-20 | 주식회사 한산스틸플러스 | 장식판재가 부착된 엘리베이터 패널, 장식판재를 엘리베이터에 부착하는 장치 및 방법 |
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