JPH10181845A - ロボット装置 - Google Patents

ロボット装置

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JPH10181845A
JPH10181845A JP9040587A JP4058797A JPH10181845A JP H10181845 A JPH10181845 A JP H10181845A JP 9040587 A JP9040587 A JP 9040587A JP 4058797 A JP4058797 A JP 4058797A JP H10181845 A JPH10181845 A JP H10181845A
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JP
Japan
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arm
substrate
sensor
light receiving
light
Prior art date
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Application number
JP9040587A
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English (en)
Inventor
Shizuo Kabaya
静雄 蒲谷
Hideki Sueyoshi
秀樹 末吉
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡単であり、かつ精度良好にワークを
検出して搬送可能なロボット装置を提供すること。 【解決手段】 複数の受け渡し部に対して被処理物21
を供給、搬出するためのロボット装置20において、内
部に駆動源24を有する装置本体23と、駆動源24に
よって駆動される駆動軸27と、この駆動軸27に一端
を連結された基端のアーム30a、この基端のアーム3
0aの他端に一端が回動自在に連結され他端に上記被処
理物21を保持する保持部32が形成された先端のアー
ム30cからなり、駆動軸27の回動によって先端のア
ーム30cの一端に形成された保持部32が伸縮するア
ーム体29と、基端のアーム30aと一体的に設けられ
アーム体29が収縮した状態において保持部32に保持
された被処理物21を検出するセンサ37を具備したこ
とを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被処理物を搬送する
ロボット装置に係わり、特に被処理物を搬送する場合に
この被処理物を搬入・搬出するロボット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体製造装置や液晶製造装置
においては、被処理物として半導体ウエハや液晶用ガラ
ス基板(以下、これらを総称して基板という。)に回路
パタ−ンを形成するための成膜プロセスやフォトプロセ
スがある。これらのプロセスでは、上記基板の処理と洗
浄とが繰り返し行われる。
【0003】上記基板を洗浄するためには、例えばこの
基板を回転テ−ブルに保持させて洗浄を行い、そしてこ
の基板の高速回転を行う、いわゆるスピン処理装置が用
いられている。通常、上記スピン処理装置は回転テ−ブ
ルを有し、この回転テーブル上に基板を保持し、回転テ
−ブルの上面側および下面側から上記基板に向けて洗浄
液を噴射することで、上記基板を洗浄するようにしてい
る。
【0004】上記のようなスピン処理装置に基板を搬入
したり、又は洗浄の終了した基板を上記スピン処理装置
から搬出したりする場合に、ロボット装置が設けられて
いる。このロボット装置の構成を図8に示す。
【0005】ロボット装置1は、例えば円筒形状に形成
された装置本体2の内部に駆動源3を有する。装置本体
2の下部はベース5などに固定されて設けられている。
この装置本体2の内部には、後述するアーム体8を回転
・上下・旋回駆動させるための機構が内蔵されている。
また駆動源3の上部には、カバー4がその上部を覆うよ
うに設けられている。
【0006】上記装置本体2の内部の駆動源3とアーム
体8とは連結されている。そのためこの装置本体2内の
駆動源3と上下・旋回機構を作動させることによって、
上記アーム体8を回転駆動させるとともに上下駆動およ
び旋回駆動をも行える構成となっている。
【0007】このアーム体8は、例えば第1のアーム9
a、第2のアーム9b、第3のアーム9cが第1の関節
10a、第2の関節10bを介して回動自在に連結され
た構成となっている。また第3ののアーム9cの先端部
には、基板11を保持する保持部12が設けられてい
る。
【0008】上記カバー4の側方には、4本の支柱13
(2本のみ図示)が上記アーム体8よりも高く立設され
ており、このそれぞれの支柱13に基板11を検出する
ためのセンサ14の受光部14aが取り付け部材15a
を介して取り付けられている。また、これら4本の支柱
13のうちの1本には、それぞれのセンサ14の投光部
14bが、上記基板11の上方側に位置するように支持
部材15bを側方に突出させて設けており、この突出し
た先端部分には上記センサ14の投光部14bを取り付
ける円盤体15cが取り付けられている。
【0009】この受光部14aと投光部14bとでセン
サ14が形成され、この間を光線が通過するようになっ
ている。すなわち、このセンサ14は、この光線の光路
に基板11が存在せずに光線が上記受光部14aで受光
された場合に、この光路上には基板11が存在しないと
認識し、またこの光線の光路に基板11が存在して光線
が上記受光部14aで受光されなかった場合には、この
光路上に基板11が存在すると認識する。
【0010】例えば、基板11を基板収納カセットから
搬出する場合は、アーム体8を上記旋回駆動機構により
保持部12の先端部が収納カセットと対向する位置まで
旋回する。続いて、アーム体8を上記上下駆動機構によ
り基板収納カセットの所定の段まで上昇・下降させ、次
いでアーム体8を回転駆動させ保持部12を基板収納カ
セット内まで進入させ、基板11を保持部12で保持す
る。次に、アーム体8を上記回転方向と反対に回転駆動
させ、基板収納カセットから基板11を保持した保持部
12を基板11とともに後退させ、基板11を基板収納
カセットから搬出する。この時、基板11が確実に取り
出せたことをセンサ14によって確認する。
【0011】また、スピン処理装置に基板11を搬入す
るとき、またはこのスピン処理装置から基板11を搬出
するときは、複数の受け渡し部を設け、これにより基板
11の受け渡しを行っている。
【0012】つまり、このような場合にも、上記センサ
14は、上記アーム体8の保持部12がそれぞれ所定の
位置で基板11を保持しているかどうかを検出する。す
なわち上記センサ14は、上記ロボット装置1が基板1
1の受け渡しを確実に行っているかどうかを検出するよ
うになっている。
【0013】さらに、基板11を洗浄処理する枚葉洗浄
装置内部などでは、純水や洗浄液などを常時基板11の
上方側から噴射して、この基板11を乾燥させずに搬送
させる搬送ラインも存在する。このような搬送ラインに
おいても、上記と同様な構成のロボット装置1によっ
て、基板11の搬送を行うようになっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記ロボット
装置1は、以下に述べる問題点を有する。すなわち上記
センサ14は、支柱13に受光部14a、円盤体15c
に投光部14bを取り付けなければならないため、この
受光部14a、投光部14b間の距離が大きく、よって
これらの光軸を調整するのが難しい。またこの光軸を調
整しても、上記受光部14aと上記投光部14bとの距
離が大きく、そのため何らかの外的作用によってこの光
軸がずれたり、これら空間部に異物が侵入して光線を遮
蔽することがあり、この場合、再び光軸を調整したり、
アーム体8の保持部12での基板11の保持に、誤作動
を生じるなどの問題があった。
【0015】またこれらのセンサ14は、上記基板収納
カセットとの間で基板11を搬入、搬出する場合や、あ
るいは上記スピン処理装置との間で基板11を搬入、搬
出する場合に、この基板11の保持が確実に行われてい
るかどうかを検出するものである。そのため、それぞれ
のセンサ14が上記支柱13や、上記円盤体15cにそ
れぞれ個別に取り付けられ、このセンサ14の個数が多
く必要となっている。よって上記光軸の調整に手数が掛
かるとともにこのコストも非常に掛かるものとなってい
る。
【0016】さらに、このセンサ14を取り付けるため
には、わざわざ支柱13および円盤体15c等を設ける
必要があり、そのためこの支柱13が、例えば上記基板
11を他の装置へ搬送する際に邪魔になったり、あるい
は他の装置などを取り付ける場合にスペース的な制約の
原因となるなどの欠点があり、さらに見栄えが良くない
などの問題点をも有する。
【0017】また、これらのセンサ14に近接する位置
には、例えば基板11を洗浄および乾燥処理するスピン
処理装置などが設けられることがあり、そのためにこの
基板11に水滴などが付着しやすいものとなっている。
このセンサ14の投光部14bおよび受光部14aにこ
れらの水滴が付着すると光線が屈折し、この場合投光部
14bおよび受光部14aの距離が大きいために光線の
ずれが大きくなり、よって受光精度が悪化する。
【0018】さらに、基板11に対して常時純水や洗浄
液を噴射している搬送ラインにおいては、上記センサ1
4に水滴が付着することが多く、そのためにこのような
搬送ラインにおいては、水滴の付着による誤認識がより
一層多く発生し、そのために受光精度が悪化してしまう
といった問題が生じている。
【0019】本発明は上記の事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、構成が簡単であり、か
つ精度良好にワークを検出して搬送可能なロボット装置
を提供しようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、複数の受け渡し部に対して
被処理物を供給、搬出するためのロボット装置におい
て、内部に駆動源を有する装置本体と、上記駆動源によ
って駆動される駆動軸と、この駆動軸に一端を連結され
た基端のアーム、この基端のアームの他端に一端が回動
自在に連結され他端に上記基板を保持する保持部が形成
された先端のアームからなり、上記駆動軸の回動によっ
て上記先端のアームの一端に形成された上記保持部が伸
縮するアーム体と、上記基端のアームと一体的に設けら
れ上記アーム体が収縮した状態において上記保持部に保
持された被処理物を検出するセンサを具備したことを特
徴としている。
【0021】請求項2記載の発明は、上記センサは、上
記基端のアームに取付部材を介して一体に設けたことを
特徴とする請求項1記載のロボット装置である。請求項
3記載の発明は、上記センサは、上記基端のアームと一
体的に設けられた上記装置本体を覆うカバー体に設けた
ことを特徴とする請求項1記載のロボット装置である。
【0022】請求項4記載の発明は、複数の受け渡し部
に対して被処理物を供給、搬出するためのロボット装置
において、装置本体と、上記装置本体に取り付けられた
ホルダと、上記ホルダに対向して設けられ、投光部と受
光部を有してこの間で被処理物を検出する光センサと、
上記ホルダに形成され、上記投光部の投光面と上記受光
部の受光面に向けて気体を噴射するノズル孔と、を具備
したことを特徴としている。
【0023】請求項5記載の発明は、上記光センサの投
光部と受光部とは、鉛直方向から所定だけ傾斜して光の
投受光を行うことを特徴とする請求項4記載のロボット
装置である。
【0024】請求項1および請求項2記載の発明による
と、上記センサを上記基端のアームと一体に設けたの
で、上記アーム体が旋回駆動および上下駆動しても上記
センサとの相対位置関係が変わらない。よって一つのセ
ンサで、上記アーム体が収縮したときに被処理物を確実
に検出することができる。
【0025】請求項3記載の発明によると、上記基端の
アームと一体に設けられた装置本体を覆うカバーにより
装置本体へ処理液などが侵入するのを防止することがで
きる。
【0026】請求項4記載の発明によると、上記装置本
体にホルダが取り付けられ、投光部と受光部を有してこ
の間で被処理物を検出する光センサがホルダに対向して
設けられ、上記ホルダに上記投光部の投光面と上記受光
部の受光面に向けて気体を噴射するノズル孔が形成され
たため、この投光面および受光面に気体を噴射すること
が可能となり、そのため投光面および受光面に付着した
水滴を吹き飛ばすことが可能となる。このため、水滴の
付着による光線の屈折を防止することが可能となり、受
光精度を向上させることが可能となる。
【0027】請求項5記載の発明によると、上記光セン
サの投光部と受光部とは、鉛直方向から所定だけ傾斜し
て光の投受光を行うため、この投光部の投光面と受光部
の受光面が傾斜して水滴が付着し難くなり、また水滴が
付着しても気体の噴射により吹き飛ばすことが容易とな
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図1ないし図4を参照しながら説明する。上記ロ
ボット装置20は、図2に示すように、ベース22に装
置本体23が固定されて設けられている。この装置本体
23は、内部に後述する基端のアーム30aを回転駆動
させる駆動源24を有しており、またこの駆動源24と
ともに、装置本体23内部にはこの駆動源24を内蔵す
る円筒形状のハウジング23aを上下駆動させる上下駆
動機構25と旋回駆動させる旋回駆動機構26が設けら
れている。これら駆動源24、上下駆動機構25および
旋回駆動機構26が円筒形状のハウジング23aで覆わ
れ、上記装置本体23を構成している。
【0029】上記装置本体23の上部開口からは、上記
駆動源24に直結されている駆動軸27が上方に突出し
て設けられている。この駆動軸27の上端には、装置本
体23を覆うカバー体である覆い体28が一体的に取り
付けられている。この覆い体28は、上記装置本体23
のハウジング23aよりも大きな外径を有して形成され
ており、またこの覆い体28の外周端部には、下方に向
かって円筒形状のスカート部28aが突出して一体的に
設けられている。このスカート部28aと上記覆い体2
8により、上記装置本体23の外周面上部が覆い隠され
る構成となっている。
【0030】また上記装置本体23を中心として、ハウ
ジング23aの外周部に、耐薬品性の優れた樹脂等で形
成された排水槽40が設けられている。この排水槽40
の内部には、上記覆い体28の内周側に、上方へ向かっ
て円筒状のスカート部41が立設されており、処理液が
上記装置本体23へ侵入するのを防止している。また、
排水槽40の底部には、一つまたは複数個の排水孔42
が設けられており、排水槽40内の底部に溜まった処理
液をこの排水孔42から外部へ排出するようになってい
る。
【0031】また上記覆い体28の回転中心部である駆
動軸27には、連動するように設けられたアーム体29
が連結されている。すなわち上記駆動軸27には、基端
のアーム30aが一体的に連結されており、そのため上
記駆動軸27が回転駆動されると、この基端のアーム3
0aも同じ角度だけ回転するようになっている。
【0032】ここで図3を用いて、基端のアーム30
a、中間のアーム30bおよび先端のアーム30cの関
連構成を説明する。図3の実線の示す状態では、アーム
体29が収縮した位置(原点位置)、鎖線で示す状態は
アーム体29が伸長した位置(基板の搬出・搬入位置)
を示す。
【0033】Z1〜Z4はタイミングプーリで、歯数比
がZ1:Z2:Z3:Z4=2:1:1:2となってお
り、プーリZ1は、駆動源24の上部に設けられている
アーム駆動軸27aに固定され、プーリZ2は中間のア
ーム駆動軸27bに固定され、プーリZ3は基端のアー
ム30aに固定され、プーリZ4はアーム駆動軸27c
に固定された構成となっている。
【0034】また、アーム駆動軸27aは基端のアーム
30aに、アーム駆動軸27bは中間のアーム30b
に、アーム駆動軸27cは先端のアーム30cに固定さ
れ、ベルト1はプーリZ1とプーリZ2、ベルト2はプ
ーリZ3とプーリZ4間に掛け渡されており、各軸間距
離は同一長さである。
【0035】ここで、駆動源24のモータ24bを作動
させ、駆動軸27を左回りにθ回すと、基端のアーム3
0aは駆動軸27に固定されている為に、プーリZ2と
Z3が左にθ回り、またベルト1によりプーリZ2は、
基端のアーム30aに対してθの2倍の角度右に回るこ
とになる。
【0036】同様に、ベルト2によりプーリZ4が中間
のアーム30bに対してθと同じ角度左に回ることにな
る。つまり、駆動源24のモータ24bを作動させ、ア
ーム駆動軸27aを回転させて基端のアーム30aを回
せば、先端のアーム30cに取り付けられた保持部32
が、常に同一方向を向き、往復運動をする構成となって
いる。またこのロボット装置20の内部若しくは外部に
は、図示されない制御手段が設けられて上記駆動源24
bおよび上下駆動機構25、旋回駆動機構26に接続さ
れている。
【0037】上記先端のアーム30cの先端部には、被
処理物としての基板21を保持するための保持部32が
設けられている。この保持部32には、板状体32aの
所定位置に上記基板21の外周端部を係止する一対の係
止部33が設けられている。この係止部33は、弧状に
形成された内径側が低い段差部33aを有するように形
成されており、そのためこの段差部33aに基板21の
外周端部が係合してこの基板21がずれないように設け
られている。
【0038】このような保持部32に基板21が保持さ
れたかどうかを、センサ機構34に設けられた、例えば
フォトセンサやファイバセンサ等のようなセンサ37で
検出する。このセンサ機構34は、上方に延伸した支柱
35と、この支柱35の上部に取り付けられた一対のブ
ラケット36a,36bとで、上記センサ37を取り付
けるためのホルダを形成している。すなわち、上方側に
上部ブラケット36a、および下方側に下部ブラケット
36bが、上記支柱35から回転中心側に突出するよう
に取り付けられている。また、上記支柱35は、上記ス
カート部28aに例えばねじなどにより固定して支持さ
れている。
【0039】ここで、上記ロボット装置20は、例えば
枚葉洗浄装置などのような基板21を乾燥させず、常に
純水や処理液を上方から噴射して搬送させる搬送ライン
に設けられることがある。この場合のロボット装置20
の構成を以下に述べる。
【0040】図2、図4に示すように、上記一対のブラ
ケット36a,36bは、下部ブラケット36bの方が
回転中心側に突出して設けられている。この上部ブラケ
ット36aの先端には、上記基板21を検出するための
センサ37を形成する投光部37aが取り付けられてお
り、また上記下部ブラケット36bの先端には同じくセ
ンサ37を形成する受光部37bが取り付けられてい
る。この投光部37aと受光部37bとが対向すること
により、光線を投光、受光できる光路が形成されてい
る。
【0041】この投光部37aと受光部37bの間の光
路は、鉛直方向から所定だけ傾斜して設けられている。
すなわち、ブラケット36a,36bは先端部が上方に
向かってく字状に屈曲形成された屈曲部38a,38b
となっており、この屈曲部38a,38bに上記投光部
37aおよび受光部37bを取り付けるための取付孔3
9a,39bが形成されている。この取付孔39a,3
9bには、側方から直交するようにねじ孔40a,40
bが形成されており、上記上記投光部37aおよび受光
部37bは、取付孔39a,39bに嵌め込まれてねじ
孔40a,40bにねじをねじ込むことにより固定され
る。そのため、上記投光部37aの投光面41aと、上
記受光部37bの受光面41bはそれぞれ水平面に形成
されておらず、この水平面から所定角度だけ傾斜して設
けられている。
【0042】上記下部ブラケット36bの内部には、例
えばN2 などの気体を導通させる導通路42が形成され
ている。この導通路42は、上記支柱35の側方に一端
部として形成された導入口43から上記屈曲部38b近
傍まで、上記下部ブラケット36b内部に水平に形成さ
れている。この導入口42aには、継手管44が連結さ
れており、この継手管44に端部がN2 の供給源に連結
された供給管45が連結されている。このような供給管
44、継手管45を介して上記導通路42に気体が供給
されるようになっている。
【0043】上記導通路42は、屈曲部38b近傍で上
方に向かいく字状に折れ曲がって形成されており、そし
て気体の噴射口46から気体を上記受光面41bに沿わ
せて噴射させるようになっている。そのため上記受光面
41bに付着した水滴を良好に吹き飛ばすことが可能と
なっている。
【0044】また、上記投光面41aに付着した水滴を
気体により吹き飛ばすために、上記導通路42より分岐
した分岐路42aが上記下部ブラケット36b内部に形
成されている。この分岐路42aは、上記投光面41a
の略鉛直方向下方の位置に、上下方向に向かって連通す
るように形成されている。このため、上記分岐路42a
の噴射口46aから気体を噴射すれば、上記投光面41
aに付着した水滴を吹き飛ばすことが可能となってい
る。
【0045】なお、上記投光面41aおよび受光面41
bに付着した水滴を吹き飛ばす構成はこれに限られず、
例えば図5に示すように上部ブラケット36a内部にも
気体の導通路42aを形成してもよい。この場合、例え
ば図5では、上記上部ブラケット36aの形状が、図4
に基づいて説明した上記下部ブラケット36bと基板2
1を基準として対称な構成となっており、そのため上記
基板21に対して上方から気体を噴射する構成となる。
そのため、基板21の上方への浮き上がりを防止するこ
とが可能となる。また、図5においては、より一層基板
21の浮き上がりを防止するために、噴射口46から噴
射される気体が下方へ向かって噴射されるように形成さ
れている。
【0046】ここで、図2、図4及び図5においては、
基板21に対して常に純水や処理液を噴射して搬送させ
る搬送ラインについて述べたが、特に基板21に対して
純水や処理液を上方から噴射させず、したがって上記投
光部37aおよび受光部37bに水滴の付着がほとんど
生じない場合には、図6に示すように単に投光部37a
および受光部37bを上部ブラケット36aおよび下部
ブラケット36bに保持させる構成でも構わない。
【0047】また、この投光部37aと受光部37bの
取り付け方は、これとは逆になるように取り付けても構
わない。このセンサ37の投光部37aと受光部37b
とは、上記基板21を保持する保持部32が通過可能な
程度の間隔に抑えられて近接対向して設けられている。
【0048】以上のような構成のロボット装置20の作
用について、以下に説明する。例えば図示しない他の処
理部でブラシ洗浄された基板21を、同じく図示しない
スピン処理装置に搬送するために、上記アーム体29を
旋回駆動させて保持部32を図1のAの位置から伸長さ
せ、他の処理部に上記保持部32を差し込み上記基板2
1をこの保持部32に保持させる。
【0049】そして、基板21の上方から純水や処理液
を基板21に対して噴射させるとともに、上記噴射口4
6,46aから投光面41aおよび受光面41bに気流
が生じるように気体を噴射させる。
【0050】この後に、Aの位置に再び保持部32(基
板21)が位置するように上記駆動源24のモータ24
bを作動させて、上記アーム体29を収縮させる。収縮
させたとき、Aの位置では基板21を検出するセンサ3
7がUの位置にある。このセンサ37で基板21の保持
を検出する。この検出の終了後にアーム体29を伸長さ
せずに上記旋回駆動機構26を作動させ、上記アーム体
29に保持されている基板21をBの位置まで旋回させ
る。この場合、上記駆動軸27の回転と、上記覆い体2
8およびこの覆い体28に取り付けられたアーム体2
9、センサ37は同じ角度だけ回転され、そのため基板
21の検出は、旋回中および旋回後でも行えるようにな
っている。
【0051】Bの位置は、上述したスピン処理装置に基
板21を搬入・搬出するために待機する場所であり、こ
のスピン処理装置に上記基板21を搬入・搬出する前
に、Sの位置にある上記センサ37を用いて再び基板2
1の保持を検出する。この検出終了後に、駆動源24の
モータ24bを回転作動させて上記アーム体29を伸長
作動させ、上記保持部32をスピン処理装置上のDの位
置まで移動させて基板21を載置する。この場合、上記
基端のアーム30aが、矢印Vに示す向きに回動させら
れるため、上記覆い体28に取り付けられたセンサ37
もこの覆い体28の回転に伴って矢印Wに示す向きに回
転して、Tの位置まで移動する。
【0052】他の処理装置で基板21の所定の処理が終
了した場合には、再び駆動源24のモータ24bを回転
させて上記アーム体29を作動させて上記他の処理装置
に載置された基板21をDの位置で保持し、そして上記
アーム体29を収縮作動させて、Bの位置で上記基板2
1の保持をSの位置のセンサ37で検出させる。この検
出の終了後にアーム体29を伸長させずに上記駆動旋回
機構24を作動させ、上記アーム体29に保持された基
板21がCの位置まで回転させられる。
【0053】この位置で再び基板21の保持をセンサ3
7が検出し、この検出終了後に上記アーム体29が伸長
作動して、他の処理装置または外方側に設けられた基板
収納カセット等に基板21を搬入、搬出する。
【0054】このようなロボット装置20の構成による
と、上記センサ37は上記駆動軸27に連動して一体的
に同じ角度だけ回転駆動されるように設けられているた
め、このセンサ37は上記駆動軸27が駆動されて基板
21の位置が変化しても、上記センサ37と上記基板2
1との相対的な位置関係が変化しない。そのため、基板
21をアーム体29が収縮した時に検出できる状態に調
整すれば、この基板21の検出に必要なセンサ37の個
数が一つでも、上記アーム体29が収縮したときに常に
この基板21を検出することができる。よってこのセン
サ37の個数が削減でき、コストを削減することが可能
となっている。
【0055】また、このセンサ37の投光部37aと受
光部37bとの距離が短いため、これらのセンサ37間
の光軸の調整が容易となり、手間が掛からなくなってい
る。さらに上記構成では、基板21のサイズが変化して
もこの基板21の有無の検出が可能となり、そのため基
板21のサイズ変化に伴うセンサ37の調整の必要がな
くなる。
【0056】また上記センサ37の投光部37aと受光
部37bの間の距離が短く、かつ上記噴射口46より噴
射される気体によって上記投光面41aおよび受光面4
1bに付着した水滴が吹き飛ばすことが可能となり、そ
のため基板21の誤認識を防止することが可能となり、
受光精度が向上する。
【0057】さらに、上記投光部37aと受光部37b
とが鉛直方向から所定だけ傾斜して光の投受光を行うよ
うに形成されているため、この投光面41aおよび受光
面bも傾斜して水滴が付着し難くなり、そのために受光
精度を向上させることが可能となる。
【0058】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となってい
る。以下それについて述べる。上記実施の形態では、図
4に示すように上部ブラケット36aおよび下部ブラケ
ット36bが比較的長く設けられ、この内部に気体の導
通路42が形成された構成となっているが、図7に示す
ように上部ブラケット36aおよび下部ブラケット36
bの長さを短く形成してこの先端部に投光部37aおよ
び受光部37bを取り付ける構成としても良い。この場
合、導通路42a,42は支持体35の内部で上下方向
へそれぞれ分岐して形成されており、この上記投光面4
1aおよび受光面41bに対して気体を噴射して付着し
た水滴を良好に吹き飛ばすことが可能なように上記導通
路42,42aの上下方向への分岐角度が設定されてい
る。
【0059】また上記実施の形態では、ロボット装置2
0にセンサ機構34が用いられた例について述べたが、
上記センサ機構34はロボット装置以外にも適用するこ
とが可能である。
【0060】さらに、上記実施の形態ではセンサ機構3
4は上記覆い体28に固定して取り付けられたものとな
っているが、これに限られず、例えば基端のアーム30
aに支持部材を介して連結された構成、あるいはベース
22に直接取り付けられる構成であっても構わない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および請
求項2記載の発明によると、上記センサを上記基端のア
ームと一体に設けたので、上記アーム体が旋回駆動およ
び上下駆動しても上記センサとの相対位置関係が変わら
ない。よって一つのセンサで、上記アーム体が収縮した
ときに被処理物を確実に検出することができる。
【0062】請求項3記載の発明によると、上記基端の
アームと一体に設けられた装置本体を覆うカバーにより
装置本体へ処理液などが侵入するのを防止することがで
きる。
【0063】請求項4記載の発明によると、上記装置本
体にホルダが取り付けられ、投光部と受光部を有してこ
の間で被処理物を検出する光センサがホルダに対向して
設けられ、上記ホルダに上記投光部の投光面と上記受光
部の受光面に向けて気体を噴射するノズル孔が形成され
たため、この投光面および受光面に気体を噴射すること
が可能となり、そのため投光面および受光面に付着した
水滴を吹き飛ばすことが可能となる。このため、水滴の
付着による光線の屈折を防止することが可能となり、受
光精度を向上させることが可能となる。
【0064】請求項5記載の発明によると、上記光セン
サの投光部と受光部とは、鉛直方向から所定だけ傾斜し
て光の投受光を行うため、この投光部の投光面と受光部
の受光面に水滴が付着し難くなり、また水滴が付着して
も気体の噴射により吹き飛ばすことが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わるロボット装置の
構成を示す平面図。
【図2】同実施の形態に係わるロボット装置の構成を示
す側面図。
【図3】同実施の形態に係わるロボット装置のアーム体
の伸縮作動を示す図。
【図4】同実施の形態に係わるロボット装置のセンサお
よびホルダ部分を示す部分拡大図。
【図5】同実施の形態に係わるロボット装置のセンサお
よびホルダ部分の一変形例を示す部分拡大図。
【図6】同実施の形態に係わるロボット装置のセンサ機
構の一変形例の構成を示す側面図。
【図7】同実施の形態に係わるロボット装置のセンサ機
構の一変形例を示す部分拡大図。
【図8】従来のロボット装置の構成を示す側面図。
【符号の説明】
20…ロボット装置 21…基板 23…装置本体 28…覆い体 29…アーム体 30a,30b,30c…基端のアーム、中間のアー
ム、先端のアーム 32…保持部 34…センサ機構 35…支柱 36a,36b…第1のブラケット、第2のブラケット 37…センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の受け渡し部に対して被処理物を供
    給、搬出するためのロボット装置において、 内部に駆動源を有する装置本体と、 上記駆動源によって駆動される駆動軸と、 この駆動軸に一端を連結された基端のアーム、この基端
    のアームの他端に一端が回動自在に連結され他端に上記
    基板を保持する保持部が形成された先端のアームからな
    り、上記駆動軸の回動によって上記先端のアームの一端
    に形成された上記保持部が伸縮するアーム体と、 上記基端のアームと一体的に設けられ上記アーム体が収
    縮した状態において上記保持部に保持された被処理物を
    検出するセンサを具備したことを特徴とするロボット装
    置。
  2. 【請求項2】 上記センサは、上記基端のアームに取付
    部材を介して一体に設けたことを特徴とする請求項1記
    載のロボット装置。
  3. 【請求項3】 上記センサは、上記基端のアームと一体
    的に設けられた上記装置本体を覆うカバー体に設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のロボット装置。
  4. 【請求項4】 複数の受け渡し部に対して被処理物を供
    給、搬出するためのロボット装置において、 装置本体と、 上記装置本体に取り付けられたホルダと、 上記ホルダに対向して設けられ、投光部と受光部を有し
    てこの間で被処理物を検出する光センサと、 上記ホルダに形成され、上記投光部の投光面と上記受光
    部の受光面に向けて気体を噴射するノズル孔と、 を具備したことを特徴とするロボット装置。
  5. 【請求項5】 上記光センサの投光部と受光部とは、鉛
    直方向から所定だけ傾斜して光の投受光を行うことを特
    徴とする請求項4記載のロボット装置。
JP9040587A 1996-11-05 1997-02-25 ロボット装置 Pending JPH10181845A (ja)

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JP9040587A JPH10181845A (ja) 1996-11-05 1997-02-25 ロボット装置

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JP8-292834 1996-11-05
JP29283496 1996-11-05
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017153482A (ja) * 2017-04-20 2017-09-07 井関農機株式会社 段積装置
JP2021003784A (ja) * 2019-06-27 2021-01-14 セイコーエプソン株式会社 ロボット

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017153482A (ja) * 2017-04-20 2017-09-07 井関農機株式会社 段積装置
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