JPH10181484A - 自動車用バンパー - Google Patents
自動車用バンパーInfo
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- JPH10181484A JPH10181484A JP35128996A JP35128996A JPH10181484A JP H10181484 A JPH10181484 A JP H10181484A JP 35128996 A JP35128996 A JP 35128996A JP 35128996 A JP35128996 A JP 35128996A JP H10181484 A JPH10181484 A JP H10181484A
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- front wall
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- bumper armature
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車幅方向に直状のバンパーアーマチュアを備
えたバンパーの衝突エネルギー吸収特性の安定化と軽量
化とを図る。 【解決手段】 車幅方向に直状のバンパーアーマチュア
1の前壁1aに装着した緩衝材3の前面3aを、この前
壁1aと略平行に形成し、該前面3aとバンパーフェイ
シャ5の平面弧状の前壁5aとが最も離間する中央部分
の前壁5aの背面にリブ片8を突設することにより、車
両の軽衝突時にその衝突初期からリブ片8が緩衝材3に
食い込んで緩衝作用を行わせることができ、衝突エネル
ギー吸収特性を安定化させることができ、緩衝材3の前
後方向寸法の拡大化を伴なわないため軽量化を図ること
もできる。
えたバンパーの衝突エネルギー吸収特性の安定化と軽量
化とを図る。 【解決手段】 車幅方向に直状のバンパーアーマチュア
1の前壁1aに装着した緩衝材3の前面3aを、この前
壁1aと略平行に形成し、該前面3aとバンパーフェイ
シャ5の平面弧状の前壁5aとが最も離間する中央部分
の前壁5aの背面にリブ片8を突設することにより、車
両の軽衝突時にその衝突初期からリブ片8が緩衝材3に
食い込んで緩衝作用を行わせることができ、衝突エネル
ギー吸収特性を安定化させることができ、緩衝材3の前
後方向寸法の拡大化を伴なわないため軽量化を図ること
もできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用バンパーに
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用バンパーは、例えば実開昭60
−51159号公報に示されているように、金属製のバ
ンパーアーマチュアと、樹脂製のバンパーフェイシャと
の間に樹脂等の弾性材からなる緩衝材を配設して、車両
の軽衝突時における緩衝効果を高められるようにしてい
る。
−51159号公報に示されているように、金属製のバ
ンパーアーマチュアと、樹脂製のバンパーフェイシャと
の間に樹脂等の弾性材からなる緩衝材を配設して、車両
の軽衝突時における緩衝効果を高められるようにしてい
る。
【0003】このバンパーフェイシャの前壁は車体フロ
ント部の造形に合わせて平面弧状に形成してあると共
に、バンパーアーマチュアもこのバンパーフェイシャ前
壁のキャンバに合わせて平面弧状に弯曲成形してあり、
従って、緩衝材もこれらバンパーフェイシャの前壁とバ
ンパーアーマチュアの前壁との間の弧状空間に収まるよ
うに平面弧状の略一定断面に形成してあって、バンパー
フェイシャの前壁と緩衝材の前面との間のクリアランス
を車幅方向に亘って3〜5mmに略一定に設定できるこ
とにより、車両の軽衝突時における緩衝材の圧縮変形に
よるエネルギー吸収特性を安定化させることができる。
ント部の造形に合わせて平面弧状に形成してあると共
に、バンパーアーマチュアもこのバンパーフェイシャ前
壁のキャンバに合わせて平面弧状に弯曲成形してあり、
従って、緩衝材もこれらバンパーフェイシャの前壁とバ
ンパーアーマチュアの前壁との間の弧状空間に収まるよ
うに平面弧状の略一定断面に形成してあって、バンパー
フェイシャの前壁と緩衝材の前面との間のクリアランス
を車幅方向に亘って3〜5mmに略一定に設定できるこ
とにより、車両の軽衝突時における緩衝材の圧縮変形に
よるエネルギー吸収特性を安定化させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、車体の軽量化の
ニーズに応えるため前述のバンパーアーマチュアとし
て、スチールプレートからなるプレス成形品に替えて、
軽量なアルミ製のものが用いられる傾向にあるが、この
アルミ製のバンパーアーマチュアは押出し成形されるた
め車幅方向に略直状となっており、該バンパーアーマチ
ュアの前壁とバンパーフェイシャの弧状の前壁との間の
前後の間隔は、該バンパーフェイシャの中央部分で最も
大きくなる。
ニーズに応えるため前述のバンパーアーマチュアとし
て、スチールプレートからなるプレス成形品に替えて、
軽量なアルミ製のものが用いられる傾向にあるが、この
アルミ製のバンパーアーマチュアは押出し成形されるた
め車幅方向に略直状となっており、該バンパーアーマチ
ュアの前壁とバンパーフェイシャの弧状の前壁との間の
前後の間隔は、該バンパーフェイシャの中央部分で最も
大きくなる。
【0005】従って、緩衝材の衝突エネルギー吸収特性
の安定化を考慮して、バンパーフェイシャの前壁と緩衝
材の前面との間のクリアランスを車幅方向に亘って略一
定に設定しようとする場合、該緩衝材はバンパーアーマ
チュアの前壁と平行な略直状の後面に対して、前面をバ
ンパーフェイシャの前壁と平行に平面弧状に形成する必
要があり、緩衝材の中央部分の前後方向寸法がバンパー
フェイシャの上下方向寸法よりも大幅に大きくなってし
まう。
の安定化を考慮して、バンパーフェイシャの前壁と緩衝
材の前面との間のクリアランスを車幅方向に亘って略一
定に設定しようとする場合、該緩衝材はバンパーアーマ
チュアの前壁と平行な略直状の後面に対して、前面をバ
ンパーフェイシャの前壁と平行に平面弧状に形成する必
要があり、緩衝材の中央部分の前後方向寸法がバンパー
フェイシャの上下方向寸法よりも大幅に大きくなってし
まう。
【0006】この結果、車両の軽衝突時に緩衝材の中央
部前面に衝突荷重が作用すると、該緩衝材の前後方向寸
法が大きくバンパーアーマチュア前壁面での支持が不安
定なために、緩衝材が上下方向に倒れて(転がって)し
まう可能性がある。
部前面に衝突荷重が作用すると、該緩衝材の前後方向寸
法が大きくバンパーアーマチュア前壁面での支持が不安
定なために、緩衝材が上下方向に倒れて(転がって)し
まう可能性がある。
【0007】また、緩衝材の中央部分の断面積が大きく
なる分、該緩衝材の重量が嵩んで折角バンパーアーマチ
ュアをアルミ製とした軽量化対策の効果を半減してしま
うことにもなる。
なる分、該緩衝材の重量が嵩んで折角バンパーアーマチ
ュアをアルミ製とした軽量化対策の効果を半減してしま
うことにもなる。
【0008】そこで、本発明は車幅方向に略直状のバン
パーアーマチュアとバンパーフェイシャとの間に配設し
た緩衝材の略中央部の前後方向寸法を拡大することなく
該緩衝材の衝突エネルギー吸収特性を安定化することが
可能で、緩衝材のバンパーアーマチュア前面での支持安
定性を高められると共に軽量化を実現でき、品質感およ
び信頼性を一段と高めることができる自動車用バンパー
を提供するものである。
パーアーマチュアとバンパーフェイシャとの間に配設し
た緩衝材の略中央部の前後方向寸法を拡大することなく
該緩衝材の衝突エネルギー吸収特性を安定化することが
可能で、緩衝材のバンパーアーマチュア前面での支持安
定性を高められると共に軽量化を実現でき、品質感およ
び信頼性を一段と高めることができる自動車用バンパー
を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、車
幅方向に略直状に形成したバンパーアーマチュアの前壁
面に装着した緩衝材の前面をバンパーアーマチュアの前
壁面と略平行に形成する一方、緩衝材を内包するバンパ
ーフェイシャの前壁を平面弧状に形成した構造であっ
て、前記バンパーフェイシャ前壁と緩衝材前面とが最も
離間するバンパーフェイシャの略中央部分の前壁背面
に、バンパーアーマチュアの前壁面内で緩衝材の前面に
当接する複数個のリブ片を突設したことを特徴としてい
る。
幅方向に略直状に形成したバンパーアーマチュアの前壁
面に装着した緩衝材の前面をバンパーアーマチュアの前
壁面と略平行に形成する一方、緩衝材を内包するバンパ
ーフェイシャの前壁を平面弧状に形成した構造であっ
て、前記バンパーフェイシャ前壁と緩衝材前面とが最も
離間するバンパーフェイシャの略中央部分の前壁背面
に、バンパーアーマチュアの前壁面内で緩衝材の前面に
当接する複数個のリブ片を突設したことを特徴としてい
る。
【0010】請求項2にあっては、請求項1に記載のバ
ンパーアーマチュアは断面略方形筒形に形成されると共
に、前記リブ片を、少なくとも該バンパーアーマチュア
の上下面に略対応する高さ位置にそれぞれ水平に突設し
たことを特徴としている。
ンパーアーマチュアは断面略方形筒形に形成されると共
に、前記リブ片を、少なくとも該バンパーアーマチュア
の上下面に略対応する高さ位置にそれぞれ水平に突設し
たことを特徴としている。
【0011】請求項3にあっては、請求項2に記載の緩
衝材の前面にリブ片の端部を受容する溝部を成形したこ
とを特徴としている。
衝材の前面にリブ片の端部を受容する溝部を成形したこ
とを特徴としている。
【0012】請求項4にあっては、請求項1〜3に記載
のリブ片をバンパーフェイシャの前壁中央部に形成した
ライセンスプレート取付面の形成面内に設けたことを特
徴としている。
のリブ片をバンパーフェイシャの前壁中央部に形成した
ライセンスプレート取付面の形成面内に設けたことを特
徴としている。
【0013】請求項5にあっては、請求項1〜4に記載
の緩衝材は、バンパーアーマチュアの上壁面に着座する
ショルダー部を備えてバンパーフェイシャの上壁下面に
近接配置されるサポート部を備えていることを特徴とし
ている。
の緩衝材は、バンパーアーマチュアの上壁面に着座する
ショルダー部を備えてバンパーフェイシャの上壁下面に
近接配置されるサポート部を備えていることを特徴とし
ている。
【0014】
【発明の効果】請求項1によれば、バンパーアーマチュ
アが車幅方向に略直状に形成され、その前壁面に装着し
た緩衝材の前面を該バンパーアーマチュアの前壁面と略
平行に形成してあるため、該緩衝材の前面と平面弧状に
形成したバンパーフェイシャの前壁とは、該バンパーフ
ェイシャの中央部分で最も大きく離間するようになる
が、このバンパーフェイシャの略中央部分の前壁背面に
突設した複数個のリブ片が緩衝材の前面に当接している
ため、車両の軽衝突時にはリブ片が緩衝材に食い込んで
該緩衝材による衝突エネルギー吸収を行わせることがで
き、衝突初期にバンパーフェイシャの前壁のみが後方へ
撓み変形するのを回避できて衝突エネルギー吸収特性を
安定化することができる。
アが車幅方向に略直状に形成され、その前壁面に装着し
た緩衝材の前面を該バンパーアーマチュアの前壁面と略
平行に形成してあるため、該緩衝材の前面と平面弧状に
形成したバンパーフェイシャの前壁とは、該バンパーフ
ェイシャの中央部分で最も大きく離間するようになる
が、このバンパーフェイシャの略中央部分の前壁背面に
突設した複数個のリブ片が緩衝材の前面に当接している
ため、車両の軽衝突時にはリブ片が緩衝材に食い込んで
該緩衝材による衝突エネルギー吸収を行わせることがで
き、衝突初期にバンパーフェイシャの前壁のみが後方へ
撓み変形するのを回避できて衝突エネルギー吸収特性を
安定化することができる。
【0015】また、緩衝材はその中央部分の前後方向寸
法を拡大しなくても前述のように衝突エネルギー吸収特
性を安定化することができるため、衝突時におけるバン
パーアーマチュア前壁面での緩衝材の支持安定性が優
れ、該緩衝材の上下方向への倒れを回避できて確実に緩
衝作用を行わせることができる。
法を拡大しなくても前述のように衝突エネルギー吸収特
性を安定化することができるため、衝突時におけるバン
パーアーマチュア前壁面での緩衝材の支持安定性が優
れ、該緩衝材の上下方向への倒れを回避できて確実に緩
衝作用を行わせることができる。
【0016】更に、このように緩衝材はその中央部分の
前後方向を拡大することなく、該緩衝材の前面を車幅方
向に直状のバンパーアーマチュアの前壁面と略平行に形
成してあるため軽量化とコストダウンを図ることができ
る。
前後方向を拡大することなく、該緩衝材の前面を車幅方
向に直状のバンパーアーマチュアの前壁面と略平行に形
成してあるため軽量化とコストダウンを図ることができ
る。
【0017】請求項2によれば、請求項1の効果に加え
て、略方形筒形のバンパーアーマチュアのうち、車両前
方から見て特に高剛性に形成された上下面に略対応した
高さ位置に、リブ片を上下面に沿って水平に設けるた
め、リブ片から緩衝材を介して伝達される衝撃を、主に
バンパーアーマチュアの高剛性部で受けることができ
る。また、リブ片をバンパーアーマチュアの上下面高さ
のうち何れか一方にのみに設けると、緩衝材のバンパー
アーマチュア前壁面での支持が不安定になる恐れがある
が、上下面双方にそれぞれリブ片が位置されるため、緩
衝材の支持性も安定したものとなる。
て、略方形筒形のバンパーアーマチュアのうち、車両前
方から見て特に高剛性に形成された上下面に略対応した
高さ位置に、リブ片を上下面に沿って水平に設けるた
め、リブ片から緩衝材を介して伝達される衝撃を、主に
バンパーアーマチュアの高剛性部で受けることができ
る。また、リブ片をバンパーアーマチュアの上下面高さ
のうち何れか一方にのみに設けると、緩衝材のバンパー
アーマチュア前壁面での支持が不安定になる恐れがある
が、上下面双方にそれぞれリブ片が位置されるため、緩
衝材の支持性も安定したものとなる。
【0018】請求項3によれば、請求項1,2の効果に
加えて、リブ片の端部が緩衝材前面の溝部に受容されて
いるため、これらリブ片端部と溝部との係合によって車
両衝突時にリブ片端部が緩衝材の面方向に滑り移動する
のを回避できて、該リブ片を確実に緩衝材に食い込ませ
ることができる。
加えて、リブ片の端部が緩衝材前面の溝部に受容されて
いるため、これらリブ片端部と溝部との係合によって車
両衝突時にリブ片端部が緩衝材の面方向に滑り移動する
のを回避できて、該リブ片を確実に緩衝材に食い込ませ
ることができる。
【0019】また、リブ片端部と溝部とを係合すること
によって、緩衝材とバンパーフェイシャの相互の位置決
めを行えて組付作業性を向上することができる。
によって、緩衝材とバンパーフェイシャの相互の位置決
めを行えて組付作業性を向上することができる。
【0020】請求項4によれば、請求項1〜3の効果に
加えて、リブ片の突設による成形時におけるバンパーフ
ェイシャ前壁の冷却サイクルの相違によって、該リブ片
の突設部外表面にヒケ(歪み)が生じても、リブ片をラ
イセンスプレート取付面の成形面内に設けてあって、該
ライセンスプレート取付面に装着されるライセンスプレ
ートでこのヒケが隠蔽されるため外観を損なうことがな
い。
加えて、リブ片の突設による成形時におけるバンパーフ
ェイシャ前壁の冷却サイクルの相違によって、該リブ片
の突設部外表面にヒケ(歪み)が生じても、リブ片をラ
イセンスプレート取付面の成形面内に設けてあって、該
ライセンスプレート取付面に装着されるライセンスプレ
ートでこのヒケが隠蔽されるため外観を損なうことがな
い。
【0021】また、リブ片がライセンスプレート取付面
の裏面で補強材として機能するため、ライセンスプレー
トの取付強度を高めることができる。
の裏面で補強材として機能するため、ライセンスプレー
トの取付強度を高めることができる。
【0022】請求項5にあっては、請求項1〜4の効果
に加えて、サポート部のショルダー部がバンパーアーマ
チュアの上壁面に係合して着座するため、車両軽衝突時
における緩衝材の上方向の倒れを確実に防止できると共
に、該サポート部でバンパーフェイシャ上壁のベコツキ
をなくして品質感をより一層向上することができる。
に加えて、サポート部のショルダー部がバンパーアーマ
チュアの上壁面に係合して着座するため、車両軽衝突時
における緩衝材の上方向の倒れを確実に防止できると共
に、該サポート部でバンパーフェイシャ上壁のベコツキ
をなくして品質感をより一層向上することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明一実施形態を図面と
共に詳述する。
共に詳述する。
【0024】図1,2において、1はアルミ材をもって
直状の方形筒形に押出し成形したバンパーアーマチュア
で、その閉断面の中央部には補強用の横リブ2を一体成
形してある。
直状の方形筒形に押出し成形したバンパーアーマチュア
で、その閉断面の中央部には補強用の横リブ2を一体成
形してある。
【0025】このバンパーアーマチュア1は車幅方向に
直状に配置して図外のステイにより車体側メンバに締結
固定され、その両端部は図外のベンダーによって若干後
方へ向けて弯曲成形してある。
直状に配置して図外のステイにより車体側メンバに締結
固定され、その両端部は図外のベンダーによって若干後
方へ向けて弯曲成形してある。
【0026】3はバンパーアーマチュア1の前壁1a面
に沿って配設した樹脂等の弾性材からなる緩衝材で、そ
の前面3aの中央部分にはバンパーアーマチュア1の前
壁1a面と平行にフラットに形成してあると共に、該前
面3aの両側部は後述するバンパーフェイシャ5の前壁
5aのキャンバに合わせて平面弧状に弯曲成形してあ
る。
に沿って配設した樹脂等の弾性材からなる緩衝材で、そ
の前面3aの中央部分にはバンパーアーマチュア1の前
壁1a面と平行にフラットに形成してあると共に、該前
面3aの両側部は後述するバンパーフェイシャ5の前壁
5aのキャンバに合わせて平面弧状に弯曲成形してあ
る。
【0027】また、この緩衝材3はバンパーアーマチュ
ア1の上壁1b面に着座するショルダー部4aを備えて
バンパーフェイシャ5の上壁5bの下面に近接して配置
されるサポート部4を一体成形してある。
ア1の上壁1b面に着座するショルダー部4aを備えて
バンパーフェイシャ5の上壁5bの下面に近接して配置
されるサポート部4を一体成形してある。
【0028】バンパーフェイシャ5は樹脂等の弾性材を
もって前記緩衝材3を内包するように略コ字形断面に形
成してある。
もって前記緩衝材3を内包するように略コ字形断面に形
成してある。
【0029】このバンパーフェイシャ5の前壁5aは車
体フロント部の造形に合わせて平面弧状に形成してあっ
て、上壁5bの後端部を車体フロント部に車幅方向に配
設したフレーム部材6上にクリップ等の止着手段7によ
って固着してあると共に、下壁5cの後端部は図外の車
体側メンバに固着してある。
体フロント部の造形に合わせて平面弧状に形成してあっ
て、上壁5bの後端部を車体フロント部に車幅方向に配
設したフレーム部材6上にクリップ等の止着手段7によ
って固着してあると共に、下壁5cの後端部は図外の車
体側メンバに固着してある。
【0030】そして、このバンパーフェイシャ5の前壁
5aと緩衝材3の前面3aとが最も離間するバンパーフ
ェイシャ5の略中央部分の前壁5aの背面に、バンパー
アーマチュア1の前壁1aの面内で緩衝材3の前面3a
に当接する複数個のリブ片8を突設してある。
5aと緩衝材3の前面3aとが最も離間するバンパーフ
ェイシャ5の略中央部分の前壁5aの背面に、バンパー
アーマチュア1の前壁1aの面内で緩衝材3の前面3a
に当接する複数個のリブ片8を突設してある。
【0031】この実施形態では、バンパーアーマチュア
1の前方から見て特に高剛性に形成された上下面に略対
応した位置に、リブ片8をこれら上下面に沿って水平に
設けてある。
1の前方から見て特に高剛性に形成された上下面に略対
応した位置に、リブ片8をこれら上下面に沿って水平に
設けてある。
【0032】バンパーフェイシャ5の前壁5aの中央部
には、ライセンスプレート10を締結手段11で固定す
るライセンスプレート取付面9を形成してあり、前述の
リブ片8はこのライセンスプレート取付面9の形成面内
に設けてある。
には、ライセンスプレート10を締結手段11で固定す
るライセンスプレート取付面9を形成してあり、前述の
リブ片8はこのライセンスプレート取付面9の形成面内
に設けてある。
【0033】また、緩衝材3の前面3aにはリブ片8の
端部を受容する溝部12を形成してあり、リブ片8はこ
の溝部12に入り込んでその奥底部に突き当る長さに突
設してある。
端部を受容する溝部12を形成してあり、リブ片8はこ
の溝部12に入り込んでその奥底部に突き当る長さに突
設してある。
【0034】この実施形態ではリブ片8および該リブ片
8に対応する溝部12を車幅方向に上,下1対設けてあ
るが、場合によってこれらリブ片8,溝12を縦方向に
各複数個設けるようにしてもよい。
8に対応する溝部12を車幅方向に上,下1対設けてあ
るが、場合によってこれらリブ片8,溝12を縦方向に
各複数個設けるようにしてもよい。
【0035】以上の実施形態の構造によれば、バンパー
アーマチュア1が車幅方向に略直状に成形され、その前
壁1a面に装着した緩衝材3の前面3aを該バンパーア
ーマチュア1の前壁1a面と平行に形成してあるため、
該緩衝材3の前面3aとバンパーフェイシャ5の平面弧
状に形成した前壁5aとは、該バンパーフェイシャ5の
中央部分で最も大きく離間するようになるが、このバン
パーフェイシャ5の略中央部分の前壁5aの背面に突設
した複数個のリブ片8が緩衝材3の前面に当接している
ため、車両の軽衝突時にはリブ片8が緩衝材3に食い込
んで該緩衝材3による衝突エネルギー吸収を行わせるこ
とができる。
アーマチュア1が車幅方向に略直状に成形され、その前
壁1a面に装着した緩衝材3の前面3aを該バンパーア
ーマチュア1の前壁1a面と平行に形成してあるため、
該緩衝材3の前面3aとバンパーフェイシャ5の平面弧
状に形成した前壁5aとは、該バンパーフェイシャ5の
中央部分で最も大きく離間するようになるが、このバン
パーフェイシャ5の略中央部分の前壁5aの背面に突設
した複数個のリブ片8が緩衝材3の前面に当接している
ため、車両の軽衝突時にはリブ片8が緩衝材3に食い込
んで該緩衝材3による衝突エネルギー吸収を行わせるこ
とができる。
【0036】従って、衝突初期にバンパーフェイシャ5
の前壁5aが緩衝材3の前面3aから大きく離間してい
ることによって、該前壁5aのみが後方へ撓み変形する
のを回避できて衝突エネルギー吸収特性を安定化するこ
とができる。
の前壁5aが緩衝材3の前面3aから大きく離間してい
ることによって、該前壁5aのみが後方へ撓み変形する
のを回避できて衝突エネルギー吸収特性を安定化するこ
とができる。
【0037】また、緩衝材3はその中央部分の前後方向
寸法を、バンパーフェイシャ5の前壁5aに沿うように
拡大しなくても前述のように衝突エネルギー吸収特性を
安定化することができるため、衝突時におけるバンパー
アーマチュア1の前壁1a面での緩衝材3の支持安定性
が優れ、該緩衝材3の上下方向への倒れを回避できて確
実に緩衝作用を行わせることができる。
寸法を、バンパーフェイシャ5の前壁5aに沿うように
拡大しなくても前述のように衝突エネルギー吸収特性を
安定化することができるため、衝突時におけるバンパー
アーマチュア1の前壁1a面での緩衝材3の支持安定性
が優れ、該緩衝材3の上下方向への倒れを回避できて確
実に緩衝作用を行わせることができる。
【0038】しかも、このように緩衝材3はその中央部
分の前後方向寸法を拡大することなく、該緩衝材3の前
面3aを車幅方向に直状のバンパーアーマチュア1の前
壁1a面と平行に形成してあるため、緩衝材3の重量が
嵩むことがなく、バンパーアーマチュア1をアルミ製と
した軽量化を些かも損なうことがなく、かつ、コストダ
ウンにも寄与することができる。
分の前後方向寸法を拡大することなく、該緩衝材3の前
面3aを車幅方向に直状のバンパーアーマチュア1の前
壁1a面と平行に形成してあるため、緩衝材3の重量が
嵩むことがなく、バンパーアーマチュア1をアルミ製と
した軽量化を些かも損なうことがなく、かつ、コストダ
ウンにも寄与することができる。
【0039】更に、略方形筒形のバンパーアーマチュア
1のうち、車両前方から見て特に高剛性に形成された上
下面に略対応した高さ位置に、リブ片8を上下面に沿っ
て水平に設けるため、リブ片8から緩衝材を介して伝達
される衝撃を、主にバンパーアーマチュア1の高剛性部
で受けることができる。
1のうち、車両前方から見て特に高剛性に形成された上
下面に略対応した高さ位置に、リブ片8を上下面に沿っ
て水平に設けるため、リブ片8から緩衝材を介して伝達
される衝撃を、主にバンパーアーマチュア1の高剛性部
で受けることができる。
【0040】また、リブ片8をバンパーアーマチュア1
の上下面高さのうち何れか一方にのみに設けると、緩衝
材3のバンパーアーマチュア1前壁面での支持が不安定
になる恐れがあるが、上下面双方にそれぞれリブ片8が
位置されるため、緩衝材3の支持性も安定したものとな
る。
の上下面高さのうち何れか一方にのみに設けると、緩衝
材3のバンパーアーマチュア1前壁面での支持が不安定
になる恐れがあるが、上下面双方にそれぞれリブ片8が
位置されるため、緩衝材3の支持性も安定したものとな
る。
【0041】特に本実施形態にあっては、緩衝材3の前
面3aには溝部12を設けて、この溝部12のリブ片8
の端部を受容、係合させているから、車両軽衝突時にリ
ブ片8の端部が緩衝材3の面方向に滑り移動するのを回
避できて、該リブ片8を確実に緩衝材3に食い込ませて
緩衝作用を行わせることができる。
面3aには溝部12を設けて、この溝部12のリブ片8
の端部を受容、係合させているから、車両軽衝突時にリ
ブ片8の端部が緩衝材3の面方向に滑り移動するのを回
避できて、該リブ片8を確実に緩衝材3に食い込ませて
緩衝作用を行わせることができる。
【0042】また、このようにリブ片8の端部と溝部1
2とを係合することによって、緩衝材3とバンパーフェ
イシャ5の相互の位置決めを行えるので組作業性を向上
することができる。
2とを係合することによって、緩衝材3とバンパーフェ
イシャ5の相互の位置決めを行えるので組作業性を向上
することができる。
【0043】また、リブ片8は肉厚が略一定のバンパー
フェイシャ5の前壁5aの背面に突設してあることか
ら、該前壁5aの成形時の冷却サイクルの相違によっ
て、該リブ片8の突設部外表面にヒケ8aが生じても、
リブ片8はライセンスプレート取付面9の形成面内に設
けてあって、該ライセンスプレート取付面9に装着され
るライセンスプレート10でこのヒケ8aが隠蔽される
ため外観を損なうことがない。
フェイシャ5の前壁5aの背面に突設してあることか
ら、該前壁5aの成形時の冷却サイクルの相違によっ
て、該リブ片8の突設部外表面にヒケ8aが生じても、
リブ片8はライセンスプレート取付面9の形成面内に設
けてあって、該ライセンスプレート取付面9に装着され
るライセンスプレート10でこのヒケ8aが隠蔽される
ため外観を損なうことがない。
【0044】一方、緩衝材3はその上側部に一体成形し
たサポート部4のショルダー部4aがバンパーアーマチ
ュア1の上壁1b面に係合して着座するため、車両軽衝
突時における緩衝材3の上方向の倒れを確実に防止でき
ると共に、該サポート部4でバンパーフェイシャ5の上
壁5bのベコツキをなくして品質感をより一層向上する
ことができる。
たサポート部4のショルダー部4aがバンパーアーマチ
ュア1の上壁1b面に係合して着座するため、車両軽衝
突時における緩衝材3の上方向の倒れを確実に防止でき
ると共に、該サポート部4でバンパーフェイシャ5の上
壁5bのベコツキをなくして品質感をより一層向上する
ことができる。
【図1】本発明の一実施形態を示す断面図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【符号の説明】 1 バンパーアーマチュア 1a 前壁 1b 上壁 3 緩衝材 3a 前面 4 サポート部 4a ショルダー部 5 バンパーフェイシャ 5a 前壁 5b 上壁 8 リブ片 9 ライセンスプレート取付面 12 溝部
Claims (5)
- 【請求項1】 車幅方向に略直状に形成したバンパーア
ーマチュアの前壁面に装着した緩衝材の前面をバンパー
アーマチュアの前壁面と略平行に形成する一方、緩衝材
を内包するバンパーフェイシャの前壁を平面弧状に形成
した構造であって、前記バンパーフェイシャ前壁と緩衝
材前面とが最も離間するバンパーフェイシャの略中央部
分の前壁背面に、バンパーアーマチュアの前壁面内で緩
衝材の前面に当接するリブ片を突設したことを特徴とす
る自動車用バンパー。 - 【請求項2】 バンパーアーマチュアは断面略方形筒形
に形成されると共に、前記リブ片を、少なくとも該バン
パーアーマチュアの上下面に略対応する高さ位置にそれ
ぞれ水平に突設したことを特徴とする請求項1記載の自
動車用バンパー。 - 【請求項3】 緩衝材の前面にリブ片の端部を受容する
溝部を成形したことを特徴とする請求項1,2記載の自
動車用バンパー。 - 【請求項4】 リブ片をバンパーフェイシャの前壁中央
部に形成したライセンスプレート取付面の形成面内に設
けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の自
動車用バンパー。 - 【請求項5】 緩衝材は、バンパーアーマチュアの上壁
面に着座するショルダー部を備えてバンパーフェイシャ
の上壁下面に近接配置されるサポート部を備えているこ
と特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の自動車用バ
ンパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35128996A JP3303702B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 自動車用バンパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35128996A JP3303702B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 自動車用バンパー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10181484A true JPH10181484A (ja) | 1998-07-07 |
JP3303702B2 JP3303702B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=18416306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35128996A Expired - Fee Related JP3303702B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 自動車用バンパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3303702B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008056011A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Toyota Motor Corp | 車両前後方向端部構造 |
JP2011131649A (ja) * | 2009-12-22 | 2011-07-07 | Toyota Motor Corp | 樹脂部品構造 |
CN111376860A (zh) * | 2018-12-11 | 2020-07-07 | 上海汽车集团股份有限公司 | 一种汽车及其前保险杠总成的安装结构 |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP35128996A patent/JP3303702B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008056011A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Toyota Motor Corp | 車両前後方向端部構造 |
JP2011131649A (ja) * | 2009-12-22 | 2011-07-07 | Toyota Motor Corp | 樹脂部品構造 |
CN111376860A (zh) * | 2018-12-11 | 2020-07-07 | 上海汽车集团股份有限公司 | 一种汽车及其前保险杠总成的安装结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3303702B2 (ja) | 2002-07-22 |
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Legal Events
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