JPH10181270A - バインダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】新聞５に穴を開けないで綴じることのできるバ
インダーを実現する。 【構成】断面がＵ字形を成す長尺のバインダー２の端部
に、バインダーの上下に貫通するピン３を固定し、締め
つけアーム４を回転可能に軸支する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】［産業上の利用分野］本発明は、新聞や紙
片を綴じるバインダーに関する。

【０００２】［従来の技術］従来の新聞などを綴じるバ
インダーは、新聞の２箇所に穴を開けて綴じなければな
らなかった。

【０００３】［発明の解決しようとする課題］本案は、
新聞に穴を開けずに綴じることのできるバインダーを提
供するものである。

【０００４】［課題を解決するための手段］開口部１が
狭まったＵ字形になる断面を持ち、プラスチックなどの
弾性のある材質になる、長尺のバインダー２の端部付近
に、バインダーの両面に貫通するピン３を固定し、この
ピンに回転可能に締めつけアーム４を軸支する

【０００５】［作用］Ｕ字形の溝の開口部は、綴じよう
とする新聞などの厚さよりも十分に広く作られている。
従って新聞５の背をゆとりをもって差し込むことができ
る。締めつけアームを外側に開いた状態で、新聞をＵ字
形の溝に差し込んでから、締めつけアームを新聞の上面
を掃引するように内側に回転させ、バインダーの溝部に
圧入（点線で表示）する。締めつけアームは適度の厚み
を持ち、Ｕ字形の溝の開口部は底辺よりも狭まっている
ので、アームを内側に回転させるときに、開口部を押し
広げ、その反力で新聞はしっかりと固定される。

【０００６】［実施例］以下、図面に基づき実施例につ
いて説明する。

【図１】は、本発明のバインダーの平面図、

【図２】は、その正面図であプラスチックなど、弾性を
もつ材質になる断面がＵ字形になる、長尺のバインダー
２は、Ｕ字形の溝の開口部１が、底辺よりも狭まってい
る。バインダーの両端付近には、バインダーの両面を貫
通してピン３が固定され、このピンに締めつけアーム４
が回転可能に軸支されている。Ｕ字形の溝は、新聞５の
厚さよりも十分に広く、楽に新聞を挿入することができ
る。締めつけアームは適度の厚さを持っており、新聞の
厚さと合わせると溝の開口部よりも厚くなるように設定
されている。使用方法は、締めつけアームを開いて新聞
をＵ字形の溝に挿入し、締めつけアームを新聞の上面を
掃引するように回転させてＵ字形の溝に圧入する。締め
つけアームは、Ｕ字形の開口部を押し広げ、その反力で
新聞を締めつけて固定する。締めつけアームの開口部と
の当り面は、ナイフエッジの形状にすれば、開口部の開
きはよりスムーズに行うことができる。バインダー上面
の切り欠き６は、締めつけアームを引き出しやすくする
ためのものである。なお、事務用のＡ４程度の小さい紙
片を綴じるようなバインダーに於ては、締めつけアーム
は、上部一本で十分である。

【０００７】［発明の効果］新聞を溝に挿入し、締めつ
けアームを回転させるだけでしっかりと新聞を固定で
き、かつ従来品よりも安価に製造できる。従来文具品と
して書類綴じに使用されているＵ字形の溝型バインダー
は、開口部が強く密着しているので口を開けるのに大変
苦労しているが、本案を適用した書類綴じは、アームの
回転で開口部を開けるので大変楽である。

【図面の簡単な説明】

【図１】は、本発明のバインダーの平面図

【図２】は、本発明のバインダーの拡大正面図

【符号の説明】

１ 開口部 ２ バインダー ３ ピン ４ 締めつけアーム ５ 新聞 ６ 切り欠き

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】開口部が狭まったＵ字形の断面をなす長尺
   のバインダーの端部付近に、バインダーの両面に貫通す
   るピンを固定し、このピンに回転可能に締めつけアーム
   を軸支したことを特徴とするバインダー。