JPH10181228A - 染料熱転写受容シート - Google Patents

染料熱転写受容シート

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JPH10181228A
JPH10181228A JP8354838A JP35483896A JPH10181228A JP H10181228 A JPH10181228 A JP H10181228A JP 8354838 A JP8354838 A JP 8354838A JP 35483896 A JP35483896 A JP 35483896A JP H10181228 A JPH10181228 A JP H10181228A
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JP
Japan
Prior art keywords
label
receiving sheet
bridge
dye
sheet member
Prior art date
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Pending
Application number
JP8354838A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Wada
滋己 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH10181228A publication Critical patent/JPH10181228A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブリッジ部を備えたハーフカット部を有する
ラベルタイプの染料熱転写受容シートにおいて、ラベル
を斜め方向から力強く剥がしてもラベルが裂けずに、き
れいに剥がせるようにする。 【解決手段】 剥離シート基材1の片面に離型処理層2
を設けたセパレータ部材Aと、受容シート基材3の片面
に画像受容層4と他面に粘着剤層5を設けた受容シート
部材Bとが、セパレータ部材Aの離型処理層2と受容シ
ート部材Bの粘着剤層5とが互いに剥離可能に接着され
てなる染料熱転写受容シートにおいて、受容シート部材
Bにハーフカット部Hを形成して受容シート部材Bをラ
ベルLとフレームFとに分割し、且つそのハーフカット
部Hの少なくとも一部にブリッジ部Cを形成し、そのブ
リッジ部CとラベルLとの接合幅が、ブリッジ部Cとフ
レームFとの接合幅よりも狭くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、染料熱転写受容シ
ートに関するものである。更に詳しくは、画像転写後、
様々なものに貼付でき、且つプリント時に走行不良を起
こさない染料熱転写受容シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、鮮明なフルカラー画像を形成可能
な染料熱転写プリンターが注目されている。この染料熱
転写プリンターにおいては、染料インクシートの染料層
を染料熱転写受容シートの染料染着性樹脂を含む受容層
に重ね合わせ、サーマルヘッドなどから供給される熱に
より画像情報に応じて染料層の染料を所定濃度だけ受容
層に転写して画像が形成される。フルカラー画像を形成
する場合には、染料インクシートとしてイエロー、マゼ
ンタ及びシアンの3色、あるいはブラックを加えた4色
のそれぞれに相応するインクシートを用い、これら各色
のインクシートを順次転写することにより行われる。
【0003】ところで、最近、上述したような染料熱転
写プリンターに用いられる染料熱転写受容シートとし
て、画像が形成された後のシートを各種物品に自由に貼
りつけることのできるように、裏面に粘着剤層等を施し
たラベルタイプの染料熱転写受容シートが広く用いられ
るようになっている。
【0004】ラベルタイプの染料熱転写受容シートは、
図3(a)に示すように、受容シート剥離シート基材3
1の片面に離型処理層32を設けたセパレータ部材A
と、受容シート基材33の片面に画像受容層34と他面
に粘着剤層35を設けた受容シート部材Bとが、セパレ
ータ部材Aの離型処理層32と受容シート部材Bの粘着
剤層35とが互いに剥離可能に接着されている構造を有
する。使用に際しては、図3(b)に示すように、セパ
レータ部材Aから受容シート部材Bを引き剥がし、剥が
した受容シート部材Bを、その粘着剤層35で各種物品
に貼りつけている。
【0005】このようなラベルタイプの染料熱転写受容
シートに求められる重要な特性は、保存時や取り扱い
時、転写時にラベルの端部がめくれないこと、画像濃度
が高く、転写時の熱によるカールの発生が少ない良好な
転写記録を行う事ができること、そして転写画像記録後
に画像形成された受容シート部材Bとセパレータ部材A
とを互いに容易にかつ正確に剥離できることである。
【0006】このため、ラベルタイプの染料熱転写受容
シートとしては、ラベルの端部がめくれず、しかもセパ
レータ部材Aと受容シート部材Bとの剥離が容易となる
ように、図4(a)(上面図)示すように、受容シート
部材Bをハーフカットし、そのハーフカット部Hでフレ
ームFとラベルLとに分割することが提案されている
(特開昭64−82988号公報)。この場合、ハーフ
カット部Hの先端は、図4(b)(x−x断面図)に示
すように、粘着剤層35の底部にまで達しているが、受
容シート基材33と粘着剤層35との境界面まででもよ
い。
【0007】ところが、上述したような染料熱転写受容
シートは、染料熱転写プリンターの高速化と小型化とに
伴い、ハーフカットされた受容シート部材Bが画像形成
時に剥がれ、インクリボンに貼りつく等により走行不良
を起こすという新たな問題が生じている。
【0008】このため、図5に示すように、ハーフカッ
ト部Hの一部に、ハーフカットを行わない部分(ブリッ
ジ部C)を設け、それによりフレームFとラベルLとを
接続して走行不良が生じないようにしている。この場
合、そのブリッジ部CとラベルLとの接合幅laが、ブ
リッジ部CとフレームFとの接合幅lbと同じ幅となっ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブリッ
ジ部CとラベルLとの接合幅laが、ブリッジ部Cとフ
レームFとの接合幅lbと同じ幅となっている場合、ラ
ベルLを斜め方向から力強く剥がすとブリッジ部Cが切
断せず、そのためラベルLが裂けてしまうという問題が
生じている。
【0010】本発明は、以上のような従来の技術の課題
を解決しようとするものであり、ブリッジ部を備えたハ
ーフカット部を有するラベルタイプの染料熱転写受容シ
ートにおいて、ラベルを斜め方向から力強く剥がしても
ラベルLが裂けずに、きれいに剥がせるようにすること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ブリッジ部
とラベルとの接合幅を、ブリッジ部とフレームとの接合
幅よりも狭くすることにより上述の目的を達成できるこ
とを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0012】即ち、本発明は、剥離シート基材の片面に
離型処理層を設けたセパレータ部材と、受容シート基材
の片面に画像受容層と他面に粘着剤層を設けた受容シー
ト部材とが、セパレータ部材の離型処理層と受容シート
部材の粘着剤層とが互いに剥離可能に接着されてなる染
料熱転写受容シートにおいて、受容シート部材にハーフ
カット部が形成され、そのハーフカット部により受容シ
ート部材がラベルとフレームとに分割されており、且つ
そのハーフカット部の少なくとも一部にブリッジ部が形
成されており、そのブリッジ部とラベルとの接合幅が、
ブリッジ部とフレームとの接合幅よりも狭くなっている
ことを特徴とする染料熱転写受容シートを提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
【0014】本発明の染料熱転写受容シートは、図1
(a)(断面図)に示すように、剥離シート基材1の片
面に離型処理層2を設けたセパレータ部材Aと、受容シ
ート基材3の片面に画像受容層4と他面に粘着剤層5を
設けた受容シート部材Bとが、セパレータ部材Aの離型
処理層2と受容シート部材Bの粘着剤層5とが互いに剥
離可能に接着されている構造を有する。ここで、受容シ
ート部材Bには、セパレータ部材Aから受容シート部材
Bが容易に剥離できるようにするために、ハーフカット
部Hが形成されている。そして、そのハーフカット部H
により受容シート部材BがラベルLとフレームFとに分
割されている。この場合、ハーフカット部Hの深さは、
必要に応じて適宜設定することができる。
【0015】本発明においては、図1(b)(上面図)
に示すように、ハーフカット部Hの少なくとも一部にブ
リッジ部Cが形成されており、図1(c)(ブリッジ部
Cの拡大図)に示すように、ブリッジ部CとラベルLと
の接合幅laが、ブリッジ部CとフレームFとの接合幅
lbよりも狭くなっている。これにより、ブリッジ部を
備えたハーフカット部Cを有するラベルタイプの染料熱
転写受容シートにおいて、ラベルを斜め方向から力強く
剥がしてもラベルLが裂けずにきれいに剥がすことがで
きる。この場合、ブリッジ部Cの形状としては、ブリッ
ジ部CとラベルLとの接合部Dにおいてブリッジ部Cが
切断され易い台形(図1(c))が好ましい。これ以外
にも図2に示すような樽形(同図(a))、三角形(同
図(b))、三角形と長方形との組み合わせ(同図
(c))、中細形(同図(d))等を挙げることができ
る。
【0016】本発明の染料熱転写受容シートは、以上述
べたように、ハーフカット部に設けらるブリッジ部の形
状に特徴を有するが、それ以外の発明の構成(例えば、
剥離シート基材、離型処理層、受容シート基材、画像受
容層、粘着剤層等の層厚、使用する材料の種類、ハーフ
カット部の幅、深さ等については、適宜決定することが
できる。
【0017】本発明の染料熱転写受容シートは、従来の
ラベルタイプの染料熱転写受容シートを作製する際に、
ハーフカット部を形成するときに使用するカッターの刃
を、ブリッジ部とラベルとの接合幅がブリッジ部とフレ
ームとの接合幅よりも狭くなるようにカットできる刃に
交換することにより製造することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0019】市販の染料熱転写受容シートをハーフカッ
ト処理することによりフレームに囲まれたラベルに加工
した。その際、図1(c)示すような台形形状のブリッ
ジ部を、表1に示すような寸法(la,lb)で設け
た。
【0020】得られた染料熱転写受容シートに対し、昇
華ビデオプリンター(CVP−G7、ソニー社製)を用
いて画像形成した。そして画像形成後に手でラベルを剥
がす簡易テストを行い、ラベルの裂けテストを評価基準
に従って評価した。
【0021】[評価基準] ランク 基準 ○: ラベル裂けの発生は全く無く、良好である場合 △: ゆっくり剥がせば裂けないが、強く引き裂くと度
々ラベル裂けが生じる場合 ×: ゆっくり剥がしてもラベル裂けが生じる場合
【0022】
【表1】 ブリッジ部加工法(mm) la幅寸法 lb幅寸法 ラベル裂け 実施例1 0.2 0.8 ○ 2 0.3 1.0 ○ 3 0.5 1.5 ○ 4 1.0 2.0 ○ 比較例1 0.2 0.2 △ 2 0.5 0.5 × 3 1.0 1.0 ×
【0023】表1から、ブリッジ部とラベルとの接合幅
がブリッジ部とフレームとの接合幅よりも狭くなってい
る実施例1〜4の染料熱転写受容シートは、ラベル裂け
がなく、非常に好ましいラベルタイプの染料熱転写受容
シートであることがわかる。
【0024】一方、ブリッジ部とラベルとの接合幅がブ
リッジ部とフレームとの接合幅と同じになっている比較
例1〜3の染料熱転写受容シートは、ラベル裂けが避け
られないものであることがわかる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、ブリッジ部を備えたハ
ーフカット部を有するラベルタイプの染料熱転写受容シ
ートにおいて、ラベルを斜め方向から力強く剥がしても
ラベルLが裂けずに、きれいに剥がせるようにすること
ができる。従って、プリンター印字時での走行性が良好
となる。しかも、ハーフカット部を有するので、印字後
には手で容易にラベルを剥離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の染料熱転写受容シートの断面図(同図
(a))、上面図(同図(b)及びブリッジ部の拡大図
(同図(c))である。
【図2】ブリッジ部の形状のバリエーションの説明図で
ある(同図(a)〜(d))。
【図3】従来の染料熱転写受容シートの断面図(同図
(a))と使用説明図(同図(b)である。
【図4】従来の染料熱転写受容シートの上面図(同図
(a))とそのx−x断面図(同図(b))である。
【図5】従来の染料熱転写受容シートのハーフカット部
に設けられているブリッジ部の拡大図である。
【符号の説明】
1 剥離シート基材、2 離型処理層、3 受容シート
基材、4 画像受容層、5 粘着剤層、A セパレータ
部材、B 受容シート部材、L ラベル、Fフレーム、
H ハーフカット部、la ブリッジ部CとラベルLと
の接合幅、lb ブリッジ部CとフレームFとの接合幅

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離シート基材の片面に離型処理層を設
    けたセパレータ部材と、受容シート基材の片面に画像受
    容層と他面に粘着剤層を設けた受容シート部材とが、セ
    パレータ部材の離型処理層と受容シート部材の粘着剤層
    とが互いに剥離可能に接着されてなる染料熱転写受容シ
    ートにおいて、受容シート部材にハーフカット部が形成
    され、そのハーフカット部により受容シート部材がラベ
    ルとフレームとに分割され、且つそのハーフカット部の
    少なくとも一部にブリッジ部が形成され、そのブリッジ
    部とラベルとの接合幅が、ブリッジ部とフレームとの接
    合幅よりも狭くなっていることを特徴とする染料熱転写
    受容シート。
  2. 【請求項2】 ブリッジ加工部の形状が台形となってい
    る請求項1記載の染料熱転写受容シート。
JP8354838A 1996-12-20 1996-12-20 染料熱転写受容シート Pending JPH10181228A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013256043A (ja) * 2012-06-12 2013-12-26 Canon Inc シール記録紙

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013256043A (ja) * 2012-06-12 2013-12-26 Canon Inc シール記録紙
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