JPH10181002A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JPH10181002A JPH10181002A JP8351083A JP35108396A JPH10181002A JP H10181002 A JPH10181002 A JP H10181002A JP 8351083 A JP8351083 A JP 8351083A JP 35108396 A JP35108396 A JP 35108396A JP H10181002 A JPH10181002 A JP H10181002A
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- ink jet
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- jet recording
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インクジェット記録装置において、記録装置
にバッテリを備え、記録装置とは別個にヘッド回復装置
を設け、この回復装置に充電電力供給手段を設けて記録
装置の小型化を図る。また、記録装置の不使用時にヘッ
ドへキャップする手間がかからず操作性を高め、また、
回復装置と共にワイピング機構を記録装置とは別体に設
けて小型化を図る。 【解決手段】 記録装置１とは別個にヘッド回復装置３
０を備え、ヘッド回復装置３０に電力変換回路３３等の
充電電力供給手段を設けている。記録装置１をヘッド回
復装置３０に結合させることにより、記録ヘッド２の機
能回復の動作を行うことに併せて、記録装置１に備えた
バッテリ８にヘッド回復装置３０の電力変換回路３３か
ら充電電力を供給することができる。
にバッテリを備え、記録装置とは別個にヘッド回復装置
を設け、この回復装置に充電電力供給手段を設けて記録
装置の小型化を図る。また、記録装置の不使用時にヘッ
ドへキャップする手間がかからず操作性を高め、また、
回復装置と共にワイピング機構を記録装置とは別体に設
けて小型化を図る。 【解決手段】 記録装置１とは別個にヘッド回復装置３
０を備え、ヘッド回復装置３０に電力変換回路３３等の
充電電力供給手段を設けている。記録装置１をヘッド回
復装置３０に結合させることにより、記録ヘッド２の機
能回復の動作を行うことに併せて、記録装置１に備えた
バッテリ８にヘッド回復装置３０の電力変換回路３３か
ら充電電力を供給することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク吐出により
印字を行うインクジェット記録装置に係り、特にヘッド
の機能を回復させるヘッド回復装置を備えたものに関す
る。
印字を行うインクジェット記録装置に係り、特にヘッド
の機能を回復させるヘッド回復装置を備えたものに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来より、記録媒体上にノズルからイン
クを吐出することによって印字を行うインクジェット記
録装置がある。この種のインクジェット記録装置は、ノ
ズル面のインクが乾いて凝固しインク吐出不良が起こり
易いため、不使用時にはインクジェットヘッドにキャッ
プをする必要がある。更には、インク吐出不良が発生し
たとき、又はインク吐出不良を未然に防ぐために、イン
クジェットヘッドの機能を回復させるメンテナンスを行
う。例えば、メンテナンスの動作としては、インクジェ
ットヘッドのノズルから乾いたインクを吸引する等して
ノズル内の詰まりを解消するパージや、インクで濡れた
ノズル面を拭うワイピング動作がある。この種のメンテ
ナンスを行う回復装置は、インクジェット記録装置本体
内に、又は、装置本体の小型化を図る必要のあるハンデ
ィタイプの記録装置においては装置本体とは別体に設け
られている。また、ハンディタイプの走査式インクジェ
ット記録装置は、平面的な紙はもとより立体的な物に対
しても記録が可能であり、その操作性の向上を図るため
に、記録装置の動作に必要な電源となるバッテリを本体
内に内蔵する必要がある。
クを吐出することによって印字を行うインクジェット記
録装置がある。この種のインクジェット記録装置は、ノ
ズル面のインクが乾いて凝固しインク吐出不良が起こり
易いため、不使用時にはインクジェットヘッドにキャッ
プをする必要がある。更には、インク吐出不良が発生し
たとき、又はインク吐出不良を未然に防ぐために、イン
クジェットヘッドの機能を回復させるメンテナンスを行
う。例えば、メンテナンスの動作としては、インクジェ
ットヘッドのノズルから乾いたインクを吸引する等して
ノズル内の詰まりを解消するパージや、インクで濡れた
ノズル面を拭うワイピング動作がある。この種のメンテ
ナンスを行う回復装置は、インクジェット記録装置本体
内に、又は、装置本体の小型化を図る必要のあるハンデ
ィタイプの記録装置においては装置本体とは別体に設け
られている。また、ハンディタイプの走査式インクジェ
ット記録装置は、平面的な紙はもとより立体的な物に対
しても記録が可能であり、その操作性の向上を図るため
に、記録装置の動作に必要な電源となるバッテリを本体
内に内蔵する必要がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のハンディタイプの記録装置においては、記
録装置本体の小型化、軽量化のために、十分なバッテリ
容量を確保することは難しい。そのため、記録動作の途
中でバッテリを使い切ってしまったり、又はこれを防止
するためにバッテリ残量を常に気に留めながらバッテリ
を交換したり、バッテリが二次電池であれば充電する必
要があった。また、パージ動作を行うパージ装置をイン
クジェット記録装置本体内に内蔵すると、記録装置の小
型化が困難となるので、パージ装置とインクジェットヘ
ッド被せるキャップとをインクジェット記録装置本体内
に収めずに別体で設けたものでは、インクジェット記録
装置の不使用時に、インクジェットヘッドにキャップを
する必要があるため、わざわざ前記２体、つまり記録装
置本体とパージ装置とを合体する必要があり、操作が煩
わしいものとなっていた。また、記録装置本体とは別体
にパージ装置を設けたものにおいても、インクジェット
ヘッドのワイピングを行うワイピング機構は記録装置本
体側に設けられており、記録装置本体の小型化を阻む要
因となっていた。
ような従来のハンディタイプの記録装置においては、記
録装置本体の小型化、軽量化のために、十分なバッテリ
容量を確保することは難しい。そのため、記録動作の途
中でバッテリを使い切ってしまったり、又はこれを防止
するためにバッテリ残量を常に気に留めながらバッテリ
を交換したり、バッテリが二次電池であれば充電する必
要があった。また、パージ動作を行うパージ装置をイン
クジェット記録装置本体内に内蔵すると、記録装置の小
型化が困難となるので、パージ装置とインクジェットヘ
ッド被せるキャップとをインクジェット記録装置本体内
に収めずに別体で設けたものでは、インクジェット記録
装置の不使用時に、インクジェットヘッドにキャップを
する必要があるため、わざわざ前記２体、つまり記録装
置本体とパージ装置とを合体する必要があり、操作が煩
わしいものとなっていた。また、記録装置本体とは別体
にパージ装置を設けたものにおいても、インクジェット
ヘッドのワイピングを行うワイピング機構は記録装置本
体側に設けられており、記録装置本体の小型化を阻む要
因となっていた。
【０００４】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、記録装置とは別個にヘッド回復
装置を設け、記録装置のヘッド機能の回復動作を行う時
に、併せて記録装置のバッテリを充電することができる
ようにして、バッテリ残量を気にすることなく使用可能
な小型のインクジェット記録装置を提供することを目的
とする。また、パージ装置を記録装置本体とは別体に設
けて小型化を図りつつ、記録装置の不使用時にインクジ
ェットヘッドにキャップをするためにわざわざ両者を合
体する手間がかからず操作性に優れたインクジェット記
録装置を提供することを目的とする。また、パージ装置
と共にワイピング機構をも記録装置本体とは別体に設け
て小型化を図ったインクジェット記録装置を提供するこ
とを目的とする。
になされたものであり、記録装置とは別個にヘッド回復
装置を設け、記録装置のヘッド機能の回復動作を行う時
に、併せて記録装置のバッテリを充電することができる
ようにして、バッテリ残量を気にすることなく使用可能
な小型のインクジェット記録装置を提供することを目的
とする。また、パージ装置を記録装置本体とは別体に設
けて小型化を図りつつ、記録装置の不使用時にインクジ
ェットヘッドにキャップをするためにわざわざ両者を合
体する手間がかからず操作性に優れたインクジェット記
録装置を提供することを目的とする。また、パージ装置
と共にワイピング機構をも記録装置本体とは別体に設け
て小型化を図ったインクジェット記録装置を提供するこ
とを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項１に記載の発明は、記録媒体上にインクを吐出
することにより記録を行う記録手段を備えたインクジェ
ット記録装置本体と、このインクジェット記録装置本体
とは別個に設けられ、記録手段のヘッドの機能を回復さ
せるヘッド回復装置とからなるインクジェット記録装置
であって、インクジェット記録装置本体に、記録手段に
供給される電力を蓄積する電力蓄積手段を備え、ヘッド
回復装置に、電力蓄積手段への充電電力を制御する充電
手段と、この充電手段に電力を供給する電力供給手段と
を備えたものである。上記構成においては、インクジェ
ット記録装置本体をヘッド回復装置に結合させることに
より、ヘッドの機能を回復させる動作を行うと共に、併
せて記録装置本体の電力蓄積手段にヘッド回復装置側の
充電手段から充電電力を供給することができる。
に請求項１に記載の発明は、記録媒体上にインクを吐出
することにより記録を行う記録手段を備えたインクジェ
ット記録装置本体と、このインクジェット記録装置本体
とは別個に設けられ、記録手段のヘッドの機能を回復さ
せるヘッド回復装置とからなるインクジェット記録装置
であって、インクジェット記録装置本体に、記録手段に
供給される電力を蓄積する電力蓄積手段を備え、ヘッド
回復装置に、電力蓄積手段への充電電力を制御する充電
手段と、この充電手段に電力を供給する電力供給手段と
を備えたものである。上記構成においては、インクジェ
ット記録装置本体をヘッド回復装置に結合させることに
より、ヘッドの機能を回復させる動作を行うと共に、併
せて記録装置本体の電力蓄積手段にヘッド回復装置側の
充電手段から充電電力を供給することができる。
【０００６】また、請求項２に記載の発明は、上記と同
様、インクジェット記録装置本体とは別個に記録手段の
ヘッドの機能を回復させるヘッド回復装置を備えたイン
クジェット記録装置であって、インクジェット記録装置
本体に、記録手段に供給される電力を蓄積する電力蓄積
手段と、この電力蓄積手段への充電電力を制御する充電
手段とを備え、ヘッド回復装置に、充電手段に電力を供
給する電力供給手段を備えたものである。上記構成にお
いては、インクジェット記録装置本体をヘッド回復装置
に結合させることにより、ヘッドの機能を回復させる動
作を行うと共に、併せて記録装置本体の電力蓄積手段を
充電する充電手段にヘッド回復装置側の電力供給手段か
ら電力を供給することができる。
様、インクジェット記録装置本体とは別個に記録手段の
ヘッドの機能を回復させるヘッド回復装置を備えたイン
クジェット記録装置であって、インクジェット記録装置
本体に、記録手段に供給される電力を蓄積する電力蓄積
手段と、この電力蓄積手段への充電電力を制御する充電
手段とを備え、ヘッド回復装置に、充電手段に電力を供
給する電力供給手段を備えたものである。上記構成にお
いては、インクジェット記録装置本体をヘッド回復装置
に結合させることにより、ヘッドの機能を回復させる動
作を行うと共に、併せて記録装置本体の電力蓄積手段を
充電する充電手段にヘッド回復装置側の電力供給手段か
ら電力を供給することができる。
【０００７】また、請求項３に記載の発明は、請求項１
又は請求項２に記載のインクジェット記録装置におい
て、電力供給手段が、商用交流電源を直流に変換する電
力変換回路で構成されているものである。
又は請求項２に記載のインクジェット記録装置におい
て、電力供給手段が、商用交流電源を直流に変換する電
力変換回路で構成されているものである。
【０００８】また、請求項４に記載の発明は、請求項１
又は請求項２に記載のインクジェット記録装置におい
て、電力供給手段が、電力を蓄積するバッテリで構成さ
れているものである。
又は請求項２に記載のインクジェット記録装置におい
て、電力供給手段が、電力を蓄積するバッテリで構成さ
れているものである。
【０００９】また、請求項５に記載の発明は、上記と同
様、インクジェット記録装置本体とは別個に記録手段の
ヘッドの機能を回復させるヘッド回復装置を備えたイン
クジェット記録装置であって、インクジェット記録装置
本体に、記録手段を被覆する被覆手段を備え、ヘッド回
復装置は、記録手段を吸引し、又は記録手段にインクを
供給するインクカートリッジを押圧する等の動作により
記録手段のインク吐出部からインクを吐出させて記録手
段の機能を回復させるパージ手段を含み、被覆手段とパ
ージ手段とが着脱可能に構成されているものである。こ
の構成においては、インクジェット記録装置本体側の記
録手段を被覆する被覆手段と回復装置のパージ手段とが
互いに着脱可能であり、記録装置のヘッドに被覆手段を
被せた状態でパージ手段を接合することでパージ動作を
行うことができる。被覆手段が回復装置側に設けられて
いる場合、記録装置の不使用時で回復動作を行う必要が
ない時でも記録装置のヘッドに被覆手段を被せるために
（キャッピング）、わざわざ記録装置本体と回復装置と
を接合させる必要があったが、被覆手段がインクジェッ
ト記録装置本体側に設けられているので、そのような手
間はかからなくなる。
様、インクジェット記録装置本体とは別個に記録手段の
ヘッドの機能を回復させるヘッド回復装置を備えたイン
クジェット記録装置であって、インクジェット記録装置
本体に、記録手段を被覆する被覆手段を備え、ヘッド回
復装置は、記録手段を吸引し、又は記録手段にインクを
供給するインクカートリッジを押圧する等の動作により
記録手段のインク吐出部からインクを吐出させて記録手
段の機能を回復させるパージ手段を含み、被覆手段とパ
ージ手段とが着脱可能に構成されているものである。こ
の構成においては、インクジェット記録装置本体側の記
録手段を被覆する被覆手段と回復装置のパージ手段とが
互いに着脱可能であり、記録装置のヘッドに被覆手段を
被せた状態でパージ手段を接合することでパージ動作を
行うことができる。被覆手段が回復装置側に設けられて
いる場合、記録装置の不使用時で回復動作を行う必要が
ない時でも記録装置のヘッドに被覆手段を被せるために
（キャッピング）、わざわざ記録装置本体と回復装置と
を接合させる必要があったが、被覆手段がインクジェッ
ト記録装置本体側に設けられているので、そのような手
間はかからなくなる。
【００１０】また、請求項６に記載の発明は、請求項５
記載のインクジェット記録装置において、被覆手段とパ
ージ手段との接合部の内、少なくとも一方にインクを吸
収するインク吸収手段を設けたものである。
記載のインクジェット記録装置において、被覆手段とパ
ージ手段との接合部の内、少なくとも一方にインクを吸
収するインク吸収手段を設けたものである。
【００１１】また、請求項７に記載の発明は、上記と同
様、インクジェット記録装置本体とは別個に記録手段の
ヘッドの機能を回復させるヘッド回復装置を備えたイン
クジェット記録装置であって、ヘッド回復装置は、記録
手段を吸引し、又は記録手段にインクを供給するインク
カートリッジを押圧する等の動作により記録手段のイン
ク吐出部からインクを吐出させて記録手段の機能を回復
させるパージ手段と、記録手段のインク吐出面を拭う払
拭手段とを備えているものである。この構成において
は、インクジェット記録装置本体をヘッド回復装置に結
合することで、パージ手段によるパージ動作と、払拭手
段による記録手段のインク吐出面を拭う動作（ワイピン
グ）を行うことができる。
様、インクジェット記録装置本体とは別個に記録手段の
ヘッドの機能を回復させるヘッド回復装置を備えたイン
クジェット記録装置であって、ヘッド回復装置は、記録
手段を吸引し、又は記録手段にインクを供給するインク
カートリッジを押圧する等の動作により記録手段のイン
ク吐出部からインクを吐出させて記録手段の機能を回復
させるパージ手段と、記録手段のインク吐出面を拭う払
拭手段とを備えているものである。この構成において
は、インクジェット記録装置本体をヘッド回復装置に結
合することで、パージ手段によるパージ動作と、払拭手
段による記録手段のインク吐出面を拭う動作（ワイピン
グ）を行うことができる。
【００１２】また、請求項８に記載の発明は、上記と同
様、インクジェット記録装置本体とは別個に記録手段の
ヘッドの機能を回復させるヘッド回復装置を備えたイン
クジェット記録装置であって、ヘッド回復装置は、記録
手段が記録する画像データを作成する画像データ作成手
段を備えているものである。この構成においては、ヘッ
ド回復装置と記録装置本体とを結合させて回復動作を行
うことができると共に、ヘッド回復装置の画像データ作
成手段を用いて記録装置本体で記録されるべき画像デー
タを作成することができる。
様、インクジェット記録装置本体とは別個に記録手段の
ヘッドの機能を回復させるヘッド回復装置を備えたイン
クジェット記録装置であって、ヘッド回復装置は、記録
手段が記録する画像データを作成する画像データ作成手
段を備えているものである。この構成においては、ヘッ
ド回復装置と記録装置本体とを結合させて回復動作を行
うことができると共に、ヘッド回復装置の画像データ作
成手段を用いて記録装置本体で記録されるべき画像デー
タを作成することができる。
【００１３】また、請求項９に記載の発明は、上記と同
様、インクジェット記録装置本体とは別個に記録手段の
ヘッドの機能を回復させるヘッド回復装置を備えたイン
クジェット記録装置であって、ヘッド回復装置は、記録
手段が記録する画像データを受信する画像データ受信手
段を備えているものである。この構成においては、ヘッ
ド回復装置と記録装置本体とを結合させて回復動作を行
うことができると共に、画像データ受信手段により外部
のコンピュータ等からの画像データを記録装置本体での
記録データとして受信することができる。
様、インクジェット記録装置本体とは別個に記録手段の
ヘッドの機能を回復させるヘッド回復装置を備えたイン
クジェット記録装置であって、ヘッド回復装置は、記録
手段が記録する画像データを受信する画像データ受信手
段を備えているものである。この構成においては、ヘッ
ド回復装置と記録装置本体とを結合させて回復動作を行
うことができると共に、画像データ受信手段により外部
のコンピュータ等からの画像データを記録装置本体での
記録データとして受信することができる。
【００１４】また、請求項１０に記載の発明は、請求項
８又は請求項９に記載のインクジェット記録装置におい
て、ヘッド回復装置は、インクジェット記録装置本体が
回復装置に装着された時に画像データをインクジェット
記録装置本体へ転送するデータ転送手段を備えているも
のである。
８又は請求項９に記載のインクジェット記録装置におい
て、ヘッド回復装置は、インクジェット記録装置本体が
回復装置に装着された時に画像データをインクジェット
記録装置本体へ転送するデータ転送手段を備えているも
のである。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
インクジェット記録装置について図面を参照して説明す
る。図１は第１の実施形態（請求項１乃至４に相当）に
よる手動移動型記録装置の構成図、図２（ａ）（ｂ）は
同記録装置のヘッド回復装置の２つの例を示す構成図、
図３は同記録装置とヘッド回復装置とを結合させたとき
の構成図、図４は同記録装置の下面図、図５はヘッド回
復装置の斜視図である。これらの図において、手動移動
型記録装置１は、インクジェット式の記録ヘッド２（記
録手段）と、記録装置本体の移動量を検出する移動量検
出機構４と、赤外光を用いて外部装置と光通信する赤外
フォトダイオード５及び赤外発光ダイオード６と、記録
ヘッド２を駆動制御する制御部７と、電源としての充電
可能な２次電池（リチウムイオン電池等）であるバッテ
リ８（電力蓄積手段）等を備えている。制御部７は、前
記ダイオード５，６による送受信制御を司るとともに、
移動量検出機構４から受けるエンコーダ信号に基づいて
記録ヘッド２を駆動制御する。上記の各部材は、電気的
に接続されて本体ケース１０内にコンパクトに収納され
ており、本体ケース１０を記録紙（記録媒体に相当す
る）上を印字方向（矢印方向）に手動で移動させること
で、記録紙に文字や画像を記録することができる。
インクジェット記録装置について図面を参照して説明す
る。図１は第１の実施形態（請求項１乃至４に相当）に
よる手動移動型記録装置の構成図、図２（ａ）（ｂ）は
同記録装置のヘッド回復装置の２つの例を示す構成図、
図３は同記録装置とヘッド回復装置とを結合させたとき
の構成図、図４は同記録装置の下面図、図５はヘッド回
復装置の斜視図である。これらの図において、手動移動
型記録装置１は、インクジェット式の記録ヘッド２（記
録手段）と、記録装置本体の移動量を検出する移動量検
出機構４と、赤外光を用いて外部装置と光通信する赤外
フォトダイオード５及び赤外発光ダイオード６と、記録
ヘッド２を駆動制御する制御部７と、電源としての充電
可能な２次電池（リチウムイオン電池等）であるバッテ
リ８（電力蓄積手段）等を備えている。制御部７は、前
記ダイオード５，６による送受信制御を司るとともに、
移動量検出機構４から受けるエンコーダ信号に基づいて
記録ヘッド２を駆動制御する。上記の各部材は、電気的
に接続されて本体ケース１０内にコンパクトに収納され
ており、本体ケース１０を記録紙（記録媒体に相当す
る）上を印字方向（矢印方向）に手動で移動させること
で、記録紙に文字や画像を記録することができる。
【００１６】本体ケース１０は、底部に開口を設けた平
面視略矩形状で筒状の合成樹脂製ケースであり、本体ケ
ース１０の上端壁部に、赤外フォトダイオード５と赤外
発光ダイオード６とが設けられるとともに、前面壁部に
は、電源スイッチ１２（図６）と、記録動作の許可及び
禁止を指示する印字指示スイッチ１３が設けられてい
る。本体ケース１０の下端部には、記録用のインクを吸
収しているインク吸収体を収容したインクタンク１５が
着脱可能に設けられ、このインクタンク１５は記録ヘッ
ド２に連結されている。この記録ヘッド２には、例え
ば、１列で３２個の下向きの噴射ノズル（図示略）が、
記録方向と直交する左右方向に２列分設けられている。
即ち、インクタンク１５内のインクが記録ヘッド２の各
噴射ノズルに供給されるようになっており、これら複数
の噴射ノズルから選択的にインク滴が下側の記録紙に向
けて噴射されるようになっている。
面視略矩形状で筒状の合成樹脂製ケースであり、本体ケ
ース１０の上端壁部に、赤外フォトダイオード５と赤外
発光ダイオード６とが設けられるとともに、前面壁部に
は、電源スイッチ１２（図６）と、記録動作の許可及び
禁止を指示する印字指示スイッチ１３が設けられてい
る。本体ケース１０の下端部には、記録用のインクを吸
収しているインク吸収体を収容したインクタンク１５が
着脱可能に設けられ、このインクタンク１５は記録ヘッ
ド２に連結されている。この記録ヘッド２には、例え
ば、１列で３２個の下向きの噴射ノズル（図示略）が、
記録方向と直交する左右方向に２列分設けられている。
即ち、インクタンク１５内のインクが記録ヘッド２の各
噴射ノズルに供給されるようになっており、これら複数
の噴射ノズルから選択的にインク滴が下側の記録紙に向
けて噴射されるようになっている。
【００１７】また、移動量検出機構４は、記録装置１の
記録紙に対する相対移動量を検出するものであり、本体
ケース１０の下端部に、記録ヘッド２に隣接して、左右
方向に延びるゴム製のタイミングローラ２１が回転可能
に枢支されている。本体ケース１０には、このタイミン
グローラ２１の一部に当接するギヤ２３が回転可能に枢
着されるとともに、このギヤ２３で回転駆動される円形
のエンコーダ板２４が回転可能に枢着されている。この
エンコーダ板２４の外周部には複数のスリットが形成さ
れ、発光部と受光部とを有するフォトセンサ２５が、そ
のエンコーダ板２４の外周部に両側面から臨むように設
けられている。また、本体ケース１０の下端部には、１
対の補助ローラ２６が回転可能に枢支され、タイミング
ローラ２１とこれら補助ローラ２６の下端部は、本体ケ
ース１０の下端よりも下側に突出して、タイミングロー
ラ２１が記録紙に接触した状態で本体ケース１０を記録
方向に手動で移動させることにより、タイミングローラ
２１が所定の回転方向に回転するのと同時にギヤ２３を
介してエンコーダ板２４が回転されるときに、フォトセ
ンサ２５から出力されるパルス列からなるエンコーダ信
号と記録データとに基づいて、本体ケース１０が所定記
録ピッチ分ずつ移動した各記録タイミング毎に、複数の
噴射ノズルから選択的にインクが噴射されて、記録紙に
文字や画像が記録される。
記録紙に対する相対移動量を検出するものであり、本体
ケース１０の下端部に、記録ヘッド２に隣接して、左右
方向に延びるゴム製のタイミングローラ２１が回転可能
に枢支されている。本体ケース１０には、このタイミン
グローラ２１の一部に当接するギヤ２３が回転可能に枢
着されるとともに、このギヤ２３で回転駆動される円形
のエンコーダ板２４が回転可能に枢着されている。この
エンコーダ板２４の外周部には複数のスリットが形成さ
れ、発光部と受光部とを有するフォトセンサ２５が、そ
のエンコーダ板２４の外周部に両側面から臨むように設
けられている。また、本体ケース１０の下端部には、１
対の補助ローラ２６が回転可能に枢支され、タイミング
ローラ２１とこれら補助ローラ２６の下端部は、本体ケ
ース１０の下端よりも下側に突出して、タイミングロー
ラ２１が記録紙に接触した状態で本体ケース１０を記録
方向に手動で移動させることにより、タイミングローラ
２１が所定の回転方向に回転するのと同時にギヤ２３を
介してエンコーダ板２４が回転されるときに、フォトセ
ンサ２５から出力されるパルス列からなるエンコーダ信
号と記録データとに基づいて、本体ケース１０が所定記
録ピッチ分ずつ移動した各記録タイミング毎に、複数の
噴射ノズルから選択的にインクが噴射されて、記録紙に
文字や画像が記録される。
【００１８】また、手動移動型記録装置１には、バッテ
リ８への充電電力を制御する充電器（充電手段）２８が
搭載され、この充電器２８は外部から電力を受けるため
のコネクタ２９を持つ。このコネクタ２９は記録ヘッド
２に隣接して設けられている。また、記録ヘッド２の機
能を回復させる吸引機構を持つヘッド回復装置３０（図
２）が、手動移動型記録装置１とは別個に設けられてい
る。このヘッド回復装置３０は、図２（ａ）に示す例で
は、記録ヘッド２のヘッド面に密着可能なキャップ部材
３１と、吸引ポンプ３２と、前記充電器２８へ電力を供
給する電力変換回路３３（電力供給手段）と、前記コネ
クタ２９に接続されるコネクタ３４と、吸引ポンプ３２
を作動させる吸引スイッチ３５と、電源を取るためのＡ
Ｃプラグ３６とを備えている。図３に示すように、ヘッ
ド回復装置３０にインクジェット記録装置１を装着する
ことで、記録ヘッド２がキャップ部材３１に結合される
と共に、コネクタ２９がコネクタ３４に接続される。
リ８への充電電力を制御する充電器（充電手段）２８が
搭載され、この充電器２８は外部から電力を受けるため
のコネクタ２９を持つ。このコネクタ２９は記録ヘッド
２に隣接して設けられている。また、記録ヘッド２の機
能を回復させる吸引機構を持つヘッド回復装置３０（図
２）が、手動移動型記録装置１とは別個に設けられてい
る。このヘッド回復装置３０は、図２（ａ）に示す例で
は、記録ヘッド２のヘッド面に密着可能なキャップ部材
３１と、吸引ポンプ３２と、前記充電器２８へ電力を供
給する電力変換回路３３（電力供給手段）と、前記コネ
クタ２９に接続されるコネクタ３４と、吸引ポンプ３２
を作動させる吸引スイッチ３５と、電源を取るためのＡ
Ｃプラグ３６とを備えている。図３に示すように、ヘッ
ド回復装置３０にインクジェット記録装置１を装着する
ことで、記録ヘッド２がキャップ部材３１に結合される
と共に、コネクタ２９がコネクタ３４に接続される。
【００１９】キャップ部材３１は、弾性を有するゴム製
からなり、記録ヘッド２のヘッド面よりも若干大きいブ
ロック状のものであり、記録ヘッド２に列設された噴射
ノズル群に対応させて、左右方向に長い吸引用凹部が形
成されている。キャップ部材３１の一端が記録ヘッド２
の噴射ノズルに連結され、キャップ部材３１の他端は吸
引ポンプ３２に連結されている。この吸引ポンプ３２
は、電力変換回路３３の出力を電源として駆動される小
型モータにより回転駆動されるカム体により吸引用の負
圧を発生するようになっており、この負圧により記録ヘ
ッド２の複数の噴射ノズルが吸引される。電力変換回路
３３は電源トランス、整流器、平滑用コンデンサなどか
ら構成される。また、図２（ｂ）に示す例のヘッド回復
装置３０は、前記電力変換回路３３に代えて大容量のバ
ッテリ３７（電力供給手段）を備えている。なお、充電
器２８は、上記では記録装置１側に設けたものを示した
が、ヘッド回復装置３０側に設けてもよい。
からなり、記録ヘッド２のヘッド面よりも若干大きいブ
ロック状のものであり、記録ヘッド２に列設された噴射
ノズル群に対応させて、左右方向に長い吸引用凹部が形
成されている。キャップ部材３１の一端が記録ヘッド２
の噴射ノズルに連結され、キャップ部材３１の他端は吸
引ポンプ３２に連結されている。この吸引ポンプ３２
は、電力変換回路３３の出力を電源として駆動される小
型モータにより回転駆動されるカム体により吸引用の負
圧を発生するようになっており、この負圧により記録ヘ
ッド２の複数の噴射ノズルが吸引される。電力変換回路
３３は電源トランス、整流器、平滑用コンデンサなどか
ら構成される。また、図２（ｂ）に示す例のヘッド回復
装置３０は、前記電力変換回路３３に代えて大容量のバ
ッテリ３７（電力供給手段）を備えている。なお、充電
器２８は、上記では記録装置１側に設けたものを示した
が、ヘッド回復装置３０側に設けてもよい。
【００２０】図６は手動移動型記録装置１の制御系のブ
ロック構成を示す。前記制御部７には制御装置５０が組
み込まれ、ＣＰＵ５１，ＲＯＭ５２，ＲＡＭ５３及び入
出力インターフェース５４を有するマイクロプロセッ
サ、パーソナルコンピュータなどの外部の電子機器（図
示略）と赤外光により通信するための光通信用インター
フェース５５、赤外光受信回路５６、赤外光送信回路５
７、駆動回路６０などで構成されている。入出力インタ
ーフェース５４には、電源スイッチ１２、印字指示スイ
ッチ１３、フォトセンサ２５、記録ヘッド２を駆動する
駆動回路５８が夫々接続されている。赤外光受信回路５
６には赤外フォトダイオード５が接続され、赤外光送信
回路５７には赤外発光ダイオード６が接続されている。
また、赤外光受信回路５６は、電子機器から赤外光によ
り送信される光データを赤外フォトダイオード５を介し
て受信するものであり、赤外光送信回路５７は、文字サ
イズや書体に関する記録フォーマットのデータやデータ
転送に関する諸データを赤外発光ダイオード６を介して
電子機器に光データとして送信するものである。バッテ
リ８から電源回路５９を介して制御装置５０に電源が供
給される。ＲＯＭ５２には、記録ヘッド２の各噴射ノズ
ルに設けられたアクチュエータを駆動制御する記録制御
プログラム、光データによる送受信制御プログラム、後
述する記録制御の制御プログラム、複数の文字や記号の
各々に関するドットパターンデータなどが格納されてい
る。また、ＲＡＭ５３には、受信した光データを格納す
るデータメモリに加えて、記録制御や光通倍制御に必要
な各種のメモリが設けられている。
ロック構成を示す。前記制御部７には制御装置５０が組
み込まれ、ＣＰＵ５１，ＲＯＭ５２，ＲＡＭ５３及び入
出力インターフェース５４を有するマイクロプロセッ
サ、パーソナルコンピュータなどの外部の電子機器（図
示略）と赤外光により通信するための光通信用インター
フェース５５、赤外光受信回路５６、赤外光送信回路５
７、駆動回路６０などで構成されている。入出力インタ
ーフェース５４には、電源スイッチ１２、印字指示スイ
ッチ１３、フォトセンサ２５、記録ヘッド２を駆動する
駆動回路５８が夫々接続されている。赤外光受信回路５
６には赤外フォトダイオード５が接続され、赤外光送信
回路５７には赤外発光ダイオード６が接続されている。
また、赤外光受信回路５６は、電子機器から赤外光によ
り送信される光データを赤外フォトダイオード５を介し
て受信するものであり、赤外光送信回路５７は、文字サ
イズや書体に関する記録フォーマットのデータやデータ
転送に関する諸データを赤外発光ダイオード６を介して
電子機器に光データとして送信するものである。バッテ
リ８から電源回路５９を介して制御装置５０に電源が供
給される。ＲＯＭ５２には、記録ヘッド２の各噴射ノズ
ルに設けられたアクチュエータを駆動制御する記録制御
プログラム、光データによる送受信制御プログラム、後
述する記録制御の制御プログラム、複数の文字や記号の
各々に関するドットパターンデータなどが格納されてい
る。また、ＲＡＭ５３には、受信した光データを格納す
るデータメモリに加えて、記録制御や光通倍制御に必要
な各種のメモリが設けられている。
【００２１】図７は、充電器２８の具体回路を示す。充
電器２８は、電力変換回路３３から電力供給を受ける定
電圧回路６１と、電流制限回路６２と、バッテリ８の電
圧を検出する電圧検出回路６３と、電流制限値切替回路
６４とから構成される。電流制限回路６２等を用いてい
るのは、バッテリ８の残容量が少なくなり、端子電圧が
低下した時の充電初期に、過大な充電電流が流れてバッ
テリ８を損傷しないようにするためである。
電器２８は、電力変換回路３３から電力供給を受ける定
電圧回路６１と、電流制限回路６２と、バッテリ８の電
圧を検出する電圧検出回路６３と、電流制限値切替回路
６４とから構成される。電流制限回路６２等を用いてい
るのは、バッテリ８の残容量が少なくなり、端子電圧が
低下した時の充電初期に、過大な充電電流が流れてバッ
テリ８を損傷しないようにするためである。
【００２２】本実施形態の手動移動型記録装置１は、上
記のように構成されているので、手動移動型記録装置１
の本体をヘッド回復装置３０に適宜結合させることによ
り、記録ヘッド２の機能回復（メンテナンス）と、バッ
テリ８への充電とを同時に行うことができる。そのた
め、バッテリ８の充電を忘れることがなくなり、その残
量を気にすることなく、記録装置の使用が可能となる。
また、ヘッド回復装置３０が記録装置１とは別個に設け
られ、しかも、ヘッド回復装置３０に電力供給手段が設
けられているので、記録装置１の小型化が図れる。な
お、メンテナンス時に、データの受信を行う、更には、
データ通信時にバッテリの充電を行うようにすれば、能
率向上が図れる。
記のように構成されているので、手動移動型記録装置１
の本体をヘッド回復装置３０に適宜結合させることによ
り、記録ヘッド２の機能回復（メンテナンス）と、バッ
テリ８への充電とを同時に行うことができる。そのた
め、バッテリ８の充電を忘れることがなくなり、その残
量を気にすることなく、記録装置の使用が可能となる。
また、ヘッド回復装置３０が記録装置１とは別個に設け
られ、しかも、ヘッド回復装置３０に電力供給手段が設
けられているので、記録装置１の小型化が図れる。な
お、メンテナンス時に、データの受信を行う、更には、
データ通信時にバッテリの充電を行うようにすれば、能
率向上が図れる。
【００２３】次に、第２の実施形態（請求項５乃至７に
相当）による手動移動型記録装置について図８乃至図１
４を参照して説明する。この第２の実施形態は、手動移
動型記録装置１の本体側にその不使用時に記録ヘッド２
のノズル面を被覆するキャップ部材７１（被覆手段）を
設けて、このキャップ部材７１が、同装置１とは別個の
ヘッド回復装置３０に備えられているパージ手段と着脱
可能としたものである。図８、図９は、手動移動型記録
装置１の構成図であり、キャップ部材７１が記録ヘッド
２を被覆していない状態（記録状態）と被覆している状
態（非記録状態）とに切り替えられることを示す。図１
０はヘッド回復装置３０の構成図、図１１は両者を結合
した状態を示す図である。前述と同等の部材には同番号
を付している。
相当）による手動移動型記録装置について図８乃至図１
４を参照して説明する。この第２の実施形態は、手動移
動型記録装置１の本体側にその不使用時に記録ヘッド２
のノズル面を被覆するキャップ部材７１（被覆手段）を
設けて、このキャップ部材７１が、同装置１とは別個の
ヘッド回復装置３０に備えられているパージ手段と着脱
可能としたものである。図８、図９は、手動移動型記録
装置１の構成図であり、キャップ部材７１が記録ヘッド
２を被覆していない状態（記録状態）と被覆している状
態（非記録状態）とに切り替えられることを示す。図１
０はヘッド回復装置３０の構成図、図１１は両者を結合
した状態を示す図である。前述と同等の部材には同番号
を付している。
【００２４】手動移動型記録装置１は、キャップ部材７
１の位置切換え用ソレノイド７２を備えており、そのプ
ランジャーの先端がキャップ部材７１に連結されてい
る。非記録状態時には、位置切換え用ソレノイド７２は
駆動されず、図９に示すように、キャップ部材７１が記
録ヘッド２のヘッド面に下側から密着している（キャッ
ピング状態）。記録状態に移ると、位置切換え用ソレノ
イド７２が駆動されて、図８に示すように、キャップ部
材７１がヘッド面に摺接しながら水平移動して退避位置
に切換えられる。このキャップ部材７１の退避位置への
移動時に、ヘッド面つまり噴射ノズル面に付着した不要
なインクがキャップ部材７１に一体的に設けられたワイ
パブレード７３（払拭手段）により拭き取られる（ワイ
ピング）。位置切換え用ソレノイド７２の駆動が停止さ
れた時には、キャップ部材７１はヘッド面に摺接しなが
ら元のキャップ位置に戻る。ヘッド回復装置３０には、
前述と同等の吸引ポンプ（パージ手段）３２と、吸引ポ
ンプ３２を作動させる吸引スイッチ３５と、その駆動用
電源７５と、電源を取るためのＡＣプラグ３６とが備え
られている。
１の位置切換え用ソレノイド７２を備えており、そのプ
ランジャーの先端がキャップ部材７１に連結されてい
る。非記録状態時には、位置切換え用ソレノイド７２は
駆動されず、図９に示すように、キャップ部材７１が記
録ヘッド２のヘッド面に下側から密着している（キャッ
ピング状態）。記録状態に移ると、位置切換え用ソレノ
イド７２が駆動されて、図８に示すように、キャップ部
材７１がヘッド面に摺接しながら水平移動して退避位置
に切換えられる。このキャップ部材７１の退避位置への
移動時に、ヘッド面つまり噴射ノズル面に付着した不要
なインクがキャップ部材７１に一体的に設けられたワイ
パブレード７３（払拭手段）により拭き取られる（ワイ
ピング）。位置切換え用ソレノイド７２の駆動が停止さ
れた時には、キャップ部材７１はヘッド面に摺接しなが
ら元のキャップ位置に戻る。ヘッド回復装置３０には、
前述と同等の吸引ポンプ（パージ手段）３２と、吸引ポ
ンプ３２を作動させる吸引スイッチ３５と、その駆動用
電源７５と、電源を取るためのＡＣプラグ３６とが備え
られている。
【００２５】キャップ部材７１は、前述のキャップ部材
３１とほぼ同等の構成を有し、手動移動型記録装置１を
ヘッド回復装置３０に結合させると、キャップ部材７１
の吸引穴７１ａと吸引ポンプ３２の吸引口３２ａとが連
結される。この連結部分の構成例を図１２に示してい
る。本例によるキャップ部材７１の吸引穴７１ａは、開
閉弁機能を持ち、吸引穴７１ａに吸引ポンプ３２の吸引
口３２ａが差し込まれると弁が開くようになっている。
記録装置１とヘッド回復装置３０との結合に連動して吸
引ポンプ３２の動作が開始されるような構成としてもよ
い。なお、駆動用電源７５は、バッテリ８を充電するた
めの充電手段を備えたものであっても、また、大きい容
量のバッテリやコンデンサであってもよい。
３１とほぼ同等の構成を有し、手動移動型記録装置１を
ヘッド回復装置３０に結合させると、キャップ部材７１
の吸引穴７１ａと吸引ポンプ３２の吸引口３２ａとが連
結される。この連結部分の構成例を図１２に示してい
る。本例によるキャップ部材７１の吸引穴７１ａは、開
閉弁機能を持ち、吸引穴７１ａに吸引ポンプ３２の吸引
口３２ａが差し込まれると弁が開くようになっている。
記録装置１とヘッド回復装置３０との結合に連動して吸
引ポンプ３２の動作が開始されるような構成としてもよ
い。なお、駆動用電源７５は、バッテリ８を充電するた
めの充電手段を備えたものであっても、また、大きい容
量のバッテリやコンデンサであってもよい。
【００２６】図１３は上記第２の実施形態による手動移
動型記録装置１の制御部７の構成を示す。制御部７は制
御装置５０を含み、前述の図６とほぼ同等の構成を有
し、さらに、位置切換え用ソレノイド７２を駆動する駆
動回路６０が付加されている。図１４はこの制御部で行
われる印字制御のフローチャートを示す。同図を用いて
印字制御動作を以下説明する。記録装置１の電源スイッ
チ１２が投入されるとこの制御が開始され、赤外フォト
ダイオード５を介して記録データを受信するまで受信待
機され（Ｓ１０：ＮＯ）、記録データを受信したときに
（Ｓ１０：ＹＥＳ）、複数のコードデータからなる記録
データを受信したときには、１行記録分の複数のコード
データの各々について、ドットパターンデータに展開す
る展開処理が実行され（Ｓ１１）、印字指示スイッチ１
３が操作されてＯＮ状態になるまで記録待機される（Ｓ
１２：ＮＯ）。
動型記録装置１の制御部７の構成を示す。制御部７は制
御装置５０を含み、前述の図６とほぼ同等の構成を有
し、さらに、位置切換え用ソレノイド７２を駆動する駆
動回路６０が付加されている。図１４はこの制御部で行
われる印字制御のフローチャートを示す。同図を用いて
印字制御動作を以下説明する。記録装置１の電源スイッ
チ１２が投入されるとこの制御が開始され、赤外フォト
ダイオード５を介して記録データを受信するまで受信待
機され（Ｓ１０：ＮＯ）、記録データを受信したときに
（Ｓ１０：ＹＥＳ）、複数のコードデータからなる記録
データを受信したときには、１行記録分の複数のコード
データの各々について、ドットパターンデータに展開す
る展開処理が実行され（Ｓ１１）、印字指示スイッチ１
３が操作されてＯＮ状態になるまで記録待機される（Ｓ
１２：ＮＯ）。
【００２７】そこで、本体ケース１０を略鉛直姿勢とな
るように手で保持し、タイミングローラ２１を記録紙１
１に当接させ、記録するに際して、印字指示スイッチ１
３を操作してＯＮに切換え（Ｓ１２：ＹＥＳ）、このス
イッチ１３を操作しながら本体ケース１０を印字方向に
直線状に手動で移動させる。これにより、タイミングロ
ーラ２１の回転によるエンコーダ板２４の回転に伴って
フォトセンサ２５からエンコーダ信号が入力される（Ｓ
１３：ＹＥＳ）。次に、位置切換え用ソレノイド７２が
駆動されて、キャップ部材７１がヘッド面に摺接しなが
らキャップ位置（図９）から退避位置（図８）に移動さ
れる（Ｓ１５）。このキャップ部材７１の退避位置ヘの
移動時に、噴射ノズル面に付着している不要なインクが
ワイパブレード７３により拭き取られる。そして、１ド
ット列の記録データに基づいて、対応する噴射ノズルが
駆動されてインク噴射が実行され、１ドット列の記録処
理が実行される（Ｓ１６）。次に、印字指示スイッチ１
３がＯＮであり（Ｓ１７：ＹＥＳ）、更にエンコーダ信
号が入力されているとき、つまり本体ケース１０の手動
による移動が継続されているときに（Ｓ１８：ＹＥ
Ｓ）、記録処理が完了していないときには（Ｓ１９：Ｎ
Ｏ）、Ｓ１６〜Ｓ１９が繰り返して実行され、１ドット
列毎の記録処理が実行される。
るように手で保持し、タイミングローラ２１を記録紙１
１に当接させ、記録するに際して、印字指示スイッチ１
３を操作してＯＮに切換え（Ｓ１２：ＹＥＳ）、このス
イッチ１３を操作しながら本体ケース１０を印字方向に
直線状に手動で移動させる。これにより、タイミングロ
ーラ２１の回転によるエンコーダ板２４の回転に伴って
フォトセンサ２５からエンコーダ信号が入力される（Ｓ
１３：ＹＥＳ）。次に、位置切換え用ソレノイド７２が
駆動されて、キャップ部材７１がヘッド面に摺接しなが
らキャップ位置（図９）から退避位置（図８）に移動さ
れる（Ｓ１５）。このキャップ部材７１の退避位置ヘの
移動時に、噴射ノズル面に付着している不要なインクが
ワイパブレード７３により拭き取られる。そして、１ド
ット列の記録データに基づいて、対応する噴射ノズルが
駆動されてインク噴射が実行され、１ドット列の記録処
理が実行される（Ｓ１６）。次に、印字指示スイッチ１
３がＯＮであり（Ｓ１７：ＹＥＳ）、更にエンコーダ信
号が入力されているとき、つまり本体ケース１０の手動
による移動が継続されているときに（Ｓ１８：ＹＥ
Ｓ）、記録処理が完了していないときには（Ｓ１９：Ｎ
Ｏ）、Ｓ１６〜Ｓ１９が繰り返して実行され、１ドット
列毎の記録処理が実行される。
【００２８】ところで、１行分の印字処理が完了したと
きには（Ｓ１９：ＹＥＳ）、Ｓ１７〜Ｓ１９が繰り返さ
れる。このときに、本体ケース１０の移動を停止したと
きには、エンコーダ信号が入力されなくなり（Ｓ１８：
ＮＯ）、その非記録状態が所定時間（例えば、２〜３秒
間）継続したときには（Ｓ２０：ＹＥＳ）、位置切換え
用ソレノイド７２の駆動が停止されて、キャップ部材７
１がヘッド面に摺接しながら、退避位置からキャップ位
置（図９）に移動される（Ｓ２１）。これにより、記録
動作に連動して、キャップ部材７１がキャップ位置と退
避位置とに切換えて駆動され、非記録時にはキャップ部
材７１がキャップ位置に移動することから、ヘッド面の
インク乾燥が防止される。また、１行分の記録処理が完
了したときに（Ｓ１９：ＹＥＳ）、印字指示スイッチ１
３がＯＦＦに切換えられて、記録禁止が指示されたとき
に（Ｓ１７：ＮＯ）、その記録禁止状態が所定時間継続
したときには（Ｓ２０：ＹＥＳ）、同様にして、キャッ
プ部材７１がキャップ位置に移動される（Ｓ２１）。ま
た、記録動作途中で、本体ケース１０の移動が一時的に
停止したときには、Ｓ１８でＮＯと判定されてＳ２０ヘ
移行し、また、印字指示スイッチ１３が一時的にＯＦＦ
されたときにはＳ１７でＮＯと判定されてＳ２０へ移行
するが、Ｓ２０でＮＯと判定されれば、Ｓ１６以降の処
理が繰り返されて、記録処理が続行される。
きには（Ｓ１９：ＹＥＳ）、Ｓ１７〜Ｓ１９が繰り返さ
れる。このときに、本体ケース１０の移動を停止したと
きには、エンコーダ信号が入力されなくなり（Ｓ１８：
ＮＯ）、その非記録状態が所定時間（例えば、２〜３秒
間）継続したときには（Ｓ２０：ＹＥＳ）、位置切換え
用ソレノイド７２の駆動が停止されて、キャップ部材７
１がヘッド面に摺接しながら、退避位置からキャップ位
置（図９）に移動される（Ｓ２１）。これにより、記録
動作に連動して、キャップ部材７１がキャップ位置と退
避位置とに切換えて駆動され、非記録時にはキャップ部
材７１がキャップ位置に移動することから、ヘッド面の
インク乾燥が防止される。また、１行分の記録処理が完
了したときに（Ｓ１９：ＹＥＳ）、印字指示スイッチ１
３がＯＦＦに切換えられて、記録禁止が指示されたとき
に（Ｓ１７：ＮＯ）、その記録禁止状態が所定時間継続
したときには（Ｓ２０：ＹＥＳ）、同様にして、キャッ
プ部材７１がキャップ位置に移動される（Ｓ２１）。ま
た、記録動作途中で、本体ケース１０の移動が一時的に
停止したときには、Ｓ１８でＮＯと判定されてＳ２０ヘ
移行し、また、印字指示スイッチ１３が一時的にＯＦＦ
されたときにはＳ１７でＮＯと判定されてＳ２０へ移行
するが、Ｓ２０でＮＯと判定されれば、Ｓ１６以降の処
理が繰り返されて、記録処理が続行される。
【００２９】この第２の実施形態の手動移動型記録装置
１によれば、該記録装置１の記録ヘッド２にキャップ部
材７１を被せた非記録状態でヘッド回復装置３０に装着
することにより、キャップ部材７１と吸引ポンプ３２と
が結合され、パージ動作を行うことができる。キャップ
部材７１がヘッド回復装置３０側に設けられている場
合、記録装置１の非使用状態（非記録時）で回復動作を
行う必要がない時でも記録装置１の記録ヘッド２にキャ
ップ部材７１を被せる（キャッピング）ために、わざわ
ざ記録装置１とヘッド回復装置３０とを結合させる必要
があったが、本実施形態では、キャップ部材７１が記録
装置１側に設けられているので、そのような手間はかか
らなくなる。
１によれば、該記録装置１の記録ヘッド２にキャップ部
材７１を被せた非記録状態でヘッド回復装置３０に装着
することにより、キャップ部材７１と吸引ポンプ３２と
が結合され、パージ動作を行うことができる。キャップ
部材７１がヘッド回復装置３０側に設けられている場
合、記録装置１の非使用状態（非記録時）で回復動作を
行う必要がない時でも記録装置１の記録ヘッド２にキャ
ップ部材７１を被せる（キャッピング）ために、わざわ
ざ記録装置１とヘッド回復装置３０とを結合させる必要
があったが、本実施形態では、キャップ部材７１が記録
装置１側に設けられているので、そのような手間はかか
らなくなる。
【００３０】なお、本発明は上記実施の形態の構成に限
られず種々の変形が可能である。例えば、キャップ部材
７１と吸引ポンプ３２との接合部の内、少なくとも一方
にインクを吸収し得るインク吸収体を設けておけば、イ
ンク漏れが防止される。また、ヘッド回復装置３０Ｉお
けるパージ手段は、上記のように吸引ポンプ３２を用い
る他に、記録ヘッド２にインクを供給するインクカート
リッジ１５を押圧する等の動作により記録ヘッド２のイ
ンク吐出部からインクを吐出させて該ヘッド２の機能を
回復させる方式のものであってもよい。
られず種々の変形が可能である。例えば、キャップ部材
７１と吸引ポンプ３２との接合部の内、少なくとも一方
にインクを吸収し得るインク吸収体を設けておけば、イ
ンク漏れが防止される。また、ヘッド回復装置３０Ｉお
けるパージ手段は、上記のように吸引ポンプ３２を用い
る他に、記録ヘッド２にインクを供給するインクカート
リッジ１５を押圧する等の動作により記録ヘッド２のイ
ンク吐出部からインクを吐出させて該ヘッド２の機能を
回復させる方式のものであってもよい。
【００３１】また、ヘッド回復装置３０は、記録ヘッド
２が記録する画像データを作成するキーボード等のデー
タ入力装置（画像データ作成手段）を備えていてもよ
い。この場合、ヘッド回復装置３０と記録装置１本体と
を結合させて回復動作を行っている時に、ヘッド回復装
置３０のデータ入力装置を用いて記録されるべき画像デ
ータを作成することができる。また、ヘッド回復装置３
０は、記録ヘッド２で記録される画像データを受信する
画像データ受信手段を備えていてもよい。この構成にお
いては、ヘッド回復装置３０と記録装置１本体とを結合
させて回復動作を行っている時に、画像データ受信手段
により外部のコンピュータ等から画像データを記録デー
タとして受信することができる。また、上記の構成にあ
ってヘッド回復装置３０はデータ転送手段を備え、これ
により、前記の入力又は受信された画像データは、記録
装置１本体がヘッド回復装置３０に装着された時に、記
録装置１本体へ転送されるようになっている。
２が記録する画像データを作成するキーボード等のデー
タ入力装置（画像データ作成手段）を備えていてもよ
い。この場合、ヘッド回復装置３０と記録装置１本体と
を結合させて回復動作を行っている時に、ヘッド回復装
置３０のデータ入力装置を用いて記録されるべき画像デ
ータを作成することができる。また、ヘッド回復装置３
０は、記録ヘッド２で記録される画像データを受信する
画像データ受信手段を備えていてもよい。この構成にお
いては、ヘッド回復装置３０と記録装置１本体とを結合
させて回復動作を行っている時に、画像データ受信手段
により外部のコンピュータ等から画像データを記録デー
タとして受信することができる。また、上記の構成にあ
ってヘッド回復装置３０はデータ転送手段を備え、これ
により、前記の入力又は受信された画像データは、記録
装置１本体がヘッド回復装置３０に装着された時に、記
録装置１本体へ転送されるようになっている。
【００３２】
【発明の効果】以上のように請求項１乃至請求項４に記
載の発明に係るインクジェット記録装置によれば、記録
装置本体をヘッド回復装置に結合させることにより、ヘ
ッド機能の回復動作を行うことができると共に、記録装
置本体の電力蓄積手段に回復装置側の充電手段から充電
電力を供給し、又は、記録装置本体の電力蓄積手段を充
電する充電手段に回復装置側の電力供給手段から電力を
供給することができる。そして、記録装置本体とは別個
に回復装置が設けられ、この回復装置に充電手段又は電
力供給手段が設けられているので、記録装置本体の小型
化が図れ、また、ヘッド回復動作時に併せて電力蓄積手
段への充電電力の供給を行うことができ、電力蓄積手段
への充電を忘れることがなくなり、電力蓄積手段の残量
を気にすることなく記録動作を行うことができ、ハンデ
ィタイプに好適なものとなる。
載の発明に係るインクジェット記録装置によれば、記録
装置本体をヘッド回復装置に結合させることにより、ヘ
ッド機能の回復動作を行うことができると共に、記録装
置本体の電力蓄積手段に回復装置側の充電手段から充電
電力を供給し、又は、記録装置本体の電力蓄積手段を充
電する充電手段に回復装置側の電力供給手段から電力を
供給することができる。そして、記録装置本体とは別個
に回復装置が設けられ、この回復装置に充電手段又は電
力供給手段が設けられているので、記録装置本体の小型
化が図れ、また、ヘッド回復動作時に併せて電力蓄積手
段への充電電力の供給を行うことができ、電力蓄積手段
への充電を忘れることがなくなり、電力蓄積手段の残量
を気にすることなく記録動作を行うことができ、ハンデ
ィタイプに好適なものとなる。
【００３３】また、請求項５又は請求項６に記載の発明
に係るインクジェット記録装置によれば、記録装置本体
側の記録手段を被覆する被覆手段と回復装置のパージ手
段とが互いに着脱可能であり、記録装置に被覆手段を被
せた状態でパージ手段を接合することでパージ動作を行
うことができる。回復装置が記録装置本体とは別個に設
けられている構成でありながら、被覆手段はインクジェ
ット記録装置本体側に設けられているので、記録装置の
不使用時で回復動作を行う必要がない時に、記録装置に
被覆手段を被せるために、わざわざ記録装置本体と回復
装置とを接合させる必要がなく操作性が良い。
に係るインクジェット記録装置によれば、記録装置本体
側の記録手段を被覆する被覆手段と回復装置のパージ手
段とが互いに着脱可能であり、記録装置に被覆手段を被
せた状態でパージ手段を接合することでパージ動作を行
うことができる。回復装置が記録装置本体とは別個に設
けられている構成でありながら、被覆手段はインクジェ
ット記録装置本体側に設けられているので、記録装置の
不使用時で回復動作を行う必要がない時に、記録装置に
被覆手段を被せるために、わざわざ記録装置本体と回復
装置とを接合させる必要がなく操作性が良い。
【００３４】また、請求項７に記載の発明に係るインク
ジェット記録装置によれば、記録装置本体をヘッド回復
装置に結合することで、パージ手段によるパージ動作
と、払拭手段による記録手段のインク吐出面を拭う動作
を行うことができる。そして、払拭手段も回復装置に設
けられているので、記録装置本体の小型化が図れる。
ジェット記録装置によれば、記録装置本体をヘッド回復
装置に結合することで、パージ手段によるパージ動作
と、払拭手段による記録手段のインク吐出面を拭う動作
を行うことができる。そして、払拭手段も回復装置に設
けられているので、記録装置本体の小型化が図れる。
【００３５】また、請求項８乃至請求項１０に記載の発
明に係るインクジェット記録装置によれば、ヘッド回復
装置の画像データ作成手段を用いて画像データを作成
し、又は外部のコンピュータ等から画像データ受信手段
により画像データを受信することができ、記録装置本体
をヘッド回復装置に装着することで、記録手段の回復動
作を行えると共に、該画像データを記録装置本体に記録
データとして転送することができる。
明に係るインクジェット記録装置によれば、ヘッド回復
装置の画像データ作成手段を用いて画像データを作成
し、又は外部のコンピュータ等から画像データ受信手段
により画像データを受信することができ、記録装置本体
をヘッド回復装置に装着することで、記録手段の回復動
作を行えると共に、該画像データを記録装置本体に記録
データとして転送することができる。
【図１】本発明の第１の実施形態に係る手動移動型印字
装置の構成図である。
装置の構成図である。
【図２】（ａ）（ｂ）は同記録装置のヘッド回復装置の
例を示す構成図である。
例を示す構成図である。
【図３】同記録装置とヘッド回復装置とを結合させたと
きの構成図である。
きの構成図である。
【図４】同記録装置の下面図である。
【図５】ヘッド回復装置の斜視図である。
【図６】同記録装置の制御系のブロック図である。
【図７】充電器の具体回路図である。
【図８】第２の実施形態による手動移動型記録装置の構
成図で、キャップ部材が記録ヘッドを被覆していない状
態を示す。
成図で、キャップ部材が記録ヘッドを被覆していない状
態を示す。
【図９】同記録装置の構成図で、キャップ部材が記録ヘ
ッドを被覆している状態を示す。
ッドを被覆している状態を示す。
【図１０】ヘッド回復装置の構成図である。
【図１１】同記録装置とヘッド回復装置とを結合した状
態を示す図である。
態を示す図である。
【図１２】キャップ部材の吸引穴と吸引ポンプの吸引口
との連結部の断面図である。
との連結部の断面図である。
【図１３】同記録装置の制御部の構成を示すブロック図
である。
である。
【図１４】制御部で行われる印字制御のフローチャート
である。
である。
１ 手動移動型印字装置 ２ 記録ヘッド ８ バッテリ（電力蓄積手段） ２８ 充電器（充電手段） ３０ ヘッド回復装置 ３２ 吸引ポンプ（吸引手段） ３３ 電力変換回路（電力供給手段） ３７ バッテリ（電力供給手段） ７１ キャップ部材（被覆手段） ７３ ワイパブレード（払拭手段）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｂ４１Ｊ 29/38
Claims (10)
- 【請求項１】 記録媒体上にインクを吐出することによ
り記録を行う記録手段を備えたインクジェット記録装置
本体と、このインクジェット記録装置本体とは別個に設
けられ、前記記録手段のヘッドの機能を回復させるヘッ
ド回復装置とからなるインクジェット記録装置であっ
て、 前記インクジェット記録装置本体に、前記記録手段に供
給される電力を蓄積する電力蓄積手段を備え、 前記ヘッド回復装置に、前記電力蓄積手段への充電電力
を制御する充電手段と、この充電手段に電力を供給する
電力供給手段とを備えたことを特徴とするインクジェッ
ト記録装置。 - 【請求項２】 記録媒体上にインクを吐出させることに
より記録を行う記録手段を備えたインクジェット記録装
置本体と、このインクジェット記録装置本体とは別個に
設けられ、前記記録手段のヘッドの機能を回復させるヘ
ッド回復装置とからなるインクジェット記録装置であっ
て、 前記インクジェット記録装置本体に、前記記録手段に供
給される電力を蓄積する電力蓄積手段と、この電力蓄積
手段への充電電力を制御する充電手段とを備え、 前記ヘッド回復装置に、前記充電手段に電力を供給する
電力供給手段を備えたことを特徴とするインクジェット
記録装置。 - 【請求項３】 前記電力供給手段が、商用交流電源を直
流に変換する電力変換回路で構成されていることを特徴
とする請求項１又は請求項２に記載のインクジェット記
録装置。 - 【請求項４】 前記電力供給手段が、電力を蓄積するバ
ッテリで構成されていることを特徴とする請求項１又は
請求項２に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項５】 記録媒体上にインクを吐出することによ
り記録を行う記録手段を備えたインクジェット記録装置
本体と、このインクジェット記録装置本体とは別個に設
けられ、前記記録手段のヘッドの機能を回復させるヘッ
ド回復装置とからなるインクジェット記録装置であっ
て、 前記インクジェット記録装置本体に、前記記録手段を被
覆する被覆手段を備え、 前記ヘッド回復装置は、前記記録手段を吸引し、又は記
録手段にインクを供給するインクカートリッジを押圧す
る等の動作により該記録手段のインク吐出部からインク
を吐出させて該記録手段の機能を回復させるパージ手段
を含み、前記被覆手段と前記パージ手段とが着脱可能に
構成されていることを特徴とするインクジェット記録装
置。 - 【請求項６】 前記被覆手段と前記パージ手段との接合
部の内、少なくとも一方にインクを吸収するインク吸収
手段を設けたことを特徴とする請求項５記載のインクジ
ェット記録装置。 - 【請求項７】 記録媒体上にインクを吐出することによ
り記録を行う記録手段を備えたインクジェット記録装置
本体と、このインクジェット記録装置本体とは別個に設
けられ、前記記録手段のヘッドの機能を回復させるヘッ
ド回復装置とからなるインクジェット記録装置であっ
て、 前記ヘッド回復装置は、前記記録手段を吸引し、又は記
録手段にインクを供給するインクカートリッジを押圧す
る等の動作により該記録手段のインク吐出部からインク
を吐出させて該記録手段の機能を回復させるパージ手段
と、前記記録手段のインク吐出面を拭う払拭手段とを備
えていることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項８】 記録媒体上にインクを吐出することによ
り記録を行う記録手段を備えたインクジェット記録装置
本体と、このインクジェット記録装置本体とは別個に設
けられ、前記記録手段のヘッドの機能を回復させるヘッ
ド回復装置とからなるインクジェット記録装置であっ
て、 前記ヘッド回復装置は、前記記録手段が記録する画像デ
ータを作成する画像データ作成手段を備えていることを
特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項９】 記録媒体上にインクを吐出することによ
り記録を行う記録手段を備えたインクジェット記録装置
本体と、このインクジェット記録装置本体とは別個に設
けられ、前記記録手段のヘッドの機能を回復させるヘッ
ド回復装置とからなるインクジェット記録装置であっ
て、 前記ヘッド回復装置は、前記記録手段が記録する画像デ
ータを受信する画像データ受信手段を備えていることを
特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項１０】 前記ヘッド回復装置は、前記インクジ
ェット記録装置本体が該回復装置に装着された時に前記
画像データをインクジェット記録装置本体へ転送するデ
ータ転送手段を備えていることを特徴とする請求項８又
は請求項９に記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8351083A JPH10181002A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8351083A JPH10181002A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10181002A true JPH10181002A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18414935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8351083A Pending JPH10181002A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10181002A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1310762C (zh) * | 2003-10-30 | 2007-04-18 | 佳能株式会社 | 图像形成装置和头盖内的保湿方法 |
| US20170018093A1 (en) * | 2015-07-16 | 2017-01-19 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Mobile image forming apparatus, image compensation method thereof and non-transitory computer readable recording medium |
| WO2017100149A1 (en) * | 2015-12-07 | 2017-06-15 | The Procter & Gamble Company | Service stations for handheld fluid jet apparatuses |
| WO2017100148A1 (en) * | 2015-12-07 | 2017-06-15 | The Procter & Gamble Company | Servicing cassettes for handheld fluid jet apparatuses for use in modifying surfaces |
| JP2019111669A (ja) * | 2017-12-21 | 2019-07-11 | カシオ計算機株式会社 | 印刷ユニット及びキャップ |
| US10391042B2 (en) | 2015-12-07 | 2019-08-27 | The Procter & Gamble Company | Treatment compositions, apparatus and methods for modifying keratinous surfaces |
| JP2019166719A (ja) * | 2018-03-23 | 2019-10-03 | カシオ計算機株式会社 | 印刷ユニット、印刷装置及びキャッピング装置 |
| US11077689B2 (en) | 2015-12-07 | 2021-08-03 | The Procter & Gamble Company | Systems and methods for providing a service station routine |
| US11083672B2 (en) | 2018-02-01 | 2021-08-10 | The Procter & Gamble Company | Cosmetic ink composition comprising a surface tension modifier |
| US11590782B2 (en) | 2015-12-07 | 2023-02-28 | The Procter & Gamble Company | Systems and methods for providing a service station routine |
| US11833236B2 (en) | 2018-02-01 | 2023-12-05 | The Procter And Gamble Company | Heterogenous cosmetic ink composition for inkjet printing applications |
| US11857665B2 (en) | 2018-02-01 | 2024-01-02 | The Procter And Gamble Company | Stable cosmetic ink composition |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP8351083A patent/JPH10181002A/ja active Pending
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| CN108367573A (zh) * | 2015-12-07 | 2018-08-03 | 宝洁公司 | 用于修改表面的手持式流体喷射设备的服务盒 |
| CN108367574A (zh) * | 2015-12-07 | 2018-08-03 | 宝洁公司 | 用于手持式流体喷射设备的服务站 |
| US10166799B2 (en) | 2015-12-07 | 2019-01-01 | The Procter & Gamble Company | Service stations for handheld fluid jet apparatuses |
| WO2017100149A1 (en) * | 2015-12-07 | 2017-06-15 | The Procter & Gamble Company | Service stations for handheld fluid jet apparatuses |
| US11590782B2 (en) | 2015-12-07 | 2023-02-28 | The Procter & Gamble Company | Systems and methods for providing a service station routine |
| WO2017100148A1 (en) * | 2015-12-07 | 2017-06-15 | The Procter & Gamble Company | Servicing cassettes for handheld fluid jet apparatuses for use in modifying surfaces |
| US11077689B2 (en) | 2015-12-07 | 2021-08-03 | The Procter & Gamble Company | Systems and methods for providing a service station routine |
| JP2019111669A (ja) * | 2017-12-21 | 2019-07-11 | カシオ計算機株式会社 | 印刷ユニット及びキャップ |
| US11083672B2 (en) | 2018-02-01 | 2021-08-10 | The Procter & Gamble Company | Cosmetic ink composition comprising a surface tension modifier |
| US11090239B2 (en) | 2018-02-01 | 2021-08-17 | The Procter & Gamble Company | Cosmetic ink composition comprising a surface tension modifier |
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| JP2019166719A (ja) * | 2018-03-23 | 2019-10-03 | カシオ計算機株式会社 | 印刷ユニット、印刷装置及びキャッピング装置 |
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