JP2001146042A - 多機能記録装置 - Google Patents

多機能記録装置

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JP2001146042A
JP2001146042A JP32817299A JP32817299A JP2001146042A JP 2001146042 A JP2001146042 A JP 2001146042A JP 32817299 A JP32817299 A JP 32817299A JP 32817299 A JP32817299 A JP 32817299A JP 2001146042 A JP2001146042 A JP 2001146042A
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carrier
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Hiroshi Fukui
博 福井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読取りおよび記録の両方の機能を有する多機
能プリンタにおいて、ユーザが記録や読取りの機能を容
易に利用でき、また、記録および読取りを選択的にもし
くは同時に行うことを可能とする。 【解決手段】 キャリアモータ30の駆動力を伝えるベ
ルト32の一部と接続したキャリア10にスキャナユニ
ット11が搭載され、一方、ベルト32とは接続してい
ないキャリア19に記録ヘッド20、21、22、23
が搭載される。原稿7における画像等を読取るときは、
キャリア10をその移動動作によってキャリア16から
離脱させ、その状態で単独で駆動し、一方、記録用紙7
に記録を行うときはキャリア10をその移動動作によっ
てキャリア19に接続させ、この接続した2つのキャリ
アを駆動して、それぞれ読取りまたは記録のための走査
を行う。そして、この記録動作では、スキャナユニット
による読取りも機能させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多機能記録装置に
関し、詳しくは記録および読取りの複数の機能を有した
多機能記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置で従来知られるものの一つ
は、記録ヘッドを搭載して記録走査のための移動を行う
キャリアに、記録ヘッドに代えて読取りヘッドを搭載し
同様に走査を行いながら読取りを行うものである。
【0003】すなわち、キャリアは記録ヘッドおよび読
取りヘッドをそれぞれ着脱自在に装着できるように構成
され、ユーザは、例えば原稿の読取りを行うとき、それ
までキャリアに装着されていた記録ヘッドを取り外し、
代わりに読み取りヘッドをキャリアに装着することによ
って、読取りを行うことができる。一方、記録を行うと
きは、上述の操作とは逆の操作を行うことによって記録
ヘッドを装着し記録動作が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の多機能記録装置は、それぞれの機能を実行する
毎に、ヘッドを交換するための操作が必要であり、その
操作がユーザにとって比較的煩わしいという問題があ
る。また、取り外した記録ヘッドまたは読取りヘッド
は、使用しない間保管する必要があり、そのための容器
がさらに必要になる。特に、インクジェット方式の記録
ヘッドの場合、インクの蒸発を極力防ぎ、インクの増粘
や乾燥を防止する必要があるため、そのための保管容器
の構成もそれだけ複雑ものになる。
【0005】一方で、記録機能と読取り機能の双方を有
する場合、その両方を選択的にもしくは同時に実行でき
れば便利な場合がある。例えば記録動作において実際に
記録を実行する前にその記録で用いる記録用紙の紙幅を
光学的に検出したり、あるいは記録実行中に記録ヘッド
の不吐出を記録結果から光学的に検出できれば、それに
応じた適切な処理を行うことができ、より信頼性の高い
記録を行うことができる。
【0006】本発明は、上述の観点からなされたもので
あり、その目的とするところは、ユーザが記録や読取り
の機能を容易に利用でき、また、記録および読取りを選
択的にもしくは同時に行うことが可能な多機能記録装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
記録ヘッドおよび読取りヘッドをそれぞれ用いて記録媒
体への記録および原稿の読取りを行うことができる多機
能記録装置において、読取りヘッドを搭載して原稿の読
取りを行うための走査が可能な読取りヘッドキャリアで
あって、駆動手段により当該走査移動のために駆動され
る読取りヘッドスキャナと、記録ヘッドを搭載して記録
媒体に記録を行うための走査が可能な記録ヘッドキャリ
アと、前記読取りヘッドスキャナと前記記録ヘッドスキ
ャナとの接続および離脱を、当該読取りヘッドスキャナ
の移動に伴って行うことができる接続/離脱手段と、を
具えたことを特徴とする。
【0008】好ましくは、前記接続/離脱手段により前
記読取りヘッドスキャナを前記記録ヘッドスキャナから
離脱させて前記読み取りヘッドによる走査を行う読取り
モードを実行し、または、前記接続/離脱手段により前
記読取りヘッドスキャナと前記記録ヘッドスキャナとを
接合させて前記記録ヘッドによる走査を行う記録モード
を実行する制御手段をさらに具えたことを特徴とする。
【0009】さらに好ましくは、前記制御手段は、前記
記録モードにおいて、さらに当該読み取りへッドによる
読取りのための走査を行うことを特徴とする。
【0010】以上の構成によれば、読取りヘッドスキャ
ナは駆動手段の駆動力を受けて単独で走査を行うことが
でき、また、記録ヘッドスキャナは読取りヘッドスキャ
ナの移動をともなった接続動作によって読取りヘッドス
キャナと接続し、読取りスキャナの駆動力で走査を行う
ことができる。
【0011】そして、記録ヘッドスキャナに搭載される
記録ヘッドを走査して記録を行う記録モードのときは、
ともに移動する読取りヘッドにより同時にまたは選択的
に読取りを行うこともできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施形態にかかる多機
能プリンタを示す斜視図であり、プリンタの外装をなす
ケースを取り外して示す図である。本実施形態のプリン
タは、2つのキャリアを備え、それぞれ読取りヘッドと
してのスキャナユニットまたはインクを吐出する記録ヘ
ッドを搭載することができるものである。
【0014】図1において、1はプリンタの底板をなす
ベースであり、このベース1の両側および後ろ側には、
それぞれベース1に対して略垂直に左側板1a、右側板
1bおよび後板1cが取り付けられている。また、ベー
ス1上の所定箇所には中間側板2が各側板1a、1bと
平行に設けられる。中間側板2と右側板1bとの間に
は、プラテンローラ3が配設される。プラテンローラ3
は、中間側板2と右側板1bとによって回転自在に軸支
され、紙送りモータ5の駆動力が不図示のギア列を介し
て伝達されることによって回転することができる。そし
て、このプラテンローラ3には紙押さえ板7が付勢され
ており、これにより、この紙押さえ板7とプラテンロー
ラ3との間にある読み取り用の原稿用紙または記録媒体
としての記録用紙に押圧力を作用しプラテンローラ3の
回転による搬送を行うことができる。ペーパーパン6
は、上述の原稿用紙または記録用紙の搬送を案内してそ
の搬送路を形成する。
【0015】左右の側板1a、1bの間には、互いに平
行な2本のガイド軸8、9が設けられ、キャリア10お
よび19はそれぞれ摺動可能に係合する。一方のガイド
軸9に沿って、ベルト32が、2つのプーリ27、31
によって張られており、その一部は、クランプされるこ
とによってキャリア10に接続されている。また、一方
のプーリ31にはキャリアモータ30の駆動力が不図示
のギア列を介して伝達されることにより回転することが
できる。これにより、キャリア10はキャリアモータの
駆動により走査のための移動を行うことができる。一
方、ベルト32は、キャリア19には接続されていな
い。このため、キャリア19はキャリアモータ30によ
って直接駆動されることはない。このスキャナ19の移
動は、後述されるように、キャリア10と接続すること
により可能となる。
【0016】この接続または離脱に関して、キャリア1
0には、フック部13aを有した連結レバー13が設け
られる。制御ピン14が設けられた連結レバー13はキ
ャリアに取り付けられた回動軸15によって回動可能に
軸支されており、また、バネ16によって一方向にその
回動が付勢されている。一方、この連結レバー13に対
応してキャリア19には、図3にて後述されるように、
係合ピン(図1において不図示)が設けられ、キャリア1
0、19の接合時には連結レバー13のフック13aと
この係合ピンが係合してこれらキャリアの連結を行うこ
とができる。また、キャリア10のキャリア19と接続
する側の面には、バネ17が取り付けられる。キャリア
10とキャリア17とが接続されとき、バネ17はキャ
リア19によって押圧されて圧縮状態となり、これによ
り、双方のキャリアにたして互いに離れる方向の力を作
用し、これと上記連結レバー13と係合ピンとの係合に
より、キャリアの上記連結におけるガタ除去することが
できる。
【0017】キャリア10には、読取りヘッドとしての
スキャナユニット11が搭載される。スキャナユニット
11は、CCD等の複数の読取り素子を所定幅にわたっ
て配列しており、これらの読取り素子は、キャリア10
による走査の間、プラテンローラ3によって搬送される
原稿用紙上の原稿に対向するすることができ、これによ
り、原稿の読み取りが可能となる。
【0018】一方のキャリア19には、インクジェット
方式による記録ヘッドが着脱自在に搭載される。すなわ
ち、キャリアには、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)およびブラック(K)インクをそれぞれ吐出する記
録ヘッド23、22、21および20が搭載される。ま
た、キャリッジ19には、これら記録ヘッドにそれぞれ
対応する色のインクを供給するためのインクカートリッ
ジ26、25、24および12も、同様に着脱自在に搭
載される。これらの記録ヘッドを搭載するキャリア19
は、後述のように、キャリア10とともにその移動を行
うが、この移動によって、プラテンローラ3によって搬
送される記録用紙に対して各記録ヘッドの走査を行うこ
とができる。
【0019】記録ヘッドの移動範囲の一方の端部には、
吐出回復のための構成が設けられる。すなわち、後述の
ように、キャリア19の移動に伴ってキャッピング動作
を行うキャップ34が設けられる。このキャップ34
は、プリンタの側板1aに取り付けられた軸33によっ
てその軸の周りに回動可能かつ軸33に摺動可能に係合
する。これとともに、キャップ34は軸33に設けられ
たバネ35によって軸33の一方向に付勢されている。
【0020】また、キャップ34は、チユーブおよび切
換え弁41を介して吸引ポンプ45と連通し、これによ
り、キャップ45が各記録ヘッドをカバーしたキャッピ
ング状態で吸引回復を行うことができる。吸引ポンプ4
5による吸引のための駆動は、図2、図3にて後述する
ように、切換え弁41の動作によって定められるキャリ
ア10とキャリア19との接続または離脱の状態に関連
して行われるものであり、モータ47によって回転する
カム48によって伝えられる駆動力により行われる。プ
リンタの底部には、吸引ポンプ45によって吸引された
インクを貯留するインクタンク46が配設されている。
【0021】次に、図2および図3を参照してキャリア
10とキャリア19との接続および離脱に関する構成に
ついて説明する。
【0022】図2(A)、(B)および(C)は、キャリア1
9に搭載される記録ヘッドのキャピング動作およびキャ
リア19とキャリア10との接続、離脱動作を説明する
平面図であり、図3(A)および(B)は、上記接続および
離脱の状態を定める切換え弁41の動作を説明する図で
ある。
【0023】図2(B)に示すように、記録ヘッドを搭載
するキャリア19がキャリア10の移動によってキャッ
ピング位置に移動するとその動作に伴なってキャップ3
4によるキャッピングが行われる。すなわち、キャリア
19がキャップ位置へ移動すると、キャリア19の一部
がキャップ34の一部と当接し、そのときの移動方向と
反対の方向に付勢するバネ35(図1参照)の力に対抗し
てキャップ34を伴って移動する。キャップ34のこの
移動によって、その背面に設けられたカム部34aがプ
リンタの底板1に取り付けられた開閉ピン39に係合す
ることにより、キャップ34はバネ35の付勢力に逆ら
いキャリア19に搭載される各記録ヘッドをキャッピン
グするための回動を行う。
【0024】このキャップ位置では、図3(A)および
(B)に示すように、ソレノイド44(図1参照)によって
動作する切換え弁41により、キャリア10の連結レバ
ー13とキャリア19の係合ピン19aとの係合または
その解除が行われる。
【0025】詳細には、キャリア10とキャリア19と
が接続されて用いられるときは、切換え弁41は図3
(A)に示す状態とされる。この状態は、ソレノイド44
が切換え弁41のバネ41cの弾性力に逆らってピスト
ン41aを引きつけ、このピストン41aに切換え軸を
介して接続する切換え板43がキャリア10の連結レバ
ー13における制御ピン14と係合しない状態である。
これにより、まず、上述のようにキャリア19がキャリ
ア10によってキャップ位置へ移動すると、これに伴い
キャリア10の連結レバー13のフック部13aにおけ
る傾斜部がキャリア19の係合ピン19aと係合しつつ
最終的にフック13bと係合ピン19aとの係合が達成
される。この結果、キャリア10とキャリア19との接
続が成され、図2(C)に示すように、連結した動作が可
能となる。また、この状態で、切換え弁41のピストン
41aは、キャップ34と吸引ポンプ45とを連通する
連通路を形成し、これにより、キャッピング状態での各
記録ヘッドの吸引回復処理が可能となる。
【0026】一方、スキャナユニット11のみを用いる
とき、すなわち、これをを搭載するキャリア10のみを
移動させて用いるときは、切換え弁41は図3(B)に示
す状態される。この状態では、ソレノイド44の駆動力
は作用せず、切換え弁41のピストン41aはバネ41
cによって付勢され、その開閉板43が連結レバー13
における制御ピン14と係合可能な位置とされる。これ
により、図2(A)に示すように、連結状態にあるキャリ
ア10はキャリア19から離脱し単独で走査のための移
動を行うことができる。
【0027】図4は、本実施形態の多機能プリンタの主
に制御構成を示すブロック図である。
【0028】図4において、CPU121は、インター
フェース122を介してコンピュータ等のホスト装置1
41に接続されており、このホスト装置から指令(コマ
ンド)や読取りまたは記録のための情報がデータメモリ
123に読み込まれ、これらの情報を用い、ROMを有
したプログラムメモリ124あるいはRAM等を有した
ワークメモリ125に格納されたプログラムに従い、図
5にて後述する読取り制御または記録制御等をを行う。
【0029】シートセンサ130は、記録用紙もしくは
原稿等の媒体がそれらの搬送路の所定箇所に正しく搬送
されているか否かを検出し、入力ポート131を介して
CPU1212その検出信号を送る。操作パネル上の各
種操作キー116の操作による出力は、入力ポート13
2を介して同様にCPU1212伝えられ、また、アラ
ームランプや電源ランプ等の警告ランプ116に対し
て、出力ポート136を介して信号が供給される。
【0030】キャリアモータ30および紙送りモータ5
は、出力ポート126を介してドライバ127に入力す
る駆動信号に基づいてそれらの回転が制御される。
【0031】キャリア10に搭載されるスキャナユニッ
ト11からの読取り信号は入力ポート134を介して取
りこまれ、データメモリ123等のメモリに一時的に読
み込まれてその後の処理に用いられる。また、キャリア
19に搭載される記録ヘッド20、21、22および2
3は、制御回路129によりその駆動が行われそれぞれ
記録データに応じたインク吐出がなされる。
【0032】図5は、本実施形態関して上述した多機能
プリンタにおける記録処理および読取り処理に関する処
理手順を示すフローチャートである。
【0033】本処理手順は、プリンタの電源が投入され
ることによって起動され、まず制御部等、プリンタ各部
のイニシャル処理が行われる(ステップS101)。そし
て、本プリンタに接続するホストコンピュータ114か
らの制御コマンドの入力を待機する(ステップS10
2)。ホストコンピュータからのコマンドは、例えば、
コードESCnによって表せられるものであり、具体的
にはコードnの内容によってそのコマンドによって指示
される操作の内容が定まる。本処理手順に関し、n=S
のとき、読取り動作を指示し、n=Pのとき、記録動作
を指示するものである。
【0034】ステップS102でホストコンピュータ1
14からコマンドデータが入力されたことを判断する
と、そのコマンドデータおよびそれに付随するデータを
データメモリ123の受信用データバッハに格納すると
ともにその格納が終了したか否かを判断し(ステップS
103)、格納が終了するまでステップS102、S1
03の処理を繰り返す。ステップS103で、データが
格納されたことを判断すると、ステップS104で、格
納したコマンドの内容について調べるため、コマンドデ
ータを取得する。そして、ステップS105で、上記調
べたコマンドが、読取りモードまたは記録モードのいず
れであるかについて判別する。
【0035】例えば、コマンドデータのコードがESC
Sであるときは、ステップS105において読取りモー
ドであると判断され、ステップS1062進み、スキャ
ナユニット11を用いた読み取り動作を行う。ここで
は、前述したように、スキャナユニット11を搭載した
キャリア10が記録ヘッドを搭載したキャリア19から
理脱し(ステップS106)、また、この動作に伴い前述
のように、キャリア19上の各記録ヘッドはキャップ3
4によってキャッピング状態とされる(ステップS10
7)。そして、キャリア10のみが走査のための移動を
行う読取り動作を行う(ステップS109)。この読取り
動作は、一般的に知られるように、搬送される原稿の読
取りを行うものである。
【0036】一方、ホストコンピュータからのコマンコ
ードが、ESCPであるときは、ステップS105にお
いて記録モードであると判断され、まず、キャリア10
とキャリア19との接続が、前述のように行われる(ス
テップS108)。なお、この接続の際に、既にキャリ
ア同士が接続状態にあるときは、それを検知するこによ
り、接続のためのキャリア10の移動は行われない。こ
の接続の後、ステップS110で、記録動作が行われ
る。
【0037】本実施形態では、この記録動作は、2通り
ある。一つは、キャリア10に搭載されるスキャナユニ
ット11もキャリア192搭載される記録ヘッドととも
に走査するが、スキャナユニットによる読み取りは行わ
ず、記録ヘッドによる記録動作のみを行うものである。
他方の動作は、上記において、スキャナユニットによる
読取りも行うものである。この場合、本実施形態では、
記録ヘッドからインクを吐出して記録を行う前に、搬送
される記録用紙の紙幅をスキャナユニットによって検出
し、その検出した範囲に記録範囲を適切に設定する処理
を行う。また、記録へッドによるインク吐出とともにそ
の吐出によって記録された記録領域を走査してその濃度
を検出して記録ヘッドにおけるインク吐出口の不吐出を
検出することも行う。
【0038】なお、本発明が有効に適用される記録ヘッ
ドの一形態は、電気熱変換体が発生する熱エネルギーを
利用してインクに膜沸騰を生じさせこれによって発生す
る気泡の圧力によってインクを吐出するものである。
【0039】また、上記の実施形態は、インクジェット
方式の記録ヘッドを用いた場合について説明したが、本
発明の適用はこの方式のものに限られないことは明らか
である。例えば、熱転写方式、感熱方式等、記録ヘッド
の形態で実現できる公知の方式の記録ヘッドを用いた場
合にも、本発明を適用できる。さらに、インクジェット
方式のうち、上述の熱エネルギーを利用する、いわゆる
バブルジェット方式に限らず、ピエゾ方式等、他の方式
の記録ヘッドを用いる場合も同様である。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、読取りヘッドスキャナは駆動手段の駆動力を
受けて単独で走査を行うことができ、また、記録ヘッド
スキャナは読取りヘッドスキャナの移動をともなった接
続動作によって読取りヘッドスキャナと接続し、読取り
スキャナの駆動力で走査を行うことができる。
【0041】そして、記録ヘッドスキャナに搭載される
記録ヘッドを走査して記録を行う記録モードのときは、
ともに移動する読取りヘッドにより同時にまたは選択的
に読取りを行うこともできる。
【0042】この結果、読取りおよび記録の両方の機能
を有する多機能プリンタにおいて、ユーザが記録や読取
りの機能を容易に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる多機能プリンタを
示す斜視図である。
【図2】(A)、(B)および(C)は、スキャナユニットを
搭載するキャリアと記録ヘッドを搭載するキャリアとの
接続、離脱を説明する図である。
【図3】(A)および(B)は、上記接続、離脱のための構
成を説明する図である。
【図4】上記プリンタの制御構成を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の一実施形態にかかる記録処理および読
み取り処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 キャリア 11 スキャナユニット 13 連結レバー 13a フック 14 制御ピン 15 回動軸 16 バネ 17 バネ 19 キャリア 19a 係合ピン 20、21、22、23 記録ヘッド 41 切換え弁 43 開閉板 44 ソレノイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/04 107 B41J 3/04 101Z Fターム(参考) 2C055 EE00 EE02 2C056 EC80 FA10 HA37 HA58 5C051 AA01 AA02 AA03 BA03 CA04 DA02 DB01 DB02 DC02 DE07 DE09 EA01 5C072 AA01 AA03 AA05 EA05 FA05 MA02 MA04 NA01 QA14 SA04 XA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドおよび読取りヘッドをそれぞ
    れ用いて記録媒体への記録および原稿の読取りを行うこ
    とができる多機能記録装置において、 読取りヘッドを搭載して原稿の読取りを行うための走査
    が可能な読取りヘッドキャリアであって、駆動手段によ
    り当該走査移動のために駆動される読取りヘッドスキャ
    ナと、 記録ヘッドを搭載して記録媒体に記録を行うための走査
    が可能な記録ヘッドキャリアと、 前記読取りヘッドスキャナと前記記録ヘッドスキャナと
    の接続および離脱を、当該読取りヘッドスキャナの移動
    に伴って行うことができる接続/離脱手段と、を具えた
    ことを特徴とする多機能記録装置。
  2. 【請求項2】 前記接続/離脱手段により前記読取りヘ
    ッドスキャナを前記記録ヘッドスキャナから離脱させて
    前記読み取りヘッドによる走査を行う読取りモードを実
    行し、または、前記接続/離脱手段により前記読取りヘ
    ッドスキャナと前記記録ヘッドスキャナとを接合させて
    前記記録ヘッドによる走査を行う記録モードを実行する
    制御手段をさらに具えたことを特徴とする請求項1に記
    載の多機能記録装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記記録モードにおい
    て、さらに当該読み取りへッドによる読取りのための走
    査を行うことを特徴とする請求項2に記載の多機能記録
    装置。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクに気泡を生じさせ、該気泡の圧力によってイ
    ンクを吐出し記録を行うことを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の多機能記録装置。
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