JPH10180383A - 線材の折り曲げ方法と折り曲げ装置 - Google Patents

線材の折り曲げ方法と折り曲げ装置

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JPH10180383A
JPH10180383A JP10015059A JP1505998A JPH10180383A JP H10180383 A JPH10180383 A JP H10180383A JP 10015059 A JP10015059 A JP 10015059A JP 1505998 A JP1505998 A JP 1505998A JP H10180383 A JPH10180383 A JP H10180383A
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憲英 佐々木
Takashi Koyama
貴士 小山
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 線材3に予め定めた間隔の直線部分3
b、3cをあけて交互に逆方向に突出する半円状の係合
部3aを順次成形する工程と、上記各半円状の係止部を
順次略円形に成形するとともに、該係止部とその前後の
直線部分を全体としてV字形に成形する工程とを備えて
いる。上記V字形に成形するための装置においては、線
材に設けた半円状の係止部をピン50、53の先端部に
よって内方側から支持してクランプ部材58の両係合凹
部58bによって挟持すると同時に、係止部の前後の直
線部分をクランプ部材の係合面58cとピン53の支持
面53bとで挟持して、上記係止部を略円形に成形する
とともに、該係止部とその前後の直線部分を全体として
V字形に成形する。 【効果】 成形後の直線部分3b、3cと係止部3aの
寸法精度を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は線材の折り曲げ方法と折
り曲げ装置に関し、より詳しくは、血管に挿入されるス
テントを構成する線材の折り曲げ方法と折り曲げ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、人体の血管内に円筒状のステント
を挿入して、流路が狭くなった血管を拡張させる技術は
知られている。上記ステントは、全体として鋸歯状に折
り曲げられたステンレス製の線材と糸とによって構成さ
れており、線材におけるV字形の各折返し部に設けた小
さな円形状の係止部に順次糸を挿通して、線材全体を円
筒状に形作るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来では、上
述した線材の折り曲げ作業は、全て手作業によって、線
材にV字形の折返し部を形成し、次に各折返し部に円形
状の係止部を形成していた。したがって、従来では線材
の折り曲げ作業に時間を要しており、特にV字形の各折
返し部に円形状の係止部を形成するようにしていたの
で、その円形状の係止部の大きさが変動すると隣接する
V字形の折返し部の間隔が変動してしまい、成形した後
の各部の寸法精度が悪いという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明の方法は、線材に予め定めた間隔の直線部分をあ
けて交互に逆方向に突出する半円状の係合部を順次成形
する工程と、上記各半円状の係止部を順次略円形に成形
するとともに、該係止部とその前後の直線部分を全体と
してV字形に成形する工程とを備えるものである。ま
た、本発明の装置は、上記半円状の係止部を略円形に成
形して、該係止部とその前後の直線部分を全体としてV
字形に形成するのに好適な装置であって、該装置は、対
向位置に半円状の係合凹部を有し、かつそれら係合凹部
の隣接位置となる先端側に先端部側が徐々に後退する平
坦な係合面を形成したクランプ部材と、先端部を実質的
に円形に形成するとともに、該円形とした先端部の後方
側の箇所を後方側の幅が徐々に大きくなるように形成し
て、円形とした先端部の隣接後方側の両側部をV字形の
支持面としたピンとを備え、線材に設けた半円状の係止
部を上記ピンの先端部によって内方側から支持して上記
クランプ部材の両係合凹部によって挟持すると同時に、
係止部の前後の直線部分をクランプ部材の係合面とピン
の支持面とで挟持して、上記係止部を略円形に成形する
とともに、該係止部とその前後の直線部分を全体として
V字形に成形するものである。
【0005】
【作用】上述した本発明の方法によれば、最初の工程
で、予め定めた間隔の直線部分をあけて交互に逆方向に
突出する半円状の係合部を成形しているので、隣接する
半円状の係合部の間隔を高精度なものとすることができ
る。そして次の工程で、上記各半円状の係止部を順次略
円形に成形しているので、半円状の係止部を略円形に成
形する際にその円形部分の大きさを一定なものとするこ
とが容易となり、したがって成形した後の各部の寸法精
度を良好なものとすることができる。また本発明の装置
によれば、予め半円状に成形された係止部を略円形にす
る作業と該係止部とその前後の直線部分をV字形に成形
する作業とを機械的に処理することができる。したがっ
て、成形後における線材の各部の寸法精度を向上させる
ことができるとともに、線材の成形作業に要する時間を
短縮することができる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図7において、1は従来公知のものと同じ円筒状を
したステントである。このステント1は、自然状態では
自己の弾性によって拡径しているが、図8に断面図で示
すように、人体の血管2内に挿入される際には縮径され
るようになっており、該血管2に挿入された後に血管2
の所要位置に留置されると、その部分の流路が拡張され
るようになっている。そして、このように血管2内に留
置されたステント1の内部空間を血液が流通するように
なっている。ステント1は、図10ないし図12に示す
ように、鋸歯状に折り曲げて成形したステンレス製の細
い線材3と、その線材3の各係止部3aに順次挿通して
線材3全体を円筒形状に形作る糸4とから構成されてい
る。
【0007】線材3を折り曲げて全体として鋸歯状に成
形する本発明方法の工程を含めて、上記ステント1を製
造する工程は、先ず、図9に示すように、ステンレス製
の細い線材3を用意し、その線材3の所定間隔ごとに半
円状の係止部3aを形成する。なお、隣り合う係止部3
aは、膨出する方向が順次逆方向となるように形成す
る。次に、この後、図10に示すように、各係止部3a
とその前後の直線部分3b、3cが全体としてV字形と
なる様に線材3を折り曲げるとともに、各係止部3aを
半円状から略円形に近いC字形となるように成形する。
これによって、図12に示すように、ステンレス製の線
材3全体が同一平面上で鋸歯状に折り曲げられる。な
お、図10に示したように、全体を鋸歯状に成形した後
の線材3の各直線部分の寸法3b、3cが線材3の全域
において同じ寸法となるのものと、図13に示したよう
に、線材3全体の中央側の部分は上記図10と同様に各
直線部分の寸法3b、3cを同じ寸法に設定し、線材3
全体の長手方向の両端部側となる各直線部分の寸法3
b、3cを徐々に短くしたものとがある。次に、図11
に示すように、C字形とした各係止部3aとその前後の
直線部分3b、3cとの境界となる箇所は、相互に対向
して最も近接した状態となっているので、それらの箇所
を相互に一体となるようにハンダ付けする。これによっ
て、C字形であった各係止部3aは完全な環状に形成さ
れる。このようにして、線材3の折り曲げ成形作業と各
係止部3aを環状に形成する作業が終了する。
【0008】この後、線材3全体における一端側となる
係止部3aから他端側に位置する係止部3aにわたって
順次糸4を通して(図11)、線材3の直線部分3b、
3cを順次円弧状に屈曲させていくことにより、全体と
して円筒状のステント1が完成する。なお、図12に示
すように成形した線材3を糸4によって円筒状としたも
のが図7に示したステント1であり、一般にストレート
形ステントと称されている。他方、図13に示すように
成形した線材3を糸4によって円筒状としたものが図1
4に示したステント1であり、これは一般にスパイラル
形ステントと称されている。しかして、本実施例は、図
9に示した線材3の折り曲げ工程を図1ないし図2に示
した第1折り曲げ装置5によって機械的に処理するとと
もに、図10に示した線材3の折り曲げ工程を図3ない
し図4に示した本発明に係る第2折り曲げ装置6によっ
て機械的に処理する様にしたものである。
【0009】(第1折り曲げ装置5の構成)すなわち、
図1ないし図2において、第1折り曲げ装置5は、水平
に支持した長方形の基台11を備えており、この基台1
1上にY方向と平行にガイド部材12を突出させて固定
している。基台11の上面には、長方形をした第1可動
部材13および第2可動部材14を載置してあり、これ
ら各可動部材13、14の底面に形成した係合溝13
a、14aを上記ガイド部材12に係合させている。こ
れにより、可動部材13、14は基台11上でY方向に
沿って移動できるようになっている。第1可動部材13
の上面には左右一対の第1成形部材15、15’を設け
てあり、これと同様に第2可動部材14の上面には、左
右一対の第2成形部材16、16’を設けている。また
両可動部材13、14の間の位置となる基台11の上面
には、さらに左右一対の第3成形部材17、17’を設
けている。上記両可動部材13、14には、Y方向と平
行に長穴13b、14bを形成してあり、この長穴13
b、14bにねじ18、18を貫通させてから基台11
のねじ孔に螺合させている。また、基台11における左
方側の側部には板状部材21を連結してあり、この板状
部材21には、両可動部材13、14と対向する位置に
それぞれ切欠き21a,21bを形成している。そし
て、これら切欠き21a,21bにねじ22、22を貫
通させて、それらの先端を両可動部材13、14の端面
のねじ孔に螺合させている。上記各ねじ18、22を締
め付けることにより、両可動部材13、14を基台11
上におけるY方向の所要位置に固定することができ、各
ねじ18、22を緩めることによって基台11上におい
て可動部材13、14をY方向に移動させることができ
る。第1成形部材15は第1可動部材13に固定してあ
り、第1成形部材15にはh形をした切欠き15aを形
成している。そして、この切欠き15a内にそれと同じ
形状とした上記第1成形部材15’を嵌合して第1可動
部材13上に載置してあり、第1成形部材15’は切欠
き15a内で上記Y方向と直交するX方向だけに相対移
動できるようになっている。他方、第2成形部材16は
第2可動部材14に固定してあり、第2成形部材16に
は、第1成形部材15の切欠き15aと対称形となるユ
字形の切欠き16aを形成している。そして、この切欠
き16a内にそれと同一形状とした上記第2成形部材1
6’を嵌合して第2可動部材14上に載置してあり、第
2成形部材16’は切欠き16a内でX方向だけに相対
移動できるようになっている。左方側に位置する第1成
形部材15および第2成形部材16における上面には、
Y方向と平行な溝15b、16bを同一直線上に形成し
ている。これらの溝15b、16b内に、右方側にむけ
て突出する成形部を形成してあり、その成形部の先端の
中央に半円状の係合突起15c、16cを形成してい
る。他方、第1成形部材15’の上方側で、かつ左方側
の端部には、左方に向けて突出する成形部を形成してあ
り、その成形部を上記溝15bの底部に載置させてあ
り、その成形部の先端中央に、上記係合突起15cと係
合する半円状の係合凹部15a’を形成している。ま
た、これと同様に、第2成形部材16’における上方側
で、かつ左方側の端部は左方に向けて突出する成形部と
してあり、その成形部を上記溝16bの底部に載置させ
てあり、その成形部の先端中央に、係合突起16cと係
合する半円状の係合凹部16a’を形成している。そし
て、対向位置の係合突起15cと係合凹部15a’およ
び係合突起16cと係合凹部16a’とで線材3を挟持
して上述した半円状の係止部3aを成形するようにして
いる。第1成形部材15’および第2成形部材16’に
は、切欠き15a、16aまで貫通するX方向の貫通孔
15d、16dを穿設してあり、この貫通孔15d、1
6dにロッド23、24を摺動自在に貫通させている。
ロッド23の一端は第1成形部材15’に回転自在に連
結してあり、ロッド23の他端外周部はねじ部としてい
る。そして、このねじ部としたロッド23の他端をハン
ドル25に連動したパイプ26の一端に螺合させてい
る。このロッド23を所要量だけ正逆に回転させること
により、切欠き15a内における第1成形部材15’の
X方向の停止位置を調整することができる。また、ロッ
ド24の一端は第2成形部材16’に回転自在に連結し
てあり、ロッド24の他端外周部はねじ部としている。
そして、このねじ部をハンドル27に連動したパイプ2
8の一端に螺合させている。これにより、ロッド24を
所要量だけ正逆に回転させることにより、切欠き16a
内における第2成形部材16’のX方向の停止位置を調
整することができる。なお、ロッド23、24のねじ部
にはロックナット29、29を螺合させてあり、そのロ
ックナット29、29を回転させてパイプ26、28の
端部に当接させることにより、各ロッド23、24を各
パイプ26、28に固定するようにしている。上記パイ
プ26は第1可動部材13に設けたガイド部13cの貫
通孔に摺動自在に貫通させてあり、外方に突出したパイ
プ26の端部に、ハンドル25における二股状の連結部
25aを揺動自在に連結している。ハンドル25の連結
部25aは、上方側の本体部に対して略90度折り曲げ
てあり、その折り曲げ箇所となる両側部と上記ガイド部
13cとにわたって一対のリンク31を取り付けてい
る。これと同様に、パイプ28は第2可動部材14に設
けたガイド部14cの貫通孔に摺動自在に貫通させてあ
り、外方に突出したパイプ28の端部に、ハンドル27
の連結部27aを揺動自在に連結している。ハンドル2
7の連結部27aは、上方側の本体部に対して略90度
折り曲げてあり、その折り曲げ箇所となる両側部と上記
ガイド部14cとにわたって一対のリンク32を取り付
けている。そして、図2に想像線で示すように、ハンド
ル25(27)を横に倒した状態では、ハンドル25
(27)に連動した第1成形部材15’(第2成形部材
16’)が切欠き15a(16a)内における最も右方
側となる後退位置に位置する。他方、上記想像線で示す
状態から実線で示す位置までハンドル25(27)を限
度位置まで立てた時には、第1成形部材15’(第2成
形部材16’)が切欠き15a(16a)内に置ける最
も左方側となる前進位置まで前進される。その際には、
対向した係合凹部15a’(16a’)と係合突起15
c(16c)とが係合するようになっている。このと
き、係合凹部15a’(16a’)と係合突起15c
(16c)との間に線材3を供給しておくとにより、係
合凹部15a’(16a’)と係合突起15c(16
c)とによって線材3が挟持されて、その部分が半円状
の係止部3aとして成形されるようになっている。次
に、上記各一対の第1成形部材15、15’と第2成形
部材16、16’の間に設けた第3成形部材17、1
7’について説明する。左方側の第3成形部材17は基
台11の上面に固定してあり、その上面には右方側が開
放するY方向の切欠き17aを設けている。この切欠き
17a内には、右方側にむけて伸びる成形部を形成して
あり、その成形部の先端中央に半円状の係合凹部17b
を形成している。これに対して、右方側の第3成形部材
17’は基台11の上面に移動可能に載置してあり、そ
の左方側の端部上面には係合凹部17bにむけて突出す
る成形部を形成している。そして、その成形部の先端
に、係合凹部17bと係合する半円状の係合突起17
a’を形成してあり、係合突起17a’を設けた成形部
は、第2成形部材17の切欠き17aの底部に載置して
いる。また、この第3成形部材17’における右方側の
端部には、回転自在にロッド33を連結している。この
ロッド33の右方側の外周部はねじ部としてあり、その
ねじ部をパイプ34の一端に螺合させている。パイプ3
4は、基台11の上面に設けたガイド部11aの貫通孔
に摺動自在に貫通させている。第3成形部材17’は、
ロッド33およびパイプ34に連動して、第3成形部材
17と接離する方向(X方向)のみに移動可能になって
いる。上記ガイド部11aの貫通孔から外方に突出させ
たパイプ34の端部は、上述したハンドル25,27と
同様に形成したハンドル35の連結部35aに揺動自在
に連結している。また、ハンドル35とガイド部13c
とにわたっては、一対のリンク36を取り付けている。
したがって、ハンドル35を横に倒した時には、第3成
形部材17’は左方側の第3成形部材17から離隔し、
係合凹部17bと係合突起17a’との間に間隙が形成
される。他方、ハンドル35を限度位置まで立てた場合
には、第3成形部材17’が左方側に移動されて、係合
凹部17bと係合突起17a’とが係合するようになっ
ている。このとき、係合凹部17bと係合突起17a’
との間に線材3を介在させておけば、線材3は係合凹部
17bと係合突起17a’とによって挟持されて半円状
の係止部3aが形成されるようになっている。なお、ロ
ッド33を所要量だけ回転させることにより、第3成形
部材17’のX方向に置ける停止位置を調整することが
できる。また、ロッド33のねじ部にもロックナット3
7を螺合してあり、このロックナット37を回転させて
パイプ34の端部に当接させることにより、ロッド33
をパイプ34に固定するようにしている。上記第3成形
部材17、17’における係合凹部17bと係合突起1
7a’の高さは、上述した第1成形部材15(1
5’)、および第2成形部材16(16’)側の係合突
起15c(16c)および係合凹部15a’(16
a’)と同じ高さに設定している。また、第1成形部材
15の係合突起15c、第2成形部材16の係合突起1
6cおよび第3成形部材17の係合凹部17bは、Y方
向と平行な一直線上に位置するようにしている。また、
各係合突起15c、16c、17a’の寸法は同一にし
てあり、各係合凹部15a’、16a’、17bの寸法
は同一にしている。さらに、本実施例では、第3成形部
材17の一側と第1成形部材15との間に板状のシム3
8を介在させるとともに、第3成形部材17の他側と第
2成形部材16との間に板状のシム39を介在させてい
る。これらのシム38,39を異なる厚さのものと交換
することにより、係合凹部17bと係合突起15cが隔
てたY方向の間隔を調整できるようにしてあり、また、
係合凹部17bと係合突起16cが隔てたY方向の間隔
を調整できるようになっている。つまり、線材3に形成
する隣り合う係止部3aの間隔を調整することができ
る。
【0010】(第1折り曲げ装置5の作動説明)以上の
ように構成した第1折り曲げ装置5によって線材3を図
13に示したスパイラル形ステント用に折り曲げる場合
の作動を説明する。この場合には、作業開始前に、隣り
合う線材3の長手方向における一端側の係止部3aの間
隔にあわせて所定の厚さのシム38、39を用意し、図
1に示すように、シム38を両成形部材15、17間に
介在させて第1可動部材13をねじ18,22で基台1
1に固定するとともに、シム39を両成形部材17、1
6間に介在させて、第2可動部材14をねじ18,22
で基台11に固定する。なお、図1の下方側から線材3
を供給するので、この場合には、シム39の厚さはシム
38の厚さよりも所定寸法だけ厚くなっている。また、
作業開始前の状態では、各ハンドル25、35、27は
横に倒してあるので、それぞれ対向位置となる係合凹部
15a’(16a’、17b)と係合突起15c(16
c、17a’)は離隔している。この状態において、図
1の下方側から直線状の線材3を係合凹部15a’(1
6a’、17b)と係合突起15c(16c、17
a’)との間に介在させて、溝15b,16bおよび切
欠き17a内に供給するとともに、図面上、係合凹部1
5a’から所定の寸法だけ上方側にずれた位置に線材3
の先端を位置させる。この後、先ずハンドル25を実線
で示す位置まで完全に起こすと、係合凹部15a’が左
方に前進されて該係合凹部15a’と係合突起15cと
で線材3が挟持されて、その部分に右方側にむけて膨出
する半円状の係止部3aが成形される。次に、この後、
それら係合凹部15a’と係合突起15cとによって半
円状とした第1の係止部3aを挟持した状態において、
中央位置のハンドル35を起こして係合突起17a’を
前進させて、該係合突起17a’と係合凹部17bの隣
接位置の平面部とによってそれらの間の線材3が軽く挟
持させる。これにより、既に成形済の第1の係止部3a
とこれから成形する第2係止部との間隔が正確に決定さ
れることになる。この後、上方側のハンドル25を水平
に戻して係合凹部15a’と係合突起15cとを離隔さ
せるとともに、既に成形済の第1の係止部3aを係合凹
部15a’から上方に離脱させる。この状態としたら、
中央位置のハンドル35を限度位置まで完全に起こすの
で、係合突起17a’と係合凹部17bとによって線材
3が挟持されて、その部分に左方側にむけて膨出する第
2の係止部3aが成形される。この後、下方側のハンド
ル27を起こして係合凹部16a’を左方に前進させ、
係合凹部16a’に隣接する平坦面と係合突起16cと
の間で線材3を軽く挟持し、それによって、既に成形済
の第2の係止部3aとこれから成形する第3の係止部3
aとの間隔を決定する。その後、中央位置のハンドル3
5を水平に倒して係合突起17a’と係合凹部17bと
の係合状態を解除し、かつそれらの間にある第2の係止
部3aを上方に離脱させる。そして、この直後に、下方
側のハンドル27を限度位置まで完全に起こして、係合
凹部16a’と係合突起16cとの間で線材3を挟持
し、右方側にむけて膨出する半円状の第3の係止部3a
を成形する。これにより、線材3の先端側から順次後方
側に3つの係止部3aが形成されたことになる。なお、
線材3を第1折り曲げ装置5に供給した後、3つのハン
ドル25,35,27を一斉に起こして3か所に係止部
3aを係止しようとすると、各係止部3aの前後が強く
引っ張られて断線するので、本実施例では、成形する際
に線材3が切れるのを防止するため、上述した手順で係
止部3aを成形するようにしている。この後、ハンドル
27を横に倒して、係合凹部16a’と係合突起16c
の係合状態を解除して、成形済の第3の係止部3aを係
合凹部16a’から上方に離脱させた後、該第3の係止
部3aが係合突起15cの上方となるまで線材3を送り
込とともに、第3の係止部3aを係合突起15cに係合
させる。次に、各ねじ18、22を緩めて各可動部材1
3,14をY方向に移動させて、それまで介在させてい
たシム38,39を取り外し、それらよりも所定寸法だ
け厚さが厚い新たなシム38,39を第1成形部材15
と第3成形部材17の間および第3成形部材17と第2
成形部材16の介在させる。そして、この後、各ねじ1
8、22を締め付けて、各可動部材13,14を基台1
12上に固定する。この後、上記第3の係止部3aを係
合突起15cに係合させた状態において、中央のハンド
ル35を起こして、係合凹部17bと係合突起17a’
の間に線材3を軽く挟持し、第4の係止部4aとなる位
置を決める。この後、第3の係止部3aを係合突起15
cから取り外した後、ハンドル35を限度位置まで完全
に起こすと、係合凹部17bと係合突起17a’との間
で線材3が挟持されて、左方側にむけて膨出する半円状
の第4の係止部3aが成形される。この後、その状態の
ままで下方側のハンドル27を起こして、係合凹部16
a’と係合突起16cとによって、それらの間に位置す
る線材3を軽く挟持して、第5の係止部3aとなるべき
位置を決めたら、中央のハンドル35を横に倒して第4
の係止部3aを係合凹部17bと係合突起17a’から
上方に離脱させる。次に、この後、下方側のハンドル2
7を限度位置まで完全に起こして、係合凹部16a’と
係合突起16cとによって線材3を挟持し、右方側に向
けて膨出する第5の係止部を成形する。以下、上述と同
様の作業を繰り返して、順次、線材3に係止部3aを成
形していくが、線材3全体の長手方向中央側において
は、隣り合う係止部3aが隔てた間隔、すなわち係止部
3aの前後の直線部分3a,3bの長さは同一となる。
そのため、線材3全体の長手方向中央側の部分を成形す
るときには、上記両シム38,39の厚さは同一のもの
を使用する。さらに、線材3全体の長手方向の他端側
は、図13に示すように、係止部3aの前後の直線部分
3a,3bの長さが徐々に短くなるので、それに合わせ
てシム38,39の厚さも徐々に薄いものに取り換え
る。このようにして、第1折り曲げ装置5によって線材
3を折り曲げて、その線材3の所定間隔ごとに交互に逆
方向に膨出する係止部3aを成形する。なお、上記第1
折り曲げ装置5における線材3の成形作業は、スパイラ
ル形ステント用のものを前提に説明したので、線材3全
体のどの箇所を成形するかによってシム38,39の厚
さを変更しているが、図12に示したストレート形ステ
ント用に線材3を成形する場合には、同じ厚さのシム3
8,39を用いればよく、しかもシム38,39を交換
する必要はない。換言すると、本実施例の第1折り曲げ
装置5は、ストレート形ステント用とスパイラル形ステ
ント用の兼用タイプとなっている。
【0011】(第2折り曲げ装置6の構成)次に、図
3、図4に基づいて本発明に係る第2折り曲げ装置6に
ついて説明すると、この第2折り曲げ装置6は、水平に
支持した基台41を備えるとともに、その基台41上に
長方形の板状部材42を固定している。この板状部材4
2には、X方向と平行な同一直線上の位置に、T字形を
した第1凹部42aと長方形をした第2凹部42bを形
成している。各凹部42a、42bには、それらと同じ
形状の可動部材43,44を収納してあり、これらの可
動部材43,44は、各凹部42a、42b内でX方向
だけに移動できるようになっている。可動部材43と第
1凹部42aとの対向する端面にわたっては、1対のコ
イルばね45を弾装してあり、これによって、可動部材
43は第1凹部42a内で常時右方側にむけて付勢され
ている。板状部材42の右方側の端面には、第1凹部4
2aまで貫通する貫通孔42cを穿設してあり、この貫
通孔42cにロッド46を貫通させている。このロッド
46の左方側の端部は可動部材43の端面に当接させて
いる。ロッド46の右方側の外周部はねじ部としてあ
り、上述した第1折り曲げ装置5の場合と同様に、ロッ
ド46のねじ部はパイプ47の端部に螺合させてあり、
ロッド46のねじ部にはロックナット48を螺合させて
いる。ロッド46を正逆に回転させることにより、第1
凹部42a内での可動部材43のX方向の停止位置を調
整することができ、ロックナット48を回転させてパイ
プ47の端部に当接させることによりロッド46をパイ
プ47に固定することができる。基台41の右方上面に
はガイド部41aを設けてあり、このガイド部41aの
貫通孔に上記パイプ47を摺動自在に貫通させている。
上記パイプ47の右方側の端部には、ハンドル51の二
股の連結部51aを揺動可能に連結してあり、またハン
ドル51の下方両側部とガイド部41aとにわたっては
一対のリンク52を取り付けている。そして、このハン
ドル51を想像線で示すように横に倒した状態では、第
1凹部42a内において最も右方側に可動部材43が位
置する様になっている。これに対して、コイルばね45
に抗してハンドル51を実線で示した位置まで起こした
時には、第1凹部42a内における最も左方側まで可動
部材43が前進するようになっている。上記可動部材4
3における左方側の端部の上面に板状の可動ピン53を
取り付けてあり、その可動ピン53を第1凹部42aよ
りも中央側の板状部材42の上面に載置している。図
5、図6に示すように、この可動ピン53の先端側の部
分は、先端53aに近いほど幅が徐々に狭くなるように
形成して、平面図で見るとV字形となっている。そし
て、先端53aの後方側にV字形となった箇所の両側面
を支持面53bとしている。上記可動ピン53の先端の
延長線上となる位置には、円柱状の固定ピン50を鉛直
上方にむけて板状部材41に立設している。板状部材4
1の上面よりも突出させた固定ピン50の外径は、成形
完了後の係止部3aの内径と同じ外径に設定している。
また、本実施例では、固定ピン50の下方外周部を円筒
状のウレタンゴム60で囲繞した状態において、板状部
材41に埋設するようにしている。そして、ハンドル5
1が起こされて可動ピン53が前進端まで前進した時に
は、図6に示すように、可動ピン53の外周部に固定ピ
ン50の先端が当接するようになっている。なお、上記
本実施例では、可動ピン53と固定ピン50とを別個に
設けているが、上記固定ピン50を省略し、該固定ピン
50に相当する円柱状の部材を可動ピン53の先端に一
体に形成するようにしても良い。他方、板状部材42の
左方側の端面には、上記第2凹部42bまで貫通する貫
通孔42dを穿設してあり、この貫通孔42dにロッド
54を貫通させている。このロッド54の右方側の端部
は可動部材44に回転自在に連結してあり、ロッド54
の左方側の外周部はねじ部としてあり、そのねじ部をパ
イプ55の端部に螺合させている。また、ロッド54の
ねじ部にはロックナット49を螺合している。ロッド5
4を正逆に回転させることにより、第2凹部42b内で
の可動部材44のX方向の停止位置を調整することがで
き、ロックナット49を回転させてパイプ55の端部に
当接させることによりロッド54をパイプ55に固定す
ることができる。基台41の左方側上面にはガイド部4
1bを設けてあり、このガイド部41bに穿設した貫通
孔に上記パイプ55を摺動自在に貫通させている。上記
パイプ55の左方側の端部には、ハンドル56における
二股の連結部56aを揺動自在に連結してあり、またこ
のハンドル51の下方側の側部とガイド部41bとにわ
たっては一対のリンク57を取り付けている。そして、
このハンドル57を想像線で示すように横に倒した時に
は、第2凹部42b内において最も左方側に可動部材4
4が後退し、他方、ハンドル57を実線で示す位置まで
起こした時には、可動部材44が第2凹部42b内にお
いて最も右方側まで前進するようになっている。可動部
材44における右方側の上面には、左右一対の部材から
なるクランプ部材58を開閉可能に設けてあり、クラン
プ部材58における先端側を板状部材42の中央部の上
面に載置している。クランプ部材58の先端側の対向面
にはばね59を弾装してあり、これによってクランプ部
材58は常時開放する方向に付勢されている。クランプ
部材58の外方側の側面は先端側が幅が狭くなるように
形成してあり、そこを摺動面58aとしている。そし
て、これら摺動面58aを板状部材42に立設した一対
の係合ピン61に当接させている。図5ないし図6に拡
大して示すように、クランプ部材58の先端は、上記固
定ピン50を挟んで可動ピン53の反対側に位置してい
る。また、クランプ部材58の先端における内方側に
は、相互に対向する位置に半円状の係合凹部58bを形
成してあり、さらにそれよりも先端側は、先端が徐々に
拡開されるように削り取っている。上記係合凹部58b
よりも先端の平坦な両側面を係合面58cとしている。
そして、両ハンドル51、56を横に倒した状態では、
図5に示すように、可動ピン53の先端53aおよびク
ランプ部材58の先端は、固定ピン50から離隔するよ
うになっている。これに対して、ハンドル51を立てる
と可動ピン53が中央側に前進されて、その先端が固定
ピン50に当接する様になっており(図6)、その状態
からさらに他方のハンドル56を立てると、クランプ部
材58が中央側まで前進し、かつ開放されていた先端部
が閉鎖されてる。この時には、固定ピン50の外周部が
図面上で上下方向からクランプ部材58の両係合凹部5
8bによって挟持されるとともに、可動ピン53の支持
面53bがクランプ部材58の係合面58cに挟持され
るようになっている。
【0012】(第2折り曲げ装置6の作動説明)以上の
構成からなる第2折り曲げ装置6の作動を説明する。作
業開始前の状態では、両方のハンドル51、56は、想
像線で示すように横に倒してあるので、可動ピン53の
先端53aとクランプ部材58の先端部との間には、後
退して固定ピン50から離隔している(図5)。この状
態から固定ピン50の位置となる板状部材42の上面
に、上述した第1折り曲げ装置5で成形した後の線材3
を載置し、第1の係止部3aを固定ピン50に左方側か
ら係合させる(図5)。次に、この状態からハンドル5
1を実線で示す位置まで立てると、可動ピン53が前進
端まで前進されて、その先端53aが固定ピン50に当
接する(図5)。この後、左方のハンドル56を実線で
示す位置まで立てると、クランプ部材58が固定ピン5
0にむけて前進されるとともに、それまで開放されてい
たクランプ部材58の先端部が徐々に閉鎖される。これ
により、クランプ部材58の先端部によって、係止部3
aの前後の直線部分3b,3cが右方側にむけて傾斜さ
れた後、係止部3aは固定ピン50によって内方側から
支持された状態で両係合凹部58bによって挟持され、
これによって、半円状であった係止部3aは略円形に近
いC字形に成形される(図6)。また、係止部3aの前
後の直線部分3b、3cは、両係合面58cと可動ピン
53の支持面53bとによって挟持されるので、係止部
3aとその前後の直線部分3b、3cとが、全体として
V字形に成形される(図6)。このようにして、最初の
係止部3aおよびその前後を成形したら、ハンドル56
を再度横に戻して、クランプ部材58を後退させかつ、
その先端部を開放させる。これにより、クランプ部材5
8の先端部による第1の係止部3aに対する挟持状態が
開放されるので、該第1の係止部3を固定ピン50から
上方側へ離脱させる。この後、第1の係止部3を図3の
図面上で上方側に送り込んで次の第2の係止部3を上記
固定ピン50に係合させる。なお、上述したように、相
前後する係止部3は膨出方向が逆方向となっているの
で、第2の係止部3を可動ピン53の先端部53aに係
合させる直前には、線材3全体を反転させる。そして、
この後、ハンドル56を立てれば、クランプ部材58が
前進されるとともに閉鎖されて、第2の係止部3aがク
ランプ部材58の先端内方によって挟持される。したが
って、第2の係止部3aも略円形に成形されるととも
に、第2の係止部3aとその前後の直線部部が全体とし
てV字形に成形される。以下、上述した要領で順次後方
側となる各係止部3aおよびそれの前後の直線部分を成
形する。上述したように、本実施例では、第1折り曲げ
装置5および第2折り曲げ装置6によって、上述したよ
うに線材3を成形するので、全ての成形作業を手作業で
行っていた従来と比較すると、成形終了後の線材3にお
ける各部の寸法精度が向上し、かつ成形作業を簡略化し
て作業効率を向上させることができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明の方法によれば、
半円状の係止部を略円形に成形する際にその円形部分の
大きさを一定なものとすることが容易となるので、成形
後の各部の寸法精度を良好なものとすることができると
いう効果が得られる。また本発明の装置によれば、予め
半円状に成形された係止部を略円形にする作業と該係止
部とその前後の直線部分をV字形に成形する作業とを機
械的に処理することができるので、従来と比較して作業
効率を向上させて線材の成形作業に要する時間を短縮す
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す第1折り曲げ装置の平
面図
【図2】図1のII−II線に沿う断面図
【図3】本発明の一実施例を示す第2折り曲げ装置の平
面図
【図4】図3のIV−IV線に沿う要部の断面図
【図5】図3に示した要部の拡大図
【図6】図5に示した各部材の異なる状態を示す平面図
【図7】本発明の前提となるステントの正面図
【図8】ステントを留置した状態を示す血管の断面図
【図9】線材の成形過程を示す平面図
【図10】線材の成形過程を示す平面図
【図11】線材に形成した係止部の1つの拡大図
【図12】ストレート形ステント用に成形後の線材の平
面図
【図13】スパイラル形ステント用に成形後の線材の平
面図
【図14】スパイラル形ステントの正面図
【符号の説明】
1 ステント 3 線材 3a 係止部 3b、3c 直
線部分 6 第2折り曲げ装置 53 可動ピン 53a 先端部 53b 支持面 58 クランプ部材 58b 係合凹
部 58c 係合面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線材に予め定めた間隔の直線部分をあけ
    て交互に逆方向に突出する半円状の係合部を順次成形す
    る工程と、上記各半円状の係止部を順次略円形に成形す
    るとともに、該係止部とその前後の直線部分を全体とし
    てV字形に成形する工程とを備えることを特徴とする線
    材の折り曲げ方法。
  2. 【請求項2】 対向位置に半円状の係合凹部を有し、か
    つそれら係合凹部の隣接位置となる先端側に先端部側が
    徐々に後退する平坦な係合面を形成したクランプ部材
    と、先端部を実質的に円形に形成するとともに、該円形
    とした先端部の後方側の箇所を後方側の幅が徐々に大き
    くなるように形成して、円形とした先端部の隣接後方側
    の両側部をV字形の支持面としたピンとを備え、 線材に設けた半円状の係止部を上記ピンの先端部によっ
    て内方側から支持して上記クランプ部材の両係合凹部に
    よって挟持すると同時に、係止部の前後の直線部分をク
    ランプ部材の係合面とピンの支持面とで挟持して、上記
    係止部を略円形に成形するとともに、該係止部とその前
    後の直線部分を全体としてV字形に成形することを特徴
    とする線材の折り曲げ装置。
  3. 【請求項3】 上記ピンは、円形とした先端部と、この
    先端部よりも後方側でV字形の支持面を形成した後方側
    の部分とに分離されており、V字形の支持面を形成した
    後方側の部分は、円形とした先端部に対して接離可能に
    構成されていることを特徴とする請求項2に記載の線材
    の折り曲げ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011512920A (ja) * 2008-03-02 2011-04-28 トランスカテーテル テクノロジーズ ゲーエムベーハー 制御された態様で拡張状態から再度直径が減少可能なステント

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JP2011512920A (ja) * 2008-03-02 2011-04-28 トランスカテーテル テクノロジーズ ゲーエムベーハー 制御された態様で拡張状態から再度直径が減少可能なステント

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