JPH10179558A - 光透過映像装置 - Google Patents

光透過映像装置

Info

Publication number
JPH10179558A
JPH10179558A JP9278199A JP27819997A JPH10179558A JP H10179558 A JPH10179558 A JP H10179558A JP 9278199 A JP9278199 A JP 9278199A JP 27819997 A JP27819997 A JP 27819997A JP H10179558 A JPH10179558 A JP H10179558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
data
image
light beam
scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9278199A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Kumazawa
良彦 熊澤
Hideo Eda
英雄 江田
Yoshio Tsunasawa
義夫 綱沢
Ichiro Oda
一郎 小田
Hiroaki Kumagai
博彰 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP9278199A priority Critical patent/JPH10179558A/ja
Publication of JPH10179558A publication Critical patent/JPH10179558A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Image Input (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入射光強度を測定せずに被検体に含まれる吸
収体の濃度に関するデータを得る。 【解決手段】 レーザ光照射装置10から細い光ビーム
を被検体71に向けて照射しそれを通って出射した光を
固体撮像素子12に入射させるとともにこの光ビームを
走査し、固体撮像素子12から得られる光軸上の画素デ
ータおよびその周囲の画素群のデータを画像収集メモリ
14を介して画像処理メモリ17に格納し、CPU18
によってこれら2種のデータから吸光度差を求めて被検
体71に含まれる吸収体の濃度に関するデータを算出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、医用画像診断や
理工学的な検査あるいは食品等の検査に用いられるのに
好適な光透過映像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】物体に光を透過させて検査する装置・方
法としては、従来より、パルスオキシメータ、無侵襲酸
素モニタ、光トポグラフィ、光CTなどの、1個または
複数個の光源(白熱球、LED、レーザ光源など)と1
個または複数個の光検出素子(フォトダイオードなど)
とを組み合わせたものが知られている。また、1個の光
源(白熱球、レーザ光源など)から広い面積に光を放射
させてその透過光を2次元配列構造の固体撮像素子(C
CDなど)で検出する光透過映像装置も知られている。
さらに、細いレーザビームを走査して画像を得るもの
(特開平7−275251号「マルチレーザー光走査生
体透視診断及び治療装置」)も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置ではいずれも問題がある。すなわち、1個または複
数個の光源と1個または複数個の光検出素子とを組み合
わせたものでは光トポグラフィと光CTを除いて画像を
作成することはできないし、光トポグラフィは生体表面
の酸素消費量の分布計測しかできない。光CTは断層像
を作成するもので2次元光透過画像を計測するには時
間、コストの面で不適である。また1個の光源と2次元
撮像素子とを組み合わせたものは2次元光透過画像を計
測するものであるが、光源直下の局所以外は精度が低
い。さらに、特開平7−275251号では、散乱光の
影響のない精度の高いデータを効率よく収集することが
できず、また被検体周辺の光が光検出素子に直接入射し
てこれを飽和させる問題がある。
【0004】さらに、根本的な問題として入射光強度の
測定ができないこと等から吸光物質の濃度または濃度比
の2次元分布データを求めることが困難であることをあ
げることができる。すなわち、とくに被検体が生体等の
場合には入射光強度の測定が困難である場合が多い(た
とえば経時的に測定する場合には途中で被検体を除いて
入射光強度を測定するなどいうことはできない)。ま
た、たとえ入射光強度を測定できたとしても、表面での
散乱などの影響から逃れることができず、これらに影響
されない吸光物質の濃度に関する分布データを求めるこ
とはできない。
【0005】この発明は、上記に鑑み、入射光強度を測
定せずに、しかも表面での散乱等の影響を受けないで、
吸光物質の濃度に関する2次元分布データを得ることが
できる、光透過映像装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明による光透過映像装置において
は、細い光ビームを発生する光発生手段と、該光ビーム
を被検体に対して2次元的に平行走査する走査手段と、
該被検体を挟んで上記光発生手段と対向配置されて該光
ビーム位置に対応する位置付近において被検体から出射
する光を検出する光検出手段と、該光検出手段から出力
される信号を格納することにより、上記光ビーム位置に
対応する位置から出射する光に関する2次元画像データ
とその位置の周囲から出射する光に関する2次元画像デ
ータとを収集する記憶手段と、該記憶手段から読み出さ
れた上記のビーム位置の画像データとその周囲の画像デ
ータとの間の吸光度差情報を求めて吸光物質の濃度に関
する分布データを算出するデータ処理手段とが備えられ
ることが特徴となっている。
【0007】光ビーム位置に対応する位置において被検
体から出射する光に関するデータとその位置の周囲から
出射する光に関するデータとを用いて、吸光度差情報を
求め、これから被検体内に含まれている吸光物質の濃度
を算出したり、吸光物質が複数の場合にその濃度比を算
出する。その吸光度差情報を求める演算の過程で入射光
強度に関する情報が相殺されるため、入射光強度に関す
る測定を行なわずにそれら吸光物質の濃度に関するデー
タを得ることができる。また、このように吸光度差情報
を求める過程で入射光強度に関する情報を相殺している
ため、入射光強度の時間的変動や雑音(光源の劣化、光
源の電源変動、蛍光灯などの外光雑音など)に関して影
響を受けない。
【0008】また、上記の目的を達成するため請求項2
記載の発明による光透過映像装置においては、波長の異
なる複数の細い光ビームを選択的に発生する光発生手段
と、該光ビームを被検体に対して2次元的に平行走査す
る走査手段と、該被検体を挟んで上記光発生手段と対向
配置される画像縮小伝達特性を有する光画像伝達手段
と、該光画像伝達手段の出力側に光結合される2次元配
列の固体撮像手段と、該固体撮像手段から読み出された
信号を格納することにより異なる時点における2次元画
像データを収集する記憶手段と、該記憶手段から読み出
された異なる時点での各波長ごとの2次元画像データを
編集および演算処理してパラメータ画像を作成するデー
タ処理手段とが備えられることが特徴となっている。
【0009】被検体を通りこれから出射する光が光画像
伝達手段を経て固体撮像手段に導かれ、この固体撮像手
段から読み出された画像信号が記憶手段に格納される。
これを異なる時点において行なうことにより、記憶手段
において異なる時点での画像データを収集することがで
きる。そして、異なる時点での各波長ごとの2次元画像
データを記憶手段から読み出して編集および演算処理す
ることにより、吸光度の時間的変化量を求め、これから
被検体に含まれている吸光物質の濃度に関するデータを
得ることができる。吸光度の時間的変化量を求める際に
入射光強度に関する情報が相殺されるため、入射光強度
に関する測定を行なわずに吸光物質の濃度に関するデー
タを得ることができる。
【0010】上記の光ビームの正規の走査・撮像に先だ
って、あらかじめ、1つの波長の光ビームのみを用い、
上記の走査を高速に(各走査位置ごとの光照射時間を短
いものとして)行なって2次元光透過画像データを収集
し、このパイロット画像の各画素データを所定のしきい
値と比較し、比較結果をマップ画像として保持し、この
マップ画像にしたがって正規の走査・撮像を行なう際の
各走査位置での光照射時間を調節するよう構成すること
もできる。
【0011】これによると、正規の走査・撮像時に、被
検体の存在しない領域(輪郭・周辺部)で光照射時間を
短縮しあるいは照射しないこととすることができるの
で、その領域の画素について固体撮像手段が飽和しエラ
ーを起こしたり放電などのための不感時間が増大するな
どの不都合を解消することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1におい
て、レーザ光照射装置10から細い光ビームが放出さ
れ、集束レンズ(凸レンズ)11により固体撮像素子
(CCDなどからなる)12に導かれる。レーザ光照射
装置10と集束レンズ11との間には被検体71が配置
され、この被検体71に照射された光ビームの透過光お
よび散乱光が集束レンズ11を経て固体撮像素子12に
入射する。集束レンズ11は画像を縮小して伝達する特
性を有するものであり、他に、このような伝達特性を有
するものであれば、多数の光ファイバを束ねてテーパー
状に形成したマルチファイバ構造のイメージファイバな
どを用いることもできる。このような集束レンズ11等
を用いることにより、固体撮像素子12の小さな受光面
に、大きい領域の光を入射させることができ、小さな固
体撮像素子12を用いても大きな有効視野を得ることが
できる。被検体71が配置される空間は暗箱72などの
中に形成され、外部からの雑音光が固体撮像素子12に
入射しないように構成することが望ましい。
【0013】読み出し回路13によって固体撮像素子1
2から読み出された画像信号は画像収集メモリ14にい
ったん格納された後、読み出されてインターフェイス回
路15、16を経て画像処理メモリ17に転送される。
この画像データはCPU18により編集および画像演算
等の処理を受け、画像が作成される。この画像は表示装
置21で表示される。CPU18はインターフェイス回
路19を介して収集制御回路20をコントロールしてお
り、収集制御回路20はレーザ光照射装置10に指令を
送って光ビームの走査を制御するとともに画像収集メモ
リ14に指令を送ってこれを制御する。CPU18には
キーボードなどの入力装置が接続され、コマンドや各種
の情報の入力が可能となっている。
【0014】レーザ光照射装置10は、たとえば、図2
に示すように構成されて3つの波長のレーザ光ビームの
どれかを2次元的に平行走査する。すなわち、ここでは
それぞれ異なる波長のレーザ光を発生する3つのレーザ
光源31、32、33が備えられており、収集制御回路
20で制御された選択スイッチ回路61によりそのいず
れかが選択的に動作させられる。3つのレーザ光源3
1、32、33には、それぞれレンズ(凹レンズなど)
41、42、43が取り付けられており、これらのレン
ズ41、42、43により光源31、32、33から発
生させられたレーザ光が細い平行な光ビームに形成され
る。この光ビームは平面鏡51に当てられ、この鏡51
で反射した光ビームが被検体71側に照射される。
【0015】レーザ光源31、32、33およびレンズ
41、42、43は一体に保持されており、X方向駆動
回路62によってX方向に移動させられる。また平面鏡
51はY方向駆動回路63によってY方向に移動させら
れる。これらX方向駆動回路62およびY方向駆動回路
63は収集制御回路20によって制御され、光ビームが
X−Y平面上に平行走査される。なお、レーザ光源3
1、32、33およびレンズ41、42、43は波長ご
とに別々に構成されているため、各波長の光ビーム位置
が異なるので、どの波長の光ビームが発生されるかに応
じて平面鏡51のY方向の位置が調整される。
【0016】このレーザ光照射装置10は、図3に示す
ようにも構成できる。この図3では、光ビームのX方向
の移動はもう一つの平面鏡52のX方向移動によってい
る。すなわち、レーザ光源31、32、33およびレン
ズ41、42、43から各波長の光ビームをX方向に放
出し、平面鏡52をX方向駆動回路62により光ビーム
方向(X方向)に移動させることによって平面鏡51に
入射する光ビームをX方向に移動させている。その他の
構成は図2と同様である。
【0017】なお、レーザ光照射装置10は、これら図
2、図3の構成に限らず、照射する光ビームを一つの平
面(たとえばX−Y平面)内で平行走査することができ
るものであればよい。そのため、たとえばレーザ光源3
1、32、33およびレンズ41、42、43を一体に
構成したブロック自体をX方向およびY方向に移動させ
ることも考えられる。
【0018】被検体71に向けて照射する光ビームの断
面積は、1つの画素サイズに対応させ、それと同等また
はやや大きい程度とするか、一定個数(2×2、4×4
など)の画素の大きさに対応させ、それと同程度かやや
小さい程度とする。光ビームの断面積を1つの画素の大
きさと同等とした場合、光ビームを走査させる際に各画
素の位置ごとに順次一定時間停止させて照射する。光ビ
ームの断面積を2×2、4×4などの一定個数の画素の
大きさに対応させた場合には、光ビームを走査させる際
にその個数の画素の位置ごとに順次一定時間停止させて
照射する。
【0019】光ビームの断面積を1つの画素の大きさと
同等とした場合、光ビームの走査位置ごとに順次、図4
の(a),(b),(c)…のような、1枚ずつの画像
データが固体撮像素子12から読み出されて画像収集メ
モリ14に格納される。ここでは画像のマトリクス(固
体撮像素子12の物理的マトリクスと考えてもよい)を
説明の便宜上4×4であるとして、左上から右方向に走
査されるものとしている。光ビームの位置が左上端画素
位置にあるときは図4の(a)のような画像が得られ、
その位置の画素のデータは、被検体71を直線的に透過
した透過光成分と散乱した光の成分とを含むものとなっ
ており、その周囲の画素のデータは散乱して曲がり近傍
に広がった散乱光成分のみを表すものとなる。
【0020】各位置ごとに得られる1枚ずつの画像デー
タは画像収集メモリ14に格納される都度直ちに読み出
されて画像処理メモリ17に転送され、光ビーム位置の
画素のデータのみが抜き出される。これが光ビーム走査
における各位置ごとに繰り返されて図4の(d)に示す
ような画像が作成される。同時に、光ビーム位置の周囲
の画素群のデータも、その光ビーム位置ごとに抜き出さ
れて画像処理メモリ17に転送される。
【0021】光ビームの断面積を2×2の画素の大きさ
に対応させた場合、光ビームの走査位置ごとに順次、固
体撮像素子12から、図5の(a),(b),(c)…
のような1枚ずつの画像データが読み出されて画像収集
メモリ14に格納される。ここでは画像のマトリクスを
8×8とし、左上から右方向に走査し、2個分の距離移
動しては停止し、右端に来たら2個分下がって左方向に
2個分ずつ移動するものとしている。
【0022】この場合も、光ビームの位置が左上端の位
置にあるときは図5の(a)のような画像が得られる。
この画像において光ビーム位置の4個(2×2個)の画
素のデータは、被検体71を直線的に透過した透過光成
分と散乱した光の成分とを表すものとなっており、その
周囲の画素のデータは散乱して曲がって近傍に広がった
散乱光成分のみのデータとなる。この画像のうち上記の
4個の画素のデータのみが抜き出され、このような操作
が走査位置ごとに繰り返されて図5の(d)で示すよう
な1枚の画像が作成される。この作成画像は、被検体7
1から出射する光のうち、光ビーム位置から出射する光
の強度データを各画素のデータとするものとなり、主に
直線的に透過した透過光成分を表すが散乱光の成分も含
まれる。同時に、光ビーム位置の4個の画素の周囲画素
群のデータも、その光ビーム位置ごとに抜き出されて画
像処理メモリ17に転送される。なお、この場合、光ビ
ームの断面積を、2×2の画素の大きさよりやや小さい
ものとすることもできる。このように光ビーム走査位置
のマトリクスを画像のマトリクスよりも粗い構成とする
ことにより、高精細画像を得ながら、全体の走査時間を
短縮することができる。
【0023】ここでは、各走査位置での停止時間(光照
射時間)は一定としており、そのため、被検体71が存
在しない領域(被検体の輪郭や周辺部)では多量の光線
が固体撮像素子12に入射し、その部分の画素が飽和し
たり、画像収集メモリ14におけるその部分の画素のデ
ータ量がオーバーフローすることなどが生じ、放電など
のための不感時間が増大したりエラーなどが起こる不都
合が出る場合もある。そこで、正規の走査・撮像に先だ
って、あらかじめ、予備的に、1つの波長の光ビームの
みを用い、上記の走査を高速に(各走査位置ごとの光照
射時間を短いものとして)行なって図6で示すような光
透過2次元画像データを収集するようにしてもよい。そ
して、このパイロット画像の各画素データを所定のしき
い値と比較し、しきい値を超えているかいないかにより
「0」、「1」の結果を得る。こうして図7で示すよう
なマップ画像を得る。そして、正規の走査・撮像を行な
う場合に、このマップ画像にしたがって各走査位置ごと
の光照射時間を調節する。
【0024】図7のようなマップ画像が得られた場合、
たとえば「0」の画素の位置では停止せずに(光照射し
ないで)通過し、「1」の画素の位置でのみ一定時間停
止して光照射するようにする。そうすると、被検体71
が存在しない領域で多量の光線が固体撮像素子12に入
射することによって引き起こされる種々の不都合が生じ
ないようにすることができ、かつ撮像時間(総走査時
間)の短縮も図ることができる。ここでは各走査位置が
画像のマトリクスに対応している場合を想定して説明し
たが、走査位置が画像のマトリクスよりも粗い場合も同
様である。
【0025】また、画像データがしきい値を超えたか否
かの判別を行ない「0」、「1」の1ビットの結果を得
ているが、画像データを何段階かに判別して2ビット以
上の結果を得、これに応じて、正規の走査・撮像時にお
ける各走査位置ごとの光照射時間を数段階に変化させる
ようにしてもよい。こうすることにより、輪郭付近で適
切な画像データを得て画質を向上させたり、被検体71
の厚さが局所的に変化している場合などに対応して精度
の高い画像データを収集し、データの精度の位置依存性
を改善することなどができる。この予備的な走査・撮像
においては、データの精度があまり要求されない(せい
ぜい数段階に分解できればよいから)ため、各走査位置
ごとに得られる1枚ずつの画像を画像収集メモリ14や
画像処理メモリ17でそのまま加算する(走査位置の画
素のデータのみを抜き出して画像を作るのではなく)よ
うにしてもよい。
【0026】このような光ビーム走査・画像データ収集
の操作をレーザ光源31、32、33を順次切り換えて
行ない、それぞれの光源ごとに上記のようなデータを収
集する。図8に示すように、被検体71が厚さLの均一
な光吸収体であるとして説明する。この被検体(均一光
吸収体)71には、2種類の吸光物質a,bが含まれ、
それぞれの濃度がCa,Cbであるとする。波長λi
(i=1、2または3)の光ビームに関して、入射光強
度をIjo、入射光軸上の出射光強度をIjとすると、
Lambert−Beerの法則により、つぎの数式1
および数式2が成り立つ。
【数1】
【数2】 ここで、μjは吸収係数 Ajは吸光度 εajおよびεbjは物質aおよびbの吸光係数をそれ
ぞれ表わす。
【0027】波長λ1とλ2との吸光度比Rを求める
と、つぎの数式3のようにLが消去され、また、これか
ら濃度比Ca/Cbが数式4のように導かれる。
【数3】
【数4】
【0028】濃度Ca、Cbの絶対値は、つぎの数式
5、数式6のようになり、厚さLの情報も必要となる。
【数5】
【数6】
【0029】そこで、採血試料などの検査のように、入
射光強度Ijoを容易に測定できる場合は、数式2から
吸光度Ajの絶対値を求めることができ、これから数式
3〜6を用いて濃度Ca、Cbの絶対値等を計算するこ
とができる。しかし、現実の生体の検査の場合などで
は、入射光強度Ijoそれ自体を測定することが困難な
ことが多い。また、たとえこれが測定できたとしても吸
光度Ajを現実に求めることは困難である。すなわち、
試料検査では、試料容器の散乱などの影響も含めて入射
光強度Ijoを測定できるので、吸光度Ajとして物質
a、bの正味の吸収だけを含む情報が得られるのである
が、生体検査などではそれができずに物質a、bの吸収
だけでなく表面の散乱の影響も含んだ吸光度Ajしか得
られない。
【0030】そのため、生体等の検査では時間的な変化
量を測定する。時刻tおよび時刻t’=t+Δtで測定
した出射光強度をIjtおよびIjt’とし、吸光度A
jtとAjt’の差(変化量)をΔAj、物質a,bの
それぞれの濃度の変化量をΔCa、ΔCbとすると、つ
ぎの数式7が成り立つ。
【数7】
【0031】これから、各波長の吸光度の変化量の比を
Qとしてつぎの数式8〜11が導かれる。
【数8】
【数9】
【数10】
【数11】 すなわち、ΔCa/ΔCb、ΔCaおよびΔCbに関し
ては、入射光強度Ijoを測定しなくても数式7〜11
によって計算可能である。生体表面の散乱がある場合で
も、その影響はΔAjの計算の際に相殺されてしまう。
すなわち、数式7においてΔAjを求める際にIjo項
が相殺されるため、Ijoを測定せずにΔCa/ΔC
b、ΔCaおよびΔCbを求めることができる。
【0032】これに基づいて、たとえば、λ1=780
nm、λ2=805nm、λ3=830nmとし、ヘモ
グロビンおよびミオグロビンの酸素化した成分oxy
(Hb+Mb)、脱酸素化した成分deoxy(Hb+
Mb)の各時間変化量Δoxy(Hb+Mb)、Δde
oxy(Hb+Mb)をそれぞれ近似的に求める次の式
が導き出される。 Δoxy(Hb+Mb)=−3.0ΔA2+3.0ΔA
3 Δdeoxy(Hb+Mb)=1.6ΔA1−2.8Δ
A2+1.2ΔA3 そこで、画像処理メモリ17に格納したおいた2つの時
点での光ビーム軸上の画素データを数式7のIjt、I
jt’の値として用いてΔAjを求めることによって、
oxy(Hb+Mb)、deoxy(Hb+Mb)の各
時間変化量Δoxy(Hb+Mb)、Δdeoxy(H
b+Mb)の2次元分布像を得ることができる。
【0033】一方、空間的な変化量をとらえることによ
れば、時間的な変化量ΔCa/ΔCb、ΔCaおよびΔ
Cbではなく、Ca/Cb、CaおよびCbの値自体を
Ijoを測定しないで近似的に求めることが可能であ
る。図8において、入射光ビームの光軸より微小に変位
した位置(出射面上での変位量Δx)での出射光強度を
Ijxとし、このIjxを入射光ビームの光軸上の出射
光強度Ijとともに測定する。このとき変位した位置で
の出射光に関する光路長は(L+ΔL)となり、光軸上
の出射光に関する光路長Lとの差ΔLはつぎの数式12
で表される。
【数12】 そして、変位した位置での吸光度Ajxを光軸上の吸光
度Ajと比較した場合の吸光度差をΔAjxとすると、
【数13】 が得られる。このΔAjxを求める数式13においてI
jo項が相殺される。
【0034】そこで、波長λ1での吸光度差ΔA1xと
波長λ2での吸光度差ΔA2xとの比をPとして、つぎ
の数式14〜17を導くことができる。
【数14】
【数15】
【数16】
【数17】 これらの式より、入射光強度Ijoを測定しなくても
P、Ca/Cb、CaおよびCbを求めることができ
る。表面の散乱がある場合でも、その影響はΔAjxの
計算の際に近似的に相殺される。上記のように数式13
においてIjoが相殺されるため、Ijoの時間的変動
や雑音(光源の劣化、光源の電源変動、蛍光灯などの外
光雑音など)に関して影響を受けない。数式13におい
て、IjとIjxに含まれる時間的な変動や雑音は同相
成分となるからである。
【0035】この原理は、均一な吸収体の場合、光軸上
からの変位Δxが出射面上でどの方向でも、つまり出射
面について等方的に、成り立つ。そこで、これに基づい
てCa/Cb、CaおよびCbの2次元分布データを計
算する場合は、上記のように画像処理メモリ17に格納
しておいた、光ビーム位置の画素のデータとその周囲の
画素群のデータとを用いる。すなわち、ある走査時点で
光ビームの光軸がn番目の画素上にあるとすると、図9
に示すように、そのn番目の画素のデータαnに加え
て、その周囲の画素群のデータβn、γn、δnを用い
る。周囲の画素群のデータβn、γn、δnはそれぞれ
4つづつあるので、その加算平均値を用いる。すなわ
ち、数式13のIjとしてαnを、IjxとしてΣβn
/4、Σγn/4またはΣδn/4のいずれかの値を代
入してΔA1x、ΔA2xを求め、さらに数式14〜1
7からP、Ca/Cb、CaおよびCbを計算する。こ
うしてそのn番目の画素についての値を求めることがで
きる。
【0036】つぎの(n+1)番目の画素についても同
様で、図10に示すように、光ビームの光軸上の(n+
1)番目の画素のデータαn+1を数式13のIjに代
入し、その周囲の画素群のデータβn+1、γn+1、
δn+1の加算平均値Σβn+1/4、Σγn+1/4
またはΣδn+1/4のいずれかの値を数式13のIj
xに代入してΔA1x、ΔA2xを求め、さらに数式1
4〜17からP、Ca/Cb、CaおよびCbを計算す
る。こうして各画素についてつぎつぎに計算を行なって
いくことにより、吸光物質a,bの濃度およびその濃度
比の2次元分布データ(画像)を得ることができる。
【0037】このようにIjxとして周囲の画素のデー
タの加算平均値を採用することにより、入射光強度や計
測時間についての条件が同一の場合にΔA1x、ΔA2
x等の値をより高い精度で求めることが可能である。な
お、視野の端の部分では光軸上の画素の周囲に位置する
画素のすべてについてデータは得られない(βn、γ
n、δnはそれぞれ4つまでは得られない)ので、これ
ら得られたβn、γn、δnの重み付け加算平均値を用
いる。
【0038】被検体71が不均一な吸収体である場合
も、同様に、各画素ごとのΔA1x、ΔA2x、P、C
a/Cb、CaおよびCbを近似的に求めることができ
る。この場合、光軸上の画素のデータαに近い周囲画素
のデータβを用いて吸光度差ΔAjxを求めると、ΔA
jxの値は小さいものとなるため統計誤差は大きくなる
が空間分解能は高いという傾向となり、光軸上の画素の
データαから遠い周囲画素のデータδ(またはさらに外
側の画素のデータ)を用いて吸光度差ΔAjxを求める
と、空間分解能は低下するが、ΔAjxの値は大きいも
のとなるため統計誤差は小さくなるという傾向となる。
【0039】なお、このデータα、β、γ、δについて
は、図4で説明した単一の画素のデータのみならず、図
5で説明した、光ビーム断面積が複数個数の画素の塊と
同程度であるときに画像処理メモリ17に蓄積しておい
たその複数個数の画素の塊のデータを用いることもでき
る。
【0040】これにより、たとえば生体の血液中に含ま
れる酸素化ヘモグロビンおよび脱酸素化ヘモグロビンの
それぞれの濃度を測定する場合は、λ1=780nmと
λ2=830nmとの組み合わせや、λ1=660nm
とλ2=910nmとの組み合わせなどを用いて出射光
強度データIj、Ijxを測定する。このとき、酸素化
ヘモグロビンおよび脱酸素化ヘモグロビンのそれぞれの
濃度をCa、Cbとすると、酸素飽和度Sはつぎの数式
18のようになって、比率(Ca/Cb)から算出で
き、ΔLの情報は不要となる。
【数18】
【0041】これらの説明では被検体71が波長λjの
光に対して吸収体であるとしているが、生体のように光
に対して吸収するほか散乱する場合にはAjは減光度と
呼ぶことができ、厳密には吸収係数のほかに散乱係数を
も考慮する必要があるが、たとえば実効光路長を厚さL
または(L+ΔL)の数倍の値に置き換えて補正するな
どの方法により、原理的には上記の数式1〜18を用い
て近似的に計算することができる。
【0042】なお、上記は一つの実施形態に関する説明
であり、この発明が上記に限定されるものではなく、こ
の発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々に変更できること
はもちろんである。たとえば、レーザ光源の配置や走査
機構などは他の構成も採用可能であり、レーザ光照射装
置10は、1次元配列のレーザ光源を移動させる構成と
してもよいし、2次元配列のレーザ光源を用いてもよ
い。これらの場合は各レーザ光源を順次点灯させること
になる。またレーザ光源以外にLEDや電球とフィルタ
を用いたものなどを光源とすることもできる。光ビーム
走査位置のマトリクス数や撮像素子のマトリクス数も例
示にすぎない。
【0043】光ビームの波長は3波長としてその2波長
のデータを用いたり3波長のデータを用いた例について
説明したが、1波長でもよいし、4波長以上用いてもよ
い。そして波長の切換は光学的な手段たとえばオプティ
カルスイッチなどを用いて行なうようにもできる。
【0044】周囲の画素群との吸光度差情報を利用して
演算する場合、δよりも遠い画素群のデータを用いても
よいし、Δxの異なる複数の画素群のデータを複合して
用い演算するようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1記載の光透過映像装置によれば、空間的な吸光度差情
報を求めて被検体内に含まれている吸光物質の濃度を算
出したり、吸光物質が複数の場合にその濃度比を算出し
ており、その演算の過程で入射光強度に関する情報が相
殺されるため、入射光強度に関する測定を行なわずにそ
れら吸光物質の濃度に関するデータを得ることができ
る。また、このように吸光度差情報を求める過程で入射
光強度に関する情報を相殺しているため、入射光強度の
時間的変動や雑音(光源の劣化、光源の電源変動、蛍光
灯などの外光雑音など)に関して影響を受けない。
【0046】この発明の請求項2記載の光透過映像装置
によれば、2つの時点での出射光強度を測定し、これか
ら吸光度の時間的変化量を求めることにより入射光強度
情報を相殺しているため、入射光強度を測定することな
しに吸光物質の濃度に関する2次元分布データを得るこ
とができる。また、画像縮小伝達特性を有する光画像伝
達手段を用いて光を固体撮像手段に導いているので、小
型の固体撮像手段を用いても大きな有効視野が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す模式図。
【図2】レーザ光照射装置の一例を示す模式図。
【図3】レーザ光照射装置の他の例を示す模式図。
【図4】画像マトリクスの一例を表わす図。
【図5】画像マトリクスの他の例を表わす図。
【図6】予備的走査・撮像により得られる画像の例を示
す図。
【図7】予備的走査・撮像により得られる画像から求め
たマップ画像の例を示す図。
【図8】吸収体を通って出射する光を説明する模式図。
【図9】光ビームの光軸がn番目の画素上にあるときの
その光軸上の画素のデータとその周囲の画素群のデータ
とを示す模式図。
【図10】光ビームの光軸が(n+1)番目の画素上に
あるときのその光軸上の画素のデータとその周囲の画素
群のデータとを示す模式図。
【符号の説明】
10 レーザ光
照射装置 11 集束レン
ズ(凸レンズ) 12 固体撮像
素子 13 読み出し
回路 14 画像収集
メモリ 15、16、19 インターフェイス回路 17 画像処理
メモリ 18 CPU 20 収集制御
回路 21 表示装置 22 入力装置 31、32、33 レーザ光源 41、42、43 平行光形成用レンズ 51、52 平面鏡 61 選択スイ
ッチ回路 62 X方向駆
動回路 63 Y方向駆
動回路 71 被検体 72 暗箱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田 一郎 神奈川県秦野市堀山下字松葉380−1株式 会社島津製作所秦野工場内 (72)発明者 熊谷 博彰 東京都町田市南つくし野4丁目7番10号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細い光ビームを発生する光発生手段と、
    該光ビームを被検体に対して2次元的に平行走査する走
    査手段と、該被検体を挟んで上記光発生手段と対向配置
    されて該光ビーム位置に対応する位置付近において被検
    体から出射する光を検出する光検出手段と、該光検出手
    段から出力される信号を格納することにより、上記光ビ
    ーム位置に対応する位置から出射する光に関する2次元
    画像データとその位置の周囲から出射する光に関する2
    次元画像データとを収集する記憶手段と、該記憶手段か
    ら読み出された上記のビーム位置の画像データとその周
    囲の画像データとの間の吸光度差情報を求めて吸光物質
    の濃度に関する分布データを算出するデータ処理手段と
    を備えることを特徴とする光透過映像装置。
  2. 【請求項2】 波長の異なる複数の細い光ビームを選択
    的に発生する光発生手段と、該光ビームを被検体に対し
    て2次元的に平行走査する走査手段と、該被検体を挟ん
    で上記光発生手段と対向配置される画像縮小伝達特性を
    有する光画像伝達手段と、該光画像伝達手段の出力側に
    光結合される2次元配列の固体撮像手段と、該固体撮像
    手段から読み出された信号を格納することにより異なる
    時点における2次元画像データを収集する記憶手段と、
    該記憶手段から読み出された異なる時点での各波長ごと
    の2次元画像データを編集および演算処理してパラメー
    タ画像を作成するデータ処理手段とを備えることを特徴
    とする光透過映像装置。
JP9278199A 1996-10-31 1997-09-25 光透過映像装置 Pending JPH10179558A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9278199A JPH10179558A (ja) 1996-10-31 1997-09-25 光透過映像装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30710796 1996-10-31
JP8-307107 1996-10-31
JP9278199A JPH10179558A (ja) 1996-10-31 1997-09-25 光透過映像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10179558A true JPH10179558A (ja) 1998-07-07

Family

ID=26552762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9278199A Pending JPH10179558A (ja) 1996-10-31 1997-09-25 光透過映像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10179558A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003508735A (ja) * 1999-08-31 2003-03-04 ネイダーランゼ、オルガニザティー、ボー、トゥーゲパストナトゥールウェテンシャッペルーク、オンダーツォーク、ティーエヌオー 濃度比率決定用撮像装置
JP2008301914A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Sony Corp 生体情報取得装置および生体情報取得方法
JP2011520581A (ja) * 2008-05-26 2011-07-21 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 光学的検出方法及び関節の状態を光学的に検出する装置
JP2012510848A (ja) * 2008-12-05 2012-05-17 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 関節の状態の光学的検出方法及び光学的検出用装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003508735A (ja) * 1999-08-31 2003-03-04 ネイダーランゼ、オルガニザティー、ボー、トゥーゲパストナトゥールウェテンシャッペルーク、オンダーツォーク、ティーエヌオー 濃度比率決定用撮像装置
JP4795593B2 (ja) * 1999-08-31 2011-10-19 ネイダーランゼ、オルガニザティー、ボー、トゥーゲパストナトゥールウェテンシャッペルーク、オンダーツォーク、ティーエヌオー 濃度比率決定用撮像装置
JP2008301914A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Sony Corp 生体情報取得装置および生体情報取得方法
JP2011520581A (ja) * 2008-05-26 2011-07-21 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 光学的検出方法及び関節の状態を光学的に検出する装置
JP2012510848A (ja) * 2008-12-05 2012-05-17 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 関節の状態の光学的検出方法及び光学的検出用装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3035336B2 (ja) 血流測定装置
US11153499B2 (en) Rapid, high dynamic range image acquisition with a charge-coupled device (CCD) camera
JP3145487B2 (ja) 粒子分析装置
JP4236123B1 (ja) 三次元画像取得装置
US8675196B2 (en) Analyzer and particle imaging method
US20070091425A1 (en) Microscope examination apparatus and microscope examination method
EP3270120B1 (en) Measurement method, measurement device, and program
US11096586B1 (en) Systems for detecting carious lesions in teeth using short-wave infrared light
US20230314782A1 (en) Sample observation device and sample observation method
CA3079400C (en) Rapid, high dynamic range image acquisition with a charge-coupled device (ccd) camera
JP4935914B2 (ja) 成分測定装置
JPH10179558A (ja) 光透過映像装置
JP3624925B2 (ja) 光透過映像装置
JP2021139887A (ja) 識別装置
JPH0928698A (ja) 光計測装置
JP2981699B2 (ja) 検体の3次元情報計測方法および装置
JPH0431054B2 (ja)
WO2021172274A1 (ja) 識別装置
RU98109601A (ru) Способ исследования микрообъектов
CN218572188U (zh) 激光散斑血流成像系统
US20230184681A1 (en) Sample observation device and sample observation method
CN211962001U (zh) 一种高光谱深层三维散射光影像仪
WO2021152724A1 (ja) 配光検査装置、配光検査方法、内視鏡システム、及び記憶媒体
CN115153480A (zh) 激光散斑血流成像系统
CN116839500A (zh) 同时提取内部荧光分子分布和表面三维结构的成像系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040420

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050401

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050404

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051018

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060314