JPH10179410A - 自動製パン機 - Google Patents
自動製パン機Info
- Publication number
- JPH10179410A JPH10179410A JP35828796A JP35828796A JPH10179410A JP H10179410 A JPH10179410 A JP H10179410A JP 35828796 A JP35828796 A JP 35828796A JP 35828796 A JP35828796 A JP 35828796A JP H10179410 A JPH10179410 A JP H10179410A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bread
- blade
- case
- wing
- maker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パン材料を入れたパンケース内で練り,発
酵,焼成等の工程を順次行い自動的にパンを作る自動製
パン機において、焼上げたパンの底面に穴を残すことが
なく、しかも複数の駆動手段を必要とせず一般家庭でも
手軽に使用できる安価な装置を提供する。 【構成】 パンケースを収容する製パン室の上方に羽根
を支持し、羽根を回転駆動するモータの正逆回転を駆動
源として羽根を昇降させる。また、製パン室上方の羽根
に対しパンケースを昇降させるものとし、この昇降は製
パン室の扉の開閉により行なわれるものとする。
酵,焼成等の工程を順次行い自動的にパンを作る自動製
パン機において、焼上げたパンの底面に穴を残すことが
なく、しかも複数の駆動手段を必要とせず一般家庭でも
手軽に使用できる安価な装置を提供する。 【構成】 パンケースを収容する製パン室の上方に羽根
を支持し、羽根を回転駆動するモータの正逆回転を駆動
源として羽根を昇降させる。また、製パン室上方の羽根
に対しパンケースを昇降させるものとし、この昇降は製
パン室の扉の開閉により行なわれるものとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パンケース内に粉,
水,イースト等のパン材料を投入し、パンケース内で練
り,発酵,焼成等の工程を順次行い自動的にパンを作る
自動製パン機に関し、特にパンに羽根の痕を残すことな
く仕上がり良くパンを焼き上げることができるものに関
する。
水,イースト等のパン材料を投入し、パンケース内で練
り,発酵,焼成等の工程を順次行い自動的にパンを作る
自動製パン機に関し、特にパンに羽根の痕を残すことな
く仕上がり良くパンを焼き上げることができるものに関
する。
【0002】
【従来の技術】現在普及し使用されている装置は、パン
ケースの底面にパン材料を混練する羽根を備えており、
この羽根を付けたまま焼き上げるため、出来上がったパ
ンの底面に穴ができてしまうという欠点があった。これ
に対し例えば特開昭54−35278号公報や特開昭5
6−78553号公報に見られるように、羽根をパンケ
ースを収容する製パン室の上方から支持すると共に、パ
ンケースを昇降させる手段を備えて、パン材料の混練時
にはパンケースを上昇させて羽根を作用させ、パン焼成
時にはパンケースを降下させて羽根がパン生地内にめり
込んでいない状態とすることにより、上記欠点を解消で
きる装置が知られている。しかし、こうした従来の装置
では、羽根を回転作動させるモータの他にパンケースを
昇降させるモータ等の駆動手段を必要とし、高価で複雑
な構造となるため一般家庭に普及するまでに至っていな
かった。
ケースの底面にパン材料を混練する羽根を備えており、
この羽根を付けたまま焼き上げるため、出来上がったパ
ンの底面に穴ができてしまうという欠点があった。これ
に対し例えば特開昭54−35278号公報や特開昭5
6−78553号公報に見られるように、羽根をパンケ
ースを収容する製パン室の上方から支持すると共に、パ
ンケースを昇降させる手段を備えて、パン材料の混練時
にはパンケースを上昇させて羽根を作用させ、パン焼成
時にはパンケースを降下させて羽根がパン生地内にめり
込んでいない状態とすることにより、上記欠点を解消で
きる装置が知られている。しかし、こうした従来の装置
では、羽根を回転作動させるモータの他にパンケースを
昇降させるモータ等の駆動手段を必要とし、高価で複雑
な構造となるため一般家庭に普及するまでに至っていな
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従ってこの発明の課題
とするところは、焼上げたパンの底面に穴を残すことが
なく、しかも複数の駆動手段を必要とせず一般家庭でも
手軽に使用できる安価な自動製パン機が提供できない
か、という点にある。
とするところは、焼上げたパンの底面に穴を残すことが
なく、しかも複数の駆動手段を必要とせず一般家庭でも
手軽に使用できる安価な自動製パン機が提供できない
か、という点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、パンケース
内に粉,水,イースト等のパン材料を投入し、パンケー
ス内で練り,発酵,焼成等の工程を順次行い自動的にパ
ンを作る自動製パン機において、パンケースを収容する
製パン室の上方に支持され下端にパン材料混練用のブレ
ードを有する羽根と、該羽根をブレードが製パン室上部
からパンケース底部に達する所定区間昇降自在とする羽
根昇降手段と、該羽根を正逆回転させるモータとを備
え、前記モータの正逆回転を駆動源として羽根を昇降さ
せて、上記課題の解決をはかったものである。
内に粉,水,イースト等のパン材料を投入し、パンケー
ス内で練り,発酵,焼成等の工程を順次行い自動的にパ
ンを作る自動製パン機において、パンケースを収容する
製パン室の上方に支持され下端にパン材料混練用のブレ
ードを有する羽根と、該羽根をブレードが製パン室上部
からパンケース底部に達する所定区間昇降自在とする羽
根昇降手段と、該羽根を正逆回転させるモータとを備
え、前記モータの正逆回転を駆動源として羽根を昇降さ
せて、上記課題の解決をはかったものである。
【0005】ここで、前記製パン室上方に回転可能に支
持されるガイド棒を備え、前記羽根は該ガイド棒と螺旋
溝を介して係合させて前記羽根昇降可能を構成するもの
とし、前記羽根とキー溝等を介して係合し該羽根を軸と
して共に回転し且つ同羽根を軸方向にスライド可能とし
たプーリと、前記羽根が昇降する間前記ガイド棒の回転
を制限するブレーキ手段とを備え、前記モータでは前記
プーリを駆動し、前記ブレーキ手段は前記ブレードがパ
ンケース底部に達するとその制動を開放するよう構成す
れば良い。なお、前記羽根には前記ガイド棒の先を受容
する軸穴が設けられ、前記ガイド棒の外周に螺旋状の突
条が、また前記軸穴には該突条と噛み合う螺旋溝が設け
られていることが望ましい。
持されるガイド棒を備え、前記羽根は該ガイド棒と螺旋
溝を介して係合させて前記羽根昇降可能を構成するもの
とし、前記羽根とキー溝等を介して係合し該羽根を軸と
して共に回転し且つ同羽根を軸方向にスライド可能とし
たプーリと、前記羽根が昇降する間前記ガイド棒の回転
を制限するブレーキ手段とを備え、前記モータでは前記
プーリを駆動し、前記ブレーキ手段は前記ブレードがパ
ンケース底部に達するとその制動を開放するよう構成す
れば良い。なお、前記羽根には前記ガイド棒の先を受容
する軸穴が設けられ、前記ガイド棒の外周に螺旋状の突
条が、また前記軸穴には該突条と噛み合う螺旋溝が設け
られていることが望ましい。
【0006】また、パンケース内に粉,水,イースト等
のパン材料を投入し、パンケース内で練り,発酵,焼成
等の工程を順次行い自動的にパンを作る自動製パン機に
おいて、前記パンケースを収容する製パン室を開閉する
扉と、前記製パン室の上方に支持され下端にパン材料混
練用のブレードを有する羽根と、前記扉の閉止動作に連
動してパンケースを前記羽根側へ上昇させるケース昇降
手段とを備え、製パン室の扉の開閉によりパンケースを
昇降させて、上記課題の解決をはかったものである。
のパン材料を投入し、パンケース内で練り,発酵,焼成
等の工程を順次行い自動的にパンを作る自動製パン機に
おいて、前記パンケースを収容する製パン室を開閉する
扉と、前記製パン室の上方に支持され下端にパン材料混
練用のブレードを有する羽根と、前記扉の閉止動作に連
動してパンケースを前記羽根側へ上昇させるケース昇降
手段とを備え、製パン室の扉の開閉によりパンケースを
昇降させて、上記課題の解決をはかったものである。
【0007】この場合は、前記ケース昇降手段により上
昇されるパンケースを所定の上方位置で前記扉の開閉と
関係なく保持する手段と、該保持手段によるパンケース
の保持を下方位置へ降下させるべく解除する手段とを備
え、少なくとも焼成工程ではパンケースを下方位置へ降
下させてパンを焼上げるようにすれば良い。なお、前記
羽根を昇降させる手段を備え、該昇降手段による羽根の
昇降と連動して前記解除手段が作動するようにさせるこ
とができる。
昇されるパンケースを所定の上方位置で前記扉の開閉と
関係なく保持する手段と、該保持手段によるパンケース
の保持を下方位置へ降下させるべく解除する手段とを備
え、少なくとも焼成工程ではパンケースを下方位置へ降
下させてパンを焼上げるようにすれば良い。なお、前記
羽根を昇降させる手段を備え、該昇降手段による羽根の
昇降と連動して前記解除手段が作動するようにさせるこ
とができる。
【0008】更に、パンケース内に粉,水,イースト等
のパン材料を投入し、パンケース内で練り,発酵,焼成
等の工程を順次行い自動的にパンを作る自動製パン機に
おいて、パンケースを収容する製パン室の上方に支持さ
れ下端にパン材料混練用のブレードを有する羽根と、該
羽根をブレードが製パン室上部からパンケース底部に達
する所定区間昇降自在とする羽根昇降手段と、該羽根を
正逆回転させるモータと、前記製パン室を開閉する扉
と、該扉の閉止動作に連動してパンケースを前記羽根側
へ上昇させるケース昇降手段とを備え、前記モータの正
逆回転を駆動源として羽根を昇降させると共に、製パン
室の扉の開閉によりパンケースを昇降させて、課題の解
決をはかることもできる。
のパン材料を投入し、パンケース内で練り,発酵,焼成
等の工程を順次行い自動的にパンを作る自動製パン機に
おいて、パンケースを収容する製パン室の上方に支持さ
れ下端にパン材料混練用のブレードを有する羽根と、該
羽根をブレードが製パン室上部からパンケース底部に達
する所定区間昇降自在とする羽根昇降手段と、該羽根を
正逆回転させるモータと、前記製パン室を開閉する扉
と、該扉の閉止動作に連動してパンケースを前記羽根側
へ上昇させるケース昇降手段とを備え、前記モータの正
逆回転を駆動源として羽根を昇降させると共に、製パン
室の扉の開閉によりパンケースを昇降させて、課題の解
決をはかることもできる。
【0009】
【作用効果】このように、羽根を回転させるモータの正
逆回転を駆動源として羽根を昇降させたり、または製パ
ン室の扉の開閉によりパンケースを昇降させたりして、
羽根のブレードをパンケース内に位置させることがで
き、従来のようにパンケースや羽根を昇降させる別個の
駆動手段を必要としないから、安価に構成できこの結果
一般家庭においても手軽に使用できる装置を提供できる
ものである。なお、羽根およびパンケースをそれぞれ昇
降させるようにすれば、羽根とパンケースのいずれか一
方だけを昇降させる場合に比べて、それぞれの昇降する
区間を短くすることができ、動作区間の小さな軽便な構
造とできる。
逆回転を駆動源として羽根を昇降させたり、または製パ
ン室の扉の開閉によりパンケースを昇降させたりして、
羽根のブレードをパンケース内に位置させることがで
き、従来のようにパンケースや羽根を昇降させる別個の
駆動手段を必要としないから、安価に構成できこの結果
一般家庭においても手軽に使用できる装置を提供できる
ものである。なお、羽根およびパンケースをそれぞれ昇
降させるようにすれば、羽根とパンケースのいずれか一
方だけを昇降させる場合に比べて、それぞれの昇降する
区間を短くすることができ、動作区間の小さな軽便な構
造とできる。
【0010】
【実施例】以下図面を基に実施例を説明する。図1は実
施例の断面説明図、図2は図1の断面と直交する断面の
部分説明図である。製パン機本体1はその内部にパンケ
ース2を収容する製パン室3を形成し、その前面には上
下に揺動して製パン室3を開閉する扉4を設けている。
4aは扉4を開閉操作する把手である。
施例の断面説明図、図2は図1の断面と直交する断面の
部分説明図である。製パン機本体1はその内部にパンケ
ース2を収容する製パン室3を形成し、その前面には上
下に揺動して製パン室3を開閉する扉4を設けている。
4aは扉4を開閉操作する把手である。
【0011】製パン機本体1上方には羽根5が吊り下げ
支持され、この羽根5下端にはパン材料混練用のブレー
ド6を備え製パン室3内に臨ませている。7は羽根5と
螺合するガイド棒で、羽根5にはガイド棒7の先を受容
する軸穴が設けられ、ガイド棒7の外周には螺旋状の突
条が、また羽根5の軸穴には該突条と噛み合う螺旋溝が
設けられ、羽根5が回転することによりガイド棒7に沿
って羽根5およびブレード6が昇降する。通常は、羽根
5が上昇した図1の実線で示す状態に保持され、ブレー
ド6によりパン材料を練るときには図1の点線で示す位
置まで下降して練り動作するものである。
支持され、この羽根5下端にはパン材料混練用のブレー
ド6を備え製パン室3内に臨ませている。7は羽根5と
螺合するガイド棒で、羽根5にはガイド棒7の先を受容
する軸穴が設けられ、ガイド棒7の外周には螺旋状の突
条が、また羽根5の軸穴には該突条と噛み合う螺旋溝が
設けられ、羽根5が回転することによりガイド棒7に沿
って羽根5およびブレード6が昇降する。通常は、羽根
5が上昇した図1の実線で示す状態に保持され、ブレー
ド6によりパン材料を練るときには図1の点線で示す位
置まで下降して練り動作するものである。
【0012】ガイド棒7は、上端にフランジ部8を形成
し、このフランジ部8において本体1に固定されたブラ
ケット9より吊り下げ支持されている。ブラケット9に
はバネ10により付勢される押圧片11を備え、フラン
ジ部8上方よりこの押圧片11を圧接させてフランジ部
8下面をブラケット9内面に押し付け、ガイド棒7が羽
根5と共に回転することを制限するブレーキ手段として
機能させている。ここで、羽根5をバネ10の付勢に抗
して下方より押し上げ、フランジ部8下面とブラケット
9内面との接触を解けば、ガイド棒7を羽根5と共に回
転させることができる。
し、このフランジ部8において本体1に固定されたブラ
ケット9より吊り下げ支持されている。ブラケット9に
はバネ10により付勢される押圧片11を備え、フラン
ジ部8上方よりこの押圧片11を圧接させてフランジ部
8下面をブラケット9内面に押し付け、ガイド棒7が羽
根5と共に回転することを制限するブレーキ手段として
機能させている。ここで、羽根5をバネ10の付勢に抗
して下方より押し上げ、フランジ部8下面とブラケット
9内面との接触を解けば、ガイド棒7を羽根5と共に回
転させることができる。
【0013】12はモータ13の駆動により羽根5を回
転させるプーリで、本体1内を上下に仕切る仕切板14
に回転自在に固定されており、その中心部に羽根5を挿
通させ羽根5の軸方向に設けられたキー溝15において
係合して羽根5と共に回転する。羽根5はプーリ12に
対し上下にスライドが可能で、回転に伴い羽根5はキー
溝15に沿って昇降することができる。
転させるプーリで、本体1内を上下に仕切る仕切板14
に回転自在に固定されており、その中心部に羽根5を挿
通させ羽根5の軸方向に設けられたキー溝15において
係合して羽根5と共に回転する。羽根5はプーリ12に
対し上下にスライドが可能で、回転に伴い羽根5はキー
溝15に沿って昇降することができる。
【0014】製パン室3において、パンケース2は昇降
トレー16上に載置され、昇降トレー16は扉4と一体
に形成される作動片17と係合するリンク18により昇
降可能となっている。昇降トレー16の両側には側壁1
9,19が立設されており、側壁19,19の上端には
折曲された係合部20,20が形成されていて、図2に
示すように、仕切板14に支持されるフック21,21
に係止されて上昇した状態で保持できるようになってい
る。通常は、パンケース2が降下した図1の実線で示す
位置にあり、扉4を図1のように開いてから閉じること
により、パンケース2は図1の点線で示す位置まで上昇
し、フック21,21に係止されて昇降トレー16と共
に上昇した状態に保持される。
トレー16上に載置され、昇降トレー16は扉4と一体
に形成される作動片17と係合するリンク18により昇
降可能となっている。昇降トレー16の両側には側壁1
9,19が立設されており、側壁19,19の上端には
折曲された係合部20,20が形成されていて、図2に
示すように、仕切板14に支持されるフック21,21
に係止されて上昇した状態で保持できるようになってい
る。通常は、パンケース2が降下した図1の実線で示す
位置にあり、扉4を図1のように開いてから閉じること
により、パンケース2は図1の点線で示す位置まで上昇
し、フック21,21に係止されて昇降トレー16と共
に上昇した状態に保持される。
【0015】扉4が完全に閉止されると作動片17とリ
ンク18との係合が解かれるので、ここでフック21,
21の係止を解除すればパンケース2を降下させること
もできる。扉4を完全に閉止した状態から再度開くと、
作動片17とリンク18とは再び接触する状態となる
が、リンク18は支持部22の軸支穴23が長穴とされ
ていて支軸が上方に変位可能であるから、扉4を開くに
従い作動片17はリンク18を押し上げてリンク18の
上方へ復帰し、再び昇降トレー16を上昇可能な状態に
することができる。
ンク18との係合が解かれるので、ここでフック21,
21の係止を解除すればパンケース2を降下させること
もできる。扉4を完全に閉止した状態から再度開くと、
作動片17とリンク18とは再び接触する状態となる
が、リンク18は支持部22の軸支穴23が長穴とされ
ていて支軸が上方に変位可能であるから、扉4を開くに
従い作動片17はリンク18を押し上げてリンク18の
上方へ復帰し、再び昇降トレー16を上昇可能な状態に
することができる。
【0016】フック21,21は、仕切板14から昇降
自在に吊り下げられるプレート24と連動し、その係止
状態を解除することができる。プレート24は、下面に
熱反射面を形成し中央に羽根5を貫通させるドーナツ状
の金属板で、上面には仕切板14を貫通しプレート24
の昇降をガイドするピン25を複数立設してあり、下降
した状態にある羽根5が上昇しその上限近くにまで達す
ると、ブレード6がプレート24に接してこれを押し上
げ、これに伴いピン25がフック21の一端を変位させ
てその係止状態を解除するものである。
自在に吊り下げられるプレート24と連動し、その係止
状態を解除することができる。プレート24は、下面に
熱反射面を形成し中央に羽根5を貫通させるドーナツ状
の金属板で、上面には仕切板14を貫通しプレート24
の昇降をガイドするピン25を複数立設してあり、下降
した状態にある羽根5が上昇しその上限近くにまで達す
ると、ブレード6がプレート24に接してこれを押し上
げ、これに伴いピン25がフック21の一端を変位させ
てその係止状態を解除するものである。
【0017】26,27は羽根5の昇降位置を検出する
スイッチで、スイッチ26は通常の上限位置まで羽根5
が上昇したのを検出し、スイッチ27は羽根5が上昇し
ブレード6がプレート24へ接触する直前の位置に達し
たのを検出する。28はヒータで、製パン室3内にあっ
てパンケース2を取り囲むように配置される。29は本
体1外面へ操作部30を露出させるコントローラで、操
作部30への入力に伴い製パン動作を与え、スイッチ2
6,27をはじめ図示しないサーミスタ等のセンサから
の信号に基づきモータ13およびヒータ28の制御を行
う。
スイッチで、スイッチ26は通常の上限位置まで羽根5
が上昇したのを検出し、スイッチ27は羽根5が上昇し
ブレード6がプレート24へ接触する直前の位置に達し
たのを検出する。28はヒータで、製パン室3内にあっ
てパンケース2を取り囲むように配置される。29は本
体1外面へ操作部30を露出させるコントローラで、操
作部30への入力に伴い製パン動作を与え、スイッチ2
6,27をはじめ図示しないサーミスタ等のセンサから
の信号に基づきモータ13およびヒータ28の制御を行
う。
【0018】以下、実施例の動作を図3に示す製パン動
作例に沿って説明する。使用者は、製パン室3から取り
出したパンケース2に粉,水,イースト等のパン材料を
入れた後、パンケース2を製パン室3へセットし扉4を
閉め、操作部30において製パン動作の開始入力をすれ
ば良い。扉4が閉められると、扉4の作動片17がリン
ク18を回動させて昇降トレー16を押し上げ、フック
21,21と係合させてパンケース2が上方位置に保持
される。この後、製パン動作開始入力があると、コント
ローラ29ではモータ13およびヒータ28を制御し、
図3に示す順番で各工程を連続して与えてパンを作成す
る。
作例に沿って説明する。使用者は、製パン室3から取り
出したパンケース2に粉,水,イースト等のパン材料を
入れた後、パンケース2を製パン室3へセットし扉4を
閉め、操作部30において製パン動作の開始入力をすれ
ば良い。扉4が閉められると、扉4の作動片17がリン
ク18を回動させて昇降トレー16を押し上げ、フック
21,21と係合させてパンケース2が上方位置に保持
される。この後、製パン動作開始入力があると、コント
ローラ29ではモータ13およびヒータ28を制御し、
図3に示す順番で各工程を連続して与えてパンを作成す
る。
【0019】練り工程(1)において、モータ13を正転
駆動し羽根5が回転されると、ガイド棒7の螺旋突状に
沿って羽根5が回転しつつ降下し、ブレード6がパンケ
ース2内に入ってパン材料の混練が行われる。降下に伴
い羽根5の下端がパンケース2の底面に接するに至る
と、羽根5の降下が阻止されバネ10の付勢に抗してガ
イド7が押し上げられるようになり、フランジ部8とブ
ラケット9との接触が解かれてガイド棒7が羽根5と共
に回転することになる。こうして、ブレード6はパンケ
ース2底部に保持されて混練動作を継続する。
駆動し羽根5が回転されると、ガイド棒7の螺旋突状に
沿って羽根5が回転しつつ降下し、ブレード6がパンケ
ース2内に入ってパン材料の混練が行われる。降下に伴
い羽根5の下端がパンケース2の底面に接するに至る
と、羽根5の降下が阻止されバネ10の付勢に抗してガ
イド7が押し上げられるようになり、フランジ部8とブ
ラケット9との接触が解かれてガイド棒7が羽根5と共
に回転することになる。こうして、ブレード6はパンケ
ース2底部に保持されて混練動作を継続する。
【0020】所定の練り時間が経過すると練り動作を停
止し、今度はモータ13を逆転させて羽根5を上昇させ
る。上昇に伴い羽根5がスイッチ27の検出位置に至る
とモータ13を停止し、羽根5をプレート24を押圧す
る手前の中間位置で保持する。この状態で今度はヒータ
28が通電制御され、次の一次発酵工程(2)が実行され
る。所定時間経過し一次発酵が終われば、再び羽根5を
降下させ生地のガス抜き工程(3)が行われる。このガス
抜き工程(3)は前記練り工程(1)と同様にモータ13の
正転と逆転とにより羽根5を昇降させて行えば良い。続
く二次発酵(4)も一次発酵(2)とヒータ制御の設定温度
が異なるだけであとは一次発酵と同様に実行される。
止し、今度はモータ13を逆転させて羽根5を上昇させ
る。上昇に伴い羽根5がスイッチ27の検出位置に至る
とモータ13を停止し、羽根5をプレート24を押圧す
る手前の中間位置で保持する。この状態で今度はヒータ
28が通電制御され、次の一次発酵工程(2)が実行され
る。所定時間経過し一次発酵が終われば、再び羽根5を
降下させ生地のガス抜き工程(3)が行われる。このガス
抜き工程(3)は前記練り工程(1)と同様にモータ13の
正転と逆転とにより羽根5を昇降させて行えば良い。続
く二次発酵(4)も一次発酵(2)とヒータ制御の設定温度
が異なるだけであとは一次発酵と同様に実行される。
【0021】こうして二次発酵(4)が終了すると2回目
のガス抜き工程(5)が行われるが、以後ブレード6によ
る混練動作が必要ないため、ガス抜きが終了し羽根5を
上昇させる際にその上限位置まで退避させることにな
る。すなわち、モータ13を逆転して羽根5をスイッチ
27の検出位置を越えて上昇させ、スイッチ26の検出
信号に基づきモータ13を停止する。このとき、ブレー
ド6が上限近くにまで至るとプレート24を押圧して上
昇させるので、これに伴いピン25でフック21,21
を回動させ昇降トレー16との係合を解き、パンケース
2を降下させる。こうして羽根5はパンケース2内から
完全に離脱し、続く成形発酵(6)において生地がパンケ
ース2の上縁を越える程に膨張しても羽根5が生地にめ
り込んで跡を残すことがない。
のガス抜き工程(5)が行われるが、以後ブレード6によ
る混練動作が必要ないため、ガス抜きが終了し羽根5を
上昇させる際にその上限位置まで退避させることにな
る。すなわち、モータ13を逆転して羽根5をスイッチ
27の検出位置を越えて上昇させ、スイッチ26の検出
信号に基づきモータ13を停止する。このとき、ブレー
ド6が上限近くにまで至るとプレート24を押圧して上
昇させるので、これに伴いピン25でフック21,21
を回動させ昇降トレー16との係合を解き、パンケース
2を降下させる。こうして羽根5はパンケース2内から
完全に離脱し、続く成形発酵(6)において生地がパンケ
ース2の上縁を越える程に膨張しても羽根5が生地にめ
り込んで跡を残すことがない。
【0022】こうして成形発酵(6)が行われ所定時間が
経過すると、ヒータ28への通電量を増して焼成工程
(7)に移行する。こうして所定時間の焼成工程が完了す
ると、コントローラ29では図示しない報知手段より製
パン終了を報知し、一連の製パン動作を終了する。使用
者は、製パン終了の知らせがあれば扉4を開きパンケー
ス2を取り出せば良い。
経過すると、ヒータ28への通電量を増して焼成工程
(7)に移行する。こうして所定時間の焼成工程が完了す
ると、コントローラ29では図示しない報知手段より製
パン終了を報知し、一連の製パン動作を終了する。使用
者は、製パン終了の知らせがあれば扉4を開きパンケー
ス2を取り出せば良い。
【0023】この発明は上記実施例に限定されるもので
はない。実施例では羽根5とパンケース2とをそれぞれ
昇降させるようにしているが、いずれか一方のみを上記
実施例と同等の手段で昇降させるようにすれば本発明の
課題解決が可能である。また、ブラケット9および押圧
片11からなるブレーキ手段も、羽根5が下限位置に達
したのをスイッチ等で検出してガイド棒7との接触を解
くソレノイド等を設けて代用させるなど、各部において
種々の実施態様が考えられる。
はない。実施例では羽根5とパンケース2とをそれぞれ
昇降させるようにしているが、いずれか一方のみを上記
実施例と同等の手段で昇降させるようにすれば本発明の
課題解決が可能である。また、ブラケット9および押圧
片11からなるブレーキ手段も、羽根5が下限位置に達
したのをスイッチ等で検出してガイド棒7との接触を解
くソレノイド等を設けて代用させるなど、各部において
種々の実施態様が考えられる。
【図1】本発明一実施例の断面説明図である。
【図2】本発明一実施例の断面説明図である。
【図3】実施例の製パン動作例を示すフローチャート図
である。
である。
1 製パン機本体 2 パンケース 3 製パン室 4 扉 5 羽根 6 ブレード 7 羽根昇降手段を構成するガイド棒 9,11 ブレーキ手段たるブラケットおよび押圧片 12 プーリ 13 モータ 15 キー溝 16 昇降トレー 17,18 ケース昇降手段たる作動片およびリンク 20,21 保持手段たる係合部およびフック 24,25 解除手段たるプレートおよびピン 28 ヒータ 29 コントローラ
Claims (7)
- 【請求項1】 パンケース内に粉,水,イースト等のパ
ン材料を投入し、パンケース内で練り,発酵,焼成等の
工程を順次行い自動的にパンを作る自動製パン機におい
て、パンケースを収容する製パン室の上方に支持され下
端にパン材料混練用のブレードを有する羽根と、該羽根
をブレードが製パン室上部からパンケース底部に達する
所定区間昇降自在とする羽根昇降手段と、該羽根を正逆
回転させるモータとを備え、前記モータの正逆回転を駆
動源として羽根を昇降させることを特徴とする自動製パ
ン機。 - 【請求項2】 請求項1記載の自動製パン機において、
前記製パン室上方に回転可能に支持されるガイド棒を備
え、前記羽根は該ガイド棒と螺旋溝を介して係合させて
前記羽根昇降可能を構成するものとし、前記羽根とキー
溝等を介して係合し該羽根を軸として共に回転し且つ同
羽根を軸方向にスライド可能としたプーリと、前記羽根
が昇降する間前記ガイド棒の回転を制限するブレーキ手
段とを備え、前記モータでは前記プーリを駆動し、前記
ブレーキ手段は前記ブレードがパンケース底部に達する
とその制動を開放するよう構成したことを特徴とする自
動製パン機。 - 【請求項3】 請求項2記載の自動製パン機において、
前記羽根には前記ガイド棒の先を受容する軸穴が設けら
れ、前記ガイド棒の外周に螺旋状の突条が、また前記軸
穴には該突条と噛み合う螺旋溝が設けられていることを
特徴とする自動製パン機。 - 【請求項4】 パンケース内に粉,水,イースト等のパ
ン材料を投入し、パンケース内で練り,発酵,焼成等の
工程を順次行い自動的にパンを作る自動製パン機におい
て、前記パンケースを収容する製パン室を開閉する扉
と、前記製パン室の上方に支持され下端にパン材料混練
用のブレードを有する羽根と、前記扉の閉止動作に連動
してパンケースを前記羽根側へ上昇させるケース昇降手
段とを備え、製パン室の扉の開閉によりパンケースを昇
降させることを特徴とする自動製パン機。 - 【請求項5】 請求項4記載の自動製パン機において、
前記ケース昇降手段により上昇されるパンケースを所定
の上方位置で前記扉の開閉と関係なく保持する手段と、
該保持手段によるパンケースの保持を下方位置へ降下さ
せるべく解除する手段とを備え、少なくとも焼成工程で
はパンケースを下方位置へ降下させてパンを焼上げるよ
うにしたことを特徴とする自動製パン機 - 【請求項6】 請求項5記載の自動製パン機において、
前記羽根を昇降させる手段を備え、該昇降手段による羽
根の昇降と連動して前記解除手段が作動するようにした
ことを特徴とする自動製パン機。 - 【請求項7】 パンケース内に粉,水,イースト等のパ
ン材料を投入し、パンケース内で練り,発酵,焼成等の
工程を順次行い自動的にパンを作る自動製パン機におい
て、パンケースを収容する製パン室の上方に支持され下
端にパン材料混練用のブレードを有する羽根と、該羽根
をブレードが製パン室上部からパンケース底部に達する
所定区間昇降自在とする羽根昇降手段と、該羽根を正逆
回転させるモータと、前記製パン室を開閉する扉と、該
扉の閉止動作に連動してパンケースを前記羽根側へ上昇
させるケース昇降手段とを備え、前記モータの正逆回転
を駆動源として羽根を昇降させると共に、製パン室の扉
の開閉によりパンケースを昇降させることを特徴とする
自動製パン機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35828796A JPH10179410A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 自動製パン機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35828796A JPH10179410A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 自動製パン機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10179410A true JPH10179410A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18458515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35828796A Pending JPH10179410A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 自動製パン機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10179410A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102028008A (zh) * | 2009-09-02 | 2011-04-27 | 三洋电机株式会社 | 自动制面包机 |
CN105919479A (zh) * | 2016-06-23 | 2016-09-07 | 叶雨玲 | 带可滑动的搅拌头的面包机 |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP35828796A patent/JPH10179410A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102028008A (zh) * | 2009-09-02 | 2011-04-27 | 三洋电机株式会社 | 自动制面包机 |
CN105919479A (zh) * | 2016-06-23 | 2016-09-07 | 叶雨玲 | 带可滑动的搅拌头的面包机 |
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