JPH10178823A - 回転目皿式播種機 - Google Patents
回転目皿式播種機Info
- Publication number
- JPH10178823A JPH10178823A JP35969296A JP35969296A JPH10178823A JP H10178823 A JPH10178823 A JP H10178823A JP 35969296 A JP35969296 A JP 35969296A JP 35969296 A JP35969296 A JP 35969296A JP H10178823 A JPH10178823 A JP H10178823A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- perforated plate
- rotary perforated
- seed
- flat floor
- rotary
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の回転目皿式播種機は、回転目皿で汲み
上げた種子が種子孔から回転目皿の下に入り込み播種が
不規則になることがあった。また回転目皿の下に小さな
ゴミが侵入して回転目皿の回転が円滑を欠くことがあっ
た。 【解決手段】 この発明は、上記問題を解決することを
目的としており、種子函底面に、弾性に富んだスポンジ
体の上面にポリプロピレン等の可撓性被膜を貼設させた
平床を固着せしめ、その平床上面に摺擦自在に回転目皿
を配したことにより、回転目皿の下に種子やゴミが侵入
せず、回転目皿が支障なく回転し円滑に播種できるよう
になった。
上げた種子が種子孔から回転目皿の下に入り込み播種が
不規則になることがあった。また回転目皿の下に小さな
ゴミが侵入して回転目皿の回転が円滑を欠くことがあっ
た。 【解決手段】 この発明は、上記問題を解決することを
目的としており、種子函底面に、弾性に富んだスポンジ
体の上面にポリプロピレン等の可撓性被膜を貼設させた
平床を固着せしめ、その平床上面に摺擦自在に回転目皿
を配したことにより、回転目皿の下に種子やゴミが侵入
せず、回転目皿が支障なく回転し円滑に播種できるよう
になった。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、機体に搭載された種
子函内の種子を機体の走行に伴なって回転する回転目皿
によって汲み上げ、それを種子函底面の播種孔から落下
させて播種する回転目皿式播種機に関し、詳しくは長期
間の使用にも回転目皿が確実に種子を汲み上げ、播種す
ることのできる回転目皿式播種機に関する。
子函内の種子を機体の走行に伴なって回転する回転目皿
によって汲み上げ、それを種子函底面の播種孔から落下
させて播種する回転目皿式播種機に関し、詳しくは長期
間の使用にも回転目皿が確実に種子を汲み上げ、播種す
ることのできる回転目皿式播種機に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の播種機に関する考案としては、
実開平２−３４１０９号公報に目皿式繰出装置（以下従
来技術と云う）が記載されている。この従来技術は目皿
を円滑に回転させるため、繰出ケースの底部上面に長繊
維を毛の如く立毛させた起毛部材が貼設されている。
実開平２−３４１０９号公報に目皿式繰出装置（以下従
来技術と云う）が記載されている。この従来技術は目皿
を円滑に回転させるため、繰出ケースの底部上面に長繊
維を毛の如く立毛させた起毛部材が貼設されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来技術にお
いて稲や麦など小径の種子を播種しようとすると、目皿
で汲み上げた種子が目皿の種子孔から目皿底面に入り込
み、播種が不規則になるだけでなく、目皿の回転が不能
になるおそれがあった。
いて稲や麦など小径の種子を播種しようとすると、目皿
で汲み上げた種子が目皿の種子孔から目皿底面に入り込
み、播種が不規則になるだけでなく、目皿の回転が不能
になるおそれがあった。
【０００４】また、従来技術によるときは起毛部材の間
に小さなゴミが侵入し、目皿との間に異常な摩擦が生
じ、起毛が摩滅して目皿が円滑に回転できなくなる問題
があった。
に小さなゴミが侵入し、目皿との間に異常な摩擦が生
じ、起毛が摩滅して目皿が円滑に回転できなくなる問題
があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決することを目的としており、回転目皿で汲み上げた種
子が稲、麦などの小径のものであっても、回転目皿の種
子孔から回転目皿の底に入り込まず、定量的に播種する
ことのできる回転目皿式播種機を提供するものである。
決することを目的としており、回転目皿で汲み上げた種
子が稲、麦などの小径のものであっても、回転目皿の種
子孔から回転目皿の底に入り込まず、定量的に播種する
ことのできる回転目皿式播種機を提供するものである。
【０００６】また、この発明は摩擦抵抗の極めて小さい
平床上面に、回転目皿が摺動自在に搭載されているた
め、長期の使用にも摩耗するおそれのない目皿式播種機
を提供するものである。
平床上面に、回転目皿が摺動自在に搭載されているた
め、長期の使用にも摩耗するおそれのない目皿式播種機
を提供するものである。
【０００７】即ちこの発明は、接地輪及び尾輪に走行自
在に支持された機体に種子函を搭載し、その種子函底面
にスポンジ体上面に可撓性被膜の貼付された平床を固着
すると共に、平床と上記種子函底面に互いに同形の播種
孔を設けて重合させ、その平床上面に上記播種孔上面の
通過自在な種子孔を設けた回転目皿を、摺擦自在に当接
せしめたことを特徴とするものである。
在に支持された機体に種子函を搭載し、その種子函底面
にスポンジ体上面に可撓性被膜の貼付された平床を固着
すると共に、平床と上記種子函底面に互いに同形の播種
孔を設けて重合させ、その平床上面に上記播種孔上面の
通過自在な種子孔を設けた回転目皿を、摺擦自在に当接
せしめたことを特徴とするものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】この発明を図示実施例により説明
すると、図１は一部を縦断した側面図であり機体１は接
地輪２及び尾輪３により走行自在に支持されている。機
体１には種子函４が搭載支持されており、種子函４の底
板５は前方が低くなるよう傾斜して設けられている。
すると、図１は一部を縦断した側面図であり機体１は接
地輪２及び尾輪３により走行自在に支持されている。機
体１には種子函４が搭載支持されており、種子函４の底
板５は前方が低くなるよう傾斜して設けられている。
【０００９】底板５の上面には平床６が螺子止め、その
他の方法により固定して設けられている。平床６は弾性
に富むスポンジ体６ａの上面に、摩擦抵抗の小さなポリ
プロピレン等の可撓性被膜６ｂを貼付してなるものであ
り、底板５と平床６には互いに同形の播種孔７が重合自
在に設けられている。なお、平床６はスポンジ体６ａの
底面に、鉄板などの裏板６ｃを取り付けておくと取り扱
いが容易で便利である。
他の方法により固定して設けられている。平床６は弾性
に富むスポンジ体６ａの上面に、摩擦抵抗の小さなポリ
プロピレン等の可撓性被膜６ｂを貼付してなるものであ
り、底板５と平床６には互いに同形の播種孔７が重合自
在に設けられている。なお、平床６はスポンジ体６ａの
底面に、鉄板などの裏板６ｃを取り付けておくと取り扱
いが容易で便利である。
【００１０】平床６の上面には摺動自在に回転目皿８が
搭載されている。この回転目皿８には平床６の播種孔７
上面を通過自在な種子孔８ａが、同心円状に適当間隔に
配されている。なお回転目皿８は、チェン機構などを介
し機体１を走行自在に支持する接地輪２に連動して回動
自在なよう設けられている。
搭載されている。この回転目皿８には平床６の播種孔７
上面を通過自在な種子孔８ａが、同心円状に適当間隔に
配されている。なお回転目皿８は、チェン機構などを介
し機体１を走行自在に支持する接地輪２に連動して回動
自在なよう設けられている。
【００１１】この発明は上記のように構成されており、
種子函４に種子ａを投入し機体１を走行させると、接地
輪２に連動して回転目皿８が回転し、種子函４内の種子
ａを種子孔８ａで適当数汲み上げ、それを播種孔７に供
給し下方に落下させることになる。
種子函４に種子ａを投入し機体１を走行させると、接地
輪２に連動して回転目皿８が回転し、種子函４内の種子
ａを種子孔８ａで適当数汲み上げ、それを播種孔７に供
給し下方に落下させることになる。
【００１２】ところが回転目皿８が摺動自在に搭載され
ている平床６は、弾性に富んだスポンジ６ａの上面に、
ポリプロピレン等の可撓性被膜６ｂが貼付されたもので
あるから、平床６上面は回転目皿８に対して柔軟に当接
するため、平床６の種子孔８ａの底面は可撓性被膜６ｂ
により完全に密閉されるので、回転目皿８が回転しても
種子孔８ａ内の種子ａが、種子孔８ａから回転目皿８の
下に入り込むことはない。（図３参照）
ている平床６は、弾性に富んだスポンジ６ａの上面に、
ポリプロピレン等の可撓性被膜６ｂが貼付されたもので
あるから、平床６上面は回転目皿８に対して柔軟に当接
するため、平床６の種子孔８ａの底面は可撓性被膜６ｂ
により完全に密閉されるので、回転目皿８が回転しても
種子孔８ａ内の種子ａが、種子孔８ａから回転目皿８の
下に入り込むことはない。（図３参照）
【００１３】而も、回転目皿８の当接している平床６の
上面は、ポリプロピレン等の滑りのよい可撓性被膜６ｂ
によって被覆されているため摩擦抵抗が極めて小さく、
回転目皿８が円滑に回転し半永久的に使用できるように
なった。
上面は、ポリプロピレン等の滑りのよい可撓性被膜６ｂ
によって被覆されているため摩擦抵抗が極めて小さく、
回転目皿８が円滑に回転し半永久的に使用できるように
なった。
【００１４】
【発明の効果】このように本発明によるときは、回転目
皿で汲み上げた種子が回転目皿と平床の間に入り込むこ
とがないため、汲み上げた種子を確実に定量播種できる
効果が生じた。
皿で汲み上げた種子が回転目皿と平床の間に入り込むこ
とがないため、汲み上げた種子を確実に定量播種できる
効果が生じた。
【００１５】また、この発明によるときは回転目皿に対
し、平床上面に貼設した摩擦抵抗の極めて小さな可撓性
被膜が摺擦自在に当接しているため、互いに摩耗するこ
となく半永久的に使用できる効果が生じた。
し、平床上面に貼設した摩擦抵抗の極めて小さな可撓性
被膜が摺擦自在に当接しているため、互いに摩耗するこ
となく半永久的に使用できる効果が生じた。
【図１】一部を切欠した側面図である。
【図２】要部の縦断面図
【図３】平床の構造を示す縦断面図
【図４】平床の平面図
【図５】回転目皿の平面図
１ 機体 ２ 接地輪 ３ 尾輪 ４ 種子函 ５ 底板 ６ 平床 ７ 播種孔 ８ 回転目皿
Claims (1)
- 【請求項１】 接地輪及び尾輪に走行自在に支持された
機体に種子函を搭載し、その種子函底面にスポンジ体上
面に可撓性被膜の貼付された平床を固着すると共に、平
床と上記種子函底面に互いに同形の播種孔を設けて重合
させ、その平床上面に上記播種孔上面の通過自在な種子
孔を設けた回転目皿を、摺擦自在に当接せしめたことを
特徴とする回転目皿式播種機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8359692A JP3068795B2 (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 回転目皿式播種機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8359692A JP3068795B2 (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 回転目皿式播種機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10178823A true JPH10178823A (ja) | 1998-07-07 |
| JP3068795B2 JP3068795B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=18465810
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8359692A Expired - Fee Related JP3068795B2 (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 回転目皿式播種機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3068795B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003061421A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-04 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 施肥装置 |
| WO2011118472A1 (ja) * | 2010-03-23 | 2011-09-29 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 粒状物の分配装置 |
| JP2014135922A (ja) * | 2013-01-16 | 2014-07-28 | Yanmar Co Ltd | 粒状物の繰出装置 |
-
1996
- 1996-12-19 JP JP8359692A patent/JP3068795B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003061421A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-04 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 施肥装置 |
| JP4733316B2 (ja) * | 2001-08-24 | 2011-07-27 | ヤンマー株式会社 | 施肥装置 |
| WO2011118472A1 (ja) * | 2010-03-23 | 2011-09-29 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 粒状物の分配装置 |
| JP2011193831A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | National Agriculture & Food Research Organization | 粒状物の分配装置 |
| JP2014135922A (ja) * | 2013-01-16 | 2014-07-28 | Yanmar Co Ltd | 粒状物の繰出装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3068795B2 (ja) | 2000-07-24 |
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Legal Events
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