JPH10178815A - コンバイン等の操向旋回制御装置 - Google Patents

コンバイン等の操向旋回制御装置

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JPH10178815A
JPH10178815A JP34576896A JP34576896A JPH10178815A JP H10178815 A JPH10178815 A JP H10178815A JP 34576896 A JP34576896 A JP 34576896A JP 34576896 A JP34576896 A JP 34576896A JP H10178815 A JPH10178815 A JP H10178815A
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JP
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culm
boundary
steering
combine
moisture
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JP34576896A
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Inventor
Harumitsu Toki
治光 十亀
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンバインの刈り取り時に刈取終端位置で操向
旋回を行うとき、立毛穀稈の未刈取領域の境界を電子カ
メラによる入力画像と基準となる画像とを合致させるよ
う機体の進行方向を自動的に修正制御する。 【解決手段】立毛穀稈の刈取終端位置において方向変更
のための操向旋回を行うとき、機体1の適宜位置に前方
に向け固定した電子カメラ2による入力画像の情報から
既刈取領域Aと未刈取領域Bの境界Cを検出し、この検
出した境界CFが予め画像上に設定される基準となる境
界CSに対して偏位しているときは、この両境界CF,
CSの位置を合致させるよう機体1の操向旋回の方向を
自動的に修正制御することを特徴とするコンバイン等の
操向旋回制御装置の構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバイン等の
操向旋回制御装置に関し、刈取終端位置における操向旋
回時に電子カメラによる入力画像の情報により旋回制御
を行わせるもの等の分野に属する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】コン
バインの作業時に、圃場端の枕地等刈取終端位置におい
て方向変更のための操向旋回を行うときに、予めコント
ローラ等に設定されているシーケンス制御等によって自
動的に操向旋回を行わせるもの等については、既に周知
である。しかし、このシーケンス制御によって予め設定
されたルートにより操向旋回を行わせるものでは、旋回
する土壌面が、土質の硬軟とか旋回の繰返しによる土壌
面の凹凸等により条件が一定していないため、設定され
たルート通りの操向旋回を阻害されるという難点があっ
た。
【0003】そこでこの発明は、操向旋回時に立毛穀稈
の既刈取領域と未刈取領域の境界を、電子カメラによる
入力画像の情報と画像中に設定されている基準とを比較
合致させるよう機体の進行方向を自動的に修正制御す
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、立毛穀稈の
刈取終端位置において方向変更のための操向旋回を行う
とき、機体1の適宜位置に前方に向け固定した電子カメ
ラ2による入力画像の情報から既刈取領域Aと未刈取領
域Bの境界Cを検出し、この検出した境界CFが予め画
像上に設定される基準となる境界CSに対して偏位して
いるときは、この両境界CF,CSの位置を合致させる
よう機体1の操向旋回の方向を自動的に修正制御するこ
とを特徴とするコンバイン等の操向旋回制御装置の構成
とする。
【0005】
【作用】上記の構成により、コンバインの刈取作業時
に、圃場端の枕地等刈取終端位置において方向変更のた
めの操向旋回を行うとき、例えば、操縦席の近傍位置に
前方の圃場面を撮像可能に電子カメラ2を固定し、この
カメラ2の入力画像から、圃場面における既刈取領域A
と未刈取領域Bの境界Cを、輝度の変化によるパワース
ペクトルの算出等によって検出を行い、この検出した境
界CFの位置が、予め画像上に設定される基準となる境
界CSの位置に対して偏位しているときは、機体1の進
行方向が正しい刈取条合わせに対して外れていることを
示しているから、その位置が合致するよう機体1の進行
方向を自動的に修正制御することにより、合致させた基
準となる境界CSによって正しい操向旋回を行わせるこ
とができる。
【0006】
【発明の効果】上記の作用の如く、刈取終端位置におい
て操向旋回を行うときに、電子カメラ2の入力画像から
圃場面の既刈取領域Aと未刈取領域Bの境界Cの検出を
行い、この検出した境界CFを、予め画像上に設定され
る基準となる境界CSに対して合致させるよう機体1の
進行方向を自動的に修正制御することにより、旋回する
土壌面が、土質の硬軟とか旋回の繰返しによる土壌面の
凹凸等により条件が一定していないときでも、合致させ
た基準となる境界CSによって機体1を正しい条合わせ
が可能な位置に操向旋回させることができるから、旋回
後速やかに刈り取りを開始することができる。
【0007】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。コンバインの車台3の下部側に土壌面を走行
する左右一対の走行クローラ4を有する走行装置5を配
設し、該車台3上にはフィードチェン6に挟持して供給
される穀稈を脱穀し、この脱穀された穀粒を選別回収し
て一時貯留する穀粒タンク7を備えた脱穀装置8を載設
する。
【0008】該脱穀装置8の前方側には、前端位置から
立毛穀稈を分草する分草体9と、分草された穀稈を引き
起こす引起部10と、引き起こされた穀稈を刈り取る刈
刃部11と、この刈り取られた穀稈を後方へ搬送して該
フィードチェン6へ受け渡しする穀稈搬送部12等を有
する刈取装置13を、土壌面に対して昇降自在に作用さ
せるよう構成する。
【0009】該刈取装置13の一側にコンバインの操作
制御を行う操作装置14と、この操作のための操作席1
5とを設け、この操作席15の後方側に該穀粒タンク7
を配置し、このような走行装置5,脱穀装置8,刈取装
置13,操作装置14等によってコンバインの機体1を
構成する。該操作席15の後部上方左側に、刈取装置1
3の上端部越しに刈取圃場面を左右範囲広角に撮像可能
なCCDカメラ等による電子カメラ2を固定して設け、
図1に示す如く、刈取作業時に圃場端の枕地等刈取終端
位置において方向を変更するため略90度の操向旋回を
行うとき、図2のフローチャートに示す如く、刈り取り
が完了したことが確認されたときは、操向旋回ルートの
うち立毛穀稈が存在しないため既刈取領域Aと未刈取領
域Bの境界Cを検出できないa点からb点までの行程
は、予めコントローラ等に設定しているシーケンス手段
によって旋回制御を行い、続いて該境界Cを検出可能な
操向旋回ルートのb点からc点までの行程の間に、図3
に示す如く、電子カメラ2により前方の圃場面において
撮像した該境界C近傍の画像16を入力する。
【0010】この入力画像16から、横及び縦軸の画素
区画(例えば0,30と511,93のポイント区画)
を分析領域16aとし、この分析領域16aの輝度の変
化を計測して周波数分析を行い、この分析によって図4
に示す如きパワースペクトル分布を得ることができる。
このパワースペクトル分布から高周波成分の情報を消去
するために、パワースペクトル分布の中心となる直流部
から小さい半径(例えば4画素)によるサークル部分以
外をマスク処理する。
【0011】このマスク処理したものを逆周波数分析を
行うことによって、図5に示す如き画像17を再構築す
ることができ、この画像17から図6に示す如きヒスト
グラムを算出する。このヒストグラムのパターンによる
輝度度数のピーク値に、別に設定する一定の係数を乗じ
た算出値等によって2値化のためのしきい値(例えば輝
度レベル74)を求め、このしきい値によって画像17
を2値化し、図7に示す如き2値化画像18を得て、こ
の画像18から既刈取領域Aと未刈取領域Bの境界CF
を検出する。(しきい値の算出については本実施例に限
定されるものではない)この境界CFの検出が確認され
たときは、この検出された境界CFと、予め画像上に設
定される操向旋回ルートのb点からc点までの行程にお
いて正しい条合わせが可能な旋回姿勢を示す既刈取領域
Aと未刈取領域Bの基準となる境界CSとの比較を行
い、この比較結果により基準となる境界CSに対して検
出された境界CFが合致していることが確認されたとき
は、正しい旋回姿勢を示しているからこの姿勢のままて
条合わせを行い刈り取りを開始する。
【0012】また、基準となる境界CSに対して検出さ
れた境界CFが合致せず偏位しているときは、旋回時の
回転半径が過大か又は過小かによる不適正な旋回姿勢を
示しているから、これを正しい旋回姿勢とするべく自動
的に機体1の進行方向の修正制御を行い、この修正制御
された進行方向の画像16を入力し、前記の如き手段に
より境界CFを検出すると共に、再び基準となる境界C
Sとの比較を行い、この比較結果が合致して正しい旋回
姿勢となるまで繰返し修正制御を行わせる。
【0013】なお、上記の作用における刈取終端位置で
の操向旋回の角度は90度に限らず180度その他にお
いても旋回制御が可能であり、電子カメラ2の固定位置
についてはこれらの作業状態に応じた適正な位置を選択
することが必要である。また、刈取作業時に、図8のフ
ローチャートに示す如く、前記のような状態における電
子カメラ2によって、図9に示す如き前方の圃場面にお
ける倒伏した姿勢の立毛穀稈の画像19を入力したとき
は、この画像19により分析領域を設定すると共に、こ
の分析領域の周波数分析を行い、この分析によって図1
0に示す如きパワースペクトル分布を得ることができ
る。
【0014】このパワースペクトル分布において、図1
1に示す如く、予め設定したパワー値の位置をY軸上の
周波数の高い側からソートを行い、この設定パワー値よ
り大きくなる半径R位置を検出し、この半径R位置にお
ける半径rによる平均パワー値PYを算出すると共に、
X軸上の該半径R位置における半径rによる平均パワー
値PXを算出することにより、このPYとPXの比率の
算出から、この比率における差が大きいほど立毛穀稈の
倒伏度合が大きいと判定できる。
【0015】この倒伏度合の判定により、立毛穀稈の倒
伏状態を刈り取り前に精度よく検出確認することができ
るから、この確認による対応の一例として、車速を減速
する等の制御を行うことにより、倒伏穀稈の損傷や脱穀
負荷の急激な増大を回避して安定した刈取作業を行うこ
とができる。また、パワースペクトル分布が周波数の低
い中央側に方向性のない円形POで算出されるときは立
毛穀稈が倒伏していないことを示している。なお、パワ
ースペクトル分布が傾斜しているときはX軸,Y軸を、
この傾斜状態に応じて回転させ位相をずらすようにすれ
ばよい。
【0016】また、上記と異なる実施例として、刈取装
置13の穀稈搬送部12等に、搬送穀稈の籾表面におけ
る水分量と登熟度を同時に検出可能な籾水分熟度センサ
20を配設したものにおいて、この籾水分熟度センサ2
0は、電磁波の水分固有の吸収帯と葉緑素固有の吸収帯
とを用いて籾表面の水分量と籾殻に含まれる葉緑素から
その登熟度を検出するものであり、図14に示す如く、
光源側21aと受光側21bとに仕切られたセンサケー
ス22を設け、このセンサケース22の光源側21aに
ハロゲンランプ又は白熱ランプ等による熱線光源23を
配置して構成させる。
【0017】該センサケース22の受光側21bに、該
光源23からの光波を受けて水分による吸収率の大きい
帯域波長(例えば赤外線領域の1.45マイクロメータ
の波長)を透過し、その他の波長は阻止するバンドパス
フィルタ24を介して籾表面の水分量を測定するフォト
ダイオード等による水分計測用受光素子25と、非透過
により屈折した波長(1.45マイクロメータ以外の波
長)を受けて葉緑素による吸収率の大きい帯域波長(例
えば可視光領域の0.68マイクロメータの波長)を透
過し、その他の波長は阻止するバンドパスフィルタ26
を介して籾殻の葉緑素を測定するフォトダイオード等に
よる葉緑素計測用受光素子27と、非透過により屈折し
た波長(0.68マイクロメータ以外の波長)を受けて
籾表面の凹凸や照射距離等の影響を受け難い帯域波長
(例えば赤外線領域の0.95マイクロメータの波長)
を透過し、その他の波長は阻止するバンドパスフィルタ
28を介して計測条件による誤差を比率補正する参考基
準値の測定を行うフォトダイオード等による参考計測用
受光素子29とを、該光源23から籾表面へ向け照射し
た光波の反射波を各々最適状態で検出可能な位置に配置
すると共に、該センサケース22の前面に照射波と反射
波を阻害しないセンサ保護用ガラス22aを設けて構成
させる。
【0018】CPUを主体的に配して該籾水分熟度セン
サ20の検出値の入力により籾表面の水分値と熟度値の
分析演算を行う籾水分熟度検出装置30を設け、この籾
水分熟度検出装置30には、図15に示す如く、該水分
計測用受光素子25と葉緑素計測用受光素子27及び参
考計測用受光素子29による検出時に各々発生する電流
を、増幅回路31により増幅した後、該受光素子25と
受光素子27の比率補正を行う演算回路32によって演
算処理を行い、この演算処理によって算出した結果を出
力調整回路33によって調整を行った後各々出力させる
よう構成する。
【0019】刈り取られた穀稈の籾表面における水分を
検出するとき、従来の如き水分固有の吸収波長の吸収量
を計測する手段のみでは、高水分の青米と登熟した籾の
濡れたものとの判定ができ難いものであったが、これ
を、該水分計測用受光素子25による水分量の測定と同
時に、該葉緑素計測用受光素子27による籾殻に含まれ
る葉緑素から登熟度の測定を行うことにより、搬送穀稈
の籾表面の水分量とその登熟度を検出することができる
から、籾表面の水分状態の検出精度を向上させることが
できると共に、計測条件の影響によって生じる誤差を補
正する該参考計測用受光素子29を水分計測と熟度計測
とに対して供用させることにより、各別に設ける場合に
比してコスト低減を図ることができる。
【0020】また、上記と異なる実施例として、脱穀装
置8の後端部に装着した脱穀後の排稈を裁断処理する排
稈カッタ34の後部へ、この排稈カッタ34との切り替
えによって排稈を紐結束する排稈ノッタ35を装架した
ものにおいて、この排稈ノッタ35は、図16に示す如
く、その上下方向略中央位置に、送り込まれた排稈を結
束して放出する適宜間隔の結束通路Sを設け、この結束
通路Sの上部側には帯状に長い結束ベース36を、下部
側にはこの結束ベース36と相対して結束ガイド37を
各々配置して構成する。
【0021】該結束ガイド37側には、結束通路Sにお
いて楕円状軌跡による往復作用により排稈を集束圧縮す
るパッカ38と、結束通路Sの出口側を遮るように位置
してパッカ38の押圧力を受けてその圧力を検出する圧
力センサ39を受圧板40aに設けた受圧突起40と、
この圧力センサ39のONによる結束作用の開始により
圧縮された排稈に結束紐をその先端部41aから繰り出
して巻き掛けながら回動する円弧状のニードル41とを
各々配置して構成する。
【0022】該結束ベース36側には、ニードル41に
よって排稈に巻き掛けられた紐端を挟持する紐ホルダ4
2と、この巻き掛けられた紐の両端をひっかけて結節す
るノッタビル43とを適宜に相対して回動可能に軸承位
置させるノッタベース44を設けると共に、このノッタ
ベース44の紐ホルダ42とノッタビル43とに各々軸
止したピニオンギヤに、適切なタイミングで回動させて
紐結節させるセクトギヤを有するタイミングギヤ45を
噛合連動させて結節部を形成し、この結節部による紐結
節により結束された排稈を排稈ノッタ35外へ放出する
放出杆46を配置して構成する。
【0023】以上の如き結束ベース36側部分と結束ガ
イド37側部分とによって結束部Kを構成させると共
に、該結束部Kを所定のタイミングによって駆動する連
動機構を内装した伝動ギヤケース47を、排稈の株元部
を結束する結束部Kに対して排稈の穂先側が通過可能な
スペースを確保できる離隔部位置に連動連結して配置構
成させる。
【0024】図17に示す如く、脱穀装置8の後部に配
設した排稈搬送チェン48により、脱穀後の排稈を後方
の前記排稈カッタ34及び排稈ノッタ35へ搬送する途
上において、排稈の株元側の水分量を検出する排稈水分
検出装置49を、脱穀装置8の扱胴カバー50の裏面側
で該排稈搬送チェン48の近傍適宜位置に配置して構成
する。
【0025】該排稈水分検出装置49は、図18に示す
如く、センサケース51に白熱ランプ等による熱線光源
52と、この光源から照射される電磁波の光波を集光す
る集光レンズ53により、センサケース51前面に配置
した保護用ガラス54を介して下方を通過する排稈に照
射すると共に、その反射波を該ガラス54を介して水分
固有の吸収帯の波長を透過し、その他の波長は非透過の
バンドパスフィルタ55を介して排稈の水分量を計測す
る水分計測用受光素子56と、水分吸収帯以外の波長の
非透過屈折側に排稈のバラツキや照射距離等の影響を受
け難い波長帯の波長を透過し、その他の波長は非透過の
バンドパスフィルタ57を介して計測条件による誤差を
比率補正する参考基準値の計測を行う参考計測用受光素
子58とを、該光源52から排稈表面へ向け照射した光
波の反射波を各々最適状態で検出可能な位置に配置して
構成する。
【0026】該各受光素子56,58の近傍において隔
壁によって仕切られたセンサケース51内に、各計測値
の分析演算を行う回路基板59及び調整器60等を配置
して構成する。図19のフローチャートに示す如く、該
排稈水分検出装置49により排稈の水分量を測定し、こ
の測定値に基づいて図20に示す如く、排稈が高水分の
ときは大きくし低水分のときは小さくした補正係数を算
出し、この補正係数により、図21に示す如く、排稈の
水分量の高低に関係なく一定の結束量を確保するために
前記結束部Kの受圧突起40の圧力センサ39による感
知圧力値の算出を行い、この感知圧力の測定により、高
水分排稈に対して低水分排稈ではp量だけ感知圧力を下
げた正しい圧力算出値が検出されたときは、圧力センサ
39のONにより結束作用の開始信号を出力する。
【0027】以上のことから、排稈の結束量が、従来の
如く、該受圧突起40の感知圧力が一定の場合では排稈
の圧縮密度が大きい高水分時には結束量が小さくなり、
圧縮密度が小さい低水分時には結束量が大きくなって、
結束時の排稈がv量だけ変化するということがないか
ら、機体1からの排出後に排稈の乾燥が均一になり易く
畳の材料等としての品質向上を図ることができる。な
お、乾燥後の排稈の結束量を一定にしようとするとき
は、高水分時と低水分時の感知圧力の差を更に大きくす
ることが必要である。
【0028】また、前記排稈水分検出装置49を太陽光
が入射し難い扱胴カバー50の裏面側に取付けているた
め、排稈の水分検出時に太陽光による測定精度の低下を
防止する外乱光防止回路を設ける必要がないから低コス
ト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの刈取終端位置における操向旋回ル
ートを示す作業行程図。
【図2】コンバインの刈取時に画像解析による操向旋回
の手順を示すフローチャート。
【図3】電子カメラで撮像したコンバイン前方の圃場面
とその分析領域を示す画像図。
【図4】入力画像の分析領域の周波数分析によるパワー
スペクトル分布を示す画像図。
【図5】パワースペクトル分布のセンターサークル内の
逆周波数分析を示す画像図。
【図6】逆周波数分析による画像の輝度度数から算出し
たヒストグラムの線図。
【図7】ヒストグラムから算出したしきい値によって2
値化した状態を示す画像図。
【図8】立毛穀稈の倒伏状態を画像解析により検出する
手順を示すフローチャート。
【図9】電子カメラで撮像した立毛穀稈の倒伏状態を示
す画像図。
【図10】倒伏穀稈の周波数分析によるパワースペクト
ル分布を示す画像図。
【図11】パワースペクトル分布の解析による穀稈の倒
伏度合の判定手法を示す画像図。
【図12】コンバインの全体を示す側面図。
【図13】コンバインの全体を示す平面図。
【図14】別実施例として籾水分熟度センサの内部構造
を示す側断面図。
【図15】別実施例として籾水分熟度検出装置の内部回
路を示すブロック図。
【図16】別実施例としてコンバインの排稈を結束する
排稈ノッタの機構を示す側面図。
【図17】別実施例として排稈水分検出装置の配置状態
を示すコンバイン後部の平面図。
【図18】別実施例として排稈水分検出装置の内部構造
を示す側断面図。
【図19】別実施例として排稈ノッタの結束感知圧力を
排稈水分により制御する手順を示すフローチャート。
【図20】別実施例として排稈水分の高低により補正す
る補正係数を示す線図。
【図21】別実施例として排稈水分の高低による感知圧
力と結束量の関係を示す線図。
【符号の説明】
1. 機体 2. 電子カメラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立毛穀稈の刈取終端位置において方向変
    更のための操向旋回を行うとき、機体1の適宜位置に前
    方に向け固定した電子カメラ2による入力画像の情報か
    ら既刈取領域Aと未刈取領域Bの境界Cを検出し、この
    検出した境界CFが予め画像上に設定される基準となる
    境界CSに対して偏位しているときは、この両境界C
    F,CSの位置を合致させるよう機体1の操向旋回の方
    向を自動的に修正制御することを特徴とするコンバイン
    等の操向旋回制御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020140490A1 (zh) * 2019-01-04 2020-07-09 丰疆智能科技股份有限公司 带有云台摄像装置的收割机
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