JP3713889B2 - コンバイン等の倒伏判定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンバイン等の倒伏判定装置に関し、刈り取り時に電子カメラによる未刈穀稈の入力画像の情報を基に、パワースペクトル分布等により穀稈の倒伏度合の判定を行うもの等の分野に属する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
コンバインの刈取作業において、刈取適期における穀稈は直立状態のものは少なく、直立に近い状態のものから完全な倒伏状態のものまで種々様々であり、従来では、これらの穀稈の倒伏度合による脱穀負荷の変動を、オペレータの経験や勘によって判定し、そのときの穀稈の縺れ具合や含水率の多少を酌みして予測を行い車速を手動により制御する手段や、脱穀負荷の増大による回転低下を検出して車速を自動的に制御する手段等によって対応処理するものが一般的であった。
【0003】
しかし、このようなオペレータの予測により車速を手動制御するものについては、的確な倒伏の判定ができ難くその予測が曖昧なときは脱穀作業が阻害されることになったり、また、脱穀負荷の検出により車速を自動制御するものについては、脱穀回転数が低下してからの対応となるため回復が遅れ前者と同様に脱穀作業が阻害されることとなり、両者ともに穀稈の倒伏度合に対して適切な処置が行われ難く、脱穀性能に著しい不具合を生じると共に、脱穀作業の継続に支障をきたしかねないものであった。
【0004】
そこでこの発明は、電子カメラによる未刈穀稈の入力画像の情報を基に、パワースペクトル分布における強度領域の長軸と短軸の比率から穀稈の倒伏度合を判定するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、機体1の適宜位置に前方へ向け装着した電子カメラ2による植立穀稈の入力画像の全体または一部の輝度情報を基に二次元周波数分析を行い、この二次元周波数分析から求めたパワースペクトル分布の原点を周波数ゼロである直流部dとし、該直流部dから離れるほど高周波領域としたパワースペクトル分布であって、予め設定した強度領域eの長軸3aと短軸3bの比率から穀稈の倒伏度合を判定することを特徴とするコンバイン等の倒伏判定装置の構成とする。
【0006】
【作用】
上記の構成により、コンバインの刈取作業において、例えば、機体1操作席の近傍位置に前方の未刈穀稈を撮像可能に電子カメラ2を装着し、この電子カメラ2により刈り取り前の穀稈を撮像し、この撮像による入力画像の全体または一部の輝度情報を基に、倒伏度合の判定を行う倒伏判定装置により二次元周波数分析を行い、この二次元周波数分析からパワースペクトル分布を求め、このパワースペクトル分布の原点を周波数ゼロである直流部dとして、予め前記倒伏判定装置に設定されている強度レベルの強度領域eを等強度曲線により設定し、この等強度曲線における長方向の長軸3aと短方向の短軸3bを抽出測定を行い、この測定値による長軸3aと短軸3bの比率を算出し、この比率によって穀稈の倒伏度合の評価判定を行うことができる。
【0007】
【発明の効果】
上記作用の如く、コンバインの刈取作業時に、電子カメラ2による入力画像の全体または一部の輝度情報を基に、二次元周波数分析によりパワースペクトル分布を求め、このパワースペクトル分布における強度領域eの長軸3aと短軸3bの長さの比率によって、刈り取り前に穀稈の倒伏度合の評価判定を行うことができるから、従来の如く、穀稈の倒伏状態をオペレータが予測するもののようにその的確性に欠けたり、脱穀負荷の検出によるもののようにその制御タイミングに遅れを生じて適切な処置が行われ難いことにより、脱穀性能の不具合や脱穀作業の継続に支障をきたすようなことがなく、穀稈の倒伏度合に応じてタイムリーに、例えば、車速等の制御によって脱穀負荷の調整を行うことが可能となり、円滑な脱穀作業を継続させることができる。
【0008】
【実施例】
以下に、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
コンバインの車台4の下部側に土壌面を走行する左右一対の走行クローラ5を有する走行装置6を配設し、該車台4上にはフィードチェン7に挟持して供給される穀稈を扱胴8によって脱穀し、この脱穀された穀粒を選別回収して一時貯留する穀粒タンク9を備えた脱穀装置10を載設構成する。
【0009】
該脱穀装置10の前方側に、前端位置から植立穀稈を分草する分草体11と、分草された穀稈を引き起こす引起部12と、引き起こされた穀稈を刈り取る刈刃部13と、この刈り取られた穀稈を後方へ搬送して該フィードチェン7へ受け渡しする穀稈搬送部14等を有する刈取装置15を、土壌面に対して昇降自在に作用させるよう構成する。
【0010】
該刈取装置15の一側にコンバインの操作制御を行う操作装置16と、この操作のための操作席17とを設け、この操作席17の後方側に該穀粒タンク9を配置すると共に、このような走行装置6,脱穀装置10,刈取装置15,操作装置16等によってコンバインの機体1を構成する。
該操作席17の後部上方側に、刈取装置15の上端部越しに刈取圃場面を撮像可能なCCDカメラ等による電子カメラ2を装着して設け、この電子カメラ2からの情報を基に穀稈の倒伏度合を判定する倒伏判定装置18を、CPUを主体的に配して自動回路の演算制御を行うコントローラ19に内蔵して構成する。
【0011】
図1のフローチャートに示す如く、刈取作業時に電子カメラ2によって、図2及び図3に示す如く、前方の圃場面における未刈穀稈の画像20及び21を入力し、この入力画像20及び21において各分析領域A,B,Cを適宜に設定し、この各分析領域A,B,Cの輝度の変化を計測して周波数分析を行い、この各周波数分析により、図4に示す如きパワースペクトル分布a,b,cを得ることができる。
【0012】
このパワースペクトル分布a,b,cは、a分布では中心の円形状が主体であり、殆ど倒伏していない領域の状態を示している。また、b分布では中心の円形状から多少外側に分布しており、やや倒伏している領域の状態を示している。また、c分布では中心の円形状から縦長に分布しており、機体1の進行方向に対し直角方向に倒伏している領域の状態を示している。
【0013】
このように穀稈の倒伏状態に応じてパワースペクトル分布は変化するが、このパワースペクトル分布の中心となる円形状の原点を直流部dとして、図5に示す如く、予め倒伏判定装置18に設定されている一定の強度レベル以上の強度領域eを等強度曲線23によって設定し、この等強度曲線23における長方向の長軸3aと短方向の短軸3bの抽出測定を行い(長軸3aと短軸3bは図示の斜線のように少し幅を持たせてもよい)、この測定値による長軸3aと短軸3bの比率を算出し、この比率によって、例えば、図6に示す如く、比率と倒伏度合との関係を、関数等による複数値によって連続的に評価判定を行うようにしてもよい。
【0014】
この倒伏度合の連続的な評価判定により、穀稈の倒伏状態を刈り取り前に精度よく検出確認することができるから、この確認による対応の一例として、自動的に車速を減速する等の制御を行うことにより、倒伏穀稈による脱粒損失や脱穀負荷の急激な増大等を回避して、安定したコンバイン作業を行うことができる。
また、図7のフローチャートに示す如く、パワースペクトル分布における一定の強度レベル以上の強度領域eを等強度曲線23によって設定するステップまでは、前記図1のフローチャートの手順と同様であるが、次のステップにおいて長軸3aの抽出測定を行い、図8に示す如く、X軸は進行方向に対し直角の倒伏方向を示し、Y軸は進行方向に対し平行の倒伏方向を示すものにおいて、例えば、Y軸に対する長軸3aの傾斜角度θを算出し、この算出角度θによって穀稈の倒伏方向を判定することができる。
【0015】
このように、パワースペクトル分布における強度領域eの長軸3aの傾斜角度θにより、穀稈の倒伏方向性の変化を抽出することが可能であるから、機体1の刈取進行方向に対する穀稈の倒伏方向を連続的に検出することができる。
また、図9のフローチャートに示す如く、パワースペクトル分布における一定の強度レベル以上の強度領域eを等強度曲線23により設定し、この等強度曲線23の長軸3aと短軸3bの比率から倒伏度合を判定すると共に、倒伏方向について算出判定するステップまでは、前記図1及び図7のフローチャートの手順と同様である。
【0016】
次のステップにおいて、前記図8に示す如く、穀稈の倒伏した状態が、Y軸に対し90度(進行方向に対し直角)又は180度(進行方向に対し穂が前方で平行)を基準とする倒伏の度合とその方向とによって、例えば、図10に示す如き曲線により倒伏の度合とその方向に適した車速となるよう補正係数を算出設定することができるから、この補正係数により倒伏状態に最適の車速に調整制御を行うことにより、前記刈取装置15の引起部12や穀稈搬送部14による脱粒や刈り残し等を最小限に抑えうると共に、脱穀負荷の急激な増大を回避して安定したコンバイン作業を行うことができる。
【0017】
次に、上記と異なる実施例として、前記脱穀装置10に内装支承され、主体となる多数本の脱粒専用扱歯24を配列植設した扱胴8において、この扱歯24により穀稈を脱穀する際に扱歯24内への小枝梗fの巻き込みによる、通称枝梗付着粒の発生を抑制するために扱歯24の内側に平板等による巻付き防止板24aを設けているが、通常では、該扱歯24と巻付き防止板24aとの隙間mを、図13に示す如く、無造作で広めに設定しているものが一般的である。
【0018】
稲は枝梗gに付着した籾の集合によって穂を形成しているが、この籾は一本の枝梗gに連続して付着しているものではなく、図14に示す如く、略3〜4粒の籾が短い小枝梗f(通常14〜15ミリメートル程度)に付着しているものが多数の枝状に分かれこの枝状が集まっているものであり、このような籾を該扱歯24で脱粒する際に小枝梗f全体が扱歯24と巻付き防止板24aとの隙間mに入り込み、小枝梗fに籾が付着したままの状態で枝梗gから剥離され枝梗付着粒となる。
【0019】
この枝梗付着粒が該扱胴8の回転に伴い扱歯24によって撹拌脱粒されるが、実験値として、小枝梗fの先端の籾ほど大きい脱粒力を必要とする傾向があるため、この先端の籾が枝梗付着粒のままの状態で処理される比率が高くなることから、扱歯24と巻付き防止板24aとの隙間mを、図15に示す如く、予め小枝梗fが入り難い寸法(例えば14ミリメートル以内)に設定することにより、枝梗付着粒の発生を低減することができると共に、この枝梗付着粒の減少によって脱穀時の負荷の軽減と選別の向上を図ることができる。
【0020】
なお、扱歯24と巻付き防止板24aとの隙間mは寸法や形状にこだわる必要はなく、要は小枝梗f全体が入らなければよいものである。
また、該扱胴8の入口部には、穀稈を梳き整えながら脱粒作用を行う整梳用扱歯25を一部配置しているが、通常では、この扱歯25も、前記図13に示す如く、補助歯25bとの隙間nが大きいものが一般的であり、小枝梗fの巻き付きにより枝梗gから分離され枝梗付着粒が発生していた。
【0021】
このため、該扱歯25と巻付き防止板25a及び補助歯25bとの隙間nを、図16に示す如く、前記扱歯24と同様、予め小枝梗が入り難い寸法(例えば14ミリメートル以内)となるよう巻付き防止板25a及び補助歯25bを追加することにより、脱穀開始時に乱れた穀稈を梳き整えながら、枝梗付着粒の発生も低減することができると共に、その他、前記と同様の効果を有する。
【0022】
また、該扱胴8の入口から出口までの間に穀稈が脱穀されて脱粒が進み、徐々に穂部における籾量が減少して籾密度が低下するが、この低下した場合においても、枝梗gから小枝梗fが剥離する力よりも小枝梗fに付着する籾の総脱粒力の方が大きい脱粒作用領域hでは未だ枝梗付着粒が発生する。
そこで図17に示す如く、この脱粒作用領域hにおける前記扱歯24と巻付き防止板24aとの隙間mを、扱胴8の入口から出口側に向けて順次狭くなるよう配列して、籾密度の低下した小枝梗fであっても該隙間mに入り難い寸法に設定することにより、枝梗gからの小枝梗fの剥離を抑えて枝梗付着粒の発生を低減することができる。なお、該隙間mを順次狭くしていくことにより脱粒作用領域hを広げることができるから、負荷変動に強く、詰まりの少ない脱穀を行うことができる。
【0023】
次に、上記と異なる実施例として、作業機の作業状態を音圧の測定により検出する手段により、測定した音圧の平均的な周波数分布を基準とし、この基準の周波数分布との比較により異なる周波数分布を測定したときは、作業状態が変化したことを検出することができる。
図18のフローチャートに示す如く、例えば、作業時の負荷状態をタイマーセットにより一定時間の音圧の周波数分布として測定し、この測定による周波数分布の平均処理を行い、この平均処理された周波数分布を基準とし、この基準と、新たに測定した音圧の周波数分布の各周波数帯域の音圧レベルを比較し、この比較内容に変化があるときは報知又は車速等の制御情報とする。(図19参照)
このように、作業中の音圧の変化によって報知又は他の制御情報として作業状態をチェック処理することができるから、不具合発生の未然防止や、もし不具合が発生したとしても初期状態で処置が可能であり余り大きな障害とはなり難い。
【0024】
また、図20に示す如く、予め基準となる音圧の周波数分布を記憶させたものにより、その周波数分布における作業機の各作業部、例えば唐箕部や脱穀部等の周波数帯域に基づいて、この各周波数帯域との比較により、新たに測定した音圧が異なる周波数分布を示すときは、各作業部における異常を検出することができる。
【0025】
図21のフローチャートに示す如く、車速の変化等による作業能率の測定を行って、この作業能率による予め記憶させた基準となる音圧の周波数分布を読出し(作業能率により複数記憶も可)、タイマーセットにより一定時間の音圧の周波数分布を測定し、この測定値による各周波数帯域の音圧レベルを比較し、この比較内容により各作業部の異常箇所をチェックし、このチェックにより異常があるときは報知又は異常箇所の制御情報とする。
【0026】
このように、作業中の音圧の周波数分布において、その各周波数帯域を基準とする周波数帯域と比較を行うことにより、作業機の各作業部の処理状態が基準の作業状態に対してどのような状態にあるかということを検出評価することができる。
次に、前記の如き電子カメラ2を利用した実施例として、植立穀稈の穂部xを適宜位置から切断する刈刃部27を備えた全稈投入型のコンバインにおいて、その刈高さを設定するときは、図22に示す如く、入力画像の情報に基づいた穀稈の穂部xと稈部yの識別により、その境界z位置を選択検出して穂部x切断時の刈高さの調節設定を行うことができる。
【0027】
図23のフローチャートに示す如く、該電子カメラ2により、図24に示す如く、機体1前方の未刈穀稈の画像28を入力し、この入力画像28の分析領域Dを設定すると共に、この分析領域Dの輝度変化を計測して周波数分析を行い、この分析によって、図25に示す如きパワースペクトル分布を得ることができる。このパワースペクトル分布から高周波成分の情報を消去するために、パワースペクトル分布の中心となる直流部から小さい半径(例えば4画素)によるサークル部分をマスク処理する。
【0028】
このマスク処理したものを逆周波数分析を行うことによって、図26に示す如き画像29を再構築することができ、この画像29からヒストグラムを算出し、このヒストグラムのパターンによる輝度度数のピーク値に、別に設定する一定の係数を乗じた算出値等によって2値化のためのしきい値を求め、このしきい値によって画像29を2値化し、図27に示す如く、画像30内に合成した該分析領域Dの2値化画像31を得て、この画像31から穀稈の穂部xと稈部yの境界zを検出し、この境界zを該刈刃部27によって切断することにより刈高さの自動制御を行うことができる。
【0029】
このように、該電子カメラ2による入力画像28の情報によって、精度良く効率的な穂部xの刈り取りができるから、脱穀負荷の軽減及び選別精度の向上を図りうると共に、オペレータを刈高さ操作の煩わしさから解放することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 圃場面における未刈穀稈の倒伏度合を判定する手順を示すフローチャート。
【図2】 電子カメラで撮像した前方の未刈穀稈の状態とその分析領域を示す画像図。
【図3】 電子カメラで撮像した前方の未刈穀稈の状態とその分析領域を示す画像図。
【図4】 入力画像の分析領域の周波数分析によるパワースペクトル分布を示す画像図。
【図5】 パワースペクトル分布の直流部と強度領域の分布状態を示す拡大模式図。
【図6】 パワースペクトル分布の強度領域における比率と倒伏度合の関係を示す線図。
【図7】 圃場面における未刈穀稈の倒伏方向を判定する手順を示すフローチャート。
【図8】 パワースペクトル分布の強度領域の角度により穀稈の倒伏方向を示す模式図。
【図9】 穀稈の倒伏方向の補正係数による車速制御の手順を示すフローチャート。
【図10】 穀稈の倒伏方向と車速の補正係数との関係を示す線図。
【図11】 コンバインの全体構成を示す側面図。
【図12】 コンバインの全体構成を示す平面図。
【図13】 別実施例の従来の扱胴における各種扱歯の状態を示す正面図。
【図14】 別実施例の穀稈穂部の基本の枝梗と小枝梗の状態を示す画像図。
【図15】 別実施例の扱歯と巻付き防止板との隙間の状態を示す正面図。
【図16】 別実施例の扱歯と補助歯と巻付き防止板との隙間の状態を示す正面図。
【図17】 別実施例の扱歯と巻付き防止板の隙間変化による脱粒作用領域を示す側面図。
【図18】 別実施例の音圧により作業状態の変化を検出する手順を示すフローチャート。
【図19】 別実施例の音圧の平均的な周波数分布に対する音圧変化の状態を示す線図。
【図20】 別実施例の記憶した音圧の周波数分布による各作業部の周波数域を示す線図。
【図21】 別実施例の音圧により作業状態の変化を検出する手順を示すフローチャート。
【図22】 別実施例の全稈投入型のコンバインにおける穂部切断状態を示す作業図。
【図23】 別実施例の画像解析により穀稈の刈高さ検出の手順を示すフローチャート。
【図24】 別実施例の電子カメラで撮像した未刈穀稈とその分析領域を示す画像図。
【図25】 別実施例の分析領域の周波数分析によるパワースペクトル分布を示す画像図。
【図26】 別実施例のパワースペクトルのマスク処理後の逆周波数分析を示す画像図。
【図27】 別実施例の分析領域の2値化画像による穀稈穂部と稈部の境界を示す画像図。
【符号の説明】
1. 機体
2. 電子カメラ
3a. 長軸
3b. 短軸
d. 直流部
e. 強度領域
Claims (1)
- 機体(1)の適宜位置に前方へ向け装着した電子カメラ(2)による植立穀稈の入力画像の全体または一部の輝度情報を基に二次元周波数分析を行い、この二次元周波数分析から求めたパワースペクトル分布の原点を周波数ゼロである直流部(d)とし、該直流部(d)から離れるほど高周波領域としたパワースペクトル分布であって、予め設定した強度領域(e)の長軸(3a)と短軸(3b)の比率から穀稈の倒伏度合を判定することを特徴とするコンバイン等の倒伏判定装置。
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