JP6887323B2 - コンバイン及び圃場営農マップ生成方法 - Google Patents

コンバイン及び圃場営農マップ生成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6887323B2
JP6887323B2 JP2017123438A JP2017123438A JP6887323B2 JP 6887323 B2 JP6887323 B2 JP 6887323B2 JP 2017123438 A JP2017123438 A JP 2017123438A JP 2017123438 A JP2017123438 A JP 2017123438A JP 6887323 B2 JP6887323 B2 JP 6887323B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
map
culm
unit
field
aircraft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017123438A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019008536A (ja
Inventor
麻央 北原
麻央 北原
一浩 高原
高原  一浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2017123438A priority Critical patent/JP6887323B2/ja
Priority to CN201880029855.3A priority patent/CN110582794A/zh
Priority to KR1020197031592A priority patent/KR102618797B1/ko
Priority to EP18820302.0A priority patent/EP3644266A4/en
Priority to US16/614,960 priority patent/US11170547B2/en
Priority to PCT/JP2018/023791 priority patent/WO2018235942A1/ja
Publication of JP2019008536A publication Critical patent/JP2019008536A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6887323B2 publication Critical patent/JP6887323B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D41/00Combines, i.e. harvesters or mowers combined with threshing devices
    • A01D41/12Details of combines
    • A01D41/127Control or measuring arrangements specially adapted for combines
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/60Editing figures and text; Combining figures or text
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01BSOIL WORKING IN AGRICULTURE OR FORESTRY; PARTS, DETAILS, OR ACCESSORIES OF AGRICULTURAL MACHINES OR IMPLEMENTS, IN GENERAL
    • A01B79/00Methods for working soil
    • A01B79/005Precision agriculture
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G7/00Botany in general
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Systems or methods specially adapted for specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/02Agriculture; Fishing; Mining
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0012Biomedical image inspection
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60YINDEXING SCHEME RELATING TO ASPECTS CROSS-CUTTING VEHICLE TECHNOLOGY
    • B60Y2200/00Type of vehicle
    • B60Y2200/20Off-Road Vehicles
    • B60Y2200/22Agricultural vehicles
    • B60Y2200/222Harvesters
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10016Video; Image sequence
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30181Earth observation
    • G06T2207/30188Vegetation; Agriculture

Description

本発明は、圃場を走行しながら農作物を収穫し、撮影部によって取得された撮影画像に基づく営農支援が可能なコンバイン、及びそのようなコンバインによって取得された情報を用いる圃場営農マップ生成方法に関する。
コンバインの刈取作業において、刈取時期における植立穀稈は直立状態のものだけでなく、倒伏状態になっているものがある。このような倒伏状態の植立穀稈の刈取作業では、直立状態の植立穀稈の刈取作業とは異なる制御が要求される。例えば、特許文献1によるコンバインでは、刈取部の前方の穀稈を撮影するテレビカメラと画像処理装置が備えられている。画像処理装置は、テレビカメラからの画像と、予め記憶させておいた種々の穀稈の植立状態を示す画像とを比較して、穀稈の植立状態を検出する。その際、刈取部前方の穀稈の一部が倒伏していることが検出されると、掻込みリールが穀稈倒伏側を下方にして傾動される。これにより、倒伏穀稈の刈取性能を向上させることが意図されている。
特許文献2によるコンバインでは、刈取作業時に取得された電子カメラによる撮影画像に基づいて求められたパワースペクトル分布から、刈取り前に植立穀稈の倒伏度合の評価判定が行われる。この倒伏度合に応じて適時に車速等の制御を行うことで脱穀負荷の調整が行われ、円滑な脱穀作業が実現される。
特開平11−155340号公報 特開平10−304734号公報
特許文献1や特許文献2によるコンバインにおいては、農作物の刈取り収穫作業時に、倒伏穀稈を検知し、その検出結果に基づいて、作業走行制御が調整されている。農作物の収穫は、毎年繰り返し行わるにもかかわらず、刈取り収穫作業時における倒伏穀稈の検知情報は、その作業時にしか利用されていない。例えば、倒伏穀稈が局地的な肥料過多(窒素過多)や日当たり事情によって生じるとすれば、倒伏穀稈の存在位置を示す情報は、次回の農作物の栽培と収穫の計画、つまり営農計画に利用することで、倒伏穀稈の低減を図ることも可能である。
このような実情に鑑み、倒伏穀稈の検知を将来の営農計画に利用できるようにする情報管理技術が要望されている。
本発明の特徴は、圃場を走行しながら農作物を収穫するコンバインであって、衛星測位モジュールからの測位データに基づいて機体の地図座標である機体位置を算出する機体位置算出部と、前記機体に設けられ、収穫作業時に前記圃場を撮影する撮影部と、前記撮影部によって継時的に遂次取得された撮影画像の画像データが入力され、前記撮影画像における倒伏穀稈領域を推定し、推定された前記倒伏穀稈領域を示す認識出力データを出力する画像認識モジュールと、遂次収穫される前記農作物を評価して得られた単位走行当たりの作物評価値を出力する評価モジュールと、前記撮影画像が取得された時点の前記機体位置と前記認識出力データとから前記倒伏穀稈領域の地図上の位置を示す倒伏穀稈位置情報を生成する倒伏穀稈位置情報生成部と、前記農作物を収穫した時点の前記機体位置と前記作物評価値とから収穫情報を生成する収穫情報生成部と、を備え、前記倒伏穀稈位置情報と前記収穫情報とを地図座標又は圃場座標が一致するように組み合わせることにより両者を地図的に整合して圃場営農マップを生成する圃場営農マップ生成部が、機体内部の制御系に、又はクラウドコンピュータシステムに構築されている点にある。
本発明では、撮影画像に倒伏穀稈が写っている場合、画像認識モジュールによって、当該撮影画像である画像データから、倒伏穀稈領域が推定される。さらには、撮影画像が取得された時点の地図座標で示された機体位置が機体位置算出部によって算出されているので、当該機体位置と、倒伏穀稈領域を示す認識出力データとから、倒伏穀稈の地図上の位置を示す倒伏穀稈位置情報が生成される。同時に、遂次収穫される農作物単位走行当たりの作物評価値が求められ、この農作物の収穫した時点の機体位置とこの農作物の作物評価値とから、収穫情報が生成される。その結果、地図上における倒伏穀稈領域の分布が倒伏穀稈位置情報から確認できるとともに、地図上における農作物の作物評価値の分布が収穫情報から確認できる。圃場における倒伏穀稈領域の分布と作物評価値の分布とを対比することで、次回の農作物の栽培では、倒伏穀稈領域に対する施肥量を低減させたり、植付け量を調整したりすることも可能となる。本発明によるコンバインを採用することにより、倒伏穀稈の地図上の位置(倒伏穀稈とコンバインとの距離)を考慮した収穫作業支援の制御が可能となるのは当然ながら、次回の営農計画を支援する情報が得られるようになる。
加えて、本発明では、前記倒伏穀稈位置情報と前記収穫情報とを地図座標又は圃場座標が一致するように組み合わせることにより両者を地図的に整合して圃場営農マップを生成する圃場営農マップ生成部が、機体内部の制御系や、クラウドコンピュータシステムや、遠隔地に設けられたサーバ等に構築されている。このような圃場営農マップは、圃場における区画単位の倒伏穀稈領域の分布を示す倒伏穀稈マップと、圃場における区画単位の収量と食味と分布を示す収穫マップとを、地図座標又は圃場座標が一致するように組み合わせることで生成することができる。圃場営農マップがコンバイン又はコンバインに付属している通信端末(液晶モニタやタブレットコンピュータやスマートフォンなど)で生成された場合には、この圃場営農マップをクラウドコンピュータシステムにアップロードしておくことで、いつでもどこからでも利用することができる。このような圃場営農マップにより、倒伏穀稈領域における作物評価値を区画単位で分析することができる。例えば、作物評価値が収量であれば、このような圃場営農マップから、倒伏穀稈領域と非倒伏穀稈領域との間で生じる収量差が明確にかつ簡単に把握することができ、今後の施肥計画などの営農計画において参照することができる。
さらに、コンバインで生成される倒伏穀稈位置情報と収穫情報とを、クラウドコンピュータシステムにアップロードし、クラウドコンピュータシステム側で圃場営農マップを生成することも可能である。なお、このクラウドコンピュータシステムは、コンピュータネットワークを用いて、種々の情報サービスを、一括して、又は分散して、各ユーザに提供するシステムの総称として用いられており、従来のサーバ・クライアントシステム、パーソナルな情報交換システムなども含まれている。
農作物の収穫では、収穫量である収量や収穫物の食味が重要な評価量となる。農作物が小麦や米などであれば、走行距離当たり(時間当たり)に穀粒タンク投入される穀粒の収量、及び、走行距離当たり(時間当たり)に収穫された穀粒の水分やタンパク成分が遂次測定可能である。このため、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記作物評価値には、収量又は食味あるいはその両方が含まれている。これにより、圃場における倒伏穀稈領域の位置と、圃場の位置に依存した収量や食味の把握が可能となる。
本発明は、上述したような圃場営農マップを生成する圃場営農マップ生成方法も権利対象としている。本発明に係る圃場営農マップ生成方法は、コンバインに設けられた撮影部によって取得された撮影画像に基づいて推定された倒伏穀稈領域を示す認識出力データをコンピュータが出力するステップと、前記撮影画像が取得された時点の機体位置と前記認識出力データとから前記倒伏穀稈領域の地図上の位置を示す倒伏穀稈位置情報をコンピュータが生成するステップと、前記コンバインが圃場を作業走行することで遂次収穫される農作物を評価して得られた単位走行当たりの作物評価値をコンピュータが出力するステップと、前記農作物を収穫した時点の前記機体位置と前記作物評価値とから収穫情報をコンピュータが生成するステップと、前記倒伏穀稈位置情報と前記収穫情報とを地図座標又は圃場座標が一致するように組み合わせることにより両者を地図的に整合して、圃場営農マップをコンピュータが生成するステップと、からなる。
本発明によれば、コンバインを作業走行させると、倒伏穀稈位置情報及び収穫情報が生成され、そして、倒伏穀稈位置情報と収穫情報とを地図的に整合させて、圃場営農マップが生成される。
コンバインの全体側面図である。 食味及び収量を測定して単位走行当たりの食味及び収量を示す収穫情報を生成する過程を説明する模式図である。 コンバインの制御系の機能を示す機能ブロック図である。 画像認識モジュールによる認識出力データの生成の流れを模式的に示す説明図である。 撮像画像から圃場営農マップを生成するまでのデータの流れを示すデータ流れ図である。 圃場営農マップの一例を示す模式図である。
以下、本発明に係る収穫機の一例としてのコンバインの実施形態を図面に基づいて説明する。この実施形態で、機体1の前後方向を定義するときは、作業状態における機体進行方向に沿って定義する。図1に符号(F)で示す方向が機体前側、図1に符号(B)で示す方向が機体後側である。機体1の左右方向を定義するときは、機体進行方向視で見た状態で左右を定義する。
図1に示すように、コンバインでは、左右一対のクローラ走行装置10を備えた機体1の前部に横軸芯X周りで昇降操作自在に刈取部2が連結されている。機体1の後部には、機体横幅方向に並ぶ状態で脱穀装置11と、穀粒を貯留する穀粒タンク12とが備えられている。機体1の前部右側箇所に搭乗運転部を覆うキャビン14が備えられ、このキャビン14の下方に駆動用のエンジン15が備えられている。
図1に示すように、脱穀装置11は、刈取部2で刈り取られて後方に搬送されてくる刈取穀稈を内部に受け入れて、穀稈の株元を脱穀フィードチェーン111と挟持レール112とによって挟持搬送しながら穂先側を扱胴113にて脱穀処理する。そして、扱胴113の下方に備えられた選別部にて脱穀処理物に対する穀粒選別処理が実行され、そこで選別された穀粒が穀粒タンク12へ搬送され、貯留される。また、詳述はしないが、穀粒タンク12にて貯留される穀粒を外部に排出する穀粒排出装置13が備えられている。
刈取部2には、倒伏した植立穀稈を引き起こす複数の引き起こし装置21、引起された植立穀稈の株元を切断するバリカン型の切断装置22、穀稈搬送装置23等が備えられている。穀稈搬送装置23は、株元が切断された縦姿勢の刈取穀稈を徐々に横倒れ姿勢に変更させながら、機体後方側に位置する脱穀装置11の脱穀フィードチェーン111の始端部に向けて搬送する。
穀稈搬送装置23は、切断装置22により刈り取られた複数条の刈取穀稈を刈幅方向中央に寄せ集めながら搬送する合流搬送部231、寄せ集めた刈取穀稈の株元を挟持して後方に搬送する株元挟持搬送装置232、刈取穀稈の穂先側を係止搬送する穂先係止搬送装置233、株元挟持搬送装置232の終端部から刈取穀稈の株元を脱穀フィードチェーン111に向けて案内する供給搬送装置234等を備えている。
キャビン14の天井部の前端に、カラーカメラを備えた撮影部70が設けられている。
撮影部70の撮影視野の前後方向の広がりは、刈取部2の前端領域からほぼ地平線に達している。撮影視野の幅方法の広がりは、10m程度から数十mに達している。撮影部70によって取得された撮影画像は、画像データ化され、コンバインの制御系に送られる。
撮影部70は、収穫作業時に圃場を撮影する。コンバインの制御系は、撮影部70から送られてきた画像データから倒伏穀稈を認識対象物として認識する機能を有する。図1では、正常な植立穀稈群が符号Z0で示され、倒伏穀稈群が符号Z2で示されている。
キャビン14の天井部には、衛星測位モジュール80も設けられている。衛星測位モジュール80には、GNSS(global navigation satellite system)信号(GPS信号を含む)を受信するための衛星用アンテナが含まれている。衛星測位モジュール80による衛星航法を補完するために、ジャイロ加速度センサや磁気方位センサを組み込んだ慣性航法ユニットが衛星測位モジュール80に組み込まれている。もちろん、慣性航法ユニットは別の場所に配置できる。図1において、衛星測位モジュール80は、作図の便宜上、キャビン14の天井部における後部に配置されているが、例えば、切断装置22の左右中央部の直上方位置にできるだけ近づくように、天井部の前端部における機体中央側寄りの位置に配置されていると好適である。
このコンバインには、遂次収穫される農作物を評価して得られた単位走行当たりの作物評価値として、穀粒の収量と食味を算出して出力する機能が備えられている。具体的には、図2で示されているように、時間経過とともに脱穀装置11から穀粒タンク12に供給される穀粒の量、つまり収量と、その穀粒の食味(水分やタンパクなど)が測定され、その測定結果に基づいて、評価モジュール4Aが、作物評価値としての収量と食味を算出し、出力する。
この実施形態では、穀粒タンク12の内に、収量測定のための収量測定ユニット120と食味測定(ここでは水分とタンパク成分の測定)のための食味測定ユニット125とが設けられている。収量測定ユニット120は、脱穀装置11と穀粒タンク12とを接続する穀粒の供給管路130の終端領域に設けられている。供給管路130の穀粒タンク内管路部分には軸心PX周りで回転するスクリューコンベヤ131が装備されている。スクリューコンベヤ131のハウジング132の終端は、収量測定ユニット120のハウジングとして利用されており、収量測定ユニット120の放出口122として機能する開口が形成されている。収量測定ユニット120は、スクリューコンベヤ131で送られてきた穀粒を放出するために軸心PX周りで回転する放出回転体121と、この穀粒の放出時に生じる荷重を検出するロードセル構造体123とを備えている。放出回転体121によって放出口122から放出される穀粒によってロードセル構造体123が受ける荷重は、放出回転体121の一回転当たりの穀粒の放出量、つまり収量と相関関係がある。
評価モジュール4Aにおいて実行される収量算定処理では、放出回転体121の回転数信号とロードセル構造体123のロードセル信号とから、単位時間当たりの収量が算定される。さらに、この単位時間当たりの収量と走行速度とに基づいて単位走行収量が作物評価値として算定され、出力される。
食味測定ユニット125は、穀粒に光ビームを照射して戻ってきた光ビームを分光分析することで水分やタンパク質成分に関する測定値を求める。この実施形態では、食味測定ユニット125は、収量測定ユニット120によって放出された穀粒の少なくとも一部を受け入れる受け入れ口126と、受け入れた穀粒を放出する放出口127とを有する筒状容器129を備えている。さらにその筒状容器129にシャッタ128が設けられている。シャッタ128は、受け入れ口126を通じて受け入れた穀粒の一時的な貯留又は放出口127への穀粒の流通をその開閉によって可能にする。
評価モジュール4Aにおいて実行される食味算定処理では、シャッタ128が貯留(閉)姿勢に変更され、所定量の穀粒が筒状容器129に貯留されると、分光測定方式の食味測定が開始され、その測定値から食味値が作物評価値として算定され、出力される。この食味測定が終了すると、シャッタ128が放出(開)姿勢に変更され、貯留されていた穀粒が放出される。その後すぐに、シャッタ128が貯留可能姿勢に戻され、次の食味算定に移行し、順次、算定された食味値が作物評価値として出力される。
収量算定処理で算定された単位走行収量は、収穫情報生成部4Bにおいて、機体位置算出部66によって算出される機体位置から求められる機体1の走行軌跡と関係づけられる。これにより、収量はコンバインの収穫作業走行に伴って順次記録されていく。
食味算定処理で算定された食味値も、収穫情報生成部4Bにおいて、機体位置算出部66によって算出される機体位置から求められる機体1の走行軌跡と関係づけられる。これにより、食味値はコンバインの収穫作業走行に伴って順次記録されていく。
その結果、単位走行収量と単位走行食味値とが、収穫情報として、圃場における単位走行距離(図2では添え字付きのPで示されている)と関係付けられることになる。収穫位置は、衛星測位モジュール80からの測位データに基づいて算出された機体位置から演算されるので、緯度経度で表す絶対方位位置や圃場座標における座標位置で表すことができる、地図上の位置である。したがって、この収穫情報から、圃場における単位走行距離当たり(結果的には、圃場の微小区画当たり)の収量と食味の分布を示す収量マップ及び食味マップの生成が可能となる。
なお、衛星測位モジュール80からの測位データに基づいて算定される機体位置から収穫位置を求めるために、衛星測位モジュール80のアンテナと刈取部2との距離、穀稈の刈取りからその穀粒に対する収量測定及び食味測定までの時間的な遅れ量が予め設定されている。
図3には、コンバインの機体1の内部に構築された制御系の機能ブロック図が示されている。この実施形態の制御系は、多数のECUと呼ばれる電子制御ユニットと、各種動作機器、センサ群やスイッチ群、それらの間のデータ伝送を行う車載LANなどの配線網から構成されている。報知デバイス91は、運転者等に作業走行状態や種々の警告を報知するためのデバイスであり、ブザー、ランプ、スピーカ、ディスプレイなどである。通信部92は、このコンバインの制御系が、遠隔地に設置されているクラウドコンピュータシステム100や携帯通信端末200との間でデータ交換するために用いられる。携帯通信端末200は、ここでは、作業走行現場における監視者(運転者も含む)が操作するタブレットコンピュータである。制御ユニット6は、この制御系の中核要素であり、複数のECUの集合体として示されている。衛星測位モジュール80からの測位データ、及び、撮影部70からの画像データは、配線網を通じて制御ユニット6に入力される。
制御ユニット6は、入出力インタフェースとして、出力処理部6Bと入力処理部6Aとを備えている。出力処理部6Bは、車両走行機器群7A及び作業装置機器群7Bと接続している。車両走行機器群7Aには、車両走行に関する制御機器、例えばエンジン制御機器、変速制御機器、制動制御機器、操舵制御機器などが含まれている。作業装置機器群7Bには、刈取部2、脱穀装置11、穀粒排出装置13、穀稈搬送装置23における動力制御機器などが含まれている。
入力処理部6Aには、走行系検出センサ群8Aや作業系検出センサ群8Bなどが接続されている。走行系検出センサ群8Aには、エンジン回転数調整具、アクセルペダル、ブレーキペダル、変速操作具などの状態を検出するセンサが含まれている。作業系検出センサ群8Bには、刈取部2、脱穀装置11、穀粒排出装置13、穀稈搬送装置23における装置状態及び穀稈や穀粒の状態を検出するセンサが含まれている。
制御ユニット6には、作業走行制御モジュール60、画像認識モジュール5、データ処理モジュール50、機体位置算出部66、報知部67、さらには、図2を用いて説明した評価モジュール4A及び収穫情報生成部4Bが備えられている。
報知部67は、制御ユニット6の各機能部からの指令等に基づいて報知データを生成し、報知デバイス91に与える。機体位置算出部66は、衛星測位モジュール80から逐次送られてくる測位データに基づいて、機体1の地図座標(又は圃場座標)である機体位置を算出する。
この実施形態のコンバインは自動走行(自動操舵)と手動走行(手動操舵)の両方で走行可能である。作業走行制御モジュール60には、走行制御部61と作業制御部62とに加えて、自動作業走行指令部63及び走行経路設定部64が備えられている。自動操舵で走行する自動走行モードと、手動操舵で走行する手動操舵モードとのいずれかを選択する走行モードスイッチ(非図示)がキャビン14内に設けられている。この走行モードスイッチを操作することで、手動操舵走行から自動操舵走行への移行、あるいは自動操舵走行から手動操舵走行への移行が可能である。
走行制御部61は、エンジン制御機能、操舵制御機能、車速制御機能などを有し、車両走行機器群7Aに走行制御信号を与える。作業制御部62は、刈取部2、脱穀装置11、穀粒排出装置13、穀稈搬送装置23などの動きを制御するために、作業装置機器群7Bに作業制御信号を与える。
手動操舵モードが選択されている場合、運転者による操作に基づいて、走行制御部61が制御信号を生成し、車両走行機器群7Aを制御する。自動操舵モードが選択されている場合、自動作業走行指令部63によって与えられる自動走行指令に基づいて、走行制御部61は、操舵に関する車両走行機器群7Aや車速に関する車両走行機器群7Aを制御する。
走行経路設定部64は、制御ユニット6、携帯通信端末200、クラウドコンピュータシステム100などのいずれかで作成された自動走行のための走行経路を、走行経路をメモリに展開する。メモリに展開された走行経路は、順次自動走行における目標走行経路として用いられる。この走行経路は、手動走行であっても、コンバインが当該走行経路に沿って走行するためのガイダンスのために利用することも可能である。
自動作業走行指令部63は、より詳しくは、自動操舵指令及び車速指令を生成して、走行制御部61に与える。自動操舵指令は、走行経路設定部64によって走行経路と、機体位置算出部66によって算出された自車位置との間の方位ずれ及び位置ずれを解消するように生成される。車速指令は、前もって設定された車速値に基づいて生成される。さらに、自動作業走行指令部63は、作業制御部62に、自車位置や自車の走行状態に応じて、作業装置動作指令を与える。
画像認識モジュール5には、撮影部70によって継時的に遂次取得された撮影画像の画像データが入力される。画像認識モジュール5は、この撮影画像における認識対象物が存在する存在領域を推定し、存在領域及び存在領域が推定された際の推定確率を含む認識出力データを、認識結果として出力する。画像認識モジュール5は、深層学習を採用したニューラルネットワーク技術を用いて構築されている。
画像認識モジュール5による認識出力データの生成の流れが、図4及び図5に示されている。画像認識モジュール5には、RGB画像データの画素値が入力値として入力される。この実施形態では、推定される認証対象物は倒伏穀稈の存在領域(以下、倒伏穀稈領域と称する)である。したがって、認識結果としての認識出力データには、矩形で示されている倒伏穀稈領域と、その倒伏穀稈領域を推定した際の推定確率が含まれる。
図4では、推定結果は模式化されており、倒伏穀稈領域は符号F2を付与された矩形の枠で示されている。倒伏穀稈領域は、それぞれ4つのコーナ点で規定されるが、そのような各矩形の4つのコーナ点の撮影画像上の座標位置も推定結果に含まれている。もちろん、認証対象物としての倒伏穀稈が推定されなければ、倒伏穀稈領域は出力されず、その推定確率はゼロとなる。
なお、この実施形態では、画像認識モジュール5は、撮影画像において認識対象物(倒伏穀稈)が撮影部70から遠くに位置するほど、当該認識対象物の推定確率は低減されるように内部パラメータを設定している。これにより、撮影部70から遠く離れているために分解能が低くなっている撮影領域における認識対象物の認識を厳しくし、誤認識を低減させている。
データ処理モジュール50は、画像認識モジュール5から出力された認識出力データを処理する。図3及び図5に示すように、この実施形態のデータ処理モジュール50には、倒伏穀稈位置情報生成部51と統計処理部52とが含まれている。
倒伏穀稈位置情報生成部51は、撮影画像が取得された時点の機体位置と認識出力データとから認識対象物の地図上の位置を示す倒伏穀稈位置情報を生成する。認識出力データに含まれている倒伏穀稈が存在する地図上の位置は、倒伏穀稈を示す矩形の4つのコーナ点の撮影画像上の座標位置(カメラ座標位置)を、地図上の座標に変換することで得られる。
撮影部70は、所定時間間隔、例えば0.5秒間隔で撮影画像を取得し、その画像データを画像認識モジュール5に入力するので、画像認識モジュール5も、同じ時間間隔で、認識出力データを出力する。したがって、撮影部70の撮影視野に倒伏穀稈が入っていた場合には、通常、複数の認識出力データが同一の倒伏穀稈に対する存在領域を含むことになる。その結果、同一の倒伏穀稈に対する複数の倒伏穀稈位置情報が得られる。その際、各元データである認識出力データに含まれている推定確率、つまり倒伏穀稈位置情報に含まれる倒伏穀稈の存在領域の推定確率は、撮影部70と倒伏穀稈との間の位置関係が相違することから、違う値となることが多い。
したがって、この実施形態では、そのような複数の倒伏穀稈位置情報を記憶しておき、記憶された複数の倒伏穀稈位置情報のそれぞれに含まれる推定確率を統計的演算する。複数の認識対象物位置情報の推定確率に対する統計的な演算を用いて、推定確率群の代表値が求められる。その代表値を用いて、複数の認識対象物位置情報を、1つの最適認識対象物位置情報に補正することができる。そのような補正の一例は、各推定確率の算術平均値又は重み平均値あるいは中間値を基準値(代表値)として求め、その基準値以上の推定確率を有する存在領域の論理和を求め、それを最適存在領域とする倒伏穀稈補正位置情報を生成することである。もちろん、これ以外の統計的演算を用いて信頼性の高い1つの倒伏穀稈位置情報を生成することも可能である。
このようにして求められた倒伏穀稈領域の地図上の位置を示す倒伏穀稈位置情報を用いることで、倒伏穀稈の認識時において、それぞれ予め設定されている走行作業制御や警告報知が行われる。
評価モジュール4Aは、上述したように、食味算定処理を通じて穀粒の食味値(作物評価値)を算定し、収量算定処理を通じて穀粒の収量(作物評価値)を算定する。評価モジュール4Aから作業走行の進行とともに逐次出力される食味値及び収量は、収穫情報生成部4Bに与えられる。収穫情報生成部4Bは、逐次与えられる食味値及び収量を機体1の走行軌跡と関係付けて記録することで、収穫情報を生成する。
この実施形態では、収穫情報生成部4Bで生成された収穫情報と、倒伏穀稈位置情報生成部51で生成された倒伏穀稈位置情報とは、通信部92を通じて、クラウドコンピュータシステム100にアップロードされる。クラウドコンピュータシステム100には、倒伏穀稈位置情報と前記収穫情報とを地図的に整合して、圃場営農マップを生成する圃場営農マップ生成部101が構築されている。
図6に、圃場営農マップの一例が模式的に示されている。この圃場営農マップには、圃場に設定された微小区画に倒伏穀稈の存在領域(斜線で示されている)を割り当てた倒伏穀稈マップ、同じ微小区画に収量(q11、・・・で示されている)を割り当てた収量マップ、同じ微小区画に食味値(w11、・・・で示されている)を割り当てた食味マップが含まれている。この圃場営農マップでは、さらに同じ微小区画での、次回の施肥量(f11、・・・で示されている)が記録されている施肥計画マップが含まれている。なお、図6の例では、各マップにおける微小区画は同じサイズの区画が用いられているが、それぞれ異なるサイズの区画を用いてもよい。
施肥計画マップの生成に必要となる同じ微小区画での肥料の種類とその施肥量の算定では、倒伏穀稈が、主に肥料過多で生じることから、穀粒の生育がある程度抑制されるように、倒伏穀稈の存在領域、及び倒伏穀稈の存在領域における収量や食味値が参照される。
肥料の種類とその施肥量の算定は、コンピュータソフトウエアで自動的に行ってもよいし、営農家が営農マップを見ながら自ら行ってもよい。また、コンピュータソフトウエアが算定する施肥量を営農家が修正するような半自動方式を採用してもよい。
なお、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
〔別実施の形態〕(1)上述した実施形態では、画像認識モジュール5が認識する認識対象物として倒伏穀稈が設定されていたが、その他の認識対象物、例えば、植立穀稈より高く伸びた雑草群や人物などの障害物も追加的に設定されてもよい。その際には、作業走行制御モジュール60は、雑草群や障害物の認識に応答して、必要な制御を行うように構成される。
(2)上述した実施形態では、画像認識モジュール5は、深層学習タイプのニューラルネットワーク技術を用いて構築されている。これに代えて、その他の機械学習技術を用いて構築された画像認識モジュール5が採用されてもよい。
(3)上述した実施形態では、画像認識モジュール5、データ処理モジュール50、評価モジュール4A、収穫情報生成部4Bは、コンバインの制御ユニット6に組み込まれていたが、その一部又は全部は、コンバインから独立した制御ユニット、例えば、携帯通信端末200などに構築可能である。
(4)図3で示された各機能部は、主に説明目的で区分けされている。実際には、各機能部は他の機能部と統合してもよいし、又はさらに複数の機能部に分けてもよい。
本発明は、圃場を撮影する機能と機体位置を算出する機能とを有する収穫機であれば、稲や小麦等を収穫するコンバインだけでなく、トウモロコシなど他の農作物を収穫するコンバインや、ニンジンなどを収穫する収穫機にも適用可能である。
1 :機体
2 :刈取部
4A :評価モジュール
4B :収穫情報生成部
5 :画像認識モジュール
50 :データ処理モジュール
51 :倒伏穀稈位置情報生成部
52 :統計処理部
57 :機体位置算出部
6 :制御ユニット
6A :入力処理部
6B :出力処理部
60 :作業走行制御モジュール
61 :走行制御部
62 :作業制御部
63 :自動作業走行指令部
64 :走行経路設定部
66 :機体位置算出部
70 :撮影部
80 :衛星測位モジュール
91 :報知デバイス
120 :収量測定容器
125 :食味測定容器
100 :クラウドコンピュータシステム
101 :圃場営農マップ生成部
200 :携帯通信端末

Claims (4)

  1. 圃場を走行しながら農作物を収穫するコンバインであって、
    衛星測位モジュールからの測位データに基づいて機体の地図座標である機体位置を算出する機体位置算出部と、
    前記機体に設けられ、収穫作業時に前記圃場を撮影する撮影部と、
    前記撮影部によって継時的に遂次取得された撮影画像の画像データが入力され、前記撮影画像における倒伏穀稈領域を推定し、推定された前記倒伏穀稈領域を示す認識出力データを出力する画像認識モジュールと、
    遂次収穫される前記農作物を評価して得られた単位走行当たりの作物評価値を出力する評価モジュールと、
    前記撮影画像が取得された時点の前記機体位置と前記認識出力データとから前記倒伏穀稈領域の地図上の位置を示す倒伏穀稈位置情報を生成する倒伏穀稈位置情報生成部と、
    前記農作物を収穫した時点の前記機体位置と前記作物評価値とから収穫情報を生成する収穫情報生成部と、を備え、
    前記倒伏穀稈位置情報と前記収穫情報とを地図座標又は圃場座標が一致するように組み合わせることにより両者を地図的に整合して圃場営農マップを生成する圃場営農マップ生成部が、機体内部の制御系に、又はクラウドコンピュータシステムに構築されている、コンバイン。
  2. 前記圃場営農マップ生成部が生成する前記圃場営農マップに、次回の施肥量が記録されている施肥計画マップが含まれている請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記作物評価値には、収量又は食味あるいはその両方が含まれている請求項1又は2に記載のコンバイン。
  4. コンバインに設けられた撮影部によって取得された撮影画像に基づいて推定された倒伏穀稈領域を示す認識出力データをコンピュータが出力するステップと、
    前記撮影画像が取得された時点の機体位置と前記認識出力データとから前記倒伏穀稈領域の地図上の位置を示す倒伏穀稈位置情報をコンピュータが生成するステップと、
    前記コンバインが圃場を作業走行することで遂次収穫される農作物を評価して得られた単位走行当たりの作物評価値をコンピュータが出力するステップと、
    前記農作物を収穫した時点の前記機体位置と前記作物評価値とから収穫情報をコンピュータが生成するステップと、
    前記倒伏穀稈位置情報と前記収穫情報とを地図座標又は圃場座標が一致するように組み合わせることにより両者を地図的に整合して、圃場営農マップをコンピュータが生成するステップと、からなる圃場営農マップ生成方法。
JP2017123438A 2017-06-23 2017-06-23 コンバイン及び圃場営農マップ生成方法 Active JP6887323B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017123438A JP6887323B2 (ja) 2017-06-23 2017-06-23 コンバイン及び圃場営農マップ生成方法
CN201880029855.3A CN110582794A (zh) 2017-06-23 2018-06-22 联合收割机、田地农业经营地图生成方法、田地农业经营地图生成程序及记录有田地农业经营地图生成程序的记录介质
KR1020197031592A KR102618797B1 (ko) 2017-06-23 2018-06-22 콤바인, 포장 영농 맵 생성 방법, 포장 영농 맵 생성 프로그램 및 포장 영농 맵 생성 프로그램이 기록된 기록 매체
EP18820302.0A EP3644266A4 (en) 2017-06-23 2018-06-22 COMBINE, PROCESS FOR CREATING AN AGRICULTURAL CARD OF AGRICULTURAL FIELD, PROGRAM FOR CREATING AN AGRICULTURAL CARD OF AGRICULTURAL FIELD, AND REGISTRATION MEDIA ON WHICH A PROGRAM IS REGISTERED FOR CREATING AN AGRICULTURAL CARD OF AGRICULTURAL FIELD
US16/614,960 US11170547B2 (en) 2017-06-23 2018-06-22 Combine, method of generating field farming map, program for generating the field farming map and storage medium recording the field farming map generating program
PCT/JP2018/023791 WO2018235942A1 (ja) 2017-06-23 2018-06-22 コンバイン、圃場営農マップ生成方法、圃場営農マップ生成プログラム及び圃場営農マップ生成プログラムが記録された記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017123438A JP6887323B2 (ja) 2017-06-23 2017-06-23 コンバイン及び圃場営農マップ生成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019008536A JP2019008536A (ja) 2019-01-17
JP6887323B2 true JP6887323B2 (ja) 2021-06-16

Family

ID=64735974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017123438A Active JP6887323B2 (ja) 2017-06-23 2017-06-23 コンバイン及び圃場営農マップ生成方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US11170547B2 (ja)
EP (1) EP3644266A4 (ja)
JP (1) JP6887323B2 (ja)
KR (1) KR102618797B1 (ja)
CN (1) CN110582794A (ja)
WO (1) WO2018235942A1 (ja)

Families Citing this family (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11641800B2 (en) 2020-02-06 2023-05-09 Deere & Company Agricultural harvesting machine with pre-emergence weed detection and mitigation system
US11467605B2 (en) 2019-04-10 2022-10-11 Deere & Company Zonal machine control
US11672203B2 (en) 2018-10-26 2023-06-13 Deere & Company Predictive map generation and control
US11589509B2 (en) * 2018-10-26 2023-02-28 Deere & Company Predictive machine characteristic map generation and control system
US11240961B2 (en) 2018-10-26 2022-02-08 Deere & Company Controlling a harvesting machine based on a geo-spatial representation indicating where the harvesting machine is likely to reach capacity
US11178818B2 (en) 2018-10-26 2021-11-23 Deere & Company Harvesting machine control system with fill level processing based on yield data
US11653588B2 (en) 2018-10-26 2023-05-23 Deere & Company Yield map generation and control system
US11079725B2 (en) 2019-04-10 2021-08-03 Deere & Company Machine control using real-time model
JP7225002B2 (ja) * 2019-03-29 2023-02-20 株式会社クボタ 散布支援装置及び散布支援システム
US11234366B2 (en) 2019-04-10 2022-02-01 Deere & Company Image selection for machine control
US11778945B2 (en) 2019-04-10 2023-10-10 Deere & Company Machine control using real-time model
WO2020262416A1 (ja) 2019-06-28 2020-12-30 株式会社クボタ 自動走行システム、農作業機、プログラム、プログラムを記録した記録媒体、及び方法
JP7191785B2 (ja) * 2019-06-28 2022-12-19 株式会社クボタ 農業支援装置
JP6923632B2 (ja) * 2019-12-27 2021-08-25 株式会社クボタ 農作業請負システム及び農作業請負サーバ
EP4099258A4 (en) * 2020-01-30 2023-05-31 Sagri Co., Ltd. INFORMATION PROCESSING DEVICE
US11477940B2 (en) 2020-03-26 2022-10-25 Deere & Company Mobile work machine control based on zone parameter modification
US20220011119A1 (en) * 2020-07-09 2022-01-13 International Business Machines Corporation Generating and improving upon agricultural maps
US11650587B2 (en) 2020-10-09 2023-05-16 Deere & Company Predictive power map generation and control system
US11946747B2 (en) 2020-10-09 2024-04-02 Deere & Company Crop constituent map generation and control system
US11592822B2 (en) 2020-10-09 2023-02-28 Deere & Company Machine control using a predictive map
US11635765B2 (en) 2020-10-09 2023-04-25 Deere & Company Crop state map generation and control system
US11711995B2 (en) 2020-10-09 2023-08-01 Deere & Company Machine control using a predictive map
US11889788B2 (en) 2020-10-09 2024-02-06 Deere & Company Predictive biomass map generation and control
US11874669B2 (en) 2020-10-09 2024-01-16 Deere & Company Map generation and control system
US11927459B2 (en) 2020-10-09 2024-03-12 Deere & Company Machine control using a predictive map
US11825768B2 (en) 2020-10-09 2023-11-28 Deere & Company Machine control using a predictive map
US11895948B2 (en) 2020-10-09 2024-02-13 Deere & Company Predictive map generation and control based on soil properties
US11849672B2 (en) 2020-10-09 2023-12-26 Deere & Company Machine control using a predictive map
US11864483B2 (en) 2020-10-09 2024-01-09 Deere & Company Predictive map generation and control system
US11844311B2 (en) 2020-10-09 2023-12-19 Deere & Company Machine control using a predictive map
US11474523B2 (en) 2020-10-09 2022-10-18 Deere & Company Machine control using a predictive speed map
US11845449B2 (en) 2020-10-09 2023-12-19 Deere & Company Map generation and control system
US11675354B2 (en) 2020-10-09 2023-06-13 Deere & Company Machine control using a predictive map
US11871697B2 (en) 2020-10-09 2024-01-16 Deere & Company Crop moisture map generation and control system
US11727680B2 (en) 2020-10-09 2023-08-15 Deere & Company Predictive map generation based on seeding characteristics and control
US11849671B2 (en) 2020-10-09 2023-12-26 Deere & Company Crop state map generation and control system
US11889787B2 (en) 2020-10-09 2024-02-06 Deere & Company Predictive speed map generation and control system
JP2022092392A (ja) 2020-12-10 2022-06-22 株式会社クボタ 圃場マップ生成システム
KR20220168875A (ko) 2021-06-17 2022-12-26 대한민국(농촌진흥청장) 인공지능을 이용하여 벼 도복 피해면적을 산정하는 장치 및 방법
US20230206430A1 (en) * 2021-12-27 2023-06-29 Deere & Company Crop yield component map

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI942218A0 (fi) * 1994-05-13 1994-05-13 Modulaire Oy Automatiskt styrningssystem foer obemannat fordon
JP3657357B2 (ja) * 1996-06-19 2005-06-08 ヤンマー農機株式会社 コンバイン
JP3713889B2 (ja) 1997-05-08 2005-11-09 井関農機株式会社 コンバイン等の倒伏判定装置
JPH11137062A (ja) * 1997-11-10 1999-05-25 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 汎用コンバインの制御装置
JPH11155340A (ja) 1997-11-25 1999-06-15 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 汎用コンバイン
JP2005211045A (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 National Agriculture & Bio-Oriented Research Organization コンバイン
DE102011086021A1 (de) * 2011-11-09 2013-05-16 Deere & Company Anordnung und Verfahren zur automatischen Dokumentation von Situationen bei der Feldarbeit
KR102318141B1 (ko) * 2012-09-26 2021-10-28 가부시끼 가이샤 구보다 농작 관리 시스템 및 농작물 수확기
DE102012223434B4 (de) * 2012-12-17 2021-03-25 Deere & Company Verfahren und Anordnung zur Optimierung eines Betriebsparameters eines Mähdreschers
JP5980162B2 (ja) * 2013-04-26 2016-08-31 株式会社クボタ コンバイン
JP2016010371A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 井関農機株式会社 コンバイン
JP2016086668A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 井関農機株式会社 コンバイン
EP3272205B1 (en) 2015-03-18 2022-11-09 Kubota Corporation Combine, and grain-evaluation control device for combine
DE102015106302A1 (de) * 2015-04-24 2016-10-27 Claas Selbstfahrende Erntemaschinen Gmbh Erntesystem mit einer selbstfahrenden Erntemaschine
JP6700696B2 (ja) * 2015-09-18 2020-05-27 株式会社クボタ コンバイン
JP6509087B2 (ja) * 2015-09-25 2019-05-08 株式会社クボタ コンバイン
US9807932B2 (en) * 2015-10-02 2017-11-07 Deere & Company Probabilistic control of an agricultural machine
JP6566833B2 (ja) * 2015-10-20 2019-08-28 ヤンマー株式会社 マッピングシステム、マッピング装置及びコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US11170547B2 (en) 2021-11-09
JP2019008536A (ja) 2019-01-17
KR20200019847A (ko) 2020-02-25
US20200202596A1 (en) 2020-06-25
EP3644266A4 (en) 2021-03-10
WO2018235942A1 (ja) 2018-12-27
KR102618797B1 (ko) 2023-12-29
EP3644266A1 (en) 2020-04-29
CN110582794A (zh) 2019-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6887323B2 (ja) コンバイン及び圃場営農マップ生成方法
KR102589076B1 (ko) 수확기
WO2020195007A1 (ja) 作業制御システム
US9696162B2 (en) Mission and path planning using images of crop wind damage
CN117084069A (zh) 监测作物的系统和方法
EP3991531A1 (en) Obstacle detection system, agricultural work vehicle, obstacle detection program, recording medium on which obstacle detection program is recorded, and obstacle detection method
US20220132723A1 (en) Agricultural characteristic confidence and control
JP6854713B2 (ja) コンバイン
JP7381402B2 (ja) 自動走行システム
JP2018100930A (ja) 位置特定装置、位置特定方法およびプログラム
JP7068781B2 (ja) 収穫機
CA3186458A1 (en) Systems and methods for predictive reel control
JP2019062793A (ja) コンバインの制御システム
WO2018164092A1 (ja) 収量情報表示システム
JP7246641B2 (ja) 農作業機
JP2021007385A (ja) 農作業機
WO2022123889A1 (ja) 作業車、作物状態検出システム、作物状態検出方法、作物状態検出プログラム、及び作物状態検出プログラムが記録されている記録媒体
WO2020262416A1 (ja) 自動走行システム、農作業機、プログラム、プログラムを記録した記録媒体、及び方法
WO2020262287A1 (ja) 農作業機、自動走行システム、プログラム、プログラムを記録した記録媒体、及び方法
BR102020009247A2 (pt) método para controlar uma máquina de trabalho móvel, e, máquinas de trabalho móvel e agrícola
JP6765349B2 (ja) 収穫機
WO2022124258A1 (ja) 圃場マップ生成システム、圃場作業車、圃場マップ生成方法、圃場マップ生成プログラム、及び、記録媒体
US20240049635A1 (en) Systems and methods for coordinating work machines during material transfer
JP2023097980A (ja) 走行管理システム
JP2022185955A (ja) 圃園管理装置並びにこれを用いた営農管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6887323

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150