JPH10178660A - フォーカス測定方法 - Google Patents

フォーカス測定方法

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JPH10178660A
JPH10178660A JP33985596A JP33985596A JPH10178660A JP H10178660 A JPH10178660 A JP H10178660A JP 33985596 A JP33985596 A JP 33985596A JP 33985596 A JP33985596 A JP 33985596A JP H10178660 A JPH10178660 A JP H10178660A
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JP
Japan
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signal
focus
supplied
pattern
measurement
Prior art date
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Application number
JP33985596A
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English (en)
Inventor
Koji Tamaki
浩二 田牧
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Details Of Television Scanning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の周波数成分を抽出して、定量的にフォ
ーカスの測定を行う。 【解決手段】 CCDラインセンサー1からは、測定対
象の陰極線管に表示される映像を検出した信号がクロッ
ク発生器2からの駆動クロック信号に従って取り出され
る。このラインセンサー1から取り出された信号が、ア
ンプ3を通じてバンドパスフィルタ4に供給されて、測
定に必要な周波数成分が抽出される。さらにこの抽出さ
れた信号が検波回路5に供給され、検波された信号がA
/D変換回路6に供給される。さらにこのA/D変換回
路6でデジタル値に変換された信号がパーソナルコンピ
ュータ7に供給される。そしてこのコンピュータ7の演
算処理装置8で所定の演算処理が行われ、この演算処理
装置8での演算処理によって得られた結果の値がコンピ
ュータ7の表示装置9に供給されて、フォーカス測定値
の表示が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカラー陰極
線管のフォーカス調整を行う際に使用して好適なフォー
カス測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばカラー陰極線管のフォーカス調整
においては、従来から例えば表示画素の1画素分を点
灯、2画素分を消灯(1オン2オフ)したパターンを繰
り返し設けた表示を行い、この表示パターンを作業者が
観察して調整を行う方法が実施されている。しかしなが
らこのような方法では、作業者の個人差によって調整に
ばらつきが生じ易く、特に高精細の陰極線管の調整には
不適当である。
【0003】これに対して、表示される1本のビームの
幅を、エリアまたはラインセンサーを用いて測定し、こ
のビームの幅が最小となるように調整を行う方法が提案
された。しかしこの方法では、センサー自体の暗電流等
による雑音や、表示面の雑音(ラスターの揺らぎやジッ
ター等)によって測定値が不安定となり、特に高精細の
陰極線管の調整には採用できないものであった。
【0004】また上述のセンサーを用いる測定では、例
えば色選別手段としていわゆるアパーチャグリルを用い
る陰極線管の場合に、このアパーチャグリルによって欠
落する部分の測定ができない。このため同期信号のシフ
ト等によって表示をシフトして測定を行う必要があり、
測定に時間が掛かってしまう。従ってこのような測定方
法は、特に製造ライン等における流れ作業での調整には
不向きであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この出願はこのような
点に鑑みて成されたものであって、解決しようとする問
題点は、従来の方法では、作業者の個人差によって調整
にばらつきが生じ易く、またセンサーを用いる測定は、
例えばアパーチャグリルを用いる陰極線管の測定では表
示をシフトするなどのために測定に時間が掛かり、製造
ライン等での調整に採用できなかったというものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明において
は、任意の画素を単位としたパターンをセンサーで検出
すると共に、このパターンに応じた所定の周波数成分を
抽出して測定を行うようにしたものであって、これによ
れば、アパーチャグリル等の影響を受けることもなく、
定量的にフォーカスの測定を行うことができ、この測定
値を見ながら安定且つ良好なフォーカス調整を行うこと
ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】すなわち本発明においては、任意
の画素を単位としたパターンを表示し、この表示パター
ンをエリアまたはラインセンサーで検出し、この検出信
号の表示パターンに応じた所定の周波数成分を抽出して
フォーカスの測定を行うものである。以下、図面を参照
して本発明を説明するに、図1は本発明によるフォーカ
ス測定方法を適用した測定装置の一例の構成を示すブロ
ック図である。
【0008】この図1において、例えばCCDラインセ
ンサー1が設けられ、このラインセンサー1では、例え
ば測定対象の陰極線管(図示せず)に表示される映像が
検出される。さらにこのラインセンサー1に、クロック
発生源2からの任意の駆動クロック信号が供給される。
これによってラインセンサー1からは、上述の映像を検
出した信号が、上述の駆動クロック信号に従って取り出
される。
【0009】このラインセンサー1から取り出された信
号が、アンプ3を通じてバンドパスフィルタ4に供給さ
れて測定に必要な周波数成分が抽出される。さらにこの
抽出された信号が検波回路5に供給され、検波された信
号がA/D変換回路6に供給される。なお、クロック発
生源2からの駆動クロック信号は、A/D変換回路6に
も供給されている。
【0010】さらに、このA/D変換回路6でデジタル
値に変換された信号がパーソナルコンピュータ7に供給
されて、このコンピュータ7の演算処理装置8で所定の
演算処理が行われる。そしてこの演算処理装置8での演
算処理によって得られた結果の値が、コンピュータ7の
表示装置9に供給されて測定値の表示が行われる。
【0011】一方、この装置において、上述の陰極線管
(図示せず)には、例えば図2に示すような映像が表示
される。すなわちこの映像は、例えば表示画素または水
平走査線ごとに1点点灯、2点消灯(1オン2オフ)と
した縦横のパターンを、所定幅ずつ交互に設けたもので
ある。なおこの映像のパターンは、例えば従来の作業者
が調整を行う場合に用いられるものと同等のものであ
る。
【0012】そしてこの陰極線管に表示された映像に対
して、例えば図中に黒線Xで示すようにラインセンサー
1が設けられる。これによってラインセンサー1から
は、例えば図中のa及び図3のAに示すような信号が取
り出される。さらにこの信号がアンプ3を通じてバンド
パスフィルタ4に供給される。これによって、このバン
ドパスフィルタ4からは例えば図3のBに示すような信
号が取り出される。
【0013】すなわちラインセンサー1からは、陰極線
管に表示された映像を検出した信号が、例えば図4のA
に示すように時系列で取り出される。ここでこの信号を
フーリエ変換によって周波数軸で表すと、例えば図4の
Bに示すようになる。この図で、のピークは上述の映
像のパターンによって生じる成分、のピークはアパー
チャグリルによって生じる成分、他のピークはその高調
波成分などである。
【0014】そこで上述の装置において、こののピー
クの周波数成分を取り出す目的でバンドパスフィルタ4
が設けられる。そしてこのバンドパスフィルタ4からの
信号が検波回路5に供給されることによって、この検波
回路5からは例えば図3のCに示すような、バンドパス
フィルタ4で抽出された陰極線管に表示された映像のパ
ターンによって生じる信号成分のレベルが取り出され
る。
【0015】すなわちこの場合に、陰極線管のフォーカ
スが正常である場合には、表示される映像のパターンは
鮮明であり、バンドパスフィルタ4で取り出される信号
成分のレベルは大きくなる。これに対して陰極線管のフ
ォーカスがずれてくると、表示される映像のパターンが
不鮮明になり、バンドパスフィルタ4で取り出される信
号成分のレベルが小さくなる。
【0016】そしてこの検波回路5から取り出される信
号成分のレベルを判別することによって、陰極線管のフ
ォーカスの状態を測定することができる。すなわちこの
検波回路5から取り出される信号成分のレベルをA/D
変換回路6でデジタル値に変換し、この値をコンピュー
タ7の表示装置9で表示することによって、陰極線管の
フォーカスの状態を定量的に測定、表示することができ
るものである。
【0017】なお実際に測定を行う場合には、例えば図
5に示すように、陰極線管10の表示面の中央及び上
下、左右の9箇所に相当する位置に、それぞれ例えば4
5度の角度でCCDラインセンサー1a〜1iの設けら
れた治具板11が用いられる。ここでこの治具板11
は、例えば測定される陰極線管10の表示面の大きさ及
び形状(アスペクト比)等に応じて各種が用意されるも
のである。
【0018】そしてこの治具板11が、上述の測定され
る陰極線管10の表示面に装着されると共に、この陰極
線管10に、例えば信号発生器12からの上述の図2に
示めしたようなパターンを表示する映像信号が供給され
る。これによってCCDラインセンサー1a〜1iで
は、陰極線管10の表示面の各部分の上述の表示の映像
が検出される。
【0019】さらにこれらのラインセンサー1a〜1i
で検出された信号がマルチプレクサ13で時分割的に選
択され、選択された信号がバンドパスフィルタ4〜A/
D変換回路6を含むI/Oボード14を通じてパーソナ
ルコンピュータ7に供給される。このようにして、ライ
ンセンサー1a〜1iで検出された各部のフォーカスの
測定値が、パーソナルコンピュータ7の表示装置9に表
示される。
【0020】従ってこの装置において、任意の画素を単
位としたパターンをセンサーで検出すると共に、このパ
ターンに応じた所定の周波数成分を抽出して測定を行う
ことによって、アパーチャグリル等の影響を受けること
もなく、定量的にフォーカスの測定を行うすることがで
き、この測定値を見ながら安定且つ良好なフォーカス調
整を行うことができる。
【0021】これによって、従来の方法では、作業者の
個人差によって調整にばらつきが生じたり、またセンサ
ーを用いる測定は、例えばアパーチャグリルを用いる陰
極線管の測定では表示をシフトするなどのために測定に
時間が掛かるなどの問題点があったものを、本発明によ
ればこれらの問題点が解消され、特に製造ラインでの調
整等においてもこの方法を容易に採用することができる
ものである。
【0022】なお、上述の装置において、バンドパスフ
ィルタ4で取り出される信号成分の周波数は、例えば以
下のようにして求めることができる。すなわち周波数を
求めるには、検出されるデータのサンプル数nと、そこ
に含まれる求めたい信号の波の数wが必要になる。ここ
で求めたい信号の波の数wは、例えば次の数式によって
求められる。
【0023】
【数1】 但し、θはセンサーの設置角度である。また信号パター
ンドット数は、例えば上述の1オン2オフのパターンで
は1+2=3である。
【0024】従って上述の装置において、例えばサンプ
ル数nをクロック信号によって1秒間にラインセンサー
1から取り出される検出信号の数(周波数(Hz))と
することにより、求められる波の数wは、1秒間の波の
数=周波数(Hz)を求めることができる。すなわちこ
の周波数の通過されるバンドパスフィルタ4を設けるこ
とによって、上述ののピークの信号成分を取り出すこ
とができる。
【0025】こうして上述のフォーカス測定方法によれ
ば、任意の画素を単位としたパターンを表示し、この表
示パターンをエリアまたはラインセンサーで検出し、こ
の検出信号の表示パターンに応じた所定の周波数成分を
抽出してフォーカスの測定を行うことにより、アパーチ
ャグリル等の影響を受けることもなく、定量的にフォー
カスの測定を行うすることができるものである。
【0026】なお、上述の実施例ではバンドパスフィル
タ4をハードウェアで設けた場合を示したが、例えばバ
ンドパスフィルタをソフトウェアにしてパーソナルコン
ピュータ7に設けることもできる。すなわち図6はその
場合の構成の一例を示す。この図6において、アンプ3
からの信号はA/D変換回路6を通じてパーソナルコン
ピュータ7に供給される。
【0027】さらにこのパーソナルコンピュータ7で
は、例えばA/D変換回路6から供給されたデジタル値
のデータが一旦メモリ20に記憶される。そしてこのメ
モリ20に記憶されたデータが、例えば演算処理装置8
によって読み出されて、例えばソフトウェアによるバン
ドパスフィルタの演算処理が行われる。このようにして
も上述の実施例と同様の処理を行うことができるもので
ある。
【0028】
【発明の効果】この発明によれば、任意の画素を単位と
したパターンをセンサーで検出すると共に、このパター
ンに応じた所定の周波数成分を抽出して測定を行うこと
によって、アパーチャグリル等の影響を受けることもな
く、定量的にフォーカスの測定を行うすることができ、
この測定値を見ながら安定且つ良好なフォーカス調整を
行うことができるようになった。
【0029】これによって、従来の方法では、作業者の
個人差によって調整にばらつきが生じたり、またセンサ
ーを用いる測定は、例えばアパーチャグリルを用いる陰
極線管の測定では表示をシフトするなどのために測定に
時間が掛かるなどの問題点があったものを、本発明によ
ればこれらの問題点が解消され、特に製造ラインでの調
整等においてもこの方法を容易に採用することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフォーカス測定方法が適用された装置
の一例の構成図である。
【図2】その動作の説明のための図である。
【図3】その説明のための図である。
【図4】その説明のための図である。
【図5】本発明のフォーカス測定方法が適用された装置
の全体の構成図である。
【図6】本発明のフォーカス測定方法が適用された装置
の他の例の構成図である。
【符号の説明】
1 CCDラインセンサー、2 クロック発生源、3
アンプ、4 バンドパスフィルタ5、 A/D変換回
路、7 パーソナルコンピュータ、8 演算処理装置、
9 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 9/28 H04N 9/28 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の画素を単位としたパターンを表示
    し、 この表示パターンをエリアまたはラインセンサーで検出
    し、 この検出信号の上記表示パターンに応じた所定の周波数
    成分を抽出してフォーカスの測定を行うことを特徴とす
    るフォーカス測定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフォーカス測定方法にお
    いて、 上記表示パターンには水平及び垂直の所定のパターンが
    所定幅ずつ交互に設けられると共に、 上記エリアまたはラインセンサーを上記水平及び垂直に
    対して所定の角度で設けて測定を行うことを特徴とする
    フォーカス測定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のフォーカス測定方法にお
    いて、 上記抽出される周波数成分は少なくとも上記パターンの
    表示される陰極線管の大きさに応じて変更されることを
    特徴とするフォーカス測定方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のフォーカス測定方法にお
    いて、 上記周波数成分の抽出は任意の帯域通過フィルタ手段を
    用いて行うことを特徴とするフォーカス測定方法。
JP33985596A 1996-12-19 1996-12-19 フォーカス測定方法 Pending JPH10178660A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111726585A (zh) * 2020-06-28 2020-09-29 许昌学院 一种大数据信息管理系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111726585A (zh) * 2020-06-28 2020-09-29 许昌学院 一种大数据信息管理系统
CN111726585B (zh) * 2020-06-28 2021-08-13 许昌学院 一种大数据信息管理系统

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