JPH10177812A - 天井用照明器具の引紐装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 紐の装着容易，また紐が切断しにくい構造の
天井用照明器具の引紐装置の提供。 【解決手段】 天井面に水平に固定される器具本体６を
備え，器具本体６に固定されるプルスイッチ８を備え
る。スイッ８から器具本体に沿って水平に延び器具本体
周縁部から垂下される操作紐１０を備える。器具本体に
操作紐を中継する回転レバー２０を配し，レバー２０は
本体と該レバー本体の片面一面に配置した回転軸部２と
レバー本体の他の片面に，レバー本体の長手方向に沿い
配置した一対の紐留め突起４・５とを合成樹脂で一体に
成形したものである。各突起４・５に紐を着脱自在に係
合するスリットを形成する。器具本体に軸部２を回転自
在かつ着脱自在に枢着するだるま孔７を設ける。プルス
イッチ側から延びる紐部９の他端の突起４の紐留めスリ
ットの箇所に係合する。操作側引紐部１０の基端を他方
の紐留め突起５のスリットの箇所に係合する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、天井面に水平に固
定される器具本体を備え、前記器具本体に固定されるプ
ルスイッチを備え、前記プルスイッチから前記器具本体
に沿って水平に延び、前記器具本体の周縁部から垂下さ
れる操作紐を備えた天井用照明器具の引紐装置に関する
ものである。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】この種装置において
は、操作紐の張力および引紐ストローク（引く長さ）を
調整するために、操作紐をプルスイッチ側から延びるス
イッチ側紐部と引き紐操作側引紐部とに分け、その間を
中継する金属製レバーを設ける。しかし、各引紐部を金
属製レバーに装着する作業に手間がかかり、また装着箇
所で紐が切断する可能があった。本発明の目的は紐の装
着が簡単であって、また紐が切断し難い構造の天井用照
明器具の引紐装置を提供することである。

【０００３】

【課題を解決するための手段】天井用照明器具の引紐装
置は水平に固定される器具本体と前記器具本体に固定さ
れるプルスイッチを備える。前記プルスイッチから前記
器具本体に沿って水平に延び、前記器具本体の周縁部か
ら垂下される操作紐を備える。本発明においては、前記
器具本体に前記操作紐を中継する回転レバーを配置す
る。前記回転レバーはレバー本体と該レバー本体の片面
一端に配置した回転軸部と該レバー本体の他の片面に該
レバー本体の長手方向に沿って配置した一対の紐留め突
起とを合成樹脂で一体に形成したものである。前記各紐
留め突起に紐を着脱自在に係合する紐留めスリットを形
成する。前記器具本体に前記回転軸部を回転自在にかつ
着脱自在に枢着するだるま孔を設ける。前記操作紐にお
ける前記プルスイッチ側から延びるスイッチ側紐部の他
端を一方の前記紐留め突起の前記紐留めスリットの箇所
に係合する。前記操作紐における引き紐操作側引紐部の
基端を他方の前記紐留め突起の前記紐留めスリットの箇
所に係合する。

【０００４】

【発明の実施の形態】図１〜図３を使って本発明の実施
形態について説明する。本発明に係る天井用照明器具の
引紐装置は天井面に水平に固定される器具本体６を備え
る。器具本体６に固定されるプルスイッチ８を備える。
プルスイッチ８から器具本体１に沿って水平に延び、器
具本体１の周縁部から垂下される操作紐を備える。器具
本体６に操作紐を中継する回転レバー２０を配置する。
回転レバー２０はレバー本体１と該レバー本体１の片面
一端に配置した回転軸部２と該レバー本体１の他の片面
に該レバー本体１の長手方向に沿って配置した一対の紐
留め突起４・５とを合成樹脂で一体に形成したものであ
る。各紐留め突起４・５に紐を着脱自在に係合する紐留
めスリット３を形成する。器具本体６に回転軸部２を回
転自在にかつ着脱自在に枢着するだるま孔７を設ける。
操作紐におけるプルスイッチ８側から延びるスイッチ側
紐部９の他端を一方の紐留め突起４の紐留めスリット３
の箇所に係合する。操作紐における引き紐操作側引紐部
１０の基端を他方の紐留め突起５の紐留めスリット３の
箇所に係合する。引き紐操作側引紐部１０を引紐操作す
ると、レバー本体１が回転軸部２回りに回転し、スイッ
チ側紐部９も引かれるが、それらの張力と引紐ストロー
クは各紐留め突起４・５の回転半径比に応じて変換され
る。プルスイッチ８の特性によっては、スイッチ側紐部
９を紐留め突起５に係合し、引き紐操作側引紐部１０紐
留め突起４に係合することが好適である場合もある。回
転レバー２０はその回転軸部２を器具本体６のだるま孔
７に装着すれば良いので、装着作業が簡単である。ま
た、各紐部９・１０をスリット３に挟み込む構造である
ため、その装着も簡単である。また、回転レバー２０は
合成樹脂で一体に形成したものであり、安価である。ま
た、各紐部９・１０に当たる鋭利な箇所もないため、各
紐部９・１０が切断し難い。スリット３の入り口をテー
パー状に形成し、奥を膨大部となる形態とするが、それ
は各紐部９・１０の装着が簡単であって、かつ外れ難く
するためである。

【０００５】

【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、回
転レバーの装着が簡単であり、紐の装着も簡単であり、
また紐が切断し難い構造となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明装置を適用した天井用照明器具の斜視
図である。

【図２】 その要部を示す要部拡大分解斜視図である。

【図３】 その回転レバーを示す拡大斜視図である。

【符号の説明】

１：レバー本体、２：回転軸部、３：スリット、４：紐
留め突起、５：紐留め突起、６：器具本体、７：だるま
孔、８：プルスイッチ、９：スイッチ側紐部、１０：紐
操作側引紐部、２０：回転レバー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】天井面に水平に固定される器具本体（６）
   を備え、前記器具本体（６）に固定されるプルスイッチ
   （８）を備え、前記プルスイッチ（８）から前記器具本
   体（１）に沿って水平に延び、前記器具本体（１）の周
   縁部から垂下される操作紐を備えた天井用照明器具の引
   紐装置において、 前記器具本体（６）に前記操作紐を中継する回転レバー
   （２０）を配置し、前記回転レバー（２０）はレバー本
   体（１）と該レバー本体（１）の片面一端に配置した回
   転軸部（２）と該レバー本体（１）の他の片面に該レバ
   ー本体（１）の長手方向に沿って配置した一対の紐留め
   突起（４・５）とを合成樹脂で一体に形成したものであ
   り、前記各紐留め突起（４・５）に紐を着脱自在に係合
   する紐留めスリット（３）を形成し、前記器具本体
   （６）に前記回転軸部（２）を回転自在にかつ着脱自在
   に枢着するだるま孔（７）を設け、 前記操作紐における前記プルスイッチ（８）側から延び
   るスイッチ側紐部（９）の他端を一方の前記紐留め突起
   ４の前記紐留めスリット（３）の箇所に係合し、前記操
   作紐における引き紐操作側引紐部（１０）の基端を他方
   の前記紐留め突起（５）の前記紐留めスリット（３）の
   箇所に係合したことを特徴とする天井用照明器具の引紐
   装置。