JPH10177528A - 情報発信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発信情報の情報量を削減することのできる情
報発信装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 情報発信装置１６は、図示しない送信キ
ャンセル情報記憶部に記憶された送信キャンセル情報に
基づいてＷＷＷサーバ１０に記憶されているハイパーテ
キスト情報から不必要な情報を削除し、その削除済のハ
イパーテキスト情報を端末２２に送信する。こうすれ
ば、端末２２とプロキシーサーバ１８との間の通信量を
削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は情報発信装置に関
し、特に、端末との間の通信量を削減させることの出来
る情報発信装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、ＷＷＷ（World Wide Web）サーバ
やパソコン通信用ホスト等、端末から送信される要求信
号に対応する情報を発信する各種の情報発信装置が広く
利用されている。

【０００３】そして、これらの情報発信装置から発信さ
れる情報は、高速通信が可能な通信手段により接続され
るワークステーションや、公衆電話網を介して接続され
るパーソナルコンピュータ又は携帯情報端末（ＰＤＡ）
等、様々な態様で通信接続される各種の情報処理装置に
より受信されていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の情
報発信装置においては、例えば、高速通信が可能な通信
手段により接続されるワークステーションで画像表示さ
れることを前提に作成された発信情報（コンテンツ）を
携帯情報端末で画像表示する場合等には、不都合があっ
た。

【０００５】即ち、携帯情報端末は、携帯性を向上させ
るために表示画面が小さなものに抑えられているため、
大画面のディスプレイ装置を備えるワークステーション
等では好適に画像表示される発信情報であっても、その
全てを表示すれば却って視認性が悪化するという不具合
があった。

【０００６】また、携帯情報端末は、公衆電話網等の低
速な通信手段により情報発信装置との接続がなされるた
め、発信情報の中に利用者が必ずしも欲しないデータが
含まれる場合に、その転送時間により操作性が悪化する
という不具合もあった。

【０００７】以上の問題は携帯情報端末に関するものに
留まらず、接続態様や端末の特性に応じて発信情報量を
削減することのできる情報発信装置が広く望まれてい
た。

【０００８】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あって、端末との通信量を削減することのできる情報発
信装置を提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項１に記載の発明は、端末から受信する要求信
号に対応する情報を記憶手段から読み出し、該情報に基
づいて前記端末に発信情報を送信する情報発信装置にお
いて、前記記憶手段から読み出される情報のうちの前記
端末への送信を取りやめるべき部分を特定する送信キャ
ンセル情報を記憶する送信キャンセル情報記憶手段と、
前記端末から要求信号が受信される場合に、前記送信キ
ャンセル情報記憶手段により記憶される送信キャンセル
情報が特定する部分を、前記記憶手段から読み出される
発信情報から削除してなる削除済発信情報を生成する削
除済発信情報生成手段と、前記端末から要求信号が受信
される場合に、前記削除済発信情報生成手段により生成
される削除済発信情報を前記端末に送信する削除済発信
情報送信手段と、を含むことを特徴とする。

【００１０】本発明によれば、前記端末から要求信号が
受信される場合に、その要求信号に対応する情報がその
まま前記端末に送信されず、代わりに、送信キャンセル
情報により特定される部分が削除された削除済発信情報
が送信される。

【００１１】こうすれば、発信情報中から不必要な情報
等を削除して、前記端末の通信量を削減することができ
る。この結果、通信コストを下げることができるととも
に、前記端末の操作性を向上させることができる。更
に、前記端末で表示すべき情報量も削減することができ
るため、前記端末の画面の視認性を向上させることがで
きる。

【００１２】また、例えば、携帯情報端末への送信に適
した発信情報とワークステーションへの送信に適した発
信情報等を、それぞれ別々に用意しておく必要が無くな
るため、前記記憶手段の容量を小さくすることができる
とともに、それぞれの発信情報を別途作成する手間を省
くことが出来る。

【００１３】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
の情報発信装置において、前記送信キャンセル情報記憶
手段は、前記記憶手段から読み出される情報のうちの前
記端末に対する他の情報へのアクセス命令の部分を特定
する送信キャンセル情報を記憶することを特徴とする。

【００１４】本発明によれば、前記端末から要求信号が
受信される場合に、その要求信号に対応する情報がその
まま前記端末に送信されず、代わりに、送信キャンセル
情報により特定される前記アクセス命令が削除された削
除済発信情報が送信される。こうすれば、前記端末が不
必要な他の情報に別途アクセスすることが無くなるた
め、前記端末の通信量を削減することができる。

【００１５】尚、ここで言うアクセス命令には、画像情
報や音声情報の他、動作プログラム情報や実行形式の情
報等へアクセスすべき旨を表す命令が含まれる。

【００１６】請求項３に記載の発明は、請求項１又は２
に記載の情報発信装置において、前記送信キャンセル情
報記憶手段は、前記端末から送信される信号に基づいて
前記送信キャンセル情報を記憶することを特徴とする。

【００１７】本発明によれば、前記端末から送信される
信号によって前記記憶手段に記憶される情報のうちのい
ずれの部分の送信を取りやめるかが指定される。こうす
れば、前記端末の利用者が自ら選んだ部分の該端末への
送信を取りやめることができる。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる情報発信装
置をＷＷＷを用いた情報発信システムに適用する例につ
いて図面に基づき詳細に説明する。

【００１９】図１は、本情報発信装置を含む情報発信シ
ステムの全体構成を示す図である。同図に示すように、
本情報発信システムは、ＷＷＷサーバ１０と、各種サー
ビス１２と、サポートサーバ１４と、情報発信装置１６
と、プロキシーサーバ１８と、がネットワーク２０によ
り相互に通信可能に接続されてなり、更に、前記プロキ
シーサーバには公衆電話網等を介して端末２２が接続さ
れる。

【００２０】前記ＷＷＷサーバ１０は、ＨＴＭＬ（Hype
r Text Markup Language）により記述されたハイパーテ
キスト情報を記憶し、前記情報発信装置１６から送信さ
れるＵＲＬ（Uniform Resource Locater）に応じてハイ
パーテキスト情報を送信する機能を有するとともに、Ｃ
ＧＩ（Common Gateway Interface）を利用して各種サー
ビス１２の実行を行う。

【００２１】前記サポートサーバ１４は、前記ＷＷＷサ
ーバ１０から受信するハイパーテキスト情報が前記情報
発信装置１６において加工される際に必要となるハイパ
ーテキスト情報を記憶するサーバである。

【００２２】前記各種サービス１２は、プリント出力、
ファックス送信、データベース検索等のサービスの実行
モジュールを含み、それらはＣＧＩを用いて実行され
る。

【００２３】前記プロキシーサーバ（Proxy Server）１
８は、赤外線通信やモデムを介して前記端末２２をハン
ドリングする手段であり、前記情報発信装置１６と前記
端末２２とのゲートウェイ機能、セキュリティ機能、及
びキャッシュ機能を有する。

【００２４】前記情報発信装置１６は、前記プロキシー
サーバ１８を介して前記端末２２と接続されるととも
に、前記ネットワーク２０により、前記ＷＷＷサーバ１
０、前記サポートサーバ１４、及び前記各種サービス１
２と接続される。

【００２５】そして、該情報発信装置１６が前記端末２
２からＵＲＬを受信した場合は、前記ＷＷＷサーバ１０
から対応するハイパーテキスト情報を受信するととも
に、前記サポートサーバ１４からも必要なハイパーテキ
スト情報を受信する。そして、これらのハイパーテキス
ト情報を合成・加工して新たなハイパーテキスト情報を
生成し、前記端末２２へ送信する。この際、該情報発信
装置１６は、前記ＷＷＷサーバ１０等から受信するハイ
パーテキスト情報の一部の前記端末２２への送信をキャ
ンセルさせる機能を有していて、発信情報の被提供者が
特定する画像情報を前記端末２２へ送信させないように
することができる。

【００２６】前記ネットワーク２０は、ＴＣＰ／ＩＰプ
ロトコルにより前記ＷＷＷサーバ１０、前記各種サービ
ス１２、前記サポートサーバ１４、を相互に通信可能に
接続する。

【００２７】前記端末２２は、携帯情報端末２２等の情
報処理装置であり、ハイパーテキスト情報を解析して所
定形式で画面表示を行うＷｅｂブラウザとして機能す
る。そして、この端末２２は、前記プロキシーサーバ１
８と赤外線通信や携帯電話とモデム等により接続され
る。

【００２８】次に、本情報発信装置から送信されるハイ
パーテキスト情報に基づいて表示される前記端末２２の
ディスプレイ画面について説明する。図２は、前記端末
２２のディスプレイ画面の例を表す図である。

【００２９】図２（ａ）に示す前記端末２２のディスプ
レイ画面には、前記ＷＷＷサーバ１０に記憶されている
ハイパーテキスト情報に基づく部分２４と、前記サポー
トサーバ１４に記憶されているハイパーテキスト情報に
基づく部分２６と、が含まれている。即ち、画面上方に
は、前記ＷＷＷサーバ１０から供給されるハイパーテキ
スト情報に基づいて、発信情報の本体部分（コンテン
ツ）が主として表示され、画面下方には、前記サポート
サーバ１４から供給されるハイパーテキスト情報に基づ
いて、”名前で削除”ボタン２８と、”順番で削除”ボ
タン３０が表示される。

【００３０】ここで”名前で削除”ボタン２８は、削除
すべき画像情報をファイル名で特定する旨を指定するボ
タンであり、”順番で削除”ボタン３０は、削除すべき
画像情報をハイパーテキスト情報中の登場順で特定する
旨を指定するボタンである。

【００３１】同図では、前記ＷＷＷサーバ１０から供給
されるハイパーテキスト情報の中に画像情報にアクセス
すべき旨のアクセス命令が含まれる場合のディスプレイ
画面が表されており、前記端末２２が受信した画像情報
に基づく２つの画像３２，３４と、それらの横に配置さ
れたチェックボックス３６，３８と、が表示された状態
が示されている。

【００３２】そして、同図に示すディスプレイ画面にお
いて、いずれか又は双方のチェックボックス３６，３８
にチェックが入れられ、更に、”名前で削除”ボタン２
８、或いは”順番で削除”ボタン３０が押下されれば、
この後のこのページのアクセスにおいてはそれらの画像
の表示は行われない。

【００３３】図２（ｂ）は、図２（ａ）に示すディスプ
レイ画面において、画像３２の横に配置されたチェック
ボックス３６にチェックが入れられ、更に、”名前で削
除”ボタン２８が押下された場合の、その後の同ページ
のディスプレイ画面を示す図である。同図に示すよう
に、一旦削除すべき旨が指定された画像は、その後の同
ページのアクセスにおいてその表示がキャンセルされ、
指定されていない画像３４のみが前記端末２２上で画像
表示される。

【００３４】次に、これらのディスプレイ画面を表示さ
せるためのハイパーテキスト情報を前記端末２２に送信
する前記情報発信装置１６について更に詳しく説明す
る。

【００３５】図３は、前記情報発信装置１６の構成を示
す図である。同図に示すように、前記情報発信装置１６
は、ＨＴＴＰＤ４０とＣＧＩ実行モジュール４２とを含
んで構成されており、該ＣＧＩ実行モジュール４２は、
ＣＧＩフロントエンド部４２１と、引数解釈部４２２
と、ＵＲＬ生成部４２３と、ＨＴＴＰクライアント部４
２４と、ＨＴＭＬ解析部４２５と、ＨＴＭＬ合成部４２
６と、送信キャンセル情報記憶部４２７と、を含んで構
成される。

【００３６】前記ＨＴＴＰＤ（Hyper Text Transfer Pr
otocol Daemon）４０は、ＣＧＩ機能をサポートする常
駐型の実行モジュールであり、前記端末２２から前記プ
ロキシーサーバ１８を介して送信されるＵＲＬに基づい
て前記ＣＧＩ実行モジュール４２を起動し、その引数を
前記ＣＧＩ実行モジュール４２の前記ＣＧＩフロントエ
ンド部４２１に渡すとともに、帰り値として前記ＣＧＩ
実行モジュール４２の標準出力を受け取る。

【００３７】前記ＣＧＩ実行モジュール４２は、前記Ｈ
ＴＴＰＤ４０によりＣＧＩプログラムを実行すべき旨の
ＵＲＬが受信された場合に起動され、前記ＷＷＷサーバ
１０から供給されるハイパーテキスト情報や前記各種サ
ービス１２から出力されるデータに基づいてハイパーテ
キスト情報を合成し、標準出力する実行モジュールであ
る。

【００３８】前記ＣＧＩフロントエンド部４２１は、前
記端末２２から送信されるＵＲＬに含まれる引数情報と
前記ＨＴＭＬ合成部４２６から送出されるハイパーテキ
スト情報とのやり取りを、前記ＨＴＴＰＤ４０との間で
行う。

【００３９】前記引数解釈部４２２は、前記端末２２か
ら前記プロキシーサーバ１８を介して送信されるＵＲＬ
の引数部分を解釈して内部形式で変換出力するととも
に、ハイパーテキスト情報のうちの前記端末２２への送
信を取りやめるべき部分を特定する送信キャンセル情報
が引数中に含まれる場合に、その送信キャンセル情報を
前記送信キャンセル情報記憶部４２７に送出する。

【００４０】前記送信キャンセル情報記憶部４２７は、
前記引数解釈部４２２から送出される送信キャンセル情
報を記憶するとともに、前記ＨＴＭＬ合成部４２６から
それらの送信キャンセル情報の読出しを受ける。

【００４１】前記ＵＲＬ生成部４２３は、前記引数解釈
部４２２により出力される引数情報に基づいて、ネット
ワーク２０の上の接続目的のサーバのＵＲＬを生成す
る。

【００４２】前記ＨＴＴＰクライアント部４２４は、前
記ＵＲＬ生成部４２３により生成されるＵＲＬを前記ネ
ットワーク２０に送出して、前記ネットワーク２０上の
各サーバとの通信を行う手段である。

【００４３】前記ＨＴＭＬ解析部４２５は前記ＷＷＷサ
ーバ１０から送信されるハイパーテキスト情報の構文解
析を行う。

【００４４】前記ＨＴＭＬ合成部４２６は、前記端末２
２でのディスプレイ表示に適した形式にハイパーテキス
ト情報中のレイアウト情報を変更するレイアウト変更機
能と、前記送信キャンセル情報記憶部４２７に記憶され
る送信キャンセル情報に基づいてハイパーテキスト情報
中の特定のアクセス命令を削除する送信キャンセル機能
と、ハイパーテキスト情報中のリンク命令情報を、リン
ク先が当該接続支援サーバとなるよう変更する通信経路
維持機能と、を有する。この通信経路維持機能により、
前記端末２２が前記ＷＷＷサーバ１０から供給されるハ
イパーテキスト情報に基づいて他のＷＷＷサーバ１０に
アクセスする場合も、前記情報発信装置１６との接続を
維持することが可能となる。

【００４５】次に示す、図４及び図５は、前記情報発信
装置１６の処理手順を説明するフロー図である。以下、
同図に基づいて、前記ＣＧＩ実行モジュール４２の行う
処理を説明する。

【００４６】先ず、前記情報発信装置１６では、前記プ
ロキシーサーバを介して前記端末２２から送信されるＵ
ＲＬが、前記ＨＴＴＰＤ４０により受信され、前記ＣＧ
Ｉ実行モジュール４２が起動される。

【００４７】そして、該ＣＧＩ実行モジュール４２の前
記ＣＧＩフロントエンド部４２１は、前記ＨＴＴＰＤ４
０からそのＵＲＬの引数を受け取り（Ｓ１）、前記引数
解釈部４２２はその引数を解釈して内部形式に変更する
（Ｓ２）。また、前記引数解釈部４２２は、受け取った
引数中に送信キャンセル情報が含まれている場合には
（Ｓ３）、その情報を前記送信キャンセル情報記憶部４
２７に記憶する（Ｓ４）。この送信キャンセル情報に
は、その後の情報発信においてアクセスを取りやめるべ
き画像情報のファイル名、又はその画像情報のハイパー
テキスト情報中の登場順序と、ハイパーテキスト情報の
タイトル名とが含まれる。

【００４８】その後、前記ＵＲＬ生成部４２３は、引数
中に含まれる情報に基づいて前記ＷＷＷサーバ１０や前
記サポートサーバ１４等のアクセス先のＵＲＬを生成し
（Ｓ５）、そのＵＲＬを前記ＨＴＴＰクライアント部４
２４は前記ネットワーク２０に送出する（Ｓ６）。

【００４９】この結果、前記ＨＴＴＰクライアント部４
２４は前記ＷＷＷサーバ１０や前記サポートサーバ１４
等からハイパーテキスト情報を受信する（Ｓ７）。

【００５０】例えば、既に示した図２（ａ）のディスプ
レイ画面が前記端末２２で表示出力される場合には、図
６（ａ）に示すハイパーテキスト情報が前記ＷＷＷサー
バ１０から受信される。同図に示すハイパーテキスト情
報には、画像３２を表示するためのファイル「Image1.g
if」を受信すべきことを表すアクセス命令４４ａと、画
像３４を表示するためのファイル「Image2.gif」を受信
すべきことを表すアクセス命令４４ｂと、が含まれる。

【００５１】次に、前記ＨＴＭＬ解析部４２５は受信し
たハイパーテキスト情報を前記ＨＴＴＰＤ４０クライア
ント部から受け取りＨＴＭＬに基づく言語解析を行う
（Ｓ８）。

【００５２】前記ＨＴＭＬ合成部４２６は、該ＨＴＭＬ
解析部４２５により出力されるデータから、ページのタ
イトル名、画像情報のファイル名、その画像情報のハイ
パーテキスト情報中の登場順を検出する（Ｓ９）。そし
て、それぞれの画像情報に関するデータが前記送信キャ
ンセル情報記憶手段に記憶されるデータと一致するか否
かを検索して、それぞれの画像が前記端末２２のディス
プレイ画面から削除されるべきものであるかを調べる
（Ｓ１０）。尚、このようにハイパーテキスト情報中の
登場順で削除すべき画像の特定を行えば、前記ＷＷＷサ
ーバ１０等から供給されるハイパーテキスト情報が更新
されて画像情報のファイル名が変更された場合でも、有
効に画像情報の特定をすることができる。

【００５３】例えば、図６（ａ）に示すハイパーテキス
ト情報からは、「画像を含むページ，１番目，Image1.g
if」と、「画像を含むページ，２番目，Image2.gif」
と、の２つのレコードが検出される。そして、例えば、
前記送信キャンセル情報記憶部４２７に、「画像を含む
イメージ，１番目」との送信キャンセル情報、又は「画
像を含むイメージ，Image1.gif」との送信キャンセル情
報が記憶されている場合には、画像３２が前記端末２２
のディスプレイ画面から削除されるべきであると判断さ
れる。

【００５４】そして、画像情報が前記端末２２のディス
プレイ画面から削除されるべきものである場合には、そ
の画像情報を受信すべき旨のアクセス命令をハイパーテ
キスト情報から削除する（Ｓ１１）。また、削除される
べきものでない場合には、その画像を受信すべき旨のア
クセス命令の前に、チェックボックスを表示するための
命令を付加する（Ｓ１２）。そして、全てのアクセス命
令に関して以上の処理を繰り返す（Ｓ１３）。

【００５５】こうして、アクセス命令の削除又はチェッ
クボックスの付加の処理を終えると、前記ＨＴＭＬ合成
部４２６は、更に、ハイパーテキスト情報に含まれるレ
イアウト情報を前記端末２２での表示に適したレイアウ
ト情報に変更するとともに、前記サポートサーバ１４か
ら”名前で削除”ボタン２８や”順番で削除”ボタン３
０等を表示するためのハイパーテキスト情報を付加し、
前記端末２２へ送信するためのハイパーテキスト情報を
合成する（Ｓ１４）。

【００５６】図６（ｂ）は、前記ＨＴＭＬ合成部４２６
により生成されるハイパーテキスト情報を示す図であ
り、既に示した図２（ａ）のディスプレイ表示を行うた
めのものである。同図に示すハイパーテキスト情報は、
既に示した図６（ａ）に示すハイパーテキスト情報に、
入力フォームを作成する命令４６と、チェックボックス
を表示するための命令４８ａ，４８ｂを付加し、更に、
前記サポートサーバ１４から供給される”名前で削除”
ボタン２８等を表示するための命令５０ａ，５０ｂ，５
０ｃを合成したものである。

【００５７】また、図６（ｃ）は、前記ＨＴＭＬ合成部
４２６により画像削除の為の処理がなされて生成された
ハイパーテキスト情報を表す図であり、既に示した図２
（ｂ）のディスプレイ表示を行うためのものである。同
図に示すハイパーテキスト情報は、前記送信キャンセル
情報記憶手段に「画像を含むページ，Image1.gif」との
送信キャンセル情報が記憶されていて、図６（ａ）に示
した前記ＷＷＷサーバ１０から供給されるハイパーテキ
スト情報から画像３２にアクセスすべき旨の命令４４ａ
の一行が削除されて生成されるものである。

【００５８】以上のようにして生成されたハイパーテキ
スト情報は、前記ＣＧＩフロントエンド部４２１により
標準出力の形式で前記ＨＴＴＰＤ４０に渡され、前記プ
ロキシーサーバ１８を介して前記端末２２に送信される
（Ｓ１５）。

【００５９】以上説明した本情報発信装置によれば、前
記ＷＷＷサーバ１０に記憶されるハイパーテキスト情報
から不必要な情報を削除して前記端末２２の通信量を削
減することができる。また、前記アクセス命令を削除す
ることで前記端末２２の本情報発信システムへの不必要
なアクセスを無くすることができる。この結果、通信コ
ストを下げることができるとともに、前記端末２２の操
作性を向上させることができる。更に、前記端末２２で
表示すべき情報量も削減することができるため、前記端
末２２の画面の視認性を向上させることができる。

【００６０】尚、以上説明した情報発信装置は種々の変
形実施が可能である。例えば、上記情報発信装置では、
発信情報の本体部分が前記ＷＷＷサーバ１０に別途記憶
されていたが、前記情報発信装置１６自身が記憶する構
成としてもよい。

【００６１】また、上記実施の携帯では画像情報の削除
を行うことができる情報発信装置について説明したが、
同様にして、音声情報、動画情報、実行形式の情報、動
作プログラムの情報の削除を行うようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本情報発信装置を含む情報発信システムの全
体構成を示す図である。

【図２】 端末のディスプレイ画面の例を示す図であ
る。

【図３】 本情報発信装置の構成を示す図である。

【図４】 本情報発信装置の処理手順を説明するフロー
図である。

【図５】 本情報発信装置の処理手順を説明するフロー
図である。

【図６】 ハイパーテキスト情報の例を示す図である。

【符号の説明】

１０ ＷＷＷサーバ（記憶手段）、１６ 情報発信装
置、２２ 端末、４０ＨＴＴＰＤ（削除済発信情報送信
手段）、４２６ ＨＴＭＬ合成部（削除済発信情報生成
手段）、４２７ 送信キャンセル情報記憶部（送信キャ
ンセル情報記憶手段）。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 端末から受信する要求信号に対応する情
   報を記憶手段から読み出し、該情報に基づいて前記端末
   に発信情報を送信する情報発信装置において、 前記記憶手段から読み出される情報のうちの前記端末へ
   の送信を取りやめるべき部分を特定する送信キャンセル
   情報を記憶する送信キャンセル情報記憶手段と、 前記端末から要求信号が受信される場合に、前記送信キ
   ャンセル情報記憶手段により記憶される送信キャンセル
   情報が特定する部分を、前記記憶手段から読み出される
   発信情報から削除してなる削除済発信情報を生成する削
   除済発信情報生成手段と、 前記端末から要求信号が受信される場合に、前記削除済
   発信情報生成手段により生成される削除済発信情報を前
   記端末に送信する削除済発信情報送信手段と、 を含むことを特徴とする情報発信装置。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の情報発信装置におい
   て、 前記送信キャンセル情報記憶手段は、 前記記憶手段から読み出される情報のうちの前記端末に
   対する他の情報へのアクセス命令の部分を特定する送信
   キャンセル情報を記憶することを特徴とする情報発信装
   置。
3. 【請求項３】 請求項１又は２に記載の情報発信装置に
   おいて、 前記送信キャンセル情報記憶手段は、 前記端末から送信される信号に基づいて前記送信キャン
   セル情報を記憶することを特徴とする情報発信装置。