JPH1017704A - 害虫の駆除・防除用樹脂組成物、それよりなる成形体および用途 - Google Patents

害虫の駆除・防除用樹脂組成物、それよりなる成形体および用途

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JPH1017704A
JPH1017704A JP17785496A JP17785496A JPH1017704A JP H1017704 A JPH1017704 A JP H1017704A JP 17785496 A JP17785496 A JP 17785496A JP 17785496 A JP17785496 A JP 17785496A JP H1017704 A JPH1017704 A JP H1017704A
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controlling
compound
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Application number
JP17785496A
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English (en)
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Hironori Nakada
博紀 中田
Tatsuhiro Nagamatsu
龍弘 永松
Satoshi Chiho
聡 千保
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カーバメート系化合物の加熱時の分解を防止し
た害虫の駆除・防除用樹脂組成物、成形体および用途を
提供すること。 【解決手段】熱可塑性樹脂100重量部、活性化合物と
してカーバメート系化合物0.01〜200重量部、非
金属系安定剤0.01〜50重量部を含有する樹脂組成
物であって、該樹脂組成物中に実質的に金属成分を含ま
ないことを特徴とする害虫の駆除・防除用樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーバメート系化
合物の加熱時の分解を防止した害虫の駆除・防除用樹脂
組成物、それよりなる成形体および用途に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カーバメート系化合物のよう
な活性化合物を樹脂中に含有してなる樹脂組成物および
その成形体は知られている。活性化合物を樹脂中に含有
せしめる方法としては、従来、ポリウレタン樹脂のよう
な多孔質の成形体を得た後に活性化合物を含浸させる方
法や、ポリエチレンやポリ塩化ビニルのような熱可塑性
樹脂に活性化合物を予め混合、分散させた後溶融成形す
る方法等が知られている。特に、生産性、賦形性に優れ
る後者の方法で製造されている場合が多い。かかる後者
の方法において、通常、熱可塑性樹脂の溶融成形時の加
熱による劣化を防止する目的で、また、成形品の光や熱
による分解を防止するという目的で、種々の安定剤が添
加される。とりわけ塩化ビニル系樹脂は、難燃性、耐薬
品性等に優れるものの、熱的に不安定で、加工時の熱等
により脱塩化水素に起因する熱分解が生じやすく、加工
品の着色、物性低下等の問題があり、これを改善するた
めに、安定剤として有機酸のカドミウム塩、鉛塩等、有
機錫化合物、ハイドロタルサイト類等を使用することが
種々提案されている。しかしながら、有機酸のカドミウ
ム塩、鉛塩は、優れた塩化ビニル系樹脂の安定化効果を
示すものの安全衛生の面で、また、有機錫化合物は、安
全衛生、臭気等の面で、また、ハイドロタルサイト類は
着色の面で満足し得るものではなく、そのためBa/Zn
系、Ca/Zn系、Ba/Ca/Zn系、Mg/Ca/Zn系等の有機酸
のZn塩を主体とした有機酸塩混合物が多く使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】活性化合物としてカー
バメート系化合物を含有してなる熱可塑性樹脂組成物に
ついての研究に於いて、該熱可塑性樹脂組成物に有機酸
の各種金属塩、有機錫化合物、ハイドロタルサイト類等
の金属を含有する安定剤を用いると、カーバメート系化
合物の分解による有害ガスが発生するという問題が生
じ、得られた成形体の活性が低下するばかりでなく、製
造工程での環境が劣悪となる問題点を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる問題を解決するた
めに、本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、熱可塑性樹
脂への熱安定性付与などの目的で添加される添加剤(安
定剤)として、ホスファイト化合物、フェノール系酸化
防止剤、エポキシ化合物、ヒンダードアミン系光安定剤
等の非金属の有機化合物を使用することにより、カーバ
メート系化合物の分解が生じることなく熱可塑性樹脂組
成物の溶融成形が可能であることを見い出し種々検討の
結果本発明に至った。すなわち、本発明は、熱可塑性樹
脂100重量部、活性化合物としてカーバメート系化合
物0.01〜200重量部、非金属系安定剤0.01〜
50重量部を含有する樹脂組成物であって、該樹脂組成
物中に実質的に金属成分を含まないことを特徴とする害
虫の駆除・防除用樹脂組成物、それよりなる成形体およ
び用途を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の害虫の駆除・防除用樹脂組成物、それよりなる
成形体は、熱可塑性樹脂、カーバメート系化合物、可塑
剤、非金属系安定剤等を適宜含有するものであり、該組
成物、成形体中に実質的に金属成分を含まないものであ
る。金属成分とは、金属原子、金属イオン等全ての金属
のことであり、金属単体、化合物中の金属等をいう。本
発明で実質的に金属成分を含まないとは、金属成分の存
在によってカーバメート系化合物の分解が実質的に許容
できる範囲であればよく、金属成分は可能な限り少ない
方が好ましいが、通常、金属成分の含有量は、本発明の
害虫の駆除・防除用樹脂組成物または、それよりなる成
形体中に50ppm 以下であり、より好ましくは25ppm
以下、更に好ましくは10ppm 以下である。また、カー
バメート系化合物は、アルカリ性条件下で不安定である
ため、樹脂組成物のpHが、pH10以下、より好まし
くはpH8以下となるように調節することが好ましい。
【0006】本発明において、カーバメート系化合物の
配合量は、熱可塑性樹脂100重量部に対して、通常、
0.01〜200重量部、より好ましくは0.1〜10
0重量部、さらに好ましくは1〜50重量部である。
【0007】本発明に使用される熱可塑性樹脂として
は、通常、加工温度が70〜300℃の範囲のものであ
り特に限定されないが、例えばポリエチレン、ポリプロ
ピレン等のポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体等のエチ
レン性不飽和結合を有する有機カルボン酸誘導体とエチ
レンとの共重合体、ポリビニルアルコール、ポリカーボ
ネート、ポリエステル、ポリスチレン、ポリメタクリル
酸メチル、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共
重合体、ポリ塩化ビニル等の塩化ビニル系樹脂が挙げら
れる。とりわけ塩化ビニル系樹脂が成形加工性、活性化
合物の溶解性の面から好ましく、塩化ビニル系樹脂とし
ては、塩化ビニル単独重合体、塩化ビニルとこれと共重
合可能なモノマーとの共重合体、例えば、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−エチレン共重合体、
塩化ビニル−プロピレン共重合体、塩化ビニル−イソブ
チレン共重合体、塩化ビニル−スチレン共重合体、塩化
ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−ブタジ
エン共重合体、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合
体、塩化ビニル−マレイン酸エステル共重合体、塩化ビ
ニル−メタクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル−ア
クリロニトリル共重合体、塩化ビニル−スチレン−無水
マレイン酸三元共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン
−酢酸ビニル三元共重合体、塩化ビニル−スチレン−酢
酸ビニル三元共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体
への塩化ビニルグラフト共重合体、及びこれらの混合物
等が挙げられる。
【0008】いずれの熱可塑性樹脂を用いる場合におい
ても、樹脂ペレット、パウダー等を製造する際に、通
常、添加されるステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシ
ウム等に例示される滑剤のような所謂プロセス添加剤
や、触媒残渣中の金属成分の濃度が樹脂組成物、樹脂成
形体としたときに実質的に金属成分が含有されていない
こととなることが必要である。本発明において、カーバ
メート系化合物としては、例えば以下の化合物番号と共
に示すような化合物を挙げることができるが、これらに
限定されるものではない。 (1)O−(sec−ブチル)フェニル N−メチルカ
ーバメート [BPMC、フェノブカルブ]、(2)
3,4−キシリル N−メチルカーバメート [MPM
C、キシリルカルブ]、(3)O−イソプロポキシルフ
ェニル N−メチルカーバメート [プロポキサー]、
(4)1−ナフチル N−メチルカーバメート [カル
バリル]、(5)2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル
ベンゾフラン−7−イル N−メチルカーバメート
[カルボフラン]、(6)2,2−ジメチル−1,3−
ベンゾオキソル−4−イル N−メチルカーバメート
[ベンジオカーブ]、(7)5−メトキシ−3−(2−
メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−
2(3H)−オン [メトキサジアゾン]。
【0009】本発明において、カーバメート系化合物に
組み合わせて他の活性化合物を添加することもできる。
かかる活性化合物としては例えば、防虫活性化合物、防
菌・防黴活性化合物、防汚活性化合物が挙げられ、これ
ら活性化合物は、1種単独でもしくは2種以上を組み合
わせて添加することができる。カーバメート系化合物に
組み合わせて用いることができる活性化合物として防虫
活性化合物を用いる場合には、各種の殺虫活性化合物、
昆虫成長阻害活性化合物、忌避活性化合物等を用いるこ
とができる。かかる防虫活性化合物としては、ピレスロ
イド系化合物、有機リン系化合物、アリールジアゾール
化合物等の殺虫活性化合物、幼若ホルモン様化合物、キ
チン合成阻害剤等の昆虫成長阻害活性化合物、害虫忌避
剤などの忌避活性化合物等の種々のものが用いられる。
その具体例を化合物番号と共に以下に示すが、本発明に
おいてカーバメート系化合物に組み合わせて用いられる
防虫活性化合物は、以下の例のみに限定されるものでは
なく、またこれらの化合物を1種以上混合して添加する
こともできる。 (8)2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロピニ
ル)シクロペント−2−エニルクリサンテメート、
(9)(S)−2−メチル−4−オキソ−3−(2−プ
ロピニル)シクロペント−2−エニル (1R)−シ
ス,トランス−クリサンテメート [プラレスリン]、
(10)2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロペニ
ル)シクロペント−2−エニル クリサンテメート
[アレスリン]、(11)2−メチル−4−オキソ−3
−(2−プロぺニル)シクロペント−2−エニル(1
R)−シス,トランス−クリサンテメート [d−アレ
スリン]、(12)2−メチル−4−オキソ−3−(2
−プロペニル)シクロペント−2−エニル(1R)−ト
ランス−クリサンテメート [バイオアレスリン]、
(13)(S)2−メチル−4−オキソ−3−(2−プ
ロペニル)シクロペント−2−エニル(1R)−トラン
ス−クリサンテメート [エスバイオアレスリン]、
(14)2−メチル−4−オキソ−3−(2−フルフリ
ル)シクロペント−2−エニル クリサンテメート
[フレスリン]、(15)2−メチル−4−オキソ−3
−(2−プロペニル)シクロペント−2−エニル 2,
2,3,3−テトラメチル シクロプロパンカルボキシ
レート [テラレスリン]、(16)天然ピレトリン、
(17)5−(2−プロピニル)フルフリル クリサン
テメート [フラメスリン]、(18)5−(2−プロ
ピニル)フルフリル (1R)−シス,トランス−クリ
サンテメート、(19)5−ベンジル−3−フリルメチ
ル クリサンテメート [レスメトリン]、(20)5
−ベンジル−3−フリルメチル (1R)−シス,トラ
ンス−クリサンテメート [d−レスメトリン]、(2
1)3−フェノキシベンジル 3−(2,2−ジクロロ
ビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシ
レート [ペルメトリン]、(22)3−フェノキシベ
ンジル (1R)−シス,トランス−クリサンテメート
[d−フェノトリン]、(23)α−シアノ−3−フ
ェノキシベンジル クリサンテメート、(24)α−シ
アノ−3−フェノキシベンジル (1R)−シス,トラ
ンス−クリサンテメート [シフェノトリン]、(2
5)α−シアノ−3−フェノキシベンジル 3−(2、
2−ジクロロビニル)−2、2−ジメチルシクロプロパ
ンカルボキシレート [シペルメトリン]、(26)α
−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−(4−クロロ
フェニル)−3−メチルブチレート [フェンバレレー
ト]、(27)(S)−α−シアノ−3−フェノキシベ
ンジル (S)−2−(4−クロロフェニル)−3−メ
チルブチレート [エスフェンバレレート]、(28)
1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル クリサン
テメート、(29)1−エチニル−2−メチル−2−ペ
ンテニル (1R)−シス,トランス−クリサンテメー
ト [エンペントリン]、(30)3,4,5,6−テ
トラヒドロフタルイミドメチル クリサンテメート[テ
トラメスリン]、(31)3,4,5,6−テトラヒド
ロフタルイミドメチル(1R)−シス,トランス−クリ
サンテメート [d−テトラメスリン]、(32)α−
シアノ−4−フルオロ−3−フェノキシベンジル 3−
(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシレート[シフルトリン]、(33)
α−シアノ−3−フェノキシベンジル 3−(2,2−
ジブロモビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカ
ルボキシレート、(34)α−シアノー3−フェノキシ
ベンジル (1R)−シス−3−(2,2−ジブロモビ
ニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレ
ート [デルタメスリン]、(35)2,3,5,6−
テトラフルオロベンジル 3−(2,2−ジクロロビニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト、(36)2,3,5,6−テトラフルオロベンジル
(1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロビニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト [トランスフルスリン]、(37)2−(4−エト
キシフェニル)−2−メチルプロピル 3−フェノキシ
ベンジル エーテル [エトフェンプロックス]、等の
ピレスロイド化合物。 (38)O−(2,2−ジクロロビニル)−O,O−ジ
メチル ホスフェート[ジクロルボス]、(39)O−
[2−クロロ−1−(2’,4’−ジクロロフェニル)
ビニル]−O,O−ジメチル ホスフェート [ジメチ
ルビンフォス]、(40)O−[2−クロロ−1−
(2’,4’−ジクロロフェニル)ビニル]−O,O−
ジエチル ホスフェート [クロロフェンビンフォ
ス]、(41)O−[トランス−2−クロロ−1−
(2’,4’,5’−トリクロロフェニル)ビニル]−
O,O−ジメチル ホスフェート [テトラクロロビン
フォス]、(42)2−メトキシ−4H−1,3,2−
ベンゾジオキサフォスフォリン−2−スルフィド [サ
リチオン]、(43)O,O−ジメチル−O−(3−メ
チル−4−メチルチオフェニル) フォスフォロチオエ
ート [フェンチオン]、(44)O−(4−シアノフ
ェニル)O,O−ジメチル フォスフォロチオエート
[シアノフォス]、(45)O,O−ジエチル−O−
(4−ニトロフェニル) フォスフォロチオエート
[パラチオン]、(46)O,O−ジメチル−O−(3
−メチル−4−ニトロフェニル) フォスフォロチオエ
ート [フェニトロチオン]、(47)O−(3,5,
6−トリクロロ−2−ピリジル)−O,O−ジメチル−
フォスフォロチオエート [クロルピリフォスメチ
ル]、(48)O−(3,5,6−トリクロロ−2−ピ
リジル)−O,O−ジメエル−フォスフォロチオエート
[クロルピリフォス]、(49)O,O−ジエチル−
O−(2−イソプロピル−6−メチル−4−ピリミジニ
ル)フォスフォロチオエート [ダイアジノン]、(5
0)S−[1,2−ビス(エトキシカルボニル)エチ
ル]−O,O−ジメチル フォスフォロジチオエート
[マラチオン]、(51)O,O−ジメチル−S−(N
−メチルカルバモイルメチル) フォスフォロジチオエ
ート [ジメトエート]、(52)(2,2,2−トリ
クロロ−1−ヒドロキシエチル)−O,O−ジメチル
フォスフォネート [トリクロルフォン]、等の有機燐
化合物。 (53)4−(2−ブロモ1,1,2,2−テロラフル
オロエチル)−1−(3−クロロ−5−トリフルオロメ
チルピリジン−2−イル)−2−メチルイミダゾール、
(54)5−アミノ−3−シアノ−1−(2,6−ジク
ロロ−4−トリフルオロメチルフェニル)−4−トリフ
ルオロメチルスルフィニルピラゾール、(55)5−ア
ミノ−3−シアノ−1−(2,6−ジクロロ−4−トリ
フルオロメチルフェニル)−4−トリフルオロメチルチ
オピラゾール、等のアリールジアゾール化合物。 (56)4ーフェノキシフェニル (RS)−2−(2
−ピリジルオキシ)プロピルエーテル [ピリプロキシ
フェン]、(57)イソプロピル(2E,4E)−11
−メトキシ−3,7,11−トリメチル−2,4−ドデ
カジエノエート [メソプレン]、(58)エチル(2
E,4E)−3,7,11−トリメチル−2,4−ドデ
カジエノエート [ヒドロプレン]、(59)エチル
2−(4−フェノキシフエノキシ)エチル カーバメー
ト [フェノキシカルブ]、(60)1−(4−クロロ
フェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウ
レア [ジフルベンズロン]、(61)N−シクロプロ
ピルー1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリアミ
ン [シロマジン]、(62)1−(2,6−ジフルオ
ロベンゾイル)−3−[2−フルオロ−4−(トリフル
オロメチル)フェニル]ウレア、(63)(RS)−1
−[2,5−ジクロロ−4−(1,1,2,3,3,3
−ヘキサフルオロプロポキシ)フェニル]−3−(2,
6−ジフルオロベンゾイル)ウレア [ルフェヌロ
ン]、等の昆虫成長阻害剤。 (64)N,N−ジエチル m−トルアミド [ディー
ト]、(65)1S,3S,4S,6R−カラン−3,
4−ジオール、等の忌避剤。
【0010】本発明に用いられる全活性化合物の配合量
は、熱可塑性樹脂100重量部に対して、0.01〜2
00重量部、より好ましくは0.1〜100重量部、さ
らに好ましくは1〜50重量部である。活性化合物の配
合量が0.01重量部未満では活性化合物の効果が発現
し難く、200重量部を超える場合は、密封保管中の未
使用状態においても活性化合物を樹脂中に安定的に保持
することができず好ましくない。また、必要に応じて、
活性化合物の効果を高める所謂共力剤を添加することが
できる。好ましい共力剤の例としては、ビス−(2,
3,3,3,−テトラクロルプロピル)エーテル [S
−421]、N−(2−エチルヘキシル)ビシクロ
[2,2,1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド [MGK−264]、α−[2−(2−ブト
キシトルエン)エトキシ]−4,5−メチレンジオキシ
−2−プロピルトルエン [ピペロニルブトキサイド]
等が挙げられる。
【0011】本発明に用いる非金属系安定剤としては、 (A)ビスフェノールAジグリシジルエーテル、エポキ
システアリン酸メチル、エポキシステアリン酸ブチル、
エポキシステアリン酸2−エチルヘキシル、エポキシス
テアリン酸ステアリル、トリス(エポキシプロピル)イ
ソシアヌレート、3−(2−キセノキシ)−1,2−エ
ポキシプロパン、エポキシ化ポリブタジエン、ビニルシ
クロヘキセンジエポキサイド、ジシクロペンタジエンジ
エポキサイド、3,4−エポキシシクロヘキシル−6−
メチルエポキシシクロヘキサンカルボキシレートなどの
エポキシ化合物。 (B)トリスノニルフェニルホスファイト、トリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、ト
リス[2−t−ブチル−4−(3−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシ−5−メチルフェニルチオ)−5−メチルフェ
ニル]ホスファイト、トリデシルホスファイト、オクチ
ルジフェニルホスファイト、ジ(デシル)モノフェニル
ホスファイト、モノ(ジノニルフェニル)ビス(ノニル
フェニル)ホスファイト、ジ(トリデシル)ペンタエリ
スリトールジホスファイト、ジ(ノニルフェニル)ペン
タエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジ−
t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファ
イト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェ
ニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、テトラ
(トリデシル)イソプロピリデンジフェノールホスファ
イト、4,4’−イソプロピリデンジフェノール アル
キル(C12〜15混合アルキル)ホスファイト、テトラ
(トリデシル)イソプロピリデンジフェノールジホスフ
ァイト、テトラ(C12〜15混合アルキル)−4,4’−
n−ブチリデンビス(2−t−ブチル−5−メチルフェ
ノール)ジホスファイト、ヘキサ(トリデシル)1,
1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t
−ブチルフェニル)ブタントリホスファイト、テトラキ
ス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ビフェニレンジ
ホスホナイト、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−
t−ブチルフェニル)(オクチル)ホスファイト等のホ
スファイト化合物。 (C)2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノー
ル、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)、4,4’−チオビス(3−メチル−
6−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビ
ス(3−ブチル−6−t−ブチルフェノール)、ステア
リル−β(3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート、n−オクタデシル−β−(4’−
ヒドロキシ−3’,5’−t−ブチルフェニル)プロピ
オネート、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒド
ロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5
−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキ
ス[メチレン−3(3’,5’−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン等のフェ
ノール系酸化防止剤。 (D)2,4−ヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−
4−n−オクトキシベンゾフェノン、2,2’,4,
4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキ
シ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン、2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシ−2’−カルボキシベンゾフェ
ノン、2,4−ジt−ブチルフェニル−3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、2−(2’−
ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(3’,5’−ジ−t−ブチル−2’−ヒドロ
キシフェニル)5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(3’−t−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−メチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール)、置換ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール、2−エチルヘキシル−2
−シアノ−3,3’−ジフェニルアクリレート、エチル
−2−シアノ−3,3’−ジフェニルアクリレート、ビ
ス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニ
ル)セバケート、2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジルステアレート、1,2,2,6,6−ペンタ
メチル−4−ピペリジルステアレート、2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジルベンゾエート等のヒン
ダードアミン系の光安定剤及びその過塩素酸処理物。 (E)ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトー
ル、ソルビトール、マンニトール、トリメチロールプロ
パン、ジトリメチロールプロパン、ペンタエリスリトー
ルまたはジペンタエリスリトールのステアリン酸部分エ
ステル、ビス(ジペンタエリスリトール)アジペート、
グリセリン、ジグリセリン、トリス(2−ヒドロキシエ
チル)イソシアヌレート等の多価アルコール、ステアロ
イルベンゾイルメタン、ジベンゾイルメタン、ベンゾイ
ルアセトン等のβジケトン等が挙げられる。これら非金
属系安定剤は単独あるいは2種以上を混合して用いるこ
とができる。非金属系安定剤の配合量は、安定化効果、
成形性などの観点から、熱可塑性樹脂100重量部に対
して0.01〜50重量部であり、より好ましくは0.
1〜20重量部、さらに好ましくは1〜10重量部であ
る。
【0012】本発明には樹脂の性質を改良するために可
塑剤を用いることができ、例えば、ジオクチルフタレー
ト、ジイソデシルフタレート、ジイソウンデシルフタレ
ート等のフタル酸エステル類、トリオクチルトリメリテ
ート、トリ−2−エチルヘキシルトリメリテート、トリ
デシルトリメリテート等のトリメリット酸エステル類、
ジオクチルアジペート、ジイソノニルアジペート、ジイ
ソデシルアジペート、ジオクチルアゼレート、ジオクチ
ルセバケート等の脂肪族2塩基酸エステル類、トリクレ
ジルホスフェート、トリキシリルホスフェート、トリフ
ェニルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブ
チルホスフェート等のリン酸エステル類、エポキシ系可
塑剤、ポリエステル系可塑剤などが挙げられるが、特に
限定されるものではない。可塑剤の配合量は、樹脂の種
類、その用途等に応じて種々変更し得る。例えば、塩化
ビニル系樹脂の場合は、通常、樹脂100重量部に対し
て、硬質塩化ビニル系樹脂を製造する場合には約10重量
部以下程度、半硬質塩化ビニル系樹脂を製造する場合に
は約10〜約30重量部程度、軟質塩化ビニル系樹脂を製造
する場合には、約40〜約120 重量部程度である。
【0013】また、本発明の害虫の駆除・防除用樹脂組
成物および成形体には、本発明の効果を損なわない範囲
で、防汚剤、顔料、脱臭剤、芳香剤、香料、展着剤、防
錆剤、滑剤、アンチブロッキング剤、界面活性剤、帯電
防止剤等を適宜使用できる。本発明の害虫の駆除・防除
用樹脂組成物および成形体は通常の方法で製造すること
ができる。例えば、熱可塑性樹脂として塩化ビニル系樹
脂を用いた場合、これと、活性化合物、可塑剤、非金属
系安定剤、等を通常40〜130 ℃でドライブレンドし、均
一な組成物を得た後に、押出加工、射出加工、ブロー加
工、キャスティング加工、カレンダー加工等の通常知ら
れている熱可塑性樹脂の加工方法を用いて、活性成分化
合物等が分解しない温度で、通常70℃〜300 ℃の範囲で
溶融成形して製造される。また、使用時の力学的物性を
改善するため、活性化合物の表面濃度を高めるため、あ
るいは成形加工性を高める等の目的に応じて、適宜多層
押出成形、多色射出成形、複合紡糸、押出ラミネート成
形等の従来知られている種々の方法で加工して使用する
ことができる。
【0014】本発明の害虫の駆除・防除用成形体は種々
の用途に用いることができる。例えば、動物用首輪、イ
ヤータッグ、メダル、壁紙、レザー、建材、マーキング
フィルム、農業用フィルム、ネット、繊維、シート等の
軟質製品、パイプ、板、硬質シート、ボトル等の硬質製
品が挙げられる。本発明で駆除・防除できる害虫の種類
としては例えば、次のものが挙げられる。アカイエカ、
ユスリカ、ヌカカ、ブユ、イエバエ、チョウバエ、ノミ
バエ、ウシアブ等の双翅目害虫、チャバネゴキブリ、ク
ロゴキブリ、ワモンゴキブリ等の網翅目害虫、スズメバ
チ、ハバチ、イエヒメアリ等の膜翅目害虫、ヤマトシロ
アリ、イエシロアリ等の等翅目害虫、イナゴ、カマドウ
マ、ケラ、コオロギ等の直翅目害虫、トビイロウンカ、
オンシツコナジラミ、モモアカアブラムシ、クサギカメ
ムシ、トコジラミ等の半翅目害虫、カツオブシムシ、コ
クゾウムシ等の鞘翅目害虫、モンシロチョウ、コナガ、
コナマダラメイガ等の鱗翅目害虫、ヤマトシミ、セイヨ
ウシミ等のシミ目害虫、クサカゲロウ等の脈翅目害虫、
チャタテムシ等のチャタテムシ目害虫、イヌハジラミ等
の食毛目害虫、ケジラミ、コロモジラミ等のシラミ目害
虫、アザミウマ等の総翅目害虫、ネコノミ、イヌノミ等
の隠翅目害虫、以上これら昆虫網に属する各種害虫の他
に、イエダニ、ワグモ、マダニ、ハダニ、ツツガムシ、
コナダニ等の各種ダニ類や各種蜘蛛類の属するクモ網、
各種のゲジやムカデ等の唇脚網、ヤスデ等の倍脚網等の
駆除・防除に用いることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、カーバメート系化合物
の加熱加工中の分解を防止することができ、カーバメー
ト系化合物を含有する熱可塑性樹脂組成物の溶融成形が
安定して可能となり、害虫の駆除・防除用樹脂組成物お
よび成形体を効率よく、安全に提供することができる。
【0016】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。 [実施例1〜3、比較例1〜6、参考例1および2]加
熱加工時の状況を簡便に再現する方法として、樹脂を除
く所定の配合物を表1および表2に示す配合割合(重量
部)でフラスコ中で攪拌しながら、所定温度(160
℃)で所定時間(60分)加熱し、カーバメート系化合
物の分解により生じるガスを捕捉し、得られたガス成分
を定量することにより、カーバメート化合物の分解率を
算出した。また、金属含有量は、各安定剤中の金属含有
量を測定した後、表1の配合割合に樹脂100重量部添
加した場合の樹脂組成物中での含量として比例計算で算
出した。配合例、分解率、金属含有量を表1および表2
に示した。
【0017】[実施例4、5、比較例7、8、参考例3
および4]カーバメート系化合物として化合物(3)ま
たは化合物(4)を用いた以外は、実施例1と同様の方
法で加熱分解試験を行った。配合例、分解率、金属含有
量を表3に示した。
【表1】
【表2】
【表3】
【0018】[実施例6]粒状の塩化ビニル系樹脂10
0重量部を混合装置中に入れ、加熱しながら一定の速度
で攪拌し、活性化合物として化合物(1)25重量部、
化合物(56)4重量部、可塑剤としてDIDA 55重量
部、ヒンダードアミン系光安定剤として NF90 0.5 重
量部、ホスファイト化合物として NF915 0.5重量部、
ヒンダードアミン系光安定剤とフェノール系の酸化防止
剤の混合物として Nx-803A 0.2重量部、エポキシ化合
物として909 1.0 重量部を入れドライブレンドするこ
とにより、成形用の塩化ビニル系樹脂組成物を得た。こ
のようにして得られた熱可塑性樹脂組成物を、150℃
で射出成形することにより、長さ30cm、幅1cm、
厚さ3mmの溶融成形体を得た。また、射出成形加工時
に発生するカーバメート系化合物の分解ガスによる刺激
臭発生の有無を、作業環境の優劣という形で表記した。
結果を表4に示す。
【0019】[比較例9〜11]実施例6の配合を、表
4に示す配合処方とした以外は、実施例6と同様の方法
でドライブレンドした後、射出成形を実施した。結果を
表4に示す。
【表4】
【0020】[実施例7]供試動物にノミ成虫を寄生さ
せ、約25℃の恒温室に設置した金属ケージ(横43×
縦43×高さ33cm)に供試動物を入れて飼育した。
ノミ成虫を寄生させた後、5時間後に供試動物の頸部に
指が縦に2、3本入る程度の余裕をもたせて実施例6で
作製した成形体を装着した。処理後3日目、7日目に供
試動物の体をすき櫛を用いて30分間丁寧に調べ、寄生
成虫数を調べた。結果を表5に示す。
【0021】[比較例12]供試動物に何も装着しなか
った以外は実施例7と同様の方法で効力評価試験を行っ
た。結果を表5に示す。
【表5】 以下に実施例等で用いた略号に付いて記載する。 〔塩化ビニル系樹脂〕 ・Sx-8GT(住友化学工業(株)製、重合度=800 ) 〔活性化合物〕 ・化合物(1):フェノブカルブ ・化合物(3):プロポキサー ・化合物(4):カルバリル ・化合物(56):ピリプロキシフェン 〔可塑剤〕 ・ジイソデシルアジペート:DIDAと略(三建化工(株)
製) 〔安定剤〕 ・NF90:ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジニル)セバケート <ヒンダードアミン系光安定
剤> ・NF915 :4,4’−イソプロピリデンジフェノールア
ルキル(C12〜C15)ホスファイト(ホスファイト化合
物) ・Nx-803A :ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジニル)セバケートとn−オクタデシル−β−
(4’−ヒドロキシ3’,5’−t−ブチルフェニル)
プロピオネートの混合物 (ヒンダードアミン系光安定
剤とフェノール系酸化防止剤の混合物) ・Nx-803B :ペンタエリスリトールとn−オクタデシル
−β−(4’−ヒドロキシ3’,5’−t−ブチルフェ
ニル)プロピオネートの混合物(ポリオールとフェノー
ル系酸化防止剤の混合物) ・909 :ビスフェノールAジグルシジルエーテル(エポ
キシ化合物) ・Nx-793:Ca/Mg/Znの脂肪酸エステル(以上の安定剤
は日産フェロ(株)製) ・KS-22 :ジブチル錫ラウレート(共同薬品(株)製) ・O-130P:エポキシ化大豆油(旭電化製) ・LBZ-L :Ba/Znの脂肪酸エステル(堺化学製) ・DHT-4A:ハイドロタルサイト(協和化学製) ・Ba-St :ステアリン酸バリウム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 101/00 KAX C08L 101/00 KAX

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂100重量部、活性化合物と
    してカーバメート系化合物0.01〜200重量部、非
    金属系安定剤0.01〜50重量部を含有する樹脂組成
    物であって、該樹脂組成物中に実質的に金属成分を含ま
    ないことを特徴とする害虫の駆除・防除用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】熱可塑性樹脂が、塩化ビニル系樹脂である
    請求項1記載の害虫の駆除・防除用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】請求項2記載の樹脂組成物に更に120重
    量部以下の可塑剤を含有する害虫の駆除・防除用樹脂組
    成物。
  4. 【請求項4】非金属系安定剤が、ホスファイト化合物、
    フェノール系酸化防止剤、エポキシ化合物およびヒンダ
    ードアミン系光安定剤から選ばれる少なくとも1種であ
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の害虫の駆除・防
    除用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】カーバメート系化合物が、フェノブカルブ
    である請求項1〜4のいずれか1項に記載の害虫の駆除
    ・防除用樹脂組成物。
  6. 【請求項6】活性化合物としてフェノブカルブ0.01
    〜200重量部およびピリプロキシフェン0.01〜5
    0重量部(但し、全活性化合物含量は200重量部以下
    である)を用いる請求項3記載の害虫の駆除・防除用樹
    脂組成物。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項に記載の害虫
    の駆除・防除用樹脂組成物からなる成形体。
  8. 【請求項8】請求項7記載の成形体を害虫の駆除・防除
    に用いる使用。
JP17785496A 1996-07-08 1996-07-08 害虫の駆除・防除用樹脂組成物、それよりなる成形体および用途 Pending JPH1017704A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003095830A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Sumitomo Chem Co Ltd 防ダニ樹脂組成物

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