JPH10176948A - 異常振動検出装置 - Google Patents

異常振動検出装置

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JPH10176948A
JPH10176948A JP8339193A JP33919396A JPH10176948A JP H10176948 A JPH10176948 A JP H10176948A JP 8339193 A JP8339193 A JP 8339193A JP 33919396 A JP33919396 A JP 33919396A JP H10176948 A JPH10176948 A JP H10176948A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の運転条件において軸の異常振動を確実
に検出する。 【解決手段】 軸トルクの5HZ以上の振動が第1の設
定レベルτS1,−τS1を超えた状態が10秒以上継続し
た場合、軸トルクの5HZ以上の振動が第2の設定レベ
ルτS2,−τS2を超えた状態が3秒以上継続した場合、
軸トルクの5HZ以上の振動が第1の設定レベルを超え
てから第2の設定レベルを超えるまでの時間が2秒以内
である場合に、それぞれ異常振動と判定し、運転停止指
令を出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンダイナ
モメータやパワートレン試験装置のように2質点系以上
の軸結合のあるシステムにおける異常な軸の固有振動を
検出する異常振動検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4はパワートレンシステムの構成を示
し、1は供試体である変速機、2は変速機1の入力側に
連結軸4を介して連結されたモータ(誘導電動機)、3
は変速機1の出力側に連結軸5を介して連結されたダイ
ナモメータである。τP1,n1は変速機1の入力側の回
転数及び駆動トルク、n2,τP2は変速機1の出力側の
回転数及び駆動トルク、τMはモータ2の駆動トルク、
τDはダイナモメータ3の吸収トルク、J1〜J3はそれ
ぞれモータ2、ダイナモメータ3、及び変速機1の慣性
モーメントである。変速機1はモータ2により駆動さ
れ、ダイナモメータ3によりその動力が吸収される。
【0003】上記のパワートレンシステムのように2つ
以上の慣性モーメントJ1〜J3を軸結合する場合、機械
系の固有振動が発生し易いことが知られており、この固
有振動周波数においてもシステムに共振が生じて破損し
ないように、軸のばね常数や強度を検討して共振が発生
しないようにしている。
【0004】ところが、図4のシステムにおいてモータ
2やダイナモメータ3を速度制御したり、トルク制御す
ると、変速機1の条件によっては制御応答がシステムの
固有振動周波数に接近することがある。このような場
合、制御応答で固有振動によりモータ2やダイナモメー
タ3の回転変動が発生し、例えば速度制御を行っている
場合にはこの回転変動を速度制御で抑えようとするが、
応答遅れの影響で固有振動を増幅してしまうケースもあ
った。この場合、連結軸4,5に大きな軸振動を発生
し、変速機1や連結軸4,5に大きな軸トルクが加わる
ことになり、場合によっては振動は共振を起こして発散
し、連結軸4,5あるいは変速機1を破壊することがあ
った。
【0005】そこで、従来では図5に示すような異常振
動検出装置を用いていた。図において、6は連結軸4,
5の軸トルクを検出する軸トルクメータであり、その出
力をトルクアンプ7により増幅し、計測値として出力す
る。この出力は例えば0〜10V,−10Vである。
又、8は保護レベル設定部であり、トルクアンプ7の出
力がプラスの場合には保護レベル設定部8から出力され
る保護レベルとトルクアンプ7の出力との偏差を偏差検
出部9により検出し、トルクアンプ7の出力がマイナス
の場合には同じく偏差を偏差検出部10により検出す
る。コンパレータ11はトルクアンプ7の出力が保護レ
ベルを上回ると時計方向トルクが所定値以上になったと
判定して常開接点13をオンし,パワートレンシステム
に運転停止指令を与える。又、コンパレータ12もトル
クアンプ7の出力が保護レベルを上回ると反時計方向ト
ルクが所定値以上になったと判定して常開接点14をオ
ンし、運転停止指令を与える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の異常振
動検出装置においては、運転条件に応じて保護レベル設
定部8により保護レベルを設定していたが、例えば最大
トルク付近で運転する場合、保護レベルも定格以上に大
きくする必要があり、異常振動の検出を十分に行うこと
ができなかった。又、軸振動のレベルが保護レベルに達
していなくても連続運転により金属疲労が生じ、連結軸
4,5や変速機1を破壊することがあった。このため、
従来の保護方式では、種々の運転条件に対して十分な振
動保護を行うことができなかった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めに成されたものであり、2質点系以上の軸結合のある
システムにおいて、種々の運転条件に対して異常振動を
確実に誤動作なく検出することができる異常振動検出装
置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る異常振動
検出装置は、軸トルクを検出する軸トルク検出部と、軸
トルクの振動が第1の設定レベルを超えた状態が第1の
所定時間継続したことを検出する第1の検出手段と、軸
トルクの振動が第1の設定レベルより高い第2の設定レ
ベルを超えた状態が第1の所定時間より短い第2の所定
時間継続したことを検出する第2の検出手段と、軸トル
クの振動が第1の設定レベルを超えてから第2の設定レ
ベルを超えるまでの時間が第3の所定時間内であること
を検出する第3の検出手段を備え、第1〜第3の検出手
段の出力によって異常振動を検出するようにしたもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面とともに説明する。図1はこの実施形態による異常振
動検出装置の構成を示し、トルクアンプ7からは従来同
様にワイドバンドの軸トルクの検出信号τAが得られ
る。まず、この検出信号τAが図2に示すように比較的
振動の振幅が小さく振動が継続している場合を考える。
この検出信号τAの振動周波数は通常5〜12HZであ
り、検出信号τAをより低周波の1HZフィルタ15に通
すとレベルが低下してほぼ一定の平均軸トルク信号τP
が得られる。偏差検出部16は軸トルクの検出信号τA
と平均軸トルク信号τPの偏差即ち振幅+△τAと−△τ
Aを検出する。
【0010】偏差検出部17は振幅△τAと図示しない
第1のレベル設定部からの第1の設定レベルτS1の偏差
を検出し、振幅△τAが設定レベルτS1を上回るとコン
パレータ18がオンし、以後オンオフを繰り返す。0.
2秒のオフディレータイマ19はコンパレータ18がオ
ンするとオンし、次のオンが0.2秒以内即ち振動が5
Z以上であると連続してオン信号を出力する。一方、
偏差検出部20は振幅−△τAと第1の設定レベル−τ
S1の偏差を検出し、振幅−△τAが設定レベル−τS1
マイナス側に上回るとコンパレータ21が動作し、0.
2秒のオフディレータイマ22は振動が5HZ以上であ
ると連続してオン信号を出力する。従って、アンド回路
23は「1」を出力し、10秒のオンディレータイマ2
4はこの状態が10秒続くと第1の設定レベルτS1,−
τS1以上の異常振動と判定して警報出力を出し、オア回
路25は運転停止指令を出す。
【0011】又、偏差検出部26は振幅△τAと図示し
ない第2のレベル設定部から出力された第1の設定レベ
ルτS1より高い第2の設定レベルτS2の偏差を検出し、
振幅△τAが設定レベルτS2を上回るとコンパレータ2
7は動作するが、この場合は下回っているので動作しな
い。偏差検出器28も振幅−△τAと第2の設定レベル
−τS2の偏差を検出し、−△τAが第2の設定レベル−
τS2より下回っているので、コンパレータ29も動作し
ない。
【0012】次に、図3に示すように、検出信号τA
振動が急速に大きくなる場合について説明する。この場
合、検出信号τAが第1の設定レベルτS1,−τS1を超
えるとアンド回路23の出力は「1」となり、アンド回
路30の出力も「1」となる。ただし、2秒のオンディ
レータイマ31の出力により2秒後にはアンド回路30
の出力は「0」となる。やがて、検出信号τAが第2の
設定レベルτS2,−τS2を超えるとコンパレータ27,
29が動作し、振動が5HZ以上であると0.2秒のオ
フディレータイマ32,33が連続してオン信号を出
し、アンド回路34の出力も「1」となる。従って、検
出信号τAが第1の設定レベルを超えてから第2の設定
レベルを超えるまでの時間tAが2秒以内の場合にはア
ンド回路35の出力が「1」となり、振動が急激に大き
くなったことにより異常振動と判定してオア回路25か
ら運転停止指令が出される。又、第2の設定レベル
τS2,−τS2以上の振動が3秒間継続すると3秒のオン
ディレータイマ36が警報出力を出し、オア回路25か
ら運転停止指令が出される。
【0013】上記実施形態においては、軸トルクの5H
Z以上の振動が比較的低レベルの第1の設定レベルを超
えた状態が10秒間継続したこと、又は比較的高レベル
の第2の設定レベルを超えた状態が3秒間継続したこと
により異常振動を検出しており、低レベルの振動では比
較的長い検出時間により異常振動を検出し、高レベルの
振動では短い検出時間で異常振動を検出しており、異常
振動を確実に誤動作なく検出することができるととも
に、連結軸4,5等の保護を十分に行うことができる。
又、振動が発散するような場合にも、第1の設定レベル
を超えてから第2の設定レベルを超えるまでの時間が2
秒以内であれば異常振動と判定しており、上記同様の効
果がある。なお、オフディレータイマ19,22,3
2,33において5HZ以上としたのは、軸トルクの振
動周波数は通常5HZ以上であり、誤動作防止のために
設けたものである。
【0014】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、軸トル
クの振動が第1の設定レベルを超えた状態が第1の所定
時間継続した場合、軸トルクの振動が第1の設定レベル
より高い第2の設定レベルを超えた状態が第1の所定時
間より短い第2の所定時間継続した場合、軸トルクの振
動が第1の設定レベルを超えてから第2の設定レベルを
超えるまでの時間が第3の所定時間内である場合に、そ
れぞれ軸の異常振動を検出しており、種々の運転条件に
おいて軸の異常振動を確実に誤動作することなく検出す
ることができるとともに、軸等の保護を十分に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による異常振動検出装置の構成図であ
る。
【図2】この発明による異常振動検出装置の動作説明図
である。
【図3】この発明による異常振動検出装置の動作説明図
である。
【図4】パワートレンシステムの構成図である。
【図5】従来装置の構成図である。
【符号の説明】
1…変速機 4,5…連結軸 6…軸トルクメータ 15…1HZフィルタ 19,22,32,33…オフディレータイマ 24,31,36…オンディレータイマ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2質点系以上の軸結合のあるシステムに
    おいて、軸トルクを検出する軸トルク検出部と、軸トル
    クの振動が第1の設定レベルを超えた状態が第1の所定
    時間継続したことを検出する第1の検出手段と、軸トル
    クの振動が第1の設定レベルより高い第2の設定レベル
    を超えた状態が第1の所定時間より短い第2の所定時間
    継続したことを検出する第2の検出手段と、軸トルクの
    振動が第1の設定レベルを超えてから第2の設定レベル
    を超えるまでの時間が第3の所定時間内であることを検
    出する第3の検出手段を備え、第1〜第3の検出手段の
    出力によって異常振動を検出することを特徴とする異常
    振動検出装置。
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