JPH10176303A - 路面用タイル - Google Patents

路面用タイル

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Publication number
JPH10176303A
JPH10176303A JP33665496A JP33665496A JPH10176303A JP H10176303 A JPH10176303 A JP H10176303A JP 33665496 A JP33665496 A JP 33665496A JP 33665496 A JP33665496 A JP 33665496A JP H10176303 A JPH10176303 A JP H10176303A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
water permeable
main body
tile
powder
Prior art date
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Pending
Application number
JP33665496A
Other languages
English (en)
Inventor
Morikazu Ishiguro
守一 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINKO YOGYO KK
Original Assignee
SHINKO YOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲げ強度、すりへり抵抗性が高く、かつ透水
性に優れた路面用のタイルを提供する。 【解決手段】 主体1の表裏面に達する非透水部2と、
主体1の表裏面に達する透水部3とで形成され、非透水
部2を陶磁器質材料で形成し、透水部3を透水性材料で
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は路面用タイルに関す
るもので、より詳しくは、路面に敷設するタイルにおい
て、タイル表面上の雨水を地中へ速やかに透水させるた
めのタイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、陶磁器質材料で焼成されたタイ
ルは曲げ強度が大きい反面、吸水性、透水性が極めて低
い。また、コンクリート等の吸水性の高い材料において
は、曲げ強度やすりへり抵抗性が低い。
【0003】このようなことから、従来、美観上から歩
道等の路面に敷設されるタイルは、全体が陶磁器質材料
で焼成されたタイルが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、路面上に降
った雨水を速やかに地中へ浸透させることが環境保護上
から好ましく、また豪雨の場合は、下流での洪水防止上
からの好ましい。
【0005】しかし、上記従来のような、全体が陶磁器
質材料で焼成されたタイルにおいては、透水性に欠ける
ことから上記の環境保護、洪水防止を図ることができな
い。そこで本発明は、路面に適した曲げ強度やすりへり
抵抗性を有し、かつ雨水を速やかに地中へ浸透させるこ
とができる路面用タイルを提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、主体(1)の表裏
面に達する非透水部(2)と、主体(1)の表裏面に達
する透水部(3)とで形成され、非透水部(2)を陶磁
器質材料で形成し、透水部(3)を透水性材料で形成し
たことを特徴とするものである。
【0007】本発明においては、陶磁器質材料からなる
非透水部(2)は、その材質から曲げ強度及びすりへり
抵抗性が高い。また、その透水部(3)は、そのタイル
表面上に溜まった水をタイルの裏面へ逃がす。
【0008】そのため、このタイルを路面に敷設した場
合、そのタイル面上に作用する荷重に対して十分な強度
を有し、かつ、そのタイル面上に降った雨水を透水部よ
り速やかに地中へ排出する。
【0009】請求項2記載の第2の発明は、上記第1の
発明における透水性材料を、陶磁器素地粉と石炭粉等の
焼成により消失する材料とを混合し、これを焼成して連
続気孔を形成した材料としたものである。
【0010】本発明においては、焼成された透水部
(3)を、非透水部(2)と同質材で形成できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図に示す実施例に基づいて本発明
の実施の形態について説明する。図1及び図2は第1実
施例を示す路面用タイルの斜視図と断面図である。尚、
本発明の路面用タイルは、路面に敷設されるタイルを意
味するもので、図1に示すようなブロック状のタイル及
びこのブロック状タイルよりも薄いタイルを含むもので
ある。
【0012】図1において、1はタイル主体を示し、そ
の長手方向の中央部において、短手方向に透水部3を横
断的に設け、その他の部分を非透水部2としたものであ
る。両部2,3は、主体1の表面1aから裏面1bまで
達している。
【0013】上記非透水部2は陶磁器質材料で形成され
ている。また、透水部3は、陶磁器素地粉と焼成により
消失する粉、例えば石炭粉、木屑、籾がら等を混合し、
これを焼成することにより連続気孔(三次元網目構造の
開放気孔)が形成された材料からなるものである。
【0014】このタイルを製造するには、例えば乾式方
法においては、先ず成形型枠内に、陶磁器素地粉体を上
記図1及び図2における非透水部2の部分に充てんし、
陶磁器素地粉と石炭粉又は木屑又は籾がら等の焼成によ
り消失する粉体とを混合したものを上記図1及び図2に
おける透水部2の部分に充てんして、これらを同時に加
圧して生地を成形する。次でこの生地を所定の温度で焼
成し、非透水部2の部分の陶磁器素地粉体を溶融固化さ
せ、また透水部3の部分の石炭粉等を焼失させると同時
にその陶磁器素地粉体を溶融固化させる。この焼成によ
り、透水部3内における石炭粉等の焼失部に連続気孔が
形成され、該透水部3内において、主体1の表裏に連通
する透水用気孔が形成され、また、該透水部3の材料と
非透水部2の材料の境界部分4が融着し、両部2,3が
一体化される。
【0015】尚、上記の透水部3における陶磁器素地の
粉体と石炭等の粉体の混合割合は、上記の透水性を有し
かつ所定の強度を有するように所望に設定するものであ
るが、例えば、石炭等の粉体を20〜30%混入する。
【0016】また、湿式方法で製造する場合には、例え
ば、粘土状にした非透水部2の素材と透水部3の素材を
近接したノズルから押し出してこれを所定長に切断して
生地を成形し、これを焼成する。
【0017】図3は第2実施例を示すもので、上記の透
水部3を、主体1の短手方向の中央部において、主体1
の長手方向に縦断的に設けたものである。このものにお
いても、上記図1及び図2のものと同様に製造するもの
で、その結果、上記と同様の作用、効果を発揮する。
【0018】図4は第3実施例を示す。本第3実施例
は、主体1の一部分に、その表裏方向に貫通する穴5を
形成し、該穴5内に透水性材料3aを充てんして透水部
3を形成したものである。上記透水性材料3a以外の部
分2は上記と同様の陶磁器質材料で形成されている。
【0019】また、上記穴5内に充てんされる透水性材
料3aとしては、上記図1に示す透水部3の材料と同様
のもの或いは透水性を有するコンクリートを使用する。
また、その製造方法としては例えば、上記透水性材料3
aにより上記穴5に一ぱいに嵌る形状の柱状物を形成
し、これを穴5に圧入嵌合する。
【0020】尚、上記透水部3の配置は、上記実施例の
状態に限るものではなく、所望の位置に配置するもので
ある。
【0021】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明によれば、非透水部において曲げ強度及びすりへり
抵抗性を高く維持してかつ透水部において雨水を速やか
に地中へ排出できる路面用タイルを提供でき、路面の美
観、環境保護、洪水防止を図る路面用のタイルとして有
効なものである。
【0022】請求項2記載の発明によれば、非透水部と
透水部が同質材で形成でき、異種材料によって生じるタ
イル表面の違和感を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図。
【図2】図1におけるA−A線断面図。
【図3】本発明の第2実施例を示す斜視図。
【図4】本発明の第3実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…主体 2…非透水部 3…透水部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主体の表裏面に達する非透水部と、主体
    の表裏面に達する透水部とで形成され、非透水部を陶磁
    器質材料で形成し、透水部を透水性材料で形成したこと
    を特徴とする路面用タイル。
  2. 【請求項2】 透水性材料が、陶磁器素地粉と石炭粉等
    の焼成により消失する材料とを混合し、これを焼成して
    連続気孔を形成する材料である請求項1記載の路面用タ
    イル。
JP33665496A 1996-12-17 1996-12-17 路面用タイル Pending JPH10176303A (ja)

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JP33665496A JPH10176303A (ja) 1996-12-17 1996-12-17 路面用タイル

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005315063A (ja) * 2004-03-30 2005-11-10 Showa Concrete Ind Co Ltd 融雪パネル及びその製造方法並びに融雪路盤
CN107503258A (zh) * 2017-08-16 2017-12-22 仁创生态环保科技股份有限公司 一种装配式砌块
CN112627426A (zh) * 2020-12-05 2021-04-09 惠州市亚巴郎新型建材有限公司 一种环保加气砖及其制备方法

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