JP3155892U - 法面被覆材 - Google Patents

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稔 濱門
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Abstract

【課題】赤土の流出を防止し、雑草の生育を防止することができる法面被覆舗装を提供する。【解決手段】溶融スラグ、土、およびセメント・砂・固化剤もしくはセメント・固化剤からなるバインダーを含有する。溶融スラグおよび土の配合割合が溶融スラグ55〜60%、土15〜20%であることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、赤土の流出を防止し、雑草の生育を防止することができる法面の被覆材
の構造に関するものである。
木材伐採後あるいは林道造成後の傾斜面、河川堤防や盛土の斜面などのいわゆる法面は、そのまま放置すると土石流や泥流などの原因になるため、人工的にかかる法面を安定させるための試みが種々行われている。
例えば、古くからモルタル吹き付けや、コンクリート板などによる工法が採られてきたが、透水性に欠けるため周囲の植物に水分の十分な供給がなされず、周辺環境の調和・景観が劣るという問題を有していた。
そこで、特許文献1では、透水性シートと小石を利用する法面安定化の工法が開示されているが、このように小石を敷き詰めるものは、石と石との空隙から雨で下層の赤土が流出し、かかる空隙から雑草が生えるという問題があった。
また、特許文献2では、木材チップ等を固めてシート状にしたものにより斜面の雑草を防止する方法が開示されているが、かかる木材チップを材料とするものは、時間を経て収縮したり、腐食するおそれがあり、雑草防止の効果は不十分であった。
特開平5−336848号公報 特開2002−70023号公報
従って、本考案は、赤土の流出を防止し、雑草の生育を防止することができる法面の被覆材を提供することをその課題とするものである。
本考案は、上記課題を解決するものであり、溶融スラグ、土、およびセメント・砂・固化剤等からなるバインダーを含有してなる法面被覆材であって、前記溶融スラグおよび前記土の配合割合が溶融スラグ55〜60%、土15〜20%であることを特徴とする法面被覆材である。
本考案の法面被覆材は、表土を完全に被覆しているため、赤土の流出および雑草の繁殖を防ぐことができ、透水性を有するとともに土壌の乾燥も防ぐため、周囲の植物に対しても、安定した水環境を提供できる。さらに、本考案の法面被覆材で溶融スラグが着色されているものは、自然土の質感を有しており、景観との調和に優れている。
さらに、本考案の法面被覆材は、その材料のほとんどがゴミ焼却灰を溶融固化した溶融スラグと土であるため、舗装コストの低減につながり経済的なうえ、利用後は粉砕して土に還るため環境への負荷が少ない。
本考案の法面被覆材の拡大断面図。
以下、本考案の法面被覆材の一実施態様を、図面に基づいて具体的に説明する。なお、本考案はこれら実施態様に何ら制約されるものではない。
図1は本考案に係る法面被覆材を示す拡大断面図である。図中、1は溶融スラグ、2は赤土、3はバインダーをそれぞれ示す。本考案の法面被覆材は、焼却場から排出される溶融スラグ1と赤土2を骨材とし、セメント・砂・固化剤等を含むバインダー3により、固化形成される。
本考案の法面被覆材の溶融スラグ1と赤土2の配合割合に関し、赤土2が多いと強度が上がる反面、透水性が低下し、逆に、溶融スラグ1が多くなると透水性は上がるが、強度が下がる傾向にある。したがって、強度と透水性のバランスを考慮し、その配合割合は、溶融スラグ55〜60%、赤土15〜20%の範囲が好ましい。
バインダー3は、セメント・砂・固化剤等からなるが、このうち、砂は強度付与のための細骨材の役割も有しており、かかる細骨材がなくても強度的に十分な場合には、砂を含有しなくてもよい。
本考案の法面被覆材の厚さは、4cm以上とすることが好ましく、面積が広大な場合や強度を必要とする場所では5cm以上とすることが望ましい。さらに、溶融スラグ1をあらかじめ、赤土と同色もしくは同系色に着色しておくことにより、仕上がりが自然土の質感を再現し、より好ましい。
以下、本考案の法面被覆材の一実施例について説明する。まず、本考案の法面被覆材の材料20kgに対し、水1.8〜2.0リットルを練り混ぜる。練り混ぜた材料を、あらかじめ不陸調整を行った施工面に対し、木ゴテ等で表面が平らになるように均一に敷き均す。次に、木ゴテ等などで転圧をするが、施工厚が4cm以上になる場合は、2層に分けて転圧を行う。次に、敷き均した舗装面が乾燥したら散水機で湿潤状態になるまで水を撒く。乾燥しやすい条件化では、シート養生などで表面を乾燥から保護し、かかる散水作業を翌日まで行う。硬化までに必要な時間は、気温により左右されるが、暑い時期で2〜3日、通常は1週間を目処とする。かかる養生期間を経て法面被覆の舗装が完成する。
なお、水で練り混ぜた材料の持ち運びが困難な場所での施工は、持ち運びが容易な完全乾燥させた袋詰めの法面被覆材の材料を持ち込み、水を練り混ぜずにそのまま木ゴテ等で表面が平らになるように均一に敷き均す。次に、木ゴテ等などで転圧して散水機で湿潤状態になるまで水を撒く。上記の練り混ぜ工法と同様に、施工厚が4cm以上になる場合は、2層に分けて同様の施工を行う。
本考案の法面被覆材は、法面のみならず、平地の公園、遊歩道、その他の雑草の防止が必要とされ、尚且つ、土の地面が好ましい場面においても利用可能なものである。
1 溶融スラグ
2 赤土
3 バインダー

Claims (3)

  1. 溶融スラグ、土、およびセメント・砂・固化剤等からなるバインダーを含有してなる法面被覆材であって、前記溶融スラグおよび前記土の配合割合が溶融スラグ55〜60%、土15〜20%であることを特徴とする法面被覆材。
  2. 前記土が赤土であることを特徴とする請求項1に記載の法面被覆材。
  3. 前記溶融スラグが着色されていることを特徴とする請求項1または2に記載の法面被覆材。
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