JPH10176127A - 複層塗膜形成法 - Google Patents
複層塗膜形成法Info
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- JPH10176127A JPH10176127A JP34135596A JP34135596A JPH10176127A JP H10176127 A JPH10176127 A JP H10176127A JP 34135596 A JP34135596 A JP 34135596A JP 34135596 A JP34135596 A JP 34135596A JP H10176127 A JPH10176127 A JP H10176127A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】白色塗膜、メタリック塗膜およびクリヤ塗膜か
らなる白を基調としたメタリック塗膜に関する。 【解決手段】着色ベ−ス塗料(A)、メタリック塗料
(B)およびクリヤ塗料(C)をウエットオンウエット
で塗装し、ついで加熱して該3層塗膜を同時に硬化せし
めて複層塗膜を形成する方式において、該着色ベ−ス塗
料(A)は塗装時の固形分含有率が40〜90重量%の
白色塗料で、該メタリック塗料(B)は透明塗膜を形成
する塗料であることを特徴とする複層塗膜形成法。
らなる白を基調としたメタリック塗膜に関する。 【解決手段】着色ベ−ス塗料(A)、メタリック塗料
(B)およびクリヤ塗料(C)をウエットオンウエット
で塗装し、ついで加熱して該3層塗膜を同時に硬化せし
めて複層塗膜を形成する方式において、該着色ベ−ス塗
料(A)は塗装時の固形分含有率が40〜90重量%の
白色塗料で、該メタリック塗料(B)は透明塗膜を形成
する塗料であることを特徴とする複層塗膜形成法。
Description
【0001】
【発明の属する分野】本発明は白色塗膜、メタリック塗
膜およびクリヤ塗膜からなる白を基調としたメタリック
塗膜に関する。
膜およびクリヤ塗膜からなる白を基調としたメタリック
塗膜に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】チタン白およびアルミ粉末を
含有しマンセルカラ−チャ−トN7〜9の着色塗料
(a)、酸化チタン被覆雲母粉末含有ホワイトパ−ル調
またはシルバ−パ−ル調塗料(b)およびクリヤ塗料
(c)をウエットオンウエットで塗装し、ついで加熱し
てこれらの塗膜を同時に硬化せしめる3コ−ト1ベイク
方式(3B1B)で塗装することは公知である。該着色
塗料(a)は隠蔽性は良好であり所期の目的は達成され
たが、アルミ粉末を含有しているためにN9でも灰色系
であり、「純白」に仕上げることは不可能であった。
含有しマンセルカラ−チャ−トN7〜9の着色塗料
(a)、酸化チタン被覆雲母粉末含有ホワイトパ−ル調
またはシルバ−パ−ル調塗料(b)およびクリヤ塗料
(c)をウエットオンウエットで塗装し、ついで加熱し
てこれらの塗膜を同時に硬化せしめる3コ−ト1ベイク
方式(3B1B)で塗装することは公知である。該着色
塗料(a)は隠蔽性は良好であり所期の目的は達成され
たが、アルミ粉末を含有しているためにN9でも灰色系
であり、「純白」に仕上げることは不可能であった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、白色塗膜にメ
タリック塗料およびクリヤ塗料を塗装してなる白を基調
としたメタリック塗膜を形成することに関する。
タリック塗料およびクリヤ塗料を塗装してなる白を基調
としたメタリック塗膜を形成することに関する。
【0004】すなわち、着色ベ−ス塗料(A)、メタリ
ック塗料(B)およびクリヤ塗料(C)をウエットオン
ウエットで塗装し、ついで加熱して該3層塗膜を同時に
硬化せしめて複層塗膜を形成する方式において、該着色
ベ−ス塗料(A)は塗装時の固形分含有率が40〜90
重量%の白色塗料で、該メタリック塗料(B)は透明塗
膜を形成する塗料であることを特徴とする複層塗膜形成
法に関する。
ック塗料(B)およびクリヤ塗料(C)をウエットオン
ウエットで塗装し、ついで加熱して該3層塗膜を同時に
硬化せしめて複層塗膜を形成する方式において、該着色
ベ−ス塗料(A)は塗装時の固形分含有率が40〜90
重量%の白色塗料で、該メタリック塗料(B)は透明塗
膜を形成する塗料であることを特徴とする複層塗膜形成
法に関する。
【0005】以下に本発明について具体的に説明する。
【0006】着色ベ−ス塗料(A):塗装時の固形分含
有率が40〜90重量%の白色塗料で、具体的には、樹
脂組成物、白色顔料および有機溶剤を主成分とする液状
塗料があげられる。該着色ベ−ス塗料(A)における着
色顔料は白色顔料が主体であるために、形成された単独
塗膜は「純白」もしくはそれに近く、マンセルチャ−ト
N9以上である。
有率が40〜90重量%の白色塗料で、具体的には、樹
脂組成物、白色顔料および有機溶剤を主成分とする液状
塗料があげられる。該着色ベ−ス塗料(A)における着
色顔料は白色顔料が主体であるために、形成された単独
塗膜は「純白」もしくはそれに近く、マンセルチャ−ト
N9以上である。
【0007】樹脂組成物としては、通常の熱硬化性樹脂
組成物が好ましく、例えば、水酸基、カルボキシル基、
ケイ素含有基、エポキシ基、ブロックされていてもよい
イソシアネ−ト基などから選ばれた1種もしくは2種以
上の官能基を有するアクリル樹脂、ビニル樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂などから選ば
れた1種もしくは2種以上の基体樹脂と、これらの官能
基と反応するメラミン樹脂、尿素樹脂、ブロックされて
いてもよいポリイソシアネ−ト化合物、カルボキシル基
含有化合物、エポキシ基含有化合物などから選ばれた1
種もしくは2種以上の架橋剤からなる混合物があげられ
る。基体樹脂と架橋剤との比率は、該両成分の合計重量
を基準に、基体樹脂は50〜90%、特に65〜85
%、架橋剤は50〜10%、特に35〜15%が適して
いる。塗料(A)の塗装時の固形分含有率を40〜90
重量%にするために、これらの基体樹脂および(また
は)架橋剤は低分子量であることが好ましい。白色顔料
としては通常の酸化チタン顔料などが使用できる。さら
に、通常の有彩色顔料や光輝性もしくは干渉作用を示す
顔料など白色顔料と共に使用できる。
組成物が好ましく、例えば、水酸基、カルボキシル基、
ケイ素含有基、エポキシ基、ブロックされていてもよい
イソシアネ−ト基などから選ばれた1種もしくは2種以
上の官能基を有するアクリル樹脂、ビニル樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂などから選ば
れた1種もしくは2種以上の基体樹脂と、これらの官能
基と反応するメラミン樹脂、尿素樹脂、ブロックされて
いてもよいポリイソシアネ−ト化合物、カルボキシル基
含有化合物、エポキシ基含有化合物などから選ばれた1
種もしくは2種以上の架橋剤からなる混合物があげられ
る。基体樹脂と架橋剤との比率は、該両成分の合計重量
を基準に、基体樹脂は50〜90%、特に65〜85
%、架橋剤は50〜10%、特に35〜15%が適して
いる。塗料(A)の塗装時の固形分含有率を40〜90
重量%にするために、これらの基体樹脂および(また
は)架橋剤は低分子量であることが好ましい。白色顔料
としては通常の酸化チタン顔料などが使用できる。さら
に、通常の有彩色顔料や光輝性もしくは干渉作用を示す
顔料など白色顔料と共に使用できる。
【0008】有機溶剤としては、例えば、ヘキサン、ヘ
プタン、キシレン、トルエン、シクロヘキサンなどの炭
化水素系;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸エチレングリ
コ−ルモノメチルエ−テル、酢酸ジエチレングリコ−ル
モノメチルエ−テルなどのエステル系;イソプロピルエ
−テル、エチレングリコ−ルモノメチルエ−テル、ジエ
チレングリコ−ルモノブチルエ−テルなどのエ−テル
系;エチルアルコ−ル、ブチルアルコ−ル、ヘキシルア
ルコ−ルなどのアルコ−ル系;メチルイソブチルケト
ン、メチルエチルケトン、イソホロン、アセトフェノン
などのケトン系;などがあげられる。
プタン、キシレン、トルエン、シクロヘキサンなどの炭
化水素系;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸エチレングリ
コ−ルモノメチルエ−テル、酢酸ジエチレングリコ−ル
モノメチルエ−テルなどのエステル系;イソプロピルエ
−テル、エチレングリコ−ルモノメチルエ−テル、ジエ
チレングリコ−ルモノブチルエ−テルなどのエ−テル
系;エチルアルコ−ル、ブチルアルコ−ル、ヘキシルア
ルコ−ルなどのアルコ−ル系;メチルイソブチルケト
ン、メチルエチルケトン、イソホロン、アセトフェノン
などのケトン系;などがあげられる。
【0009】着色ベ−ス塗料(A)は、塗装時の固形分
含有率が40〜90重量%、好ましくは45〜70重量
%で、隠蔽膜厚が20μm以上、好ましくは25〜50
μmである有機溶剤系塗料である。塗装時固形分含有率
が40重量%以下になると、例えば自動車外板部塗装ラ
インの自動塗装機で硬化塗膜厚20〜30μに塗装する
のに吐出量が過大となり、噴霧塗装時の微粒化不良にな
るので好ましくない。該塗料(A)において、白色顔料
の配合量はその固形分含有率が40〜90重量%、かつ
隠蔽膜厚が20μm以上になる量であればよく、例えば
樹脂組成物の固形分100重量部あたり50〜200重
量部、特に50〜100重量部が適している。
含有率が40〜90重量%、好ましくは45〜70重量
%で、隠蔽膜厚が20μm以上、好ましくは25〜50
μmである有機溶剤系塗料である。塗装時固形分含有率
が40重量%以下になると、例えば自動車外板部塗装ラ
インの自動塗装機で硬化塗膜厚20〜30μに塗装する
のに吐出量が過大となり、噴霧塗装時の微粒化不良にな
るので好ましくない。該塗料(A)において、白色顔料
の配合量はその固形分含有率が40〜90重量%、かつ
隠蔽膜厚が20μm以上になる量であればよく、例えば
樹脂組成物の固形分100重量部あたり50〜200重
量部、特に50〜100重量部が適している。
【0010】ここで隠蔽膜厚は、JISK5400
7.2(2)(f)に規定される白黒の市松模様の隠蔽
力試験紙を軟鋼板に貼り付け、膜厚が連続に変わるよう
に該塗料(A)を傾斜塗りし、乾燥硬化後、拡散昼光の
もとで塗面を目視で観察し、隠蔽力紙の白黒の市松模様
が見えなくなる最小の膜厚(μm)を電磁式膜厚計で測
定した値である。該塗料(A)は、硬化塗膜厚が20μ
m以上において隠蔽力紙の白黒の市松模様が見えなくな
る。
7.2(2)(f)に規定される白黒の市松模様の隠蔽
力試験紙を軟鋼板に貼り付け、膜厚が連続に変わるよう
に該塗料(A)を傾斜塗りし、乾燥硬化後、拡散昼光の
もとで塗面を目視で観察し、隠蔽力紙の白黒の市松模様
が見えなくなる最小の膜厚(μm)を電磁式膜厚計で測
定した値である。該塗料(A)は、硬化塗膜厚が20μ
m以上において隠蔽力紙の白黒の市松模様が見えなくな
る。
【0011】着色ベ−ス塗料(A)は、自動車外板など
の金属製もしくはプラスチク製の被塗物に直接、もしく
はカチオン電着塗料などの下塗塗料や通常の中塗塗料
(省略可能)を塗装し、硬化させてなる被塗物に、粘度
10〜30秒/フォ−ドカップ#4/20℃に調整し、
エアスプレ−、エアレススプレ−または静電塗装機など
で、硬化塗膜に基く膜厚が隠蔽膜厚以上、例えば20以
上、25〜50μmになるように塗装する。
の金属製もしくはプラスチク製の被塗物に直接、もしく
はカチオン電着塗料などの下塗塗料や通常の中塗塗料
(省略可能)を塗装し、硬化させてなる被塗物に、粘度
10〜30秒/フォ−ドカップ#4/20℃に調整し、
エアスプレ−、エアレススプレ−または静電塗装機など
で、硬化塗膜に基く膜厚が隠蔽膜厚以上、例えば20以
上、25〜50μmになるように塗装する。
【0012】本発明は、このように塗装してなる着色ベ
−ス塗料(A)の未硬化塗面にメタリック塗料(B)を
塗装する。
−ス塗料(A)の未硬化塗面にメタリック塗料(B)を
塗装する。
【0013】メタリック塗料(B)は着色ベ−ス塗料
(A)の未硬化塗面に塗装する塗料であり、具体的に
は、樹脂組成物、メタリック顔料および有機溶剤を主成
分とする液状塗料があげられる。
(A)の未硬化塗面に塗装する塗料であり、具体的に
は、樹脂組成物、メタリック顔料および有機溶剤を主成
分とする液状塗料があげられる。
【0014】樹脂組成物としては上記塗料(A)で説明
した基体樹脂と架橋剤との混合物があげられ、分子量は
低分子量だけに限定されず、これらの比率は両成分の合
計重量を基準に、基体樹脂は50〜90%、特に65〜
85%、架橋剤は50〜10%、特に35〜15%が適
している。有機溶剤としては上記塗料(A)で説明した
有機溶剤が好適である。また、メタリック顔料として
は、りん片状のアルミニウム、雲母、金属酸化物で表面
被覆した雲母、雲母状酸化鉄などの光輝性もしくは干渉
作用を示す顔料が好適である。
した基体樹脂と架橋剤との混合物があげられ、分子量は
低分子量だけに限定されず、これらの比率は両成分の合
計重量を基準に、基体樹脂は50〜90%、特に65〜
85%、架橋剤は50〜10%、特に35〜15%が適
している。有機溶剤としては上記塗料(A)で説明した
有機溶剤が好適である。また、メタリック顔料として
は、りん片状のアルミニウム、雲母、金属酸化物で表面
被覆した雲母、雲母状酸化鉄などの光輝性もしくは干渉
作用を示す顔料が好適である。
【0015】メタリック塗料(B)は樹脂組成物、メタ
リック顔料および有機溶剤を主成分とし、塗料(A)の
白色塗面を透視可能であることが必要である。そのため
に、隠蔽膜厚は30μmより厚く、塗装時固形分含有率
は20重量%以上であることが好ましい。したがってメ
タリック顔料は樹脂組成物の固形分100重量部あた
り、1〜20重量部、特に2〜10重量部が適してい
る。
リック顔料および有機溶剤を主成分とし、塗料(A)の
白色塗面を透視可能であることが必要である。そのため
に、隠蔽膜厚は30μmより厚く、塗装時固形分含有率
は20重量%以上であることが好ましい。したがってメ
タリック顔料は樹脂組成物の固形分100重量部あた
り、1〜20重量部、特に2〜10重量部が適してい
る。
【0016】メタリック塗料(B)は、着色ベ−ス塗料
(A)の未硬化塗面に、粘度10〜30秒/フォ−ドカ
ップ#4/20℃に調整し、エアスプレ−、エアレスス
プレ−または静電塗装機などで、硬化塗膜に基く膜厚が
隠蔽膜厚以下、例えば10〜50μmになるように塗装
する。
(A)の未硬化塗面に、粘度10〜30秒/フォ−ドカ
ップ#4/20℃に調整し、エアスプレ−、エアレスス
プレ−または静電塗装機などで、硬化塗膜に基く膜厚が
隠蔽膜厚以下、例えば10〜50μmになるように塗装
する。
【0017】本発明は、このように塗装してなるメタリ
ック塗料(B)の未硬化塗面にクリヤ塗料(C)を塗装
する。
ック塗料(B)の未硬化塗面にクリヤ塗料(C)を塗装
する。
【0018】−クリヤ塗料(C)は透明塗膜を形成する
ものであり、具体的には、樹脂組成物および有機溶剤を
主成分とする液状塗料であり、樹脂組成物としては上記
塗料(A)で説明した基体樹脂と架橋剤との混合物があ
げられ、これらの比率は、該両成分の合計重量を基準
に、基体樹脂は50〜90%、特に65〜85%、架橋
剤は50〜10%、特に35〜15%が適している。有
機溶剤も上記塗料(A)で説明した有機溶剤があげられ
る。
ものであり、具体的には、樹脂組成物および有機溶剤を
主成分とする液状塗料であり、樹脂組成物としては上記
塗料(A)で説明した基体樹脂と架橋剤との混合物があ
げられ、これらの比率は、該両成分の合計重量を基準
に、基体樹脂は50〜90%、特に65〜85%、架橋
剤は50〜10%、特に35〜15%が適している。有
機溶剤も上記塗料(A)で説明した有機溶剤があげられ
る。
【0019】クリヤ塗料(C)には着色顔料やメタリッ
ク顔料は原則として含まないが、透明性を阻害せず、隠
蔽膜厚が50μm以上である限りにおいてこれらの顔料
を含むことは可能である。
ク顔料は原則として含まないが、透明性を阻害せず、隠
蔽膜厚が50μm以上である限りにおいてこれらの顔料
を含むことは可能である。
【0020】クリヤ塗料(C)は、樹脂組成物を有機溶
剤に混合分散せしめることによって調製でき、粘度10
〜30秒/フォ−ドカップ#4/20℃に調整し、エア
スプレ−、エアレススプレ−または静電塗装機などで、
メタリック塗料(B)の未硬化塗面に、硬化塗膜に基く
膜厚が隠蔽膜厚以下になるように塗装する。
剤に混合分散せしめることによって調製でき、粘度10
〜30秒/フォ−ドカップ#4/20℃に調整し、エア
スプレ−、エアレススプレ−または静電塗装機などで、
メタリック塗料(B)の未硬化塗面に、硬化塗膜に基く
膜厚が隠蔽膜厚以下になるように塗装する。
【0021】本発明は、このように着色ベ−ス塗料
(A)、メタリック塗料(B)およびクリヤ塗料(C)
をウエットオンウエットで塗装後、120〜160℃で
10〜60分加熱して、該3層塗膜を同時に硬化させる
ことにより達成される。
(A)、メタリック塗料(B)およびクリヤ塗料(C)
をウエットオンウエットで塗装後、120〜160℃で
10〜60分加熱して、該3層塗膜を同時に硬化させる
ことにより達成される。
【0022】
1.白色塗膜、メタリック塗膜およびクリヤ塗膜からな
る白を基調としたメタリック塗膜が得られた。
る白を基調としたメタリック塗膜が得られた。
【0023】2.形成された複層塗膜は白を基調とし、
光輝感や干渉作用を示し、平滑性や鮮映性なども良好で
ある。
光輝感や干渉作用を示し、平滑性や鮮映性なども良好で
ある。
【0024】以下に、本発明に関する実施例および比較
例について説明する。部および%はいずれも重量に基
く。
例について説明する。部および%はいずれも重量に基
く。
【0025】1.着色ベ−ス塗料(A−1)の調製 水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価85、酸価5、数平
均分子量15000)75部、ブチルエ−テル化メラミ
ン樹脂25部(数平均分子量500)および酸化チタン
白色顔料80部を有機溶剤(酢酸エチル/キシレン=1
/1 重量比)に混合分散し、固形分含有率50%、粘
度14秒/フォ−ドカップ#4/20℃、マンセルチャ
−トN9以上、隠蔽膜厚25μmの白色ベ−ス塗料(A
−1)を得た。
均分子量15000)75部、ブチルエ−テル化メラミ
ン樹脂25部(数平均分子量500)および酸化チタン
白色顔料80部を有機溶剤(酢酸エチル/キシレン=1
/1 重量比)に混合分散し、固形分含有率50%、粘
度14秒/フォ−ドカップ#4/20℃、マンセルチャ
−トN9以上、隠蔽膜厚25μmの白色ベ−ス塗料(A
−1)を得た。
【0026】2.着色ベ−ス塗料(A−2)の調製
(比較用) 水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価85、酸価5、数平
均分子量15000)75部、ブチルエ−テル化メラミ
ン樹脂25部(分子量500)、アルミニウムフレ−ク
(厚み0.1〜1μm、平均粒径10μm以下)2部お
よび酸化チタン白色顔料80部を有機溶剤(酢酸エチル
/キシレン=1/1 重量比)に混合分散し、固形分含
有率50%、粘度14秒/フォ−ドカップ#4/20
℃、マンセルチャ−トN8、隠蔽膜厚10μmの灰色ベ
−ス塗料(A−2)を得た。
(比較用) 水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価85、酸価5、数平
均分子量15000)75部、ブチルエ−テル化メラミ
ン樹脂25部(分子量500)、アルミニウムフレ−ク
(厚み0.1〜1μm、平均粒径10μm以下)2部お
よび酸化チタン白色顔料80部を有機溶剤(酢酸エチル
/キシレン=1/1 重量比)に混合分散し、固形分含
有率50%、粘度14秒/フォ−ドカップ#4/20
℃、マンセルチャ−トN8、隠蔽膜厚10μmの灰色ベ
−ス塗料(A−2)を得た。
【0027】2.メタリック塗料(B−1)の調製 水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価100、酸価6、数
平均分子量13000)75部、ブチルエ−テル化メラ
ミン樹脂(数平均分子量1000)25部およびりん片
状のアルミニウム顔料(厚み0.1〜1μm、平均粒径
20μm)3部を有機溶剤(酢酸エチル/キシレン=1
/1 重量比)に混合分散し、固形分含有率25%、粘
度14秒/フォ−ドカップ#4/20℃、隠蔽膜厚50
μmのメタリック塗料(B−1)を得た。
平均分子量13000)75部、ブチルエ−テル化メラ
ミン樹脂(数平均分子量1000)25部およびりん片
状のアルミニウム顔料(厚み0.1〜1μm、平均粒径
20μm)3部を有機溶剤(酢酸エチル/キシレン=1
/1 重量比)に混合分散し、固形分含有率25%、粘
度14秒/フォ−ドカップ#4/20℃、隠蔽膜厚50
μmのメタリック塗料(B−1)を得た。
【0028】3.クリヤ塗料(C−1) 水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価85、酸価3、数平
均分子量12000)75部およびブチルエ−テル化メ
ラミン樹脂(数平均分子量600)25部を有機溶剤
(酢酸エチル/キシレン=1/1 重量比)に混合分散
し、固形分含有率40%、粘度21秒/フォ−ドカップ
#4/20℃のクリヤ塗料(C−1)を得た。
均分子量12000)75部およびブチルエ−テル化メ
ラミン樹脂(数平均分子量600)25部を有機溶剤
(酢酸エチル/キシレン=1/1 重量比)に混合分散
し、固形分含有率40%、粘度21秒/フォ−ドカップ
#4/20℃のクリヤ塗料(C−1)を得た。
【0029】4.実施例1および比較例1 上記着色ベ−ス塗料(A−1)および(A−2)を、金
属板(大きさ100×80×0.8mm)にカチオン電
着塗料(「エレクロン9200」、関西ペイント社製、
商品名、エポキシ樹脂系)および中塗塗料(「ESプラ
イマ−TP37」、関西ペイント社製、商品名、ポリエ
ステル樹脂・メラミン樹脂系)を塗装し硬化させてなる
被塗物に、エアスプレ−で塗装し、室温で5分放置後、
メタリック塗料(B−1)をエアスプレ−で塗装し、室
温で5分放置後、クリヤ塗料(C−1)を塗装し、室温
で5分放置後、140℃で30分加熱して該3層塗膜を
同時に硬化した。
属板(大きさ100×80×0.8mm)にカチオン電
着塗料(「エレクロン9200」、関西ペイント社製、
商品名、エポキシ樹脂系)および中塗塗料(「ESプラ
イマ−TP37」、関西ペイント社製、商品名、ポリエ
ステル樹脂・メラミン樹脂系)を塗装し硬化させてなる
被塗物に、エアスプレ−で塗装し、室温で5分放置後、
メタリック塗料(B−1)をエアスプレ−で塗装し、室
温で5分放置後、クリヤ塗料(C−1)を塗装し、室温
で5分放置後、140℃で30分加熱して該3層塗膜を
同時に硬化した。
【0030】これらの塗装工程および得られた塗膜の性
能を表1に示した。
能を表1に示した。
【0031】
【表1】
【0032】試験方法 平滑性:目視評価。○は良好、△はやや良好、×は不良
を示す。
を示す。
【0033】鮮映性:写像性測定器「IMAGE CL
ARITY METER」(スガ試験機社製、商品名)
で測定。表中の数字はICM値で、数値が大きいほど鮮
映性良好。
ARITY METER」(スガ試験機社製、商品名)
で測定。表中の数字はICM値で、数値が大きいほど鮮
映性良好。
【0034】白 さ:ミノルタ社製、測色計「CR−2
00」で測定。L値で表示。
00」で測定。L値で表示。
Claims (1)
- 【請求項1】着色ベ−ス塗料(A)、メタリック塗料
(B)およびクリヤ塗料(C)をウエットオンウエット
で塗装し、ついで加熱して該3層塗膜を同時に硬化せし
めて複層塗膜を形成する方式において、該着色ベ−ス塗
料(A)は塗装時の固形分含有率が40〜90重量%の
白色塗料で、該メタリック塗料(B)は透明塗膜を形成
する塗料であることを特徴とする複層塗膜形成法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34135596A JPH10176127A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 複層塗膜形成法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34135596A JPH10176127A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 複層塗膜形成法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10176127A true JPH10176127A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18345432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34135596A Pending JPH10176127A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 複層塗膜形成法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10176127A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010022922A (ja) * | 2008-07-17 | 2010-02-04 | Honda Motor Co Ltd | 補修塗装方法 |
-
1996
- 1996-12-20 JP JP34135596A patent/JPH10176127A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010022922A (ja) * | 2008-07-17 | 2010-02-04 | Honda Motor Co Ltd | 補修塗装方法 |
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