JPH10175210A - 半導体封止用エポキシ樹脂組成物のタブレットの製造方法 - Google Patents

半導体封止用エポキシ樹脂組成物のタブレットの製造方法

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JPH10175210A
JPH10175210A JP33970796A JP33970796A JPH10175210A JP H10175210 A JPH10175210 A JP H10175210A JP 33970796 A JP33970796 A JP 33970796A JP 33970796 A JP33970796 A JP 33970796A JP H10175210 A JPH10175210 A JP H10175210A
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JP
Japan
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mold
tablet
powder
epoxy resin
temperature
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JP33970796A
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Takeshi Mori
健 森
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流動特性、信頼性、成形性等の諸特性を損な
うことなく、振動等により引き起こされるタブレットか
らの粉末発生を低減できるタブレットの製造方法を提供
すること。 【解決手段】 単発式、又はロータリー式の打錠機を用
いて、タブレットの打錠用金型の下部の金型温度を30
〜60℃とし、該金型にエポキシ樹脂組成物の粉末を所
定量投入し打錠することを特徴とする半導体封止用エポ
キシ樹脂組成物のタブレットの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体封止用エポ
キシ樹脂組成物のタブレットの製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】現在、半導体封止用エポキシ樹脂組成物
のタブレットは、単発式、又はロータリー式の打錠機を
用いて、エポキシ樹脂組成物の粉末を金型に投入し、打
錠し製造されている。この場合、エポキシ樹脂組成物の
粉末が投入される金型は、特に温度制御はなされていな
いが、通常金型温度は30℃未満である。このような状
態で打錠されたタブレットは、梱包時、輸送途中等で加
えられる振動によって、タブレットから粉末を発生する
という欠点があった。発生した粉末は、タブレットの使
用時に自動ラインの停止を招くなどの不具合を生じた
り、作業環境を悪化させるなど、多くの問題を抱えてい
る。これらの問題を解決するため、タブレットの梱包形
態等について、種々検討がなされてきたが根本的解決に
は至っていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、エポキシ樹
脂組成物の流動特性及び他の諸特性を劣化させることな
く、輸送途中等でタブレットからの粉末の発生が少ない
タブレットの製造方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、単発式、又は
ロータリー式の打錠機を用いて、タブレットの打錠用金
型の下部の金型温度を30〜60℃とし、該金型にエポ
キシ樹脂組成物の粉末を所定量投入し打錠することを特
徴とする半導体封止用エポキシ樹脂組成物のタブレット
の製造方法である。
【0005】単発式、又はロータリー式の打錠機を用い
て、タブレットの打錠用金型の下部(臼に相当するも
の)をリボンヒーター等で30〜60℃、より好ましく
は40〜50℃に加熱し、該金型にエポキシ樹脂組成物
の粉末を所定量投入し打錠することにより、成形された
タブレットの表面部分が極めて僅か反応させることによ
り成形されたタブレットからは、梱包時、輸送途中、使
用時等に粉末が発生しにくくなる。金型温度が30℃未
満では粉末の発生の減少が期待できない。金型温度が6
0℃を越えるとタブレットの表面部分のみを反応させる
ことが困難になる。本発明における金型の温度は、30
〜60℃であるが、この温度範囲に自動制御できる加熱
手段ならば、特に限定しない。本発明に用いるエポキシ
樹脂組成物は、エポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤及び
無機充填材を主成分とし、通常、半導体素子の封止に用
いられているものならば、特に限定するものではない。
【0006】
【実施例】以下、従来の方法と本発明とを実施例で示す
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 従来の方法の打錠方法:ロータリー式打錠機を用い、餅
つきの臼に相当する金型(金型温度26℃)にエポキシ
樹脂組成物を所定量投入し、杵に相当する金型で打錠し
タブレットを製造する。 本発明の方法の打錠方法:臼に相当する金型を39〜4
1℃の温度範囲に制御し、その他については、従来の打
錠方法と同様にして打錠した。 従来の方法と本発明の方法で得られたタブレット特性を
表1に、流動特性及び他の諸特性を表2に示す。
【0007】評価方法 重量減少率(%):秤量したタブレット20個を箱の中
に入れて振動を5分間加え、粉末を除去した後に再度秤
量し、その重量変化によって粉末発生を評価した。 圧縮率(%):成形する前のエポキシ樹脂組成物の比重
とタブレットの比重を比較することにより、タブレット
の打錠度合いを評価した。 表面光沢(%):タブレットの表面を光学式光沢計で測
定することにより、タブレットの表面状態を評価した。 スパイラルフロー(cm):EMMI−I−66に準じ
たスパイラルフロー測定用金型を用い、タブレットを粉
砕した試料を15g、成形温度175℃、成形圧力7.
0Pa、成形時間2分で成形したときの成形品の長さ。 ゲルタイム(秒):タブレットを粉砕した試料を、17
5℃の熱板上で溶融させてゲル化するまでの時間。 溶融時間(秒):タブレットを粉砕した粉末をラボプラ
ストミルに投入し、175℃の温度で溶融状態にした
後、スクリュー回転させることによって、回転に必要な
トルクが最初に100g・mを越えてから再び100g
・mを越えるまでの時間。 最低トルク(g・m):ラボプラストミルが溶融状態で
スクリューを回転するのに必要な最低トルク値。
【0008】
【0009】 表2 スハ゜イラルフロ― ケ゛ルタイム 溶融時間 最低トルク 従来の方法 65 31 68 108 本発明の方法 62 30 62 105
【0010】
【発明の効果】本発明によると、流動特性、信頼性、成
形性等の諸特性を損なうことなく、振動等により引き起
こされるタブレットからの粉末発生を低減でき、タブレ
ットの製造方法として非常に優れている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単発式、又はロータリー式の打錠機を用
    いて、タブレットの打錠用金型の下部の金型温度を30
    〜60℃とし、該金型にエポキシ樹脂組成物の粉末を所
    定量投入し打錠することを特徴とする半導体封止用エポ
    キシ樹脂組成物のタブレットの製造方法。
JP33970796A 1996-12-19 1996-12-19 半導体封止用エポキシ樹脂組成物のタブレットの製造方法 Withdrawn JPH10175210A (ja)

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Cited By (2)

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