JPH10174574A - 多層食品の製造装置 - Google Patents

多層食品の製造装置

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JPH10174574A
JPH10174574A JP8354033A JP35403396A JPH10174574A JP H10174574 A JPH10174574 A JP H10174574A JP 8354033 A JP8354033 A JP 8354033A JP 35403396 A JP35403396 A JP 35403396A JP H10174574 A JPH10174574 A JP H10174574A
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food
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品材料を順次重ねて供給し均質な多重層食
品を能率的に製造する装置を提供する 【解決手段】 食品材料の供給・分岐部(1)、もう1
つの食品材料であるチーズを板状に成形し間隔をあけて
供給する手段(2)、搬送手段のベルトコンベア
(3)、湯槽(5)を備え、分岐手段(12)で2つに
分岐された1つは、管(13)で成形手段(16)に供
給され板状すり身(6)に成形され、ベルトコンベア
(3)に載置され、次いで板状チーズ(7)が間隔をあ
けて供給され、さらにすり身(8)が供給される、これ
をカッタ(20)で切断し、多重層製品(9)は移送さ
れ、湯槽(5)で加熱され最終製品が得られる。。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層食品の製造装
置に係り、特に食品材料の分岐手段、成形手段、間隔を
あけて供給する手段を備えた多層食品の製造装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の多層食品の製造は、多層となる食
品材料をそれぞれのホッパーから供給して成形し、ベル
トコンベヤに順次重ねて供給し多層食品を製造するもの
は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の多層食品の製造
は、多層となる食品材料をそれぞれのホッパーから供給
されるので、食品材料の供給部が多層食品の層の数だけ
必要になり、設備費がかかり、その設置場所広く必要で
設置位置も限られるという問題があった。また、同じ食
品材料であっても供給状態のなんらかの変化で多層食品
の上層と下層で均質とならない場合があった。本発明
は、1つの源より供給された食品材料が分岐され、走行
搬送手段上に成形手段で成形された食品材料を載置し、
その上にもう1つの食品材料を間隔をあけて供給し、さ
らにその上に別の成形手段で成形された食品材料を順次
重ねて供給する均質な多重層食品を能率的に製造する装
置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、食品材料を供
給する開口と複数の吐出口を有するケーシング内に噛合
って回転する複数の歯車及び前記歯車の間の仕切壁を軸
通した一対の軸が設けられ、前記仕切壁はケーシング内
面に密接され、前記噛合って回転する複数の歯車はケー
シングの前記複数の吐出口に対応した位置に設けられて
いる食品材料の分岐手段、ケーシングの複数個の吐出口
にそれぞれ接続された複数の食品材料成形手段、もう1
つの食品材料を成形し間隔をあけて供給する手段とを備
え、走行搬送手段上に成形手段で成形された食品材料を
載置し、その上にもう1つの食品材料を間隔をあけて供
給し、さらにその上に別の成形手段で成形された食品材
料を供給するものであることを特徴とする少なくとも3
層よりなる多層食品の製造装置である。
【0005】また、本発明は、ケーシングの吐出口と食
品材料成形手段のそれぞれを接続する管、又は食品材料
成形手段には、流量調整弁が設けられていることを特徴
とするものである。また、本発明は、食品材料成形手段
の成形通路には、流量、流速の分布調整部材が設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0006】また、本発明は、もう1つの食品材料を成
形し間隔をあけて供給する手段が、成形ノズル、ほぼ水
平に設けられた第1搬送ローラ、板状食品材料を挟持す
る補助ローラ、食品材料を切断する手段、切断された食
品材料を第1搬送ローラから剥離する手段、第1搬送ロ
ーラの下方にほぼ水平に設けられた凸部を有する第2搬
送ローラ、第2搬送ローラから食品材料を剥離する手段
とを備えたものである。
【0007】また、本発明は、もう1つの食品材料を成
形し間隔をあけて供給する手段が、成形ノズル、ほぼ水
平に設けられた第1搬送ローラ、食品材料を切断する手
段、切断された食品材料を第1搬送ローラから剥離する
手段、第1搬送ローラの周面速度よりも速い周面速度の
ほぼ水平に設けられた第2搬送ローラ、第2搬送ローラ
から食品材料を剥離する手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】本発明においては、食品材料はケーシングの開
口より供給され、噛合って回転する複数個の歯車によっ
て吸い込まれる。その際にケーシング内面に密接されて
いる歯車の間の仕切壁により分岐され、それぞれが独立
している複数個の吐出口より加圧、吐出されて、それぞ
れ接続された成形手段で成形されるものである。またも
う1つの食品材料の層は、間隔をあけて供給され、走行
搬送手段上に成形された食品材料を載置し、その上にも
う1つの食品材料を間隔をあけて供給され、さらにその
上に分岐された食品材料を供給するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において、ケーシングの食
品材料を供給する開口にはホッパーが取り付けられ、ホ
ッパーから食品材料が供給されるが、その開口は噛合っ
て回転する複数個の歯車に食品材料が供給されるような
巾にすることが好ましい。ケーシングの複数の吐出口に
は、噛合って回転する複数個の歯車が対応して設けられ
ている。また複数の吐出口は仕切り部で独立しており、
仕切り部には歯車の間の仕切壁が位置するしている。ま
た、歯車の外径と仕切壁の外径は、ほぼ同一の外径のも
のとすることが好ましい。
【0010】噛合って回転する複数個の歯車は、その巾
により、吸い込み吐出される食品材料の流量を調整する
ことができる。噛合って回転する複数個の歯車を同一の
巾とすると吐出させる食品材料の流量は同じになる。ケ
ーシングの複数の吐出口は、噛合って回転する複数の歯
車が対応して設けられるもので、吐出口の巾は歯車の巾
に対応した大きさにすることが好ましい。
【0011】食品材料成形手段は、ケーシングの複数個
の吐出口にそれぞれ供給管で接続されている。成形手段
の口金で所望の形状、例えば板状に成形されるものであ
る。また成形手段は、分岐され加圧して送られてくる食
品材料を圧縮して成形されるものである。成形手段の成
形通路は、その断面が徐々に小さくなり、食品材料を圧
縮して成形するものである。成形通路の断面が徐々に小
さくなる態様としては、その厚さ方向に狭まっているも
のがある。また巾が広い板状のすり身の成形では、巾は
徐々に広がり、厚さ方向に狭まくなるようにして成形通
路の断面を徐々に小さくなるようにしてもよい。
【0012】また、ケーシングの吐出口と食品材料成形
手段のそれぞれを接続する管、又は食品材料成形手段に
は、流量調整弁が取付けらことが好ましい。成形手段の
成形通路は加圧して送られてくる食品材料を圧縮して成
形されるものであるが、複数個に分岐され送られてくる
食品材料に圧力の差が生ずることがあるので、それぞれ
のケーシングの吐出口と食品材料成形手段のそれぞれ接
続部、又は食品材料成形手段の流量調整弁により複数の
成形通路の圧力の差を調整し、複数同時に成形されるも
のを均質にする。
【0013】また、板状に成形する場合は、食品材料の
流量、流速の分布が1つの成形通路の中央部と成形通路
の両側の部分とで流量、流速に差が生ずることがある。
この流量、流速分布は、成形通路の中央部が成形通路の
両側部分より流量が多く、流速は速いものである。そこ
で成形通路の中央部と両側部分の流量、流速を分布を調
整する部材を設けことが好ましい。流量、流速分布の調
整部材としては、例えば、成形通路の中央部の流量流速
を規制する邪魔板、又は孔径の異なる多孔板である。こ
のように成形通路の中央部と成形通路の両側部分で均一
な流量となるようにして、巾方向の厚さ、密度が均一な
板状に成形することが好ましい。
【0014】本発明においては、食品材料としては例え
ば魚肉、畜肉、鶏肉等のすり身、ツナを主成分とするペ
ースト状物、鶏卵を主成分とするペースト状物、ポテト
ペースト等の澱粉質を主成分とするペースト状物、卸し
たヤマイモ等を加え空気を抱き込むだ魚肉すり身、ある
いは、チーズ等の半固形状材料が挙げられる。また、本
発明についての多重層食品を例示すると上記した半固形
状材料をに所望の形状、例えば板状に成形し、これを3
層、4層、5層あるいはそれ以上の層を走行搬送手段に
順次重て供給し多重層食品を製造するものである。ま
た、例えば、板状の魚肉すり身を連続的にベルトコンベ
ア上に載置し、次いで魚肉すり身の上に中間材料となる
板状のチーズを一定の間隔をあけて供給し、さらに魚肉
すり身を供給して多重層食品を製造するものである。以
下に本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に説明す
る。
【0015】
【実施例1】本発明の第1実施例は、多重層製品として
板状すり身と板状すり身の間にチーズ等を挟んだもの
で、例えばはんぺんの製造について図1〜図11を参照
して説明する。図1は本発明の第1の実施例の多重層練
り製品の製造装置を示す図であり、図2は食品材料を分
岐する手段を示す正面図であり、図3は図2の分岐手段
のケーシング、歯車、仕切り壁の分解斜視図であり、図
4(a)は図2のケーシングの側面図、図4(b)は平
面図、図4(c)は断面図であり、図5は図2に示す分
岐手段の歯車部分の断面図であり、図6は図2に示す分
岐手段の仕切り壁部分の断面図であり、図7は板状食品
材料成形手段の斜視図であり、図8は流量、流速の分布
調整部材を説明する図であり、図9は食品材料を間隔を
あけて供給する手段の斜視図であり、また図10(a)
(b)、図11(c)(d)は、板状食品材料を間隔を
あけて搬送供給する手段の作動を示す図である。
【0016】図1に示すように、多層食品の製造は、食
品材料であるすり身の供給・分岐部(1)、もう1つの
食品材料であるチーズを板状に成形し間隔をあけて供給
する手段(2)、搬送手段のベルトコンベア(3)、湯
槽(5)を備えているものである。すり身はホッパー
(11)より供給され、分岐手段(12)で2つに分岐
される。分岐された1つは、管(13)で成形手段(1
6)に供給され、その口金(18)で板状すり身(6)
に成形され、走行しているベルトコンベア(3)に載置
される。
【0017】次いで、ベルトコンベア(3)に載置され
た板状すり身(6)の上に、板状チーズ(7)が間隔を
あけて供給される。チーズを板状に成形し間隔をあけて
供給する手段(2)は、ノズル(21)、第1搬送ロー
ラ(22)、カッター(29)、アーム(27)に設け
られた補助ローラ(26)、剥離手段、斜面(25)を
有する凸部(24)を設けた第2の搬送ローラ(23)
及び剥離手段を備えているもので、ノズル(21)で板
状に成形されチーズは第1搬送ローラ(22)に渡さ
れ、カッター(29)で切断され、第2搬送ローラ(2
3)の凸部(24)に渡され、第2搬送ローラ(23)
の凸部(24)が下方位置になったときに剥離され、ベ
ルトコンベア(3)のすり身(6)上に板状チーズ
(7)が間隔をあけて供給されるものである。この作動
の詳細は後述する。
【0018】次いで、ベルトコンベア(3)に載置され
た板状すり身(6)、間隔をあけて置かれた板状チーズ
(7)の上に、さらにすり身(8)が供給される。すり
身(8)は、分岐手段(12)で分岐され、管(14)
で接続されている成形手段(17)の口金(19)で板
状に成形されるものである。次いで、すり身(6)、チ
ーズ(7)及びすり身(8)と重ねられ、これをカッタ
(20)で切断する。切断位置は中間材料のチーズ
(7)の入っていない部分を切断して内部に挟まれたチ
ーズ(7)が露出しないようにする。そして、切断され
た多重層製品(9)はベルトコンベア(3)で移送さ
れ、湯槽(5)で加熱され最終製品のチーズ入りはんぺ
ん(10)が得られる。
【0019】次ぎに、食品材料のすり身の分岐手段につ
いて説明する。図2に示すように、すり身の供給・分岐
部(1)は、ケーシング(30)に噛合って回転する2
個の歯車(41)及び仕切壁(45)が設けられ、両側
は蓋(37)で密封されている。ケーシング(30)は
すり身を供給する開口(33)を有し、開口(33)に
はホッパー(11)が設けられている。またケーシング
(30)は2個の吐出口(34)を有し、この2個の吐
出口(34)は接続具(36)で管(13)(14)に
接続されている。ホッパー(11)は、ケーシング(3
0)の開口(33)に取り付け具を介して設けられ、ホ
ッパー(11)内のスクリュウ(32)の軸(31)が
回動できるようになっている。
【0020】図2に示した分岐手段のケーシング、歯車
部分、仕切り壁部分について、図3、図4、図5、図6
を参照して詳細に説明する。ケーシング(30)は、図
3及び図4(a)(b)(c)に示すようにすり身を供
給する開口(33)、2個の吐出口(34)が設けられ
ている。この2個の吐出口(34)は、ケーシング(3
0)の仕切り部(35)の間に設けられている。なお、
ケーシング(30)には、温度センサー、温度調節手段
(加熱、冷却手段)を設けて、供給し分岐する食品材料
が変質しないように制御することができる。
【0021】歯車部分と仕切り壁部分は、図3の分解斜
視図に示すように、軸(40)に歯車(41)及び仕切
壁(45)が設けられ、もう一方の軸には歯車(42)
及び仕切壁(46)が設けられている。歯車(41)と
歯車(42)は軸に固定され、軸(40)の回転駆動に
よって歯(43)が噛合って回転する。向かい合ってい
る仕切壁(45)と仕切壁(46)は、軸に回動可能に
設けらており、切り欠き(47)で固定され、軸(4
0)の回転駆動によって仕切壁(45)と仕切壁(4
6)は回転しないようになっている。また、歯車(4
1)(42)の外径と仕切壁(45)(46)の外径
は、ほぼ同一の外径のものとすることが好ましい。歯車
部分と仕切り壁部分は、ケーシング(30)にその窓
(39)から挿入して組み立てる。
【0022】分岐手段の歯車部分は、図5の断面図に示
すように、分岐手段(12)は、軸(40)の歯車(4
1)と、もう一方の軸(40´)の歯車(42)の対
は、ケーシング(30)の吐出口(34)に対応した位
置に設けられ、それぞれの歯(43)が噛合ってケーシ
ング(30)内で軸(40)の駆動により矢印方向に回
転すものである。分岐手段(12)の仕切り壁部分は、
図6の断面図に示すように、軸(40)の仕切壁(4
5)と軸(40´)の仕切壁(46)はケーシング(3
0)の仕切り部(35)に位置するように取り付けられ
ている。仕切壁(45)と軸(40´)の仕切壁(4
6)は切り欠き(47)を有し、また仕切壁(45)と
仕切壁(46)には軸が回動可能に設けらているので、
ケーシング(30)で固定され回動しないものである。
【0023】食品材料を分岐する手段の作動を図2〜図
6で説明すると、ホッパー(11)の軸(31)、スク
リュウ(32)でケーシング(30)の開口(33)よ
り食品材料のすり身を分岐手段(12)に送られる。す
り身は仕切壁(45)(46)に阻まれ、噛合っている
歯車(41)(42)により、吸い込まれ2つに分岐さ
れる。この実施例の2つの歯車は、同一巾のものであ
り、2つに均等に分岐されるものである。
【0024】具体的には、仕切壁(45)(46)はケ
ーシング(30)の仕切り部(35)に密接して取り付
けられているので、この部分ではすり身が阻まれる。な
おケーシング(30)の両側は蓋(37)で密封されて
いる。軸(40)の駆動で回転し、噛合っている歯車
(41)と歯車(42)とにより吸い込まれ、2つに分
岐されて、ケーシング(30)の2個の吐出口(34)
より吐出され、接続具(36)、2個の管(13)、管
(14)を通り、成形手段(16)、(17)に加圧し
て送られ、圧縮され板状のすり身(6)(8)に成形さ
れるものである。
【0025】次に、食品材料を板状に成形する手段につ
いて図7に示す。成形手段(16)は、接続されている
管(13)で分岐手段からすり身が供給され、口金(1
8)で板状に成形されるものである。成形手段に分岐手
段より送り出されるすり身の成形通路の圧力の差を調整
し、複数同時に均質に成形するために、管(13)に流
量調整弁(71)を設けことが好ましい。流量調整弁
(71)で流量を調整する場合は、弁の絞りに加え、歯
車とケーシングのクリアランスによるリークをも考慮し
て流量調整をすることにより、より精密に調整すことが
できる。なお図示していないが、流量調整弁は、成形手
段(16)に設けてもよい。
【0026】成形手段(16)のすり身の成形通路は、
その断面が徐々に狭くなっており、分岐手段のケーシン
グの吐出口から加圧されて送られてくるすり身は圧縮さ
れ板状に成形されるものである。なお、図7に示した成
形手段(16)の徐々に狭くなって食品材料の成形通路
は、途中で曲げたものであるが、成形通路を真っ直ぐに
したものでもよい。また、成形手段(17)は、上述し
た成形手段(16)と同様な構造である。
【0027】図8で流量、流速の分布調整部材を説明す
る。すり身は、分岐手段から吐出、供給されて図8
(a)に示すように、成形手段(16)の口金(18)
より板状のすり身(6)に成形され押し出され、所定の
長さの矩形に切断される。このように板状体を成形する
場合、成形された板状のすり身(6)を矩形に切断する
と図8(b)に示す鎖線のように中央部分が厚さ方向に
膨れ、また長さ方向に伸びることがある。これは成形通
路の中央部と両側の部分とで流量、流速の分布に差があ
るためである。そこで、図8(c)に示すように、流
量、流速の分布調整部材として口金(18)に成形通路
の中央部の流量流速を規制するに凸形の邪魔板(72)
を設けて均しい流量流速となるようにして、巾方向の厚
さ、密度が均一な板状に成形することが好ましい。また
図8(d)に示すように、流量、流速の分布調整部材と
して口金(18)に孔径の異なる多孔板(73)を設
け、均しい流量流速となるようにしてもよい。
【0028】チーズを板状に成形し間隔をあけて供給す
る手段について図9〜図11で説明する。図9の斜視図
に示すように、チーズ(7)は矢印方向に回転している
第1搬送ローラ(22)にアーム(27)の補助ローラ
(26)で挟持され、切断され、第2搬送ローラ(2
3)の斜面(25)を有する凸部(24)に渡され、ベ
ルトコンベア(3)の板状すり身(6)上に間隔をあけ
て供給されるものである。
【0029】図10(a)(b)、図11(c)(d)
で、チーズを板状に成形し間隔をあけて供給する手段を
詳細に説明する。まず、図10(a)に示すように、ノ
ズル(21)で板状に成形されチーズ(7)は連続的に
第1搬送ローラ(22)に供給される。板状チーズ
(7)のノズル(21)からの供給速度と、回転してい
る第1搬送ローラ(22)の周面速度はほぼ等い速度と
して、第1搬送ローラ(22)に途中で切れることない
ように渡す。
【0030】第1搬送ローラ(22)に供給された板状
チーズ(7)は、補助ローラ(26)で挟持し接触させ
る。補助ローラ(26)はアーム(27)に設けられ、
ばね(28)で第1搬送ローラ(22)に板状チーズ
(7)を挟持する。板状チーズ(7)は、第1搬送ロー
ラ(22)上でカッター(29)により、一定の間隔に
切断される。切断された矩形の板状チーズは、第1搬送
ローラ(22)の下方部分の位置に設けられた細線(5
0)で剥離され先端部が下方に垂れ下がって来る。
【0031】次いで、図10(b)に示すように、第1
搬送ローラ(22)の下方部分で剥離され垂れ下がって
いる板状チーズ(7)は、回転している第2搬送ローラ
(23)の凸部(24)の斜面(25)に補助ローラ
(26)で押さえられながら接する。第2搬送ローラ
(23)の回転速度は、その凸部(24)の斜面(2
5)で第1搬送ローラ(22)から剥離され垂れ下がっ
ている板状チーズ(7)を受け取るようにする。
【0032】そして図11(c)に示すように、切断さ
れた板状チーズ(7)は第1搬送ローラ(22)から離
され、補助ローラ(26)で押さえられながら回転して
いる第2搬送ローラ(23)の凸部(24)に渡され
る。次いで、図11(d)に示すように、第2搬送ロー
ラ(23)の凸部(24)に受け取られている板状チー
ズ(7)は下方に回転し、剥離手段の細線(51)で凸
部(24)から板状チーズ(7)を剥離し、コンベア
(3)のすり身(6)上に一定の間隔をあけて供給され
るものである。
【0033】
【実施例2】本発明の第2の実施例は、食品材料を分岐
する手段について図12〜図14を参照して説明する。
第2実施例は2つの歯車の巾が異なるものである。図1
2は第2実施例の食品材料を分岐する手段を示す正面図
であり、図13は図12の分岐手段のケーシング、歯
車、仕切り壁の分解斜視図であり、図14(a)は図1
2のケーシングの側面図、図14(b)は平面図、図1
4(c)は断面図である。
【0034】食品材料の分岐手段(12)は、図12に
示すように、噛合って回転する歯車(81)と歯車(8
3)は、その巾が異なるものである。巾広の歯車(8
1)と巾の狭い歯車(83)の間には仕切壁(45)が
設けられ、両側は蓋(37)で密封されている。ケーシ
ング(30)は食品材料を供給する開口(33)を有
し、開口(33)にはホッパー(11)が設けられてい
る。またケーシング(30)は2個の吐出口(85)
(86)が設けられている。巾の広い歯車(81)は巾
の広い吐出口(85)に対応した位置に設けられ、巾の
狭い歯車(83)は巾の狭い吐出口(86)に対応した
位置に設けられている。2個の吐出口(86)(85)
は接続具(36)で管(13)(14)に接続され、そ
れぞれ成形手段に接続している。
【0035】図12に示した分岐手段のケーシング、歯
車部分、仕切り壁部分について、図13、図14で説明
する。ケーシング(30)は、図13、図14(a)
(b)(c)に示すように食品材料を供給する開口(3
3)、巾の広い吐出口(85)と巾の狭い吐出口(8
6)の2つが設けられている。この2個の吐出口(8
5)(86)は、ケーシング(30)の仕切り部(3
5)の間に設けられている。
【0036】歯車部分と仕切り壁部分は、図13の分解
斜視図に示すように、軸(40)に巾広の歯車(8
1)、仕切壁(45)、巾の狭い歯車(83)が設けら
れ、もう一方の軸に巾広の歯車(82)、仕切壁(4
6)、巾の狭い歯車(84)が設けられている。軸(4
0)の回転駆動によって噛合って回転する。仕切壁(4
5)と仕切壁(46)は、軸に回動可能に設けらてお
り、切り欠き(47)で固定され、軸(40)の回転駆
動によって仕切壁(45)と仕切壁(46)は回転しな
いようになっている。歯車(81)〜(84)の外径と
仕切壁(45)(46)の外径は、ほぼ同一の外径のも
のである。
【0037】食品材料のすり身を分岐する手段の作動
は、ホッパー(11)の軸(31)、スクリュウ(3
2)で、ケーシング(30)の開口(33)より食品材
料のすり身を分岐手段(12)に送られる。すり身は仕
切壁(45)(46)に阻まれ、噛合っている巾広の歯
車(81)(82)、及び巾の狭い歯車(83)(8
4)により、吸い込まれ2つに分岐される。巾広の歯車
(81)(82)は、その巾に比例した多量のすり身が
吸い込まれ、巾の広い吐出口(85)から送り出され
る。巾狭の歯車(83)(84)は、その巾に比例した
小量のすり身が吸い込まれ、巾の狭い吐出口(86)か
ら送り出される。そして分岐されたり身は、径の異なる
2個の管(13)14)で、成形手段に加圧して送ら
れ、圧縮され厚さまたは巾の異なる板状のすり身に成形
されるものである。
【0038】
【実施例3】本発明の第3の実施例は、板状すり身、チ
ーズ、板状すり身、チーズ、板状すり身の5層の練り製
品の製造について図15、図16を参照して説明する。
図15は本発明の第3の実施例の多重層練り製品の製造
装置を示す図、図16は食品材料を分岐する手段を示す
正面図である。図15に示すように、すり身を供給・分
岐手段(1)、もう1つの食品材料であるチーズを板状
に成形し間隔をあけて供給する手段(2)(2´)、搬
送手段のベルトコンベア(3)を備えているものであ
る。
【0039】すり身はホッパーより供給され、分岐手段
で3つに分岐され、接続具(36)を介して管(94)
(95)(96)に送られる。3つに分られた1つは管
(94)で成形手段(97)に供給され、板状に成形さ
れ、板状すり身(101)は走行しているベルトコンベ
ア(3)に載置される。
【0040】ベルトコンベア(3)に載置された板状す
り身(101)の上に、板状チーズ(102)が間隔を
あけて供給される。チーズを板状に成形し間隔をあけて
供給する手段(2)は、上述した図10、図11と同様
のもので、ノズル(21)で板状に成形され、第1搬送
ローラ(22)に渡され、カッター(29)で切断さ
れ、第2搬送ローラ(23)の凸部(24)に渡され、
第2搬送ローラ(23)の凸部(24)が下方位置にな
ったときに、剥離され、ベルトコンベア(3)のすり身
(101)上に間隔をあけて供給される。
【0041】ベルトコンベア(3)に載置された板状す
り身(101)、間隔をあけて置かれた板状チーズ(1
02)の上にすり身(103)が供給される。すり身
(103)は、分岐手段で3つに分られた1つの管(9
5)管で成形手段(98)に供給され、板状に成形さ
れ、板状すり身(103)は走行している板状すり身
(101)、板状チーズ(102)の上に供給される。
【0042】さらに、ベルトコンベア(3)に載置され
た板状すり身(101)、板状チーズ(102)、板状
すり身(103)の上に、板状チーズ(104)が間隔
をあけて供給する手段(2´)で供給される。供給する
手段(2´)は上述した図10図、10と同様のもので
ある。さらに、板状すり身(101)、板状チーズ(1
02)、板状すり身(103)、板状チーズ(104)
の上に分岐手段で3つに分られた1つの管(96)管で
成形手段(99)に供給され、板状に成形され、板状す
り身(105)が供給され、多重層としこれをカッタ
(20)で切断し、切断された多重層製品(106)は
ベルトコンベア(3)で移送され、適宜の処理、例えば
加熱され最終製品のチーズ入りはんぺんが製造される。
【0043】図16で食品材料を3つに分岐する手段を
説明する。すり身を供給・分岐手段は、ケーシング(3
0)に噛合って回転する3個の歯車(91)、及びその
間の仕切壁(45)が軸(40)に設けられ、両側は蓋
で密封されている。ケーシング(30)は食品材料を供
給する1個の開口(33)を有し、開口(33)にはホ
ッパー(11)が設けられている。またケーシング(3
0)は3個の吐出口(93)を有し、この3個の吐出口
(93)は接続具(36)で管(94)(95)(9
6)に接続されている。
【0044】その作動は、ホッパー(11)の軸(3
1)、スクリュウ(32)で、ケーシング(30)の開
口(33)より食品材料のすり身が供給され、分岐手段
では、すり身は仕切壁(45)に阻まれ、噛合っている
歯車(91)により、吸い込まれ3つに分岐される。こ
の実施例の3つの歯車(91)は、同一巾のものであ
り、3つに均等に分岐されるものである。そして3つの
吐出口(93)、接続具(36)、3個の管(94)、
(95)、(96)で、成形手段に加圧して送られ、圧
縮され板状のすり身に成形されるものである。
【0045】
【実施例4】本発明の第4の実施例は、多重層製品の製
造について、板状食品材料を間隔をあけて搬送供給する
手段のもう1つの実施例を図17、図18を参照して説
明する。図17は本発明の第4の実施例の多重層練り製
品の製造装置を示す図であり、図18(a)(b)は、
板状食品材料を間隔をあけて搬送供給する手段の作動を
示す図である。
【0046】図17に示す多層食品の製造は、すり身を
供給・分岐手段(1)、チーズを板状に成形し間隔をあ
けて供給する手段(60)、搬送手段のベルトコンベア
(3)、湯槽(5)を備えているものである。すり身は
ホッパー(11)より供給され、分岐手段(12)で2
つに分岐される。1つは管(13)で接続されている成
形手段(16)に供給され、口金(18)より板状に成
形されたすり身(6)が走行しているベルトコンベア
(3)に載置される。
【0047】次いで、ベルトコンベア(3)に載置され
た板状すり身(6)に板状チーズ(7)が間隔をあけて
供給される。チーズを板状に成形し間隔をあけて供給す
る手段(60)は、ホッパー(61)、歯車(64)で
供給され口金(66)で板状に成形され、カッター(6
7)で切断され、第1搬送ローラ(68)及び第2の搬
送ローラ(69)で中間材料となるチーズ(6)が一定
の間隔をあけて供給される。
【0048】さらに、ベルトコンベア(3)の板状すり
身(6)及び板状チーズ(7)の上に、成形装置(1
7)より板状すり身(8)が供給され積層される。この
実施例のすり身を供給・分岐手段(1)、板状食品材料
の成形手段(16)(17)は上述した第1の実施例に
示したものと同様のものであり、説明を省略する。
【0049】図18(a)(b)で板状食品材料を間隔
をあけて搬送供給する手段(60)の第1搬送ローラ
(68)及び第2の搬送ローラ(69)の作動を説明す
る。チーズを板状に成形し間隔をあけて供給する手段
は、ホッパーより供給され板状に成形され、切断されて
第1搬送ローラ(68)及び第2の搬送ローラ(69)
によりチーズ(6)が一定の間隔をあけて供給されるも
のである。
【0050】その詳細は図18(a)に示すように、第
1搬送ローラ(68)の下半分の周面にはチーズ(7)
の分離手段のピアノ線(70)が周面に接するように設
定されており、口金から供給されて第1搬送ローラ(6
8)周面上に付着して搬送されてきたチーズ(7)を周
面から引き離し、第2の搬送ローラ(69)に渡され
る。ピアノ線(70)の位置は、第1搬送ローラ(6
8)の中心軸線(65)を通る垂直線に対する設定角度
θが約20度ないし90度程度となるようにする。ピア
ノ線(70)のこのような位置でチーズ(7)は第1搬
送ローラ(68)の最下点を一旦通過して、上方に動い
てからピアノ線(70)によって第1搬送ローラ(6
8)の周面から分離される。
【0051】次いで図18(b)に示すように、分離さ
れたチーズ(7)は、湾曲した状態で第2搬送ローラ
(69)に渡される。第2の搬送ローラ(69)の周面
速度が、第1搬送ローラ(68)の周面速度より速くさ
れているので、走行しているベルトコンベアの板状すり
身(6)の上にチーズ(7)が一定の間隔をあけて供給
されるものである。
【0052】
【実施例5】本発明の第5の実施例を図19に示す。図
19は、第5実施例のケーシング、歯車、仕切り壁の分
解斜視図で、上述した第1の実施例とケーシング側面の
形状、及び仕切り部で異なるものである。歯車部分と仕
切り壁部分は、軸(40)に歯車(41)及び仕切壁
(45)が交互に設けられ、もう一方の軸に歯車(4
2)及び仕切壁(46)が交互に設けられている。歯車
(41)と歯車(42)は軸に固定され、軸(40)の
回転駆動によって歯(41)が噛合って回転する。向か
い合っている仕切壁(45)と仕切壁(46)は、軸に
回動可能に設けらており、切り欠き(47)で固定さ
れ、軸(40)の回転駆動によって仕切壁(45)と仕
切壁(46)は回転しないようになっている。
【0053】ケーシング(30)は食品材料を供給する
開口(33)、2つの吐出口(34)が設けられてい
る。この2つの吐出口(34)は、ケーシング(30)
の仕切り部(35)を間にして設けられている。歯車
(41)と歯車(42)の2つの対は、ケーシング(3
0)の2つの吐出口(34)に対応する位置に取り付け
られ、仕切壁(45)と仕切壁(46)の対は、ケーシ
ング(30)の仕切り部(35)に位置するように取り
付けられ、両側は蓋で密封されている。
【0054】図19に示す第5の実施例のケーシング
は、上述した第1の実施例で示したケーシング(図3)
と、ケーシング側面の形状、及び仕切り部(35)を設
けていない点でことなるものである。そしてこの図19
に示すものでは、歯車(41)及び仕切壁(45)が交
互に設けられた軸(40)のケーシング(30)への取
り付け組み立てが容易なケーシングである。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
つの供給源より供給された食品材料が分岐され、走行搬
送手段上に成形手段で成形されるので、均質な複数の食
品材料を能率的に成形することができるものであり、1
つの装置から供給・分岐するので、従来の多層食品の製
造のように層ごとに供給手段を備えているものに比べ、
その設置場所が狭いところでもよく、またその設置の位
置も従来に比べ、よりよい位置に設けることができると
いう効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の多重層練り製品の製造
装置を示す図
【図2】本発明の第1の実施例の図2は食品材料を分岐
する手段を示す正面図
【図3】本発明の第1の実施例の図2に示した分岐手段
のケーシング、歯車、仕切り壁の分解斜視図
【図4】本発明の第1の実施例の図2に示したケーシン
グの側面図、平面図、断面図
【図5】本発明の第1の実施例の図2に示した分岐手段
の歯車部分の断面図
【図6】本発明の第1の実施例の図2に示した分岐手段
の仕切り壁部分の断面図
【図7】本発明の第1の実施例の食品材料成形手段の斜
視図
【図8】流量、流速の分布調整部材を説明する図
【図9】本発明の第1の実施例の食品材料を間隔をあけ
て供給する手段の斜視図
【図10】本発明の第1の実施例の食品材料を間隔をあ
けて搬送供給する手段の作動を示す図
【図11】本発明の第1の実施例の食品材料を間隔をあ
けて搬送供給する手段の作動を示す図
【図12】本発明の第2実施例の食品材料を分岐する手
段を示す正面図
【図13】本発明の第2実施例の図11に示した分岐手
段のケーシング、歯車、仕切り壁の分解斜視図
【図14】本発明の第2実施例の図11に示したケーシ
ングの側面図、平面図、断面図
【図15】本発明の第3実施例の多重層練り製品の製造
装置を示す図
【図16】本発明の第3実施例の食品材料を分岐する手
段を示す正面図
【図17】本発明の第4実施例の多重層練り製品の製造
装置を示す図
【図18】本発明の第4実施例の間隔をあけて搬送供給
する手段の作動を示す図
【図19】本発明の第5実施例のケーシング、歯車、仕
切り壁の分解斜視図
【符号の説明】
1 食品材料の供給・分岐部 2 間隔をあけて供給する手段 3 ベルトコンベア 5 湯槽 6、8 板状すり身 7 板状チーズ 9 多重層製品 11 ホッパー 12 分岐手段 13、14 管 16、17 成形手段 18、19 口金 20 カッタ 21 ノズル 22 第1搬送ローラ 23 第2搬送ローラ 24 凸部 25 斜面 26 補助ローラ 27 アーム 29 カッター 30 ケーシング 33 開口 34 吐出口 35 仕切り部 36 接続具 40 軸 41、42 歯車 45、46 仕切壁 71 流量調整弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品材料を供給する開口と複数の吐出口
    を有するケーシング内に噛合って回転する複数の歯車及
    び前記歯車の間の仕切壁を軸通した一対の軸が設けら
    れ、前記仕切壁はケーシング内面に密接され、前記噛合
    って回転する複数の歯車はケーシングの前記複数の吐出
    口に対応した位置に設けられている食品材料の分岐手
    段、 ケーシングの複数個の吐出口にそれぞれ接続された複数
    の食品材料成形手段、 もう1つの食品材料を成形し間隔をあけて供給する手段
    とを備え、 走行搬送手段上に成形手段で成形された食品材料を載置
    し、その上にもう1つの食品材料を間隔をあけて供給
    し、さらにその上に別の成形手段で成形された食品材料
    を供給するものであることを特徴とする少なくとも3層
    よりなる多層食品の製造装置。
  2. 【請求項2】 ケーシングの吐出口と食品材料成形手段
    のそれぞれ接続管、又は食品材料成形手段には、流量調
    整弁が設けられていることを特徴とする請求項1に記載
    の多層食品の製造装置。
  3. 【請求項3】 食品材料成形手段の成形通路には、流
    量、流速の分布調整部材が設けられていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の多層食品の製造装置。
  4. 【請求項4】 もう1つの食品材料を成形し間隔をあけ
    て供給する手段が、成形ノズル、ほぼ水平に設けられた
    第1搬送ローラ、板状食品材料を挟持する補助ローラ、
    食品材料を切断する手段、切断された食品材料を第1搬
    送ローラから剥離する手段、第1搬送ローラの下方にほ
    ぼ水平に設けられた凸部を有する第2搬送ローラ、第2
    搬送ローラから食品材料を剥離する手段とを備えたもの
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の多層食品の製造装置。
  5. 【請求項5】 もう1つの食品材料を成形し間隔をあけ
    て供給する手段が、成形ノズル、ほぼ水平に設けられた
    第1搬送ローラ、食品材料を切断する手段、切断された
    食品材料を第1搬送ローラから剥離する手段、第1搬送
    ローラの周面速度よりも速い周面速度のほぼ水平に設け
    られた第2搬送ローラ、第2搬送ローラから食品材料を
    剥離する手段とを備えたものであることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の多層食品の製造装置。
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