JPH10174204A - 電動車両のバッテリ残量表示装置 - Google Patents
電動車両のバッテリ残量表示装置Info
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- JPH10174204A JPH10174204A JP8335819A JP33581996A JPH10174204A JP H10174204 A JPH10174204 A JP H10174204A JP 8335819 A JP8335819 A JP 8335819A JP 33581996 A JP33581996 A JP 33581996A JP H10174204 A JPH10174204 A JP H10174204A
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Abstract
のバッテリ残量表示装置を提供する。 【解決手段】 バッテリ21を電源とするモータにより
車輪を駆動するようにした電動車両のバッテリ残量表示
装置において、上記バッテリ21の電圧を検出する電圧
検出手段36と、上記バッテリ電流を検出する電流検出
手段37と、該バッテリ電流の積算値を検出する放電電
流積算値検出手段と、上記バッテリの放電状態の少なく
とも一部領域において、上記バッテリ電圧検出値が上記
バッテリ電流に基づいて設定された電圧しきい値Vfを
下回ったとき,あるいは上記放電電流積算検出値が放電
電流積算しきい値aAh,bAhを越えたときにバッテ
リ残容量が減少したと判断する残容量演算手段とを備え
る。
Description
するモータにより車輪を駆動するようにした、あるいは
ペダル踏力に応じたモータ補助力を供給するようにした
電動車両のバッテリ残量表示装置に関する。
リから電動モータに供給し、該電動モータの駆動力と上
記ペダル踏力との合力を車輪に伝達するようにした電動
補助自転車が実用化されている。この電動補助自転車で
は、バッテリ容量の消費に伴って繰り返し充電する必要
があることから、運転者にバッテリ残容量を表示灯の点
灯,点滅等で知らせるようにしている。
バッテリ残容量の判断方法として、従来、上記バッテリ
の電圧値を検出し、該電圧検出値が所定の電圧しきい値
を下回ったときにバッテリ残容量の表示を切り替え、所
定の段階に達したときに要充電状態になっている旨を表
示するのが一般的である。
E−ir(Eはバッテリ起電圧,rはバッテリ内部抵
抗)で表され、モータに流れる電流iが大きいほど低く
くなる。また、発進時,急加速時等の突発的な大電流が
流れる場合にもバッテリ電圧が大幅に低下する。従っ
て、バッテリ電圧検出値Vが所定の電圧しきい値を下回
った場合に直ちにバッテリ残容量が減少したと判断する
と、バッテリ残容量が比較的充分にあるにもかかわらず
要充電表示を行ってしまう場合が懸念される。そしてバ
ッテリが充分に放電されないままの充電を繰り返すと、
いわゆるメモリ効果により放電の際のバッテリ電圧が異
常に低くなるという問題が生じる。
タ回路に流れる電流値に応じて変化するように設定し、
電圧検出値がこの電圧しきい値を下回った場合に放電が
進行していると判断する方法を提案している(特願平7
−44157号参照)。
自転車の使用状態(坂道が多いか平坦路が多いか,気温
の高い地域で使用されたか、バッテリが古いか新しい
か、充放電回数が多いか少ないか等)の如何によって
は、上記バッテリ電流値に応じて設定された電圧しきい
値に基づいてバッテリの残容量を判断するだけでは不充
分な場合があることが判明した。例えば、充放電回数の
少ない新しいバッテリの場合、実際のバッテリ残容量の
減少量に比較して検出電圧値の低下割合が小さい傾向が
あり、上記電圧しきい値だけに基づいてバッテリ残容量
を判断すると正確なバッテリ残容量の把握ができないと
いう懸念がある。
合は、新しいものに比べて検出電圧値がバッテリ残容量
の減少に応答性よく低下するので、上記バッテリ電流に
対応した電圧しきい値に基づいてバッテリ残容量を判断
するのが望ましい。
たもので、バッテリ残容量を正確に判断できる電動車両
のバッテリ残量表示装置を提供することを目的としてい
る。
テリを電源とするモータにより車輪を駆動するようにし
た電動車両のバッテリ残量表示装置において、上記バッ
テリの電圧を検出する電圧検出手段と、バッテリ電流を
検出する電流検出手段と、該バッテリ電流の積算値を検
出する放電電流積算値検出手段と、上記バッテリの放電
状態の少なくとも一部領域において、上記バッテリ電圧
検出値が上記バッテリ電流に基づいて設定された電圧し
きい値を下回ったとき,あるいは上記放電電流積算検出
値が放電電流積算しきい値を越えたときにバッテリ残容
量が減少したと判断する残容量演算手段とを備えたこと
を特徴としている。
記電圧しきい値は連続的に変化し、かつ上記バッテリ電
流値がゼロから第1境界値までの間は略一定であり、該
第1境界値から増加するに伴って減少し、上記バッテリ
電流値が取り得る最大値よりも小さい第2境界値以上の
ときには略一定であることを特徴としている。
て、上記残容量演算手段は、バッテリの残容量を、要充
電域近傍に達するまでは上記電圧しきい値及び放電電流
積算しきい値の両方に基づいて判断し、上記要充電域以
降については上記電圧しきい値のみに基づいて判断する
ことを特徴としている。
図面に基づいて説明する。図1ないし図11は、請求項
1,2,7の発明の一実施形態による電動補助自転車の
バッテリ残量表示装置を説明するための図であり、図1
は電動補助自転車の側面図、図2はパワーユニットの側
面図、図3〜図5はそれぞれメインスイッチの平面図,
断面側面図,正面図、図6はパワーユニットのブロック
構成図、図7はバッテリ残量の表示仕様を示す図、図8
は電流値としきい電圧値との関係及び放電量,点灯状態
を示す特性図、図9は放電電流積算値を示す特性図、図
10,図11はバッテリ残量表示動作を説明するための
フローチャート図である。
であり、これの車体フレーム2はヘッドパイプ3と、該
ヘッドパイプ3から車体後方斜め下方に延びるダウンチ
ューブ4と、該ダウンチューブ4の後端から上方に略起
立して延びるシートチューブ5と、上記ダウンチューブ
4の後端から後方に略水平に延びる左, 右一対のチェー
ンステー6と、該両チェーンステー6の後端部と上記シ
ートチューブ5の上端部とを結合する左, 右一対のシー
トステー7とを備えている。
との結合部には取付けブラケット2aが溶接されてお
り、該取付けブラケット2aは左, 右側壁と天壁とから
なる大略コ字状のものである。この取付けブラケット2
aに上記左, 右のチェーンステー6が固着されている。
8が左右に回動可能に枢支されている。該フロントフォ
ーク8の下端には前輪9が軸支されており、上端には操
向ハンドル10が固着されている。また上記シートチュ
ーブ5にはシートポスト11が高さ調整可能に挿入され
ており、該シートポスト11の上端にはサドル12が装
着されている。さらに上記チェーンステー6の後端には
後輪13が軸支されており、該後輪13は上記シートス
テー7に取り付けられたキー式ホイールロック14によ
り施錠されるようになっている。なお、このホイールロ
ック4は施錠した状態でのみキーを抜き取ることができ
るようになっている。
が配設されている。この補助駆動装置15は、クランク
軸16に入力されたペダル踏力と電動モータ17からの
補助力との合力を出力するパワーユニット20と、上記
電動モータ17に電源を供給するバッテリ21と、該電
動モータ17からの補助力を可変制御するコントローラ
22とを備えている。
22は上記取付けブラケット2a内に配置されており、
上カバー23,左,右カバー23a,下カバー24によ
り覆われている。上記パワーユニット20は取付けブラ
ケット2aにボルト25a,25aを介して懸架支持さ
れており、上記コントローラ22はパワーユニット20
の後面に取り付けられている。
に多数の単電池を収納した構成のもので、上記シートチ
ューブ5の後面に沿って、かつ該シートチューブ5,左
右のシートステー7,及びリヤフェンダ13aで囲まれ
た空間に配置されている。上記バッテリ21の上壁には
把手21aが形成されており、該把手21aにより上方
向に出し入れ可能となっている。なお、バッテリ21を
出し入れする場合には上記サドル12を前側に倒すこと
になる。また上記バッテリ21には充電プラグ(不図
示)が配設されており、該バッテリ21を車体に装着し
た状態,取り外した状態の何れでも充電できるようにな
っている。
バッテリ21を支持する支持ボックス25がボルト締め
固定されている。この支持ボックス25内には上記バッ
テリ21を挿入すると自動的に電源側に電気的に接続さ
れるモータ側端子が配設されている。
ク機構21bが配設されている。このロック機構21b
のキー挿入部21cは上カバー23に設けられた開口か
ら外方に露出している。予めこのロック機構21bを施
錠位置にセットしておけば、バッテリ21を装着すると
同時にキー側の係止凸部21dがバッテリ側の係止凹部
21eに係止して自動的にロックされ、キー操作により
上記係止凸部21dが後退して解錠されるようになって
いる。そしてこのキーは、上記施錠位置にある場合のみ
抜き取り可能の構造になっている。またこのキーは上記
ホイールロック14のキーが共用されており、該ホイー
ルロック14が施錠された場合のみキーを抜き取れる構
造になっている。従って後輪13がロック状態にあると
きのみロック機構21bを解錠でき、バッテリ21の取
り外しが可能となっている。その結果、バッテリ21を
取り外して充電している場合は上記ホイールロック14
が施錠されていることとなり、バッテリ充電中に自転車
が盗まれるのを防止できる。
ス27内に不図示の人力系遊星歯車機構,電動系遊星ロ
ーラ機構及びそれらの合力機構を収納するとともに、該
ケース27の上壁に踏力センサ28,車速センサ29を
配設した構成を有し、このユニットケース27の前壁に
上記電動モータ17が締結されている。
軸16が車幅方向に挿通されており、該クランク軸16
の両端突出部にはクランクアーム16aを介してペダル
16bが取り付けられている。このペダル16bに加え
られた踏力は遊星歯車機構により増速され、スプロケッ
ト(不図示),チェーン30を介して上記後輪13に伝
達される。
の接続部にはメインスイッチ31が配設されている。こ
のメインスイッチ31は、図3〜図5に示すように、メ
インチューブ4に固定されたスイッチボックス32にキ
ーレススイッチレバー33とバッテリ残量表示部34と
を一体に組み付けて構成されている。このスイッチボッ
クス32の側壁にはゴム製チューブ35が接続されてお
り、該チューブ35はこれの環状溝35aを上記メイン
チューブ4に形成された穴4a内に係合することにより
固定されている。またスイッチボックス32内には回路
基板36が配設されており、該回路基板36に接続され
たリード線37は上記チューブ35からメインチューブ
4内を通ってコントローラ22に接続されている。
ラ22を起動するオン位置と、停止するオフ位置との間
で回動可能となっている。ここでスイッチレバー33を
オン位置に操作した後、例えば5分間経過してもペダル
踏力が入力されないときにはコントローラ22は自己停
止するようになっており、これにより悪戯等によるバッ
テリ消耗を回避している。なおこの自己停止状態から再
起動させるには、上記スイッチレバー33を一旦オフ位
置に回動し、再度オン操作する。
ード)からなる3個の第1〜第3表示ランプ40〜42
が並列接続されている。該各表示ランプ40〜42は上
記バッテリ残量表示部34に形成された窓34aから外
方に臨んでおり、この窓34aは透明板43により覆わ
れている。
からのペダル踏力検出値,車速センサ29からの車速検
出値が入力され、内蔵する補助動力マップに基づいて補
助力を演算し、該補助力に応じた電流がバッテリ21か
ら電動モータ17に供給されるようにスイッチ回路22
aを制御する。そしてこの電動モータ17からの補助駆
動力は上記クランク軸16からのペダル踏力と合力され
て後輪13に伝達される。なお、上記補助力によるアシ
スト比は車速が15Km/h以下では、乗員のペダル踏
力1に対して1未満に設定されており、車速が例えば1
5Km/hを越えた時点からアシスト比が次第に小さく
なり、24Km/hに達した時点でゼロになるように設
定されている。
リ21から上記モータ17に流れる電流を検出する電流
センサ37の検出値、及び上記バッテリ21の両端電圧
を検出する電圧センサ36の検出値が入力され、該検出
値に基づいてバッテリ残容量を演算し、該残容量に基づ
いて上記第1〜第3表示ランプ40〜42の点灯,点
滅,消灯を制御する。
〜42の点灯制御の概略を説明する。なお、図7におい
て、●印は点灯状態,◎印は点滅状態,○印は消灯状態
を示す。
約1.5秒間全表示ランプ40〜42を同時に点灯する
ことによりLEDのチェックが行われ(表示レベル
1)、その間に制御回路の異常の有無が自己診断機能に
よりチェックされ、何らかの異常があった場合には全表
示ランプ40〜42を同時に点滅するダイアグ表示(表
示レベル9)が行われる。なお、LEDのチェックにお
いて、全ての表示ランプ40〜42を同時に点灯するの
に代えて、1個ずつ順に点灯又は点滅させるようにして
も良い。このようにすれば後述するバッテリ残容量が満
充電〜2/3の場合の表示と区別することができる。
容量に応じた点灯表示が行われる(表示レベル2〜8参
照)。この点灯表示では、バッテリ残容量が、満充電〜
2/3の時は第1〜第3表示ランプ40〜42の全てが
点灯し(表示レベル2)、2/3〜1/3の時は第1表
示ランプ40が消灯するとともに第2,第3表示ランプ
41,42が点灯する(表示レベル4)。またバッテリ
残容量が1/3〜要充電レベルの時は第3表示ランプ4
2のみが点灯する(表示レベル6)。
状態からバッテリ残容量が要充電レベルを下回ると上記
第3表示ランプ42が0.5秒間隔で点滅し(表示レベ
ル7)、これによりバッテリ21が要充電状態になって
いることを報知する。さらにバッテリ残容量が減少して
限界値に達すると上記第3表示ランプ42の点滅間隔が
0.2秒に速まるとともに、電動モータ17への給電が
停止される(表示レベル8)。これにより過放電による
バッテリ劣化を防止している。
ンプ40〜42の3個点灯状態から2個点灯状態に切り
替わるときには、第2,第3表示ランプ41,42は点
灯を継続し第1表示ランプ40が点滅する点滅状態が1
分間行われる(表示レベル3)。同様に第2,第3表示
ランプ41,42の2個点灯状態から1個点灯状態に切
り替わるときには、第3表示ランプ43は点灯を継続し
第2表示ランプ41が点滅する点滅状態が1分間継続す
る(表示レベル5)。
うに、上記バッテリ21から流れるバッテリ電流値iに
基づいて設定された第1〜第5電圧しきい値Vfa,V
fb,Vf0,Vf1,Vf2と、放電電流積算しきい
値aAh,bAhに基づいて行われる。
近傍に達するまでは上記電圧しきい値及び放電電流積算
しきい値の両方に基づいて判断され、上記要充電レベル
近傍に達すると上記電圧しきい値のみに基づいて判断さ
れるように構成されている。
a,Vfb,Vf0,Vf1,Vf2は、バッテリの機
種ごとに実験により求められたもので、電流値がゼロか
ら第1境界値I1までは一定であり、該第1境界値I1
から電流値が増加するに伴って減少し、第2境界値I2
以上では一定に設定されている。
積分値であり、図9に示すように、例えば登坂路での走
行が多い場合には平坦路での走行が多い場合に比較して
短時間で上記放電電流積算しきい値に達する。
11のフローチャートに沿って説明する。自転車の停止
状態でメインスイッチ31がオンされると該オン時のバ
ッテリ電圧(オープン電圧)Voが読み込まれ(ステッ
プS1,S2)、該オープン電圧Voが予め設定された
オープン電圧しきい値Vop1〜Vop4(図8参照)
と比較され、検出オープン電圧Voが、しきい値Vop
1以上のときは第1〜第3表示ランプ40〜42が3個
とも点灯され(ステップS3,S4)、Vop1より小
でVop2以上のときは第2,第3表示ランプ41,4
2の2個が点灯され(ステップS5,S6)、Vop2
より小でVop3以上のときは第3表示ランプ42の1
個が点灯され(ステップS7,S8)、Vop3より小
でVop4以上のときは第3表示ランプ42の1個が遅
い間隔で点滅され(ステップS9,S10)、Vop4
を下回っているときは第3表示ランプ42の1個が早い
間隔で点滅されるとともに、アシスト動作が停止される
(ステップS11,S12)。
プが3個点灯している状態で、バッテリ電圧V,バッテ
リ電流i,及び放電電流積算値Qが読み込まれ(ステッ
プS13)、バッテリ電圧検出値Vが第1電圧しきい値
Vfa≧の検出電流値iに対応した値と比較され、また
放電電流積算検出値Qが第1積算しきい値aAhと比較
される(ステップS14,S15)。この場合にV〉V
faでかつQ〈aAhである期間は上記3個点灯状態が
継続される(ステップS4)。
きい値Vfa以下か、もしくは放電電流積算検出値Qが
第1積算しきい値aAh以上のときは、第2,第3表示
ランプ41,42の2個が点灯を継続し、第1表示ラン
プ40の1個が点滅する点滅状態が1分間継続された後
(ステップS16,S17)、ステップS6に移行して
第2,第3表示ランプ41,42の2個が点灯される。
プが2個点灯している状態で、上記同様にバッテリ電圧
V,バッテリ電流i,及び放電電流積算値Qが読み込ま
れ(ステップS18)、バッテリ電圧検出値Vが第2電
圧しきい値Vfbの検出電流値iに対応した値と比較さ
れ、また放電電流積算検出値Qが第2積算しきい値bA
hと比較される(ステップS19,S20)。この場合
にV〉VfbでかつQ〈bAhである期間は上記2個点
灯状態が継続される(ステップS6)。
きい値Vfb以下か、もしくは放電電流積算検出値Qが
第2積算しきい値bAh以上のときは、第3表示ランプ
42の1個が点灯を継続し、第2表示ランプ41の1個
が点滅する点滅状態が1分間継続された後(ステップS
21,S22)、ステップS8に移行して第3表示ラン
プ42の1個が点灯される。これにより運転者にバッテ
リ21の充電時期が迫っていることを知らせる。
降については、第3,第4電圧しきい値Vf0,Vf1
のみに基づいて点灯状態が制御される。即ち、ステップ
S23においてバッテリ電圧V,バッテリ電流iが読み
込まれ、バッテリ電圧検出値Vが第3電圧しきい値Vf
0の検出電流値iに対応した値を上回っている期間は上
記1個点灯状態が継続され、VがVf0以下となるとス
テップS10に移行し、第3表示ランプ42が遅い間隔
(例えば0.5秒)で点滅され、バッテリ電圧検出値V
が第3電圧しきい値Vf1の検出電流iに対応した値を
上回っている期間は上記遅い間隔での点滅状態が継続さ
れる(ステップS25,S26,S10)。これにより
運転者にバッテリ21が要充電状態になっていることを
知らせる。
圧しきい値Vf1の検出電流iに対応した値以下になる
とステップS11に移行し、早い間隔(例えば0.2
秒)での点滅状態にされるとともにアシスト動作が停止
される。
示ランプ40〜42の3個全てを点灯する状態から、2
個点灯状態に切り替える際に第1表示ランプ40を1分
間点滅させ、また第2,第3表示ランプ41,42の2
個点灯状態から1個点灯状態に切り替える際に第2表示
ランプ41を1分間点滅させる点滅状態を介在させたの
で、バッテリ残容量の減少に伴う点灯数の切り替わり時
期を運転者に確実に知らせることができ、充電時期の見
過ごしや走行中のアシスト不能状態の発生を回避でき
る。
灯,点滅させることによりバッテリ残量を表示したの
で、少ない個数でバッテリ残容量を多段階に報知するこ
とができ、また表示部を小型化できるとともに、部品点
数の増大を回避してコストを低減できる。
バッテリ残量の減少に伴って第3表示ランプ42を0.
5秒の遅い間隔で点滅する第1点滅状態と、これに続い
て0.2秒の早い間隔で点滅する第2点滅状態とを設け
たので、この点からも少ないランプで多段階の表示が可
能となり、バッテリ残量の最終段階をきめ細かに表示す
ることができ、アシスト走行の限界を知らせることがで
きる。
スト制御,システム制御,表示制御の全てを行うように
したので、バッテリ残量とアシスト状態とが一体となっ
た表示が可能となり、制御ユニットの小型化,及び低価
格を図ることができる。
状態を電圧しきい値Vfa,Vfb,Vf0,Vf1,
Vf2と放電電流積算しきい値aAh,bAhとの両方
に基づいて判断したので、バッテリ残容量をより正確に
表示できる。即ち、例えば充放電回数の多い比較的古い
バッテリの場合は、残容量の減少に伴ってバッテリ電圧
値が応答性よく低下するのでバッテリ電圧値のみに基づ
いて放電状態を判断しても問題が生じることはあまりな
い。しかし充放電回数の少ない比較的新しいバッテリの
場合は、残容量が少なくなってもバッテリ電圧値の落ち
込みが小さい傾向があり、電圧値のみに基づいて放電状
態を判断すると過剰放電となる場合あるが、放電電流積
算値を監視することによりこの過放電を防止できる。
f0,Vf1,Vf2を電流値のゼロから第1境界値I
1までの間は一定としたので、放電開始時におけるバッ
テリ電圧検出値の急な落ち込みによる誤表示をを回避で
き、バッテリ残容量を有効に使用でき、バッテリ残容量
が多い状態での充電やアシトス停止処理を回避できる。
即ち、図8に示すように、例えば電圧しきい値Vfa
を、二点鎖線Aで示すように設定した場合は、特に古い
バッテリの場合は放電開始時にはバッテリ電流値が少し
増加しただけでバッテリ電圧検出値が急落する傾向があ
り(曲線V参照)、そのためバッテリ残容量が充分ある
にもかかわらず残容量が減少したと判断され、充分に放
電されないまま充電されてメモリ効果により放電の際の
バッテリ電圧が異常低下したり、アシスト停止処理が行
われたりするおそれがある。
での第2境界値I2以上のときには一定としたので、電
圧検出値がこの電圧しきい値を下回ったときにアシスト
制御を停止することにより、過放電によるバッテリ劣化
を防止でき、寿命の延長を図ることができる。
チ31をキーレススイッチ方式としたので、キー式スイ
ッチ方式の場合のキーシリンダを不要にでき、メインス
イッチ31全体を小型化できるとともに、部品コストを
低減できる。このようにキーシリンダ等を不要にできた
ので、上記メインスイッチ31にバッテリ残量表示部4
4を一体にコンパクトに組み付けることが可能となる。
またメインスイッチ全体を小型化できたので、メインチ
ューブ4の最も目視し易い位置に取付けることができ、
バッテリ残量を走行中も容易に監視することができる。
替え時に点滅状態を介在させることにより点灯個数の減
少を明確に運転者に報知するようにした場合を説明した
が、上記滅状態の用途はこれに限られるものではない。
例えば、図12に示すように、3個の表示ランプの点灯
状態と点滅状態とを組み合わせることによりバッテリ残
容量をより一層多段階に表示することができる。
間は3個点灯し、4/5〜3/5までの間は1個点滅,
2個点灯し、3/5〜2/5までの間は2個点灯し、2
/5〜1/5までの間は1個点滅,1個点灯し、これ以
下では残容量減少に伴って1個点灯から遅い点滅,早い
点滅に順次切り替えるようにしている。このようにした
場合には、表示ランプを増やすことなくバッテリ残容量
をより一層細かく表示できる。
減少に伴って表示ランプの点灯数を減らすようにした
が、これとは逆にバッテリ残量の減少に伴って表示ラン
プの点灯個数を増加するように構成してもよい。そして
この場合にも、点灯数の切替え時に上記点滅状態を介在
させる。
替え時に、点灯中の表示ランプの内1個のみを点滅させ
残りは点灯を継続するようにしたが、点灯中の表示ラン
プの全てを同時に点滅させてもよい。このようにした場
合には切り替えのタイミングをより確実に報知できる。
また上記実施形態では、3個の表示ランプによりバッテ
リ残量を表示したが、本発明は2個,4個,あるいは5
個以上の表示ランプを用いる場合にも勿論適用できる。
電動車両のバッテリ残量表示装置によれば、上記バッテ
リの放電状態の少なくとも一部領域において、バッテリ
電圧検出値が上記バッテリ電流に基づいて設定された電
圧しきい値を下回ったとき,あるいは放電電流積算値が
放電電流積算しきい値を上回ったときにバッテリ残容量
が減少したと判断するようにしたので、例えば比較的新
しいバッテリであってバッテリ電圧検出値がバッテリ残
容量の減少に応答性良く低下しない場合には、放電電流
積算値が所定の積算しきい値を越えることによりバッテ
リ残容量が減少したと判断され、バッテリ残容量を正確
に表示でき、バッテリが過剰放電するのを回避でき、バ
ッテリ寿命を確保できる効果がある。
を、バッテリ電流値の増加に伴って減少させる場合に、
上記バッテリ電流値がゼロから第1境界値までの間は該
電圧しきい値を略一定としたので、放電開始時にバッテ
リ電流値のわずかな増加によりバッテリ電圧検出値が急
に落ち込んだ場合でも、該電圧検出値が上記しきい電圧
値を下回りにくくなり、バッテリ残容量が実際以上に減
少した旨の表示を回避でき、放電が充分にされないまま
での充電や早期のアシスト停止等を回避できる効果があ
る。
が取り得る最大値よりも小さい第2境界値以上のときに
は略一定としたので、バッテリ電圧がこの電圧しきい値
を下回ったときにアシスト制御を停止する等の適切な処
理を行うことにより、過放電によるバッテリ寿命の低下
を回避できる効果がある。
達するまでは上記電圧しきい値及び放電電流積算しきい
値の両方に基づいて判断し、上記要充電域以降について
は上記電圧しきい値のみに基づいて判断するようにした
ので、バッテリ残容量が充分にある場合の早期の充電や
アシスト停止を回避でき、また過放電によるバッテリ寿
命の低下を回避できる効果がある。
面図である。
である。
である。
示す図である。
電電流積算しきい値を示す特性図である。
る。
ローチャート図である。
ローチャート図である。
図である。
段,残容量演算手段) 36 電圧センサ(電圧検出手段) 37 電流センサ(電流検出手段) aAhr,bAhr 放電電流積算しきい値 i バッテリ電流 I1 第1境界値 I2 第2境界値 Vr 電圧しきい値
Claims (3)
- 【請求項1】 バッテリを電源とするモータにより車輪
を駆動するようにした電動車両のバッテリ残量表示装置
において、上記バッテリの電圧を検出する電圧検出手段
と、バッテリ電流を検出する電流検出手段と、該バッテ
リ電流の積算値を検出する放電電流積算値検出手段と、
上記バッテリの放電状態の少なくとも一部領域におい
て、上記バッテリ電圧検出値が上記バッテリ電流に基づ
いて設定された電圧しきい値を下回ったとき,あるいは
上記放電電流積算検出値が放電電流積算しきい値を越え
たときにバッテリ残容量が減少したと判断する残容量演
算手段とを備えたことを特徴とする電動車両のバッテリ
残量表示装置。 - 【請求項2】 請求項1において、上記電圧しきい値は
連続的に変化し、かつ上記バッテリ電流値がゼロから第
1境界値までの間は略一定であり、該第1境界値から増
加するに伴って減少し、上記バッテリ電流値が取り得る
最大値よりも小さい第2境界値以上のときには略一定で
あることを特徴とする電動車両のバッテリ残量表示装
置。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、上記残容量演
算手段は、バッテリの残容量を、要充電域近傍に達する
までは上記電圧しきい値及び放電電流積算しきい値の両
方に基づいて判断し、上記要充電域以降については上記
電圧しきい値のみに基づいて判断することを特徴とする
電動車両のバッテリ残量表示装置。
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---|---|---|---|
JP33581996A JP3789576B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 電動車両のバッテリ残量表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33581996A JP3789576B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 電動車両のバッテリ残量表示装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10174204A true JPH10174204A (ja) | 1998-06-26 |
JP3789576B2 JP3789576B2 (ja) | 2006-06-28 |
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ID=18292769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33581996A Expired - Fee Related JP3789576B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 電動車両のバッテリ残量表示装置 |
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---|---|
JP (1) | JP3789576B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040005145A (ko) * | 2002-07-08 | 2004-01-16 | 현대자동차주식회사 | 전기 자동차의 에너지 소비 분석 장치 |
JP2007061102A (ja) * | 2003-02-11 | 2007-03-15 | Textron Inc | リール型の草刈り機アセンブリ |
JP2007325346A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Saraya Kk | 電池残量モニタ装置 |
JP2009006942A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Asahi Denso Co Ltd | グリップ加温装置 |
WO2009059168A3 (en) * | 2007-10-31 | 2009-08-27 | Intrago Corporation | Vehicle energy measurement system |
JP2013130469A (ja) * | 2011-12-21 | 2013-07-04 | Mitsubishi Motors Corp | 車両の表示装置 |
JP2014045637A (ja) * | 2012-08-29 | 2014-03-13 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | モータ制御システム |
US9825559B2 (en) | 2012-08-29 | 2017-11-21 | Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. | Motor control system and control system for electric motor-driven vehicle |
-
1996
- 1996-12-16 JP JP33581996A patent/JP3789576B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
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