JPH10173945A - データ変換装置およびデータ変換方法 - Google Patents

データ変換装置およびデータ変換方法

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JPH10173945A
JPH10173945A JP8332327A JP33232796A JPH10173945A JP H10173945 A JPH10173945 A JP H10173945A JP 8332327 A JP8332327 A JP 8332327A JP 33232796 A JP33232796 A JP 33232796A JP H10173945 A JPH10173945 A JP H10173945A
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JP8332327A
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Tadayoshi Nakayama
忠義 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルックアップテーブル(以下、LUTとい
う)を用いたデータ変換装置において、データ変換速度
の低下を招くことなく、装置の低コスト化を図る。 【解決手段】 補間演算部220が8つのLUT221
〜228から読出される各格子点データを用いて補間演
算を行い、色信号を変換出力する構成において、8つの
LUT221〜228のそれぞれには、1つの種類の色
信号を変換出力するのに必要な格子点データを格納でき
る容量で、かつ読出し速度の速いものを用い、一方、L
UT301は、変換出力する4種類の色信号を変換出力
するのに必要なそれぞれの格子点データを予め格納する
が、読出し速度の比較的遅いものとする。そして、各種
類の色信号のデータ変換の間にLUT301からLUT
221〜228へ次のデータ変換に係る格子点データを
転送して格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ変換装置お
よびデータ変換方法に関し、詳しくはルックアップテー
ブル(以下、LUTともいう)を用いてある信号を、別
の信号に変換するデータ変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像処理の一つとして行われる、画像信
号の非線形変換、例えばガンマ変換、log変換等は、
LUTを用いて行われることが多い。これは、これら非
線形変換を演算回路で求めようとすると、その演算回路
が大変複雑になり、回路規模が大きくなるからである。
これに対して、例えば8ビットで表わされる1つの画像
信号に非線形変換を行う処理をLUTで行う場合、どの
ような非線形変換であっても256バイトの容量のメモ
リで実現することができる。このような変換に用いられ
るLUTは、1つの画像信号を別の性質の他の1つの画
像信号に変換するものであるため、1次元LUTと呼ば
れている。
【0003】一方、最近のデスクトップパブリッシング
(以下、DTPと略す)環境の著しい進歩に伴い、誰も
が容易にカラー画像を扱うことができるようになってき
ている。このDTPにおけるカラー画像の入力機器は、
スキャナ、ビデオカメラ等が主であり、出力機器はイン
クジェット、捺染熱昇華型あるいは電子写真等の各種カ
ラープリンタである。
【0004】これらのカラー入,出力機器は、それぞれ
固有の色空間を有しており、例えばあるスキャナから得
たカラー画像信号を、そのままカラープリンタに転送し
て、画像を出力した場合、その画像の色がオリジナルの
画像の色と一致することは、ほとんどありえない。両者
の色を一致させるには、スキャナやビデオカメラ等のい
わゆる入力デバイスによって得られる入力画像信号の色
空間を、出力デバイスとしてのカラープリンタの出力画
像信号の色空間に変換するといった処理が必要になる
(以下では、この処理を色空間変換処理あるいは色変換
処理と称する)。この色空間変換処理は、入力デバイス
の3色(一般的には、レッド(R),ブルー(B),グ
リーン(G)の3色)の画像信号を同時に参照して、出
力デバイス側の3色あるいは4色それぞれの画像信号に
変換するものである。
【0005】この3色の画像信号を、上記3色あるいは
4色中の1色に変換する処理も、前述のLUTを用いて
行うことができるが、LUTだけを用いてこの処理を行
おうとすると、画像信号1色あたり8ビットの場合、入
力24ビット、出力8ビットの規模のLUTとなり16
Mバイトもの容量のメモリが必要になる。さらに、出力
デバイスの色数分だけ上述のメモリが必要になるため、
実際のメモリ容量は、48〜64Mバイトといった大容
量になってしまう。この場合には、コスト的に実用的で
ないため、色変換処理でLUTを使用する場合は、補間
処理を併用してLUTのメモリ容量を大幅に減らしてい
る。
【0006】このような3色の画像信号を他の1色の画
像信号に変換する際の補間方法としては、8点補間方法
が一般的に知られている。以下、この8点補間について
説明する。
【0007】まず、変換される3つの色信号のデータ
(各色n+mビット)をXi=Xh・2m +Xf、Yi
=Yh・2m +Yf、Zi=Zh・2m +Zfと表わ
す。ここで、Xh,Yh,Zhは、色信号データXi,
Yi,Zi各々の上位nビット信号データを表わし、X
f,Yf,Zfは下位mビット信号データを表わす。
【0008】LUTには、Xh=0,1,2,…,2m
−1、Yh=0,1,2,…,2m−1、Zh=0,
1,2,…,2m −1の全ての組み合わせ(23m通り)
に対して、読出される色データ(以下、格子点データと
もいう)が格納されており、この格子点データは上位ビ
ット信号データXh,Yh,Zhを連結した3nビット
のアドレス信号によって読出される。
【0009】変換される色信号(Xi,Yi,Zi)の
各々の下位mビット信号すなわち信号データXf,Y
f,Zfが、全て“0”の場合は、前述のアドレス信号
によりLUTから読出される格子点データは、そのま
ま、変換後の色信号となる。その他の場合には、下位ビ
ット信号データXf,Yf,Zfの値に応じて補間処理
が行われる。
【0010】すなわち、Xf≠0、Yf≠0、Zf≠0
の場合、変換される色信号は、図1に示すように、8つ
の格子点で形成される立方体の中に位置するものとして
表わされ、また、8つの格子点の座標は以下のように表
わされる。
【0011】(Xh,Yh,Zh), (Xh+1,Yh,Zh), (Xh,Yh+1,Z
h), (Xh+1,Yh+1,Zh), (Xh,Yh,Zh+1),(Xh+1,Yh,Zh+1),
(Xh,Yh+1,Zh+1), (Xh+1,Yh+1,Zh+1) この8つの格子点座標に対応する格子点データをそれぞ
れ、A,B,C,D,E,F,G,Hとすると、補間処
理演算式は下記(1)式のようになる。
【0012】
【数1】 Po={(2m-Xf)(2m-Yf)(2m-Zf)A+Xf(2m-Yf)(2m-Zf)B +(2m-Xf)Yf(2m-Zf)C+XfYf(2mZf)D+(2m-Xf)(2m-Yf)ZfE +Xf(2m-Yf)ZfF+(2m-Xf)YfZfG+XfYfZfH}/23m …(1) 上記補間式に基づいて一種類のデータ変換を行うのに必
要なデータ量は、各格子点データの情報量を1バイトと
すれば、23mバイトとなる。そして、4色それぞれの変
換信号を得る場合には、これの4倍の4・23mバイトの
データ量となる。このデータはLUTに記憶する必要が
あるので、結局4・23mバイトの容量のメモリが必要と
なる。m=5とした場合、前述の値は、4・215=12
8kバイトとなる。また、このLUTを構成するための
メモリは、高速なデータ変換に対応すべく、高速読出し
が可能なメモリ、すなわち、一般にはスタティック型の
RAM(以下、SRAMと称す)が用いられる。
【0013】上式に示す補間演算式を用いて色信号を変
換するデータ装置全体の構成を図2に示す。
【0014】同図において、101,102,103は
変換される各色8ビットの色信号データXi,Yi,Z
iを入力する端子、これらの入力信号はそれぞれ上位5
ビットの信号204,205および206と下位3ビッ
トの信号207,208および209に分けられる。下
位3ビット信号はそれぞれ遅延回路211,212およ
び213によって、所定の遅延が行われ、一方、上位ビ
ット信号204,205および206は、アドレス生成
部215において所定の処理が施され、これにより8つ
のアドレス信号が生成される。
【0015】211〜218は、上記8つのアドレス信
号に対応してそれぞれ格子点データを格納するLUT、
220は、LUT221〜218から読出された8つの
格子点データおよび遅延された下位ビット信号を用いて
補間演算を行う補間演算部、221は補間演算結果を出
力するための端子である。
【0016】上述の構成をさらに詳細に説明すると、端
子101,102,103から入力した3つの色信号デ
ータXi,Yi,Ziの上位5ビット信号データXh,
Yh,Zhは、アドレス生成部215に入力し、これに
より、8つの格子点座標(Xh,Yh,Zh),(Xh
+1,Yh,Zh),(Xh,Yh+1,Zh),(X
h+1,Yh+1,Zh),(Xh,Yh,Zh+
1),(Xh+1,Yh,Zh+1),(Xh,Yh+
1,Zh+1),(Xh+1,Yh+1,Zh+1)に
対応する8つのアドレス信号を生成する。
【0017】これら8つのアドレス信号は、それぞれL
UT221〜228に入力し、これにより、8つの格子
点データが同時に読出される。
【0018】一方、上記アドレス生成および格子点デー
タの読出しを行うことによって色信号Xi,Yi,Zi
の入力から格子点データが読出されるまでに所定の遅延
が生じる。このため、下位3ビットの信号207,20
8および209は、遅延回路211,212,213に
より、上記遅延と同じ時間だけ遅らせて補間演算部22
0に入力するようにする。
【0019】補間演算部220は、入力された8つの格
子点データと3つの下位3ビット信号データから、上式
(1)に示した補間演算を行いその演算結果を端子22
1から出力する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、データ変換
装置では以上説明したようにLUT用のメモリを必要と
するが、例えば上記従来例では、そのメモリとして12
8kバイトもの容量を有するSRAMが必要となる。こ
のメモリを、補間回路と共に1チップの集積回路により
構成しても、メモリ回路の規模に対して補間回路の規模
はほとんど無視できる程小さく、このような集積回路が
大部分を占めるデータ変換装置のコストはメモリの容量
に比例したコストとなる。
【0021】従って、低コスト化のためには、格子点デ
ータの量を減らしてメモリ容量を少なくするか、あるい
は動作速度の遅い低コストのメモリを用いるといったこ
とが考慮される。しかし、前者の場合は、補間精度の低
下を招き、また、後者の場合は動作速度が低下するとい
った問題が発生する。
【0022】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、データ変換
速度の低下を招くことなく、低コスト化を図ることが可
能なデータ変換装置およびデータ変換方法を提供するこ
とにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
ルックアップテーブル用メモリが形成された集積回路を
有してデータ変換を行うデータ変換装置であって、前記
集積回路内に読出し速度の異なる複数の種類のルックア
ップテーブル用メモリが形成されたことを特徴とする。
【0024】また、前記ルックアップテーブル用メモリ
を用いてデータ変換を行うデータ変換装置であって、デ
ータ変換の際にデータの読出しが行われるルックアップ
テーブルと、該ルックアップテーブルに格納されて前記
データ変換の際に読出されるデータを予め保持し、該保
持したデータを必要に応じて前記ルックアップテーブル
に転送するメモリ手段と、を具えたことを特徴とする。
【0025】好ましくは、前記メモリ手段は、前記ルッ
クアップテーブルに転送するデータであって変換出力す
るデータの種類に応じた複数種類の変換用データを予め
保持することを特徴とする。
【0026】さらに好ましくは、前記メモリ手段のメモ
リ容量は、前記ルックアップテーブルの容量よりも大き
いことを特徴とする。
【0027】さらに好ましくは、前記ルックアップテー
ブルの読出し速度は、前記メモリ手段における読出し速
度よりも速いことを特徴とする。
【0028】さらに、ルックアップテーブルを用いてデ
ータ変換を行うデータ変換方法であって、変換出力する
データの種類に応じた複数種類の変換用データのうち一
つの種類の変換用データを格納したルックアップテーブ
ルから変換すべきデータに基づいて変換用データを読出
して行う当該種類による係るデータ変換を所定量行い、
前記ルックアップテーブルの内容を、前記複数種類の変
換用データのうちの他の種類の変換用データによって更
新し、当該更新した他の種類の変換用データに係る前記
所定量のデータ変換を繰り返す、各ステップを有したこ
とを特徴とする。
【0029】以上の構成によれば、データ変換の際に変
換用データの読出しに用いられるルックアップテーブル
と、このルックアップテーブルに必要に応じて転送する
変換用データを予め保持するメモリとを具えるので、ル
ックアップテーブルを読出し速度の速いメモリとし、一
方、変換用データを予め保持するメモリを比較的読出し
速度の遅いメモリとし、異なる種類のデータ変換が行わ
れる毎にデータ変換にかかる変換用データを転送するこ
とが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0031】(第1実施形態)図3は、本発明の一実施
形態に係るデータ変換装置の主要な構成を示すブロック
図である。
【0032】同図において、LUT301はLUT22
1〜228と比較して読出し速度が遅く、上述した従来
例に示すものとは別の種類のLUTである。制御部30
3は、後述されるように、LUT301から格子点デー
タを読み出してLUT221〜228のそれぞれに格子
点データをロードする。同図におけるその他の要素は、
前述の図2に示す従来例における同一番号を付した要素
と同様のものである。
【0033】ここで、LUT221〜228のそれぞれ
は、図2に示し従来例と同様、1度の変換動作で1色分
の色信号データを出力するデータ変換を可能とする量の
格子点データを格納できる容量を有しているのに対し
て、LUT301は3色または4色それぞれのデータ変
換用の格子点データを格納している。
【0034】上記構成において、例えばカラーレーザビ
ームプリンタ等のように、各色について面順次、すなわ
ちページ毎に印刷(露光、転写、定着等)するシステム
のデータ変換装置では、Y(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン),Bk(ブラック)それぞれの色信
号を1色づつ順次に変換出力する。
【0035】従って、本実施形態では、図4に示すよう
にプリント信号がオンとされると、まず信号Yを変換出
力するための格子点データをLUT301から読出して
LUT221〜228に転送しそれぞれ格納する。その
後、R,G,Bの入力信号データXi,Yi,Ziに基
づいて、LUT221〜228から読出される格子点デ
ータおよび下位ビットデータを用いて補間演算を行い出
力用紙1ページ分の信号Yを変換生成する。そして、こ
の信号Yの生成とともに信号Yに基づく露光等を行いイ
エローの印刷を行う。
【0036】ここで、信号Yの変換生成および露光が終
了してから、次の信号Mの変換生成タイミングまでの間
に転写、定着等の動作のための所定の時間があり、その
間に信号Mを変換出力するための格子点データをLUT
301からLUT221〜228に転送して格納する。
すなわち、制御部303はこの所定時間(露光停止期
間)である旨を示す信号をシステムから受け取り、LU
T301において、格子点データを読出すLUTのアド
レス信号と、その読出した格子点データを書込むLUT
のアドレス信号とを発生して、データ転送を行う。そし
て、信号Mについても上記と同様、出力用紙1ページ分
の信号Mの変換生成およびこれに基づく印刷を行う。以
下、同様に信号CおよびBkについて、格子点データの
転送、変換および印刷を行う。
【0037】なお、本実施形態のLUT221〜228
の構成は、前述した構成のうち格子点データを分割して
格納するものであり、従って、アドレス生成部215も
それに応じたアドレスを生成するが、その詳細は上記出
願に記載されるのでその説明は省略する。また、LUT
221〜228の構成としてはこれに限られず、前述し
た従来より知られる構成のものであってもよい。
【0038】以上示したように、本実施形態によれば、
データ変換時に参照して格子点データを読出すLUT2
21〜228としては、比較的コストが高いが動作速度
の速いものを用いる。そして、これらLUT221〜2
28は、従来は、変換出力する3色または4色のそれぞ
れの信号に対応して備える必要があったが、本実施形態
では1組のみ備える。これに対して、各色信号用の格子
点データは、動作速度は遅いがコストの低いLUT30
1に格納しておき、各色信号の変換出力が行われる間に
読出して上記LUT221〜228に格納するようにす
ることができる。
【0039】この結果、コストの高いメモリを用いるL
UTの数を1色分のみとしてコストを低減することがで
きるとともに、データ変換に係る動作速度の低下を防止
することができる。
【0040】なお、以上示した図3に係るデータ変換装
置の構成は、公知の方法により1つの集積回路上に形成
することができる。また、同様の処理をソフトウェアに
よって実行することもできることは勿論である。
【0041】(第2実施形態)図5は、本発明の第2の
実施形態に係るデータ変換装置の構成を示すブロック図
である。同図から明らかなように、上述した第1実施形
態と異なる点は、LUT221〜228のそれぞれに対
応して読出し速度の遅いLUT501〜508を備える
ことである。これに応じ制御部510は、LUT501
〜508からそれぞれ対応するLUT221〜228の
それぞれに、格子点データを格納する制御を行う。この
構成において、LUT221〜228は1色分の色変換
を可能とする量の格子点データを格納できる容量を有し
ている。これに対して、LUT501〜508のそれぞ
れに3色または4色それぞれの色変換用格子点データを
格納している。
【0042】上記第1の実施形態では、各色分の色変換
用格子点データを予め保持する読出し速度の遅いLUT
を、データ変換時に用いる複数のLUTに対して1つ備
えるものであったが、本実施形態では、データ変換時に
用いる高速のLUTそれぞれに対応して備え、それぞれ
LUT501の格納データ221に転送し、他も同様に
LUT502〜508の格納データはそれぞれLUT2
22〜228に転送するようにする。これにより、8つ
のLUT221〜228に対してパラレルに格子点デー
タを転送できるため、転送時間を短縮することができ
る。例えば、信号Yの変換生成およびこれに基づく印刷
が終了してから、信号Mの変換生成を開始するまでの時
間が比較的短いプリントシステムの場合、上記第1の実
施形態の構成ではデータ転送の点でプリント動作に追随
できないおそれがあるが、本実施形態ではデータ転送時
間が1/8になるため、充分に対応できるものとなる。
【0043】(第3実施形態)図6は、本発明の第3の
実施形態に係るデータ変換装置の構成を示すブロック図
である。
【0044】本実施形態では、同図に示すように、読出
し速度の遅いLUT501〜508の変換出力と読出し
速度の速いLUT221〜228の変換出力を選択する
ためのセレクタ601〜608をそれぞれ設け、これら
のセレクタの切り替えを切替え制御信号610によって
制御する。
【0045】本実施形態のデータ変換装置の構成は、各
色のデータ変換のインターバルがほとんど無いが、デー
タ変換周波数が低いプリントモードを有するプリントモ
ードを有するプリントシステムに適応できるものであ
る。
【0046】すなわち、データ変換周波数が十分低い場
合は、セレクタ601〜608のそれぞれを読出し速度
の遅いLUT501〜508の出力側に切替え、これに
より、読出した格子点データをそのまま補間演算に用い
るデータ変換を行う。
【0047】一方、上記プリントシステムにおいて、デ
ータ変換周波数が高いプリントモードでプリントを行う
場合は、セレクタ601〜608をそれぞれLUT22
1〜228の出力側に切替え、動作速度の速いLUTを
用いる。なお、この場合、動作速度の遅いLUT501
〜508からLUT221〜228へ格子点データの転
送を行う必要はない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ータ変換の際に変換用データの読出しに用いられるルッ
クアップテーブルと、このルックアップテーブルに必要
に応じて転送する変換用データを予め保持するメモリと
を具えるので、ルックアップテーブルを読出し速度の速
いメモリとし、一方、変換用データを予め保持するメモ
リを比較的読出し速度の遅いメモリとし、異なる種類の
データ変換が行われる毎にデータ変換にかかる変換用デ
ータを転送することが可能となる。
【0049】この結果、補間精度やデータ変換速度の低
下を招くことなく、データ変換装置の低コスト化を図る
ことができる。また、データ変換に用いるルックアップ
テーブルは従来構成よりも容量を小さくできるため若干
の変換速度の向上を図ることができ、データ変換速度も
やや高速になるという効果も得ることができる。
【0050】さらに、同一装置または同一集積回路内に
2種類のメモリを設けるので、外部とのデータ授受のた
めの構成を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】3次元の入力信号データの上位ビットデータで
分割される補間空間を概念的に示す説明図である。
【図2】色信号に係るデータ変換装置の一従来例の構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るデータ変換装置
の構成を示すブロック図である。
【図4】上記第1実施形態のデータ変換装置におけるデ
ータ転送およびデータ変換処理のタイミングチャートで
ある。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るデータ変換装置
の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係るデータ変換装置
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
211,212,213 遅延回路 215 アドレス生成部 220 補間演算部 221〜228 LUT 301,501〜508 LUT 303,510 制御部 601〜608 セレクタ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルックアップテーブル用メモリが形成さ
    れた集積回路を有してデータ変換を行うデータ変換装置
    であって、 前記集積回路内に読出し速度の異なる複数の種類のルッ
    クアップテーブル用メモリが形成されたことを特徴とす
    るデータ変換装置。
  2. 【請求項2】 前記読出し速度の異なる複数の種類のル
    ップアップテーブル用メモリは二種類であって、読出し
    速度の遅いルックアップテーブル用メモリの容量は、読
    出し速度の速いルックアップテーブル用メモリの容量よ
    りも大きいことを特徴とする請求項1に記載のデータ変
    換装置。
  3. 【請求項3】 前記読出し速度の遅いルップアップテー
    ブル用メモリに格納されたデータは、前記読出し速度の
    速いルックアップテーブル用メモリに転送されて格納さ
    れた後、データ変換を行うとき、該読出し速度の速いル
    ックアップテーブル用メモリから読出しされて当該デー
    タ変換に用いられることを特徴とする請求項1または2
    に記載のデータ変換装置。
  4. 【請求項4】 前記読出し速度の遅いルックアップテー
    ブル用メモリは、前記読出し速度の速いルックアップテ
    ーブル用メモリに転送するデータであって変換出力する
    データの種類に応じた複数種類の変換用データを予め格
    納することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載のデータ変換装置。
  5. 【請求項5】 前記読出し速度の速いルックアップテー
    ブル用メモリは、前記複数種類の変換用データのうち一
    種類の変換用データのみを格納する容量を有することを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のデータ
    変換装置。
  6. 【請求項6】 前記集積回路には、前記読出し速度の遅
    いルックアップテーブル用メモリと、前記読出し速度の
    速いルックアップテーブル用メモリの出力とを選択する
    ためのセレクタがさらに形成され、該セレクタによって
    選択された変換データをデータ変換に用いることを特徴
    とする請求項1ないし5のいずれかに記載のデータ変換
    装置。
  7. 【請求項7】 前記集積回路には、前記読出し速度の速
    いルックアップテーブル用メモリから読出されるデータ
    に対して補間演算を行い、該補間演算の結果をデータ変
    換の結果として出力する補間演算回路がさらに形成され
    たことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載
    のデータ変換装置。
  8. 【請求項8】 前記ルックアップテーブル用メモリを用
    いてデータ変換を行うデータ変換装置であって、 データ変換の際にデータの読出しが行われるルックアッ
    プテーブルと、 該ルックアップテーブルに格納されて前記データ変換の
    際に読出されるデータを予め保持し、該保持したデータ
    を必要に応じて前記ルックアップテーブルに転送するメ
    モリ手段と、 を具えたことを特徴とするデータ変換装置。
  9. 【請求項9】 前記メモリ手段は、前記ルックアップテ
    ーブルに転送するデータであって変換出力するデータの
    種類に応じた複数種類の変換用データを予め保持するこ
    とを特徴とする請求項8に記載のデータ変換装置。
  10. 【請求項10】 前記メモリ手段のメモリ容量は、前記
    ルックアップテーブルの容量よりも大きいことを特徴と
    する請求項8または9に記載のデータ変換装置。
  11. 【請求項11】 前記ルックアップテーブルの読出し速
    度は、前記メモリ手段における読出し速度よりも速いこ
    とを特徴とする請求項8ないし10のいずれかに記載の
    データ変換装置。
  12. 【請求項12】 前記ルックアップテーブルは、前記複
    数種類の変換用データのうち一種類の変換用データのみ
    を格納する容量を有することを特徴とする請求項9ない
    し11のいずれかに記載のデータ変換装置。
  13. 【請求項13】 変換すべきデータに基づいて前記ルッ
    クアップテーブルのデータを読出すためのアドレスを生
    成するアドレス生成手段と、該アドレス生成手段により
    生成されたアドレスによって前記ルックアップテーブル
    から読出されたデータに対して前記変換すべきデータを
    用いて補間演算を行う補間演算手段とをさらに具え、該
    補間演算の結果として補間されたデータを出力すること
    を特徴とする請求項8ないし12のいずれかに記載のデ
    ータ変換装置。
  14. 【請求項14】 ルックアップテーブルを用いてデータ
    変換を行うデータ変換方法であって、 変換出力するデータの種類に応じた複数種類の変換用デ
    ータのうち一つの種類の変換用データを格納したルック
    アップテーブルから変換すべきデータに基づいて変換用
    データを読出して行う当該種類による係るデータ変換を
    所定量行い、 前記ルックアップテーブルの内容を、前記複数種類の変
    換用データのうちの他の種類の変換用データによって更
    新し、 当該更新した他の種類の変換用データに係る前記所定量
    のデータ変換を繰り返す、 各ステップを有したことを特徴とするデータ変換方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006090907A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Hioki Ee Corp データ変換装置および波形測定装置

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