JPH10173782A - 通信制御装置および方法、通信システム - Google Patents

通信制御装置および方法、通信システム

Info

Publication number
JPH10173782A
JPH10173782A JP33373196A JP33373196A JPH10173782A JP H10173782 A JPH10173782 A JP H10173782A JP 33373196 A JP33373196 A JP 33373196A JP 33373196 A JP33373196 A JP 33373196A JP H10173782 A JPH10173782 A JP H10173782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
interrupt
communication terminal
information
identifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33373196A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yamane
晃 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP33373196A priority Critical patent/JPH10173782A/ja
Publication of JPH10173782A publication Critical patent/JPH10173782A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信端末のユーザが要望しない割込通信が発
生しないようにする。 【解決手段】 一時的な所定条件の発生に対応して割込
通信の可否情報の登録を解除することなく割込信号の送
信を一時中止する割込制御手段を通信制御装置に設け、
ユーザの所望により割込通信の受容を一時的に排除でき
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の通信端末の
通信を仲介する通信制御装置および方法、このような通
信制御装置に複数の通信端末を接続した通信システム、
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の通信端末を一個の通信制御
装置に接続した通信システムが、電話システムやクライ
アントサーバシステム等として一般に利用されている。
電話システムの場合、一般ユーザが通信端末として個々
に所有する電話機に識別子として電話番号が付与されて
おり、このような電話機が通信回線である電話回線によ
り通信制御装置である交換機に接続されている。
【0003】上記交換機は、例えば、複数の電話機が通
信回線により接続された通信制御ユニットと、電話番号
が登録されたデータベースとを備えており、電話機の一
つから他の電話機の電話番号が発呼されると、電話番号
が整合する電話機に発呼元の電話機を接続する。このよ
うに交換機を介して接続された一対の電話機は、相互に
音声信号を通信することができるので、双方のユーザは
会話することができる。
【0004】現在、上述のような電話システムにおい
て、通話中のユーザに第三者の通話要求を報知する割込
通信のサービスが実行されている。より具体的には、ユ
ーザが割込通信のサービスを電話局に申し込むと、その
電話番号とともに割込通信の可否情報が初期設定の“拒
否”から“許可”に変更されて登録される。このような
状態で、通信中の一対の電話機の一方の電話番号が第三
の電話機に発呼されると、発呼された電話機の電話番号
とともに割込通信の許可が登録されている場合のみ、発
呼先の通信中の電話機に所定の割込信号が送信される。
これは一般的に呼出音として出力されるので、そのユー
ザは第三者の通話要求を認識することができ、所定の操
作により第三者との通話を選択することもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような割込通信
を実行した電話システムでは、ユーザは通話中でも第三
者の通話要求を認識することができ、第三者との通話を
選択することができる。
【0006】しかし、これでは実際には要望しない割込
信号が入力される事態も発生することがある。このよう
な課題を解決するため、例えば、特開平2−17906
0号公報に開示された通信制御装置では、割込通信を受
容する発呼元の電話機の電話番号も登録するようになっ
ており、受容が登録されている電話番号の電話機から割
込通信が要求された場合のみ割込信号を送信する。
【0007】しかし、これは割込通信を受容する発呼元
を制限するだけで、重要な通話を実行する場合のよう
に、特定の時間だけ割込通信を拒否するようなことはで
きない。例えば、割込通信を拒否したい場合に割込通信
の許可登録を解除し、必要な通話が終了してから割込通
信の許可を再度登録することも想定できるが、これでは
作業が煩雑で実際的でない。
【0008】本発明は以上のような課題に鑑みてなされ
たものであり、ユーザの所望により割込通信を一時的に
拒否できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の通信端
末の識別子とともに割込通信の可否情報が登録され、前
記通信端末の一つから他の前記通信端末の識別子が発呼
されると、該識別子が整合する前記通信端末に発呼元の
前記通信端末を接続し、接続された通信中の一対の前記
通信端末の一方の識別子が第三の前記通信端末により発
呼されると、該発呼された前記通信端末の識別子ととも
に割込信号の許可が登録されている場合のみ発呼先の通
信中の前記通信端末に所定の割込信号を送信する通信制
御装置において、一時的な所定条件の発生に対応して割
込通信の可否情報の登録を解除することなく割込信号の
送信を一時中止する割込制御手段を設けた。
【0010】従って、通信端末の一つから他の通信端末
の識別子が発呼されると、識別子が整合する通信端末に
発呼元の通信端末が接続されるので、これらの通信端末
は通信を実行することができる。このような通信中の一
対の通信端末の一方の識別子が第三の通信端末により発
呼されると、この発呼された通信端末の識別子とともに
割込通信の許可が登録されている場合のみ、発呼先の通
信中の通信端末に所定の割込信号が送信されるので、通
信端末のユーザに第三者の通信要求が報知される。しか
し、一時的な所定条件が発生すると割込制御手段により
割込通信の可否情報の登録を解除することなく割込信号
の送信が一時中止されるので、通信端末のユーザの所望
により割込通信の実行が一時的に制限される。
【0011】なお、本発明で云う通信端末とは、通信制
御装置を介して基本的に一対一の通信を実行するもの
で、例えば、電話機を許容し、その識別子としては、電
話番号を許容する。通信制御装置としては、交換機を許
容し、通信システムとしては、電話システムを許容す
る。ただし、本発明は上記形態に限定されるものではな
く、一対一の相互通信に割込通信を行うものであれば良
く、例えば、ワークステーションをローカルエリアネッ
トワークによりホストコンピュータに接続したオンライ
ンシステム等も許容する。
【0012】本発明の通信制御装置の他の形態は、複数
の通信端末の識別子とともに割込通信の可否情報と割込
通信の一時中止の時間情報とが更新自在に登録される情
報記憶手段と、現在時間を検知する時間検知手段と、前
記通信端末の一つから他の前記通信端末の識別子が発呼
されると、該識別子が整合する前記通信端末に発呼元の
前記通信端末を接続する通信仲介手段と、接続された通
信中の一対の前記通信端末の一方の識別子が第三の前記
通信端末により発呼されると、該発呼された前記通信端
末の識別子とともに割込通信の許可が登録されている場
合のみ発呼先の通信中の前記通信端末に所定の割込信号
を送信する割込送信手段と、割込信号の送信先の前記通
信端末の識別子とともに割込通信の一時中止の時間情報
が登録されている場合、時間情報に現在時間が整合する
と割込信号の送信を一時中止させる割込制御手段とを有
する。
【0013】従って、通信端末の一つから他の通信端末
の識別子が通信仲介手段に発呼されると、通信仲介手段
は識別子が整合する通信端末に発呼元の通信端末を接続
するので、これらの通信端末は通信を実行することがで
きる。このような通信中の一対の通信端末の一方の識別
子が第三の通信端末により発呼されると、発呼された通
信端末の識別子とともに割込通信の許可が登録されてい
る場合のみ、割込送信手段により発呼先の通信中の通信
端末に所定の割込信号が送信されるので、この通信端末
のユーザに第三者の通信要求が報知される。しかし、割
込信号の送信先の通信端末の識別子とともに割込通信の
一時中止の時間情報が登録されている場合、時間情報に
現在時間が整合すると割込制御手段により割込信号の送
信が一時中止される。つまり、通信端末のユーザが割込
通信を拒否したい特定の時間を事前に登録しておけば、
その時間には割込通信が実行されない。
【0014】なお、ここで云う“時間”とは、必ずしも
時刻のみに限定されず、曜日、日付、これらの組合せな
ど各種を許容する。つまり、時間情報としては“毎日午
前八時から午後三時”“毎週土曜日と日曜日”“祝祭日
の午前中”“五月の一日から五日”など各種の設定が可
能である。また、ここでは通常は許可する割込通信を一
時中止の時間情報に対応して一時的に拒否することを記
載しているが、これは割込通信を時間情報に対応して一
時的に許可することと同一である。つまり、割込通信の
一時中止の時間情報を設定することは、実際には割込通
信の中止/許可を示す二値の情報を時間の情報に組合せ
ることになるので、割込通信を中止する時間を設定する
ことは割込通信を許可する時間を設定することと同一で
ある。
【0015】本発明の通信制御装置の他の形態では、通
信端末から入力される時間情報を受け付けて情報記憶手
段に格納する情報入力手段を設けた。すなわち、ユーザ
に対するサービスとしては、割込通信の許可を設定して
から中止時間を指定させることの他、割込通信を特定の
時間のみ許可するよう設定させることが可能である。
【0016】従って、ユーザが割込通信を拒否したい時
間を通信端末に入力すれば、これが通信制御装置の情報
入力手段により受け付けられて情報記憶手段に格納され
るので、時間情報の登録が通信端末の操作により実行さ
れる。
【0017】本発明の通信制御装置の他の形態は、複数
の通信端末の識別子とともに割込通信の可否情報が更新
自在に登録される情報記憶手段と、前記通信端末の一つ
から他の前記通信端末の識別子が発呼されると、該識別
子が整合する前記通信端末に発呼元の前記通信端末を接
続する通信仲介手段と、接続された通信中の一対の前記
通信端末の一方の識別子が第三の前記通信端末により発
呼されると、該発呼された前記通信端末の識別子ととも
に割込通信の許可が登録されている場合のみ発呼先の通
信中の前記通信端末に所定の割込信号を送信する割込送
信手段と、通信の開始時に発呼元の前記通信端末から入
力される割込通信の一時中止の指定情報を受け付ける情
報入力手段と、入力された指定情報を一時記憶する情報
保持手段と、指定情報を設定した前記通信端末に対する
割込信号の送信を一時中止させる割込制御手段とを有す
る。
【0018】従って、通信端末の一つから他の通信端末
の識別子が通信仲介手段に発呼されると、通信仲介手段
は識別子が整合する通信端末に発呼元の通信端末を接続
するので、これらの通信端末は通信を実行することがで
きる。このような通信の開始時に、発呼元の通信端末か
ら割込通信の一時中止の指定情報が情報入力手段に入力
されると、入力された指定情報が情報保持手段により一
時記憶される。このような通信中の一対の通信端末の一
方の識別子が第三の通信端末により発呼されると、発呼
された通信端末の識別子とともに割込通信の許可が登録
されている場合のみ、割込送信手段により発呼先の通信
中の通信端末に所定の割込信号が送信されるので、通信
端末のユーザに第三者の通信要求が報知される。しか
し、割込信号の送信先の通信端末により指定情報が設定
されていると、割込制御手段により割込信号の送信が一
時中止される。つまり、通信端末のユーザが割込通信を
拒否したい通信の開始時に指定情報を入力しておけば、
その通信中には割込通信が実行されない。
【0019】なお、ここでは通常は許可する割込通信を
指定情報に対応して一時的に拒否することを記載してい
るが、これは割込通信を指定情報に対応して一時的に許
可することと同一である。つまり、割込通信の一時中止
の指定情報を設定することは、実際には割込通信の中止
/許可を示す二値の指定情報を設定することになるの
で、割込通信を中止する指定情報を設定することは割込
通信を許可する指定情報を設定することと同一である。
すなわち、ユーザに対するサービスとしては、割込通信
を設定しているユーザに対して一時中止の指定情報を設
定させることの他、割込通信を設定していないユーザに
対して割込通信の一時的な許可の指定情報を設定させる
ことが可能である。
【0020】本発明の通信制御装置の他の形態では、割
込制御手段は、一対の通信端末による通信が終了すると
情報保持手段による指定情報の一時記憶を解除する。
【0021】従って、ユーザが通信の開始時に割込通信
の一時中止の指定情報を設定した場合でも、その通信が
終了すると割込制御手段により情報保持手段による指定
情報の一時記憶が解除されるので、ユーザが通信の終了
時に指定情報の解除を入力しなくとも、次回の通信では
指定情報を再度設定しないかぎり割込通信が実行され
る。
【0022】本発明の通信制御装置の他の形態では、情
報記憶手段は、通信端末の識別子とともに割込通信を受
容する発呼元の通信端末の識別子も登録され、割込送信
手段は、受容が登録されている識別子の前記通信端末か
ら通信中の前記通信端末の識別子が発呼された場合のみ
割込信号を送信する。
【0023】従って、通信端末の識別子とともに割込通
信を受容する発呼元の通信端末の識別子が情報記憶手段
に登録されていると、登録されている識別子の通信端末
から通信中の通信端末の識別子が発呼された場合のみ割
込信号が送信されるので、ユーザは割込通信を受容する
通信端末を制限することができる。例えば、これと時間
情報による制限とが組合されると、ユーザが登録した特
定の通信端末のみ割込通信が受容されるが、この割込通
信はユーザが登録した特定の時間には拒否される。ま
た、指定情報による制限が組合されると、ユーザが登録
した特定の通信端末のみ割込通信が受容されるが、この
割込通信はユーザの設定した特定の通信中には拒否され
る。
【0024】本発明の通信制御方法は、複数の通信端末
の識別子とともに割込通信の可否情報と割込通信の一時
中止の時間情報とを更新自在に登録しておき、前記通信
端末の一つから他の前記通信端末の識別子が発呼される
と、該識別子が整合する前記通信端末に発呼元の前記通
信端末を接続し、接続された通信中の一対の前記通信端
末の一方の識別子が第三の前記通信端末により発呼され
ると、該発呼された前記通信端末の識別子とともに割込
通信の許可が登録されている場合のみ発呼先の通信中の
前記通信端末に所定の割込信号を送信し、割込信号の送
信先の前記通信端末の識別子とともに割込通信の一時中
止の時間情報が登録されている場合、時間情報に現在時
間が整合すると割込信号の送信を一時中止させるように
した。
【0025】従って、通信端末の一つから他の通信端末
の識別子が発呼されると、識別子が整合する通信端末に
発呼元の通信端末が接続されるので、これらの通信端末
は通信を実行することができる。このような通信中の一
対の通信端末の一方の識別子が第三の通信端末により発
呼されると、発呼された通信端末の識別子とともに割込
通信の許可が登録されている場合のみ、発呼先の通信中
の通信端末に所定の割込信号が送信されるので、通信端
末のユーザに第三者の通信要求が報知される。しかし、
割込信号の送信先の通信端末の識別子とともに割込通信
の一時中止の時間情報が登録されている場合、時間情報
に現在時間が整合すると割込信号の送信が一時中止され
る。つまり、通信端末のユーザが割込通信を拒否したい
特定の時間を事前に登録しておけば、その時間には割込
通信が実行されない。
【0026】本発明の通信制御方法の他の形態は、複数
の通信端末の識別子とともに割込通信の可否情報を更新
自在に登録しておき、前記通信端末の一つから他の前記
通信端末の識別子が発呼されると、該識別子が整合する
前記通信端末に発呼元の前記通信端末を接続し、接続さ
れた通信中の一対の前記通信端末の一方の識別子が第三
の前記通信端末により発呼されると、該発呼された前記
通信端末の識別子とともに割込通信の許可が登録されて
いる場合のみ発呼先の通信中の前記通信端末に所定の割
込信号を送信し、 通信の開始時に発呼元の前記通信端
末から入力される割込通信の一時中止の指定情報を受け
付け、入力された指定情報を一時記憶し、指定情報を設
定した前記通信端末に対する割込信号の送信を一時中止
させるようにした。
【0027】従って、通信端末の一つから他の通信端末
の識別子が発呼されると、識別子が整合する通信端末に
発呼元の通信端末が接続されるので、これらの通信端末
は通信を実行することができる。このような通信の開始
時に、発呼元の通信端末から割込通信の一時中止の指定
情報が入力されると、入力された指定情報が一時記憶さ
れる。このような通信中の一対の通信端末の一方の識別
子が第三の通信端末により発呼されると、発呼された通
信端末の識別子とともに割込通信の許可が登録されてい
る場合のみ、発呼先の通信中の通信端末に所定の割込信
号が送信されるので、この通信端末のユーザに第三者の
通信要求が報知される。しかし、割込信号の送信先の通
信端末により指定情報が設定されていると、割込信号の
送信が一時中止される。つまり、通信端末のユーザが割
込通信を拒否したい通信の開始時に指定情報を入力して
おけば、その通信中には割込通信が実行されない。
【0028】本発明の通信システムは、識別子が個々に
付与された複数の通信端末と、これらの通信端末の識別
子が登録された上述のいずれか一記載の通信制御装置
と、該通信制御装置と前記通信端末とを接続した通信回
線とを有する。
【0029】従って、複数の通信端末の接続が通信制御
装置により仲介され、接続された通信中の一対の通信端
末の一方に対する第三の通信端末による割込通信も通信
制御装置により実行される。通信制御装置は、一時的な
所定条件の発生に対応して割込通信の可否情報の登録を
解除することなく割込信号の送信を一時中止するので、
通信端末のユーザの所望により割込通信の実行が制限さ
れる。
【0030】なお、本発明で云う通信回線は、通信制御
装置と通信端末との相互通信を実現できれば良く、例え
ば、電話回線やローカルエリアネットワークを許容する
が、必ずしも機械的な配線を要することはなく無線回線
なども許容する。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面を参
照して以下に説明する。なお、図1は通信制御システム
である電話システムを示す模式図、図2は通信制御装置
である交換機の論理的構造を示す模式図、図3は交換機
の物理的構造を示すブロック図、図4は一対の通信端末
である電話機の通信を交換機が仲介する場合の通信制御
方法を示すフローチャート、図5は通信中の一対の電話
機に対して第三者の電話機の割込通信を実行する場合の
通信制御方法を示すフローチャートである。
【0032】まず、本実施の形態の通信制御システムで
ある電話システム1は、図1に示すように、一個の通信
制御装置である交換機2と多数の通信端末である電話機
3とを有しており、この多数の電話機3が通信回線であ
る電話回線4により一個の前記交換機2に接続されてい
る。前記電話機3は、各々相違する識別子として電話番
号が個々に付与されており、この多数の電話番号が前記
交換機2に登録されている。
【0033】この交換機2は、図3に示すように、ハー
ドウェアとしてデータ処理装置5とデータベースシステ
ム6とを有しており、これらは相互に接続されている。
前記データ処理装置5は、通信制御ユニット7と情報処
理ユニット8とを有しており、前記通信制御ユニット7
に前記電話機3が接続されている。前記情報処理ユニッ
ト8は、CPU9を有しており、該CPU9には、RO
M10、RAM11、TOD(Time Of Day
Clock)12、IOポート13、I/F14、等
が接続されている。前記IOポート13には前記通信制
御ユニット7が接続されており、前記I/F14には前
記データベースシステム6が接続されている。
【0034】前記通信制御ユニット7は、前記電話機3
の相互接続や割込信号の出力を実行する装置であり、そ
の動作は前記情報処理ユニット8により制御される。前
記ROM10には、各種のプログラムがソフトウェアと
して記録されており、前記RAM11には、各種情報を
一時記憶するワークエリアが確保されている。前記CP
U9は、前記ROM10のプログラムに対応した各種の
情報処理を前記RAM11のワークエリアを利用して実
行するので、例えば、前記通信制御ユニット7や前記デ
ータベースシステム6の動作を制御することができる。
前記TOD12は、現在の日付や時間をデジタル情報と
して出力するので、前記CPU9は現在時間を検知する
ことができる。
【0035】前記データベースシステム6は、大容量の
情報記憶媒体である複数の光ディスク15と、これらの
光ディスク15に情報の入出力を行うディスクドライブ
16とを備えている。前記データベースシステム6は、
前記光ディスク15により大量の情報を更新自在に記憶
することができるので、ここでは全部の前記電話機3の
電話番号が登録されている。この電話番号の情報には、
例えば、1ビットのフラグからなる割込通信の可否情
報、割込通信を受容する複数の電話番号、割込通信の一
時中止の時間情報、割込通信の一時中止の指定情報、等
が属性などとして付与されている。
【0036】上述のような物理的構造のハードウェアか
らなる前記交換機2は、前記ROM10に記録された適
性なプログラムに対応して前記CPU9が前記通信制御
ユニット7の動作制御などの各種処理を実行する。この
ため、本実施の形態の交換機2は、図2に示すように、
各種機能が各種手段として実現されているので、情報記
憶手段21、通信仲介手段22、割込送信手段23、情
報入力手段24、情報保持手段25、時間検知手段2
6、割込制御手段27、等を論理的に具備している。
【0037】前記情報記憶手段21は、前記データベー
スシステム6に相当し、複数の電話機3の電話番号とと
もに、割込通信の可否情報、割込通信を受容する電話番
号、割込通信の一時中止の時間情報、割込通信の一時中
止の指定情報、等が更新自在に登録されている。前記通
信仲介手段22は、前記通信制御ユニット7に前記電話
機3の一つから他の前記電話機3の電話番号が発呼され
ると、例えば、前記情報処理ユニット8により前記デー
タベースシステム6から双方の電話番号の各種情報を読
出して前記RAM11に一時記憶させ、発呼先の電話番
号が整合する前記電話機3に発呼元の電話機3を前記通
信制御ユニット7により接続する。
【0038】前記割込送信手段23は、上述のように一
対の前記電話機3の通信中に、その一方の電話番号が第
三の前記電話機3により前記通信制御ユニット7に発呼
されると、前記情報処理ユニット8により発呼先の電話
番号の割込通信の可否情報を読出し、これが“許可”と
して登録されている場合のみ発呼先の通信中の前記電話
機3に前記通信制御ユニット7から呼出音の発生信号を
割込信号として送信する。
【0039】前記情報入力手段24は、通話を開始する
前記電話機3から前記通信制御ユニット7に入力される
割込通信の一時中止の指定情報を前記情報処理ユニット
8により受け付け、前記情報保持手段25は、このよう
に入力された指定情報を発呼元の前記電話機の電話番号
とともに1ビットのフラグ等として前記RAM11のワ
ークエリアで一時記憶する。前記時間検知手段26は、
前記TOD12に相当し、現在時間を検知する。
【0040】前記割込制御手段27は、一時的な所定条
件の発生を前記情報処理ユニット8が検知すると、これ
に対応して前記データベースシステム6による割込通信
の可否情報の登録は解除することなく、前記割込送信手
段23による割込信号の送信を一時中止する。このよう
に割込信号の送信を一時中止させる所定条件は、ここで
は複数段階に設定されている。
【0041】より具体的には、第一段階の条件は割込通
信の一時中止の指定情報が初期状態の“許可”であるこ
との確認として設定されており、前記割込制御手段27
は、前記RAM11に割込信号の送信先の前記電話機3
の電話番号とともに一時記憶されている指定情報を前記
CPU9により読出し、これが初期状態の“許可”から
“拒否”の状態に変更されていると割込信号の送信を一
時中止させる。
【0042】前記割込制御手段27は、上述のように指
定情報が“許可”であることを確認すると、第二段階の
条件として割込通信の発呼元の電話番号の確認を実行す
る。つまり、割込信号の送信先の前記電話機3の電話番
号とともに登録されている各種情報を読出し、そこに割
込通信を受容する発呼元の電話番号が登録されている場
合、前記情報処理ユニット8は登録されている電話番号
と割込通信を発呼した前記電話機3の電話番号とを比較
し、これが整合しないと前記割込制御手段27は前記割
込送信手段23による割込信号の送信を一時中止させ
る。
【0043】上述のような電話番号の整合も確認された
場合、前記割込制御手段27は、次の段階の条件として
割込通信の許可時間の確認を実行する。つまり、割込信
号の送信先の前記電話機3の電話番号とともに割込通信
の一時中止の時間情報が登録されている場合、時間情報
と前記時間検知手段26が前記TOD12により検知す
る現在時間とを比較し、これが整合すると前記割込送信
手段23による割込信号の送信を一時中止させる。
【0044】なお、前記割込制御手段23は、一対の前
記電話機3による通信が終了すると、その発呼元の電話
番号とともに記録されている割込通信の一時中止の指定
情報を“許可”の状態に初期化する。より具体的には、
ここでは通信の開始時に前記CPU9は発呼元の前記電
話機3の一連の情報を前記データベースシステム6から
前記RAM11に複写し、このRAM11上の指定情報
を前記電話機3の入力に対応して“拒否”の状態に操作
するので、通信の終了時に前記RAM11の記憶情報を
廃棄することにより、前記データベースシステム6の指
定情報は“許可”の初期状態に維持される。
【0045】上述のような各種手段21〜27を実現す
るため、本実施の形態の交換機2は、前記データベース
システム6や前記情報処理ユニット8などの適性なハー
ドウェアを具備しており、この情報処理ユニット8の前
記ROM10には前記CPU9に必要な処理動作を実行
させる適性なソフトウェアが記録されている。
【0046】つまり、前記ROM9には、前記通信制御
ユニット7に前記電話機3の一つから他の前記電話機3
の電話番号が発呼されると、電話番号が整合する前記電
話機3に発呼元の電話機3を前記通信制御ユニット7に
より接続すること、一対の前記電話機3の通信中に一方
の電話番号が第三の前記電話機3により前記通信制御ユ
ニット7に発呼されると、発呼先の電話番号の割込通信
の可否情報が“許可”として登録されている場合のみ前
記通信制御ユニット7により割込信号を送信させるこ
と、通話を開始する前記電話機3から前記通信制御ユニ
ット7に入力される割込通信の一時中止の指定情報を受
け付けること、このように入力された指定情報を発呼元
の前記電話機3の電話番号とともに1ビットのフラグ等
として前記RAM11のワークエリアに格納すること、
一時的な所定条件が発生すると前記データベースシステ
ム6による割込通信の可否情報の登録は解除することな
く前記通信制御ユニット7による割込信号の送信を一時
中止すること、等を前記CPU9に実行させるためのプ
ログラムが記録されている。
【0047】特に、この割込実行の送信を一時中止させ
るプログラムは、前記RAM11に割込信号の送信先の
前記電話機3の電話番号とともに一時記憶されている指
定情報を読出すこと、これが初期設定である割込通信の
“許可”から“拒否”の状態に変更されていると割込信
号の送信を一時中止させること、前記データベースシス
テム6に割込実行の送信先の前記電話機3の電話番号と
ともに割込通信を受容する発呼元の電話番号が登録され
ている場合、電話番号と割込通信を発呼した前記電話機
3の電話番号とが整合しないと割込信号の送信を一時中
止させること、前記データベースシステム6に割込信号
の送信先の前記電話機3の電話番号とともに割込通信の
一時中止の時間情報が登録されている場合、時間情報と
前記TOD12が出力する現在時間とが整合すると割込
信号の送信を一時中止させること、等を前記CPU9に
段階的に実行させるよう記述されている。
【0048】上述のような構成において、本実施の形態
の電話システム1では、電話機3の相互の通信を交換機
2により仲介する。より詳細には、図4に示すように、
待機中の交換機2の通信制御ユニット7に電話機3の一
つから他の電話機3の電話番号が発呼されると(ステッ
プS1)、交換機2は電話番号が整合する電話機3に発
呼元の電話機3を接続するので(ステップS2〜6)、
これらの電話機3は通信を実行することができる。
【0049】このように他の電話機3を発呼して通信す
る場合、本実施の形態の電話システム1では、発呼元の
ユーザの所望により割込通信の一時中止の指定情報を電
話機3の所定操作により通信開始時に設定することがで
き(ステップS5,9,10)、このように設定された
指定情報は通信が終了すると解除される(ステップS
7,S8)。
【0050】そして、上述のように他の電話機3を発呼
しても、その発呼先の電話機3が他の電話機3と通信中
であると所定の割込通信処理が実行され(ステップS1
1)、割込信号が発呼先の通信中の電話機3に送信され
るので、電話機3のユーザは第三者による通信の要望を
認識することができる。ただし、上述のような割込通信
処理においては、図5に示すように、発呼先のユーザに
より設定された各種の条件が確認され、その条件が一つ
でも発生すると割込信号の送信は中止される。
【0051】より詳細には、発呼先の通信中の電話機3
の各種情報が読出され(ステップ1T)、その割込通信
の可否情報が“拒否”として登録されている場合には
(ステップT2)、割込信号の送信は中止される(ステ
ップT9)。割込通信の許可情報が“許可”として設定
されていた場合、次に割込通信の一時中止の指定信号が
読出され(ステップT3)、これが“拒否”として登録
されている場合にも割込信号の送信は中止される(ステ
ップT9)。この指定信号も“許可”の場合、割込通信
を受容する電話番号が読出され(ステップT4,5)、
これと発呼元の電話番号とが整合しない場合にも割込信
号の送信は中止される(ステップT9)。この電話番号
の整合も確認されると、割込通信の一時中止の時間情報
が読出され(ステップT6)、これと現在時間とが整合
する場合にも割込信号の送信は中止される(ステップT
9)。
【0052】本実施の形態の電話システム1では、上述
のようにユーザが登録した各種の条件に対応して割込信
号の送信が制限されるので、ユーザが要望しない割込通
信を排除することができる。つまり、上述のようにユー
ザが通信の開始時に所望により割込通信の一時中止の指
定情報を一時的に設定すれば、その通信中には割込通信
が実行されないので、重要な会話中に割込信号が入力さ
れるようなことを防止することができる。また、割込通
信を受容する発呼元を選択して登録しておけるので、重
要でない第三者による割込通信を排除しておくようなこ
とができる。さらに、所望により割込通信を一時中止す
る時間情報を登録しておけば、その時間には割込通信が
実行されないので、重要な通信を実行する時間帯に割込
通信されるようなことを防止することができる。
【0053】しかも、割込通信の一時中止の指定情報な
どは一時的に設定されるので、割込通信の許可登録を解
除するような必要がなく、その通信が終了すると指定情
報は自動的に解除されるので、次回の通信では指定情報
を設定しないかぎり割込通信を受容することができ、ユ
ーザが通信の終了時に指定情報の解除を入力する必要が
ない。さらに、指定情報の設定や時間情報の登録は電話
機3の操作により実行できるのでユーザの作業が簡易で
ある。
【0054】なお、本発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許
容する。例えば、本実施の形態では通信端末である電話
機3と通信制御装置である交換機2とを接続した電話シ
ステム1を通信システムとして例示したが、ホストコン
ピュータとワークションとをローカルエリアネットワー
クで接続したオンラインシステムなどに本発明を適用す
ることも可能である。
【0055】また、上記形態では割込通信を中止する各
種条件を各々単独に確認することを想定したが、これを
相互に組合せることも可能である。例えば、割込通信を
一時中止する時間情報に割込通信を受容する電話番号を
組合せ、特定の第三者に対しては所定の時間帯のみ割込
通信を拒否するようなことも可能である。
【0056】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0057】請求項1記載の発明によれば、複数の通信
端末の識別子とともに割込通信の可否情報が登録され、
前記通信端末の一つから他の前記通信端末の識別子が発
呼されると、該識別子が整合する前記通信端末に発呼元
の前記通信端末を接続し、接続された通信中の一対の前
記通信端末の一方の識別子が第三の前記通信端末により
発呼されると、該発呼された前記通信端末の識別子とと
もに割込信号の許可が登録されている場合のみ発呼先の
通信中の前記通信端末に所定の割込信号を送信する通信
制御装置において、一時的な所定条件の発生に対応して
割込通信の可否情報の登録を解除することなく割込信号
の送信を一時中止する割込制御手段を設けたことによ
り、一時的な所定条件が発生すると割込制御手段により
割込通信の可否情報の登録を解除することなく割込信号
の送信が一時中止されるので、通信端末のユーザの所望
により割込通信の実行を一時的に制限することができ、
ユーザが要望しない割込通信を排除することができる。
【0058】請求項2記載の発明の通信制御装置は、複
数の通信端末の識別子とともに割込通信の可否情報と割
込通信の一時中止の時間情報とが更新自在に登録される
情報記憶手段と、現在時間を検知する時間検知手段と、
前記通信端末の一つから他の前記通信端末の識別子が発
呼されると、該識別子が整合する前記通信端末に発呼元
の前記通信端末を接続する通信仲介手段と、接続された
通信中の一対の前記通信端末の一方の識別子が第三の前
記通信端末により発呼されると、該発呼された前記通信
端末の識別子とともに割込通信の許可が登録されている
場合のみ発呼先の通信中の前記通信端末に所定の割込信
号を送信する割込送信手段と、割込信号の送信先の前記
通信端末の識別子とともに割込通信の一時中止の時間情
報が登録されている場合、時間情報に現在時間が整合す
ると割込信号の送信を一時中止させる割込制御手段とを
有することにより、通信端末のユーザが割込通信を拒否
したい特定の時間を事前に登録しておけば、その時間に
は割込通信が実行されないので、ユーザが所望しない時
間の割込通信の発生を防止することができる。
【0059】請求項3記載の発明は、請求項2記載の通
信制御装置であって、通信端末から入力される時間情報
を受け付けて情報記憶手段に格納する情報入力手段を設
けたことにより、時間情報の登録を通信端末の操作によ
り実行することができるので、ユーザが所望により時間
情報を簡易に登録することができる。
【0060】請求項4記載の発明の通信制御装置は、複
数の通信端末の識別子とともに割込通信の可否情報が更
新自在に登録される情報記憶手段と、前記通信端末の一
つから他の前記通信端末の識別子が発呼されると、該識
別子が整合する前記通信端末に発呼元の前記通信端末を
接続する通信仲介手段と、接続された通信中の一対の前
記通信端末の一方の識別子が第三の前記通信端末により
発呼されると、該発呼された前記通信端末の識別子とと
もに割込通信の許可が登録されている場合のみ発呼先の
通信中の前記通信端末に所定の割込信号を送信する割込
送信手段と、通信の開始時に発呼元の前記通信端末から
入力される割込通信の一時中止の指定情報を受け付ける
情報入力手段と、入力された指定情報を一時記憶する情
報保持手段と、指定情報を設定した前記通信端末に対す
る割込信号の送信を一時中止させる割込制御手段とを有
することにより、通信端末のユーザが割込通信を拒否し
たい通信の開始時に指定情報を入力しておけば、その通
信中には割込通信が実行されないので、ユーザの所望に
より特定の通信中の割込通信の発生を排除することがで
きる。
【0061】請求項5記載の発明は、請求項4記載の通
信制御装置であって、割込制御手段は、一対の通信端末
による通信が終了すると情報保持手段による指定情報の
一時記憶を解除することにより、ユーザが通信の開始時
に割込通信の一時中止の指定情報を設定した場合でも、
その通信が終了すると割込制御手段により情報保持手段
による指定情報の一時記憶が自動的に解除されるので、
次回の通信では指定情報を再度設定しないかぎり割込通
信を実行させることができ、ユーザが通信の終了時に指
定情報の解除を入力する必要がない。
【0062】請求項6記載の発明は、請求項2または4
記載の通信制御装置であって、情報記憶手段は、通信端
末の識別子とともに割込通信を受容する発呼元の通信端
末の識別子も登録され、割込送信手段は、受容が登録さ
れている識別子の前記通信端末から通信中の前記通信端
末の識別子が発呼された場合のみ割込信号を送信するこ
とにより、ユーザが識別子を登録しない通信端末を発呼
元とする割込通信は実行されないので、ユーザが所望し
ない通信端末から割込信号が実行されることを排除する
ことができる。
【0063】請求項7記載の発明の通信制御方法は、複
数の通信端末の識別子とともに割込通信の可否情報と割
込通信の一時中止の時間情報とを更新自在に登録してお
き、前記通信端末の一つから他の前記通信端末の識別子
が発呼されると、該識別子が整合する前記通信端末に発
呼元の前記通信端末を接続し、接続された通信中の一対
の前記通信端末の一方の識別子が第三の前記通信端末に
より発呼されると、該発呼された前記通信端末の識別子
とともに割込通信の許可が登録されている場合のみ発呼
先の通信中の前記通信端末に所定の割込信号を送信し、
割込信号の送信先の前記通信端末の識別子とともに割込
通信の一時中止の時間情報が登録されている場合、時間
情報に現在時間が整合すると割込信号の送信を一時中止
させるようにしたことにより、通信端末のユーザが割込
通信を拒否したい特定の時間を事前に登録しておけば、
その時間には割込通信が実行されないので、ユーザが所
望しない時間の割込通信の発生を防止することができ
る。
【0064】請求項8記載の発明の通信制御方法は、複
数の通信端末の識別子とともに割込通信の可否情報を更
新自在に登録しておき、前記通信端末の一つから他の前
記通信端末の識別子が発呼されると、該識別子が整合す
る前記通信端末に発呼元の前記通信端末を接続し、接続
された通信中の一対の前記通信端末の一方の識別子が第
三の前記通信端末により発呼されると、該発呼された前
記通信端末の識別子とともに割込通信の許可が登録され
ている場合のみ発呼先の通信中の前記通信端末に所定の
割込信号を送信し、 通信の開始時に発呼元の前記通信
端末から入力される割込通信の一時中止の指定情報を受
け付け、入力された指定情報を一時記憶し、指定情報を
設定した前記通信端末に対する割込信号の送信を一時中
止させるようにしたことにより、通信端末のユーザが割
込通信を拒否したい通信の開始時に指定情報を入力して
おけば、その通信中には割込通信が実行されないので、
ユーザの所望により特定の通信中の割込通信の発生を排
除することができる。
【0065】請求項9記載の発明の通信システムは、識
別子が個々に付与された複数の通信端末と、これらの通
信端末の識別子が登録された請求項1ないし6のいずれ
か一記載の通信制御装置と、該通信制御装置と前記通信
端末とを接続した通信回線と、を有することにより、通
信端末のユーザの所望により割込通信の実行を通信制御
装置により一時的に制限することができ、ユーザが要望
しない割込通信を排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の通信システムである電
話システムを示す模式図である。
【図2】本発明の実施の一形態の通信制御装置である交
換機の論理的構造を示す模式図である。
【図3】交換機の物理的構造を示すブロック図である。
【図4】通信端末である一対の電話機の通信を交換機が
仲介する場合のメインルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図5】割込通信を実行する場合のサブルーチンを示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 通信システムである電話システム 2 通信制御装置である交換機 3 通信端末である電話機 4 通信回線である電話回線 5 データ処理装置 6 データベースシステム 7 通信制御ユニット 8 情報処理ユニット 9 CPU 10 ROM 11 RAM 12 TOD 13 IOポート 14 I/F 21 情報記憶手段 22 通信仲介手段 23 割込送信手段 24 情報入力手段 25 情報保持手段 26 時間検知手段 27 割込制御手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信端末の識別子とともに割込通
    信の可否情報が登録され、前記通信端末の一つから他の
    前記通信端末の識別子が発呼されると、該識別子が整合
    する前記通信端末に発呼元の前記通信端末を接続し、接
    続された通信中の一対の前記通信端末の一方の識別子が
    第三の前記通信端末により発呼されると、該発呼された
    前記通信端末の識別子とともに割込信号の許可が登録さ
    れている場合のみ発呼先の通信中の前記通信端末に所定
    の割込信号を送信する通信制御装置において、 一時的な所定条件の発生に対応して割込通信の可否情報
    の登録を解除することなく割込信号の送信を一時中止す
    る割込制御手段を設けたことを特徴とする通信制御装
    置。
  2. 【請求項2】 複数の通信端末の識別子とともに割込通
    信の可否情報と割込通信の一時中止の時間情報とが更新
    自在に登録される情報記憶手段と、 現在時間を検知する時間検知手段と、 前記通信端末の一つから他の前記通信端末の識別子が発
    呼されると、該識別子が整合する前記通信端末に発呼元
    の前記通信端末を接続する通信仲介手段と、 接続された通信中の一対の前記通信端末の一方の識別子
    が第三の前記通信端末により発呼されると、該発呼され
    た前記通信端末の識別子とともに割込通信の許可が登録
    されている場合のみ発呼先の通信中の前記通信端末に所
    定の割込信号を送信する割込送信手段と、 割込信号の送信先の前記通信端末の識別子とともに割込
    通信の一時中止の時間情報が登録されている場合、この
    時間情報に現在時間が整合すると割込信号の送信を一時
    中止させる割込制御手段と、 を有することを特徴とする通信制御装置。
  3. 【請求項3】 通信端末から入力される時間情報を受け
    付けて情報記憶手段に格納する情報入力手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項2記載の通信制御装置。
  4. 【請求項4】 複数の通信端末の識別子とともに割込通
    信の可否情報が更新自在に登録される情報記憶手段と、 前記通信端末の一つから他の前記通信端末の識別子が発
    呼されると、該識別子が整合する前記通信端末に発呼元
    の前記通信端末を接続する通信仲介手段と、 接続された通信中の一対の前記通信端末の一方の識別子
    が第三の前記通信端末により発呼されると、該発呼され
    た前記通信端末の識別子とともに割込通信の許可が登録
    されている場合のみ発呼先の通信中の前記通信端末に所
    定の割込信号を送信する割込送信手段と、 通信の開始時に発呼元の前記通信端末から入力される割
    込通信の一時中止の指定情報を受け付ける情報入力手段
    と、 入力された指定情報を一時記憶する情報保持手段と、 指定情報を設定した前記通信端末に対する割込信号の送
    信を一時中止させる割込制御手段と、 を有することを特徴とする通信制御装置。
  5. 【請求項5】 割込制御手段は、一対の通信端末による
    通信が終了すると情報保持手段による指定情報の一時記
    憶を解除することを特徴とする請求項4記載の通信制御
    装置。
  6. 【請求項6】 情報記憶手段は、通信端末の識別子とと
    もに割込通信を受容する発呼元の通信端末の識別子も登
    録され、 割込送信手段は、受容が登録されている識別子の前記通
    信端末から通信中の前記通信端末の識別子が発呼された
    場合のみ割込信号を送信することを特徴とする請求項2
    または4記載の通信制御装置。
  7. 【請求項7】 複数の通信端末の識別子とともに割込通
    信の可否情報と割込通信の一時中止の時間情報とを更新
    自在に登録しておき、 前記通信端末の一つから他の前記通信端末の識別子が発
    呼されると、該識別子が整合する前記通信端末に発呼元
    の前記通信端末を接続し、 接続された通信中の一対の前記通信端末の一方の識別子
    が第三の前記通信端末により発呼されると、該発呼され
    た前記通信端末の識別子とともに割込通信の許可が登録
    されている場合のみ発呼先の通信中の前記通信端末に所
    定の割込信号を送信し、 割込信号の送信先の前記通信端末の識別子とともに割込
    通信の一時中止の時間情報が登録されている場合、この
    時間情報に現在時間が整合すると割込信号の送信を一時
    中止させるようにしたことを特徴とする通信制御方法。
  8. 【請求項8】 複数の通信端末の識別子とともに割込通
    信の可否情報を更新自在に登録しておき、 前記通信端末の一つから他の前記通信端末の識別子が発
    呼されると、該識別子が整合する前記通信端末に発呼元
    の前記通信端末を接続し、 接続された通信中の一対の前記通信端末の一方の識別子
    が第三の前記通信端末により発呼されると、該発呼され
    た前記通信端末の識別子とともに割込通信の許可が登録
    されている場合のみ発呼先の通信中の前記通信端末に所
    定の割込信号を送信し、 通信の開始時に発呼元の前記通信端末から入力される割
    込通信の一時中止の指定情報を受け付け、 入力された指定情報を一時記憶し、 指定情報を設定した前記通信端末に対する割込信号の送
    信を一時中止させるようにしたことを特徴とする通信制
    御方法。
  9. 【請求項9】 識別子が個々に付与された複数の通信端
    末と、これらの通信端末の識別子が登録された請求項1
    ないし6のいずれか一記載の通信制御装置と、該通信制
    御装置と前記通信端末とを接続した通信回線と、を有す
    ることを特徴とする通信システム。
JP33373196A 1996-12-13 1996-12-13 通信制御装置および方法、通信システム Pending JPH10173782A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33373196A JPH10173782A (ja) 1996-12-13 1996-12-13 通信制御装置および方法、通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33373196A JPH10173782A (ja) 1996-12-13 1996-12-13 通信制御装置および方法、通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10173782A true JPH10173782A (ja) 1998-06-26

Family

ID=18269333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33373196A Pending JPH10173782A (ja) 1996-12-13 1996-12-13 通信制御装置および方法、通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10173782A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010062893A (ja) * 2008-09-04 2010-03-18 Brother Ind Ltd 割り込み通話要求通知を実行する電話装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6481449A (en) * 1987-09-22 1989-03-27 Nec Corp Busystate interruption incoming control system in telephone exchange
JPH02179060A (ja) * 1988-12-28 1990-07-12 Nec Corp 自動交換機の内線相互割込方式
JPH04108248A (ja) * 1990-08-29 1992-04-09 Fujitsu Ltd コールウェイティング制御方式
JPH07131538A (ja) * 1993-11-04 1995-05-19 Hitachi Ltd 会議電話方式
JPH07297920A (ja) * 1994-04-25 1995-11-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 端末指示による割り込み呼接続方法および装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6481449A (en) * 1987-09-22 1989-03-27 Nec Corp Busystate interruption incoming control system in telephone exchange
JPH02179060A (ja) * 1988-12-28 1990-07-12 Nec Corp 自動交換機の内線相互割込方式
JPH04108248A (ja) * 1990-08-29 1992-04-09 Fujitsu Ltd コールウェイティング制御方式
JPH07131538A (ja) * 1993-11-04 1995-05-19 Hitachi Ltd 会議電話方式
JPH07297920A (ja) * 1994-04-25 1995-11-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 端末指示による割り込み呼接続方法および装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010062893A (ja) * 2008-09-04 2010-03-18 Brother Ind Ltd 割り込み通話要求通知を実行する電話装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0775371B2 (ja) 電子交換システムにおける呼転送登録方式
JPH0654059A (ja) ネットワーク内のdtmf信号伝播の選択的制御方法
JPH10173782A (ja) 通信制御装置および方法、通信システム
JP3711862B2 (ja) 通信システムとそのコールバックの制御方法、及びコールバックの制御プログラムを記録した記録媒体
JPH0670016A (ja) コールウェイティング方式
JPH05103095A (ja) カスタムサービス制御方式
JP3320188B2 (ja) 内線電話制御方式
JP3957608B2 (ja) 着信選択方式搭載リモートアクセスサーバ
JP2754490B2 (ja) 遠隔保守における機密保護方法
JPS62160855A (ja) 発呼者識別・着信拒否方式
JPH04332245A (ja) 転送制御方式
JP3294657B2 (ja) 接続規制方式
JPH03238960A (ja) コールウェイティング方式
JP2005020616A (ja) 通信システムおよび通信方法
JP2000299734A (ja) 着信接続制御装置および着信接続制御方法
JPH0334644A (ja) 通信制御方式
JPH0196748A (ja) 情報処理装置
JPH0370346A (ja) データ入力システム
JPH0265554A (ja) 着信転送先の登録/変更方式
JPH01158895A (ja) ボタン電話装置のロックアウト方式
JPS60182293A (ja) 呼処理タスク制御方式
JP2002252697A (ja) サービス制御システムおよびサービス制御システムの顧客データ収容替え方法
JPS6236953A (ja) コ−ルバツク方式
JPH08279851A (ja) 代理応答端末条件切替装置
JPH06121071A (ja) Isdn通信端末装置