JPH10173450A - 信号処理回路 - Google Patents
信号処理回路Info
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- JPH10173450A JPH10173450A JP32637596A JP32637596A JPH10173450A JP H10173450 A JPH10173450 A JP H10173450A JP 32637596 A JP32637596 A JP 32637596A JP 32637596 A JP32637596 A JP 32637596A JP H10173450 A JPH10173450 A JP H10173450A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 同相フィードバック回路を簡単化し、回路規
模と消費電力を削減した共振回路を提供する。 【解決手段】 共振回路を構成する2つの差動積分器
1,2において、その入力段のレベルシフト回路L1,
L2の出力端子間に挿入された素子R1に、素子R1の
両端電圧の中心電圧を検出する端子T6を設け、差動積
分器の差動入力信号の同相成分を検出する。これによ
り、同相電圧検出手段を新たに設けること無く、互いの
差動積分器1,2が互いの出力の同相電圧を検出する事
ができ、同相フィードバック回路を小規模化し、消費電
力を削減することができる。
模と消費電力を削減した共振回路を提供する。 【解決手段】 共振回路を構成する2つの差動積分器
1,2において、その入力段のレベルシフト回路L1,
L2の出力端子間に挿入された素子R1に、素子R1の
両端電圧の中心電圧を検出する端子T6を設け、差動積
分器の差動入力信号の同相成分を検出する。これによ
り、同相電圧検出手段を新たに設けること無く、互いの
差動積分器1,2が互いの出力の同相電圧を検出する事
ができ、同相フィードバック回路を小規模化し、消費電
力を削減することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ信号の共
振回路に関するものである。
振回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の共振回路の構成例を図8に示す。
本回路は、差動積分器91,92、同相電圧検出手段93,94、
差動増幅器95,96により構成される。
本回路は、差動積分器91,92、同相電圧検出手段93,94、
差動増幅器95,96により構成される。
【0003】まず、差動積分器91について説明する。本
回路は、入力段にレベルシフト回路を持つ差動電圧入
力、差動電流出力の典型的な積分器であり、電流制御端
子を持った定電流源I1,I2,I3,I4、P型トランジスタ(以
下Trと略す)Q1からなるレベルシフト回路L1、P型Tr Q2
からなるレベルシフト回路L2、P型TrQ90、容量C1,C2、
電圧源V1,V2、差動入力端子T1,T2、差動出力端子T4,T3
から構成される。
回路は、入力段にレベルシフト回路を持つ差動電圧入
力、差動電流出力の典型的な積分器であり、電流制御端
子を持った定電流源I1,I2,I3,I4、P型トランジスタ(以
下Trと略す)Q1からなるレベルシフト回路L1、P型Tr Q2
からなるレベルシフト回路L2、P型TrQ90、容量C1,C2、
電圧源V1,V2、差動入力端子T1,T2、差動出力端子T4,T3
から構成される。
【0004】次に、本回路の動作を説明する。定電流源
I1,I2,I3,I4には、常に定電流i1が流れている。今、正
相入力端子T1に電圧Vpが印加され、逆相入力端子T2に電
圧Vnが印加されているものとする。TrQ1及びQ2は、浅い
飽和領域、あるいは、弱反転領域で動作するため、ドレ
インゲート間の電圧はほぼ一定であり、レベルシフト回
路として動作する。従って、TrQ90のドレインソース間
には、Vp-Vnだけの電圧が印加される。ここで、TrQ90は
非飽和領域で動作するようにゲート電圧Vgが印加されて
いるとする。この時、TrQ90には(数1)の非飽和領域
のドレイン電流i2が流れる。
I1,I2,I3,I4には、常に定電流i1が流れている。今、正
相入力端子T1に電圧Vpが印加され、逆相入力端子T2に電
圧Vnが印加されているものとする。TrQ1及びQ2は、浅い
飽和領域、あるいは、弱反転領域で動作するため、ドレ
インゲート間の電圧はほぼ一定であり、レベルシフト回
路として動作する。従って、TrQ90のドレインソース間
には、Vp-Vnだけの電圧が印加される。ここで、TrQ90は
非飽和領域で動作するようにゲート電圧Vgが印加されて
いるとする。この時、TrQ90には(数1)の非飽和領域
のドレイン電流i2が流れる。
【0005】
【数1】
【0006】(数1)から分かるように、電流i2は、Tr
Q90のソースドレイン間電圧に比例するため、TrQ90は、
線形抵抗素子と等価である。ここで、電流源I1、I2、I
3、I4には、定電流i1が流れているため、TrQ90に流れる
電流は、そのまま容量C1,C2へ流れ込む。すなわち、容
量C1,C2へは、入力の差動電圧(Vp-Vn)に比例する電流i2
が流入する。従って、出力端子T3,T4間の電圧、すなわ
ち、容量C1,C2の両端電圧の和は入力電圧の積分値に等
しくなる。このように、本回路は入力差動電圧の積分値
を端子T3,T4間に出力する。
Q90のソースドレイン間電圧に比例するため、TrQ90は、
線形抵抗素子と等価である。ここで、電流源I1、I2、I
3、I4には、定電流i1が流れているため、TrQ90に流れる
電流は、そのまま容量C1,C2へ流れ込む。すなわち、容
量C1,C2へは、入力の差動電圧(Vp-Vn)に比例する電流i2
が流入する。従って、出力端子T3,T4間の電圧、すなわ
ち、容量C1,C2の両端電圧の和は入力電圧の積分値に等
しくなる。このように、本回路は入力差動電圧の積分値
を端子T3,T4間に出力する。
【0007】差動積分器92についても動作は同じであ
る。なお、差動積分器91と同じ機能を持つ素子には同じ
符号を付す。
る。なお、差動積分器91と同じ機能を持つ素子には同じ
符号を付す。
【0008】次に、共振回路の動作を説明する。差動積
分器91及び92を、図8にしたがって、互いの出力を互い
の入力に接続する事により共振回路が構成できる。
分器91及び92を、図8にしたがって、互いの出力を互い
の入力に接続する事により共振回路が構成できる。
【0009】差動積分器91及び92は、差動入力差動出力
の回路であるので、そのままでは出力の同相電圧が決ま
らず、正常には動作しない。そこで、同相フィードバッ
ク回路を付加し、同相電圧を安定させる必要がある。同
相電圧検出手段93,94及び差動増幅器95,96は、差動積分
器91,92の出力の同相電圧を適切に制御するバイアス電
圧を発生し、これを差動積分器91,92の同相電圧制御端
子T5に返すことにより同相フィードバック回路を構成す
る。同相電圧検出手段93は、差動積分器91の正相出力端
子T4及び逆相出力端子T3に接続し、両者の電圧の中心値
をとることにより、その同相電圧を求める。差動増幅器
95は、この同相電圧と外部から与えられる参照電圧Vref
との差を増幅して差動積分器91の電圧源I1,I2の電流制
御端子に返す。これにより、差動積分器91の出力の同相
電圧は、前記参照電圧Vrefに一致し安定化する。同様に
差動積分器92の出力の同相電圧も、同相電圧検出手段94
及び差動増幅器96により安定化される。
の回路であるので、そのままでは出力の同相電圧が決ま
らず、正常には動作しない。そこで、同相フィードバッ
ク回路を付加し、同相電圧を安定させる必要がある。同
相電圧検出手段93,94及び差動増幅器95,96は、差動積分
器91,92の出力の同相電圧を適切に制御するバイアス電
圧を発生し、これを差動積分器91,92の同相電圧制御端
子T5に返すことにより同相フィードバック回路を構成す
る。同相電圧検出手段93は、差動積分器91の正相出力端
子T4及び逆相出力端子T3に接続し、両者の電圧の中心値
をとることにより、その同相電圧を求める。差動増幅器
95は、この同相電圧と外部から与えられる参照電圧Vref
との差を増幅して差動積分器91の電圧源I1,I2の電流制
御端子に返す。これにより、差動積分器91の出力の同相
電圧は、前記参照電圧Vrefに一致し安定化する。同様に
差動積分器92の出力の同相電圧も、同相電圧検出手段94
及び差動増幅器96により安定化される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、差動積分器の同相フィードバック回路
として、同相電圧検出手段が必要であり、回路規模の増
大を招く上、余分な消費電力が必要であるという問題点
が存在していた。
従来の構成では、差動積分器の同相フィードバック回路
として、同相電圧検出手段が必要であり、回路規模の増
大を招く上、余分な消費電力が必要であるという問題点
が存在していた。
【0011】従って、本発明は、同相フィードバック回
路を簡単化し、回路規模と消費電力を削減した信号処理
回路を提供することを目的とする。
路を簡単化し、回路規模と消費電力を削減した信号処理
回路を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明が講じた手段は、共振回路を構成す
る2つの差動積分器において、その入力段のレベルシフ
ト回路の間に挿入された素子に、素子の両端電圧の中心
電圧を検出する端子を設け、差動入力信号の同相成分を
検出することである。
め、請求項1の発明が講じた手段は、共振回路を構成す
る2つの差動積分器において、その入力段のレベルシフ
ト回路の間に挿入された素子に、素子の両端電圧の中心
電圧を検出する端子を設け、差動入力信号の同相成分を
検出することである。
【0013】これにより、同相電圧検出手段を新たに設
ける事無く、互いの差動積分器が互いの出力の同相電圧
を検出する事ができ、同相フィードバック回路を小規模
化し、消費電力を削減することができる。
ける事無く、互いの差動積分器が互いの出力の同相電圧
を検出する事ができ、同相フィードバック回路を小規模
化し、消費電力を削減することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図7を用いて説明する。ただし、同一の機能
の素子には、同一名を付す。
て、図1から図7を用いて説明する。ただし、同一の機能
の素子には、同一名を付す。
【0015】図1に本発明の一本実施の形態に係る共振
回路を示す。図1において、第1及び第2の差動積分器1及
び2は、差動入力端子(T1,T2)、差動出力端子(T3,T4)を
もつ完全差動型回路であり、出力の同相電圧を制御する
同相電圧制御端子T5と、入力の同相電圧を検出する同相
電圧出力端子T6を備えている。
回路を示す。図1において、第1及び第2の差動積分器1及
び2は、差動入力端子(T1,T2)、差動出力端子(T3,T4)を
もつ完全差動型回路であり、出力の同相電圧を制御する
同相電圧制御端子T5と、入力の同相電圧を検出する同相
電圧出力端子T6を備えている。
【0016】差動積分器1,2は、図1の構成にしたがって
互いの出力端子を互いの入力端子へと接続しており、こ
れで共振回路が構成されている。さて、図8の従来例と
同様に、本回路も出力の同相電圧を安定化する回路を付
加する必要があり、そのためには、差動積分器の出力の
同相電圧を検出する必要がある。ここで、差動積分器
は、互いの出力電圧が互いの入力電圧となるように接続
されていることから、一方の差動積分器の出力の同相電
圧は、もう一方の差動積分器の入力の同相電圧によって
も検出できる。
互いの出力端子を互いの入力端子へと接続しており、こ
れで共振回路が構成されている。さて、図8の従来例と
同様に、本回路も出力の同相電圧を安定化する回路を付
加する必要があり、そのためには、差動積分器の出力の
同相電圧を検出する必要がある。ここで、差動積分器
は、互いの出力電圧が互いの入力電圧となるように接続
されていることから、一方の差動積分器の出力の同相電
圧は、もう一方の差動積分器の入力の同相電圧によって
も検出できる。
【0017】差動積分器1,2は、入力段にレベルシフト
回路(L1,L2)を具備している。レベルシフト回路は、入
力電圧を一定電圧だけシフトした電圧を出力する回路で
ある。レベルシフト回路L1とL2の出力端子間には、第1
の可変抵抗R1が接続されている。可変抵抗R1は、第1の
端子T21と第2の端子T22の間が可変な抵抗となってお
り、両端子間の中心電圧が中心電圧出力端子T23より出
力される。したがって、可変抵抗R1の中心電圧出力端子
T23からは、差動積分器の入力の同相電圧を一定電圧だ
けシフトさせた電圧が出力される。このようにして検出
された同相電圧が、差動積分器の同相電圧検出端子T6よ
り出力され、これが他方の差動積分器の同相電圧制御端
子T5に接続されることで、同相電圧の安定化を図ること
ができる。
回路(L1,L2)を具備している。レベルシフト回路は、入
力電圧を一定電圧だけシフトした電圧を出力する回路で
ある。レベルシフト回路L1とL2の出力端子間には、第1
の可変抵抗R1が接続されている。可変抵抗R1は、第1の
端子T21と第2の端子T22の間が可変な抵抗となってお
り、両端子間の中心電圧が中心電圧出力端子T23より出
力される。したがって、可変抵抗R1の中心電圧出力端子
T23からは、差動積分器の入力の同相電圧を一定電圧だ
けシフトさせた電圧が出力される。このようにして検出
された同相電圧が、差動積分器の同相電圧検出端子T6よ
り出力され、これが他方の差動積分器の同相電圧制御端
子T5に接続されることで、同相電圧の安定化を図ること
ができる。
【0018】本発明の構成(図1)は、従来例で必要で
あった同相電圧検出手段を不要としている。なお、図8
の従来例における差動増幅器も不要になっているが、本
発明においても後の図2に示すように差動増幅器を持つ
構成も考えうる。よって、ここでは同相電圧検出手段に
のみ注目する。しかも、図1の差動積分器において同相
電圧を検出するために設けた手段は、可変抵抗R1に中心
電圧出力端子を設けたことだけである。図1の可変抵抗R
1は、従来例のTrQ90に相当するものである(ちなみに、T
rQ90が線形抵抗と等価であることは従来例の説明で示し
た)。図1の可変抵抗R1は、同相電圧を検出するために新
たに設置したのではなく、積分器の構成要素として従来
回路においても重要な役割を果たしている素子である。
本発明の特徴の一つは、この素子に中心電圧出力端子を
設けることによって同相電圧を検出する手段としても利
用している点にある。
あった同相電圧検出手段を不要としている。なお、図8
の従来例における差動増幅器も不要になっているが、本
発明においても後の図2に示すように差動増幅器を持つ
構成も考えうる。よって、ここでは同相電圧検出手段に
のみ注目する。しかも、図1の差動積分器において同相
電圧を検出するために設けた手段は、可変抵抗R1に中心
電圧出力端子を設けたことだけである。図1の可変抵抗R
1は、従来例のTrQ90に相当するものである(ちなみに、T
rQ90が線形抵抗と等価であることは従来例の説明で示し
た)。図1の可変抵抗R1は、同相電圧を検出するために新
たに設置したのではなく、積分器の構成要素として従来
回路においても重要な役割を果たしている素子である。
本発明の特徴の一つは、この素子に中心電圧出力端子を
設けることによって同相電圧を検出する手段としても利
用している点にある。
【0019】このように、図1の構成をとることによ
り、従来例で必要となっていた同相電圧検出手段を用い
ることなく、同相電圧を安定化することが可能であり、
これにより回路規模の削減と消費電力の削減を図ること
が可能となる。
り、従来例で必要となっていた同相電圧検出手段を用い
ることなく、同相電圧を安定化することが可能であり、
これにより回路規模の削減と消費電力の削減を図ること
が可能となる。
【0020】なお、従来例では、同相電圧検出手段の後
ろに差動アンプ3,4を用いて信号を増幅する構成をとる
ことにより、同相フィードバックループのゲインを増加
させて同相電圧のオフセットの低減を図っているが、本
発明においても図2のように差動アンプを用いることに
よって同様の効果を得ることができる。図2の回路を従
来例を比較すると、やはり同相電圧検出手段は不要であ
り、図2の回路も図1の回路が持つ効果を有する。
ろに差動アンプ3,4を用いて信号を増幅する構成をとる
ことにより、同相フィードバックループのゲインを増加
させて同相電圧のオフセットの低減を図っているが、本
発明においても図2のように差動アンプを用いることに
よって同様の効果を得ることができる。図2の回路を従
来例を比較すると、やはり同相電圧検出手段は不要であ
り、図2の回路も図1の回路が持つ効果を有する。
【0021】なお、図3に示すように、図2の回路の差
動増幅器をレベルシフト回路5,6に置き換える構成を採
った場合でも、図1の持つ効果を有する。図3のように
レベルシフト回路5,6でを設けると、差動積分器の同相
電圧検出端子の電圧と同相電圧制御端子の電圧のDCレベ
ルが大きく異なる場合にその電位差を吸収できる。
動増幅器をレベルシフト回路5,6に置き換える構成を採
った場合でも、図1の持つ効果を有する。図3のように
レベルシフト回路5,6でを設けると、差動積分器の同相
電圧検出端子の電圧と同相電圧制御端子の電圧のDCレベ
ルが大きく異なる場合にその電位差を吸収できる。
【0022】次に、図4に図1,2,3で用いられている差
動積分器の詳細構成を示す。図4の差動積分器は、従来
例で用いられている積分器とほぼ同じであり、違いは従
来例のTrQ90が図4の可変抵抗R1に置き換わり、図4に同
相電圧検出端子が設けられたことである。図4と図8の
回路の動作原理は同じであるので、説明は省略する。
動積分器の詳細構成を示す。図4の差動積分器は、従来
例で用いられている積分器とほぼ同じであり、違いは従
来例のTrQ90が図4の可変抵抗R1に置き換わり、図4に同
相電圧検出端子が設けられたことである。図4と図8の
回路の動作原理は同じであるので、説明は省略する。
【0023】なお、図4の差動積分器の変形例として図
5の差動積分器を用いてもよい。図5の回路は図4の回
路の入力段を複数化し、それぞれの入力段で生成される
信号の差をとることで、その非線形成分を相殺し、非常
に高い線形性をもつ積分器であるという特徴を持つ。
5の差動積分器を用いてもよい。図5の回路は図4の回
路の入力段を複数化し、それぞれの入力段で生成される
信号の差をとることで、その非線形成分を相殺し、非常
に高い線形性をもつ積分器であるという特徴を持つ。
【0024】なお、図4の差動積分器の変形例として図
6の差動積分器を用いてもよい。図6の回路は図4の回
路にカレントミラーを介して出力段を設けた回路であ
る。図6の回路は、カレントミラーのミラー比の選び方
により、図4の回路よりもノイズを低減させることがで
きるという特徴を持つ。
6の差動積分器を用いてもよい。図6の回路は図4の回
路にカレントミラーを介して出力段を設けた回路であ
る。図6の回路は、カレントミラーのミラー比の選び方
により、図4の回路よりもノイズを低減させることがで
きるという特徴を持つ。
【0025】なお、図4,5,6で示した差動積分器は、NMO
Sトランジスタを、NPNトランジスタに置換しても何らそ
の効果を失うものではない。この場合、NMOSトランジス
タのゲート、ソース、ドレインをそれぞれNPNトランジ
スタのベース、エミッタ、コレクタに相当するように置
換すれば良い。また、PMOSトランジスタの代わりに、PN
Pトランジスタを用いても本回路は、何らその効果を失
うものではない。この場合は、PMOSトランジスタのゲー
ト、ソース、ドレインをそれぞれPNPトランジスタのベ
ース、エミッタ、コレクタに相当するように置換すれば
良い。
Sトランジスタを、NPNトランジスタに置換しても何らそ
の効果を失うものではない。この場合、NMOSトランジス
タのゲート、ソース、ドレインをそれぞれNPNトランジ
スタのベース、エミッタ、コレクタに相当するように置
換すれば良い。また、PMOSトランジスタの代わりに、PN
Pトランジスタを用いても本回路は、何らその効果を失
うものではない。この場合は、PMOSトランジスタのゲー
ト、ソース、ドレインをそれぞれPNPトランジスタのベ
ース、エミッタ、コレクタに相当するように置換すれば
良い。
【0026】次に、図1〜図6で用いている可変抵抗R1
の詳細構成を図7(a),(b)に示す。図7(a)では、同じ抵抗
値をもつ抵抗R11,R12を直列接続した構造をもつ。この
場合、抵抗値は可変とならないが、これによって図1〜
図6の効果が失われるものではない。図7(b)では、TrQ9
1を図7(a)の回路と並列に接続する構造をとっている。
本回路では、TrQ91のゲート電圧を変更することによ
り、抵抗値を可変にできる。
の詳細構成を図7(a),(b)に示す。図7(a)では、同じ抵抗
値をもつ抵抗R11,R12を直列接続した構造をもつ。この
場合、抵抗値は可変とならないが、これによって図1〜
図6の効果が失われるものではない。図7(b)では、TrQ9
1を図7(a)の回路と並列に接続する構造をとっている。
本回路では、TrQ91のゲート電圧を変更することによ
り、抵抗値を可変にできる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係わる共
振回路によると、同相フィードバック回路の回路規模を
縮小し、消費電力の削減を図る事ができる。
振回路によると、同相フィードバック回路の回路規模を
縮小し、消費電力の削減を図る事ができる。
【図1】本発明の一実施の形態に係わる共振回路の電気
配線図
配線図
【図2】同実施の形態に係わる他の共振回路の電気配線
図
図
【図3】同実施の形態に係わる他の共振回路の電気配線
図
図
【図4】同実施の形態に係わる差動積分器の電気配線図
【図5】同実施の形態に係わる他の差動積分器の電気配
線図
線図
【図6】同実施の形態に係わる他の差動積分器の電気配
線図
線図
【図7】同実施の形態に係わる可変抵抗の電気配線図
【図8】従来例の共振回路の電気配線図
T1 差動積分器の差動入力端子(正相) T2 差動積分器の差動入力端子(逆相) T3 差動積分器の差動出力端子(逆相) T4 差動積分器の逆相出力端子(正相) T5 差動積分器の同相電圧制御端子 T6 差動積分器の同相電圧検出端子 R1,R2 可変抵抗 T21 可変抵抗の第1の端子 T22 可変抵抗の第2の端子 T23 可変抵抗の中心電圧出力端子 L1,L2,L3,L4 レベルシフト回路 I1,I2,I3,I4,I5,I6 電流源 Q1,Q2,Q3,Q4,Q90 トランジスタ C1,C2 容量
Claims (1)
- 【請求項1】 差動入力端子に接続する第1及び第2の
レベルシフト回路と、 前記第1及び第2のレベルシフト回路の間に接続され、
前記第1及び第2のレベルシフト回路の出力の中心電圧
を同相電圧検出端子から出力する可変抵抗と、 差動出力の同相電圧を制御する同相電圧制御端子を有し
た第1及び第2の差動積分器を具備し、 前記第1及び第2の差動積分器の互いの入力が互いの出
力に接続され、前記第1及び第2の差動積分器の互いの
前記同相電圧検出端子が互いの前記同相電圧制御端子に
接続されることを特徴とする信号処理回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32637596A JPH10173450A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 信号処理回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32637596A JPH10173450A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 信号処理回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10173450A true JPH10173450A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18187108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32637596A Pending JPH10173450A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 信号処理回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10173450A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011120223A (ja) * | 2009-10-27 | 2011-06-16 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 誤差増幅器 |
-
1996
- 1996-12-06 JP JP32637596A patent/JPH10173450A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011120223A (ja) * | 2009-10-27 | 2011-06-16 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 誤差増幅器 |
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