JPH1017318A - 純粋な合成カルシウムほう酸塩の製造方法 - Google Patents

純粋な合成カルシウムほう酸塩の製造方法

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JPH1017318A
JPH1017318A JP8205150A JP20515096A JPH1017318A JP H1017318 A JPH1017318 A JP H1017318A JP 8205150 A JP8205150 A JP 8205150A JP 20515096 A JP20515096 A JP 20515096A JP H1017318 A JPH1017318 A JP H1017318A
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borate
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boric acid
compound
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Manuel Cuevas Martinez Juan
ジュアン・マヌエル・クエヴァス−マルティネス
Camarena Caranza Manuel
マヌエル・カマレナ−カランザ
Amando Blanco-Uerta Luis
ルイス・アマンド・ブランコ−ウエルタ
Enrice Wong Gaidan Jurio
ジュリオ・エンリケ・ウォン−ガイタン
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Materials Primas Magdalena SA De Cv
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MATERIALS PRIMAS MAGDALENA SA
Materials Primas Magdalena SA De Cv
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ほう酸から純粋な合成カルシウムほう酸塩を
製造する方法。 【解決手段】 いずれかの原料から得られるほう酸をカ
ルシウム化合物、好適には水酸化カルシウム、と水性媒
体中で反応させて固体のカルシウムほう酸塩の懸濁液を
得て、それを次に残存する液から分離する。好適にはほ
う酸はほう酸塩を含有する鉱物、特にコールマン石及び
ハウライト、から製造され、ここでは該鉱物を粉砕し、
水性媒体中で高温において硫酸と反応させて、主として
石膏及び粘土を含む固体のパルプを液中で得て、該固体
を液から除去しそしてほう酸を結晶化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はほう酸塩を含有する
鉱物又はほう酸から純粋な合成カルシウムほう酸塩 (ca
lcium borate; ほう酸カルシウム) を製造する方法に関
する。カルシウムほう酸塩は主としてガラス繊維(glass
fiber) の製造において使用され、ガラス繊維(glass f
iber) は主として材料の強化及び絶縁用に使用される。
【0002】
【従来の技術】ほう酸及び例えばウレキサイトの如きほ
う酸塩を含有する鉱物からカルシウムほう酸塩を製造す
るための数種の先行技術による方法がある。
【0003】特定の処理方法は、使用する鉱物のタイ
プ、その純度(不純物含有量)、及び「等級」(鉱物中
に含有されるほう酸塩の百分率)、並びに製造しようと
するカルシウムほう酸塩の所望する性質に依存する。
【0004】ほう酸の基本的な製造方法は、Kirk Othme
r encyclopedia of Chemical Technology, 2nd. editio
n, 1964., vol.3, page 615 に記載されているように、
コールマン石と硫酸との反応から出発する。
【0005】Kirk Othmer encyclopedia of Chemical T
echnology, 2nd. edition, 1964.,vol.3, page 649 に
引用されているほう酸からほう素及びカルシウム化合物
を製造するための古典的な例は、ほう酸及び酢酸カルシ
ウムを反応させることによるカルシウム−ほう素化合物
(CaO/B2O3、モル比 1:3)の生成に言及している。
【0006】カルシウムほう酸塩の製造方法の最も一般
的な例はウレキサイト(Na2O.2CaO.5B2O3.15H2O) を用い
て出発するものである。
【0007】そのような方法の一つは Owens Corning F
iberglass に譲渡された米国特許第4,270,944号明細書
に Eastes により開示されたものであり、そこでは高品
質のウレキサイト(Borate's of Peru 製、 6.9%のNa
2O、 9.9%の CaO及び41.8%のB2O3の酸化物組成を有す
る)を最初に熱い塩酸の中に溶解させて未溶解固体を含
有する混合物を生成する。この混合物を濾過する。塩化
カルシウムをこの溶液に加えてウレキサイト中の全ての
ナトリウムを置換する。水酸化ナトリウムを用いて該溶
液を7−9のpHに中和して白色のカルシウムほう酸塩
沈澱を生成し、それを濾過し、水で洗浄しそして110
℃において2又は3時間にわたり乾燥する。この方法は
46.7%−49%のB2O3を含有するカルシウムほう酸塩を
生成する。
【0008】他の最近の例は Bitossi Dianella S.P.A.
に譲渡された米国特許第 5,268,154号明細書に Pepi に
より開示されたようなカルシウムほう酸塩及びほう酸ナ
トリウムを得るための循環方法である。この方法は懸濁
液を生成するための H2BO3及びNa2Oを含有する液体中で
の120℃−200℃の温度におけるウレキサイトの脱
偏析を含む。式4CaO.5B2O3.7H2O を有するカルシウムほ
う酸塩が懸濁液から熱濾過により回収される。ほう酸ナ
トリウム脱水物を残存する液体から30℃の温度におい
て結晶化させ、そして母液から分離する。水酸化ナトリ
ウムを母液に加えて 1.8 - 2.7の間のH3BO3/Na2Oの重量
比を保つ。NaOHを含む母液を脱偏析液の一部として使用
するために再循環させる。
【0009】米国海軍省に譲渡された Wieder 他の米国
特許第 3,332,738号明細書、1967には、ほう酸ナト
リウム又はほう酸を例えばCa(IO3)2、CaCl2 、Ca(C2H3O
2)2の如き化合物と1−8日間にわたり反応させる合成
コールマン石の製造方法が開示されている。
【0010】ほう酸の製造方法に関する他の特許には下
記のものが包含される: 1. 水中に懸濁されたか焼コールマン石を反応器中で高
圧において CO2と反応させる、Solvay Et Cie に対して
発行された米国特許第 2,020,570号明細書、 2. アルカリ性ほう酸塩をメタノールの存在下でアンモ
ニア及び亜硫酸アンモニウムと反応させる、米国特許第
4,196,177号明細書。
【0011】他の最近の例は Bitossi Dianella S.P.A.
に譲渡された米国特許第 5,268,154号明細書中に Pepi
により開示されたようなカルシウムほう酸塩及びほう酸
ナトリウムを得るための循環方法である。この方法は懸
濁液を生成するための H3BO3及びNa2Oを含有する液体中
での120℃−200℃の温度におけるウレキサイトの
脱偏析を含む。式4CaO.5B2O3.7H2O を有するカルシウム
ほう酸塩が懸濁液から熱濾過により回収される。ほう酸
ナトリウム脱水物を残存する液体から30℃の温度にお
いて結晶化させ、そして母液から分離する。水酸化ナト
リウムを母液に加えて 1.8 - 2.7の間のH3BO3/Na2Oの重
量比を保つ。NaOHを含む母液を脱偏析液の一部として使
用するために再循環させる。
【0012】米国海軍省に譲渡された Wieder 他の米国
特許第 3,332,738号明細書、1967には、ほう酸ナト
リウム又はほう酸を例えばCa(IO3)2、CaCl2 、Ca(C2H3O
2)2の如き化合物と1−8日間にわたり反応させる合成
コールマン石の製造方法が開示されている。
【0013】ほう酸の製造方法に関する他の特許には下
記のものが包含される: 1. 水中に懸濁されたか焼コールマン石を反応器中で高
圧において CO2と反応させる、Solvay Et Cie に対して
発行された米国特許第 2,020,570号明細書、 2. アルカリ性ほう酸塩をメタノールの存在下でアンモ
ニア及び亜硫酸アンモニウムと反応させる、米国特許第
4,196,177号明細書、 3. アルカリ性ほう酸塩を硫酸と反応させ、そして引き
続き過熱された蒸気を用いてほう酸を蒸発させそして回
収する、Stauffer Chemical に対して発行された米国特
許第 3,650,690号明細書、 4. 他の特許は下記の試薬を用いるほう素及びカルシウ
ム又はほう素及びナトリウム鉱物の反応を開示してい
る:塩酸(米国特許第 2,855,276号明細書)、燐酸(英
国特許第 423,293号明細書)、炭酸アンモニウム(スイ
ス特許第 354,760号明細書)、 5. Pacific Coast Borax Co. に譲渡された特許第 2,0
89,406号明細書はラソライト(Na2O.2B2O3.4H2O) と硫酸
からのほう酸の製造を示しており、そして 6. コールマン石及び/又はハウライト鉱物を硫酸アン
モニウムと反応させる、Tholand, Inc. に譲渡された特
許第 3,103,412号明細書。
【0014】更に、論文 Bulltech University Istanbu
l, vol.38, pages 207-231, 1985;Journal of Colloid
Science, vol.13, pages 386-396, Journal of Crystal
Growth, vol.20, pages 125-134, 1973, Can. J. Che
m. vol.36, pages 1057-1063, 1958に示されているよう
に、ほう酸の製造においてはカルシウムほう酸塩の製造
前にコールマン石と硫酸との反応生成物の1種である石
膏の適切な生成が非常に重要である。
【0015】考えられるように、ほう酸の製造は、種々
の試薬及び反応条件を使用して、種々のほう素及びカル
シウム並びに/又はほう素及びナトリウム鉱物及び/も
しくは化合物から出発することができる。
【0016】文献目録の調査で、例えば粉砕、摩耗及び
分離の如き機械的方法、並びに例えば化学反応、溶媒抽
出又はか焼の如き化学的方法の両者を使用するコールマ
ン石及び/又はハウライトの選鉱方法を見いだした。し
かしながら、得られるカルシウム−ほう素の化合物が装
置及び/又は測定システムを損傷させずに工業的使用に
好ましい条件下のままであるという選鉱にとっては、他
の不純物の中でもとりわけ砒素、鉄、マグネシウム、ス
トロンチウム、シリカ、硫酸塩で汚染されたコールマン
石及び/又はハウライト鉱物は不適切である。
【0017】コールマン石及び/又はハウライトを選鉱
する方法の例は Polendoに対して発行されそして Mater
ias Primas Magdalenaに譲渡された米国特許第 4,756,7
45号明細書、米国特許第 4,756,894号明細書及び米国特
許第 4,804,524号明細書により代表される。最初の2つ
では、コールマン石及び/又はハウライト鉱物を最初に
硫酸と反応させて溶液を生成し、そこから固体を石膏ケ
ーキ状で除去しそして残存する溶液を硫化水素(H2S) と
反応させて、砒素及び鉄不純物を沈澱させ、比較的低い
量の不純物を有する選鉱されたコールマン石又はほう酸
を製造する。これらの特許は選鉱されたコールマン石を
Ca(OH)2と反応させることによるカルシウムほう酸塩の
製造の可能性も開示している。第二に挙げられた特許で
は、砒素及び鉄不純物を H2Sを用いて沈澱させた後に、
残存する溶液を NH3と反応させてアルミニウム不純物で
ある Al(OH)3を沈澱させそして再び硫酸と反応させて
(NH4)2SO4を沈澱させて、ほう酸を得る。
【0018】これらの方法は低い純度(高い不純物含有
量)及び低い「等級」(該物質中での低いほう酸塩含有
量)のコールマン石及び/又はハウライト鉱物から出発
するため、工業的に許容できる選鉱されたコールマン石
又はほう酸を得るためには砒素、鉄、及び硫酸アンモニ
ウム不純物を沈澱させそして除去することが確実に必要
であると常に考えられていた。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、不純物を
除去するための例えば硫化水素(H2S) 及びアンモニア(N
H3) の如き試薬を用いる強い液の処理なしで、低い純度
及び低い等級のコールマン石及び/又はハウライト鉱物
が使用される。
【0020】本発明は、最初に例えば石膏(CaSO4.2H
2O)、方解石(CaCO3) 、天青石(SrSO4)、石英(SiO2)、正
長石(KAlSiO3O8) などの如き化合物で汚染された低い純
度及び低い「等級」のコールマン石及び/又はハウライ
ト鉱物を硫酸と反応させてほう酸を生成し、それを結晶
化させ、そして次に中間的な選鉱段階なしでほう酸を水
性媒体中で水酸化カルシウムと反応させてカルシウムほ
う酸塩(ほう酸カルシウム)を製造することによる、該
鉱物からカルシウムほう酸塩(ほう酸カルシウム)を製
造する方法を開示する。現存する方法から予期されるこ
ととは対照的に、この新規な方法は経済的に実施可能で
あるだけでなく、驚くべきことに高い純度及び高い「等
級」のカルシウムほう酸塩(ほう酸カルシウム)を生成
する。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、ほう酸又はカ
ルシウムほう酸塩を含有する鉱物、特にコールマン石及
びハウライトから純粋な合成カルシウムほう酸塩(ほう
酸カルシウム)を製造する方法に関する。Polendo に対
して発行されそして Materias Primas Magdalenaに譲渡
された米国特許第 4,804,524号明細書及び米国特許第
4,756,894号明細書とは異なり、不純物を除去するため
の例えば硫化水素(H2S) 及びアンモニア(NH3) の如き試
薬を用いる強い 液の処理は本発明では行われない。
【0022】一般的には、カルシウムほう酸塩の製造工
程の前に、コールマン石及び/又はハウライトを洗浄工
程にかけ、そこでは例えば硫化砒素、硫酸カルシウム及
びストロンチウム、炭酸カルシウム、並びに鉱物の内部
にある岩石中に含有されている大部分の粘土の如き不純
物の水準が減じられそしてほう酸が得られる。
【0023】この洗浄工程では、鉱物は12.7mmの粒子
寸法に粉砕され、次にタンク中に65%固体分の濃度で
供給されそして激しく撹拌される。生成したパルプを1
50メッシュを通してふるいわける。35重量%を構成
する微細部分は廃棄する。大量部分中で得られる洗浄さ
れたコールマン石及び/又はハウライトを乾燥しそして
粉砕して2mmの粒子寸法とする。
【0024】150メッシュを通すふるいわけはコール
マン石及び/又はハウライトから不純物を除き、ほう素
値の濃度を増加させ、硫酸の消費量を減少させ、そして
濾過時間を短縮する。
【0025】しかしながら、このカルシウムほう酸塩の
製造方法を洗浄工程なしで鉱山から得られる例えばコー
ルマン石及び/又はハウライトの如き生の鉱物を用いて
開始することもできる。
【0026】洗浄された又は生の鉱物、例えばコールマ
ン石及び/又はハウライト、を第一反応器の中で撹拌し
ながら主として硫酸、 H2SO4と反応させる。
【0027】第一反応器の中で行われる主な反応は、 2CaO.3B2O3.5H2O + 2H2SO4 + 6H2O --> 2CaSO4.2H2O
+ 6H3BO3 CaCO3 + H2SO4 --> CaSO4 + CO2 + H2O である。
【0028】これらの反応における硫酸の消費量は1ト
ンの H3BO3当たり0.56 - 3.0トンのH2SO4で変動でき
る。反応用に使用される硫酸は20−36モルである。
反応温度は80℃−100℃であり、そして反応時間は
0.25 - 2.5時間である。この反応は25−35%固体分
のパルプ、主として硫酸カルシウム、粘土及び他の不溶
性化合物、並びにほう酸を溶液中で生成する。該パルプ
を濾過しそして熱水で洗浄して、不溶性物質すなわち
「石膏泥」を、タンク中に堆積する残存する液すなわち
「強い液」から分離する。この強い液は、可溶性不純物
及び水の他に、10−18重量%のほう酸を含有する。
【0029】得られた強い液は 0.5 - 3.0のpHを有
し、そして硫酸H2SO4 の形態で 0.1 -4%の遊離酸を含
有する。この強い液を45℃までの温度に冷却して、ほ
う酸H3BO3 を得る。ほう酸を含有する得られた混合物を
次に濾過して、残存する液すなわち「母液」からほう酸
を分離する。この段階において、冷却により得られたほ
う酸は一般的には結晶化させる。ほう酸を洗浄して、ほ
う酸が乾燥されるなら吸収されるであろう不純物を除去
する。母液を第一反応器に再循環させてもよく、そして
得られたほう酸を第二反応器中に堆積させそして撹拌し
て16−50重量%ほう酸の水溶液を生成する。この水
溶液を次に高い等級のカルシウム化合物、例えば水酸化
カルシウムと80℃−100℃の温度及び1−3時間の
反応時間において反応させてカルシウムほう酸塩を得
る。本発明では、他のカルシウム化合物、例えば酸化カ
ルシウム、塩化カルシウム、酢酸カルシウム、ヨウ素酸
カルシウム、及び炭酸カルシウムを水酸化カルシウムの
代わりに使用することができる。得られたカルシウムほ
う酸塩混合物を濾過して、「ほう酸塩の液」と称される
残存する液からカルシウムほう酸塩を分離する。カルシ
ウムほう酸塩を濾過しそしてフィルター中で洗浄しそし
て乾燥器中で110℃において乾燥して、カルシウムほ
う酸塩を得る。ほう酸塩の液を第一反応器に再循環させ
てもよい。
【0030】この方法では、製造される純粋な合成カル
シウムほう酸塩(ほう酸カルシウム)は、重量により、
48%−61%の酸化ほう素、19%−31%の酸化カ
ルシウム、19%−23%の水及び0%−1%の不純物
を含む化合物である。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施例では、コー
ルマン石及び/又はハウライト鉱石を第一反応器の中で
硫酸及び再循環された液と共に95℃の温度において撹
拌してパルプを生成し、それを濾過しそして熱水(95
℃)で洗浄して、不溶性物質である「石膏泥」を残存す
る液である「強い液」から分離する。強い液をタンクの
中に堆積させる。この強い液を真空中で30℃までの温
度において結晶化器の中で冷却して、ほう酸結晶H3BO3
を得る。得られた混合物を濾過して残存する液すなわち
「母液」からほう酸結晶を分離する。ほう酸結晶を濾過
しそしてフィルター中で洗浄する。母液を第一反応器に
再循環させ、そして得られたほう酸結晶を第二反応器中
に堆積させそして撹拌して、35重量%ほう酸の水溶液
を生成する。この水溶液を次に高い等級の水酸化カルシ
ウムと、5重量部のほう酸対1重量部の石灰の比で、す
なわち6モルのほう素対1モルのカルシウムのモル比で
90℃の温度及び1−3時間の反応時間において反応さ
せて式CaO.3B2O3.5H2Oを有するカルシウムほう酸塩を含
有する混合物を得る。カルシウムほう酸塩を含有する混
合物を濾過して、残存する液、すなわち「ほう酸塩の
液」からカルシウムほう酸塩を分離する。カルシウムほ
う酸塩をフィルター中で洗浄しそして乾燥器中で110
℃において乾燥して、60−61%のB2O3を含有する式
CaO.3B2O3.4H2Oを有するカルシウムほう酸塩を得る。1
40−800℃の乾燥温度においては、それより低い水
含有量を有するカルシウムほう酸塩を得ることも可能で
ある。ほう酸塩の液は6−7のpHを有しておりそして
第一反応器に再循環させる。
【0032】好適な実施例では、使用されるカルシウム
化合物の重量は6モルのほう素対1モルのカルシウムの
モル比が保たれるように決められるであろう。
【0033】この方法を利用して、重量により、約61
%の酸化ほう素、約18.5%の酸化カルシウム、約20%
の水及び約 0.5%の不純物を含む非常に純粋な合成カル
シウムほう酸塩(ほう酸カルシウム)が得られた。
【0034】
【実施例】下記のものは Materias Primas Magdalena,
S.A. de C.V.の研究室及びパイロットプラントで行われ
た方法の数例の実施例である。
【0035】実施例1 10gの39%B2O3を含有するコールマン石及び/又は
ハウライト鉱物を60gの再循環液(H3BO3= 5.8%)と
95℃の温度において混合しそして2gの100%硫酸
と2時間にわたり該温度において反応させた。石膏ケー
キを洗浄しそして濾過すると、16%ほう酸の強い液が
得られた。温度を95℃から30℃に下げるとほう酸結
晶が得られ、それらを濾過により母液から分離した。母
液を再循環させた。これらの結晶を洗浄した後に、それ
らを 6.9gの水と95℃において混合し、そして水酸化
カルシウムの形態の 2.5gの酸化カルシウムと95℃−
100℃において反応させ、そしてそのまま3時間にわ
たり反応させた。生成物を濾過しそして洗浄し、ほう酸
塩液を再循環させそしてカルシウムほう酸塩を110℃
において乾燥した。
【0036】分析は、B2O3=46%、CaO =30%、L.
O.I.=24%を示した。
【0037】主段階の生成物分析は下記の通りである: 生成物 重量(g) %B2O3 %分布B2O3 鉱物 10.0 39.0 再循環液 60.0 3.9 100.0 強い液 60.0 9.0 石膏ケーキ 10.0 1.2 2.0 ほう酸 3.7 56.2 母液 54.0 3.3 30.3 ほう酸塩液 15.0 3.6 9.2 カルシウムほう酸塩 7.4 46.0 57.9
【0038】実施例2 2kgの14%B2O3を含有するコールマン石及び/又は
ハウライト鉱物を 4.8kgの再循環液に95℃の温度に
おいて加える。これを0.53kgの100%硫酸と2時間
にわたり反応させ、この混合物のpHは 1.5である。石
膏ケーキを濾過しそして洗浄すると、湿潤重量は 2.5k
gであった。(50℃における乾燥)。強い液を真空結
晶化にかけ(17%の蒸発した水)、温度を95℃から
30℃に下げ、得られたマグマを濾過しそして洗浄し、
母液を再循環させて、この方法で0.49kgのほう酸を得
て、それを次に0.92kgの水と95℃において混合しそ
して最後にほう酸を 0.098kgの工業用水酸化カルシウ
ムと95−100℃の温度において3時間にわたり反応
させる。反応のpHは 6.4である。濾過及び90℃にお
ける水洗後に、ほう酸塩液が得られ、それを再循環さ
せ、カルシウムほう酸塩を110℃において乾燥して、
0.415kgの重量を得る。
【0039】ほう酸(H3BO3) 並びにカルシウムほう酸塩
(CaO.3B2O3.4H2O) の両者を分析した。
【0040】 CaO.3B2O3.4H2O H3BO3 %B2O3 61.0 56.200 %CaO 18.0 0.005 %H2O 20.1 <0.100 ppmAs <1 <1 %Fe2O3 0.06 0.010 %SO3 0.29 <0.010 %SiO2 0.30 <0.010 %MgO 0.06 0.008 δ 2.10 1.480
【0041】 生成物 量(kg) %B2O3 %分布B2O3 鉱物 2.000 14.0 再循環液 4.800 3.7 100.0 石膏ケーキ 1.900 1.2 5.0 強い液 4.800 9.0 ほう酸 0.490 56.3 母液 3.400 3.8 ほう酸塩液 1.350 3.8 11.20 カルシウムほう酸塩 0.415 61.0 55.32
【0042】実施例3 10gの15%B2O3を含有するコールマン石及び/又は
ハウライトを30gの3.7%ほう酸を含有する再循環液
と95℃において混合しそして連続的に撹拌しながら3
gの硫酸と95℃において2時間にわたり 1.5のpHで
反応させた。
【0043】生じたパルプを濾過しそして水で95℃に
おいて洗浄した。13gの湿ったケーキ及び30gの強
い酸が 1.8のpHで得られた。これを結晶化して、8g
の水を液化させそして温度を95℃から30℃に下げ
る。ほう酸のパルプを洗浄しそして濾過して、18.7gの
母液を得る。湿ったほう酸は 4.1gであり、乾燥後に4.
94gの水と95℃において混合し、2.66gの水酸化カル
シウムを加えそして95℃−100℃において2時間に
わたり反応させ、そして次に濾過しそして水で95℃に
おいて洗浄して、3gのほう酸塩液及び9.42gの湿った
カルシウムほう酸塩を得て、それを110℃で乾燥する
と、下記の分析値を示す:B2O3=36%、CaO =39、
L.O.I.=25%。
【0044】 生成物 量(g) %B2O3 %分布B2O3 コールマン石 10.0 15.0 再循環液 30.0 2.1 100.0 石膏ケーキ 10.00 0.80 3.75 強い液 30.00 7.10 ほう酸 2.66 56.30 カルシウムほう酸塩 3.95 36.00 66.70 ほう酸塩液 3.00 0.10 0.14 母液 18.701 3.35 29.40
【0045】実施例4 506gの H2O及び31gのほう酸(反応用等級)を8
5℃において混合した。200gの17.4%B2O3を含有す
るコールマン石及び/又はハウライトを混合物に加えそ
して次に63gの100%硫酸と2時間にわたり90℃
−95℃において 2.3のpHで反応させた。生じたパル
プを濾過しそして水で95℃において洗浄すると、28
8gの湿った石膏ケーキ及び600g重量を有する17.8
%H3BO3の強い酸が得られ、硫酸として0.08%の遊離酸
性度を有するこの液を真空蒸発させて295gの水を液
化する。35%ほう酸を含有する生じた液を21.3gの高
純度水酸化カルシウムと95℃−100℃の温度におい
て2時間にわたり反応させる。生じた混合物を濾過しそ
して熱水で95℃の温度において洗浄して、230gの
ほう酸塩の液及び140gの重量を有する黄橙色の湿っ
た固体を得て、これを110℃で乾燥した。
【0046】 生成物 重量(g) %B2O3 %分布B2O3 鉱物 200.0 17.40 合成液 537.0 3.25 100.0 石膏ケーキ 201.0 1.80 6.9 強い液 600.0 10.00 ほう酸塩液 230.0 3.50 15.4 カルシウムほう酸塩 73.6 55.00 77.5
【0047】強い液からほう酸塩液及びカルシウムほう
酸塩が分離されていることを強調する主段階の化学分析
を記載する。
【0048】 B2O3 As Fe2O3 MgO SO3 CaO % PPM % % % % 鉱物 17.4 1921 3.090 5.04 7.58 21.800 強い液 10.0 280 0.698 0.31 1.43 0.026 カルシウムほう酸塩 55.0 2032 5.470 1.40 8.70 16.500 ほう酸塩液 3.5 80 0.068 0.36 0.95 0.100
【0049】この実施例では、濃縮された強い液(ほう
酸を含有する)に対する水酸化カルシウムの添加から非
常に汚染されたカルシウムほう酸塩が生じた。ほう酸結
晶を母液から分離しそして次に石灰と反応させるなら、
それより高い純度(低い水準の不純物)のカルシウムほ
う酸塩が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マヌエル・カマレナ−カランザ メキシコ国ソノラ州,エルモシロ,コロニ ア・センテナリオ,アベラルド・エル・ロ ドリゲス,10番 (72)発明者 ルイス・アマンド・ブランコ−ウエルタ メキシコ国ソノラ州,エルモシロ,フラッ ク・デル・ボスケ,アヴェニュー・プン タ・チュエカ,1259番 (72)発明者 ジュリオ・エンリケ・ウォン−ガイタン アメリカ合衆国テキサス州76137,マッ ク・アレン,イー・レッドバッド,417番

Claims (67)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほう酸を30−40重量%ほう酸溶液の
    中に加えそしてカルシウム化合物と約6モルのほう素対
    1モルのカルシウムのモル比で反応させてカルシウムほ
    う酸塩を得る、ほう酸からカルシウムほう酸塩を製造す
    る方法。
  2. 【請求項2】 該溶液を該カルシウム化合物と80℃−
    100℃の温度においてある反応時間にわたり反応させ
    る、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 ほう酸の溶液とカルシウム化合物との反
    応を1−3時間にわたり行う、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 該溶液を該カルシウム化合物と約90℃
    の温度において1−3時間にわたり反応させる、請求項
    1記載の方法。
  5. 【請求項5】 該溶液が水溶液である、請求項1記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 該カルシウム化合物が水酸化カルシウ
    ム、酸化カルシウム、硫酸カルシウム、塩化カルシウ
    ム、酢酸カルシウム、酢酸カルシウムと水酸化ナトリウ
    ムとの混合物、ヨウ素酸カルシウム及び炭酸カルシウム
    よりなる群から選択される少なくとも1種の化合物であ
    る、請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 該カルシウム化合物が水酸化カルシウム
    である、請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 該カルシウム化合物が酸化カルシウムで
    ある、請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 該カルシウム化合物が水酸化カルシウム
    及び酸化カルシウムである、請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 該溶液が33−37%ほう酸溶液であ
    る、請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 該溶液が約35%ほう酸溶液である、
    請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 ほう酸塩を含有する少なくとも1種の
    鉱物を反応温度において硫酸と反応させて固体のパルプ
    及びほう酸の第一溶液を得て、固体のパルプを第一溶液
    から分離し、ほう酸を第一溶液から結晶化させてほう酸
    結晶を得て、30−40重量%ほう酸の第二溶液を製造
    し、そしてこのほう酸の第二溶液をカルシウム化合物と
    約6モルのほう素対1モルのカルシウムのモル比で反応
    させる、該鉱物からカルシウムほう酸塩を製造する方
    法。
  13. 【請求項13】 鉱物と硫酸との反応を撹拌により行
    う、請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 鉱物と硫酸との反応を90℃−100
    ℃の温度において行う、請求項12記載の方法。
  15. 【請求項15】 鉱物と硫酸との反応を0.25 - 2.5時間
    にわたり行う、請求項12記載の方法。
  16. 【請求項16】 第一溶液からのほう酸の結晶化を45
    ℃以下に冷却することにより行う、請求項12記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 第一溶液からのほう酸の結晶化を約3
    0℃に冷却することにより行う、請求項12記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 第一溶液からのほう酸の結晶化を真空
    条件下で行う、請求項12記載の方法。
  19. 【請求項19】 第二溶液とカルシウム化合物との反応
    を80℃−100℃の温度において行う、請求項12記
    載の方法。
  20. 【請求項20】 第二溶液とカルシウム化合物との反応
    を1−3時間にわたり行ってカルシウムほう酸塩を得
    る、請求項12記載の方法。
  21. 【請求項21】 該第二溶液を該カルシウム化合物と約
    90℃の温度において1−3時間にわたり反応させる、
    請求項12記載の方法。
  22. 【請求項22】 得られたカルシウムほう酸塩を濾過し
    そして110℃において乾燥する、請求項12記載の方
    法。
  23. 【請求項23】 該硫酸が20−36のモル濃度を有す
    る、請求項12記載の方法。
  24. 【請求項24】 該鉱物がコールマン石、ハウライト又
    は両者の混合物である、請求項12記載の方法。
  25. 【請求項25】 該第二溶液が水溶液である、請求項1
    2記載の方法。
  26. 【請求項26】 該カルシウム化合物が水酸化カルシウ
    ム、酸化カルシウム、硫酸カルシウム、塩化カルシウ
    ム、酢酸カルシウム、酢酸カルシウムと水酸化ナトリウ
    ムとの混合物、ヨウ素酸カルシウム及び炭酸カルシウム
    よりなる群から選択される少なくとも1種の化合物であ
    る、請求項12記載の方法。
  27. 【請求項27】 該カルシウム化合物が水酸化カルシウ
    ムである、請求項12記載の方法。
  28. 【請求項28】 該カルシウム化合物が酸化カルシウム
    である、請求項12記載の方法。
  29. 【請求項29】 該カルシウム化合物が水酸化カルシウ
    ム及び酸化カルシウムである、請求項12記載の方法。
  30. 【請求項30】 該第二溶液が33−37%ほう酸溶液
    である、請求項12記載の方法。
  31. 【請求項31】 該溶液が約35%ほう酸溶液である、
    請求項12記載の方法。
  32. 【請求項32】 重量により、48%−61%の酸化ほ
    う素、19%−31%の酸化カルシウム、19%−23
    %の水及び0%−1%の不純物を含むカルシウムほう酸
    塩。
  33. 【請求項33】 ほう酸塩を含有する少なくとも1種の
    鉱物を90℃−100℃の温度において0.25 - 2.5時間
    にわたり硫酸と撹拌しながら反応させて固体のパルプ及
    びほう酸の第一溶液を得て、該固体のパルプを該第一溶
    液から分離し、そして該第一溶液を45℃以下に冷却し
    てほう酸結晶を得て、該ほう酸結晶を30−40重量%
    ほう酸の第二溶液の中に撹拌添加しそしてカルシウム化
    合物と約6モルのほう素対1モルのカルシウムのモル比
    で80℃−100℃の温度において1−3時間にわたり
    反応させてカルシウムほう酸塩を得る方法により製造さ
    れるカルシウムほう酸塩。
  34. 【請求項34】 該方法中に得られる該結晶が結晶化に
    より得られる、請求項33記載のカルシウムほう酸塩。
  35. 【請求項35】 該方法中に得られる該結晶が真空中で
    の結晶化により得られる、請求項33記載のカルシウム
    ほう酸塩。
  36. 【請求項36】 得られたカルシウムほう酸塩を濾過し
    そして110℃において乾燥する、請求項33記載のカ
    ルシウムほう酸塩。
  37. 【請求項37】 該硫酸が20−36のモル濃度を有す
    る、請求項33記載のカルシウムほう酸塩。
  38. 【請求項38】 該鉱物がコールマン石、ハウライト又
    は両者の混合物である、請求項33記載のカルシウムほ
    う酸塩。
  39. 【請求項39】 該第一溶液を約30℃に冷却する、請
    求項33記載のカルシウムほう酸塩。
  40. 【請求項40】 該第二溶液が水溶液である、請求項3
    3記載のカルシウムほう酸塩。
  41. 【請求項41】 該カルシウム化合物が水酸化カルシウ
    ム、酸化カルシウム、硫酸カルシウム、塩化カルシウ
    ム、酢酸カルシウム、酢酸カルシウムと水酸化ナトリウ
    ムとの混合物、ヨウ素酸カルシウム及び炭酸カルシウム
    よりなる群から選択される少なくとも1種の化合物であ
    る、請求項33記載のカルシウムほう酸塩。
  42. 【請求項42】 該カルシウム化合物が水酸化カルシウ
    ムである、請求項33記載のカルシウムほう酸塩。
  43. 【請求項43】 該カルシウム化合物が酸化カルシウム
    である、請求項33記載のカルシウムほう酸塩。
  44. 【請求項44】 該カルシウム化合物が水酸化カルシウ
    ム及び酸化カルシウムである、請求項33記載のカルシ
    ウムほう酸塩。
  45. 【請求項45】 該第二溶液が33−37%ほう酸溶液
    である、請求項33記載のカルシウムほう酸塩。
  46. 【請求項46】 該第二溶液が約35%ほう酸溶液であ
    る、請求項33記載のカルシウムほう酸塩。
  47. 【請求項47】 得られたカルシウムほう酸塩を濾過し
    そして110℃において乾燥する、請求項33記載のカ
    ルシウムほう酸塩。
  48. 【請求項48】 該カルシウムほう酸塩が、重量によ
    り、48%−61%の酸化ほう素、19%−31%の酸
    化カルシウム、19%−23%の水及び0%−1%の不
    純物を含む化合物である、請求項33記載のカルシウム
    ほう酸塩。
  49. 【請求項49】 ほう酸塩を含有する少なくとも1種の
    鉱物を90℃−100℃の温度において0.25 - 2.5時間
    にわたり硫酸と撹拌しながら反応させて固体のパルプ及
    びほう酸の第一溶液を得て、該固体のパルプを該第一溶
    液から分離し、そして該第一溶液を45℃以下に真空中
    で結晶化器の中で冷却してほう酸結晶を得て、該ほう酸
    結晶を30−40重量%ほう酸の第二溶液の中に撹拌添
    加しそしてカルシウム化合物と80℃−100℃の温度
    において1−3時間にわたり反応させてカルシウムほう
    酸塩を得る工程により製造されるカルシウムほう酸塩。
  50. 【請求項50】 ほう酸を30−40重量%ほう酸の溶
    液中に加えそしてカルシウム化合物と約6モルのほう素
    対1モルのカルシウムのモル比で反応させる方法により
    製造されるカルシウムほう酸塩。
  51. 【請求項51】 該溶液が水溶液である、請求項50記
    載のカルシウムほう酸塩。
  52. 【請求項52】 該カルシウム化合物が水酸化カルシウ
    ム、酸化カルシウム、硫酸カルシウム、塩化カルシウ
    ム、酢酸カルシウム、酢酸カルシウムと水酸化ナトリウ
    ムとの混合物、ヨウ素酸カルシウム及び炭酸カルシウム
    よりなる群から選択される少なくとも1種の化合物であ
    る、請求項50記載のカルシウムほう酸塩。
  53. 【請求項53】 該カルシウム化合物が水酸化カルシウ
    ムである、請求項50記載のカルシウムほう酸塩。
  54. 【請求項54】 該カルシウム化合物が酸化カルシウム
    である、請求項50記載のカルシウムほう酸塩。
  55. 【請求項55】 該カルシウム化合物が水酸化カルシウ
    ム及び酸化カルシウムである、請求項50記載のカルシ
    ウムほう酸塩。
  56. 【請求項56】 該溶液が33−37%ほう酸溶液であ
    る、請求項50記載のカルシウムほう酸塩。
  57. 【請求項57】 該溶液が約35%ほう酸溶液である、
    請求項50記載のカルシウムほう酸塩。
  58. 【請求項58】 得られたカルシウムほう酸塩を濾過し
    そして110℃において乾燥する、請求項50記載のカ
    ルシウムほう酸塩。
  59. 【請求項59】 該カルシウムほう酸塩が、重量によ
    り、48%−61%の酸化ほう素、19%−31%の酸
    化カルシウム、19%−23%の水及び0%−1%の不
    純物を含む化合物である、請求項50記載のカルシウム
    ほう酸塩。
  60. 【請求項60】 ほう酸塩を含有する少なくとも1種の
    鉱物を90℃−100℃の温度において0.25 - 2.5時間
    にわたり硫酸と撹拌しながら反応させて固体のパルプ及
    びほう酸の第一溶液を得て、該固体のパルプを該第一溶
    液から分離し、そして該第一溶液を約30℃に冷却して
    ほう酸結晶を得て、該ほう酸結晶を約35重量%ほう酸
    の第二溶液の中に撹拌添加しそしてカルシウム化合物と
    約6モルのほう素対1モルのカルシウムのモル比で約9
    0℃の温度において1−3時間にわたり反応させてカル
    シウムほう酸塩を得る工程により製造されるカルシウム
    ほう酸塩。
  61. 【請求項61】 得られたカルシウムほう酸塩を濾過し
    そして110℃において乾燥する、請求項60記載のカ
    ルシウムほう酸塩。
  62. 【請求項62】 該カルシウムほう酸塩が、重量によ
    り、48%−61%の酸化ほう素、19%−31%の酸
    化カルシウム、19%−23%の水及び0%−1%の不
    純物を含む化合物である、請求項60記載のカルシウム
    ほう酸塩。
  63. 【請求項63】 該カルシウムほう酸塩が、重量によ
    り、約61%の酸化ほう素、約18.5%の酸化カルシウ
    ム、約20%の水及び約 0.5%の不純物を含む化合物で
    ある、請求項60記載のカルシウムほう酸塩。
  64. 【請求項64】 いずれかの原料から得られるほう酸を
    約35重量%ほう酸の溶液中に加えそしてカルシウム化
    合物と約6モルのほう素対1モルのカルシウムのモル比
    で約90℃の温度において1−3時間にわたり反応させ
    てカルシウムほう酸塩を得る工程により製造されるカル
    シウムほう酸塩。
  65. 【請求項65】 得られたカルシウムほう酸塩を濾過し
    そして110℃において乾燥する、請求項64記載のカ
    ルシウムほう酸塩。
  66. 【請求項66】 該カルシウムほう酸塩が、重量によ
    り、48%−61%の酸化ほう素、19%−31%の酸
    化カルシウム、19%−23%の水及び0%−1%の不
    純物を含む化合物である、請求項64記載のカルシウム
    ほう酸塩。
  67. 【請求項67】 該カルシウムほう酸塩が、重量によ
    り、約61%の酸化ほう素、約18.5%の酸化カルシウ
    ム、約20%の水及び約 0.5%の不純物を含む化合物で
    ある、請求項64記載のカルシウムほう酸塩。
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