JPH10172962A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH10172962A
JPH10172962A JP8346762A JP34676296A JPH10172962A JP H10172962 A JPH10172962 A JP H10172962A JP 8346762 A JP8346762 A JP 8346762A JP 34676296 A JP34676296 A JP 34676296A JP H10172962 A JPH10172962 A JP H10172962A
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JP
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etching
plug
film
stopper film
etching stopper
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JP8346762A
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English (en)
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Toshiro Mihashi
敏郎 三橋
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/768Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics
    • H01L21/76897Formation of self-aligned vias or contact plugs, i.e. involving a lithographically uncritical step
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自己整合を利用して、ゲート11を露出させ
ることなく確実にコンタクトホール25を形成できる半
導体装置の比較的容易な製造方法を提供する。 【解決手段】 電気絶縁性を示すエッチングストッパ膜
16を埋め込む絶縁膜22をエッチングして予備開口2
4を形成するときに、そのエッチングガスからエッチン
グストッパ膜16を保護するためのプラグ20を採用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICチップのよう
な半導体装置の製造方法に関し、特に半導体基板上に形
成された絶縁膜を経て半導体基板上に開放する、いわゆ
るコンタクトホールの形成工程を含む半導体装置の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ICのような集積回路の製造工程の1つ
に、コンタクトホールの形成工程がある。コンタクトホ
ールは、例えば半導体基板を覆う絶縁膜を貫通して、半
導体基板上の所定領域を開放させることにより、例え
ば、当該所定領域に接続される電極路の形成を可能とす
る。
【0003】このようなコンタクトホールは、リソグラ
フィにより形成されるレジストパターンをマスクとする
エッチング技術により、形成することができる。ところ
で、より高度な集積化の要望に応じるために、新たに自
己整合によるコンタクトホールの形成方法(Self Align
ed Contact: SAC)が提案されている。
【0004】この自己整合によるコンタクトホールの形
成方法では、例えば半導体基板上に互いに間隔をおいて
形成された一対のゲートを覆う絶縁膜に、この一対のゲ
ート間で半導体基板上に開放するコンタクトホールが形
成される。このコンタクトホールを形成する自己整合法
では、半導体基板上に形成された一対のゲートおよび半
導体基板の露出面を覆うように、電気絶縁性を示すエッ
チングストッパ膜が形成される。その後、一対のゲート
およびこれを覆うエッチングストッパ膜を埋め込むよう
に絶縁膜が形成される。
【0005】次に、レジストパターンをマスクとするエ
ッチング技術により、コンタクトホールを形成すべき一
対のゲート間を覆うエッチングストッパ膜を部分的に露
出させる予備開口が形成される。エッチングストッパ膜
の半導体基板上に露出する部分は、マスクを用いること
なく、プラズマエッチを利用したドライエッチングによ
り、自己整合的すなわち直接的に除去される。
【0006】この自己整合法によれば、予備開口を形成
するために、エッチングストッパ膜に対するエッチング
速度よりもこのエッチングストッパ膜を覆う絶縁膜に対
するエッチング速度の大きな、いわゆるエッチングスト
ッパ膜に対する選択比の充分に大きな値を示すエッチン
グガスを用いたエッチングにより、エッチングストッパ
膜に大きな損傷を与えることなく、適正に絶縁膜に予備
開口を形成することができる。従って、引き続くエッチ
ングストッパ膜へのマスクを用いることのないドライエ
ッチングにより、マスクの位置合わせの設計余裕を考慮
することなく、微細な開口の形成が可能となり、これに
より、例えば0.25μmルールのような微細なデザイ
ンルールにも対応することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、絶縁膜
に予備開口を形成してエッチングストッパ膜を部分的に
露出するために使用されるエッチングガスのエッチング
ストッパ膜に対する選択比は、高々20程度の値を示す
に過ぎない。そのため、予備開口の形成時のエッチング
時に、そのエッチングガスにより、エッチングストッパ
膜も損傷を受け易い。このことから、所定の予備開口が
形成された時点で、ゲートを覆うことによりこのゲート
の電気的な保護作用をも兼ねるエッチングストッパ膜が
大きな損傷を受ける前に、エッチング作業を終了しなけ
れば、エッチングストッパ膜の下に位置するゲートが露
出するおそれがある。
【0008】このゲートの露出は、コンタクトホールに
形成される電極部と露出したゲートとの短絡の原因とな
ることから、この短絡を防止するために、エッチングス
トッパ膜が大きな損傷を受ける前に予備開口のためのエ
ッチング作業を確実に停止させる必要がある。そのた
め、従来の自己整合法を用いたコンタクトホールの製造
工程を含む半導体の製造方法は、エッチング工程の管理
に細心の注意が不可欠となることから、容易ではなかっ
た。また、集積度の増大によるパターンの微細化に伴っ
て、コンタクトホールの口径に対する深さ比であるアス
ペクト比が大きくなると、マイクロローディング効果に
よって、さらにコンタクトホール部分の絶縁膜のエッチ
ングレートが低下することから、エッチングガスの選択
比が一層小さくなる。そのため、予備開口の形成時に、
エッチングストッパ膜が、より損傷を受け易くなる。こ
れらのことから、ゲートを露出させることなく確実にコ
ンタクトホールを形成する、容易な製造方法の出現が強
く望まれていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の点を解
決するために、電気絶縁性を示すエッチングストッパ膜
を埋め込む絶縁膜をエッチングして予備開口を形成する
ときに、そのエッチングガスからエッチングストッパ膜
を保護するためのプラグを採用する、という基本構想に
立脚する。
【0010】〈構成〉ために、本願発明は、半導体基板
上に互いに間隔をおいて形成された少なくとも一対のゲ
ートを埋め込む絶縁膜にゲート間で半導体基板上に開放
するコンタクトホールを形成する工程を含む半導体装置
の製造方法において、先ず、半導体基板上に形成された
一対のゲートおよび半導体基板の露出面を覆うように、
電気絶縁性を示すエッチングストッパ膜が形成される。
その後、エッチングストッパ膜により覆われ、一対のゲ
ートにより規定された凹所がプラグで埋め込まれる。
【0011】次に、エッチングストッパ膜および該エッ
チングストッパ膜上に部分的に形成されたプラグを埋め
込むように、絶縁膜が形成される。この絶縁膜に、プラ
グに対し、例えば20という選択比を有する第1のエッ
チングガスおよびマスクを用いたエッチングにより、プ
ラグが露出する予備開口が形成される。
【0012】さらに、予備開口に露出するプラグが、絶
縁膜およびストッパ膜に対し、第1のエッチングガスの
前記選択比よりも大きな値の選択比を有する第2のエッ
チングガスを用いて、除去される。また、プラグのエッ
チング処理により露出したストッパ膜の半導体基板上の
部分が、半導体基板に対する選択比を有する第3のエッ
チングガスを用いて除去され、これにより半導体基板上
に開放するコンタクトホールが形成される。
【0013】〈作用〉本発明に係る半導体装置の製造方
法では、一対のゲート間に規定され、エッチングストッ
パ膜で覆われた凹所がプラグで埋め込まれ、さらに、こ
のプラグおよびエッチングストッパ膜が絶縁膜で埋め込
まれる。第1のエッチングガスを用いる予備開口の形成
に際し、エッチングストッパ膜は、プラグの保護下にあ
ることから、たとえ第1のエッチングガスが従来におけ
ると同様な例えば20という値を示しても、この第1の
エッチングガスにより、プラグ下のエッチングストッパ
膜が損傷を受けることはない。
【0014】従って、エッチングストッパ膜のプラグに
より埋め込まれた所定部分は、プラグによって、予備開
口のための第1のエッチングガスから確実に保護される
ことから、このエッチングストッパ膜の所定部分に損傷
を与えることなく、予備開口が適正に形成される。
【0015】予備開口の形成後、第2のエッチングガス
を用いてプラグが除去される。この第2のエッチングガ
スは、プラグに対する絶縁膜およびエッチングストッパ
膜の選択比の値が第1のエッチングガスの選択比よりも
大きい。すなわち、プラグの除去によりエッチングスト
ッパ膜が露出するが、このエッチングストッパを露出さ
せる第2のエッチングガスの選択比は、従来のそれより
も大きな選択比を示す。このため、絶縁膜およびエッチ
ングストッパ膜に実質的な損傷を与えることなく、比較
的容易にプラグが効果的に除去される。
【0016】プラグの除去により、予備開口内に露出す
るエッチングストッパ膜は、第3のエッチングガスによ
り、除去される。この第3のエッチングガスは、エッチ
ングストッパ膜に対するエッチング速度が半導体基板に
対するそれよりも大きく、従って、半導体基板に対して
適正な選択比を示す。このことから、半導体基板上のエ
ッチングストッパ膜が除去された後、このエッチングス
トッパ膜から露出する半導体基板は、直ちに実質的な損
傷を受けるほどに第3のエッチングガスにより損傷を受
けることはない。これにより、半導体基板に影響を及ぼ
すことなく、エッチングストッパ膜が選択的に除去さ
れ、その結果、半導体基板に開放するコンタクトホール
が形成される。
【0017】従って、絶縁膜に予備開口を形成すると
き、ゲートを電気的に保護する作用をも担うエッチング
ストッパ膜は、プラグにより、第1のエッチングガスか
ら保護されることから、このエッチングストッパ膜が予
備開口の形成時に従来のような損傷を受けることはな
い。
【0018】プラグによって、ゲートの上部を確実に保
護するために、このプラグにゲート上に伸びる肩部を設
けることができる(請求項2に対応)。また、ゲート上
部に予めエッチングに対する保護膜が形成されていると
き、プラグの肩部を不要とすることができる(請求項3
に対応)。この肩部を不要とすることにより、肩部の不
整合によって肩部の除去後に絶縁膜に生じる空隙の発生
を確実に防止することができる。
【0019】半導体基板がシリコン基板からなるとき、
プラグをポリシリコン、絶縁膜を二酸化シリコン、リン
・シリケートガラス(PSG)あるいはボロン・リン・
シリケートガラス(BPSG)のような酸化シリコンで
形成することができる(請求項4に対応)。また、保護
膜がシリコン酸化膜からなるとき、エッチングストッパ
膜として、シリコン窒化膜を採用することができる(請
求項5に対応)。また、保護膜がシリコン窒化膜からな
るとき、エッチングストッパ膜として、シリコン酸化膜
を採用することができる(請求項6に対応)。
【0020】エッチングストッパ膜がシリコン窒化膜か
らなるとき、第1のエッチングガスとして、CF4 、C
HF3 およびArを含むプラズマガス、第2のエッチン
グガスとしてSF6 を含むプラズマガス、および第3の
エッチングガスとして、CF4 およびO2 を含むプラズ
マガスを用いることができる(請求項7に対応)。ま
た、エッチングストッパ膜がシリコン酸化膜からなると
き、第3のエッチングガスとして、第1のエッチングガ
スを利用することができる(請求項8に対応)。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
について詳細に説明する。 〈具体例〉図1、図2および図3には、本発明に係る半
導体装置の製造工程をMOSトランジスタの製造工程に
適用した例が、それぞれの工程を示す断面図で示されて
いる。本発明に係るMOSトランジスタの製造方法で
は、図1(a)に示されているように、例えばn型シリ
コン半導体基板10上に、MOSトランジスタのゲート
11が形成される。このゲート11は、例えば酸化シリ
コン(NSG)のパターンをマスクとして、互いに間隔
をおくように少なくとも一対となるように、形成されて
いる。各ゲート11上には、この酸化シリコンからなる
マスクを後述する保護膜12として利用するために、各
ゲート11上に残されている。
【0022】また、半導体基板10には、各ゲート11
をマスクとするイオン注入により、各ゲート11間に不
純物が注入され、これにより、ソース13およびドレイ
ン14が形成されている。図示の例では、各ゲート11
の側部には、ソース13およびドレイン14の中央部
に、高濃度不純物領域を形成するための2次イオン注入
時にマスクとして利用されるサイドウォール部15が形
成されている。従って、2次イオン注入を不要とする場
合、サイドウォール部15を不要とすることができる。
このサイドウォール部15は、例えば保護膜12と同じ
酸化シリコンで形成することができる。
【0023】これらゲート11およびゲート11から露
出する半導体基板10の表面は、エッチングストッパ膜
16により、覆われる。このエッチングストッパ膜16
は、例えば、シリコン窒化膜を化学気相成長法(CV
D)により、ほぼ500A゜の厚さ寸法に成長させるこ
とにより、得ることができる。このエッチングストッパ
膜16の形成により、一対のゲート11間には、エッチ
ングストッパ膜16で覆われた凹所17が規定される。
【0024】図1(b)に示されているように、エッチ
ングストッパ膜16および凹所17を埋め込むように、
ポリシリコン18が、例えばCVD法により、約200
0A゜の厚さに堆積される。このポリシリコン18は、
後述するプラグの形成材料となる。
【0025】ポリシリコン18の形成後、このポリシリ
コン18から成るプラグの形成のために、例えばホトリ
ソ技術を用いて、図1(c)に示されているようなレジ
ストパターン19が形成される。このレジストパターン
19は、後述する予備開口の口径よりも小さな外径を有
する円形パターンであり、凹所17の上方の適正位置に
形成される。
【0026】このレジストパターン19をマスクに、ポ
リシリコン18がプラズマエッチング装置により、ドラ
イエッチングを受ける。このドライエッチングのエッチ
ングガスとして、準等方的にポリシリコン18をエッチ
ングする例えばSF6 およびCl2 からなるプラズガス
を用いることが望ましい。
【0027】ポリシリコン18に対してほぼ完全な等方
性を示すエッチングガスを用いることなく準等性を示す
エッチングガスを用いることにより、図1(d)に示さ
れているように、一対のゲート11間にポリシリコンか
らなるプラグ20を形成する際に、一対のゲート11の
凹所17と反対側に位置する外側部に、ポリシリコン1
8が残存することを確実に防止することができる。
【0028】図1(d)に示す例では、プラグ20は、
エッチングストッパ膜16を介してゲート11上に伸び
る肩部21を備える。プラグ20の形成後、アッシャに
よりレジストパターン19が除去される。その後、アッ
シャによる残留物の除去のために、プラグ20およびエ
ッチングストッパ膜16の表面が、硫酸および過酸化水
素水から成る混合溶液により、洗浄を受ける。これによ
り、図1(e)に示されているように、一対のゲート1
1間に規定されかつエッチングストッパ膜16で覆われ
た凹所17を埋め込むプラグ20の形成工程が完了す
る。
【0029】プラグ20の完成後、図2(f)に示され
ているように、例えばボロンおよびリンが添加された酸
化シリコンからなるBPSGのような絶縁膜22で、ゲ
ート11を覆うエッチングストッパ膜16およびプラグ
20が埋め戻される。絶縁膜22は、CVD法により、
例えば5000A゜の厚さ寸法に形成することができ
る。
【0030】この絶縁膜22上には、図2(g)に示さ
れているように、予備開口24(図2(h)参照)のた
めのレジストパターン23が、例えば、ホトリソ技術に
より形成される。レジストパターン23は、プラグ20
の上方に、その肩部21の最大径よりも大きな内径を有
しかつ内径領域23aが肩部21を完全に覆い込むよう
に、形成される。
【0031】レジストパターン23をマスクとして、絶
縁膜22に予備開口24を形成するために、異方性を示
すドライエッチングが施される。このドライエッチング
には、エッチングストッパ膜16を覆うポリシリコンか
らなるプラグ20に対するエッチング速度に比較して、
酸化シリコンからなる絶縁膜22に対するエッチング速
度が大きな、プラグ20に対し、例えば20という選択
比を有する第1のエッチングガスが使用される。この第
1のエッチングガスとして、例えば、CF4 、CHF3
およびArからなるプラズマガスを用いることができ
る。
【0032】このように、絶縁膜22に予備開口24を
形成するに際し、エッチングストッパ膜16は、プラグ
20より保護されていることから、図2(h)に示され
ているように、プラグ20に保護されたエッチングスト
ッパ膜16に何らの損傷を与えることなく、予備開口2
4を適正に形成することができる。
【0033】図示の例では、プラグ20の肩部21から
エッチングストッパ膜16の一部が露出しているが、ゲ
ート11の短絡に直接的に関わりかつエッチングストッ
パ膜16が前記第1のエッチングガスにより損傷を受け
易い、エッチングストッパ膜16のゲート11の側方上
部を覆う部分は、プラグ20により確実に覆われてい
る。従って、実質的にエッチングストッパ膜16に損傷
を与えることなく、プラグ20が予備開口24内に露出
した時点で、適正に予備開口24の形成工程を停止する
ことができる。
【0034】予備開口24の形成後、レジストパターン
23の除去におけると同様なアッシャを用いた方法によ
り、レジストパターン23が除去される。また、この予
備開口24に露出するプラグ20がドライエッチングに
より除去され、これにより図3(i)に示されるよう
に、凹所17の壁面が予備開口24内に露出される。
【0035】このプラグ20の除去には、第2のエッチ
ングガスが用いられる。第2のエッチングガスグは、異
方性を示し、シリコン酸化膜からなる絶縁膜22および
シリコン窒化膜からなるエッチングストッパ膜16に対
するエッチング速度に比較して、ポリシリコンからなる
プラグ20に対するエッチング速度が大きな、すなわち
絶縁膜22およびエッチングストッパ膜16に対して大
きな選択比を有する。第2のエッチングガスの代表例と
して、SF6 からなるプラズマガスが挙げられる。この
ような第2のエッチングガスは、エッチングストッパ膜
16に対するプラグ20の選択比が少なくとも50を越
える大きな値を示す。従って、比較的容易に、エッチン
グストッパ膜16に実質的な損傷を与えることなく、プ
ラグ20のみを除去することができる。
【0036】プラグ20の除去により予備開口24内に
露出するエッチングストッパ膜16には、第3のエッチ
ングガスを用いたエッチング処理が施される。第3のエ
ッチングガスは、異方性を示し、シリコン結晶からなる
半導体基板10に対するエッチング速度に比較して、シ
リコン窒化膜からなるエッチングストッパ膜16に対す
るエッチング速度が大きな、すなわち半導体基板10に
対する大きな選択比を有するエッチングガスである。第
3のエッチングガスとして、CF4 およびO2 からなる
プラズマガスを用いることができる。この第3のエッチ
ングガスは、半導体基板10とほぼ同質のシリコン酸化
膜からなる絶縁膜22および保護膜12に対しても、エ
ッチングストッパ膜16に比較して小さなエッチング速
度を示す。
【0037】その結果、図3(j)に示されているよう
に、エッチングストッパ膜16の凹所17に露出する半
導体基板10上の部分が、除去され、半導体基板10の
ドレイン14に開放し、予備開口24を含むコンタクト
ホール25が完成する。第3のエッチングガスにより、
エッチングストッパ膜16のゲート11の上部を覆う部
分が部分的に除去される。しかしながら、ゲート11の
上部には、絶縁膜22と同質の前記した保護膜12が設
けられていることから、この保護膜12が第3のエッチ
ングガスにより損傷を受けることはなく、ゲート11の
上部を確実に保護する。
【0038】従って、ゲート11間で半導体基板10を
覆うエッチングストッパ膜16に、直接的にマスクを用
いることなく、自己整合的に開口を形成することができ
る。これにより、エッチングストッパ膜16への直接的
な開口の形成に際し、マスクの位置合わせ誤差を考慮す
る必要がなく、微細な加工が可能となる。
【0039】また、予備開口24の形成時、エッチング
ストッパ膜16はプラグ20により実質的に保護されて
いることから、エッチングストッパ膜16に従来のよう
な損傷が導入されることはない。その結果、エッチング
ストッパ膜16が受ける第1および第2のエッチング処
理での意図しない最終的な損傷による削除厚さ寸法は、
従来の半値以下の300A゜という小さな値に抑制する
ことができる。このことから、比較的容易に、このコン
タクトホール25に形成される金属導電部26(図6
(c)参照)とゲート11との電気的短絡を確実に防止
することができる。
【0040】保護膜12を形成することに代えて、エッ
チングストッパ膜16のゲート11頂部を覆う部分の厚
さ寸法を、第3のエッチングガスでのエッチングによる
除去量を見込んで、予めエッチングストッパ膜16の他
の部分のそれよりも大きく設定しておくことができる。
【0041】また、予備開口24の形成時に第2のエッ
チングガスからエッチングストッパ膜16を保護するプ
ラグ20から、図4および図5に示すように、ゲート1
1の上部に伸びる肩部21を予め除去しておくことがで
きる。
【0042】そのため、図1(e)に示したとおり、肩
部21を有するポリシリコン18からなるプラグ20を
形成し、その後、絶縁膜22でプラグ20を埋め戻すに
先立ち、プラグ20の前記した肩部21が除去される。
この肩部21の除去には、準等方的にポリシリコン18
をエッチングする前記したと同様な例えばSF6 および
Cl2 からなるプラズガスを用いるこができる。この肩
部21の除去により、図4(a)に示されているよう
に、プラグ20は、エッチングストッパ膜16のゲート
11の頂部を覆う部分よりも低く、ゲート11とほぼ同
じ高さ寸法に成形される。
【0043】肩部21が除去されたプラグ20は、図2
(f)〜図2(h)に示した例におけると同様に、図4
(b)に示すとおり、BSPGのような絶縁膜22で、
ゲート11を覆うエッチングストッパ膜16と共に埋め
戻され、図4(c)に示すとおり、予備開口24のため
のレジストパターン23が形成され、図4(d)に示す
とおり、レジストパターン23をマスクとして、前記し
たと同様な第1のエッチングガスを用いたドライエッチ
ングにより、予備開口24が形成される。
【0044】この予備開口24の形成に際し、ゲート1
1の短絡に直接的に関わりかつエッチングストッパ膜1
6が前記第1のエッチングガスにより損傷を受け易い、
エッチングストッパ膜16のゲート11の側方上部を覆
う部分は、プラグ20により確実に覆われている。従っ
て、図1〜図2に示した例におけると同様に、実質的に
エッチングストッパ膜16に損傷を与えることなく、プ
ラグ20が予備開口24内に露出した時点で、適正に予
備開口24の形成工程を停止することができる。
【0045】予備開口24の形成後、図3(i)および
図3(j)に示した例におけると同様に、レジストパタ
ーン23を除去し、その後、前記したと同様な第2のプ
ラズマガスを用いて、プラグ20が効果的に除去され、
続いて、前記したと同様な第3のプラズマガスを用い
て、エッチングストッパ膜16の凹所17に露出する半
導体基板10上の部分が、除去され、半導体基板10の
ドレイン14に開放し、予備開口24を含むコンタクト
ホール25が形成される。
【0046】図5に示すように、肩部を有しないプラグ
20を一対のゲート11間の凹所17に直接的に形成す
ることができる。図5(a)に示すように、一対のゲー
ト11および半導体基板10の表面を覆う例えばシリコ
ン窒化膜からなるエッチングストッパ膜16を形成した
後、ポリシリコン18が、例えばCVD法により、約2
000A゜の厚さに堆積される。
【0047】その後、前記した第2のプラズマガスと同
様なプラズマガスを用いて、ポリシリコン18にマスク
を施すことなくポリシリコン18の全面にエッチング処
理が施される。このとき、前記したマイクロローディン
グ効果等により、凹所17内におけるポリシリコン(2
0)のエッチングによる除去速度は、他の部分における
よりも極めて低くなる。そのため、図5(b)に示され
ているように、凹所17内にポリシリコンが残存し、こ
の残存するポリシリコン18によって、エッチングスト
ッパ膜16のゲート11の頂部を覆う部分よりも低く、
ゲート11とほぼ同じ高さ寸法のプラグ20が得られた
時点で、そのエッチング作業が停止される。
【0048】この第2のプラズマガスと同様なプラズマ
ガスを用いたエッチングの停止時には、プラズマガスの
異方性によって一対のゲート11の両外側には、その壁
面に沿ってポリシリコン18が残存することがある。こ
の残存ポリシリコン18は、図5(c)に示すように、
プラグ20を覆うレジストパターン19を形成し、この
レジストパターン19をマスクとし、前記した第2のエ
ッチングガスと同様なエッチングガスを用いたドライエ
ッチングにより、選択的に除去することができる。
【0049】図4(a)に沿って説明したような、肩部
21を有するプラグ20から、その肩部のみをエッチン
グにより除去するとき、そのエッチング面積が小さい
と、そのエッチング停止時点の判定にばらつきがでるお
それがある。しかしながら、図5に沿って説明した例で
は、前記したとおり、ポリシリコン18の全面をエッチ
ングすることから、プラグ20としてのポリシリコン1
8の残存量をその全体から判定することができ、所定の
残存量に達したプラグ20はレジストパターン19によ
り保護された状態で、不要な残存部分18が除去され
る。従って、肩部21を有しないプラグ20を容易に形
成する上で、後者の例がより望ましい。
【0050】また、プラグ20として、肩部21を有し
ないプラグ20を採用することにより、このプラグ20
と、予備開口24との配置関係の制約が緩くなる。すな
わち、図6(a)に示すように、肩部21を有するプラ
グ20が予備開口24の領域である所定の位置からはみ
出して形成されていると、図6(b)に示すように、プ
ラグ20が除去されたとき、予備開口24の周壁には、
肩部21によって規定された径方向外方へ拡がる凹部2
2aが形成されることとなる。
【0051】プラグ20の除去後、前記したように、第
3のエッチングガスを用いたエッチング処理により、図
6(c)に示されているように、コンタクトホール25
が完成する。このコンタクトホール25には、例えばス
パッタ法により、金属導電部26が形成されるが、この
金属導電部26は、凹部22aを充填することはなく、
凹部22aが空隙として残存することになる。この空隙
22aは、機械的強度の低下を招く。
【0052】そのために、肩部21を有するプラグ20
では、このプラグ20の形成に使用される図1(c)お
よび図1(d)に示したレジストパターン19の形状お
よび配置の精度が極めて重要となり、ホトリソ工程の合
わせ余裕に制限を与える。他方、図4および図5に示し
た肩部を有しないプラグ20では、この凹所17が凹所
17内に形成されていればよく、ホトリソ工程の合わせ
余裕に強い制限を付すことはない。
【0053】図7〜図10は、保護膜12にシリコン窒
化膜を使用した例を示し、図7〜図10では、図面の簡
素化のために半導体基板10のソース13およびドレイ
ン14が省略されている。図7(a)に示されているよ
うに、シリコン半導体基板10上に、MOSトランジス
タの少なくとも一対のゲート11が形成される。各ゲー
ト11上には、該ゲート形成時にマスクとして使用され
たシリコン窒化膜からなる保護膜12が残されている。
ゲート11およびゲート11から露出する半導体基板1
0の表面は、酸化シリコン(NSG)からなるエッチン
グストッパ膜16により、覆われる。このエッチングス
トッパ膜16は、CVD法により、ほぼ500A゜の厚
さ寸法に形成することができる。
【0054】また、図示の例では、前記したような2次
イオン注入時のマスクの形成のために、エッチングスト
ッパ膜16上には、ポリシリコン層28が、例えばCV
D法により、1000A゜の厚さ寸法で形成されてい
る。2次イオン注入が不要であれば、ポリシリコン層2
8の形成は不要である。
【0055】このポリシリコン層28は、Cl2 からな
るプラズガスを用いたドライエッチングを受けることに
より、図7(b)に示されているように、ゲート11の
側壁部分のみがサイドウォール部28として残される。
このサイドウォール部28は、図示しないが半導体基板
10に形成されたソースおよびドレインへの2次イオン
注入のマスクとして使用される。
【0056】2次イオンの打ち込み後、図7(c)に示
されているように、一対のゲート11間の凹所17を埋
め込むように、ポシシリコン18が、例えばCVD法に
より、2000A゜の厚さ寸法に積層される。ポリシリ
コン18上には、例えばホトリソ技術を用いて、図7
(d)に示されているようなレジストパターン19が形
成される。このレジストパターン19は、図1(c)に
示した例におけると同様に、予備開口24の口径よりも
小さな外径を有し、凹所17の上方の適正位置に形成さ
れる。
【0057】レジストパターン19をマスクとして、ポ
リシリコンを準等方的にエッチングする例えばSF6
よびCl2 からなるプラズガスを用いたドライエッチン
グ処理により、図7(e)に示すようなポリシリコンか
らなり、肩部21を有するプラグ20が形成される。プ
ラグ20の形成後、例えばアッシャにより、図7(f)
に示されているように、レジストパターン19が除去さ
れ、硫酸および過酸化水素水により、アッシャによる残
留物が除去される。
【0058】次に、プラグ20の肩部21が、例えば、
CF4 、CHF3 およびArからなる第1のプラズマガ
スを用いたドライエッチング処理により、除去される。
このドライエッチング処理による肩部21の除去によ
り、図8(g)に示されているように、プラグ20は、
エッチングストッパ膜16のゲート11の頂部を覆う部
分よりも低く、ゲート11上の保護膜12とほぼ同じ高
さ寸法に成形される。このとき、各ゲート11の両サイ
ドウォール28のうち、両外側に位置するサイドウォー
ルが同時に除去される。
【0059】その後、図8(h)に示されているよう
に、例えばBPSGのような酸化シリコンからなる絶縁
膜22で、ゲート11を覆うエッチングストッパ膜16
およびプラグ20が埋め戻される。この絶縁膜22上に
は、図8(i)に示されているように、予備開口24の
ための開口23aを有するレジストパターン23が形成
される。
【0060】レジストパターン23をマスクとして、絶
縁膜22に予備開口24を形成するために、異方性を示
すドライエッチングが施される。このドライエッチング
には、エッチングストッパ膜16を覆うポリシリコンか
らなるプラグ20に対するエッチング速度に比較して、
酸化シリコンからなる絶縁膜22に対するエッチング速
度が大きな、前記したと同様な、プラグ20に対して例
えば20という選択比を有する、例えば、CF4 、CH
3 およびArからなるプラズマガスが用いられる。
【0061】プラグ20に比較して大きく絶縁膜22を
削除するエッチングガスを用いることにより、図9
(j)に示されているように、プラグ20に実質的な損
傷を与えることなく、従って、エッチングストッパ膜1
6のプラグ20に保護された部分にゲート11の露出を
招く大きな損傷を与えることなく、予備開口24を適正
に形成することができる。
【0062】予備開口24の形成後、例えばアッシャを
用いて、レジストパターン23が除去される。その後、
予備開口24に露出するプラグ20が第2のエッチング
ガスを使用したドライエッチング処置により、除去され
る。エッチングストッパ膜16が酸化シリコンからなる
図7〜図9の例では、シリコン酸化膜からなる絶縁膜2
2およびこの絶縁膜22と同質のエッチングストッパ膜
16に対するエッチング速度に比較して、ポリシリコン
からなるプラグ20に対するエッチング速度が大きな第
2のエッチングガスが用いられる。この第2のエッチン
グガスは、絶縁膜22およびエッチングストッパ膜16
に対し、50を越える大きな選択比を示す。この第2の
エッチングガスとして、前記したと同様なSF6 からな
るプラズマガスを使用することができる。この第2のエ
ッチングガスを用いたドライエッチング処理により、図
9(k)に示すように、エッチングストッパ膜16に実
質的な損傷を与えることなく、比較的容易にプラグ20
を除去することができる。
【0063】プラグ20の除去後、第3のエッチングガ
スを用いて、エッチングストッパ膜16の半導体基板1
0上で凹所17に露出する部分が除去され、これによ
り、予備開口24を含むコンタクトホール25が形成さ
れる。エッチングストッパ膜16が前記したように、酸
化シリコンからなるとき、シリコン結晶からなる半導体
基板10に対するエッチング速度に比較して、酸化シリ
コンからなるエッチングストッパ膜16に対するエッチ
ング速度が大きなエッチングガスが、第3のエッチング
ガスとして用いられる。この第3のエッチングガスとし
て、前記した第1のエッチングガスと同一のCF4 、C
HF3 およびArからなるプラズマガスを使用すること
ができる。
【0064】エッチングストッパ膜16がシリコン酸化
膜からなる図7〜図9に示した例では、エッチングスト
ッパ膜16がシリコン窒化膜図1〜図6に示した例にお
けると同様に、予備開口24の形成時に、そのドライエ
ッチング処理からプラグ20によってエッチングストッ
パ膜16が保護されている。従って、図7〜図9に示し
た例においても、エッチングストッパ膜16に実質的な
損傷を与えることなく予備開口24を形成することがで
き、このエッチングストッパ膜16の損傷によるゲート
11の前記したような短絡を確実に防止することができ
る。
【0065】また、エッチングストッパ膜16が酸化シ
リコンからなる例においても、図5(a)〜図5(c)
に沿って説明したとおり、肩部を有しないプラグ20を
一対のゲート11間の凹所17に直接的に形成すること
ができる。
【0066】すなわち、図10(a)に示すように、シ
リコン半導体基板10上に、MOSトランジスタの少な
くとも一対のゲート11が形成される。各ゲート11上
には、図7(a)に示したと例におけると同様、ゲート
形成時にマスクとして使用されたシリコン窒化膜からな
る保護膜12が残されており、ゲート11およびゲート
11から露出する半導体基板10の表面は、酸化シリコ
ン(NSG)からなるエッチングストッパ膜16によ
り、覆われている。また、各ゲート11の両側には、2
次イオン注入時にマスクとして利用されたポリシリコン
層28からなるサイドウォール部(28)が形成されて
いる。このサイドウォール部(28)により覆われた一
対のゲート11間の凹所17を埋め込むように、ポシシ
リコン18が、例えばCVD法により、2000A゜の
厚さ寸法に積層される。
【0067】このポリシリコン18は、マスクを施すこ
となく、プラグ20の肩部21の除去に使用したと同様
なSF6 およびCl2 からなるプラズガスを用いて、全
面にエッチング処理を受ける。その結果、図10(b)
に示すように、マイクロローディング効果等により、図
5(b)に沿って説明したとおり、凹所17内にポリシ
リコンが残存し、この残存するポリシリコン18によっ
て、エッチングストッパ膜16のゲート11の頂部を覆
う部分よりも低く、ゲート11とほぼ同じ高さ寸法のプ
ラグ20が得られる。このとき、一対のゲート11の両
外側のサイドウォール部(28)のさらに外側には、そ
の壁面(28)に沿ってポリシリコン18が残存し、そ
の時点で、そのエッチング作業が停止される。
【0068】この残存ポリシリコン18は、図10
(c)に示すように、プラグ20を覆うように形成され
たレジストパターン19をマスクとし、SF6 およびC
2 からなる前記第2のエッチングガスと同様なエッチ
ングガスを用いたドライエッチングにより、選択的に除
去される。
【0069】その後、図8(h)〜図9(l)に沿って
説明したとおり、レジストパターン19が除去され、酸
化シリコンからなる絶縁膜22で、ゲート11を覆うエ
ッチングストッパ膜16およびプラグ20が埋め戻され
る。さらに、絶縁膜22上に形成されるレジストパター
ン23をマスクとして、絶縁膜22に予備開口24が形
成するために、CF4 、CHF3 およびArからなる第
1のプラズマガスを用いて、ドライエッチング処理が施
される。
【0070】この予備開口24の形成時には、プラグ2
0がエッチングストッパ膜16の所定部分を確実に覆
い、該所定部分がエッチングガスから保護されることか
ら、エッチングストッパ膜16に実質的な損傷を与える
ことなく、予備開口24を適正に形成することができ
る。
【0071】予備開口24の形成後、レジストパターン
23の除去に続いて、予備開口24に露出するプラグ2
0がSF6 およびCl2 からなる第2のエッチングガス
を使用したドライエッチング処置により、除去される。
プラグ20の除去後、第1のエッチングガスを用いて、
エッチングストッパ膜16の半導体基板10上で凹所1
7に露出する部分が除去され、これにより、予備開口2
4を含むコンタクトホール25が形成される。
【0072】このように、プラグ20の形成のために、
ポリシリコン18の全面をエッチングし、これにより肩
部が除去されたプラグ20を直接的に形成する方法は、
前記したとおり、プラグ20としてのポリシリコン18
の残存量をその全体から判定することができることか
ら、肩部21を有するプラグ20を形成した後、その肩
部21のみを削除する方法に比較して、より容易に適正
なプラグ20を形成する上で、有利である。
【0073】また、エッチングストッパ膜16が酸化シ
リコンからなる図7〜図10に示した方法に関して、プ
ラグ20と同じ材料からなるサイドウォール部(28)
がエッチングストッパ膜16の外側に設けらた例につい
て説明した。このサイドウォール部(28)は、プラグ
20と共同してゲート11間の凹所17を埋め込む。従
って、微細な凹所17を単独のプラグ20で埋め込むこ
とに比較して、プラグ2と共同して凹所17を埋め込む
サイドウォール部(28)を採用することが、より高集
積化に対応し得る点で、有利である。
【0074】第1、第2および第3のエッチングガスの
成分は、前記した例に限らず、適宜必要な成分を添加す
ることができる。また、本発明の前記した製造方法は、
MOSトランジスタに限らず、ゲートを必要とする種々
の半導体装置の製造に適用することができる。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、前記したように、電気
絶縁性のエッチングストッパ膜を埋め込む絶縁膜をエッ
チングして予備開口を形成するとき、そのエッチングガ
スからエッチングストッパ膜を保護するプラグを採用す
ることにより、このプラグの保護作用によって、絶縁膜
に予備開口を形成するときのエッチングストッパ膜への
従来のような損傷が確実に防止される。また、予備開口
に露出するプラグを除去するに際し、プラグの下方に位
置するエッチングストッパ膜に対する選択比が従来の予
備開口の形成に用いられていたエッチングガスの選択比
よりも大きな選択比のエッチングガスを使用することに
より、エッチングストッパ膜に実質的な損傷を与えるこ
となく、プラグを効果的に除去することができる。従っ
て、エッチングストッパ膜の損傷に起因するゲートの短
絡を招くことなく、比較的容易に自己整合によるコンタ
クトホールの形成を実現することができ、これにより、
より集積度の高い半導体装置を比較的容易に製造するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置の製造方法を示す断面
工程図(その1)である。
【図2】本発明に係る半導体装置の製造方法を示す断面
工程図(その2)である。
【図3】本発明に係る半導体装置の製造方法を示す断面
工程図(その3)である。
【図4】本発明に係る半導体装置の他の製造方法を示す
断面工程図(その1)である。
【図5】本発明に係る半導体装置の他の製造方法を示す
断面工程図(その2)である。
【図6】本発明に係る半導体装置のさらに他の製造方法
を示す断面工程図である。
【図7】本発明に係る半導体装置のさらに他の製造方法
を示す断面工程図(その1)である。
【図8】本発明に係る半導体装置のさらに他の製造方法
を示す断面工程図(その2)である。
【図9】本発明に係る半導体装置のさらに他の製造方法
を示す断面工程図(その3)である。
【図10】本発明に係る半導体装置のさらに他の製造方
法を示す断面工程図である。
【符号の説明】
10 半導体基板 11 ゲート 12 保護膜 16 エッチングストッパ膜 17 凹所 18 ポリシリコン 20 プラグ 21 肩部 22 絶縁膜 24 予備開口 25 コンタクトホール

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に互いに間隔をおいて形成
    された一対のゲートを埋め込む絶縁膜に、前記ゲート間
    で前記半導体基板上に開放するコンタクトホールを形成
    する工程を含む半導体装置の製造方法であって、前記半
    導体基板上に形成された前記ゲートおよび前記半導体基
    板の露出面を覆うように電気絶縁性を示すエッチングス
    トッパ膜を形成すること、該エッチングストッパ膜で覆
    われ、前記一対のゲートによりその間に規定された凹所
    をプラグで埋め込むこと、前記エッチングストッパ膜お
    よび該エッチングストッパ膜上に部分的に形成された前
    記プラグを埋め込むように前記絶縁膜を形成すること、
    前記プラグに対する選択比を有する第1のエッチングガ
    スおよびマスクを用いたエッチングにより、前記プラグ
    が露出する予備開口を前記絶縁膜に形成すること、該予
    備開口に露出する前記プラグを、前記絶縁膜および前記
    ストッパ膜に対して、前記第1のエッチングガスの前記
    選択比よりも大きな選択比を有する第2のエッチングガ
    スを用いて除去すること、前記プラグのエッチング処理
    により露出した前記ストッパ膜の前記半導体基板上に位
    置する部分を前記半導体基板に対する選択比を有する第
    3のエッチングガスを用いて除去することにより、前記
    半導体基板上に開放する前記コンタクトホールを形成す
    ることを含む半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記プラグは、前記一対のゲート上に伸
    びる肩部を有する請求項1記載の半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ゲートの頂部には、保護膜が形成さ
    れ、前記ゲートおよび前記半導体基板の露出面を覆うよ
    うに形成される前記エッチングストッパ膜は、前記ゲー
    ト頂部の前記保護膜を覆って形成され、前記プラグの前
    記肩部は、前記絶縁膜での埋め込みに先立って除去さ
    れ、これにより前記一対のゲートとほぼ同等の高さ寸法
    に形成された状態で前記絶縁膜で埋め込まれる請求項2
    記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板はシリコン結晶基板であ
    り、前記プラグはポリシリコンからなり、前記絶縁膜は
    酸化シリコンからなる請求項3記載の半導体装置の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 前記保護膜はシリコン酸化膜であり、前
    記エッチングストッパ膜はシリコン窒化膜である請求項
    4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記保護膜はシリコン窒化膜であり、前
    記エッチングストッパ膜はシリコン酸化膜である請求項
    4記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1のエッチングガスは、CF4
    CHF3 およびArを含むプラズマガスであり、前記第
    2のエッチングガスはSF6 を含むプラズマガスであ
    り、前記第3のエッチングガスはCF4 およびO2 を含
    むプラズマガスである請求項5に記載の半導体装置の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1のエッチングガスは、CF4
    CHF3 およびArを含むプラズマガスであり、前記第
    2のエッチングガスはSF6 を含むプラズマガスであ
    り、前記第3のエッチングガスはCF4 、CHF3 およ
    びArを含むプラズマガスである請求項6に記載の半導
    体装置の製造方法。
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