JPH10172232A - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

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Publication number
JPH10172232A
JPH10172232A JP33131296A JP33131296A JPH10172232A JP H10172232 A JPH10172232 A JP H10172232A JP 33131296 A JP33131296 A JP 33131296A JP 33131296 A JP33131296 A JP 33131296A JP H10172232 A JPH10172232 A JP H10172232A
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JP
Japan
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recording medium
time
buffer memory
channel
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Application number
JP33131296A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyousuke Tokoro
協助 所
Yoshiya Imamura
佳也 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体上から1回のタイムスロットで転送
される情報量が、クラスタの大きさと等しいか又はその
整数分の1と規定している情報再生装置は、記録媒体上
のフラグメンテーションの影響を受け易い。 【解決手段】 制御装置12は、記録媒体再生部11を
制御して記録媒体から複数チャネルの記録映像・音声情
報を時分割再生させると共に、次に時分割再生されるチ
ャネルの再生情報が書き込まれるバッファメモリ14a
〜14cに空き容量があるときは、バッファメモリ14
a〜14cへの転送終了次第直ちに時分割再生を時間的
に繰り上げて再生して、その再生映像・音声情報を前回
の記憶再生情報がまだ残っている状態のバッファメモリ
14a〜14cに書き込ませる。これにより、バッファ
メモリ14a〜14cには連続して記録情報を読み出し
得る十分な量の再生映像・音声情報を蓄えておくことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報再生装置に係
り、特に記録媒体に記録されたオーディオ信号、映像信
号などを再生して音楽や映像などの情報を、複数の利用
者の個々のリクエストに応じて供給するオーディオ・オ
ンデマンド・サービス、ビデオ・オンデマンド・サービ
ス(VOD)、通信カラオケ、又はその背景動画供給を
実現する情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、記録媒体に記録されたオーデ
ィオ信号、映像信号などを再生して音楽や映像などの情
報を、複数の利用者の個々のリクエストに応じて供給す
るオーディオ・オンデマンド・サービス、ビデオ・オン
デマンド・サービス(VOD)、通信カラオケ、又はそ
の背景動画供給を実現する多チャネル情報再生装置とし
て、記録媒体をリアルタイムで連続して再生される速度
のM倍(ただし、M≧2)の速度で時分割アクセスし、
得られたM倍速再生情報を分配してN個(NはM以下の
2以上の整数)のバッファメモリのうちの一のバッファ
メモリに一時記憶することを順次にN回繰り返し、N回
のアクセスによりN個のバッファメモリのすべてに再生
情報を一時記憶し、更にN個のバッファメモリからそれ
ぞれ並列に再生情報を1/M倍の速度で読み出すことを
繰り返すことにより、リアルタイムで連続して複数の利
用者のそれぞれが要求する情報を提供する情報再生装置
が知られている(特公平5−72026号公報)。
【0003】ここで、記録媒体からN個のバッファメモ
リのそれぞれに再生情報が一時記憶される一周期の時間
をTrとすると、一つのバッファメモリには再生情報が
Ts(=Tr/N)の時間で転送される。この転送時間
Ts中には記録媒体のアクセスに必要な時間や転送の際
のオーバヘッドによるロスタイムTaが含まれている。
【0004】また、実際の演奏時間換算で時間Tp相当
の映像・音声情報(再生情報)を転送速度Vdでバッフ
ァメモリに転送するとする。N個のバッファメモリから
一時記憶された再生情報を同時にそれぞれ情報速度Vu
で時間Tpかけて出力するときに、再生情報を途切れず
に供給するための条件はTp≧Trであるので、このと
きの同時入出力チャネル数Nは次式で表されることが知
られている(1991年電子情報通信学会春季全国大会
B−800、「通信用AVソフト供給装置の一構成
法」)。
【0005】 N≦Tr/[{(Vu/Vd)Tp}+Ta] (1) 同時入出力チャネル数Nは、Tp=Trのときに最大値
となる。
【0006】図6はこの従来の情報再生装置のN=3の
場合の動作を模式的に示す。すなわち、図6(A)に示
すように、記録媒体の記録映像・音声情報は、周期Tr
内においてTs(=Tr/3)ずつ時分割的に1a、1
b、1cで示すように再生され、高速にバッファメモリ
に転送される。転送された情報1aは、バッファメモリ
から本来の転送速度Vuで図6(B)に1a’で模式的
に示すように、時間Tpかけて読み出し出力されて利用
者の端末装置へ出力される。
【0007】また、再生情報1a’が終了する前に、そ
の次に再生すべき映像・音声情報が記録媒体から再生さ
れてバッファメモリに図6(A)に1bで模式的に示す
ように転送されて書き込まれる。また、この映像・音声
情報1bが再生情報1a’の終了後に引き続き間断なく
図6(B)に1b’で示す如くバッファメモリから読み
出される。
【0008】他のチャネルについても同様に、記録媒体
の再生映像・音声情報2a、3aは、バッファメモリに
書き込まれた後、図6(B)に2a’、3a’で模式的
に示すように時間Tpかけて読み出し出力され、更にそ
の読み出し出力終了前に図6(A)に模式的に示すよう
に、記録媒体の次の再生映像・音声情報2b、3bが再
生されてバッファメモリに書き込まれるため、再生情報
2a’、3a’の終了後に引き続き間断なく図6(B)
に2b’、3b’で示す如くバッファメモリから読み出
される。これにより、3チャネルの再生情報が並列に得
られる。すなわち、従来は、一定周期TrにN回(ここ
ではN=3)のタイムスロットをスケジューリングして
いる。
【0009】しかし、特公平5−72026号公報記載
の情報再生装置では、利用者の新たな再生要求発行時点
から、その要求に対応した再生の開始までの応答時間の
期待値が繁忙時ほど長くなってしまう欠点があった。
【0010】そこで、本発明者は上記の欠点を解決する
ために、特公平6−1430号公報にて、普段は最低限
転送しなければならない情報量に加えて予備データも各
タイムスロットでバッファメモリに読み込み、既に再生
中のチャネルに対してのタイムスロット割り当てがある
程度遅れても、音楽や映画の連続性を欠落させずに、新
たな要求に対する再生のためのタイムスロットを割り込
ませることで、問題となる要求から再生開始までの応答
時間の期待値を短縮させる制御方法を提案した。この本
発明者の提案になる制御方法では、記録媒体上の曲や番
組などの音楽情報及び映像情報ファイルが連続した領域
にある場合に有効である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、情報ファイ
ルを連続した領域に置くような記録方法は、サイズのま
ちまちな情報ファイルを繰り返して、記録と消去を繰り
返すには不向きであるので、記録消去を繰り返す場合に
は、MS−DOS(登録商標)やUNIXのコンピュー
タ・データ・ファイルと同様に、クラスタ又はアロケー
ション・ブロックと呼ばれる単位(以下、クラスタと略
記)に細分化し、1つのファイルを構成するクラスタが
記録媒体上の不連続な領域に配置しても構わないような
記録形式をとるのが一般的である。
【0012】このように、1つのファイルが記録媒体上
の必ずしも連続していない領域に分散されている場合、
不連続部分でアクセス時間を余分に要し、情報の転送効
率を極端に低下させてしまう(このような状況を「フラ
グメンテーション(fragmentation)が悪
い」という。普通のコンピュータデータの場合、フラグ
メンテーションの悪化は、情報処理時間が多少遅くなる
だけで、誤った処理結果を得たりするような状況には陥
らないが、音楽情報及び映像情報の場合には、この不連
続部分のアクセスの際に音や動画が途切れてしまい、正
常な再生を期待できなくなってしまう。)。
【0013】この現象を解決するために、本発明者は先
に特開平6−83674号公報にて、記録媒体からバッ
ファメモリに1回のタイムスロットで時分割高速転送さ
れる情報量の整数倍を、記録媒体上のクラスタの大きさ
として記録媒体上の情報ファイルを管理するようにした
情報再生装置を開示した。この情報再生装置によれば、
1つのクラスタは、連続した領域にマッピングされるた
め、ロスタイムTaを極めて小さくできる。
【0014】しかし、この特開平6−83674号公報
記載の情報再生装置では、クラスタ・サイズさえ決定す
れば、フラグメンテーションの悪化を気にする必要がな
く、転送効率が低下しないので、大変に効果的なのだ
が、1回のタイムスロットで転送される情報量が、クラ
スタの大きさと等しいか又はその整数分の1と規定して
いるため、前記特公平6−1430号公報記載の情報再
生装置における「転送しなければならない情報量+予備
データ」といったようなアクセスする情報量が一定して
いない方法を採りにくい。
【0015】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
記録媒体上のフラグメンテーションの影響なく、新たな
リクエストへの応答を高速化できる情報再生装置を提供
することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、ディジタル化された情報が記録された記録
媒体から、外部制御信号により指示された既記録情報を
選択して任意のチャネルに再生する記録媒体再生部と、
互いに独立して書き込み、読み出しが行われる複数のバ
ッファメモリと、外部からのリクエストに応じた既記録
情報を、記録媒体からチャネル別に所定の情報量ずつ時
分割的に再生するように記録媒体再生部に制御信号を供
給すると共に、時分割的に再生された再生情報を、複数
のバッファメモリのうちチャネル別に対応したバッファ
メモリに書き込ませる制御装置と、複数のバッファメモ
リの各記憶再生情報を書き込み時よりも低速で読み出し
て外部へ出力する出力手段とを有し、制御装置は、次に
時分割再生されるチャネルの再生情報が書き込まれるバ
ッファメモリに空き容量があるときは、時分割再生を時
間的に繰り上げて再生して、その再生情報を前回の記憶
再生情報がまだ残っている状態のバッファメモリに書き
込ませ、時分割再生が時間的に繰り下げられたときは出
力手段により前回の記憶再生情報を読み出し出力させる
ように構成したものである。
【0017】この発明では、記録媒体からチャネル別に
所定の情報量ずつ時分割的に再生する既記録情報が書き
込まれるバッファメモリに空き容量があるときには、時
分割再生を繰り上げて再生してそのバッファメモリに次
の再生情報を書き込む。すなわち、時分割再生は所定の
情報量ずつ行われるが、各時分割の再生時間は等しくな
く、次に書き込むチャネルのバッファメモリの空き容量
の有無に応じて変化する。これにより、バッファメモリ
に空き容量があるときは前回の記憶再生情報がまだ読み
出し完了せずに残っている状態で次の新たな再生情報が
書き込まれるため、空き容量がなくて次回の再生情報が
書き込めなくて時分割再生が繰り下げられたとしても、
バッファメモリには連続して記録情報を読み出し得る十
分な量の再生情報を蓄えておくことができる。
【0018】なお、本発明では記録媒体はディジタル化
された情報が不連続な領域に分散して記録された記録媒
体であり、バッファメモリはFIFOである場合に特に
有効である。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
【0020】図1は本発明になる情報再生装置の一実施
の形態のブロック図を示す。図1に示す実施の形態は、
3チャネル出力の例を示しており、記録媒体再生部1
1、制御装置12、インタフェース回路13、3つのバ
ッファメモリ14a、14b及び14c、3つのチャネ
ル・インタフェース15a、15b及び15cから構成
されており、記録媒体再生部11により記録媒体から再
生された映像・音声情報を時分割的に、それぞれのバッ
ファメモリ14a〜14cに読み出し速度よりも高速に
転送して書き込み、バッファメモリ14a〜14cから
チャネル・インタフェース15a〜15cを介して、そ
の映像・音声情報を本来の転送速度で出力する構成であ
る。
【0021】記録媒体再生部11は、記録媒体と記録媒
体再生素子と再生素子駆動機構と再生回路などから構成
されており、例えばハードディスクドライブ(HDD)
である。また、制御装置12は中央処理装置(CPU)
で構成でき、バッファメモリ14a〜14cはそれぞれ
例えばFIFOで構成されている。
【0022】この実施の形態の出力できるチャネル数N
の最大値は、従来と同様に前記(1)式に基づいて求め
る。また、特開平6−83674号公報に記載したよう
に、1回の転送容量を1アロケーション・ブロック(ク
ラスタ)の自然数分の一としてもよい。上記のチャネル
数Nの最大値の計算に当っては、原則としてワーストケ
ースを配慮しないと、記録媒体からバッファメモリ14
a〜14cへの転送が遅れ、バッファメモリ14a〜1
4cからチャネル・インタフェース15a〜15cを介
して端末装置に供給すべき情報が空になってしまい、動
画映像や音声の途切れの原因になってしまう。
【0023】しかし、実際のアクセスや転送は、ワース
トケースより平均的には早いので、図2に模式的に示す
ように、記録媒体からバッファメモリ14a〜14cへ
の転送は早く終ることが多い。そこで、その転送が終り
次第、次の転送を許容することによって、それぞれの転
送を前倒しする。
【0024】次に、この実施の形態の動作について図1
及び図2を併せ参照して説明する。図2(A)に示すよ
うに、記録媒体再生部11により記録媒体の記録映像・
音声情報が、時分割的に1a、1b、1cで模式的に示
すように再生され、インタフェース回路13を介して高
速にバッファメモリ14a、14b及び14cに順次に
転送される。なお、1a〜1cはそれぞれ再生する情報
量は同じであるが、再生時間が記録媒体に対する再生素
子と記録媒体の再生する領域との相対距離などの相違な
どから異なる。
【0025】転送された情報1aは、バッファメモリ1
4aに記憶された後、本来の転送速度Vuで図2(B)
に1a’で模式的に示すように、時間Tpかけて書き込
み時よりも低速に読み出し出力され、チャネル・インタ
フェース15aを介して利用者の端末装置へ出力され
る。
【0026】また、再生情報1a’が終了する前に、そ
の次に再生すべき映像・音声情報が所定の情報量分、記
録媒体から再生されて図2(A)に1bで模式的に示す
時間かけて転送されてバッファメモリ14aに書き込ま
れる。また、この映像・音声情報1bが再生情報1a’
の終了後に引き続き間断なく図2(B)に1b’で示す
如くバッファメモリ14aから時間Tpかけて書き込み
時よりも低速に読み出される。
【0027】また、記録媒体の再生映像・音声情報1a
の転送が終了すると、直ちに記録媒体再生部11は要求
された第2チャネルの記録映像・音声情報を1aと同じ
所定の情報量分だけ記録媒体から図2(A)に2aで模
式的に示す時間かけて再生し、制御装置12によりイン
タフェース回路13を介してバッファメモリ14bへそ
の再生情報が切り替え入力されて書き込まれる。
【0028】バッファメモリ14bに書き込まれた情報
は図2(B)に2a’で模式的に示すように、時間Tp
かけて書き込み時よりも低速に読み出し出力され、更に
その読み出し出力終了前に図2(A)に模式的に示すよ
うに、記録媒体の次の再生映像・音声情報2bが再生さ
れてバッファメモリ14bに書き込まれるため、再生情
報2a’の終了後に引き続き間断なく図2(B)に2
b’で示す如くバッファメモリ14bから読み出され
る。
【0029】更に、記録媒体の再生映像・音声情報2a
の転送が終了すると、直ちに記録媒体再生部11は要求
された第3チャネルの記録映像・音声情報を1a、2a
と同じ情報量分だけ記録媒体から図2(A)に3aで模
式的に示す時間かけて再生し、制御装置12によりイン
タフェース回路13を介してバッファメモリ14cへそ
の再生情報が切り替え入力されて書き込まれる。
【0030】バッファメモリ14cに書き込まれた情報
は図2(B)に3a’で模式的に示すように、時間Tp
かけて書き込み時よりも低速に読み出し出力され、更に
その読み出し出力終了前に図2(A)に模式的に示すよ
うに、記録媒体の次の再生映像・音声情報3bが再生さ
れてバッファメモリ14cに書き込まれるため、再生情
報3a’の終了後に引き続き間断なく図2(B)に3
b’で示す如くバッファメモリ14cから読み出され
る。
【0031】このように、この実施の形態では記録媒体
の再生映像・音声情報の記録媒体からバッファメモリ1
4a〜14cへの転送時間が同一の情報量でも一定では
ないことに鑑み、制御装置12が、次に時分割再生され
るチャネルの再生情報が書き込まれるバッファメモリに
空き容量があるときは、バッファメモリへの転送終了次
第直ちに時分割再生を時間的に繰り上げて再生して、そ
の再生情報を前回の記憶再生情報がまだ残っている状態
のバッファメモリに書き込ませるようにしたため、例え
ば従来は図6に示したように再生情報1b’の転送が始
まった時点ではまだ再生情報1cの転送が始まっていな
いような場合でも、この例では図2に示したように既に
再生情報1cが転送中であり、これにより、結果的に特
公平6−1430号公報に記載の予備データ転送を行っ
たのと同じ効果を得ることができる。
【0032】すなわち、第1チャネルの場合は、バッフ
ァメモリ14aから再生情報1aが1a’で示すように
読み出されているときに、次の再生情報1bがバッファ
メモリ14aに書き込み終了した時点t0でまだバッフ
ァメモリ14aから読み出されないで残っている再生情
報1aが予備データに相当し、次のバッファメモリに対
する時分割処理が時間的に繰り下げられても、前回に繰
り上げられて転送された予備データをバッファメモリか
らチャネル・インタフェースを介して出力することがで
き、映像・音声情報を時間的に途切れることなく、連続
的に出力できる。従って、この実施の形態によれば、十
分な情報がバッファメモリ14a〜14cに蓄えられて
いることが期待でき、結果として、記録媒体上のフラグ
メンテーションの影響なく、新たなリクエストへの応答
を高速化できる。
【0033】ただし、緩衝記憶域であるバッファメモリ
14a〜14cの記憶容量が無尽蔵にあれば、このまま
の制御でよいが、実際にはコストの兼ね合いから必要最
小限にその記憶容量を留めるのが普通である。そのた
め、実際の制御では、必要最小限の記憶容量のバッファ
メモリ14a〜14cの空きが十分にないことがあるの
で、その場合は、その空きに見合った記憶容量だけを記
録媒体から読み出すような方法の採用も考えられる。
【0034】前記特開平6−83674号公報記載のよ
うに、記録媒体からバッファメモリに1回のタイムスロ
ットで時分割高速転送される情報量の整数倍を、記録媒
体上のクラスタの大きさとして記録媒体上の情報ファイ
ルを管理する場合は、1回に読み出すべき情報量を原則
として固定として(記録媒体上の番組ファイルは必ずし
もその固定量の整数倍とは限らないので、この原則はフ
ァイルの最後の転送には適用されないことがある)、そ
の転送をスキップし、次のチャネルの時分割処理に制御
を渡して構わない。
【0035】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
3は本発明になる情報再生装置の一実施例の構成図を示
す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付して
ある。図3に示すように、ハードディスクドライブ(H
DD)111と小型コンピュータ用周辺装置インタフェ
ース(SCSI I/F)112とは、記録媒体再生部
11を構成している。また、中央処理装置(CPU)1
21、プログラムなどを格納しているリード・オンリ・
メモリ(ROM)122、データの書き込み読み出しが
行われるダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ
(DRAM)123及びタイミングコントローラ・FI
FOコントローラ124は互いにCPUバス120を介
して接続されており、これらは制御装置12を構成して
いる。また、FIFO141〜143はバッファメモリ
14a〜14cを、チャネル・インタフェース(CH
I/F)151〜153はチャネル・インタフェース1
5a〜15cを構成している。
【0036】なお、図3には図1に記載したインタフェ
ース回路13に相当する回路部は存在しないが、これは
CPU121の制御によりタイミングコントローラ・F
IFOコントローラ124の出力書き込みクロックをF
IFO141〜143のうち指示された一つのFIFO
にのみ供給することにより、その指示された一つのFI
FOに対してのみ書き込み動作させることで、インタフ
ェース回路13と同等の機能を有するからである。
【0037】CPU121はリクエスト入力が外部装置
からあると、SCSI I/F112を介してHDD1
11に要求されたチャネルへの記録映像・音声情報を再
生する読み出し命令を発行し、これにより、HDD11
1からデータが読み出されたことを示す信号DREQ
が、図4(B)に示すようにSCSI I/F112か
らタイミングコントローラ・FIFOコントローラ12
4に供給される。
【0038】タイミングコントローラ・FIFOコント
ローラ124は、信号DREQに基づき、図4(C)示
す如き読み出しクロック及び同図(D)に示す書き込み
クロックを発生し、読み出しクロックはSCSI I/
F112に、また、書き込みクロックはFIFOFIF
O141〜143のうちCPU121により指示された
一つのFIFOにのみ供給する。
【0039】SCSI I/F112は、図4(A)に
示すように、HDD111から読み出した記録映像・音
声情報(データ)をFIFO141、142及び143
にそれぞれ供給する。FIFO141〜143は書き込
みクロックのローレベル期間に書き込みを行う。また、
タイミングコントローラ・FIFOコントローラ124
は、FIFO141〜143からの空き容量を示すデー
タに基づいて、書き込みクロックの発生タイミングを制
御する。
【0040】次に、この実施例の動作の概略について図
5のシーケンス図を併せ参照して説明する。いま、チャ
ネルch1の記録映像・音声情報の再生のリクエストが
外部端末から図3のCPU121にあった場合(図5の
ステップ201)、CPU121は受付OKの応答を外
部端末に返し(図5のステップ202)、タイミングコ
ントローラ・FIFOコントローラ124に対してFI
FO141に対してのみ書き込みクロックを出力するよ
うに指示する(図5のステップ203)。
【0041】続いて、CPU121はSCSI I/F
112を介してHDD111に読み出し指示を出力し
(図5のステップ204)、これによりHDD111か
らチャネルch1の記録映像・音声情報(データ)を読
み出させる(図5のステップ205)。読み出された映
像・音声情報は、SCSI I/F112を介してFI
FO141にのみ書き込まれていく(図5のステップ2
05)。1回分の映像・音声情報量の転送が終了する
と、記録媒体再生部11はCPU121に対して転送終
了通知をする(図5のステップ206)。
【0042】ここでは、1回の転送量を220.5kB
とし、1.4112MbpsのデータをM倍速転送する
ものとすると、1回の転送時間は1.28/N秒以内に
なる。これにより、FIFO141には1回の転送量分
のデータが蓄積される。続いて、上記の転送終了通知を
受けると、CPU121はタイミングコントローラ・F
IFOコントローラ124を介してCH I/F151
にのみ読み出し指示を与えてFIFO141の記憶デー
タを外部へ出力させる(図5のステップ207)。1回
に転送され蓄積されたデータは、1.28秒かけて外部
出力される。
【0043】次に、チャネルch1の上記の処理前に行
われていたチャネルch3の書き込み処理が行われる。
すなわち、CPU121はタイミングコントローラ・F
IFOコントローラ124に対してFIFO143に対
してのみ書き込みクロックを出力するように指示する
(図5のステップ208)。
【0044】続いて、CPU121はSCSI I/F
112を介してHDD111に読み出し指示を出力し
(図5のステップ209)、これによりHDD111か
らチャネルch3の記録映像・音声情報(データ)を読
み出させ、SCSI I/F112を介してFIFO1
43にのみ1回の転送量分書き込まれていく(図5のス
テップ210)。
【0045】次に、CPU121はch3の1回の転送
量の転送終了を受けると(図5のステップ211)、C
PU121は再びタイミングコントローラ・FIFOコ
ントローラ124に対してFIFO141に対してのみ
書き込みクロックを出力するように指示する(図5のス
テップ212)。
【0046】続いて、CPU121はSCSI I/F
112を介してHDD111に読み出し指示を出力し
(図5のステップ213)、これによりHDD111か
らチャネルch1の記録映像・音声情報(データ)を読
み出させ、SCSI I/F112を介してFIFO1
41にのみ1回の転送量分書き込まれていく(図5のス
テップ214)。1回の転送量の転送が終了すると記録
媒体再生部11からCPU121に対して転送終了通知
がなされる(図5のステップ215)。FIFO141
には前回のステップ205で書き込まれたデータが、読
み出され完了せずにまだ残っていれば、その分と、今回
書き込まれたデータとが記憶された状態となる。
【0047】以下、上記と同様の動作が繰り返される。
なお、別のリクエストがあったときは、そのリクエスト
時点で行われているチャネルの1回の転送量の読み出し
処理後に、新たなリクエストのチャネルのデータが割込
み処理により1回分の転送量の読み出し処理が行われ
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バッファメモリに空き容量があるときは前回の記憶再生
情報がまだ読み出し完了せずに残っている状態で次の新
たな再生情報を書き込むことで、空き容量がなくて次回
の再生情報が書き込めなくて時分割再生が繰り下げられ
たとしても、バッファメモリには連続して記録情報を読
み出し得る十分な量の再生情報を蓄えておくことができ
るようにしたため、記録媒体上のフラグメンテーション
の影響なく新たなリクエストへの応答を高速化できる。
【0049】また、本発明によれば、副次的な効果とし
て、記録媒体欠陥やシークエラーなどの原因でうまく記
録媒体アクセスができなかった場合に、それを再施行
(リトライ)する時間的余裕を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のブロック図である。
【図2】図1の動作を模式的に示す図である。
【図3】本発明の一実施例の構成図である。
【図4】図3の要部の信号のタイミングチャートであ
る。
【図5】図3の動作説明用シーケンス図である。
【図6】従来の一例の動作を模式的に示す図である。
【符号の説明】
11 記録媒体再生部 12 制御装置 13 インタフェース回路 14a、14b、14c バッファメモリ 15a、15b、15c チャネル・インタフェース
(出力手段) 111 ハードディスクドライブ(HDD) 112 SCSIインタフェース(I/F) 121 中央処理装置(CPU) 124 タイミングコントローラ・FIFOコントロー
ラ 141〜143 FIFO(バッファメモリ) 151〜153 チャネルインタフェース(出力手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル化された情報が記録された記
    録媒体から、外部制御信号により指示された既記録情報
    を選択して任意のチャネルに再生する記録媒体再生部
    と、 互いに独立して書き込み、読み出しが行われる複数のバ
    ッファメモリと、 外部からのリクエストに応じた既記録情報を、前記記録
    媒体からチャネル別に所定の情報量ずつ時分割的に再生
    するように前記記録媒体再生部に前記制御信号を供給す
    ると共に、時分割的に再生された前記再生情報を、前記
    複数のバッファメモリのうちチャネル別に対応したバッ
    ファメモリに書き込ませる制御装置と、 前記複数のバッファメモリの各記憶再生情報を書き込み
    時よりも低速で読み出して外部へ出力する出力手段とを
    有し、前記制御装置は、次に時分割再生されるチャネル
    の再生情報が書き込まれるバッファメモリに空き容量が
    あるときは、前記時分割再生を時間的に繰り上げて再生
    して、その再生情報を前回の記憶再生情報がまだ残って
    いる状態の前記バッファメモリに書き込ませ、前記時分
    割再生が時間的に繰り下げられたときは前記出力手段に
    より前回の記憶再生情報を読み出し出力させることを特
    徴とする情報再生装置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体は前記ディジタル化された
    情報が不連続な領域に分散して記録された記録媒体であ
    り、前記バッファメモリはFIFOであることを特徴と
    する請求項1記載の情報再生装置。
JP33131296A 1996-12-11 1996-12-11 情報再生装置 Pending JPH10172232A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006522422A (ja) * 2003-04-02 2006-09-28 トムソン ライセンシング 同時再生のためのデータストリーム読み出し用光ピックアップを制御するための方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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