JPH10172228A - 光ディスクドライブ装置 - Google Patents

光ディスクドライブ装置

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JPH10172228A
JPH10172228A JP8329457A JP32945796A JPH10172228A JP H10172228 A JPH10172228 A JP H10172228A JP 8329457 A JP8329457 A JP 8329457A JP 32945796 A JP32945796 A JP 32945796A JP H10172228 A JPH10172228 A JP H10172228A
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JP
Japan
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optical disk
disk drive
turntable
chucking
actuator
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JP8329457A
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Kiyoshi Manou
清志 真能
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型且つ低消費電力で、信頼性の高いトラッ
クの偏心除去を行うことができるようにする。 【解決手段】 光ディスクドライブ装置は、ターンテー
ブル上に光ディスク10を載置したときに光ディスク1
0のセンタ孔部15に対応する位置に設けられた位置調
整部16を備えている。位置調整部16は、光ディスク
10のセンタ孔部15の内壁を互いに120°ずつ異な
る方向に押すことの可能な3つのアクチュエータ21A
〜21Cを有している。各アクチュエータ21A〜21
Cは、半導体レーザ20から出射されたレーザ光が照射
されると、径方向外側に膨出して光ディスク10を水平
方向に移動させるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクを用い
て情報の記録,再生を行う光ディスク装置に用いられ、
光ディスクを回転駆動するための光ディスクドライブ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置では、一般に、光ディス
クドライブ装置に対して光ディスクの着脱が可能なリム
ーバブルタイプが主流である。このタイプにおける光デ
ィスクドライブ装置では、ターンテーブルに対して光デ
ィスクを固定するチャッキング動作が必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなリムーバ
ブルタイプの光ディスク装置では、光ディスクを回転す
るためのスピンドルモータの回転中心と光ディスクにお
ける情報記録トラックの中心位置とのずれ、すなわち情
報記録トラックの偏心によって、光ディスクを回転させ
たときに情報記録トラックが光ディスクの半径方向に振
れるという現象が生じる。スピンドルモータの回転中心
と情報記録トラックの中心位置とのずれの原因として
は、主に以下のようなものがある。原因の一つは、図1
8に示したように、ターンテーブル210における位置
決め用の突出部211の中心位置212がスピンドルモ
ータ213の回転軸214の中心位置215とずれてい
ることによるものである。他の原因の一つは、図19に
示したように、突出部211の外径と光ディスク216
のセンタ孔217の内径との間に必要以上のクリアラン
ス218があることによるものである。更に他の原因の
一つは、図20に示したように、光ディスク216の作
成プロセスの都合上、光ディスク216のセンタ孔21
7の中心219に対して、情報記録トラック220の中
心位置221が、最大で100μm程度ずれていること
によるものである。
【0004】情報記録トラックが光ディスクの半径方向
に振れる現象に対処するために、従来、通常の光ディス
クドライブ装置では、トラッキングサーボによって光ピ
ックアップの対物レンズが常に情報記録トラックに追従
するように制御しているが、情報記録トラックに追従し
きれないサーボの取れ残り量は情報記録トラックの偏心
の大きさに対応して増加するため、特に光ディスクの高
記録密度化を目指す場合には、偏心量の絶対値を光ディ
スクのチャッキング時に減らす工夫が必要となる。
【0005】そこで、例えば文献「圧電素子の急速変形
を利用した光ディスクのセンタリング装置」(光メモリ
シンポジウム’90,1990年7月9日,幕張メッ
セ)では、スピンドルモータ自体を高速に駆動すること
により、スピンドルモータの軸中心と情報記録トラック
の中心とを近づける技術が提案されており、良好な偏心
除去効果が報告されている。しかしながら、この技術で
は、高い駆動電圧を必要としたり、一般に装置が大きく
なる等、実際の商品に組み込むには不都合な問題点があ
る。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、小型且つ低消費電力で、信頼性の高
いトラックの偏心除去を行うことができるようにした光
ディスクドライブ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスクドラ
イブ装置は、光ディスクを用いて情報の記録と再生の少
なくとも一方を行う光ディスク装置に用いられ、光ディ
スクを回転駆動するための光ディスクドライブ装置であ
って、光ディスクが載置されるターンテーブルと、この
ターンテーブルを回転駆動する回転駆動手段と、ターン
テーブル上であって、このターンテーブル上に光ディス
クを載置したときに光ディスクのセンタ孔部に対応する
位置に設けられ、光ディスクを光ディスクの面と略平行
な方向に移動して光ディスクの位置を調整可能な位置調
整手段とを備えたものである。
【0008】この光ディスクドライブ装置では、位置調
整手段によって、光ディスクを光ディスクの面と略平行
な方向に移動して光ディスクの位置を調整することによ
って、トラックの偏心を除去することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1
の実施の形態に係る光ディスクドライブ装置の側面図、
図2は図1に示した光ディスクドライブ装置の平面図、
図3は図2におけるA−A′線部分を拡大して示す断面
図である。
【0010】本実施の形態に係る光ディスクドライブ装
置は、光ディスク10を用いて情報の記録と再生の少な
くとも一方を行う光ディスク装置に用いられ、光ディス
ク10を回転駆動するための装置である。この光ディス
クドライブ装置は、光ディスク10が載置されるターン
テーブル11と、回転軸13がターンテーブル11に連
結され、ターンテーブル11を回転駆動するためのスピ
ンドルモータ12と、ターンテーブル11上であって、
このターンテーブル11上に光ディスク10を載置した
ときに光ディスク10のセンタ孔部15に対応する位置
に設けられ、光ディスク10を光ディスク10の面と略
平行な方向に移動して光ディスク10の位置を調整可能
な位置調整部16とを備えている。スピンドルモータ1
2には、スピンドルモータ12の回転位置を検出するた
めのエンコーダが内蔵されている。光ディスクドライブ
装置は、更に、ターンテーブル11の下方において回転
軸13の周囲に固着された円錐形状のミラー固定台17
と、このミラー固定台17の斜面上において互いに12
0°ずつ異なる位置に配設された立ち上げミラー18
と、ミラー固定台17の周囲に配設され、ミラー固定台
17およびターンテーブル11と一体化された透明な保
護筒19と、ミラー固定台17の側方に配設され、ミラ
ー固定台17に向けてレーザ光を照射する半導体レーザ
20とを備えている。
【0011】位置調整部16は、光ディスク10のセン
タ孔部15の内壁を互いに120°ずつ異なる方向に押
すことの可能な3つのアクチュエータ21A〜21Cを
有している。各アクチュエータ21A〜21Cはそれぞ
れ扇形に形成され、ターンテーブル11上の回転軸13
の周囲において互いに120°ずつ異なる位置に配設さ
れている。各アクチュエータ21A〜21C間および各
アクチュエータ21A〜21Cと回転軸13との間には
断熱材によって形成された断熱部22が設けられてい
る。アクチュエータ21A〜21Cおよび断熱部22
は、全体として外形が円形となるように形成され、ター
ンテーブル11における光ディスク10の位置決め用の
突出部を形成していると共に、回転軸13と一体的に回
転するようになっている。
【0012】図3に示したように、各アクチュエータ2
1A〜21Cは、それぞれ、熱膨張型のアクチュエータ
であり、容器23と、この容器23内に封入され、熱に
よって膨張する流体24とを有している。容器23の上
面部および径方向内側の側面部は、遮光できるように例
えば黒色のアクリル材によって形成されている。容器2
3の下面部は、光を通すことができるように例えば透明
なアクリル材によって形成されている。容器23の径方
向外側の部分には、遮光性を有する弾性体、例えば黒色
のゴムによって形成された袋状部23aが設けられてい
る。流体24としては、フレオン等の低沸点流体と粉末
状のカーボンブラックとの混合物や、空気等が用いられ
る。各アクチュエータ21A〜21Cは、それぞれ、エ
ネルギの供給を受けて流体24が加熱されると流体24
が膨張し、その結果、袋状部23aが光ディスク10の
径方向外側に膨出して光ディスク10のセンタ孔部15
の内壁を押すようになっている。従って、3つのアクチ
ュエータ21A〜21Cに供給するエネルギを調整する
ことで、光ディスク10を、光ディスク10の面に略平
行な任意の方向に、所定の範囲内における任意の距離だ
け移動することができるようになっている。
【0013】3つの立ち上げミラー18は、3つのアク
チュエータ21A〜21Cに対応する位置に配置されて
いる。ターンテーブル11において、立ち上げミラー1
8に対応する位置には、光を通すための孔が形成されて
いる。半導体レーザ20から出射された光は、図示しな
いレンズによって集光され、立ち上げミラー18で反射
されてアクチュエータ21A〜21C内の流体24に照
射され、熱エネルギに変換され、流体24を加熱するよ
うになっている。このように、本実施の形態では、アク
チュエータ21A〜21Cにおける流体24に供給する
エネルギとして、流体24に照射されたときに熱エネル
ギに変換される光エネルギを用いている。また、半導体
レーザ20からの光の出射タイミングと光量とを制御す
ることによって、任意のアクチュエータ21A〜21C
に対して所定の範囲内における任意の量のエネルギを供
給することができ、これにより、光ディスク10を、光
ディスク10の面に略平行な任意の方向に、所定の範囲
内における任意の距離だけ移動することができるように
なっている。
【0014】図4は、本実施の形態の変形例に係る光デ
ィスクドライブ装置の側面図である。この変形例では、
スピンドルモータ12の側部に一つの立ち上げミラー1
18を固定している。半導体レーザ20は、立ち上げミ
ラー118の側方において、立ち上げミラー118に向
けて光を出射するように配置されている。この変形例で
は、半導体レーザ20から出射された光は、図示しない
レンズによって集光され、立ち上げミラー118で反射
されてアクチュエータ21A〜21C内の流体24に照
射され、熱エネルギに変換され、流体24を加熱するよ
うになっている。
【0015】図5は本実施の形態の他の変形例に係る光
ディスクドライブ装置の側面図、図6は図5に示した光
ディスクドライブ装置の平面図である。この変形例は、
位置調整部16に、6つのアクチュエータ31A〜31
Fを設けたものである。各アクチュエータ31A〜31
Fはそれぞれ扇形に形成され、ターンテーブル11上の
回転軸13の周囲において互いに60°ずつ異なる位置
に配設されている。各アクチュエータ31A〜31F間
および各アクチュエータ31A〜31Fと回転軸13と
の間には断熱材によって形成された断熱部32が設けら
れている。アクチュエータ31A〜31Fおよび断熱部
32は、全体として外形が円形となるように形成され、
ターンテーブル11における光ディスク10の位置決め
用の突出部を形成していると共に、回転軸13と一体的
に回転するようになっている。また、この変形例では、
図1におけるミラー固定台17および3つの立ち上げミ
ラー18の代わりに、略円錐形状のミラー固定台33
と、このミラー固定台33の斜面上において6つのアク
チュエータ31A〜31Fに対応する位置に配設された
6つの立ち上げミラー34とを備えている。この変形例
におけるその他の構成は、図1ないし図3に示した例と
同様である。
【0016】この変形例においても、半導体レーザ20
からの光の出射タイミングと光量とを制御することによ
って、任意のアクチュエータ31A〜31Fに対して所
定の範囲内における任意の量のエネルギを供給すること
ができ、これにより、光ディスク10を、光ディスク1
0の面に略平行な任意の方向に、所定の範囲内における
任意の距離だけ移動することができるようになってい
る。
【0017】図7は本実施の形態に係る光ディスクドラ
イブ装置を含む光ディスク装置の構成の一例を示すブロ
ック図である。この光ディスク装置は、光ディスク10
に対向し、且つ光ディスク10の半径方向に移動可能に
設けられた光ピックアップ40と、この光ピックアップ
40の位置を制御するスライドサーボ回路41と、光ピ
ックアップ40の出力信号に基づいてフォーカスサーボ
を行うフォーカスサーボ回路42と、光ピックアップ4
0の出力信号に基づいてトラッキングサーボを行うトラ
ッキングサーボ回路43と、光ピックアップ40の出力
信号に基づいて情報を再生する信号処理回路44とを備
えている。光ディスク装置は、更に、スピンドルモータ
12を制御するスピンドルサーボ回路45と、光ディス
ク10をターンテーブル11上に固定するチャッキング
装置46と、光ディスク装置全体の制御を行う制御部4
7とを備えている。
【0018】光ピックアップ40は、図示しないが、レ
ーザ光を出射する半導体レーザと、光ディスク10から
の戻り光を検出するための光検出器と、半導体レーザか
ら出射されたレーザ光を光ディスク10に対して集光照
射すると共に、光ディスク10からの戻り光を光検出器
に導くための光学系とを備えている。光学系は、光ディ
スク10に対向するように配設された対物レンズを含
み、光ピックアップ40は、対物レンズを光ディスク1
0の厚み方向および半径方向に移動可能な2軸アクチュ
エータを備えている。光ピックアップ40は、更に、光
検出器の出力信号に基づいて、フォーカスエラー信号,
トラッキングエラー信号および再生信号を生成する信号
検出回路を備えている。
【0019】図7におけるスライドサーボ回路41は、
光ピックアップ40から出力されるトラッキングエラー
信号と制御部47からの制御信号とに基づいて、光ピッ
クアップ40の位置を制御するようになっている。フォ
ーカスサーボ回路42は、光ピックアップ40から出力
されるフォーカスエラー信号に基づいてフォーカス駆動
電流を発生し、このフォーカス駆動電流によって2軸ア
クチュエータを駆動してフォーカスサーボを行うように
なっている。トラッキングサーボ回路43は、光ピック
アップ40から出力されるトラッキングエラー信号に基
づいてトラッキング駆動電流を発生し、このトラッキン
グ駆動電流によって2軸アクチュエータを駆動してトラ
ッキングサーボを行うようになっている。信号処理回路
44は、光ピックアップ40から出力される再生信号に
対して所定の信号処理を行って情報を再生するようにな
っている。スピンドルサーボ回路45は、スピンドルモ
ータ12に内蔵されたエンコーダの出力信号と制御部4
7からの制御信号とに基づいて、スピンドルモータ12
を制御するようになっている。
【0020】本実施の形態におけるチャッキング装置4
6は、光ディスク10をターンテーブル11上において
位置調整部16によって移動可能に固定する仮チャッキ
ング状態と光ディスク10をターンテーブル11上にお
いて実使用可能に固定する本チャッキング状態とを選択
可能になっている。
【0021】制御部47は、光ディスク装置全体の制御
を行うが、本実施の形態では、特に、位置調整部16を
用いた光ディスク10の位置の調整の制御も行うように
なっている。この光ディスク10の位置の調整は、後で
詳しく説明するように、スピンドルモータ12に内蔵さ
れたエンコーダの出力信号と、トラッキングサーボ回路
43から光ピックアップ40の2軸アクチュエータに与
えられるトラッキング駆動電流とに基づいて、半導体レ
ーザ20からの光の出射タイミングと光量とを制御する
ことで行われるようになっている。また、制御部47
は、光ディスク10の位置の調整を行う際には、チャッ
キング装置46におけるチャッキング状態の制御を行う
ようになっている。
【0022】ここで、図8および図9を参照して、チャ
ッキング装置46の構成と作用について説明する。図8
はチャッキング装置46における未チャッキング状態を
表し、図9はチャッキング装置46におけるチャッキン
グ状態を表している。図8に示したように、光ディスク
10は、水平方向に移動可能なトレイ50に載置されて
ターンテーブル11上までローディングされるようにな
っている。チャッキング装置46は、ローディングされ
たトレイ50が載置され、上下方向に移動可能なチャッ
キングテーブル51を備えている。チャッキングテーブ
ル51の中央部の上方には、板ばね52を介してチャッ
キングテーブル51の一側部に連結された押さえ板53
が配設されている。この押さえ板53には、光ディスク
10のセンタ孔部15の周囲に対応する位置に複数の電
磁石54が取り付けられている。ターンテーブル11に
は、電磁石54に対応する位置に永久磁石55が埋め込
まれている。なお、チャッキングテーブル51には、タ
ーンテーブル11が通過可能な孔が形成されている。
【0023】このチャッキング装置46では、図8に示
したように、光ディスク10が載置されたトレイ50が
チャッキングテーブル51上に載置されると、図示しな
い駆動装置によってチャッキングテーブル51が下方に
移動され、図9に示したように、光ディスク10の下面
がターンテーブル11の上面に当接し、光ディスク10
は、板ばね52によって付勢された押さえ板53によっ
てターンテーブル11に対して押さえつけられた状態と
なる。この状態は、光ディスク10がターンテーブル1
1に対して仮止めされている状態であり、位置調整部1
6によって光ディスク10を径方向に移動させることが
可能である。本実施の形態では、この状態を仮チャッキ
ング状態と呼ぶ。この仮チャッキング状態で、電磁石5
4に通電すると、この電磁石54と永久磁石55とが引
き合って、ターンテーブル11に対する光ディスク10
の固定力は強化される。この状態では、光ディスク10
はターンテーブル11上で容易に動かすことはできな
い。本実施の形態では、この状態を本チャッキング状態
と呼ぶ。このように、チャッキング装置46は、チャッ
キング圧、すなわち光ディスク10をターンテーブル1
1に押さえつける圧力を変えることによって、仮チャッ
キング状態と本チャッキング状態とを切り換えている。
【0024】次に、図10の流れ図を参照して、本実施
の形態に係る光ディスクドライブ装置におけるトラック
の偏心除去の動作について説明する。この動作では、ま
ず、光ディスク10がローディングされたら、制御部4
7は、光ディスク10を上述の仮チャッキング状態とす
る(ステップS101)。次に、この状態で、制御部4
7は、光ディスク10を500rpm程度の低速度で回
転させる(ステップS102)。次に、制御部47は、
トラッキングサーボをかける(ステップS103)。次
に、制御部47は、トラックの偏心が光ディスク10の
中心側に最大となる時刻tmax と偏心量xmax を、トラ
ッキングサーボ回路43から光ピックアップ40の2軸
アクチュエータに印加されるトラッキング駆動電流より
算出する(ステップS104)。例えば、トラッキング
駆動電流が正の値を持つときに対物レンズが光ディスク
10の中心方向に動くものとすると、トラッキング駆動
電流が正の最大値をとるときの時刻がtmax となる。な
お、時刻tmax は、光ディスク10における所定の基準
位置が光ディスクドライブ装置における一定位置を通過
するタイミングを時刻0として計測した時刻である。
【0025】次に、制御部47は、スピンドルモータ1
2のエンコーダの出力信号より、時刻tmax における光
ディスク10上の再生位置の絶対角度θmax を決定する
(ステップS105)。次に、制御部47は、トラック
の偏心が除去されるように、角度θmax と偏心量xmax
より、位置調整部16において駆動するアクチュエータ
と、アクチュエータに与えるエネルギの大ききおよびそ
の配分を決定し、この決定した条件で、アクチュエータ
を駆動する(ステップS106)。すなわち、制御部4
7は、光ディスク10が、ステップS105で決定した
角度θmax の方向の外側に向かって、偏心量xmax だけ
移動するように、位置調整部16における任意のアクチ
ュエータを任意のエネルギの配分で駆動する。例えば、
図1および図2に示した位置調整部16において、所定
の基準位置から見た3つのアクチュエータ21A〜21
Cの位置がそれぞれ0°,120°,240°であるも
のとすると、トラックの偏心が光ディスク10の中心側
に最大となる角度θmax が200°であった場合には、
角度120°の位置にあるアクチュエータと角度240
°の位置にあるアクチュエータに対して1:2の割合で
エネルギを供給すれば良い。エネルギの総量は、偏心量
max に応じて決定される。なお、各アクチュエータに
供給するエネルギの割合は、アクチュエータの特性に応
じて最適化する必要がある。また、アクチュエータの個
数を増やすほど、目標とする方向に光ディスク10をよ
り正確に移動させることが可能となる。このように光デ
ィスク10を移動させてトラックの偏心を除去したら、
制御部47は、電磁石54に通電して、本チャッキング
状態として(ステップS107)、トラックの偏心除去
の動作を終了し、実使用可能状態に移行する。
【0026】ここで、図11および図12を参照して、
トラッキング駆動電流とエンコーダの出力信号から、ト
ラックの偏心が光ディスク10の中心側に最大となる角
度θmax と偏心量xmax とを求める方法について詳しく
説明する。まず、図11に示したように、光ディスク1
0は、図中の矢印の方向に回転しているものとする。ま
た、図10におけるステップS103でトラッキングサ
ーボをかけたとき、光ピックアップ40は、あるトラッ
ク56に追従しているものとする。なお、図中、符号5
7は光ピックアップ40の2軸アクチュエータを示し、
符号58は対物レンズを示している。この例では、トラ
ック56が偏心しているので、トラッキング駆動電流
は、例えば図12に示したように変化する。制御部47
は、図10におけるステップS104において、トラッ
キング駆動電流が最大となる時刻tmax を算出する。ま
た、図12に示したようにトラッキング駆動電流の最大
値をImax とすると、トラックの偏心量xmax は、微小
変位の範囲内であればImaxに略比例すると考えられる
ので、制御部47は、Imax から偏心量xmax を算出す
る。また、図10におけるステップS105で決定する
角度θmax は、時刻tmax におけるスピンドルモータ1
2のエンコーダの出力信号より求まる。
【0027】次に、図13を参照して、位置調整部16
におけるアクチュエータに対するエネルギ供給の制御の
方法の一例について説明する。なお、ここでは、位置調
整部16として、図6に示したように6つのアクチュエ
ータ31A〜31Fを有するものを用いて説明する。ま
た、図13に示した例では、2軸アクチュエータ57の
位置と半導体レーザ20の位置がθだけずれているもの
とする。この例では、制御部47は、時刻tmax より、
スピンドルモータ12のエンコーダの出力パルスのカウ
ンタを開始する。なお、エンコーダは、1回転でN個の
パルスを出力するものとする。制御部47は、時刻t
max より、mN+(θ−Δθ)N/360パルス(ただ
し、m=0,1,2,…)をカウントした後に、半導体
レーザ20をオンにし、更に(2Δθ)N/360パル
スをカウントしたときに半導体レーザ20をオフにす
る。これにより、角度θmax を中心にして2Δθ(°)
だけの間だけ、半導体レーザ20からパルス的にレーザ
光が出射されることになる。なお、Δθは任意に設定さ
れる角度である。
【0028】一方、仮チャッキング状態において光ディ
スク10を水平方向に移動させるために必要な力は一定
であり、位置調整部16におけるアクチュエータ内の流
体24は気体の状態でのみ存在すると仮定すると、半導
体レーザ20のレーザパワー,流体24の温度変化,流
体24の体積変化および光ディスク10の移動量ΔX
は、全て略比例関係となることから、半導体レーザ20
のレーザパワーはImaxに比例した値とする。
【0029】上述のようにして、光ディスク10の1回
転毎に角度θmax を中心にして2Δθ(°)だけの間だ
け、Imax に比例したレーザパワーで半導体レーザ20
からパルス的にレーザ光を出射させることにより、図1
4に示すように、角度θmaxを中心にして、位置調整部
16における1または複数のアクチュエータが光ディス
ク10の径方向外側に膨出して光ディスク10のセンタ
孔部15の内壁を押し、その結果、光ディスク10は角
度θmax の方向にΔXだけ移動する。これにより、トラ
ックの偏心が除去される。なお、光ディスク10が正確
にΔXだけ移動しない場合でも、ΔXに近い量だけ光デ
ィスク10が移動すれば、トラックの偏心が低減され
る。なお、本実施の形態では、常にトラックの偏心の方
向と偏心量とをモニタして、偏心量を0に近づける制
御、すなわち偏心サーボを行っているので、一時的には
トラックの偏心が完全に除去されない場合でも、偏心量
は次第に0に近づいてゆく。
【0030】以上説明したように、本実施の形態に係る
光ディスクドライブ装置によれば、情報の記録や再生を
行う前に、光ディスク10の回転時におけるトラックの
偏心を除去あるいは低減することができる。そのため、
2軸アクチュエータのトラッキングサーボ特性を向上さ
せる必要なく、高記録密度の光ディスク装置を実現する
ことが可能となる。
【0031】また、本実施の形態に係る光ディスクドラ
イブ装置によれば、ターンテーブル11上に設けられた
熱膨張型のアクチュエータを用いて光ディスク10を移
動させてトラックの偏心除去を行うようにしたので、ス
ピンドルモータを高速に駆動するような方法に比べて、
小型且つ低消費電力で、信頼性の高いトラックの偏心除
去を行うことができる。
【0032】更に、本実施の形態に係る光ディスクドラ
イブ装置によれば、熱膨張型のアクチュエータに対する
エネルギの供給を、アクチュエータ内の流体24に照射
されたときに熱エネルギに変換される光エネルギを用い
て行うようにしたので、ヒータに通電して熱膨張型のア
クチュエータを駆動するような場合に比べて、接触不良
等の問題がなく、装置の寿命,信頼性が優れている。
【0033】図15は、本発明の第2の実施の形態に係
る光ディスクドライブ装置における位置調整部16の構
成を示す断面図である。本実施の形態では、第1の実施
の形態における熱膨張型のアクチュエータ21A〜21
Cの代わりに、形状記憶合金を用いて形成されたアクチ
ュエータ61を用いている。このアクチュエータ61の
全体形状は、アクチュエータ21A〜21Cにおける容
器23と同様の形状であるが、下面部は開放され、袋状
部23aの代わりに作動片部61aが設けられている点
が異なっている。作動片部61aは、その外周側の端部
がセンタ孔部15の内壁よりもやや外周側に位置する形
状が記憶されている。作動片部61aは、図示しない板
ばね等によって、非加熱時には、外周側の端部がセンタ
孔部15の内壁よりもやや内周側に位置するように付勢
されている。アクチュエータ61において光が照射され
る部分は、光の吸収を大きくするために例えば黒色に着
色されている。アクチュエータ61は、レーザ光が照射
されると加熱され、作動片部61aが径方向に外側に膨
出して光ディスク10のセンタ孔部15の内壁を押すよ
うになっている。なお、アクチュエータ61における作
動片部61a以外の部分は、必ずしも形状記憶合金によ
って形成されている必要はない。
【0034】本実施の形態に係る光ディスクドライブ装
置では、第1の実施の形態と同様に、半導体レーザ20
からの光の出射タイミングと光量とを制御することによ
って、位置調整部16における任意のアクチュエータ6
1の作動片部61aを、所定の範囲内における任意の量
だけ径方向外側に膨出させることができ、これにより、
光ディスク10を、光ディスク10の面に略平行な任意
の方向に、所定の範囲内における任意の距離だけ移動す
ることができる。本実施の形態におけるその他の構成,
動作および効果は第1の実施の形態と同様である。
【0035】図16は、本発明の第3の実施の形態に係
る光ディスクドライブ装置の側面図、図17は図16に
示した光ディスクドライブ装置の平面図である。本実施
の形態では、図17に示したように、第1の実施の形態
におけるアクチュエータ21A〜21Cの容器の下面部
に、電熱線によるヒータ71A〜71Cを設けている。
また、図16に示したように、第1の実施の形態におけ
るミラー固定台17,立ち上げミラー18および保護筒
19の代わりに、スピンドルモータ12の回転軸13に
対して取り付けられた円筒状の電極保持ドラム72と、
この電極保持ドラム72の外周部において互いに高さ方
向について異なる位置に周回状に設けられた4つの接点
電極73A〜73Dとを備えている。接点電極73A〜
73Dは、互いに絶縁されている。接点電極73A〜7
3Cは、それぞれヒータ71A〜71Cの一端に接続さ
れている。ヒータ71A〜71Cの他端は接点電極73
Dに接続されている。電極保持ドラム72の側方には、
導電性ブラシ保持部材74が配設され、この導電性ブラ
シ保持部材74には、4つの導電性ブラシ75A〜75
Dが取り付けられている。導電性ブラシ75A〜75D
は、それぞれ接点電極73A〜73Dに接触している。
【0036】導電性ブラシ75A〜75Dは、図示しな
い電源装置に接続されている。この電源装置は、制御部
47の制御の下で、導電性ブラシ75A〜75Dおよび
接点電極73A〜73Dを介して、任意のヒータ71A
〜71Cに通電して、任意のヒータ71A〜71Cを発
熱させることができるようになっている。また、電源装
置は、各ヒータ71A〜71Cに供給するエネルギとし
ての電力を制御することで、各ヒータ71A〜71Cの
発熱量も制御することができるようになっている。な
お、本実施の形態では、第1の実施の形態における半導
体レーザ20は設けられていない。
【0037】本実施の形態に係る光ディスクドライブ装
置では、任意のアクチュエータ21A〜21Cのヒータ
71A〜71Cに対して任意の大きさの電力を供給する
ことによって、第1の実施の形態と同様に、光ディスク
10を、光ディスク10の面に略平行な任意の方向に、
所定の範囲内における任意の距離だけ移動することがで
きる。本実施の形態におけるその他の構成および動作は
第1の実施の形態と同様である。また、本実施の形態で
は、第1の実施の形態における効果のうち、光エネルギ
を用いたことによる効果は得られないが、その他の効果
は第1の実施の形態と同様である。
【0038】なお、本発明は上記各実施の形態に限定さ
れず、例えば、第2の実施の形態における形状記憶合金
を用いて形成されたアクチュエータの代わりに、バイメ
タルを用いて形成されたアクチュエータを設けても良
い。また、形状記憶合金やバイメタルを用いて形成され
たアクチュエータを加熱する手段として、第3の実施の
形態のように電熱線によるヒータを用いても良い。ま
た、本発明は、再生専用型,追記型,書き換え可能型の
いずれのタイプの光ディスク装置にも適用することがで
きる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし1
1のいずれかに記載の光ディスクドライブ装置によれ
ば、ターンテーブル上であって、このターンテーブル上
に光ディスクを載置したときに光ディスクのセンタ孔部
に対応する位置に設けられ、光ディスクを光ディスクの
面と略平行な方向に移動して光ディスクの位置を調整可
能な位置調整手段を備えたので、小型且つ低消費電力
で、信頼性の高いトラックの偏心除去を行うことが可能
になるという効果を奏する。
【0040】また、請求項6記載の光ディスクドライブ
装置によれば、位置調整手段が、それぞれエネルギの供
給を受けて光ディスクの径方向外側に膨出することによ
って光ディスクのセンタ孔部の内壁を互いに異なる方向
に押すことの可能な少なくとも3つのアクチュエータ
と、このアクチュエータにエネルギを供給するエネルギ
供給手段とを有し、且つ、エネルギ供給手段が、アクチ
ュエータにおいて熱エネルギに変換される光エネルギを
供給するように構成したので、請求項1記載の光ディス
クドライブ装置の効果に加え、装置の寿命および信頼性
が向上するという効果を奏する。
【0041】また、請求項8記載の光ディスクドライブ
装置によれば、光ディスクの偏心方向を検出して、検出
した偏心方向に応じて位置調整手段を制御する制御手段
を備えたので、請求項1記載の光ディスクドライブ装置
の効果に加え、自動的にトラックの偏心除去を行うこと
が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光ディスクド
ライブ装置の側面図である。
【図2】図1に示した光ディスクドライブ装置の平面図
である。
【図3】図2におけるA−A′線部分を拡大して示す断
面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の変形例に係る光デ
ィスクドライブ装置の側面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の他の変形例に係る
光ディスクドライブ装置の側面図である。
【図6】図5に示した光ディスクドライブ装置の平面図
である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る光ディスクド
ライブ装置を含む光ディスク装置の構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図8】図7におけるチャッキング装置の未チャッキン
グ状態を表す側面図である。
【図9】図8に示したチャッキング装置のチャッキング
状態を表す側面図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク
ドライブ装置におけるトラックの偏心除去の動作を示す
流れ図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク
ドライブ装置におけるトラックの偏心除去の動作を説明
するための説明図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク
ドライブ装置におけるトラックの偏心除去の動作を説明
するための説明図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク
ドライブ装置におけるアクチュエータに対するエネルギ
供給の制御の方法の一例について説明するための説明図
である。
【図14】本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク
ドライブ装置におけるトラックの偏心除去の動作を説明
するための説明図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態に係る光ディスク
ドライブ装置における位置調整部の構成を示す断面図で
ある。
【図16】本発明の第3の実施の形態に係る光ディスク
ドライブ装置の側面図である。
【図17】図16に示した光ディスクドライブ装置の平
面図である。
【図18】スピンドルモータの回転中心とトラックの中
心位置とのずれの原因を説明するための説明図である。
【図19】スピンドルモータの回転中心とトラックの中
心位置とのずれの原因を説明するための説明図である。
【図20】スピンドルモータの回転中心とトラックの中
心位置とのずれの原因を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10…光ディスク、11…ターンテーブル、12…スピ
ンドルモータ、13…回転軸、15…センタ孔部、16
…位置調整部、18…立ち上げミラー、20…半導体レ
ーザ、21A,21B,21C…アクチュエータ、22
…断熱部、23…容器、24…流体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクを用いて情報の記録と再生の
    少なくとも一方を行う光ディスク装置に用いられ、光デ
    ィスクを回転駆動するための光ディスクドライブ装置で
    あって、 光ディスクが載置されるターンテーブルと、 このターンテーブルを回転駆動する回転駆動手段と、 前記ターンテーブル上であって、このターンテーブル上
    に光ディスクを載置したときに光ディスクのセンタ孔部
    に対応する位置に設けられ、光ディスクを光ディスクの
    面と略平行な方向に移動して光ディスクの位置を調整可
    能な位置調整手段とを備えたことを特徴とする光ディス
    クドライブ装置。
  2. 【請求項2】 前記位置調整手段は、光ディスクのセン
    タ孔部の内壁を互いに異なる方向に押すことの可能な少
    なくとも3つのアクチュエータを有することを特徴とす
    る請求項1記載の光ディスクドライブ装置。
  3. 【請求項3】 前記位置調整手段は、それぞれエネルギ
    の供給を受けて光ディスクの径方向外側に膨出すること
    によって光ディスクのセンタ孔部の内壁を互いに異なる
    方向に押すことの可能な少なくとも3つのアクチュエー
    タと、このアクチュエータにエネルギを供給するエネル
    ギ供給手段とを有することを特徴とする請求項1記載の
    光ディスクドライブ装置。
  4. 【請求項4】 前記アクチュエータは、少なくとも一部
    が弾性体によって形成されて光ディスクの径方向外側に
    膨出可能な容器と、この容器の内部に封入され、熱によ
    って膨張する流体とを有することを特徴とする請求項3
    記載の光ディスクドライブ装置。
  5. 【請求項5】 前記アクチュエータは、加熱されたとき
    に光ディスクの径方向外側に膨出する形状記憶合金によ
    って形成された膨出部を有することを特徴とする請求項
    3記載の光ディスクドライブ装置。
  6. 【請求項6】 前記エネルギ供給手段は、前記アクチュ
    エータにおいて熱エネルギに変換される光エネルギを供
    給することを特徴とする請求項3記載の光ディスクドラ
    イブ装置。
  7. 【請求項7】 前記エネルギ供給手段は、通電されるこ
    とによって熱エネルギを発生するヒータを有することを
    特徴とする請求項3記載の光ディスクドライブ装置。
  8. 【請求項8】 光ディスクの偏心方向を検出する偏心方
    向検出手段と、この偏心方向検出手段によって検出され
    た光ディスクの偏心方向に応じて前記位置調整手段を制
    御する制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の光ディスクドライブ装置。
  9. 【請求項9】 前記偏心方向検出手段は、トラッキング
    サーボ用のアクチュエータに供給されるトラッキング駆
    動電流と前記回転駆動手段の回転位置を検出する回転位
    置検出手段の出力とに基づいて、光ディスクの偏心方向
    と偏心の大きさとを検出することを特徴とする請求項8
    記載の光ディスクドライブ装置。
  10. 【請求項10】 光ディスクを前記ターンテーブル上に
    おいて前記位置調整手段によって移動可能に固定する仮
    チャッキング状態と光ディスクを前記ターンテーブル上
    において実使用可能に固定する本チャッキング状態とを
    選択可能なチャッキング手段を備え、前記位置調整手段
    は前記チャッキング手段による仮チャッキング状態で光
    ディスクの位置の調整を行うことを特徴とする請求項1
    記載の光ディスクドライブ装置。
  11. 【請求項11】 前記チャッキング手段は、光ディスク
    をターンテーブルに押さえつける圧力であるチャッキン
    グ圧を変えることによって、仮チャッキング状態と本チ
    ャッキング状態とを切り換えることを特徴とする請求項
    10記載の光ディスクドライブ装置。
JP8329457A 1996-12-10 1996-12-10 光ディスクドライブ装置 Pending JPH10172228A (ja)

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JP8329457A JPH10172228A (ja) 1996-12-10 1996-12-10 光ディスクドライブ装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100389003B1 (ko) * 2000-10-09 2003-06-25 삼성전자주식회사 디스크의 밸런싱장치 및 그 방법

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