JPH10171456A - 自動伴奏装置 - Google Patents

自動伴奏装置

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JPH10171456A
JPH10171456A JP8353079A JP35307996A JPH10171456A JP H10171456 A JPH10171456 A JP H10171456A JP 8353079 A JP8353079 A JP 8353079A JP 35307996 A JP35307996 A JP 35307996A JP H10171456 A JPH10171456 A JP H10171456A
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JP
Japan
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pattern
button
fill
automatic accompaniment
ending
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Application number
JP8353079A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kato
寛 加藤
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作子の数を増やすことなく、イントロやエ
ンディングについても様々なパターンで演奏を行うこと
ができるようにする。 【解決手段】 フィルインパターンを選択するための複
数のフィルインボタン2と、イントロ、エンディングの
各パターンの演奏を指示するためのI/Eボタン3とを
備え、フィルインボタン2はイントロパターンおよびエ
ンディングパターンを選択するための操作子を兼ね、フ
ィルインボタン2をI/Eボタン3と共に操作したとき
にイントロパターンまたはエンディングパターンを選択
するようにすることにより、各パターンを選択するため
の操作子としてフィルインパターンの数分のフィルイン
ボタン2と1つのI/Eボタン3とを設けるだけで、自
動伴奏装置が有する各パターンの合計数だけ設けなくて
も済むようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動伴奏装置に関
し、特に、イントロ、フィルイン、エンディング等の様
々なパターンの自動伴奏データを有する自動伴奏装置に
用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子楽器の自動伴奏装置は、アカ
ンプ部の楽音とパーカッション部の楽音とを同時に発音
できるようになされている。前者のアカンプ部は、1つ
の伴奏パターン中に、メロディックなもの、コードを刻
むもの(バッキング)、ベースのパターンの3種類が含
まれている。また後者のパーカッション部は、ドラムや
シンバル等のリズムを担当するものである。
【0003】また、これらの夫々には、基本パターン、
イントロパターン、フィルインパターン、エンディング
パターン等の種々のパターンが含まれており、ユーザは
これらのパターンを組み合わせてオリジナルパターンを
作成することができ、メーカのプリセットも用意されて
いた。
【0004】すなわち、従来の自動伴奏装置では、メロ
ディ部、バッキング部、ベース部、リズム部の各パート
の演奏時にイントロパターンやフィルインパターン、エ
ンディングパターン等を指定して、種々の表現方法で演
奏を行うことができるようになっていた。
【0005】ここで、自動伴奏の演奏方法としてイント
ロパターンやフィルインパターン、あるいはエンディン
グパターンを指定するための操作子は各パターン毎に設
けられていて、所望のタイミングでそれらの操作子を操
作することにより、その操作子に対応したパターンの表
現で演奏を行うことができるようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
自動伴奏装置は、イントロ、フィルイン、エンディング
等の様々なパターンの自動伴奏データを有しているもの
が多いが、演奏表現力をより向上させるためには、イン
トロ、フィルイン、エンディングの夫々に複数のパター
ンを持たせるのが望ましい。
【0007】しかしその一方で、パターンの数を多くす
ればする程、それらを選択するための操作子の数が多く
なり、操作パネルが煩雑となってしまうという不都合が
生じる。そのため、従来の自動伴奏装置では、操作子の
数を制限するために、イントロやエンディングについて
は1つのパターンだけを用意し、フィルインについての
み複数のパターン(例えば、5パターン)を用意するこ
とが一般であった。
【0008】本発明はこのような実情に鑑みて成された
ものであり、操作子の数を増やすことなく、イントロや
エンディングについても様々なパターンで演奏を行うこ
とができるようにすること、すなわち、演奏表現力の向
上を少ない操作子で実現できるようにすることを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の自動伴奏装置
は、イントロ、フィルイン、エンディングの各パターン
の自動伴奏を行う機能を備えた自動伴奏装置において、
上記フィルインパターンの選択と上記イントロパターン
およびエンディングパターンの選択との両方を兼ねたパ
ターン選択操作子と、上記イントロパターンおよびエン
ディングパターンの演奏を指示するための指示操作子
と、上記パターン選択操作子が上記指示操作子と共に操
作されたかどうかを判断する判断手段と、上記判断手段
による判断結果に基づいて、上記パターン選択操作子の
単独操作なら上記フィルインパターンを選択し、上記パ
ターン選択操作子および上記指示操作子の同時操作なら
上記イントロパターンまたはエンディングパターンを選
択するように制御する制御手段とを備える。
【0010】本発明の他の特徴とするところは、上記判
断手段は、上記パターン選択操作子および上記指示操作
子の同時操作が自動伴奏の停止状態のときに行われたの
か、自動伴奏の演奏状態のときに行われたのかも判断す
るように成され、上記制御手段は、上記判断手段による
判断結果に基づいて、上記パターン選択操作子および上
記指示操作子の同時操作が自動伴奏の停止状態で行われ
たときには上記イントロパターンを選択し、自動伴奏の
演奏状態で行われたときには上記エンディングパターン
を選択することを特徴とする。
【0011】本発明のその他の特徴とするところは、上
記パターン選択操作子が複数設けられていることを特徴
とする。
【0012】本発明は上記技術手段より成るので、パタ
ーン選択操作子を単独で操作したときは、そのパターン
選択操作子に対応するフィルインパターンが選択され、
パターン選択操作子を指示操作子と共に操作したとき
は、そのパターン選択操作子に対応するイントロパター
ンあるいはエンディングパターンが選択されるようにな
り、ユーザに所望のパターンを選択させるために、自動
伴奏装置が有する各パターンの合計数だけ操作子を設け
なくても済むようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本実施形態による自動伴
奏装置の操作パネルの主要構成を示す図である。図1に
示すように、本実施形態の操作パネル上には、16個の
リズムスタイルボタン1と、5個のフィルインボタン2
と、1個のイントロ/エンディングボタン(I/Eボタ
ン)3と、1個のスタート/ストップボタン(S/Sボ
タン)4とが備えられている。なお、リズムスタイルボ
タン1とフィルインボタン2の数は単なる例であり、本
発明はこの数には限定されない。
【0014】リズムスタイルボタン1は、演奏する自動
伴奏のリズムスタイルを選択するためのボタンであり、
ロック、ワルツ、タンゴなどの種々のリズムに応じて複
数設けられている。S/Sボタン4は、自動伴奏の開始
および停止を指示するためのボタンである。すなわち、
自動伴奏が停止状態のときに押すと自動伴奏が開始さ
れ、演奏状態のときに押すと自動伴奏が停止される。
【0015】フィルインボタン2は、フィルインパター
ンを選択するためのボタンであり、この例では5種類の
フィルインパターンが用意されている。図2(a)に示
すように、フィルインパターンは通常、演奏の途中で行
われるものであり、自動伴奏が演奏されているときにこ
のフィルインボタン2を押すと、基本パターンからフィ
ルインパターンに切り換わり、フィルインパターンの演
奏が終了次第、基本パターンの演奏に戻る。
【0016】このフィルインボタン2は、イントロパタ
ーンやエンディングパターンを選択するための操作子を
兼ねており、フィルインボタン2をI/Eボタン3と共
に使用すると、イントロおよびエンディングの伴奏パタ
ーンを選択することができる。I/Eボタン3は、イン
トロパターンおよびエンディングパターンの演奏開始を
指示するためのボタンであり、フィルインボタン2と共
に使用する。
【0017】すなわち、自動伴奏が停止状態のときにI
/Eボタン3を押しながらフィルインボタン2を押す
と、フィルインボタン2で選択されたパターンのイント
ロの自動伴奏が開始され、そのイントロパターンの演奏
の終了後に基本パターンの演奏に移行する。また、自動
伴奏が演奏状態のときにI/Eボタン3を押しながらフ
ィルインボタン2を押すと、フィルインボタン2で選択
されたパターンのエンディングの自動伴奏が開始され、
そのエンディングパターンの演奏の終了と共に自動伴奏
は停止する。
【0018】図2(a)に示すように、通常、イントロ
パターンは演奏の開始時に行われ、エンディングパター
ンは演奏の終了時に行われ、これ以外のタイミングでは
行われない。したがって、本実施形態では、I/Eボタ
ン3を押しながらフィルインボタン2を押すという同じ
操作であっても、その操作が自動伴奏の停止状態で行わ
れたものであるか演奏状態で行われたものであるかを判
断することによって、イントロあるいはエンディングの
何れのパターンを発生させるかを決めている。このよう
な処理は、主に自動伴奏装置が備えているCPU(図示
せず)によって行われる。
【0019】なお、演奏の開始時に行うイントロパター
ンの代わりにフィルインパターンを利用することもでき
る。この場合には、図2(b)に示すように、自動伴奏
の停止状態にてフィルインボタン2を押すと、フィルイ
ンパターンの演奏が行われた後に基本パターンの演奏に
移行し、以後基本パターンの演奏が行われる。また、図
2(c)に示すように、自動伴奏の停止状態にてS/S
ボタン4を押すことにより、基本パターンから演奏を開
始することもできる。
【0020】以上のように、本実施形態の自動伴奏装置
は、フィルインボタン2を単独で押した場合のフィルイ
ンパターンを5種類、フィルインボタン2およびI/E
ボタン3を同時に押した場合のイントロパターンとエン
ディングパターンとをそれぞれ5種類、合計で15種類
のパターンを有している。そして、これら15種類のパ
ターンを、5つのフィルインボタン2および1つのI/
Eボタン3の合計6個の操作子だけで選択できるように
している。このように、従来15種類のパターン選択を
実現するためには15個の操作子が必要であったのに対
して、本実施形態では6個で良く、ボタン数を格段に減
らすことができている。
【0021】次に、本実施形態の自動伴奏装置を実施し
た電子楽器の概略構成を、図3に示す。図3において、
鍵盤部11、操作パネル部12、CPU13、ROM1
4、RAM15、タイマ16および楽音発生部17は、
それぞれデータバス、アドレスバス等のバスライン10
に接続されて、相互にデータの送受信が行われるように
構成されている。
【0022】ここで、鍵盤部11は、複数の鍵とその鍵
の各々に対応して設けられた鍵スイッチとを含む1つま
たは複数の鍵盤から成っている。上記鍵スイッチは、押
鍵、離鍵を検出するとともに、鍵の動作スピードも検出
することができるように構成されている。複数の鍵盤を
有する多段鍵盤楽器(例えば電子ピアノ)では、何れか
1つの鍵盤が自動伴奏の進行コード指定用に用いられ、
1つしか鍵盤を持たない一段鍵盤楽器(例えばキーボー
ド)では、鍵盤の一部が自動伴奏の進行コード指定用に
用いられる。
【0023】操作パネル部12には、音色、音量、効果
等を設定するための各種操作子(図示せず)の他、自動
伴奏データに基づく自動伴奏を行う際に使用する操作子
(図1に示した)や種々の設定状態を表示するための表
示器等が配置されている。図1に示した各種ボタンを操
作して所定のリズムパターンを選択すると、後述する自
動伴奏パターンROMから当該選択されたリズムの種類
に対応する自動伴奏パターンデータが、当該選択された
リズムに対応して設定されたテンポで繰り返し読み出さ
れる。タイマ16は、この自動伴奏のテンポを制御する
ためのタイミング・クロックを発生する。
【0024】CPU13は、ROM14に格納されてい
る制御プログラムに従って、RAM15をワークメモリ
として使用しながら電子楽器全体の制御を行う。例え
ば、CPU13は、鍵盤部11の各鍵スイッチのスキャ
ン処理および操作パネル部12の各操作子のスキャン処
理を行って、鍵盤部11における各鍵の操作状態(押
鍵、離鍵、操作された鍵の鍵スイッチ番号(キーナン
バ)、鍵の動作スピードに関するベロシティ等)および
操作パネル部12における各操作子の操作状態を検出
し、各鍵または各操作子の操作に応じて後述する各種処
理を実行する。
【0025】例えば、CPU13は、操作パネル部12
に設けられたリズムスタイルボタン1により選択された
ジャズ、ロック、タンゴ、ワルツといった演奏スタイル
に対応する自動伴奏パターンデータをROM14から読
み出しながら、鍵盤部11における鍵操作から検出され
るコード情報に基づいて発音すべき伴奏音のデータを得
る。そして、この伴奏音データを楽音発生部17に供給
し、ここで対応の伴奏音信号を形成して出力する処理を
行う。
【0026】すなわち、図4に示すように、CPU13
は、鍵盤部11によるコード指示操作に基づいてコード
タイプ(メジャー、マイナー、セブンス等の和音名)と
コードルート(和音の根音)とを検出する。そして、検
出したコードタイプに応じた変換処理を自動伴奏データ
(基準コードの音程を表すノート情報)に対して施すと
ともに、変換後のデータに対してコードルートにより定
まる定数値を加算し、加算結果を楽音発生部17に供給
する。
【0027】また、上述のように、図1のフィルインボ
タン2が単独で押されたときに、その選択されたフィル
インパターンを発生させる処理や、フィルインボタン2
とI/Eボタン3とが同時に押されたときに、その操作
が自動伴奏の停止状態で行われたものであるのか、ある
いは演奏状態で行われたものであるのかを判断し、その
判断結果に応じてイントロあるいはエンディングの何れ
かのパターンを発生させる処理も、このCPU13が行
っている。
【0028】ROM14は、上記CPU13の各種処理
手順を記憶して成るプログラムROM、自動伴奏を行う
際に使用される自動伴奏パターンデータを数種類プリセ
ットデータとして記憶して成る自動伴奏パターンRO
M、楽音発生部17で楽音データを形成する際に使用さ
れるPCM楽音波形データを記憶して成る波形ROMか
ら構成されている。
【0029】上記自動伴奏パターンROMには、基準コ
ード(対応するリズムの種類に応じてギター、ピアノ等
のあらかじめ設定された伴奏用楽器のCコード等)を構
成する各構成音の種類を特定するためのキーナンバ、発
音タイミングを示すステップタイム、発音時間を示すゲ
ートタイム、押鍵スピード(発音の大きさ)を示すベロ
シティ等から成る音符情報と、リピート点を示すリピー
トマーク等から成るリピートエンド情報とがリズムの種
類毎に、かつ基本パターン、イントロパターン、フィル
インパターン、エンディングパターンなどの各パターン
毎に複数組格納されている。
【0030】なお、この自動伴奏パターンデータは、リ
ズムの種類に応じてあらかじめ設定されたコード進行デ
ータ(例えばワルツのリズムに対して、C→Am→F→
7→Cというようなコードシーケンス)をリズムの種
類毎に複数組格納したものであっても良い。
【0031】RAM15は、CPU13のプログラム実
行過程において各種の必要なデータを一時的に記憶した
り、各種処理の結果得られるデータを記憶したりする記
憶領域を有している。
【0032】特に、本実施形態では、図5に示すよう
に、図1のリズムスタイルボタン1により選択されたリ
ズムスタイルのナンバー、5個のフィルインボタン2の
うちどれが操作されたかを表すフィルインナンバー、I
/Eボタン3が押されたかどうかを表すI/Eフラグ、
S/Sボタン4が押されたかどうかを表すS/Sフラ
グ、自動伴奏が演奏状態にあるかどうかを表すRUNフ
ラグなど、種々のフラグ情報を格納する記憶領域(フラ
グレジスタ)を有している。
【0033】上記フラグレジスタの各項目のうち、スタ
イルナンバー、S/Sフラグ、フィルインナンバーを格
納する領域については、現在の状態を表す情報を記憶す
る領域(OLD)と、イベントが発生したときにそのイ
ベントに対応した状態を表す情報を記憶する領域(NE
W)とを有している。
【0034】楽音発生部17は、複数の楽音発生チャン
ネルを備え、複数の楽音を同時に発生できるように構成
されている。この楽音発生部17では、CPU13から
送られてくる各鍵を表すキーナンバ情報(ノート情報)
や、各操作子の操作により設定された楽音パラメータ情
報等に基づいて、ROM14からPCM楽音波形データ
を読み出し、その振幅やエンベロープを加工した後、設
定されている効果を付与してディジタル形式の楽音デー
タを形成する。
【0035】この楽音発生部17で形成されたディジタ
ルの楽音データは、D/A変換器18によりアナログの
楽音信号に変換される。そしてこの楽音信号は、増幅器
19で増幅された後、スピーカ20に与えられて放音さ
れる。
【0036】以下に示す図6〜図13は、上記CPU1
3によって行われる処理の内容を示すフローチャートで
ある。以下、これらのフローチャートに従って本実施形
態の動作を順に説明する。
【0037】図6は、CPU13によって行われるメイ
ン処理の流れを示す。すなわち、電子楽器の電源がON
にされると、ステップS1〜S4で、リズムスタイルボ
タン1、S/Sボタン4、フィルインボタン2、I/E
ボタン3のスキャン処理を順に行った後、ステップS5
でその他の処理(鍵盤部11のスキャン処理などを含
む)を行ってステップS1の処理に戻る。以降、電子楽
器の電源がOFFにされるまでこのメインループを繰り
返す。
【0038】図7は、図6のステップS1で行われるス
タイルチェック処理(リズムスタイルボタン1のスキャ
ン処理)の内容を示すフローチャートである。このスタ
イルチェック処理では、まずステップS11で、リズム
スタイルボタン1が押されたかどうかを判断する。リズ
ムスタイルボタン1が押されていない場合は、何も処理
を行わずに本ルーチンを抜ける。
【0039】一方、リズムスタイルボタン1が押された
場合には、ステップS12に進み、その押されたボタン
に対応するリズムのスタイルナンバーをRAM15内の
フラグレジスタ(図5のNEWの領域)に作成する。そ
して、ステップS13で、今回作成したスタイルナンバ
ーが以前に作成したスタイルナンバー(OLDの領域)
と同じかどうかを判断し、同じでなければステップS1
5にジャンプし、同じであればステップS14で今回の
スタイルナンバーを0にする。スタイルナンバーが0と
いうのは、何れのリズムスタイルも選択していない状態
を示す。そして、ステップS15で、図11に示すよう
なスタイル処理を実行して本ルーチンを抜ける。
【0040】図8は、図6のステップS2で行われるS
/Sチェック処理(S/Sボタン4のスキャン処理)の
内容を示すフローチャートである。このS/Sチェック
処理では、まずステップS21で、S/Sボタン4が押
されたかどうかを判断する。S/Sボタン4が押されて
いない場合は、何も処理を行わずに本ルーチンを抜け
る。
【0041】一方、S/Sボタン4が押された場合は、
ステップS22に進み、何れかのリズムスタイルボタン
1がONになっているかどうか、すなわち、フラグレジ
スタ内のスタイルナンバーの現在値が0でなく、1〜1
6の何れかの値に設定されているかどうかを判断する。
スタイルがOFFの場合はそのまま本ルーチンを抜け、
スタイルがONに設定されている場合は、ステップS2
3に進んでフラグレジスタ内のS/Sフラグ(NEWの
領域)をONにセットする。そして、ステップS24
で、図11に示すようなスタイル処理を実行して本ルー
チンを抜ける。
【0042】図9は、図6のステップS3で行われるフ
ィルインチェック処理(フィルインボタン2のスキャン
処理)の内容を示すフローチャートである。このフィル
インチェック処理では、まずステップS31で、フィル
インボタン2が押されたかどうかを判断する。フィルイ
ンボタン2が押されていない場合は、何も処理を行わず
に本ルーチンを抜ける。
【0043】一方、フィルインボタン2が押された場合
には、ステップS32でフラグレジスタ内のI/Eフラ
グを一旦OFFに初期化するとともに、ステップS33
でそのとき押されたボタンに対応するフィルインナンバ
ーをフラグレジスタ(NEWの領域)にセットする。次
に、ステップS34に進み、I/Eボタン3がONにな
っているかどうか、すなわち、フィルインボタン2とI
/Eボタン3とが同時に押されているかどうかを判断す
る。
【0044】ここで、I/Eボタン3が押されていない
場合は、ステップS36にジャンプして図11に示すス
タイル処理を実行する。この場合、上記ステップS33
でセットされたナンバーは、そのままフィルインパター
ンのナンバーを表すことになる。一方、I/Eボタン3
が同時に押された場合は、ステップS35に進み、フラ
グレジスタ内のI/EフラグをONにセットする。この
場合は、上記ステップS33でセットされたナンバー
は、イントロまたはエンディングパターンのナンバーを
表すこととなる。上記ステップS35の処理が終わった
ら、ステップS36に進んで図11に示すスタイル処理
を実行し、本ルーチンを抜ける。
【0045】図10は、図6のステップS4で行われる
I/Eチェック処理(I/Eボタン3のスキャン処理)
の内容を示すフローチャートである。このI/Eチェッ
ク処理では、まずステップS41で、I/Eボタン3が
押されたかどうかを判断する。I/Eボタン3が押され
た場合には、ステップS42でフラグレジスタ内のI/
EフラグをONにセットして、本ルーチンを抜ける。一
方、I/Eボタン3が押されていない場合は、ステップ
S43でI/EフラグをOFFにリセットして本ルーチ
ンを抜ける。
【0046】図11は、図7〜図9の各ルーチンの中で
行われるスタイル処理の内容を示すフローチャートであ
る。このスタイル処理では、ステップS51〜S53
で、フラグレジスタ内のNEWの領域とOLDの領域と
を比較することにより、リズムスタイルボタン1の操作
によりリズムスタイルの選択変更があったかどうか、S
/Sボタン4の操作により演奏開始/終了の指示があっ
たかどうか、フィルインボタン2の操作により伴奏パタ
ーンの選択変更があったかどうかを判断する。
【0047】ここで、リズムスタイルの変更があったと
判断した場合は、ステップS54で図12に示すような
スタイルチェンジ処理を行った後、ステップS55で図
13に示すようなRUN処理を行って、本ルーチンを抜
ける。また、S/Sボタン4またはフィルインボタン2
が操作されたと判断した場合は、ステップS55で図1
3に示すようなRUN処理だけを行って、本ルーチンを
抜ける。また、上記の何れでもない場合は、何も処理を
行わずに本ルーチンを抜ける。
【0048】図12は、図11のステップS54で行わ
れるスタイルチェンジ処理の内容を示すフローチャート
である。このスタイルチェンジ処理では、ステップS6
1で、フラグレジスタ内のNEWの領域のスタイルナン
バーが0かどうかを判断する。ここで、スタイルナンバ
ーが0でなければステップS62に進み、設定されてい
るスタイルナンバー(1〜16の何れか)に対応する自
動伴奏データを読み出すべく、自動伴奏パターンROM
の読み出しアドレスを変更して、本ルーチンを抜ける。
【0049】一方、上記ステップS61にてフラグレジ
スタ内のNEWの領域のスタイルナンバーが0であると
判断したときは、ステップS63に進み、フラグレジス
タ内のOLDの領域のスタイルナンバーを0に変更する
ことにより、リズムスタイルの現在値をリズム非選択状
態にして、本ルーチンを抜ける。
【0050】図13は、図11のステップS55で行わ
れるRUN処理の内容を示すフローチャートである。こ
のRUN処理では、まずステップS71でフラグレジス
タ内のスタイルナンバーの現在値が0かどうかを判断す
る。スタイルナンバーが0であるときは、何れのリズム
スタイルも選択されていない状態なので、ステップS7
5にジャンプし、自動伴奏のストップ処理(基本パター
ンでの演奏終了処理)を行う。
【0051】一方、スタイルナンバーが0でないとき
は、ステップS72に進み、フラグレジスタ内のRUN
フラグを見て、現在自動伴奏が演奏状態にあるかどうか
を判断する。RUNフラグがONのときは、ステップS
73に進み、フラグレジスタ内のS/Sフラグの現在値
がONかどうかを判断する。そして、S/SフラグがO
Nであれば、演奏状態のときに演奏をストップさせるた
めにS/Sボタン4が押されたことになるので、ステッ
プS74でS/Sフラグの現在値をOFFにした後、ス
テップS75に進んで自動伴奏のストップ処理を行う。
【0052】上記ステップS73でS/Sフラグの現在
値がOFFであると判断した場合は、ステップS76に
進んでI/EフラグがONかどうかを判断する。ここ
で、I/EフラグがONであると判断した場合は、演奏
状態にあるときにフィルインボタン2とI/Eボタン3
とが同時に押されたということになるので、ステップS
77でI/EフラグをOFFにした後、ステップS78
に進んで自動伴奏のエンディング処理(エンディングパ
ターンの演奏後に演奏を停止する処理)を行う。また、
I/EフラグがOFFであると判断した場合は、演奏状
態にあるときにフィルインボタン2が単独で押されたと
いうことになるので、ステップS78に進んで自動伴奏
のフィルイン処理(フィルインパターンの演奏処理)を
行う。
【0053】また、上記ステップS72でRUNフラグ
がOFFであると判断した場合は、自動伴奏は停止状態
にあり、以下に示すような処理が行われる。すなわち、
まずステップS80でフラグレジスタ内のS/Sフラグ
がONかどうかを判断する。そして、S/SフラグがO
Nであれば、自動伴奏が停止状態のときに演奏を開始さ
せるためにS/Sボタン4が押されたことになるので、
ステップS81でS/SフラグをOFFにした後、ステ
ップS82に進んで自動伴奏のスタート処理(基本パタ
ーンでの演奏開始処理)を行う。
【0054】一方、上記ステップS80でS/Sフラグ
がOFFであると判断した場合は、ステップS83に進
んでI/EフラグがONであるかどうかを判断する。こ
こで、I/EフラグがONであると判断した場合は、自
動伴奏が停止状態にあるときにフィルインボタン2とI
/Eボタン3とが同時に押されたということになるの
で、ステップS84でI/EフラグをOFFにした後、
ステップS85に進んで自動伴奏のイントロ処理(イン
トロパターンの演奏後に基本パターンに自動的に移行す
る処理)を行う。
【0055】また、上記ステップS83でI/Eフラグ
がOFFであると判断した場合は、自動伴奏が停止状態
にあるときにフィルインボタン2が単独で押されたとい
うことになるので、ステップS86に進んで自動伴奏の
フィルインパターンスタート処理(フィルインパターン
の演奏後に基本パターンに自動的に移行する処理)を行
う。
【0056】なお、上記ステップS75およびステップ
S78の各処理は、フラグレジスタ内のRUNフラグを
OFFにリセットする処理を含んでいる。また、上記ス
テップS82、S85、S86の各処理は、フラグレジ
スタ内のRUNフラグをONにセットする処理を含んで
いる。
【0057】
【発明の効果】本発明は上述したように、フィルインパ
ターンを選択するための操作子と、イントロパターンお
よびエンディングパターンを選択するための操作子とを
兼ねさせ、パターン選択操作子が指示操作子と共に操作
されたときにイントロパターンまたはエンディングパタ
ーンを選択するようにしたので、フィルインパターン、
イントロパターン、エンディングパターンの中から所望
のパターンを選択するための操作子として、フィルイン
パターンの数分のパターン選択操作子と1つの指示操作
子とを設けるだけで済み、操作子の数を増やすことなく
イントロやエンディングについても様々なパターンで演
奏を行うことができるようになる。これにより、演奏表
現力の向上を少ない操作子で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動伴奏装置の操作パネル部の主
要構成を例示する図である。
【図2】自動伴奏の様々なシーケンスを示す図である。
【図3】本発明の自動伴奏装置を実施した電子楽器全体
の概略構成を示すブロック図である。
【図4】CPUによって行われるコード展開を説明する
ための図である。
【図5】RAM上のフラグレジスタのデータ構造例を示
す概念図である。
【図6】CPUによって行われるメイン処理の流れを示
すフローチャートである。
【図7】図6のステップS1で行われるスタイルチェッ
ク処理(リズムスタイルボタンのスキャン処理)の内容
を示すフローチャートである。
【図8】図6のステップS2で行われるS/Sチェック
処理(S/Sボタンのスキャン処理)の内容を示すフロ
ーチャートである。
【図9】図6のステップS3で行われるフィルインチェ
ック処理(フィルインボタンのスキャン処理)の内容を
示すフローチャートである。
【図10】図6のステップS4で行われるI/Eチェッ
ク処理(I/Eボタンのスキャン処理)の内容を示すフ
ローチャートである。
【図11】図7〜図9の各ルーチンの中で行われるスタ
イル処理の内容を示すフローチャートである。
【図12】図11のステップS54で行われるスタイル
チェンジ処理の内容を示すフローチャートである。
【図13】図11のステップS55で行われるRUN処
理の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 リズムスタイルボタン 2 フィルインボタン 3 I/Eボタン(イントロ/エンディングボタン) 4 S/Sボタン(スタート/ストップボタン) 12 操作パネル部 13 CPU 14 ROM 15 RAM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イントロ、フィルイン、エンディングの
    各パターンの自動伴奏を行う機能を備えた自動伴奏装置
    において、 上記フィルインパターンの選択と上記イントロパターン
    およびエンディングパターンの選択との両方を兼ねたパ
    ターン選択操作子と、 上記イントロパターンおよびエンディングパターンの演
    奏を指示するための指示操作子と、 上記パターン選択操作子が上記指示操作子と共に操作さ
    れたかどうかを判断する判断手段と、 上記判断手段による判断結果に基づいて、上記パターン
    選択操作子の単独操作なら上記フィルインパターンを選
    択し、上記パターン選択操作子および上記指示操作子の
    同時操作なら上記イントロパターンまたはエンディング
    パターンを選択するように制御する制御手段とを備えた
    ことを特徴とする自動伴奏装置。
  2. 【請求項2】 上記判断手段は、上記パターン選択操作
    子および上記指示操作子の同時操作が自動伴奏の停止状
    態のときに行われたのか、自動伴奏の演奏状態のときに
    行われたのかも判断するように成され、 上記制御手段は、上記判断手段による判断結果に基づい
    て、上記パターン選択操作子および上記指示操作子の同
    時操作が自動伴奏の停止状態で行われたときには上記イ
    ントロパターンを選択し、自動伴奏の演奏状態で行われ
    たときには上記エンディングパターンを選択することを
    特徴とする請求項1に記載の自動伴奏装置。
  3. 【請求項3】 上記パターン選択操作子が複数設けられ
    ていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動
    伴奏装置。
JP8353079A 1996-12-13 1996-12-13 自動伴奏装置 Pending JPH10171456A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002108335A (ja) * 2000-10-02 2002-04-10 Roland Corp 自動伴奏装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002108335A (ja) * 2000-10-02 2002-04-10 Roland Corp 自動伴奏装置

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