JPH10171307A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10171307A
JPH10171307A JP8336087A JP33608796A JPH10171307A JP H10171307 A JPH10171307 A JP H10171307A JP 8336087 A JP8336087 A JP 8336087A JP 33608796 A JP33608796 A JP 33608796A JP H10171307 A JPH10171307 A JP H10171307A
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Yasunari Hashimoto
泰成 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所要の画像形成モードを簡単に呼び出して設
定できるようにする。 【解決手段】 記憶手段Eに記憶されている複数の画像
形成モードを一覧表示手段Fにより表示手段Aに一覧表
示させ、その各画像形成モードのうちタッチ位置検知手
段Bにより検知されるタッチ位置の画像形成モードをモ
ード呼出手段Gにより記憶手段Eから選択的に呼び出し
てモード設定手段Cに設定させる。なお、画像形成手段
Dによる画像形成動作が正常に終了した場合にのみ、そ
の画像形成動作に使用した画像形成モードを記憶手段E
に記憶させたり、モードクリア処理後にモード設定手段
Cによって設定されるデフォルトの画像形成モード以外
の画像形成モードを記憶手段Eに記憶させるとよい。ま
た、画像形成動作が中断された時には、その画像形成動
作に使用した画像形成モードは記憶手段Eに記憶させな
いようにするとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機,レーザ
プリンタ等の各種の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機,プリンタ等の各種の画像
形成装置においては、高機能化,多機能化が進む反面、
使用者(ユーザ)による画像形成モード(機能)の設定
のための操作が複雑化してきており、画像形成モードを
設定するための手順も多くなっている。
【0003】また、画像形成モードの設定後に画像形成
動作を実行して処理が終了し、ユーザが一旦画像形成装
置から離れた後、部数不足などの理由により再度同一の
画像形成モードで画像形成動作を行なわせたい場合であ
っても、その間、他のユーザが画像形成装置を使用した
り、オートクリア機能が動作した後では、画像形成モー
ド(画像形成条件)が変ってしまっているため、画像形
成モードの設定のための操作をやり直す必要があり、特
に設定するのに手順の多い画像形成モードを使用してい
た場合には時間もかかり、煩わしい。
【0004】そこで、上記問題を解消すべく、特開昭6
1−32868号公報に見られるように、よく使うコピ
ー条件(画像形成モード)を予めメモリに記憶してお
き、それをワンタッチで呼び出して設定できるようにし
た複写機が提案されている。また、特開昭63−909
56号公報あるいは特開平3−296072号公報に見
られるように、直前の1回もしくは複数回にわたって実
行した複写動作の時に使用した複写モード(画像形成モ
ード)を記憶しておき、新しい複写モードから順次呼び
出して設定できるようにした複写機も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
複写機でも、メモリに記憶されていないコピー条件に関
しては上記問題の解決には至らない。また、後者の複写
機でも、複写モードの呼び出しを新しいものから順次行
なうため、ユーザが希望する複写モードを呼び出すまで
には複数回の操作を行なう必要があり、且つ呼び出して
みないと所要の複写条件であるかどうかも判断できない
という不具合がある。
【0006】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、複写機等の画像形成装置において、所要の画像
形成モードを簡単に呼び出して設定できるようにするこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、図1の機能
ブロック図に示すように、液晶,蛍光表示管等の表示素
子を用いて各種情報を表示する表示手段Aと、該手段A
の表示面上に透明シート状のマトリクスタッチスイッチ
として重ねられ、表面がタッチされた時にそのタッチ位
置を検知するタッチ位置検知手段Bと、該手段Bによっ
て検知されるタッチ位置に応じて画像形成モードの設定
を行なうモード設定手段Cと、該手段Cによって設定さ
れた画像形成モードで画像形成動作を実行する画像形成
手段Dと、該手段Dによる画像形成動作時の画像形成モ
ードの履歴を記憶する記憶手段Eとを備えた画像形成装
置において、上記の目的を達成するため、次の各手段を
設けたことを特徴とする。
【0008】請求項1の発明は、記憶手段Eに記憶され
ている複数の画像形成モードを表示手段Aに一覧表示さ
せる一覧表示手段Fと、該手段Fによって表示手段Aに
一覧表示された複数の画像形成モードのうち、タッチ位
置検知手段Bによって検知されるタッチ位置の画像形成
モードを記憶手段Eから選択的に呼び出してモード設定
手段Cに設定させるモード呼出手段Gとを設けたもので
ある。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、画像形成手段Dによる画像形成動作が正常
に終了した場合にのみ、その画像形成動作に使用した画
像形成モードを記憶手段Eに記憶させる手段を設けたも
のである。請求項3の発明は、請求項1の画像形成装置
において、モードクリア処理後にモード設定手段Cによ
って設定されるデフォルトの画像形成モード以外の画像
形成モードを記憶手段Eに記憶させる手段を設けたもの
である。
【0010】請求項4の発明は、請求項1の画像形成装
置において、画像形成手段Dによる画像形成動作が中断
された時には、その画像形成動作に使用した画像形成モ
ードは記憶手段Eに記憶させないようにする手段を設け
たものである。
【0011】請求項5の発明は、請求項1の画像形成装
置において、予め画像形成モードを登録しておき、その
内容を呼び出して表示手段Aに表示させ、モード設定手
段Cに設定させるためのプログラムモード登録手段を備
え、画像形成手段Dによる画像形成動作に使用する画像
形成モードがプログラムモード登録手段に登録されてい
る内容と同じ場合には、その画像形成モードは記憶手段
Eに記憶させないようにする手段を設けたものである。
【0012】請求項6の発明は、請求項5の画像形成装
置において、画像形成手段Dによる画像形成動作に使用
する画像形成モードがプログラムモード登録手段によっ
て登録されている内容と同じ場合には、その旨の情報の
みを記憶手段Eに記憶させる手段を設けたものである。
【0013】請求項7の発明は、請求項1の画像形成装
置において、ユーザを識別するためのユーザコードを設
定する手段と、該手段によって設定された各ユーザコー
ド毎に記憶手段Eに画像形成モードを記憶させることの
可否を設定する手段と、該手段によって記憶手段Eに画
像形成モードを記憶させることが可と設定されたユーザ
コードが入力された場合にのみ、画像形成手段Dによる
画像形成動作に使用する画像形成モードを記憶手段Eに
記憶させる手段とを設けたものである。
【0014】請求項1〜7の発明の画像形成装置によれ
ば、図1の記憶手段Eに記憶されている複数の画像形成
モードを一覧表示手段Fにより表示手段Aに一覧表示さ
せてユーザに知らせ、その各画像形成モードのうちタッ
チ位置検知手段Bによって検知されるタッチ位置の画像
形成モードをモード呼出手段Gによって記憶手段Eから
選択的に呼び出してモード設定手段Cに設定させること
ができるため、所要の画像形成モードを設定する際の操
作性が向上する。
【0015】さらに、画像形成手段Dによる画像形成動
作が正常に終了した場合にのみ、その画像形成動作に使
用した画像形成モードを記憶手段Eに記憶させるように
すれば、ペーパエンドやジャム等のエラーの発生によっ
て画像形成動作が中断され、そのエラー解消後に画像形
成動作を再開するような場合であっても、記憶手段への
画像形成モードの記憶動作は1回で済む。したがって、
同一内容の画像形成モードの記憶や不要な記憶動作を避
けることができ、画像形成モードを記憶するためのメモ
リ容量の少量化や制御効率の向上を図ることができる。
【0016】モードクリア処理後にモード設定手段Cに
よって設定されるデフォルトの画像形成モード以外の画
像形成モードを記憶手段Eに記憶させるようにすれば、
記憶して残しておく画像形成モードを限定することがで
きるため、やはり画像形成モードを記憶するためのメモ
リ容量の少量化を図ることができる。
【0017】画像形成手段Dによる画像形成動作が中断
された時には、その画像形成動作に使用した画像形成モ
ードは記憶手段Eに記憶させないようにすれば、使用者
が不要とした画像形成モードを記憶手段Eに残さず、記
憶内容に使用者の意志を反映させることができるため、
操作性がより向上する。
【0018】予め画像形成モードを登録しておき、その
内容を呼び出して表示手段Aに表示させ、モード設定手
段Cに設定させるためのプログラムモード登録手段を備
えている場合、画像形成手段Dによる画像形成動作に使
用する画像形成モードがプログラムモード登録手段に登
録されている内容と同じ場合には、その画像形成モード
は記憶手段Eに記憶させないようにすれば、不要な記憶
動作を避けることができ、画像形成モードの記憶に必要
なメモリ容量の小量化を図ることができる。
【0019】この場合、画像形成手段Dによる画像形成
動作に使用する画像形成モードがプログラムモード登録
手段によって登録されている内容と同じ場合には、その
旨の情報のみを記憶手段Eに記憶させるようにすれば、
記憶手段Eに記憶されている複数の画像形成モードを一
覧表示手段Fにより表示手段Aに一覧表示させる際に、
上記情報も同時に表示させることができるため、使用者
は実行された画像形成動作に使用する画像形成モードは
プログラムモード登録手段に登録済みであることを知る
ことができ、操作性がより向上する。
【0020】ユーザ(使用者又は管理者)を識別するた
めのユーザコードを設定する手段と、該手段によって設
定された各ユーザコード毎に記憶手段Eに画像形成モー
ドを記憶させることの可否を設定する手段とを設け、該
手段によって記憶手段Eに画像形成モードを記憶させる
ことが可と設定されたユーザコードが入力された場合に
のみ、画像形成手段Dによる画像形成動作に使用する画
像形成モードを記憶手段Eに記憶させるようにすれば、
ユーザの差別化を図ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図2は、この発明の一実
施形態である複写機の外観例を示す斜視図である。この
複写機において、1は原稿の画像を用紙にコピー(複
写)するコピー動作(画像形成動作)を行なう複写機本
体であり、図1に示した画像形成手段Dに相当する。
【0022】この複写機本体1には、後述する操作部2
が設けられ、複写機本体1の給紙側にはそれぞれサイズ
の異なる用紙を収納するフロントローディング方式の給
紙カセット(給紙段)3a〜3dが着脱可能に装着され
ている。また、複写機本体1のコンタクトガラス上には
原稿を自動給送する自動原稿給送装置(ADF)4が、
排紙側には複写機本体1から順次送られてくる各コピー
紙を仕分けして排紙するソータ5がそれぞれ装着されて
いる。
【0023】図3は、操作部2の構成例を示すレイアウ
ト図である。この操作部2は、スタートキー11,テン
キー12,クリア/ストップキー13,モードクリア・
予熱/タイマキー14,割り込みキー15,ガイダンス
キー16,プログラムキー17,履歴コピーモードキー
18,輝度調整つまみ19,及び液晶表示器(以下「L
CD」という)20を備えている。
【0024】スタートキー11は、コピー動作をスター
トさせるときに使用する。テンキー12は、コピー枚数
(置数)等の設定を行なうときに使用する。クリア/ス
トップキー13は、設定されているコピー枚数をクリア
したり、コピー動作をストップさせたりするためのキー
である。
【0025】モードクリア・予熱/タイマキー14は、
設定されているコピーモードを取り消したり、予熱モー
ドを設定(一定時間以上の連続押下によって設定可能)
又は解除するときなどに使用する。また、タイマモード
により複写機がOFF状態の時にそれを解除して複写機
をON状態にするときにも使用する。なお、コピーモー
ドとは、コピー枚数,転写紙サイズ,画像濃度,あるい
は変倍モード等の各種のコピー条件をさす。
【0026】割り込みキー15は、コピー動作中に割り
込み、別の原稿のコピーを行なうときに使用する。ガイ
ダンスキー16は、コピーモードの説明や操作の仕方を
表示するモードへ移行するときに使用する。プログラム
キー17は、よく使用するコピーモードの登録と呼び出
しを行なうときに使用する。
【0027】履歴コピーモードキー18は、過去数回に
わたって実行されたコピー動作時のコピーモードをLC
D20に一覧表示させるときに使用する。輝度調整つま
み19は、LCD20の表示画面のコントラストを調整
するときに使用する。
【0028】LCD20は図1に示した表示手段Aに相
当するものであり、液晶(LCD)を用いてコピーモー
ド(画像形成モード)等の各種情報を表示することがで
きる。なお、LCD20の代わりに、蛍光表示管等の他
の表示素子を用いた表示手段を使用してもよい。
【0029】図4は、この複写機の制御系の一例を示す
ブロック構成図である。複写機本体1は、CPU31,
ROM32,RAM33,不揮発性RAM34(図1に
示した記憶手段Eに相当する),シリアルインタフェー
ス(以下「インタフェース」を「I/F」という)3
5,及びタイマ36等を内蔵したメイン制御部30によ
って制御される。
【0030】このメイン制御部30には、感光体を駆動
するためのモータ,給紙ユニット51及び両面ユニット
52における給紙モータやクラッチ等の各種交流負荷5
4及び各種直流負荷55が接続されている。また、この
メイン制御部30には、シリアルI/F35を介して操
作部2,ADF4,ソータ5等の後処理装置53が接続
されている。
【0031】図5は、操作部2の制御系の一例を示すブ
ロック構成図である。この操作部2は、図3に示したス
タートキー11等からなるハードキー群61,LCD2
0の他に、タッチパネル62と、CPU63,アドレス
ラッチ64,ROM65,リセット回路66,アドレス
デコーダ67,LEDドライバ68,光トランシーバ6
9,LCDコントローラ70,ROM71,及びRAM
72等からなる制御部とを備えている。
【0032】タッチパネル62は図1に示したタッチ位
置検知手段Bに相当するものであり、LCD20の表示
面上に透明シート状のマトリクスタッチスイッチとして
重ねられ、表面がタッチされた時にそのタッチ位置を検
知し、その位置情報をLCDコントローラ70へ出力す
る。CPU63は、この操作部2全体を統括的に制御す
る中央処理装置である。
【0033】アドレスラッチ64は、CPU63から入
力されるアドレスをラッチして出力する。ROM65
は、CPU63に各種処理を実行させるためのプログラ
ムを含む各種固定データを格納している。リセット回路
66は、アドレスデコーダ67から所定信号が入力され
た時にCPU63へリセット信号を出力する。
【0034】アドレスデコーダ67は、アドレスラッチ
64からのアドレスをデコードして各部への信号(チッ
プセレクト信号等)を生成する。LEDドライバ68
は、アドレスデコーダ67からの信号に応じてハードキ
ー群61中の所定キー(例えばスタートキー11)に埋
設されたLEDをON/OFFする。光トランシーバ6
9はCPU63に接続されており、外部(複写機本体
1)とシリアル通信を行なう。
【0035】LCDコントローラ70は、LCD20の
表示制御を司る。ROM71は、LCDコントローラ7
0に表示制御を行なわせるためのプログラムを含む各種
固定データを格納している。RAM72は、LCDコン
トローラ70が表示制御を行なう際に使用するワークメ
モリや、LCD20に表示すべき画像データを格納する
ビデオメモリとして使用する。
【0036】ここで、図4に示したメイン制御部30及
び図5に示した操作部2が、図1に示したモード設定手
段C,一覧表示手段F,及びモード呼出手段Gとしての
機能を果たす。また、予めコピーモードを登録してお
き、その内容を呼び出してLCD20に表示し、設定す
るためのプログラムモード登録手段や、ユーザを識別す
るためのユーザコードを設定する手段、該手段によって
設定された各ユーザコード毎に不揮発性RAM34にコ
ピーモードを記憶させることの可否を設定する手段とし
ての機能も果たす。
【0037】図6は、LCD20に表示される通常のコ
ピーモード設定画面の一例を示す図である。このコピー
モード設定画面において、81は「コピーできます」
「お待ちください」等のメッセージを表示するメッセー
ジ表示エリア、82は設定された置数(コピー部数)を
表示する置数表示部、83は原稿の地肌濃度に応じてコ
ピー濃度を自動的に調整する処理を指定するための自動
濃度キーである。
【0038】84は原稿サイズとコピー倍率により最適
なサイズの転写紙(給紙段)を自動的に選択する処理を
指定するための自動用紙選択キー、85は使用したい転
写紙を手動で選択するためのトレイ選択キー、86は等
倍コピーを指定するための等倍キー,87は選択された
転写紙サイズに合わせて原稿の画像を自動的に拡大又は
縮小する処理を指定するための用紙指定変倍モードキー
である。
【0039】88はコピー紙を一部ずつページ順に揃え
る処理を指定するためのソートモードキー、89はコピ
ー紙をページ毎に仕分けする処理を指定するためのスタ
ックモードキー、90はソート処理されたものを一部ず
つ綴じる処理を指定するためのステープルモードキー、
91は特殊原稿送りモードキー、92はパンチモードキ
ー、93は変倍モードキー、94は両面/集約/分割モ
ードキー、95は消去/移動モードキー、96は表紙/
合紙モードキーである。
【0040】なお、このコピーモード設定画面は、モー
ドクリア処理後に設定されるデフォルトのコピーモード
の内容を示す画面である。この例では、置数=「1」,
コピー濃度(以下単に「濃度」という)=自動濃度,選
択給紙段=1段目,コピー倍率(以下単に「倍率」とい
う)=100%(その他のコピーモードはリセット)が
設定されている。
【0041】図7は、図3のプログラムキー17が押下
された時にLCD20に表示されるプログラムモード画
面の一例を示す図である。このプログラムモード画面に
おいて、101は現在のコピーモード(プログラム)を
登録するモードを指定するプログラム登録キー、102
は登録されているコピーモードを呼び出すモードを指定
するプログラム呼出キーである。
【0042】また、103は登録又は呼び出したいコピ
ーモードの番号を入力するためのプログラム番号キー、
104はプログラムモードをキャンセルするためのキャ
ンセルキーである。なお、プログラムモードはプログラ
ムキー17の再押下によってもキャンセルすることがで
きる。
【0043】ここで、ユーザがプログラム呼出キー10
2を押下した後、プログラム番号キー103によって
「1」を入力すると、複写機の制御部はその入力番号が
付与されて登録されているコピーモードの内容を図示し
ないメモリから呼び出して設定すると共に、例えば図8
に示すようにその内容を示すコピーモード設定画面をL
CD20に表示させる。
【0044】次に、ユーザが使い勝手に合わせたコピー
モードを設定する場合の操作手順と複写機の制御部によ
る処理について、図9〜図15も参照して説明する。電
源が投入されている時に、ユーザ(複写機の使用者又は
管理者)が、例えば図3のモードクリア・予熱/タイマ
キー14を押下した後、クリア/ストップキー13を連
続(例えば5秒間)押下すると、制御部は以下の処理を
行なう。
【0045】すなわち、ユーザプログラムモードを設定
し、LCD20の表示画面を図9に示すようなユーザプ
ログラムモードのメニュー画面に切り換える。この画面
は、実際には図9〜図11に示すようにLCD20の複
数画面分あり、上矢印キー111又は下矢印キー112
により全画面をスクロール表示させることができる。
【0046】このユーザプログラムモードのメニュー画
面の表示時に、ユーザがその画面上の項目番号キー11
3を操作することにより、制御部はオートクリア時間,
オート予熱時間等を設定したり、給紙段に特殊な転写紙
がセットされていることを設定(特殊トレイを設定)し
たり、ブザー音あり/なし等の操作部2の仕様を設定し
たり、ユーザを識別するためのユーザコードを設定する
などの各種設定を行なうことができる。また、終了キー
114を押すことにより、ユーザプログラムモードを終
了し、通常のコピーモード設定画面に戻すことができ
る。
【0047】ここで、ユーザがユーザプログラムモード
のメニュー画面上の項目番号キー113によって「6」
を入力すると、制御部はLCD20の表示画面を図12
に示すユーザコード設定画面に切り換え、さらにユーザ
がその画面上のユーザコード登録キー121を押すと、
制御部はLCD20の表示画面を図13に示すようなユ
ーザコード登録画面に切り換える。
【0048】その後、ユーザがテンキー12によって自
己を識別するユーザコード(例えば6桁の数字)を入力
すると共に、ユーザコード登録画面上の「可」キー12
5又は「不可」キー126を押下し、最後にエンタ
(#)キー127を押下すると、制御部は入力されたユ
ーザコードを設定(登録)し、さらにそのユーザコード
を入力して複写機を利用する場合の履歴コピーモードの
使用可否(不揮発性RAM34にコピーモードを記憶さ
せることの可否)を設定する。
【0049】なお、ユーザコード設定画面の表示時に、
ユーザがその画面上のユーザコード変更キー122を押
下することにより、LCD20の表示画面をユーザコー
ドを変更するためのユーザコード変更画面に切り換えた
り、ユーザコード抹消キー123を押下することによ
り、LCD20の表示画面をユーザコードを抹消するた
めのユーザコード抹消画面に切り換えることもできる。
また、目次キー124を押下することにより、ユーザプ
ログラムモードのメニュー画面に戻すことができる。
【0050】一方、ユーザプログラムモードのメニュー
画面の表示時に、ユーザがその画面上の項目番号キー1
13によって「3」を入力すると、制御部はLCD20
の表示画面を図14に示すような操作部仕様設定画面に
切り換える。
【0051】そして、ユーザがテンキー12によってコ
ピーセット枚数(置数)の制限値を入力し、「有り」キ
ー131又は「無し」キー132を押下すると共に、
「する」キー133又は「しない」キー134を押下
し、最後にエンタキー127を押下すると、制御部は入
力されたコピーセット枚数の制限値、操作部のブザー音
の有無をそれぞれ設定すると共に、ユーザ管理モードを
設定又は解除する。
【0052】また、ユーザ管理モードを設定した場合に
は、続いてLCD20の表示画面を図15に示すような
ユーザコード入力画面に切り換え、ここでユーザがテン
キー12によってユーザコードを入力し、エンタキー1
27を押下すると、制御部はそのユーザコードが設定さ
れている各ユーザコードのいずれかと一致するか否かを
判断する。
【0053】そして、入力されたユーザコードが設定さ
れている各ユーザコードのいずれかと一致した場合にの
み、この複写機の利用を許可し、LCD20の表示画面
を通常のコピーモード設定画面に切り換える。なお、ユ
ーザ管理モードを設定した後は、電源が遮断された後再
び投入された時に、LCD20にユーザコード入力画面
を表示する。そして、上述と同様にユーザ管理モードの
設定中は設定されているユーザコードと一致するユーザ
コードが入力されない限り、この複写機を利用すること
ができない。
【0054】図16は、この複写機の制御部によるコピ
ーモード記憶処理の第1例(請求項1に対応する)を示
すフローチャートである。まず、ユーザによりジョブ実
行のトリガとなる図3のスタートキー11が押下(O
N)されると、現在設定されている(これから実行され
るコピー動作に使用する)コピーモードの記憶処理を行
なう。
【0055】すなわち、置数,写真モード,濃度,選択
給紙段,倍率,特殊原稿送りモード,パンチモード,ソ
ート/スタック/ステープルモード,変倍モード,両面
/集約/分割モード,消去/移動モード,表紙/合紙モ
ードを図4の不揮発性RAM34に順次記憶する。その
記憶処理が終了すると、そのコピーモードでコピー動作
をスタートさせ、そのコピー動作が終了した時に処理を
終了する。
【0056】図17は、図16の処理による不揮発性R
AM34の記憶内容の一例を示す図である。不揮発性R
AM34は各ジョブ(コピー動作)毎にメモリ領域が区
切られ、図16の処理によってその各メモリ領域34
a,34b,……に各ジョブに使用したコピーモードの
履歴(例えば過去10回分のコピーモード)がそれぞれ
記憶される。
【0057】図18は、図3の履歴コピーモードキー1
8が押下された時にLCD20に表示される履歴コピー
モード画面の一例を示す図である。ユーザが履歴コピー
モードキー18を押下すると、制御部は履歴コピーモー
ドを設定し、不揮発性RAM34から図17に示した複
数のコピーモードを読み出してLCD20に図18に示
すようにジョブ単位で一覧表示する。つまり、LCD2
0の表示画面を履歴コピーモード画面に切り換える。
【0058】この履歴コピーモード画面には、LCD2
0に一覧表示されたジョブ毎のコピーモードを不揮発性
RAM34から選択的に呼び出して設定するためのコピ
ーモード呼出キー141もその各ジョブ毎に表示され
る。この画面は、実際にはLCD20の複数画面分あ
り、上矢印キー111又は下矢印キー112により全画
面をスクロール表示させることができる。なお、どのコ
ピーモードも選択しない場合には、キャンセルキー10
4を押下したり、履歴コピーモードキー18を再押下す
ることによって履歴コピーモードをキャンセルすること
ができる。
【0059】図19〜図21は、この複写機の制御部に
よるコピーモード呼出設定処理の一例を示すフローチャ
ートである。まず、コピーモード呼出キー141のいず
れかが押下されると、そのキーの押下によって入力され
た番号(記憶No.) を判別し、不揮発性RAM34に
おけるその判別した番号に対応するメモリ領域に記憶さ
れているコピーモードを呼び出して設定する。
【0060】すなわち、呼び出したコピーモードの内容
に従って、置数,写真モード,濃度,選択給紙段,倍
率,特殊原稿送りモード,パンチモード,ソート/スタ
ック/ステープルモード,変倍モード,両面/集約/分
割モード,消去/移動モード,表紙/合紙モードの設定
を行ない、それが終わった時に処理を終了する。
【0061】図22は、履歴コピーモード時にコピーモ
ードが呼び出された時にLCD20に表示されるコピー
モード設定画面の一例である。ユーザが図18に示した
コピーモード呼出キー141によって「1」を入力する
と、制御部はその入力番号(記憶No.1) を判別し、
図17に示した不揮発性RAM34におけるメモリ領域
34aに記憶されているコピーモードを呼び出して設定
する。
【0062】また、それに伴って、LCD20の表示画
面をその設定内容を示すコピーモード設定画面(図22
参照)に切り換える。この例では、置数=「1」,選択
給紙段=2段目,濃度=自動濃度,倍率=71%,変倍
モード=定型変倍,両面/集約/分割モード=片面→両
面(原稿偶数枚)モード,ソート/スタック/ステープ
ルモード=ソートモードが設定されている。
【0063】このように、ユーザが履歴コピーモードキ
ー18を押下することによって不揮発性RAM34に記
憶されている複数のコピーモードをLCD20に一覧表
示させ、その各コピーモードのうちのいずれかをコピー
モード呼出キー141によって不揮発性RAM34から
選択的に呼び出して設定することができるため、所要の
コピーモードを簡単且つ確実に設定でき、その際の操作
時間も短縮する。
【0064】図23は、この複写機の制御部によるコピ
ーモード記憶処理の第2例(請求項2に対応する)を示
すフローチャートである。この場合、この複写機の制御
部が、図1に示した各手段の他に、コピー動作が正常に
終了した場合にのみ、そのコピー動作に使用した画像形
成モードを不揮発性RAM34に記憶させる手段として
の機能も果たす。
【0065】まず、ユーザによりスタートキー11が押
下(ON)されると、現在設定されているコピーモード
でコピー動作をスタートさせた後、コピー動作が正常に
終了したか否かを判断し、正常に終了しなかった場合、
すなわち異常(エラー)が発生した場合にはその異常解
除待ちの状態となり、異常の原因が解消されるまで待
つ。
【0066】異常の原因が解消され、再スタート待ちの
状態となり、ユーザによりスタートキー11が再び押下
されると、コピー動作を再スタートさせる。一方、コピ
ー動作が正常に終了した場合は、その実行されたコピー
動作(ジョブ)に使用したコピーモードを不揮発性RA
M34に順次記憶していき、全てのコピーモードを記憶
し終わった時点で処理を終了する。
【0067】このように、コピー動作が正常に終了した
場合にのみ、そのコピー動作に使用したコピーモードを
不揮発性RAM34に記憶するようにすれば、ペーパエ
ンドやジャム等のエラーの発生によってコピー動作が中
断され、そのエラー解消後にコピー動作を再開するよう
な場合であっても、不揮発性RAM34へのコピーモー
ドの記憶動作は1回で済む。したがって、同一内容のコ
ピーモードの記憶や不要な記憶動作を避けることがで
き、コピーモードを記憶するためのメモリ容量の少量化
や制御効率の向上を図ることができる。
【0068】図24及び図25は、この複写機の制御部
によるコピーモード記憶処理の第3例(請求項3に対応
する)を示すフローチャートである。この場合、この複
写機の制御部が、図1に示した各手段の他に、モードク
リア処理後に設定されるデフォルトのコピーモード以外
のコピーモードを不揮発性RAM34に記憶させる手段
としての機能も果たす。
【0069】まず、ユーザによりスタートキー11が押
下(ON)されると、モードクリア処理後に設定される
デフォルトのコピーモード(デフォルト条件)を調べ
る。ここで、デフォルトのコピーモードは、それ以外の
コピーモードを記憶する不揮発性RAM34のメモリ領
域とは別のメモリ領域に記憶されている。
【0070】そして、実行されるコピー動作に使用する
コピーモードとデフォルトのコピーモードとを比較して
両者が一致するか否かをチェックし、実行されるコピー
動作に使用するコピーモードのうち、デフォルトのコピ
ーモードと異なるコピーモードのみを不揮発性RAM3
4に記憶する処理を行なった後、そのコピーモードでコ
ピー動作をスタートさせ、そのコピー動作が終了した時
に処理を終了する。
【0071】図26は、図24及び図25の処理による
不揮発性RAM34の記憶内容の一例を示す図である。
不揮発性RAM34のメモリ領域34aには、図22の
コピーモード設定画面に示すコピーモードのうち、デフ
ォルトのコピーモードと異なるコピーモードが記憶され
ている。
【0072】すなわち、給紙段=2段目,倍率=71
%,変倍モード=定型変倍,両面/集約/分割モード=
片面→両面(原稿偶数枚)モード,ソート/スタック/
ステープルモード=ソートモードが記憶されている。図
17に示したメモリ領域34aの記憶内容が全てのコピ
ーモードを記憶した結果であるのに対して、図26に示
したメモリ領域34aの記憶内容はデフォルトのコピー
モードと異なるコピーモードのみを記憶した結果であ
る。
【0073】このように、モードクリア処理後に設定さ
れるデフォルトのコピーモード以外のコピーモードを不
揮発性RAM34に記憶させるようにすれば、記憶して
残しておくコピーモードを限定することができるため、
コピーモードを記憶するためのメモリ容量の少量化を図
ることができる。
【0074】図27は、この複写機の制御部によるコピ
ーモード記憶処理の第4例(請求項4に対応する)を示
すフローチャートである。この場合、この複写機の制御
部が、図1に示した各手段の他に、コピー動作が中断さ
れた時には、そのコピー動作に使用したコピーモードは
不揮発性RAM34に記憶させないようにする手段とし
ての機能も果たす。
【0075】まず、ユーザによりスタートキー11が押
下(ON)されると、現在設定されているコピーモード
でコピー動作をスタートさせ、コピー動作中にユーザの
操作(クリア/ストップキー13の押下)により中断要
求が発生すると、コピー動作を中断する。
【0076】その後、スタートキー11が再度押下され
た場合には、コピー動作を再スタートさせるが、ユーザ
の操作(クリア/ストップキー13が押下)によりキャ
ンセルが指示されると、コピー動作をキャンセル(中
断)し、処理を終了する。一方、中断要求がなく、コピ
ー動作が終了した場合は、そのコピー動作に使用したコ
ピーモードを不揮発性RAM34に記憶し、処理を終了
する。
【0077】このように、コピー動作が中断された時に
は、そのコピー動作に使用したコピーモードは不揮発性
RAM34に記憶させないようにすれば、使用者が不要
としたコピーモードを不揮発性RAM34に残さず、記
憶内容に使用者の意志を反映させることができるため、
操作性がより向上する。
【0078】図28は、この複写機の制御部によるコピ
ーモード記憶処理の第5例(請求項5に対応する)を示
すフローチャートである。この場合、この複写機の制御
部が、図1に示した各手段の他に、コピー動作に使用す
るコピーモードがプログラムモードによって登録されて
いる内容と同じ場合には、そのコピーモードは不揮発性
RAM34に記憶させないようにする手段としての機能
も果たす。
【0079】まず、ユーザによりスタートキー11が押
下(ON)されると、実行するコピー動作に使用する
(現在設定されている)コピーモードの内容を調べた
後、プログラムモードによって登録されたコピーモード
(登録内容)を調べ、実行するコピー動作に使用するコ
ピーモードと同一内容のコピーモードが登録されている
場合は、直ちにそのコピーモードでコピー動作をスター
トさせ、そのコピー動作が終了した時に処理を終了す
る。
【0080】ここで、プログラムモードによって登録さ
れているコピーモードは、それ以外のコピーモードを記
憶する不揮発性RAM34のメモリ領域とは別のメモリ
領域に記憶されている。一方、同一内容のコピーモード
が登録されていない場合は、実行するコピー動作に使用
するコピーモードを不揮発性RAM34に記憶する処理
を行なった後、そのコピーモードでコピー動作をスター
トさせ、そのコピー動作が終了した時点で処理を終了す
る。
【0081】このように、コピー動作に使用するコピー
モードがプログラムモードによって登録されている内容
と同じ場合には、そのコピーモードは不揮発性RAM3
4にに記憶させないようにすれば、不要な記憶動作を避
けることができ、コピーモードの記憶に必要なメモリ容
量の小量化を図ることができる。
【0082】図29は、この複写機の制御部によるコピ
ーモード記憶処理の第6例(請求項6に対応する)を示
すフローチャートである。この場合、この複写機の制御
部が、図1に示した各手段の他に、コピー動作に使用す
るコピーモードがプログラムモードによって登録されて
いる内容と同じ場合には、その旨の情報のみを不揮発性
RAM34に記憶させる手段としての機能も果たす。
【0083】まず、ユーザによりスタートキー11が押
下(ON)されると、実行するコピー動作に使用するコ
ピーモードの内容を調べた後、プログラムモードによっ
て登録されたコピーモード(登録内容)を調べ、実行す
るコピー動作に使用するコピーモードと同一内容のコピ
ーモードが登録されている場合は、その旨の情報のみを
不揮発性RAM34に記憶した後、そのコピーモードで
コピー動作をスタートさせ、そのコピー動作が終了した
時に処理を終了する。
【0084】一方、同一内容のコピーモードが登録され
ていない場合は、実行するコピー動作に使用するコピー
モードを不揮発性RAM34に記憶する処理を行なった
後、そのコピーモードでコピー動作をスタートさせ、そ
のコピー動作が終了した時点で処理を終了する。
【0085】図30は、図29の処理による不揮発性R
AM34の記憶内容の一例を示す図である。不揮発性R
AM34のメモリ領域34aには、コピー動作に使用す
るコピーモードがプログラムモードによって登録されて
いる内容と同じである旨の情報が記憶されている。この
例では、プログラムNo.1 の登録内容と同じであるこ
とを示している。
【0086】図31は、図3の履歴コピーモードキー1
8が押下された時にLCD20に表示される履歴コピー
モード画面の他の例を示す図である。ユーザが履歴コピ
ーモードキー18を押下すると、制御部は履歴コピーモ
ードを設定し、不揮発性RAM34から図30に示した
記憶内容を読み出してLCD20の表示画面を図31に
示すような履歴コピーモード画面に切り換える。
【0087】このように、コピー動作に使用するコピー
モードがプログラムモードによって登録されている内容
と同じ場合には、その旨の情報のみを不揮発性RAM3
4に記憶させるようにすれば、不要な記憶動作を避ける
ことができ、コピーモードの記憶に必要なメモリ容量の
小量化を図ることができる。また、不揮発性RAM34
に記憶されている複数のコピーモードをLCD20に一
覧表示させる際に、上記情報も同時に表示させることが
できるため、使用者は実行されたコピー動作に使用した
コピーモードはプログラムモードによって登録済みであ
ることを知ることができ、操作性がより向上する。
【0088】図32は、この複写機の制御部によるコピ
ーモード記憶処理の第7例(請求項1に対応する)を示
すフローチャートである。この場合、この複写機の制御
部が、図1に示した各手段の他に、履歴コピーモードが
使用可(不揮発性RAM34にコピーモードを記憶させ
ることが可)と設定されたユーザコードが入力された場
合にのみ、コピー動作に使用するコピーモードを不揮発
性RAM34に記憶させる手段としての機能も果たす。
【0089】この処理は、ユーザ管理モードが設定され
ている時に、予め設定された各ユーザコードのいずれか
と一致するユーザコードが入力された場合にのみスター
トし、まずユーザによりスタートキー11が押下(O
N)されると、上記入力されたユーザコードを調べ、そ
のユーザコードに対して設定されている履歴コピーモー
ドの使用可/不可を調べる。
【0090】そして、入力されたユーザコードに対して
設定されている履歴コピーモードが不可であった場合
は、現在のコピーモードでコピー動作をスタートさせ、
そのコピー動作が終了した時に処理を終了する。一方、
入力されたユーザコードに対して設定されている履歴コ
ピーモードが使用可であった場合は、現在のコピーモー
ド(実行されるコピー動作に使用するコピーモード)を
不揮発性RAM34に記憶した後、そのコピーモードで
コピー動作をスタートさせ、そのコピー動作が終了した
時に処理を終了する。
【0091】このように、ユーザ管理モードが設定され
ている時に、予め設定された各ユーザコードのいずれか
と一致するユーザコードが入力された場合、履歴コピー
モードが使用可(不揮発性RAM34にコピーモードを
記憶させることが可)と設定されたユーザコードが入力
された場合にのみ、コピー動作に使用するコピーモード
を不揮発性RAM34に記憶させるようにすれば、ユー
ザの差別化を図ることができる。
【0092】以上、この発明をデジタル複写機に適用し
た実施形態について説明したが、この発明はこれに限ら
ず、レーザプリンタ等の光プリンタやファクシミリ装置
等の各種画像形成装置に適用し得るものである。
【0093】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の画
像形成装置によれば、所要の画像形成モードを呼び出し
て設定する際の操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基本構成を示す機能ブロック図であ
る。
【図2】この発明の一実施形態である複写機の外観例を
示す斜視図である。
【図3】図2の操作部2の構成例を示すレイアウト図で
ある。
【図4】図2に示した複写機の制御系の一例を示すブロ
ック構成図である。
【図5】図2の操作部2の制御系の一例を示すブロック
構成図である。
【図6】図3のLCD20に表示される通常のコピーモ
ード設定画面の一例を示す図である。
【図7】図3のプログラムキー17が押下された時にL
CD20に表示されるプログラムモード画面の一例を示
す図である。
【図8】図7のプログラム呼出キー102が押下された
後プログラム番号キー103によって「1」が入力され
た時にLCD20に表示されるコピーモード設定画面の
一例を示す図である。
【図9】図3のモードクリア・予熱/タイマキー14が
押下された後クリア/ストップキー13が連続押下され
た時にLCD20に表示されるユーザプログラムモード
のメニュー画面の一部分を示す図である。
【図10】同じく他の部分を示す図である。
【図11】同じくさらに他の部分を示す図である。
【図12】図9〜図12の項目番号キー113によって
「6」が入力された時にLCD20に表示されるユーザ
コード設定画面の一例を示す図である。
【図13】図12のユーザコード登録キー121が押下
された時にLCD20に表示されるユーザコード登録画
面の一例を示す図である。
【図14】図9〜図11の項目番号キー113によって
「3」が入力された時にLCD20に表示される操作部
仕様設定画面の一例を示す図である。
【図15】図14の「する」キー133が押下された時
にLCD20に表示されるユーザコード入力画面の一例
を示す図である。
【図16】図4及び図5に示した複写機の制御部による
コピーモード記憶処理の第1例を示すフロー図である。
【図17】図16の処理による図4の不揮発性RAM3
4の記憶内容の一例を示す図である。
【図18】図3の履歴コピーモードキー18が押下され
た時にLCD20に表示される履歴コピーモード画面の
一例を示す図である。
【図19】図4及び図5に示した複写機の制御部による
コピーモード呼出設定処理の一例を示すフロー図であ
る。
【図20】その処理の続きを示すフロー図である。
【図21】その処理の続きを示すフロー図である。
【図22】図18のコピーモード呼出キー141によっ
て「1」が入力された時にLCD20に表示されるコピ
ーモード設定画面の一例を示す図である。
【図23】図4及び図5に示した複写機の制御部による
コピーモード記憶処理の第2例を示すフロー図である。
【図24】同じくコピーモード記憶処理の第3例を示す
フロー図である。
【図25】その続きの処理を示すフロー図である。
【図26】図24及び図25の処理による図4の不揮発
性RAM34の記憶内容の一例を示す図である。
【図27】図4及び図5に示した複写機の制御部による
コピーモード記憶処理の第4例を示すフロー図である。
【図28】同じくコピーモード記憶処理の第5例を示す
フロー図である。
【図29】同じくコピーモード記憶処理の第6例を示す
フロー図である。
【図30】図29の処理による図4の不揮発性RAM3
4の記憶内容の一例を示す図である。
【図31】図3の履歴コピーモードキー18が押下され
た時にLCD20に表示される履歴コピーモード画面の
他の例を示す図である。
【図32】図4及び図5に示した複写機の制御部による
コピーモード記憶処理の第7例を示すフロー図である。
【符号の説明】
1:複写機本体 2:操作部 11:スタートキー 12:テンキー 13:クリア/ストップキー 14:モードクリア・予熱/タイマキー 17:プログラムキー 18:履歴コピーモードキー 20:LCD(液晶表示器) 30:メイン制御部 31,63:CPU 32,65,71:ROM 33,72:RAM 34:不揮発性RAM 35:シリアルI/F 36:タイマ 62::タッチパネル 70:LCDコントローラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶,蛍光表示管等の表示素子を用いて
    各種情報を表示する表示手段と、該手段の表示面上に透
    明シート状のマトリクスタッチスイッチとして重ねら
    れ、表面がタッチされた時にそのタッチ位置を検知する
    タッチ位置検知手段と、該手段によって検知されるタッ
    チ位置に応じて画像形成モードの設定を行なうモード設
    定手段と、該手段によって設定された画像形成モードで
    画像形成動作を実行する画像形成手段と、該手段による
    画像形成動作時の画像形成モードの履歴を記憶する記憶
    手段とを備えた画像形成装置において、 前記記憶手段に記憶されている複数の画像形成モードを
    前記表示手段に一覧表示させる一覧表示手段と、該手段
    によって前記表示手段に一覧表示された複数の画像形成
    モードのうち、前記タッチ位置検知手段によって検知さ
    れるタッチ位置の画像形成モードを前記記憶手段から選
    択的に呼び出して前記モード設定手段に設定させるモー
    ド呼出手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記画像形成手段による画像形成動作が正常に終了した
    場合にのみ、その画像形成動作に使用した画像形成モー
    ドを前記記憶手段に記憶させる手段を設けたことを特徴
    とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、
    モードクリア処理後に前記モード設定手段によって設定
    されるデフォルトの画像形成モード以外の画像形成モー
    ドを前記記憶手段に記憶させる手段を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記画像形成手段による画像形成動作が中断された時に
    は、その画像形成動作に使用した画像形成モードは前記
    記憶手段に記憶させないようにする手段を設けたことを
    特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の画像形成装置において、 予め画像形成モードを登録しておき、その内容を呼び出
    して前記表示手段に表示させ、前記モード設定手段に設
    定させるためのプログラムモード登録手段を備え、 前記画像形成手段による画像形成動作に使用する画像形
    成モードが前記プログラムモード登録手段に登録されて
    いる内容と同じ場合には、その画像形成モードは前記記
    憶手段に記憶させないようにする手段を設けたことを特
    徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像形成装置において、
    前記画像形成手段による画像形成動作に使用する画像形
    成モードが前記プログラムモード登録手段によって登録
    されている内容と同じ場合には、その旨の情報のみを前
    記記憶手段に記憶させる手段を設けたことを特徴とする
    画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の画像形成装置において、 ユーザを識別するためのユーザコードを設定する手段
    と、該手段によって設定された各ユーザコード毎に前記
    記憶手段に画像形成モードを記憶させることの可否を設
    定する手段と、該手段によって前記記憶手段に画像形成
    モードを記憶させることが可と設定されたユーザコード
    が入力された場合にのみ、前記画像形成手段による画像
    形成動作に使用する画像形成モードを前記記憶手段に記
    憶させる手段とを設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2015225183A (ja) * 2014-05-27 2015-12-14 株式会社東芝 画像形成装置
JP2018022199A (ja) * 2017-11-14 2018-02-08 株式会社東芝 画像形成装置

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JP2018022199A (ja) * 2017-11-14 2018-02-08 株式会社東芝 画像形成装置

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