JPH10170846A - 光走査装置及び画像形成装置並びに組立方法 - Google Patents

光走査装置及び画像形成装置並びに組立方法

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JPH10170846A
JPH10170846A JP33401596A JP33401596A JPH10170846A JP H10170846 A JPH10170846 A JP H10170846A JP 33401596 A JP33401596 A JP 33401596A JP 33401596 A JP33401596 A JP 33401596A JP H10170846 A JPH10170846 A JP H10170846A
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JP
Japan
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optical
unit
light beam
scanning
housing
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Application number
JP33401596A
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English (en)
Inventor
Satoshi Kaiho
敏 海宝
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組立及び調整に要する工程を簡素化して製造コ
ストを低減するとともに、光学素子群の光学特性を向上
させて高精度の画像が形成可能な光走査装置及び画像形
成装置並びに光走査装置の組立方法を提供することを目
的とする。 【解決手段】この光走査装置のハウジング140は、発
光ユニット110が配置される位置に冶具200を挿入
するための切り込み部を有している。発光ユニット11
0のホルダ163がネジ167によって固定された後、
ホルダ164が冶具によって支持され、光軸が調整され
る。第2レンズ116は、ハウジング140に設けられ
た構造体148上を光軸方向に始動されて副走査方向の
焦点が調整される。光偏向装置120の周壁146の一
部は、偏向反射鏡122の外接円の曲率半径に等しい円
弧上に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、静電写真プロセ
スにより感光体上に画像を形成する画像形成装置に係
り、特に感光体上に静電潜像を形成する露光装置として
の光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】静電複写プロセスが利用されている画像
形成装置、たとえば、ディジタル複写装置は、複写対象
物としての原稿の画像を読取る画像読取部、及び、この
画像読取部を介して読取られた画像に基づいて複写像を
形成して記録媒体としての用紙上に出力する画像形成部
を備えている。
【0003】画像読取部は、原稿を照明しながら一方向
に走査する露光ランプを含む第1キャリッジ、及びこの
第1キャリッジに従動して、原稿の画像情報を画像形成
部の感光体まで案内する第2キャリッジを有している。
【0004】画像形成部は、画像読取部によって読み取
られた原稿の画像情報に対応した静電潜像を保持する感
光体、画像情報に対応した光ビームを発生して所定の電
位に帯電された感光体を露光することにより静電潜像を
形成する露光装置としての光走査装置、静電潜像を現像
して現像剤像を形成する現像装置、及び感光体上に形成
された現像剤像を用紙に転写する転写装置などを有して
いる。
【0005】ところで、画像形成部に含まれている光走
査装置は、画像情報に応じて変調されたレーザビームを
発生する光源(例えば、半導体レーザ素子)、このレー
ザビームを平行ビームに変換する第1の光学系、平行ビ
ームを副走査方向に集束した集束ビームに変換する第2
の光学系、レーザビームを所定方向に走査する光偏向装
置、及び偏向されたレーザビームを感光体上で結像させ
る第3の光学系などの光学素子群などを有している。こ
れらの光学素子群は、ハウジングの所定位置にそれぞれ
配置され、調整された後、ハウジングの底部に固定され
る。そして、このハウジングにカバーが設けられること
により、ハウジング内に配置された光学素子群が密閉さ
れる。
【0006】この光学素子群の調整工程は、光源の製造
上のバラツキなどの理由でズレる虞のある光軸や焦点な
どを調整するために必要である。例えば、光源の調整
は、以下のようにして実行される。
【0007】すなわち、光源や第1の光学系などをユニ
ット化して発光ユニットを形成した後、発光ユニット単
体で光軸及び焦点などを調整する。そして、この発光ユ
ニットをはじめとする各光学素子を光走査装置のハウジ
ングの所定位置に無調整で配置する。
【0008】また、各光学素子を先にハウジングに組み
込んだ後、ユニット化された発光ユニットをハウジング
に搭載する。そして、発光ユニットから出射されたレー
ザビームが感光体ドラムの位置に相当する所定位置で結
像するように発光ユニットの配置位置を冶具で調整して
光軸や焦点などを調整してもよい。この場合、発光ユニ
ットのハウジングへの固定は、各光学素子を組み立てた
後の最終工程で実行される。発光ユニットの配置位置を
調整するために、発光ユニットの全体またはその一部が
ハウジングから露出している設けられていることが多
い。つまり、発光ユニットのハウジングから露出した部
分に冶具を取り付け、発光ユニットからのレーザビーム
が感光体ドラムの位置に相当する所定位置で結像するよ
うに調整される。
【0009】また、第2の光学系は、発光ユニットから
出射されたレーザビームを副走査方向に集束するため
に、発光ユニットと光偏向装置との間の光軸上の所定位
置に配置される。この第2の光学系の位置を調整する場
合には、感光体ドラムの位置に相当する所定位置でレー
ザビームが集束するように、光軸方向に平行に移動さ
れ、調整される。そして、第2の光学系は、位置が調整
された後、紫外線硬化性樹脂などによってハウジングに
接着固定されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光学素
子群の調整マージンがある程度大きい場合には、上述し
たような従来の調整方法で光走査装置を組み立てても問
題とならなかったが、画像形成時間の高速化にともな
い、複数の光源を扱うことを前提とした光学系において
は、レンズの幅が増大し、これにともなってハウジング
とレンズとの精度の個体バラツキが大きく作用すること
となる。
【0011】このため、上述したようなユニット化した
発光ユニットを先に単体で調整した後、無調整でハウジ
ングに搭載する場合、光走査装置を組み立てた後に発光
ユニットにおいて光軸などがズレることはないが、他の
光学素子で生じるバラツキに対応することができないと
いう問題がある。
【0012】また、ユニット化した発光ユニットをハウ
ジングに搭載した後に調整する場合には、発光ユニット
以外の光学素子で生じるバラツキを吸収することはでき
るが、調整後の保管時や画像形成装置本体に組み込む際
に、ハウジングから露出している部分などを接触させた
りすることにより、ズレが生じる虞がある。
【0013】さらに、第2の光学系においては、紫外線
硬化型樹脂などでハウジングに接着するため、紫外線を
照射する時間が必要となり、光走査装置の組立時間が増
大する問題がある。
【0014】そこで、この発明の目的は、組立及び調整
に要する工程を簡素化して製造コストを低減するととも
に、光学素子群の光学特性を向上させて高精度の画像が
形成可能な光走査装置及びこの光走査装置を備えた画像
形成装置並びにこの光走査装置の組立方法を提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、請求項1に記載の発明によれ
ば、光ビームを発生する光源を備えるとともに、光ビー
ムの光軸を調整する調整用冶具が挿入される挿入口を有
する光源部と、前記光源部から出射された光ビームに対
して所定の光学特性を与える光学手段と、前記光学手段
を保持するとともに、前記光源部を締結部材を介して締
結して一体に保持する保持手段と、回転体を含み、回転
体を所定の方向に回転させて前記光学手段を通過した光
ビームを走査対象物に向けて走査する走査手段と、前記
走査手段により走査された前記光ビームを前記走査対象
物の所定の位置に結像させる結像光学手段と、前記保持
手段、走査手段、及び結像光学手段を固定するととも
に、前記保持手段に締結された光源部の前記挿入口に前
記調整用冶具を挿入するための切り込み部を有する筐体
と、前記光軸の調整が終了した後に前記調整用冶具を前
記挿入口から除去した状態で筐体を覆うとともに前記切
り込み部も覆って前記保持手段、走査手段、及び結像光
学手段を密閉する密閉手段と、を備えたことを特徴とす
る光走査装置が提供される。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、光源から
出射された光ビームに対して所定の光学特性を与える光
学手段と、回転体を含み、回転体を所定の方向に回転さ
せて前記光学手段を通過した光ビームを走査対象物に向
けて走査する走査手段と、前記走査手段により走査され
た前記光ビームを前記走査対象物の所定の位置に結像さ
せる結像光学手段と、前記光学手段、走査手段、及び結
像光学手段を収容する筐体であって、前記光学手段から
前記走査手段に向かう光ビームの光路と、前記走査手段
から前記結像光学手段に向かう光ビームの光路とを開放
しつつ前記走査手段の周囲を囲む一部が円弧上に形成さ
れた周壁を含む筐体と、を備えたことを特徴とする光走
査装置が提供される。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、光源から
出射された光ビームに対して光ビームの光軸方向に直交
する第1の方向に所定の光学特性を与える第1光学手段
と、前記第1光学手段を通過した光ビームに対して前記
第1の方向及び光軸方向に直交する第2の方向に所定の
光学特性を与える第2光学手段と、回転体を含み、回転
体を所定の方向に回転させて前記第2光学手段を通過し
た光ビームを走査対象物に向けて走査する走査手段と、
前記走査手段により走査された前記光ビームを前記走査
対象物の所定の位置に結像させる結像光学手段と、前記
第1光学手段、第2光学手段、走査手段、及び結像光学
手段を収容する筐体と、前記筐体に設けられ、前記光ビ
ームにおける第2の方向の光学特性を調整するために前
記第2光学手段を前記光ビームの光軸方向に平行に移動
可能に支持する支持手段と、前記支持手段を移動させて
前記第2光学手段による第2の方向の光学特性を調整し
た後、前記支持手段を介して前記第2光学手段を前記筐
体に固定する固定手段と、を備えたことを特徴とする光
走査装置が提供される。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、感光体を
所定の電位に帯電する帯電手段と、画像データに対応し
た光ビームで前記感光体を露光して静電潜像を形成する
露光手段と、前記静電潜像を現像して現像剤像を形成す
る現像手段と、を備え、前記露光手段は、光ビームを発
生する光源を備えるとともに、光ビームの光軸を調整す
る調整用冶具が挿入される挿入口を有する光源部と、前
記光源部から出射された光ビームに対して所定の光学特
性を与える光学手段と、前記光学手段を保持するととも
に、前記光源部を締結部材を介して締結して一体に保持
する保持手段と、回転体を含み、回転体を所定の方向に
回転させて前記光学手段を通過した光ビームを前記感光
体に向けて走査する走査手段と、前記走査手段により走
査された前記光ビームを前記感光体の所定の位置に結像
させる結像光学手段と、前記保持手段、走査手段、及び
結像光学手段を固定するとともに、前記保持手段に締結
された光源部の前記挿入口に前記調整用冶具を挿入する
ための切り込み部を有する筐体と、前記光軸の調整が終
了した後に前記調整用冶具を前記挿入口から除去した状
態で筐体を覆うとともに前記切り込み部も覆って前記保
持手段、走査手段、及び結像光学手段を密閉する密閉手
段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置が提供さ
れる。
【0019】請求項8に記載の発明によれば、光ビーム
に対して所定の光学特性を与える光学手段を保持手段に
取り付ける工程と、前記保持手段に光ビームを発生する
光源部を仮止めした状態に締結する工程と、前記光源部
に設けられた冶具挿入用の挿入口が露出するように前記
保持手段を筐体に固定する工程と、回転体を所定の方向
に回転させて前記光学手段を通過した光ビームを走査対
象物に向けて走査する走査手段と、前記走査手段により
走査された前記光ビームを前記走査対象物の所定の位置
に結像させる結像光学手段と、を筐体に固定する工程
と、前記光源部の挿入口に冶具を挿入して前記光源部を
保持し、光源から出射される光ビームの光軸を調整する
工程と、前記光源部を前記保持手段に固定する工程と、
前記筐体とともに前記冶具挿入用の挿入口を密閉手段に
よって覆う工程と、を備えたことを特徴とする光走査装
置の組立方法が提供される。
【0020】請求項9に記載の発明によれば、光ビーム
に対して光ビームの光軸方向に対して直交する第1の方
向に所定の光学特性を与える第1光学手段を保持手段に
取り付ける工程と、前記保持手段に光ビームを発生する
光源部を締結する工程と、前記保持手段を筐体に固定す
る工程と、前記第1光学手段を通過した光ビームに対し
て前記光軸及び第1の方向に直交する第2の方向に所定
の光学特性を与える第2光学手段を前記筐体の所定位置
に配置する工程と、回転体を所定の方向に回転させて前
記第2光学手段を通過した光ビームを走査対象物に向け
て走査する走査手段と、前記走査手段により走査された
前記光ビームを前記走査対象物の所定の位置に結像させ
る結像光学手段と、を筐体に固定する工程と、前記第1
光学手段から出射された光ビームに対して前記第2の方
向に所定の光学特性を与えるように第2光学手段の位置
を調整して前記筐体に固定する工程と、前記筐体ととも
に前記冶具挿入用の挿入口を密閉手段によって覆う工程
と、を備えたことを特徴とする光走査装置の組立方法が
提供される。
【0021】請求項10に記載の発明によれば、光ビー
ムに対して光ビームの光軸方向に対して直交する第1の
方向に所定の光学特性を与える第1光学手段を保持手段
に取り付ける工程と、前記保持手段に光ビームを発生す
る光源部を仮止めした状態に締結する工程と、前記光源
部に設けられた冶具挿入用の挿入口が露出するように前
記保持手段を筐体に固定する工程と、前記第1光学手段
を通過した光ビームに対して前記光軸及び第1の方向に
直交する第2の方向に所定の光学特性を与える第2光学
手段を前記筐体の所定位置に配置する工程と、回転体を
所定の方向に回転させて前記第2光学手段を通過した光
ビームを走査対象物に向けて走査する走査手段と、前記
走査手段により走査された前記光ビームを前記走査対象
物の所定の位置に結像させる結像光学手段と、を筐体に
固定する工程と、前記光源部の挿入口に冶具を挿入して
前記光源部を保持し、光源から出射される光ビームの光
軸を調整して前記光源部を前記保持手段に固定する工程
と、前記光源部から出射された光ビームに対して前記第
1の方向に所定の光学特性を与えるように第1光学手段
の位置を調整して前記保持手段に固定する工程と、前記
第1光学手段から出射された光ビームに対して前記第2
の方向に所定の光学特性を与えるように第2光学手段の
位置を調整して前記筐体に固定する工程と、前記筐体と
ともに前記冶具挿入用の挿入口を密閉手段によって覆う
工程と、を備えたことを特徴とする光走査装置の組立方
法が提供される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の光走査装置及び
この光走査装置を備えた画像形成装置の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明
の画像形成装置の一例としてのディジタル方式の複写装
置の断面を概略的に示す図である。
【0023】図1に示すように、複写装置2は、複写対
象物すなわち原稿Dを光学的に走査して画像情報を読み
取る画像読取部4、及び画像読取部4によって読み取ら
れた原稿の画像情報に基づいて記録媒体としての用紙上
に画像を形成する画像形成部6を有している。
【0024】画像読取部4は、原稿Dが載置される原稿
テーブル10、及び、原稿テーブル10に対して開閉可
能に形成され、原稿テーブル10に載置された原稿Dを
原稿テーブル10に密着させる原稿押さえ12を有して
いる。
【0025】原稿テーブル10の下方すなわち装置2の
内側には、原稿テーブル10に載置された原稿Dを照明
する露光ランプ14、露光ランプ14から発生される照
明光線を原稿Dに集光する反射板16、及び、原稿Dか
らの反射光線を直角方向に折曲げる第1ミラー18など
が一体に設けられ、原稿Dからの反射光線を所定の方向
に反射させる第一キャリッジ20が配置されている。第
一キャリッジ20は、原稿テーブル10に対して平行に
移動可能に配置され、後述するステッピングモータによ
って、原稿テーブル10に沿って往復動される。
【0026】第1ミラー18により反射された反射光線
が案内される方向には、第1ミラー18を介して折曲げ
られた原稿Dからの反射光線を順に直角方向に折曲げる
第2ミラー22および第3ミラー24が互いに直角に配
置されている。なお、第2ミラー22および第3ミラー
24は、第二キャリッジ26に固定されている。第二キ
ャリッジ26は、第一キャリッジ20を駆動する図示し
ない歯付きベルトなどによって第一キャリッジ20に対
して従動されるとともに、第一キャリッジ20に対し、
1/2の速度で原稿テーブル10と平行に移動される。
【0027】第一キャリッジ20の下方にあって、第二
キャリッジ26を介して折返された光線の光軸を含む面
内には、図示しない駆動機構を介して移動可能に形成さ
れ、第二キャリッジ26からの反射光線に集束性を与え
るとともに、自身が移動することにより反射光線を所定
の倍率で結像させる結像レンズ28が配置されている。
レンズ28により所定の倍率に対応する集束性が与えら
れた画像情報を含む反射光線が進行する方向には、この
反射光線が結像されることによって、画像情報に対応す
る電気信号としての画像データを出力するCCDセンサ
30が配置されている。
【0028】画像形成部6は、CCDセンサ30によっ
て変換された画像データに基づいて変調されたレーザビ
ームを出射する露光手段としてのレーザ露光装置、すな
わち光走査装置32、及び複写装置2の概ね中央に位置
し、光走査装置32から出射されたレーザビームによ
り、原稿の画像に対応する画像が形成される感光体ドラ
ム38が配置されている。この感光体ドラム38は、後
述するモータにより所定の速度で矢印の方向に回転され
る。
【0029】感光体ドラム38の周囲には、感光体ドラ
ム38が回転される方向に沿って、感光体ドラム38に
所定の電荷を帯電させる帯電手段としての帯電装置4
0、感光体ドラム38に形成された静電潜像にトナーを
供給することで現像する現像手段としての現像装置4
4、感光体ドラム38に形成されたトナー像を用紙に転
写させるとともに、トナー像が転写される際に感光体ド
ラム38に静電的に吸着された用紙を分離させるための
転写・剥離装置46、及び、感光体ドラム38の表面に
残ったトナーをかき落とすとともに、感光体ドラム38
の表面に残った電荷を除去するクリーニング除電装置4
8などが順に配置されている。
【0030】感光体ドラム38が回転される方向の上流
に対応する位置であって、図1に示した例では装置2の
右方には、感光体ドラム38に形成された画像すなわち
トナー像が転写されるための用紙を保持する第1および
第2の用紙カセット50aおよび50bがスロット52
aおよび52bにより着脱可能に保持されている。
【0031】感光体ドラム38とスロット52a (カセ
ット50a) との間には、用紙カセット50aから用紙
を1枚ずつ取り出すピックアップローラ54aを介して
取り出された用紙を感光体ドラム38へ送出するための
給紙ローラ対56aが配置されている。同様に、感光体
ドラム38とスロット52b (カセット50b) との間
には、用紙カセット50bから用紙を1枚ずつ取り出す
ピックアップローラ54bを介して取り出された用紙を
感光体ドラム38へ送出するための給紙ローラ対56b
が配置されている。
【0032】感光体ドラム38と各搬送ローラ56aお
よび56bとの間には、カセット50a及び50bのい
ずれか一方のカセットから取出された用紙の傾きを補正
するとともに、感光体ドラム38上のトナー像の先端と
用紙の先端とを整合させ、感光体ドラム38の外周面の
移動速度と同じ速度で用紙を給送するアライニングロー
ラ対58が配置されている。
【0033】感光体ドラム38が回転される方向に沿っ
て転写装置46の下流に対応する位置には、感光体ドラ
ム38上に形成されたトナー像が転写された用紙を搬送
する搬送装置60、用紙に転写されたトナーを加熱する
ことで溶融させつつ加圧し、用紙に定着させる定着装置
62、及び、トナー像が定着された用紙を装置2の外部
へ排出させる一対の排出ローラ64が配置されている。
なお、定着装置62の上方には、定着装置62および照
明ランプ14などにより発生される熱が感光体ドラム3
8に向かうことを防止するための冷却ファン66が配置
されている。
【0034】次に、図1に示した画像形成装置に適用さ
れるこの発明に係る光走査装置の一例について説明す
る。図2は、この発明に係る光走査装置の一例を概略的
に示す平面図であり、図3は、図2に示した光走査装置
の断面図である。
【0035】図2及び図3に示すように、この光走査装
置は、レーザビームを発生する光源としての半導体レー
ザ素子、及びこのレーザ素子から出射されたレーザビー
ムの断面形状を所望の形状に整形する第1光学手段とし
てのレンズ群を一体に構成した発光ユニット110を備
えている。また、光走査装置は、発光ユニット110か
ら出射されたレーザビームに所定の光学特性を与える第
2光学手段としてのレンズと、レーザビームを走査対象
物としての感光体ドラム38に向けて偏向する光偏向装
置120と、この光偏向装置120を介して偏向された
レーザビームを感光体ドラム38の表面上で回転軸方向
に沿って概ね直線状に結像させる第3光学手段としての
レンズ群を含む結像光学系130と、発光ユニット11
0、光偏向装置120、及び結像光学系130を密閉収
容するハウジング140とを備えている。
【0036】図4は、発光ユニット110の構造を概略
的に示す平面図であり、図5は、図4に示した発光ユニ
ット110を半導体レーザ素子側から見た正面図であ
る。発光ユニット110は、レーザビームを発生する半
導体レーザ素子112、副走査方向にのみ曲率を有して
半導体レーザ素子112から放射されたレーザビームを
平行ビームまたは集束ビームに変換する第1レンズ11
4、及び第1レンズを通過したレーザビームを所定サイ
ズのビームスポットに制限する絞り118を有してい
る。
【0037】第1レンズ114は、光学ガラス、例えば
BK7によって形成されている。第1レンズ114及び
絞り118は、例えばアルミダイカストまたはPPSな
どのプラスチックによって形成された鏡筒またはレンズ
ホルダ163により保持されている。また、半導体レー
ザ素子112は、ホルダ164に保持された状態でレン
ズホルダ163とネジ165で締結される。このホルダ
164には、後述する光軸調整の際に調整用冶具を挿入
するための開口部165a、165bを有している。
【0038】レンズホルダ163は、ハウジング140
に設けられた位置決め部材により位置決めされた後、ネ
ジ穴166を介してネジ167によって固定される。絞
り118によって所望のサイズのビームスポットに整形
されたレーザービームは、図2に示すように、発光ユニ
ット110から出射され、副走査方向に正のパワーを有
する第2レンズ116を介して光偏向装置120に導か
れる。
【0039】この第2レンズ116は、光学ガラス、例
えばFD60と、プラスチック材料、例えばPMMA
(ポリメチルメタクリル)とを同時成型することにより
製造されるハイブリッドシリンダレンズである。そし
て、この第2レンズ116は、結像光学系130で発生
する副走査方向の色収差を補正する機能を有する。
【0040】また、第2レンズ116は、図7の(a)
及び(b)に示すように、支持部材117に固定されて
いる。この支持部材117は、第2レンズ116のレン
ズ面に対して垂直な方向、すなわち光軸方向に沿って形
成された切込み部117aを有している。
【0041】そして、支持部材117に固定された第2
レンズ116は、光軸方向に摺動可能となるようにハウ
ジング140に設けられたレール状の構造体148に配
置される。そして、支持部材117は、適切な位置でネ
ジ119により構造体148に固定される。これによ
り、他の光学部品のバラツキを吸収することができる。
【0042】つまり、従来のように紫外線硬化性樹脂で
接着固定する場合には、第2レンズの位置を調整した
後、紫外線を照射する工程が必要であったが、この実施
の形態で示したような構造とすることにより、光軸方向
への調整が容易となり、最適な位置でネジなどの締結部
材で固定するのみでユニット化できるため、作業工程が
簡素化できる。したがって、製造コストの低減を図るこ
とができる。
【0043】なお、第2レンズ116は、光学ガラス単
体で構成されてもよい。ハイブリッドシリンダレンズを
構成するプラスチック材料は、偏向後の結像光学系13
0に適用されるプラスチック材料と基本的には同じ材料
を用いることが好ましい。また、ハイブリッドシリンダ
レンズを構成するガラス材料は、副走査方向にどの程度
集光させるかによって適宜決定される。
【0044】また、この実施の形態では、第2レンズ1
16は、発光ユニット110とは別にハウジング140
に直接固定されていたが、発光ユニット110に一体化
されるように構成されてもよい。
【0045】光偏向装置120は、8面の平面鏡を有す
る回転多面鏡である偏向反射鏡122、及びこの偏向反
射鏡122を回転させるためのスキャナモータ124を
備えている。このスキャナモータ124は、ボールベア
リングによって回転自在に支持されたモータシャフト、
及びこのモータシャフトに一体に形成されたロータを備
えている。そして、このロータ上の座面には、偏向反射
鏡122が止め輪及びバネ材によって取り付けられる
か、またはネジなどで固定される。そしてスキャナモー
タ124が回転とともに所定の方向に回転する。
【0046】このスキャナモータ124は、上述したよ
うな構造の他にアキシャルギャップ型のモータ、ラジア
ルタイプのモータ、動圧軸受を利用したモータ、あるい
は磁性流体軸受を利用したモータを適用してもよい。
【0047】従来、光走査装置において、偏向反射鏡の
回転にともなって発生する風切り音の防止策として、偏
向反射鏡の周囲を密閉する方法がとられていた。このよ
うな方法では、偏向反射鏡にレーザビームを入射させた
り偏向反射鏡から結像光学系に向けてレーザビームを出
射させるために、ガラスなどの光透過部材を配置する必
要がある。しかしながら、このような光透過部材を介す
ることで内部反射による迷光が発生し、光学特性を劣化
させるという問題が生じる。また、この迷光を防止する
ためには、減反射コーティングを施す必要があり、コス
トが高くなる問題が生じる。
【0048】そこで、光偏向装置120の周囲には、図
2に示すように、周壁146が設けられている。この周
壁146の一部は、風損を低減するために、偏向反射鏡
の回転する方向に沿って形成される外接円と同程度の曲
率半径を有するように形成されている。また、第2レン
ズ116からのレーザビーム及び偏向反射鏡122から
反射されたレーザビームの光軸を遮らないように、周壁
の一部に間隙が設けられている。
【0049】したがって、従来のようにガラスなどの空
気と異なる屈折率を有する光透過部材を介することな
く、この周壁の間隙を利用してレーザビームを通過させ
ているため、レーザビームの光学性能が低下するのを防
止することができる。
【0050】また、偏向反射鏡に入射及び出射するレー
ザビームの光学特性を向上するために、偏向反射鏡を密
閉しなくても風損を低減できる形状の周壁が設けられて
いるため、風切り音を抑制することもできる。
【0051】偏向反射鏡122によってレーザビームが
反射される方向には、結像光学系130が配置されてい
る。この結像光学系130は、反射されたレーザビーム
を感光体ドラム38の表面で結像させる際に、歪曲収差
及び像面湾曲を補正するために設けられた第3レンズ1
32、及び第4レンズ134を備えている。この第3及
び第4レンズ132、134は、それぞれPMMAなど
のプラスチック材料によって形成されている。なお、こ
の実施の形態では、発光ユニット110から光偏向装置
120へ向かうレーザビームの光軸O1と、光偏向装置
120からこの第3レンズ132へ向かうレーザビーム
の光軸O2とは同一平面内に存在するが、必ずしも同一
平面内でなくてもよい。
【0052】前記第3及び第4レンズ132、134
は、副走査方向に直交する主走査方向へは偏向反射鏡1
22の各反射面の回転角θに対して感光体ドラム38に
おける像高hと、偏向後光学系、すなわち結像光学系の
焦点距離fとの間にh=fθの関係を満たすレンズ系を
構成している。また、この第3及び第4レンズ132、
134は、互いに組み合わせられた状態で主走査方向で
は偏向反射鏡122の反射面から反射されたレーザビー
ムの像面湾曲の影響を低減するとともに、歪曲収差を適
切な値とする。また、副走査方向ではレーザビームが感
光体ドラム38のすべての面上における面倒れ補正面を
一致させるように形成されている。
【0053】なお、第4レンズ134と感光体ドラム3
8との間には、レーザビームの光路を折り曲げるための
ミラー136、及びハウジング140を密閉しつつ感光
体ドラム38へのレーザビームの到達を可能にする防塵
ガラス138が設けられている。
【0054】図2及び図3に示した実施の形態では、単
一の発光ユニット110から発生された1本のレーザビ
ームを第3及び第4レンズ132、134で補正する例
について述べたが、第3及び第4レンズ132、134
は、副走査方向に配列される複数のレーザビームに対し
ても同時に通過させて補正することも可能である。
【0055】すなわち、図6に示すように、2つの光源
としての発光ユニット110a、110bと、各発光ユ
ニットから出射されたレーザビームを反射して光路を折
り返すミラー181a、181bと、各ミラーから反射
されたレーザビームを合成して副走査方向に沿って配列
するハーフミラー182とが備えられている。
【0056】ミラー181a、181bは、副走査方向
に回動可能な支持体によって支持され、それぞれのレー
ザビームの副走査方向の結像位置の関係を微調整する機
能を有する。
【0057】発光ユニット110aから出射されたレー
ザビームは、ミラー181aによって反射され、ハーフ
ミラー182を通過して第2レンズ116に入射する。
発光ユニット110bから出射されたレーザビームは、
ミラー181bによって反射され、ハーフミラー182
で反射されて第2レンズ116に入射する。
【0058】第2レンズを通過した2本のレーザビーム
は、1本のビームの場合と同様に、光偏向装置120で
偏向された後、結像光学系130により感光体ドラム3
8の表面で結像される。
【0059】複数本のレーザビームが同時に感光体ドラ
ム上を走査するため、偏向反射鏡122の回転速度を上
げることなく高速印字が可能となる。ハウジング140
は、発光ユニット110、第2レンズ116、及び光偏
向装置120を位置決めするための位置決め部材または
位置決め機構などを底部に備えている。また、このハウ
ジング140は、結像光学系130を形成する第3及び
第4レンズ132、134、ミラー136、及び防塵ガ
ラス138を位置決めして固定するための固定用ガイド
部材を備えている。そして、第3及び第4レンズ13
2、134、ミラー136、及び防塵ガラス138は、
ハウジング140の固定用ガイド部材に板状弾性材及び
締結部材により固定されている。これらの光学部品の固
定に関しては、可視光硬化性樹脂接着剤によるものでも
構わない。その場合、ミラー及び防塵ガラスに関する接
着箇所は、適時必要強度に応じて決定される。これは、
特願平4−17028号公報に詳細に述べられている。
【0060】また、このハウジング140は、図2及び
図3に示すように、開口部側の外面に複数の座面212
を備え、これらの座面212によって基準面214を規
定している。この基準面214を規定する少なくとも2
の座面内あるいはその座面212の近傍にボス216が
設けられている。このボス216は、光走査装置のハウ
ジング140を他の外部機器にセットした際に、外部機
器側に設けられた位置決め穴に嵌合されて位置決めされ
る、位置決め手段として機能する。
【0061】なお、図2及び図3に示した光走査装置の
例では、位置決め手段としてボスを使用したが、他の位
置決め手段として座面内あるいは座面の近傍に開口部を
設け、外部機器側にボスを設けることにより互いに位置
決めされるように構成してもよい。
【0062】また、この光走査装置は、レーザビームの
主走査方向に関する水平同期を検出するための水平同期
検出用ミラー152、及び同期信号検出器153を備え
ている。水平同期検出用ミラー152は、主走査方向に
関して、第4レンズ134を通過したレーザビームであ
って感光体ドラム38に到達した際にプリントすべき画
像となるレーザビームの領域よりも外側の領域に設けら
れている。また、同期信号検出器153は、この水平同
期検出用ミラー152を介して反射されたレーザビーム
を確実に検出できるハウジング140の所定位置に設け
られている。
【0063】図6に示したような複数本のレーザビーム
で同時に走査する場合には、同期信号検出器153a
は、水平同期検出の機能以外に、副走査方向の結像位置
を検出する機能を備えている。ミラー181a、181
bを回動する量は、同期信号検出器153aによって検
出された各ビームの副走査方向の結像位置により決定さ
れる。
【0064】そして、ハウジング140の開口部が形成
されている側、すなわち発光ユニット110や光偏向装
置120などが固定されている底部の光軸O1、O2で
規定される平面の反対側がカバー170で覆われること
により、光走査装置がハウジング内で密閉される。
【0065】また、図8に示すように、ハウジング14
0は、切り込み部141を有している。この切り込み部
141は、発光ユニット110の半導体レーザ素子11
2を保持しているホルダ164側をハウジング140か
ら露出するように形成されている。そして、この切り込
み部141からは、後述する調整作業において、図2に
示したような調整用の冶具200が開口部165a、及
び165bに向けて挿入される。
【0066】そして、調整作業が終了した後に、カバー
170でハウジング140が密閉されるが、ハウジング
140の切り込み部141も、図9に示すように、カバ
ー170に設けられた折り曲げ部171によって覆われ
る。
【0067】つまり、発光ユニット110をハウジング
140に固定した後に、ハウジング140の切り込み部
141からホルダ164の開口部165a、165bに
冶具200を挿入して光源112の光学調整を行う。そ
して、この調整作業の後、カバー170でハウジング1
40を覆うが、この時、切り込み部141もカバーの折
り曲げ部171によって覆われる。したがって、発光ユ
ニット110の調整部分が外部に露出していないので、
調整・組立後における光軸などのズレが防止でき、光学
特性の良好な光走査装置を提供することができる。
【0068】したがって、高精度の画像を形成すること
が可能となる。また、複数のビームを使用して高速化を
図る場合には、取付誤差、組立誤差などの許容値が小さ
くなるが、このような場合であってもこの実施の形態の
ような構造とすることにより、充分に対応することが可
能となる。
【0069】次に、この光走査装置の組立方法について
説明する。まず、発光ユニット110を無調整で組み立
てる。すなわち、図4に示すように、第1レンズ11
4、及び絞り118をホルダ163の所定位置に組み込
む。また、ホルダ164に保持された半導体レーザ素子
112をネジ165によってホルダ163に締結する。
この時、ネジ165は、ホルダ163に対して仮止めし
た状態にある。
【0070】続いて、図2及び図3に示すように、ミラ
ー136、水平同期検出用ミラー152、光偏向装置1
22、第2、第3、第4レンズ116、132、134
などをハウジング140内の所定位置に配置して、ハウ
ジング140に組み付ける。すなわち、ミラー136な
どの各光学素子は、ハウジング140の所定位置にそれ
ぞれ設けられた位置決め部材や固定用ガイド部材、締結
部材などによって固定される。
【0071】続いて、無調整で組み立てられた発光ユニ
ット110をハウジング140の所定位置に配置して、
ネジ167によってホルダ163が固定される。この
時、発光ユニット110は、ホルダ164に設けられた
冶具挿入用の開口部165a、165bがハウジング1
40の切り込み部141側を向くように、且つハウジン
グ140の外部に突出しないように配置される。つま
り、開口部165a、165bは、図8に示すように冶
具が挿入可能なようにハウジング140の外部に露出さ
れるが、ハウジング140の外側に突出しないようにハ
ウジング140に固定される。もちろん、この時、ネジ
165はホルダ163に対して仮止めした状態であるの
で、半導体レーザ素子112を備えたホルダ164は、
光軸方向に対して垂直な平面内の許容範囲内を自在に摺
動可能である。
【0072】続いて、図2に示すように、冶具200が
ハウジング140のきり込み部141からホルダ164
に設けられた開口部165a、165bに挿入される。
そして、冶具200により、半導体レーザ素子112を
備えたホルダ164を光軸に対して垂直な平面内で摺動
し、光軸の調整を行う。この時、感光体ドラム38の配
置位置に相当する所定位置には、図10に示すように、
フォトセンサ300が配置され、フォトセンサ300か
らの出力をモニタ302で観測しながら光軸が調整され
る。すなわち、このフォトセンサ300の中心部に発光
ユニット110から出射されたレーザビームが位置する
ように、冶具200によってホルダ164を移動させて
光軸を調整する。
【0073】そして、フォトセンサ300からの出力を
モニタ302で観測しつつ、適切な位置でネジ165に
よりホルダ164をホルダ163に固定する。すなわ
ち、半導体レーザ素子112を光軸調整した状態でハウ
ジング140に固定されているホルダ163に固定され
る。
【0074】続いて、発光ユニット110の第1レンズ
114を光軸方向に沿って平行に摺動させて主走査方向
の焦点を調整する。この時、フォトセンサ300におい
て検出されるレーザビームの主走査方向の強度分布に基
づいて焦点が調整される。つまり、レーザビームの略中
心位置における主走査方向の強度分布において、レーザ
ビームの強度の1/e2 におけるビーム幅をビーム径と
し、このビーム径が所定の値となるように第1レンズ1
14を光軸方向に移動させて主走査方向の焦点を調整す
る。
【0075】そして、主走査方向のビーム径が所定の値
となった位置で第1レンズ114をホルダ163に固定
する。続いて、第2レンズ116を構造体148に対し
て光軸方向に沿って平行に摺動させて副走査方向の焦点
を調整する。この時、フォトセンサ300において検出
されるレーザビームの副走査方向の強度分布に基づいて
焦点が調整される。つまり、レーザビームの略中心位置
における副走査方向の強度分布において、レーザビーム
の強度の1/e2 におけるビーム幅をビーム径とし、こ
のビーム径が所定の値となるように第2レンズ116を
光軸方向に移動させて副走査方向の焦点を調整する。
【0076】そして、副走査方向のビーム径が所定の値
となった位置で第2レンズ114を保持している支持部
材117を構造体148にネジ119によって固定す
る。このように、ハウジング140内の光学素子の組立
が終了した後に光軸、及び焦点の調整が行われるため、
各光学素子の個体間バラツキによる光学特性の低下を抑
制することができる。
【0077】続いて、同期信号検出器153をハウジン
グ140に仮止めし、センサ部に水平同期検出用ミラー
152から反射されたレーザビームが入射するように位
置調整した後、ハウジング140に固定する。この工程
を省略するために、同期信号検出器153の手前にレン
ズを挿入して走査位置の補正を行っても構わない。
【0078】続いて、ハウジング内部の清掃を行った
後、ハウジング140の開口部を覆うカバー170が取
り付けられる。この時、カバー170に設けられた折り
曲げ部171により、図9に示すように、ハウジング1
40の切り込み部141が覆われることにより、発光ユ
ニット110がハウジング140内に完全に密閉され
る。つまり、ホルダ164に設けられた冶具挿入用の開
口部165a、165bはカバー170の折り曲げ部1
71によって覆われる。したがって、調整後に、発光ユ
ニット110の調整箇所がハウジングの外部に露出する
ことがなく、組立後に保管したり、画像形成装置本体に
組み込む場合に、調整済みの光軸や焦点がズレることが
ない。
【0079】このため、高精度の画像を形成することが
可能となる。また、複数のビームを使用して高速化を図
る場合には、取付誤差、組立誤差などの許容値が小さく
なるが、このような場合であってもこの実施の形態のよ
うな構造とすることにより、充分に対応することが可能
となる。さらに、画像形成装置本体に組み込んだ後に再
調整するような手間も省略することができる。
【0080】なお、上述した実施の形態では、この発明
の画像形成装置としてディジタル複写装置を例として説
明したが、他の画像形成装置、例えばレーザビームプリ
ンタなどにもこの発明を適用することが可能であること
は言うまでもない。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、組立及び調整に要する工程を簡素化して製造コスト
を低減するとともに、光学素子群の光学特性を向上させ
て高精度の画像が形成可能な光走査装置及びこの光走査
装置を備えた画像形成装置並びにこの光走査装置の組立
方法を提供することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の画像形成装置の一例に係る
ディジタル複写装置を概略的に示す断面図である。
【図2】図2は、図1に示したディジタル複写装置に適
用される光走査装置の一例を概略的に示す平面図であ
る。
【図3】図3は、図2に示したこの発明に係る光走査装
置の断面図である。
【図4】図4は、図2に示した光走査装置に備えられる
発光ユニットを概略的に示す平面図である。
【図5】図5は、図4に示した発光ユニットを光源側か
ら見た正面図である。
【図6】図6は、図1に示したディジタル複写装置に適
用される他の光走査装置の一例を概略的に示す平面図で
ある。
【図7】図7の(a)及び(b)は、図2及び図6に示
した光走査装置に備えられる第2レンズの構造を概略的
に示す図である。
【図8】図8は、図2に示した光走査装置のハウジング
におけるきり込み部から見た発光ユニットを示す図であ
る。
【図9】図9は、図8に示したハウジングをカバーで覆
ったときの様子を示す図である。
【図10】図10は、光走査装置の組立時に行われる光
軸及び焦点の調整工程の様子を概略的に示す図である。
【符号の説明】
2…ディジタル複写装置 4…画像読取部 6…画像形成部 32…レーザ露光装置(光走査装置) 38…感光体ドラム 40…帯電装置 44…現像装置 46…転写・剥離装置 110…発光ユニット 112…半導体レーザ素子 114…第1レンズ 116…第2レンズ 117…支持部材 118…絞り 119…固定部材 120…光走査装置 122…偏向反射鏡 130…結像光学系 140…ハウジング 141…切り込み部 146…周壁 148…構造体 163…ホルダ 164…ホルダ 165a、165b…冶具挿入用開口部 170…カバー 171…折り曲げ部 200…調整用冶具 300…フォトセンサ 302…モニタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ビームを発生する光源を備えるととも
    に、光ビームの光軸を調整する調整用冶具が挿入される
    挿入口を有する光源部と、 前記光源部から出射された光ビームに対して所定の光学
    特性を与える光学手段と、 前記光学手段を保持するとともに、前記光源部を締結部
    材を介して締結して一体に保持する保持手段と、 回転体を含み、回転体を所定の方向に回転させて前記光
    学手段を通過した光ビームを走査対象物に向けて走査す
    る走査手段と、 前記走査手段により走査された前記光ビームを前記走査
    対象物の所定の位置に結像させる結像光学手段と、 前記保持手段、走査手段、及び結像光学手段を固定する
    とともに、前記保持手段に締結された光源部の前記挿入
    口に前記調整用冶具を挿入するための切り込み部を有す
    る筐体と、 前記光軸の調整が終了した後に前記調整用冶具を前記挿
    入口から除去した状態で筐体を覆うとともに前記切り込
    み部も覆って前記保持手段、走査手段、及び結像光学手
    段を密閉する密閉手段と、 を備えたことを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】光源から出射された光ビームに対して所定
    の光学特性を与える光学手段と、 回転体を含み、回転体を所定の方向に回転させて前記光
    学手段を通過した光ビームを走査対象物に向けて走査す
    る走査手段と、 前記走査手段により走査された前記光ビームを前記走査
    対象物の所定の位置に結像させる結像光学手段と、 前記光学手段、走査手段、及び結像光学手段を収容する
    筐体であって、前記光学手段から前記走査手段に向かう
    光ビームの光路と、前記走査手段から前記結像光学手段
    に向かう光ビームの光路とを開放しつつ前記走査手段の
    周囲を囲む一部が円弧上に形成された周壁を含む筐体
    と、 を備えたことを特徴とする光走査装置。
  3. 【請求項3】光源から出射された光ビームに対して光ビ
    ームの光軸方向に直交する第1の方向に所定の光学特性
    を与える第1光学手段と、 前記第1光学手段を通過した光ビームに対して前記第1
    の方向及び光軸方向に直交する第2の方向に所定の光学
    特性を与える第2光学手段と、 回転体を含み、回転体を所定の方向に回転させて前記第
    2光学手段を通過した光ビームを走査対象物に向けて走
    査する走査手段と、 前記走査手段により走査された前記光ビームを前記走査
    対象物の所定の位置に結像させる結像光学手段と、 前記第1光学手段、第2光学手段、走査手段、及び結像
    光学手段を収容する筐体と、 前記筐体に設けられ、前記光ビームにおける第2の方向
    の光学特性を調整するために前記第2光学手段を前記光
    ビームの光軸方向に平行に移動可能に支持する支持手段
    と、 前記支持手段を移動させて前記第2光学手段による第2
    の方向の光学特性を調整した後、前記支持手段を介して
    前記第2光学手段を前記筐体に固定する固定手段と、 を備えたことを特徴とする光走査装置。
  4. 【請求項4】光ビームを発生する光源を備えるととも
    に、光ビームの光軸を調整する調整用冶具が挿入される
    挿入口を有する光源部と、 前記光源部から出射された光ビームに対して光ビームの
    光軸に直交する第1の方向に所定の光学特性を与える第
    1光学手段と、 前記第1光学手段を保持するとともに、前記光源部を締
    結部材を介して締結して一体に保持する保持手段と、 前記第1光学手段を通過した光ビームに対して前記第1
    の方向及び光軸方向に直交する第2の方向に所定の光学
    特性を与える第2光学手段と、 回転体を含み、回転体を所定の方向に回転させて前記第
    2光学手段を通過した光ビームを走査対象物に向けて走
    査する走査手段と、 前記走査手段により走査された前記光ビームを前記走査
    対象物の所定の位置に結像させる結像光学手段と、 前記光学手段、走査手段、及び結像光学手段を収容する
    筐体であって、前記光学手段から前記走査手段に向かう
    光ビームの光路と、前記走査手段から前記結像光学手段
    に向かう光ビームの光路とを開放しつつ前記走査手段の
    周囲を囲む一部が円弧上に形成された周壁を含み、前記
    保持手段に締結された光源部の前記挿入口に前記調整用
    冶具を挿入するための切り込み部を有する筐体と、 前記筐体に設けられ、前記光ビームにおける第2の方向
    の光学特性を調整するために前記第2光学手段を前記光
    ビームの光軸方向に平行に移動可能に支持する支持手段
    と、 前記支持手段を移動させて前記第2光学手段による第2
    の方向の光学特性を調整した後、前記支持手段を介して
    前記第2光学手段を前記筐体に固定する固定手段と、 前記光軸の調整が終了した後に前記調整用冶具を前記挿
    入口から除去した状態で筐体を覆うとともに前記切り込
    み部も覆って前記保持手段、走査手段、及び結像光学手
    段を密閉する密閉手段と、 を備えたことを特徴とする光走査装置。
  5. 【請求項5】感光体を所定の電位に帯電する帯電手段
    と、 画像データに対応した光ビームで前記感光体を露光して
    静電潜像を形成する露光手段と、 前記静電潜像を現像して現像剤像を形成する現像手段
    と、を備え、 前記露光手段は、 光ビームを発生する光源を備えるとともに、光ビームの
    光軸を調整する調整用冶具が挿入される挿入口を有する
    光源部と、 前記光源部から出射された光ビームに対して所定の光学
    特性を与える光学手段と、 前記光学手段を保持するとともに、前記光源部を締結部
    材を介して締結して一体に保持する保持手段と、 回転体を含み、回転体を所定の方向に回転させて前記光
    学手段を通過した光ビームを前記感光体に向けて走査す
    る走査手段と、 前記走査手段により走査された前記光ビームを前記感光
    体の所定の位置に結像させる結像光学手段と、 前記保持手段、走査手段、及び結像光学手段を固定する
    とともに、前記保持手段に締結された光源部の前記挿入
    口に前記調整用冶具を挿入するための切り込み部を有す
    る筐体と、 前記光軸の調整が終了した後に前記調整用冶具を前記挿
    入口から除去した状態で筐体を覆うとともに前記切り込
    み部も覆って前記保持手段、走査手段、及び結像光学手
    段を密閉する密閉手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】感光体を所定の電位に帯電する帯電手段
    と、 画像データに対応した光ビームで前記感光体を露光して
    静電潜像を形成する露光手段と、 前記静電潜像を現像して現像剤像を形成する現像手段
    と、を備え、 前記露光手段は、 光源から出射された光ビームに対して所定の光学特性を
    与える光学手段と、 回転体を含み、回転体を所定の方向に回転させて前記光
    学手段を通過した光ビームを前記感光体に向けて走査す
    る走査手段と、 前記走査手段により走査された前記光ビームを前記感光
    体の所定の位置に結像させる結像光学手段と、 前記光学手段、走査手段、及び結像光学手段を収容する
    筐体であって、前記光学手段から前記走査手段に向かう
    光ビームの光路と、前記走査手段から前記結像光学手段
    に向かう光ビームの光路とを開放しつつ前記走査手段の
    周囲を囲む一部が円弧上に形成された周壁を含む筐体
    と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】感光体を所定の電位に帯電する帯電手段
    と、 画像データに対応した光ビームで前記感光体を露光して
    静電潜像を形成する露光手段と、 前記静電潜像を現像して現像剤像を形成する現像手段
    と、を備え、 前記露光手段は、 光源から出射された光ビームに対して光ビームの光軸方
    向に直交する第1の方向に所定の光学特性を与える第1
    光学手段と、 前記第1光学手段を通過した光ビームに対して前記第1
    の方向及び光軸方向に直交する第2の方向に所定の光学
    特性を与える第2光学手段と、 回転体を含み、回転体を所定の方向に回転させて前記第
    2光学手段を通過した光ビームを前記感光体に向けて走
    査する走査手段と、 前記走査手段により走査された前記光ビームを前記感光
    体の所定の位置に結像させる結像光学手段と、 前記第1光学手段、第2光学手段、走査手段、及び結像
    光学手段を収容する筐体と、 前記筐体に設けられ、前記光ビームにおける第2の方向
    の光学特性を調整するために前記第2光学手段を前記光
    ビームの光軸方向に平行に移動可能に支持する支持手段
    と、 前記支持手段を移動させて前記第2光学手段による第2
    の方向の光学特性を調整した後、前記支持手段を介して
    前記第2光学手段を前記筐体に固定する固定手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】光ビームに対して所定の光学特性を与える
    光学手段を保持手段に取り付ける工程と、 前記保持手段に光ビームを発生する光源部を仮止めした
    状態に締結する工程と、 前記光源部に設けられた冶具挿入用の挿入口が露出する
    ように前記保持手段を筐体に固定する工程と、 回転体を所定の方向に回転させて前記光学手段を通過し
    た光ビームを走査対象物に向けて走査する走査手段と、
    前記走査手段により走査された前記光ビームを前記走査
    対象物の所定の位置に結像させる結像光学手段と、を筐
    体に固定する工程と、 前記光源部の挿入口に冶具を挿入して前記光源部を保持
    し、光源から出射される光ビームの光軸を調整する工程
    と、 前記光源部を前記保持手段に固定する工程と、 前記筐体とともに前記冶具挿入用の挿入口を密閉手段に
    よって覆う工程と、 を備えたことを特徴とする光走査装置の組立方法。
  9. 【請求項9】光ビームに対して光ビームの光軸方向に対
    して直交する第1の方向に所定の光学特性を与える第1
    光学手段を保持手段に取り付ける工程と、 前記保持手段に光ビームを発生する光源部を締結する工
    程と、 前記保持手段を筐体に固定する工程と、 前記第1光学手段を通過した光ビームに対して前記光軸
    及び第1の方向に直交する第2の方向に所定の光学特性
    を与える第2光学手段を前記筐体の所定位置に配置する
    工程と、 回転体を所定の方向に回転させて前記第2光学手段を通
    過した光ビームを走査対象物に向けて走査する走査手段
    と、前記走査手段により走査された前記光ビームを前記
    走査対象物の所定の位置に結像させる結像光学手段と、
    を筐体に固定する工程と、 前記第1光学手段から出射された光ビームに対して前記
    第2の方向に所定の光学特性を与えるように第2光学手
    段の位置を調整して前記筐体に固定する工程と、 前記筐体とともに前記冶具挿入用の挿入口を密閉手段に
    よって覆う工程と、 を備えたことを特徴とする光走査装置の組立方法。
  10. 【請求項10】光ビームに対して光ビームの光軸方向に
    対して直交する第1の方向に所定の光学特性を与える第
    1光学手段を保持手段に取り付ける工程と、 前記保持手段に光ビームを発生する光源部を仮止めした
    状態に締結する工程と、 前記光源部に設けられた冶具挿入用の挿入口が露出する
    ように前記保持手段を筐体に固定する工程と、 前記第1光学手段を通過した光ビームに対して前記光軸
    及び第1の方向に直交する第2の方向に所定の光学特性
    を与える第2光学手段を前記筐体の所定位置に配置する
    工程と、 回転体を所定の方向に回転させて前記第2光学手段を通
    過した光ビームを走査対象物に向けて走査する走査手段
    と、前記走査手段により走査された前記光ビームを前記
    走査対象物の所定の位置に結像させる結像光学手段と、
    を筐体に固定する工程と、 前記光源部の挿入口に冶具を挿入して前記光源部を保持
    し、光源から出射される光ビームの光軸を調整して前記
    光源部を前記保持手段に固定する工程と、 前記光源部から出射された光ビームに対して前記第1の
    方向に所定の光学特性を与えるように第1光学手段の位
    置を調整して前記保持手段に固定する工程と、 前記第1光学手段から出射された光ビームに対して前記
    第2の方向に所定の光学特性を与えるように第2光学手
    段の位置を調整して前記筐体に固定する工程と、 前記筐体とともに前記冶具挿入用の挿入口を密閉手段に
    よって覆う工程と、 を備えたことを特徴とする光走査装置の組立方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7433106B2 (en) 2004-12-18 2008-10-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Mirror support device and optical scanning apparatus adopting the same

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