JPH10170656A - 画像読取装置及びその画像読取方法 - Google Patents
画像読取装置及びその画像読取方法Info
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- JPH10170656A JPH10170656A JP8335401A JP33540196A JPH10170656A JP H10170656 A JPH10170656 A JP H10170656A JP 8335401 A JP8335401 A JP 8335401A JP 33540196 A JP33540196 A JP 33540196A JP H10170656 A JPH10170656 A JP H10170656A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 暗電流によるノイズの影響がなく、ちらつき
のない画像の連続的読み出しを可能にする光電変換装置
を有する画像読取装置を実現する。 【解決手段】 光電変換装置D11は、独立に制御でき
る2系統のリフレッシュラインrf1,rf2と、それ
ぞれのデータを加算、平均する処理装置P1と、を有す
る。リフレッシュ系統として、1、4列(g1,g4)
を第1系統、2、3列(g2,g3)を第2系統とし、
第1系統のリフレッシュ動作中に、第2系統の信号読取
り動作を行ない、また、その逆も行ない、それぞれのデ
ータを、一画素ごとに加算、平均することで、全体の画
像信号を読取る。
のない画像の連続的読み出しを可能にする光電変換装置
を有する画像読取装置を実現する。 【解決手段】 光電変換装置D11は、独立に制御でき
る2系統のリフレッシュラインrf1,rf2と、それ
ぞれのデータを加算、平均する処理装置P1と、を有す
る。リフレッシュ系統として、1、4列(g1,g4)
を第1系統、2、3列(g2,g3)を第2系統とし、
第1系統のリフレッシュ動作中に、第2系統の信号読取
り動作を行ない、また、その逆も行ない、それぞれのデ
ータを、一画素ごとに加算、平均することで、全体の画
像信号を読取る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光電変換素子を用
いた画像読取装置及びその画像信号読取方法に関し、例
えば、光電変換装置と蛍光体とを組み合わせたX線画像
読取装置などに関するものである。
いた画像読取装置及びその画像信号読取方法に関し、例
えば、光電変換装置と蛍光体とを組み合わせたX線画像
読取装置などに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光電変換素子を用いた画像読取装
置の一例として、光電変換装置と蛍光体とを組み合わせ
たX線画像撮影装置が研究されている。
置の一例として、光電変換装置と蛍光体とを組み合わせ
たX線画像撮影装置が研究されている。
【0003】従来、医療診断を目的とする放射線撮影で
ある医療用放射線撮影において、(スポット)撮影に
は、増感紙とX線写真フィルムを組み合わせたX線写真
法が用いられている。
ある医療用放射線撮影において、(スポット)撮影に
は、増感紙とX線写真フィルムを組み合わせたX線写真
法が用いられている。
【0004】この方法によれば、被検体を透過したX線
等の放射線が増感紙に入射すると、増感紙に含まれる蛍
光体がこのX線エネルギーを吸収し、蛍光を発する。
等の放射線が増感紙に入射すると、増感紙に含まれる蛍
光体がこのX線エネルギーを吸収し、蛍光を発する。
【0005】この発光がX線写真フィルムを感光させ、
X線写真フィルム上には放射線画像が形成される。この
フィルムを現像・定着処理することによってX線画像を
可視化することができる。
X線写真フィルム上には放射線画像が形成される。この
フィルムを現像・定着処理することによってX線画像を
可視化することができる。
【0006】最近では、放射線画像をディジタル的に取
り込む手法が種々開発されている。X線に感度を持ち、
検出したX線をその強度に応じた電気信号に変換・出力
する光電変換素子、あるいはX線のエネルギーを吸収
し、それに応じた強度の蛍光を発する蛍光体と、可視光
に感度を持ちその強度に応じた電気信号を出力する光電
変換素子の組み合わせからなるX線画像検出手段を用い
て、X線画像を電気信号に変換し、A/D変換によって
ディジタル的に取り込む手法等がある。
り込む手法が種々開発されている。X線に感度を持ち、
検出したX線をその強度に応じた電気信号に変換・出力
する光電変換素子、あるいはX線のエネルギーを吸収
し、それに応じた強度の蛍光を発する蛍光体と、可視光
に感度を持ちその強度に応じた電気信号を出力する光電
変換素子の組み合わせからなるX線画像検出手段を用い
て、X線画像を電気信号に変換し、A/D変換によって
ディジタル的に取り込む手法等がある。
【0007】この光電変換材料として、アモルファスシ
リコン(a−Si)を用いた光電変換素子を、我々は、
以前提案した(特願平6−196642号)。
リコン(a−Si)を用いた光電変換素子を、我々は、
以前提案した(特願平6−196642号)。
【0008】図4は、この光電変換素子を用いた光電変
換装置の全体図であり、S11〜S44は、光電変換素
子である。Vsは、読み出し電源、Vrは、リフレッシ
ュ電源であり、それぞれスイッチSWs、SWrを介し
てS11〜S44のドレイン電極に接続されている。S
Wsは、インバータを介して、SWrは、直接にリフレ
ッシュ制御回路RFに接続されており、リフレッシュ期
間中は、SWrがON、その他の期間は、SWsがON
するよう制御されている。1画素は、1個の光電変換素
子と1個のスイッチングTFTとで構成され、行アドレ
ス選択回路SR1で選択された行の画素の出力信号は、
転送回路SR2によって順次出力される。
換装置の全体図であり、S11〜S44は、光電変換素
子である。Vsは、読み出し電源、Vrは、リフレッシ
ュ電源であり、それぞれスイッチSWs、SWrを介し
てS11〜S44のドレイン電極に接続されている。S
Wsは、インバータを介して、SWrは、直接にリフレ
ッシュ制御回路RFに接続されており、リフレッシュ期
間中は、SWrがON、その他の期間は、SWsがON
するよう制御されている。1画素は、1個の光電変換素
子と1個のスイッチングTFTとで構成され、行アドレ
ス選択回路SR1で選択された行の画素の出力信号は、
転送回路SR2によって順次出力される。
【0009】図5は、この時の画像データの読み出しタ
イミングを表した図である。時間t1でリフレッシュを
行うと、その直後に多大な暗電流が発生し、それが電荷
として光電変換素子に蓄積される。そこで、実際に光電
変換素子から画素データを読み出す場合、本読み(時間
t3)の前に光電変換素子を空読み(時間t2)して、
蓄積された電荷を放出してやる必要がある。
イミングを表した図である。時間t1でリフレッシュを
行うと、その直後に多大な暗電流が発生し、それが電荷
として光電変換素子に蓄積される。そこで、実際に光電
変換素子から画素データを読み出す場合、本読み(時間
t3)の前に光電変換素子を空読み(時間t2)して、
蓄積された電荷を放出してやる必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】画像データに対するノ
イズは、暗電流によって蓄積された電荷の平方根に比例
することが知られている。そこで、上記空読みの後、一
定時間後に本読みを行うのであるが、空読みから本読み
までの間にも暗電流による電荷は、蓄積されており、こ
の値は、できるだけ少ない方が望ましい。暗電流は、時
間と共に減少するため、上記リフレッシュ動作後、でき
るだけ遅らせて空読みを行うことによって本読みでのノ
イズを減らすことができる。しかしながら、これでは上
記X線検出装置で低ノイズの画像を連続的に読み出すこ
とが困難であるという解決すべき課題がある。
イズは、暗電流によって蓄積された電荷の平方根に比例
することが知られている。そこで、上記空読みの後、一
定時間後に本読みを行うのであるが、空読みから本読み
までの間にも暗電流による電荷は、蓄積されており、こ
の値は、できるだけ少ない方が望ましい。暗電流は、時
間と共に減少するため、上記リフレッシュ動作後、でき
るだけ遅らせて空読みを行うことによって本読みでのノ
イズを減らすことができる。しかしながら、これでは上
記X線検出装置で低ノイズの画像を連続的に読み出すこ
とが困難であるという解決すべき課題がある。
【0011】[発明の目的]本発明は、かかる課題に鑑
み、暗電流によるノイズを低減した画像信号を連続的に
取り込むことができる画像信号読取装置及び読取方法を
提供することを目的とする。
み、暗電流によるノイズを低減した画像信号を連続的に
取り込むことができる画像信号読取装置及び読取方法を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するための手段として、マトリクス状に配列され
た光電変換素子を持ち、1回のリフレッシュ動作で少な
くとも1回以上のデータ読み出しが可能であり、リフレ
ッシュ後、一定期間の読み出し不能期間を伴うX線検知
装置において、独立に駆動可能な2系統のリフレッシュ
信号ラインと、それを制御する信号発生装置と、取り込
んだデータの平均を一画素ごとに算出する処理装置と、
を有することを特徴とする画像読取装置を提供するもの
である。
を解決するための手段として、マトリクス状に配列され
た光電変換素子を持ち、1回のリフレッシュ動作で少な
くとも1回以上のデータ読み出しが可能であり、リフレ
ッシュ後、一定期間の読み出し不能期間を伴うX線検知
装置において、独立に駆動可能な2系統のリフレッシュ
信号ラインと、それを制御する信号発生装置と、取り込
んだデータの平均を一画素ごとに算出する処理装置と、
を有することを特徴とする画像読取装置を提供するもの
である。
【0013】また、第1の系統がリフレッシュ動作を行
っている間は、第2の系統からデータを読み出し、第2
の系統がリフレッシュ動作を行っている間は、第1の系
統からデータを読み出すべく制御する、画像読取方法
を、上記課題を解決するための手段とするものである。
っている間は、第2の系統からデータを読み出し、第2
の系統がリフレッシュ動作を行っている間は、第1の系
統からデータを読み出すべく制御する、画像読取方法
を、上記課題を解決するための手段とするものである。
【0014】[作用]本発明の画像読取装置による作用
を、X線検出装置を例にとって説明する。
を、X線検出装置を例にとって説明する。
【0015】X線照射装置から照射されたX線は、被写
体を透過して、シンチレータ(蛍光体)によって光に変
換され、2次元マトリクス状に配列された光電変換素子
に入射する。
体を透過して、シンチレータ(蛍光体)によって光に変
換され、2次元マトリクス状に配列された光電変換素子
に入射する。
【0016】この時、光電変換素子により電気信号に変
換された画像データを得るために、まず、第1の系統の
1+4n、4+4n列を選択して、リフレッシュが必要
になるまでの時間は、連続して第1の系統の1+4n、
4+4n列から画像を取り込む。このとき1+4n、4
+4n列のデータは、処理装置によって一画素ごとに平
均され、それが画素データとして取り込まれる。
換された画像データを得るために、まず、第1の系統の
1+4n、4+4n列を選択して、リフレッシュが必要
になるまでの時間は、連続して第1の系統の1+4n、
4+4n列から画像を取り込む。このとき1+4n、4
+4n列のデータは、処理装置によって一画素ごとに平
均され、それが画素データとして取り込まれる。
【0017】そして、第1の系統がリフレッシュ動作を
行っている間は、第2の系統の2+4n、3+4n列か
ら同様にしてデータを読み出す。このとき2+4n、3
+4n列のデータは、処理装置によって一画素ごとに平
均され、それが画素データとして取り込まれる。
行っている間は、第2の系統の2+4n、3+4n列か
ら同様にしてデータを読み出す。このとき2+4n、3
+4n列のデータは、処理装置によって一画素ごとに平
均され、それが画素データとして取り込まれる。
【0018】この動作を繰り返すことによって、第1系
統のラインの画像と第2系統のラインの画像が交代で更
新され、低ノイズの画像を連続的に読み出し、平均をと
ることで画像の重心が一定になり、画像のちらつきを押
さえることが可能となる。
統のラインの画像と第2系統のラインの画像が交代で更
新され、低ノイズの画像を連続的に読み出し、平均をと
ることで画像の重心が一定になり、画像のちらつきを押
さえることが可能となる。
【0019】
[実施形態1]図1は、本発明の実施形態のX線画像検
出装置を表す図である。
出装置を表す図である。
【0020】図1において、1は、X線発生装置、2
は、被写体、3は、シンチレータ、4は、光電変換装
置、5は、画像処理装置を表す。X線発生装置1から照
射されたX線は、被写体2を通過してシンチレータ3に
よって入射したX線量に比例した光に変換される。この
光は、光電変換装置4によって電気信号に変換され、画
像処理装置5に転送される。
は、被写体、3は、シンチレータ、4は、光電変換装
置、5は、画像処理装置を表す。X線発生装置1から照
射されたX線は、被写体2を通過してシンチレータ3に
よって入射したX線量に比例した光に変換される。この
光は、光電変換装置4によって電気信号に変換され、画
像処理装置5に転送される。
【0021】図2は、図1の光電変換装置4の内容の内
の1出力画素D11を表した図である。
の1出力画素D11を表した図である。
【0022】図2において、S11〜S44は、光電変
換素子であり、上側の電極をゲート、下側をドレインと
している。T11〜T44は、スイッチングTFTであ
る。Vsは、読み出し電源、Vrは、リフレッシュ電源
であり、それぞれスイッチSWs1、SWr1を介して
S11〜S14及びS31〜S34のドレイン電極に接
続され、スイッチSWs2、SWr2を介してS21〜
S24及びS41〜S44のドレイン電極に接続されて
いる。
換素子であり、上側の電極をゲート、下側をドレインと
している。T11〜T44は、スイッチングTFTであ
る。Vsは、読み出し電源、Vrは、リフレッシュ電源
であり、それぞれスイッチSWs1、SWr1を介して
S11〜S14及びS31〜S34のドレイン電極に接
続され、スイッチSWs2、SWr2を介してS21〜
S24及びS41〜S44のドレイン電極に接続されて
いる。
【0023】SWs1、SWs2は、インバータを介し
て、SWr1、SWr2は、直接にリフレッシュ制御回
路RFに接続されており、リフレッシュ期間中は、SW
r1もしくはSWr2がON、その他の期間は、SWs
1もしくはSWs2がONするよう制御されている。
て、SWr1、SWr2は、直接にリフレッシュ制御回
路RFに接続されており、リフレッシュ期間中は、SW
r1もしくはSWr2がON、その他の期間は、SWs
1もしくはSWs2がONするよう制御されている。
【0024】1画素は、1個の光電変換素子と1個のス
イッチングTFTとで構成され、行アドレス選択回路S
R1で選択された行の画素の出力信号は、転送回路SR
2によって順次出力される。
イッチングTFTとで構成され、行アドレス選択回路S
R1で選択された行の画素の出力信号は、転送回路SR
2によって順次出力される。
【0025】図3は、本発明を実施するためのX線照
射、画像読み出し、リフレッシュのタイミングを表した
ものである。
射、画像読み出し、リフレッシュのタイミングを表した
ものである。
【0026】これらの図を使用して、本実施形態につい
て、以下にその動作を説明する。
て、以下にその動作を説明する。
【0027】まず、図3の時間Trf1において、図2
中のSR1によって制御配線g1、g4は、Hレベルに
され、SR2によって出力配線o1〜o4が出力可能に
なると同時にRFがSWr1にHレベルを出し、SWr
1は、ONになり、第1系統の光電変換素子S11〜S
14、S41〜S44のドレイン電極は、Vrによって
正電位になる。すると第1系統の光電変換素子は、リフ
レッシュモードになり、リフレッシュされる。
中のSR1によって制御配線g1、g4は、Hレベルに
され、SR2によって出力配線o1〜o4が出力可能に
なると同時にRFがSWr1にHレベルを出し、SWr
1は、ONになり、第1系統の光電変換素子S11〜S
14、S41〜S44のドレイン電極は、Vrによって
正電位になる。すると第1系統の光電変換素子は、リフ
レッシュモードになり、リフレッシュされる。
【0028】次ぎに、SR1によってg2、g3は、L
レベルにされ、SR2によって出力配線o1〜o4が出
力不能になると、同時にRFは、SWs1にHレベルを
出し、SWs1は、ONになり、第1系統の光電変換素
子S11〜S14、S41〜S44のドレイン電極は、
Vsによって正電位になり、光電変換モードになる。
レベルにされ、SR2によって出力配線o1〜o4が出
力不能になると、同時にRFは、SWs1にHレベルを
出し、SWs1は、ONになり、第1系統の光電変換素
子S11〜S14、S41〜S44のドレイン電極は、
Vsによって正電位になり、光電変換モードになる。
【0029】ここで、X線を、図3のX−rayに示す
ように、パルス的に出射し、人体を通過させ、シンチレ
ータでX線量に比例した光として光電変換素子に入射さ
せる。この光によって生じた電荷は、光電変換素子内に
蓄積される。
ように、パルス的に出射し、人体を通過させ、シンチレ
ータでX線量に比例した光として光電変換素子に入射さ
せる。この光によって生じた電荷は、光電変換素子内に
蓄積される。
【0030】そして、SR1によってg1、g4をHレ
ベルにし、SR2によってo1〜o4を出力可能状態に
することで、S11、S41に蓄積された電荷の合計、
S12、S42に蓄積された電荷の合計、S13、S4
3に蓄積された電荷の合計、S14、S44に蓄積され
た電荷の合計による信号が、T11〜T14、T41〜
T44、SR2を介して順次出力される。
ベルにし、SR2によってo1〜o4を出力可能状態に
することで、S11、S41に蓄積された電荷の合計、
S12、S42に蓄積された電荷の合計、S13、S4
3に蓄積された電荷の合計、S14、S44に蓄積され
た電荷の合計による信号が、T11〜T14、T41〜
T44、SR2を介して順次出力される。
【0031】これらの信号は、処理装置PROCESS
ORによって合計、平均される。これは、具体的には、
以下のように計算する。
ORによって合計、平均される。これは、具体的には、
以下のように計算する。
【0032】すなわち、順次A/D変換して加算してい
き、8個分のデータが加算された時点で8で割って、こ
の平均値を、4×4を1画素とした場合の画素値とす
る。
き、8個分のデータが加算された時点で8で割って、こ
の平均値を、4×4を1画素とした場合の画素値とす
る。
【0033】また、総和をとるだけでも良く、この場合
は、平均の場合と同様に、A/D変換し、加算して、そ
の総和を、4×4を1画素とした場合の画素値とする。
は、平均の場合と同様に、A/D変換し、加算して、そ
の総和を、4×4を1画素とした場合の画素値とする。
【0034】S11〜S14、S41〜S44に蓄積さ
れた画像データは、図6に示すような1フレームの内の
出力画素D11として扱われ、以上のことが、D12〜
D44についても行われる。そして、図1の画像処理装
置5内の記憶手段に記憶し、ディスプレイに表示する。
れた画像データは、図6に示すような1フレームの内の
出力画素D11として扱われ、以上のことが、D12〜
D44についても行われる。そして、図1の画像処理装
置5内の記憶手段に記憶し、ディスプレイに表示する。
【0035】これをリフレッシュ後のX線画像の読み取
りを再度リフレッシュが必要になるまでの適当な回数繰
り返す。
りを再度リフレッシュが必要になるまでの適当な回数繰
り返す。
【0036】第1系統の光電変換素子S11〜S14、
S41〜S44での画像読み取りが行われている間に、
ある時間Trf2において、図2中のSR1によって制
御配線g2、g3は、Hレベルにされ、SR2によって
出力配線o1〜o4が出力可能になると同時にRFがS
Wr2にHレベルを出し、SWr2は、ONになり、第
2系統の光電変換素子S21〜S24、S31〜S34
のドレイン電極は、Vrによって正電位になる。すると
第2系統の光電変換素子は、リフレッシュモードにな
り、リフレッシュされる。
S41〜S44での画像読み取りが行われている間に、
ある時間Trf2において、図2中のSR1によって制
御配線g2、g3は、Hレベルにされ、SR2によって
出力配線o1〜o4が出力可能になると同時にRFがS
Wr2にHレベルを出し、SWr2は、ONになり、第
2系統の光電変換素子S21〜S24、S31〜S34
のドレイン電極は、Vrによって正電位になる。すると
第2系統の光電変換素子は、リフレッシュモードにな
り、リフレッシュされる。
【0037】次ぎに、SR1によってg2、g3は、L
レベルにされ、SR2によって出力配線o1〜o4が出
力不能になると、同時にRFは、SWs2にHレベルを
出し、SWs2は、ONになり、第2系統の光電変換素
子S21〜S24、S31〜S34のドレイン電極は、
Vsによって正電位になり、光電変換モードになる。
レベルにされ、SR2によって出力配線o1〜o4が出
力不能になると、同時にRFは、SWs2にHレベルを
出し、SWs2は、ONになり、第2系統の光電変換素
子S21〜S24、S31〜S34のドレイン電極は、
Vsによって正電位になり、光電変換モードになる。
【0038】この後、第1系統での画像読み取りが終了
する次のX線パルスから、SR1によって、g2、g3
をHレベルにし、SR2によってo1〜o4を出力可能
状態にすることで、S21、S31に蓄積された電荷の
合計、S22、S32に蓄積された電荷の合計、S2
3、S33に蓄積された電荷の合計、S24、S34に
蓄積された電荷の合計による信号が、T21〜T24、
T31〜T34、SR2を介して順次出力される。
する次のX線パルスから、SR1によって、g2、g3
をHレベルにし、SR2によってo1〜o4を出力可能
状態にすることで、S21、S31に蓄積された電荷の
合計、S22、S32に蓄積された電荷の合計、S2
3、S33に蓄積された電荷の合計、S24、S34に
蓄積された電荷の合計による信号が、T21〜T24、
T31〜T34、SR2を介して順次出力される。
【0039】これらの信号は、処理装置PROCESS
ORによって合計、平均される。
ORによって合計、平均される。
【0040】S21〜S24、S31〜S34に蓄積さ
れた画像データは、図6の様な1フレームの内の1出力
画素D11として扱われ、以上のことが、D12〜D4
4についても行われる。そして、図1の画像処理装置5
内の記憶手段に記憶し、ディスプレイに表示する。
れた画像データは、図6の様な1フレームの内の1出力
画素D11として扱われ、以上のことが、D12〜D4
4についても行われる。そして、図1の画像処理装置5
内の記憶手段に記憶し、ディスプレイに表示する。
【0041】以上のようにして、第1系統の光電変換素
子S11〜S14、S41〜S44と、第2系統の光電
変換素子S21〜S24、S31〜S34での画像読み
出しを繰り返し行い、それぞれのデータを平均すること
によって、リフレッシュ後の画像の抜けを防ぎ、画像の
重心移動がないため、ちらつきの無い画像を実現するこ
とが可能となる。
子S11〜S14、S41〜S44と、第2系統の光電
変換素子S21〜S24、S31〜S34での画像読み
出しを繰り返し行い、それぞれのデータを平均すること
によって、リフレッシュ後の画像の抜けを防ぎ、画像の
重心移動がないため、ちらつきの無い画像を実現するこ
とが可能となる。
【0042】なお本実施形態では、処理装置PROCE
SSORによって合計、平均を求め、図1の画像処理装
置5内の記憶手段に記憶し、ディスプレイに表示すると
したが、画像処理装置5によって合計、平均を求めても
良い。
SSORによって合計、平均を求め、図1の画像処理装
置5内の記憶手段に記憶し、ディスプレイに表示すると
したが、画像処理装置5によって合計、平均を求めても
良い。
【0043】また、上記実施形態では、列単位での説明
を行ったが、複数画素で構成した1出力画素単位毎に、
加算、平均の制御を行うことも可能である。
を行ったが、複数画素で構成した1出力画素単位毎に、
加算、平均の制御を行うことも可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光電変換装置のリフレッシュ信号ラインを2系統設け、
得られたデータを平均することによって、ちらつきの無
い画像を連続的に読み取ることができるという効果が得
られる。
光電変換装置のリフレッシュ信号ラインを2系統設け、
得られたデータを平均することによって、ちらつきの無
い画像を連続的に読み取ることができるという効果が得
られる。
【0045】すなわち、本発明によれば、第1系統のラ
インの画像と第2系統のラインの画像が交代で更新さ
れ、低ノイズの画像を連続的に読み出し、平均をとるこ
とで画像の重心が一定になり、画像のちらつきを押さえ
ることが可能となる。
インの画像と第2系統のラインの画像が交代で更新さ
れ、低ノイズの画像を連続的に読み出し、平均をとるこ
とで画像の重心が一定になり、画像のちらつきを押さえ
ることが可能となる。
【0046】また、本発明によれば、暗電流によるノイ
ズを低減した画像信号を連続的に取り込むことができる
画像読取装置を得ることができる。
ズを低減した画像信号を連続的に取り込むことができる
画像読取装置を得ることができる。
【図1】本発明の実施形態を示す全体構成図。
【図2】本発明で使用する光電変換装置の1画素の構成
図。
図。
【図3】本発明でのX線撮影タイミング図。
【図4】以前提案した光電変換装置の構成図。
【図5】暗電流のノイズの相関図。
【図6】本発明で使用する光電変換装置の構成図。
【符号の説明】 1 X線発生装置 2 被写体 3 シンチレータ 4 光電変換装置 5 処理装置 SR1 行アドレス選択回路 SR2 転送回路 RF リフレッシュ信号制御回路 S11〜S44 光電変換素子 T11〜T44 TFT SWr、SWs スイッチ SWr1、SWs1 SWr2、SWs2 Vr リフレッシュ用電源 Vs 読み出し用電源 g1〜g16 アドレス信号ライン o1〜o16 出力信号ライン D11〜D16 4×4で構成された1出力画素 rf、rf1、rf2 リフレッシュ信号ライン Trf1〜Trf3 リフレッシュタイミング t1 リフレッシュタイミング t2 空読みタイミング t3 本読みタイミング
Claims (7)
- 【請求項1】 リフレッシュ動作を必要とする光電変換
素子を含む複数の画素をマトリクス状に配列した画像読
取装置において、 前記複数画素を複数の画素群に分けてリフレッシュ動作
させる手段と、 一部の前記画素群のリフレッシュ動作中に、他の画素群
の信号読取動作を行なう手段と、 前記読取った一画素単位の信号の平均を出力する手段
と、を有することを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項2】 マトリクス状に配列された光電変換素子
を含む複数の画素を有し、1回のリフレッシュ動作で少
なくとも1回以上のデータ読み出しが可能であり、リフ
レッシュ後、一定期間の読み出し不能期間を伴う画像読
取装置において、 独立に駆動可能な2系統のリフレッシュ信号ラインに接
続される画素群と、 第1の前記系統の画素群がリフレッシュ動作を行ってい
る間は、第2の前記系統の画素群からデータを読み出
し、 前記第2の系統の画素群がリフレッシュ動作を行ってい
る間は、前記第1の系統の画素群からデータを読み出す
べく制御する、制御信号発生装置と、 前記画素群ごとに取り込んだデータの一画素ごとの平均
を算出する処理装置と、を有することを特徴とする画像
読取装置。 - 【請求項3】 マトリクス状に配列された光電変換素子
を含む複数の画素を有し、1回のリフレッシュ動作で少
なくとも1回以上のデータ読み出しが可能であり、リフ
レッシュ後、一定期間の読み出し不能期間を伴う画像読
取装置において、 独立に駆動可能な複数系統のリフレッシュ信号ラインに
接続される画素群と、 特定の前記画素群がリフレッシュ動作を行っている間
は、他の前記画素群からデータを読み出し、 他の前記画素群がリフレッシュ動作を行っている間は、
前記特定の画素群からデータを読み出すべく制御する、
制御信号発生装置と、 前記画素群ごとに取り込んだデータの一画素ごとの平均
を算出する処理装置と、を有することを特徴とする画像
読取装置。 - 【請求項4】 複数の画素または画素列について、前記
中心線に対称な画素または画素列を特定する手段と、 前記特定手段によって読み出された前記出力画素単位の
出力信号値を、前記特定された画素数または画素列数あ
たりの画素出力として処理する信号処理手段と、を備え
たことを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項5】 複数の画素によって1つの出力画素単位
を構成し、前記出力画素単位を複数備える画像読取装置
の読出方法において、 前記1出力画素単位の仮想中心を通る少なくとも1本の
仮想中心線に対して、対称位置にある特定画素の出力の
総和をとり、前記出力画素単位の出力信号として読み出
すことを特徴とする画像読取方法。 - 【請求項6】 上記出力画素単位として、複数の画素で
構成された画素列をその配列方向に平行な複数本の画素
列によって構成し、 前記1出力画素単位の中心を通り、前記画素列に平行な
仮想中心線に対して、対称位置にある特定画素列の出力
総和をとり、前記出力画素単位の出力信号として読み出
すことを特徴とする請求項5記載の画像読取方法。 - 【請求項7】 前記対称位置にある特定画素出力の総
和、または特定画素列出力の総和を読み取り、信号処理
系に転送後、別の対称位置にある特定画素または特定画
素列について読み取り、前記出力画素単位の出力信号と
して読み出し、前記信号処理系に転送することを順次繰
り返すことを特徴とする請求項5又は6記載の画像読取
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8335401A JPH10170656A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 画像読取装置及びその画像読取方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8335401A JPH10170656A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 画像読取装置及びその画像読取方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10170656A true JPH10170656A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18288137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8335401A Pending JPH10170656A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 画像読取装置及びその画像読取方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10170656A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000189411A (ja) * | 1998-12-22 | 2000-07-11 | General Electric Co <Ge> | ディジタル放射線撮影画像作成方法 |
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JP2011062530A (ja) * | 2010-10-15 | 2011-03-31 | Canon Inc | 放射線撮像装置及びシステム |
-
1996
- 1996-12-16 JP JP8335401A patent/JPH10170656A/ja active Pending
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