JPH10170538A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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JPH10170538A
JPH10170538A JP8353073A JP35307396A JPH10170538A JP H10170538 A JPH10170538 A JP H10170538A JP 8353073 A JP8353073 A JP 8353073A JP 35307396 A JP35307396 A JP 35307396A JP H10170538 A JPH10170538 A JP H10170538A
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axis
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acceleration
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piezoelectric element
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JP8353073A
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Kazutoyo Ichikawa
和豊 市川
Norihiko Shiratori
典彦 白鳥
Tomoo Namiki
智雄 並木
Minoru Hatakeyama
稔 畠山
Masato Handa
正人 半田
Yoshiya Okada
恵也 岡田
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Miyota KK
Miyota Co Ltd
Original Assignee
Miyota KK
Miyota Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P2015/0805Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
    • G01P2015/0822Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
    • G01P2015/084Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass the mass being suspended at more than one of its sides, e.g. membrane-type suspension, so as to permit multi-axis movement of the mass

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X軸、Y軸、Z軸方向の検出感度の等しい加
速度センサを得る。 【解決手段】 板状の可撓部材と、該可撓部材の表面に
貼付される電極を設けた圧電素子と、該可撓部材に直接
または間接的に貼付される重錘体と、該可撓部材の外周
を直接または間接的に支持する支持部材を有する加速度
センサにおいて、板状の可撓部材の内部に原点を定義
し、この原点を通り該可撓部材の平面に平行な方向にX
軸を、原点においてX軸と直交し、かつ、該可撓部材の
平面に平行な方向にY軸を、原点を通り、かつ、該可撓
部材の平面に垂直な方向にZ軸をそれぞれ定義したと
き、前記重錘体がX軸方向に振れる共振周波数と、Y軸
方向に振れる共振周波数と、Z軸方向に振れる共振周波
数との差を共振周波数に対して10%以下にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電素子を用いた加
速度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】加速度センサは自動車業界でエアーバッ
グ制御のセンサ等として使用されている。検出方式はい
ろいろ開発されているが、本発明は表面に電極を形成し
た圧電素子を貼付した可撓部材の中央部に加速度により
慣性力を生じる重錘体を設け、加速度による重錘体の慣
性力で可撓部材が変形(この時、表面に貼付してある圧
電素子も変形しその歪量に比例した電荷を発生する)す
ることにより加速度を検出するものにかかわる。
【0003】本発明に係わる先行技術として、特開平5
−26744号がある。図1は従来技術による加速度セ
ンサの代表的な例で正面断面図である。図2は圧電素子
側から見た平面図である。可撓性を持った円盤状の基板
1の上面には、両面に検出電極3、4、5、6が形成さ
れた圧電素子2が貼付され、下面の中央部には加速度を
可撓性を持った円盤状の基板1の歪みに置換するための
重錘体7が貼付されている。
【0004】加速度により重錘体と可撓部材の相対位置
がずれることで可撓部材に貼付してある圧電素子が歪
み、電荷が発生する。電荷は表面に形成してある電極で
集められ、ある電位(電圧)として計測される。本明細
書では電極に発生する電荷と表現する。圧電素子は歪み
量により発生する電荷の量が変わる。また圧電素子の面
積や体積によっても発生する電荷の量が変わる。
【0005】先出の特開平5ー26744号は、圧電素
子を用いた力センサにおいて、板状の圧電素子と、この
圧電素子の上面に形成された上部電極と、この圧電素子
の下面に形成された下部電極と、によって構成される検
出子を4組用意し、可撓性をもった基板内の一点に原点
を定義し、この原点を通りかつ基板面に平行な方向にX
軸を定義し、用意した4組の検出子のうちの2組をX軸
の正の側に、他の2組を負の側に、それぞれX軸に沿っ
て並べて配置し、各検出子の一方の電極を基板に固定
し、基板外側の周囲部分をセンサ筐体に固定し、外部か
ら作用する物理量に基づいて発生した力を、原点に伝達
する機能を有する作用体を形成し、この作用体に発生し
た力を4組の検出子の各電極に発生する電荷に基づいて
検出するようにしたものであり、外部から与えられる加
速度に基づいて作用体に力を発生させることにより加速
度が検出できる。図2はX軸方向に4組、Y軸方向に4
組の検出子を配置した例である。このように電極を配置
することでX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加速度を検出
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】3軸方向の加速度を検
出するためには、たとえば従来例のように検出電極の形
状を複雑に形成しなければならない。従って加工精度、
組立精度の影響を受け各軸間の検出感度が異なる。一般
的には電極をトリミングしたり、検出回路に各軸の出力
ゲインを調整する回路を設けて調整することで各軸間の
検出感度の補正を行う。電極は通常は感度を上げるため
にできるだけ大きく形成される。従って、電極を大きく
するトリミングは困難で、たとえば、レーザ光線を照射
して、電極面積を小さくする方法で行われる。このた
め、電極をトリミングすると検出感度が低下する。ま
た、回路でゲインを上げて補正すると、ノイズがのりや
すく検出精度が低下しやすい。調整時間が長くなり、加
えて回路構成も複雑になるため部品点数も増え、安価に
製造できない。また小型化するためにもより大きな検出
出力を得たい。次にX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の共振
周波数が異なる場合、加速度センサとして使用できる周
波数帯域幅が共振周波数の低い軸によって決まってしま
う。加速度センサとしては3軸の周波数帯域幅が同じで
あることが望ましい。本発明は、重錘体が各軸方向に振
れる共振周波数の差を共振周波数に対して10%以下に
することで課題を解決しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の加速度セ
ンサの課題を解決するためのものであり、小型軽量で、
高感度、高精度な3軸方向の加速度が検出できる加速度
センサを提供する。
【0008】板状の可撓部材と、該可撓部材の表面に貼
付される電極を設けた圧電素子と、該可撓部材に直接ま
たは間接的に貼付される重錘体と、該可撓部材の外周を
直接または間接的に支持する支持部材を有する加速度セ
ンサにおいて、板状の可撓部材の内部に原点を定義し、
この原点を通り該可撓部材の平面に平行な方向にX軸
を、原点においてX軸と直交し、かつ、該可撓部材の平
面に平行な方向にY軸を、原点を通り、かつ、該可撓部
材の平面に垂直な方向にZ軸をそれぞれ定義したとき、
前記重錘体がX軸方向に振れる共振周波数と、Y軸方向
に振れる共振周波数と、Z軸方向に振れる共振周波数と
の差を共振周波数に対して10%以下にする。各軸の共
振周波数を等しくしてなおかつ電荷の発生する量が同じ
になるように電極を配置すると良い。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を図面に基づき詳細に説明
する。図3は本発明の第一実施例で上面図である。図4
は本発明の第一実施例で正面断面図である。図の如く円
板状の可撓部材21の内部に原点22を定義し、原点2
2を通り可撓部材21の平面に平行な方向にX軸を、原
点22においてX軸と直交し、かつ、可撓部材21の平
面に平行な方向にY軸を、原点22を通り、かつ、可撓
部材21の平面に垂直な方向にZ軸をそれぞれ定義す
る。
【0010】円板状の可撓部材21の上面には圧電素子
23が、その面上中心とZ軸とが一致するように貼付さ
れている。可撓部材21の下面には円柱形をした重錘体
24が、その中心軸とZ軸とが一致するように貼付され
ている。可撓部材21と圧電素子23と重錘体24とで
センサ部20が構成される。また、可撓部材21は外周
部分を支持部材25で支持されている。支持部材25に
は円状の貫通穴25aと、貫通穴25aと同心で半径が
大きい沈み部25bが設けられている。ここで、貫通穴
25a、沈み部25bの中心軸はZ軸と一致している。
沈み部25bで可撓部材21は位置決めされ支持され
る。
【0011】圧電素子23の上面には扇形をした4個の
検出電極26が、X軸、Y軸上で、かつ、X軸、Y軸に
対して軸対称に形成されている。検出電極26の円周部
は、Z軸方向に力を加えたときに応力がゼロとなるライ
ン27の内側に設けられている。さらに圧電素子23の
上面には円環状をした検出電極28が、ライン27より
外側に設けられている。このように形成することで、3
軸方向の検出感度をほぼ等しくすることができる。圧電
素子23の下面にはほぼ全面に電極29が形成されてい
る。電極29から4個の引き出し電極29aが圧電素子
23の上面に引き出されている。
【0012】可撓部材21はスーパーインバー材を用い
た。重錘体24はステンレス材(SUS303)を用い
た。支持部材25は金属材料を用いた。圧電素子23は
圧電セラミックスであるPZTを用い、電極は蒸着によ
りAg−Cr合金で形成した。スパッタ、スクリーン印
刷等の方法で電極を形成してもかまわない。可撓部材2
1と圧電素子23はエポキシ系の接着剤で接合した。可
撓部材21と重錘体24もエポキシ系の接着剤より固定
したが、溶接等の方法で固定してもかまわない。可撓部
材21と支持部材25は接着剤で固定した。部材の材質
は所定の機能を満たすものであればこれらに限定される
ものではない。好ましくは、熱膨張率の近い材質を選ぶ
と良い。
【0013】加速度センサに加速度が作用すると慣性力
により重錘体24が移動することでセンサ部20が変形
し検出電極26、28に電荷が発生する。図示していな
い検出回路と検出電極26、28および基準電位となる
電極29(引き出し電極29a)とがリード線により接
続されているため、4個の検出電極26と検出電極28
に発生する電荷の量により加速度の方向と大きさが検出
できる。
【0014】第一実施例では、圧電素子23の上面に形
成されている電極の分極の向きをZ軸方向で同じ向きに
してある。図5は加速度センサにX軸プラス方向の加速
度が加わった状態を示す断面図である。(電極は省略し
てある。)図6は加速度センサにX軸マイナス方向の加
速度が加わった状態を示す断面図である。(電極は省略
してある。)加速度センサにX軸マイナス方向の加速度
が加わった場合は、重錘体24の振れる方向が図5と逆
方向となる。加速度センサにX軸プラス方向の加速度が
加わった場合では、検出電極26aに発生する電荷はプ
ラス、検出電極26bに発生する電荷はプラスとマイナ
スが相殺されてゼロ(以下、各検出電極に発生する電荷
がゼロとなるものはこの理由による)、検出電極26c
に発生する電荷はマイナス、検出電極26dに発生する
電荷はゼロ、検出電極28に発生する電荷はゼロとな
る。ここで、検出電極26はX軸、Y軸上で、かつ、X
軸、Y軸に対して対称であるので、26aと26cに発
生するの電荷は、符号は逆で大きさが等しくなる。検出
電極26aと検出電極26cに発生する電荷を差動増幅
することでX軸方向の加速度の大きさと向きを検出す
る。加速度センサにX軸マイナス方向の加速度が加わっ
た場合では、検出電極26aに発生する電荷はマイナ
ス、検出電極26bに発生する電荷はゼロ、検出電極2
6cに発生する電荷はプラス、検出電極26dに発生す
る電荷はゼロ、検出電極28に発生する電荷はゼロとな
る。検出電極26aと検出電極26cに発生した電荷を
差動増幅した結果は加速度センサにX軸プラス方向の加
速度が加わった場合と符号が逆になり、加わった加速度
の向きを特定できる。
【0015】加速度センサにY軸方向の加速度が加わっ
た場合について説明する。加速度センサにY軸プラス方
向に加速度が加わった場合、検出電極26aに発生する
電荷はゼロ、検出電極26bに発生する電荷はプラス、
検出電極26cに発生する電荷はゼロ、検出電極26d
に発生する電荷はマイナス、検出電極28に発生する電
荷はゼロとなる。ここで、検出電極26はX軸、Y軸上
で、かつ、X軸、Y軸に対して対称であるので、26b
と26dに発生するの電荷は、符号は逆で大きさが等し
くなる。検出電極26bと検出電極26dに発生する電
荷を差動増幅することでY軸方向の加速度の大きさと向
きを検出する。加速度センサにY軸マイナス方向の加速
度が加わった場合では、検出電極26aに発生する電荷
はゼロ、検出電極26bに発生する電荷はマイナス、検
出電極26cに発生する電荷はゼロ、検出電極26dに
発生する電荷はプラス、検出電極28に発生する電荷は
ゼロとなる。検出電極26aと検出電極26cに発生し
た電荷を差動増幅した結果は加速度センサにY軸プラス
方向の加速度が加わった場合と符号が逆になり、加わっ
た加速度の向きを特定できる。
【0016】図7は加速度センサにZ軸プラス方向の加
速度が加わった状態を示す断面図である。(電極は省略
してある。)図8は加速度センサにZ軸マイナス方向の
加速度が加わった状態を示す断面図である。(電極は省
略してある。)加速度センサにZ軸マイナス方向の加速
度が加わった場合は、重錘体24の振れる方向が図7と
逆方向となる。加速度センサにZ軸プラス方向の加速度
が加わった場合、検出電極26a〜26dに発生する電
荷はプラス、検出電極28に発生する電荷はマイナスと
なる。ここで、検出電極26はX軸、Y軸上で、かつ、
X軸、Y軸に対して対称であるので、26a〜26dに
発生するの電荷は、符号が同じで大きさも等しくなる。
検出電極26aと検出電極26c、検出電極26bと検
出電極26dに発生する電荷を差動増幅するためX軸、
Y軸方向に関する検出出力はゼロとなる。加速度センサ
にZ軸マイナス方向の加速度が加わった場合では、検出
電極26a〜26dに発生する電荷はマイナス、検出電
極28に発生する電荷はプラスとなる。検出電極26a
と検出電極26c、検出電極26bと検出電極26dに
発生する電荷を差動増幅するためX軸、Y軸方向に関す
る検出出力はゼロとなる。検出電極28に発生する電荷
の符号と大きさでZ軸方向の加速度の向きと大きさが検
出できる。
【0017】図9はX軸、Y軸、Z軸方向の共振周波数
が離れている場合の周波数と出力電圧の関係を示したグ
ラフである。図10はX軸、Y軸、Z軸方向の共振周波
数の差が共振周波数に対して3%以下の場合の周波数と
出力電圧の関係を示したグラフである。図9のグラフ、
図10のグラフは共に実験により求めたものである。共
振周波数の調整は重錘体24の長さと圧電素子23の厚
さを調整することで行った。共振周波数による影響をよ
り明らかにするために、X軸、Y軸、Z軸方向の検出電
極に発生する電荷量がほぼ等しくなるように検出電極を
形成した。検出電極の形状は有限要素法解析により求め
た。加速度センサに同じ大きさの加速度を加えて、圧電
素子23に生じる応力の分布を求める。同じ応力値を示
す部分の面積と、その応力値との積を計算する。検出電
極に分布する各応力値について同じ計算をし、それらの
和を求める。するとその検出電極に発生する電荷の量が
わかる。前述の計算を検出電極26a〜26d、検出電
極28について行う。X軸方向の加速度の検出に関係す
る検出電極26a、26cの電荷量の和と、Y軸方向の
加速度の検出に関係する検出電極26b、26dの電荷
量の和と、Z軸方向の加速度の検出に関係する検出電極
28の電荷量が等しくなるように形状を決めた。また、
実験は1G(Gは重力加速度)の加速度を各軸方向に加
えて行った。
【0018】図9で用いた加速度センサのディメンジョ
ン等を次に示す。可撓部材21は直径が20mmで厚さ
が0.1mmのスーパーインバー材、圧電素子23は直
径20mmで厚さが0.16mmのPZT、支持部材2
5は貫通穴25aの直径が19mmで厚さが6mmのS
US303、重錘体24は直径が4mmで長さが5mm
のSUS303を用いた。このときのX軸方向の共振周
波数は3759Hz、Y軸方向の共振周波数は3766
Hz、Z軸方向の共振周波数は2773Hzである。
【0019】図10で用いた加速度センサのディメンジ
ョン等を次に示す。可撓部材21は直径が20mmで厚
さが0.1mmのスーパーインバー材、圧電素子23は
直径20mmで厚さが0.2mmのPZT、支持部材2
5は貫通穴25aの直径が19mmで厚さが6mmのS
US303、重錘体24は直径が4mmで長さが7mm
のSUS303を用いた。このときのX軸方向の共振周
波数は2890Hz、Y軸方向の共振周波数は2891
Hz、Z軸方向の共振周波数は2807Hzである。
【0020】図9、図10のグラフより、X軸、Y軸、
Z軸方向の共振周波数の差が小さいとX軸、Y軸、Z軸
方向の出力電圧がほぼ等しくなることがわかる。実験の
結果では、X軸、Y軸、Z軸方向の共振周波数の差が共
振周波数に対して10%以下であれば十分に出力電圧が
等しくなるが、好ましくは5%以下、最も好ましくは3
%以下であることが望ましい。これより、各軸の検出回
路が簡単になり、調整も短時間でできるようになる。共
振周波数の調整は重錘体24の長さと圧電素子23の厚
さを調整することで行ったが、他の部材のディメンジョ
ンを変えて行っても良い。加速度センサにおいては、同
じ大きさの加速度が加わったときに、広い周波数帯域で
出力電圧が一定であることが望ましい。そのためには、
ある程度、各軸方向の共振周波数を高く設定すると良
い。特に共振周波数の付近では、出力電圧の変動が大き
くなるため、一般的にはそれより低い周波数帯で使用す
ることになる。ところが、図9に示した例では、X軸、
Y軸方向の共振周波数は高いが、Z軸方向の共振周波数
は低いため、結果的にはZ軸方向の共振周波数より低い
周波数帯での使用となる。従って、X軸、Y軸、Z軸方
向の共振周波数はできるだけ同じに設定し、かつ、共振
周波数が高くなるようにディメンジョンを設定するのが
好ましい。
【0021】第一実施例では図4の如く重錘体24が貼
付され固定されているが、圧電素子23の上面側に貼付
してもかまわない。その際に重錘体24により検出電極
26が短絡しないように絶縁する必要がある。また電気
的に短絡しないように構成すれば圧電素子23の外周部
分を支持部材で支持してもかまわない。
【0022】
【発明の効果】本発明は前記のような構成にすることで
次のような効果が生じる。 1 X軸、Y軸、Z軸方向の共振周波数の差を共振周波
数に対して10%以下にすることで、X軸、Y軸、Z軸
方向の検出感度がほぼ等しくなる。 2 各軸間の検出感度が等しくなるため、検出回路が簡
単になる。 3 回路調整の時間が短縮され安価に製造できる。 4 回路の構成が簡単になるため小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来技術による加速度センサで正面断面
図。
【図2】図2は従来技術による加速度センサで圧電素子
側から見た平面図。
【図3】本発明に係る加速度センサの第一実施例で上面
図。
【図4】本発明に係る加速度センサの第一実施例で正面
断面図。
【図5】本発明に係る加速度センサの第一実施例で加速
度センサにX軸プラス方向の加速度が加わった状態を示
す一部断面をとった正面図。
【図6】本発明に係る加速度センサの第一実施例で加速
度センサにX軸マイナス方向の加速度が加わった状態を
示す一部断面をとった正面図。
【図7】本発明に係る加速度センサの第一実施例で加速
度センサにZ軸プラス方向の加速度が加わった状態を示
す一部断面をとった正面図。
【図8】本発明に係る加速度センサの第一実施例で加速
度センサにZ軸マイナス方向の加速度が加わった状態を
示す一部断面をとった正面図。
【図9】本発明に係る加速度センサの第一実施例で周波
数と出力電圧の関係を示すグラフ。
【図10】本発明に係る加速度センサの第一実施例で周
波数と出力電圧の関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1 基板 2 圧電素子 3 検出電極 4 検出電極 5 検出電極 6 検出電極 7 重錘体 20 センサ部 21 可撓部材 22 原点 23 圧電素子 24 重錘体 25 支持部材 25a 貫通穴 25b 沈み部 26 検出電極 26a 検出電極 26b 検出電極 26c 検出電極 26d 検出電極 27 ライン 28 検出電極 29 電極 29a 引き出し電極
フロントページの続き (72)発明者 畠山 稔 長野県北佐久郡御代田町大字御代田4107番 地5 ミヨタ株式会社内 (72)発明者 半田 正人 長野県北佐久郡御代田町大字御代田4107番 地5 ミヨタ株式会社内 (72)発明者 岡田 恵也 長野県北佐久郡御代田町大字御代田4107番 地5 ミヨタ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の可撓部材と、該可撓部材の表面に
    貼付される電極を設けた圧電素子と、該可撓部材に直接
    または間接的に貼付される重錘体と、該可撓部材の外周
    を直接または間接的に支持する支持部材を有する加速度
    センサにおいて、板状の可撓部材の内部に原点を定義
    し、この原点を通り該可撓部材の平面に平行な方向にX
    軸を、原点においてX軸と直交し、かつ、該可撓部材の
    平面に平行な方向にY軸を、原点を通り、かつ、該可撓
    部材の平面に垂直な方向にZ軸をそれぞれ定義したと
    き、前記重錘体がX軸方向に振れる共振周波数と、Y軸
    方向に振れる共振周波数と、Z軸方向に振れる共振周波
    数との差が共振周波数に対して10%以下であることを
    特徴とする加速度センサ。
JP8353073A 1996-12-13 1996-12-13 加速度センサ Pending JPH10170538A (ja)

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