JPH1017035A - 塗布部材付き容器 - Google Patents

塗布部材付き容器

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JPH1017035A
JPH1017035A JP8191636A JP19163696A JPH1017035A JP H1017035 A JPH1017035 A JP H1017035A JP 8191636 A JP8191636 A JP 8191636A JP 19163696 A JP19163696 A JP 19163696A JP H1017035 A JPH1017035 A JP H1017035A
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JP
Japan
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liquid
container
discharge
passage
discharge passage
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JP8191636A
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Inventor
Atsushi Uchida
篤 内田
Hidenori Iida
英宣 飯田
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Dainihon Jochugiku Co Ltd
Toyo Seikan Group Holdings Ltd
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Dainihon Jochugiku Co Ltd
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液体を塗布部材に対して分散して付着させ、塗
布部材に含浸される液体の含浸量を可及的に均一にす
る。 【解決手段】連結部材4を介して容器本体2に塗布部材
3を一体的に連結し、連結部材4に設けられた吐出通路
5を通じて容器本体2から吐出された液体を塗布部材3
に含浸させる塗布部材付き容器1において、吐出通路5
に、吐出液流を塗布部材3に向かって広がるように分散
させる分散手段6を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗剤等の液体を塗
布する塗布部材が容器本体に一体的に取り付けられた塗
布部材付き容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の塗布部材付き容器として
は、たとえば、実開昭56ー56748号公報に記載さ
れるようなものが知られている。すなわち、図7に示す
ように、連結部材100を介して容器本体101に塗布
部材102が一体的に連結されており、連結部材100
に設けられた吐出通路103を通じて前記容器本体10
1から吐出された液体を塗布部材102に含浸させて塗
布作業を行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来技術の場合には、液体は吐出通路103の中心軸線
方向に直線的に吐出されるので、液体は塗布部材102
の吐出通路103と対向する1個所に集中して供給され
ることになり、塗布部材102に対する液体の含浸量が
不均一になると共に、液体が塗布部材102全体に行き
渡るまでに時間がかかる。
【0004】また、従来は連結部材102と容器本体1
01がねじ部104にて密封されているだけであった。
【0005】本発明は上記した従来技術の問題点を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
吐出通路から吐出される液体を塗布部材に対して分散し
て付着させ、塗布部材に含浸される液体の含浸量を可及
的に均一にできる塗布部材付き容器を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を達成するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、連結部材を介して容器本体に塗
布部材を一体的に連結し、前記連結部材に設けられた吐
出通路を通じて前記容器本体から吐出された液体を塗布
部材に含浸させる塗布部材付き容器において、前記吐出
通路に、吐出液流を前記塗布部材に向かって広がるよう
に分散させる分散手段を設けたことを特徴とする。
【0007】容器本体から吐出された液体は、吐出通路
に設けられた分散手段によって広がって塗布部材に対し
て広範囲に付着する。したがって、液体は塗布部全体
に、迅速かつ均一に含浸される。
【0008】分散手段は吐出通路先端部に設けられ、液
体の吐出方向が異なる複数の吐出口によって構成される
ことを特徴とする。
【0009】このようにすれば、液体は複数の吐出口か
ら広がるように吐出され、塗布部材の複数個所に分散し
て供給されることになる。
【0010】塗布部材と連結部材との接合部であって液
体の吐出方向と合致する位置に、吐出液体が流入可能の
溝を設ければ、塗布部材に対する液体の付着領域をより
拡大することができ、塗布部材にまんべなく液体を行き
渡らせることができる。
【0011】連結部材は、容器本体の開口部に固定され
る第1部材と、塗布部材に固定され前記第1部材に対し
て相対移動自在に組み付けられる第2部材とを有し、第
1部材と第2部材間に、第1および第2部材の相対移動
によって吐出通路を開閉する開閉弁機構を設けたことを
特徴とする。
【0012】第1部材に対する第2部材の相対移動方向
は、たとえば、回転方向、軸方向、あるいは回転に伴っ
て軸方向に移動する螺旋運動方向等、種々の移動方向を
選択することができる。
【0013】このようにすれば、第1部材が固定される
容器本体と、第2部材に固定される塗布部材間を相対移
動させるだけで吐出通路を簡単に開閉することができ
る。
【0014】第1,第2部材には吐出通路を構成する第
1,2通路筒が設けられ、この第1,第2通路筒を液密
状態で互い摺動自在に嵌合して第1シール部を構成し、
さらに、第1,第2部材間には前記第1シール部を取り
囲むように液密状態に互いに摺動自在に嵌合される筒状
部を設けて第2シール部を構成し、前記第1,第2シー
ル部間に環状の液溜まり空間を形成したことを特徴とす
る。
【0015】こうすれば、たとえば、液体の吐出時や塗
布作業中において、第1,第2通路筒間の第1シール部
に隙間が開いても、第1シール部からの液体の漏れが第
2シール部によって二重にシールされるので液体の漏れ
を確実に防止できる。
【0016】特に、第1,第2シール部間に液溜まり空
間を設ければ、内側の第1シール部から漏れた液体は、
まず液溜まり空間内に捕捉され、シール性向上を図るこ
とができる。
【0017】この液溜まり空間に、吐出通路の開閉弁機
構の開閉位置を感知するためのクリック機構を設けるこ
とが好ましい。
【0018】クリック機構は音を発することが効果的で
ある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を図示の実施例に
基づいて説明する。
【0020】図3及び図4には本発明の実施の形態に係
る塗布部材付き容器の外観形状を示し、図1及び図2は
主要部の断面構造を示している。
【0021】この塗布部材付き容器1は、液体が収容さ
れる容器本体2と、液体が含浸可能な塗布部材3と、塗
布部材3を容器本体2に連結する連結部材4とを備え、
この連結部材4に容器本体2内の液体を塗布部材3に向
かって吐出する吐出通路5が設けられ、この吐出通路5
の先端部に、図1に示すように、吐出液流を塗布部材3
に向かって広がるように分散させる分散手段としての複
数の吐出口6が設けられている。
【0022】容器本体2は塗布作業をする際に手で握る
柄となる部分で、縦長の有底円筒形状に成形され、開口
部にはおねじが形成された口頚部21が設けられてい
る。一方、塗布部材3は塗布面31が長方形に成形され
た直方体形状に成形されており、使いやすいように、塗
布面31が容器本体2の中心軸に対して直交する直交面
に対して傾斜させている。
【0023】塗布部材3は液体を含浸させることが可能
な材料、本実施の形態ではスポンジ等の発泡化された柔
軟な多孔質材によって構成されている。もっとも、この
塗布部材3の材料としては液体を含浸させることができ
ればよく、不織布等の布材,フェルト,あるいは刷毛や
ブラシ等種々の材料が適用可能である。
【0024】連結部材4は、容器本体2の開口部に固定
される第1部材としての第1連結キャップ7と、塗布部
材3に固定され前記第1連結キャップ7に対して相対移
動自在に組み付けられる第2部材としての第2連結キャ
ップ8と、を備えている。
【0025】第1連結キャップ7は容器本体2の口頚部
21外周に螺着される大径円筒部71と、この大径円筒
部71の上端から段差部72を介して上方に延びる小径
円筒部73と、を備えており、小径円筒部73の中途部
内周に半径方向内方に向かって延びる環状隔壁74が一
体的に設けられ、この環状隔壁74内周縁から吐出通路
5を構成する第1通路筒51が突出している。また、大
径円筒部71内周には容器本体2の口頚部21外周に設
けられたおねじ部21aに螺合されるめねじ部71aが
設けられている。また、小径円筒部73外周には第2連
結キャップ8が螺合される螺旋状のおねじ73aが設け
られている。
【0026】一方、第2連結キャップ8は、第1連結キ
ャップ7の小径円筒部73外周に螺合される外筒部81
と、この外筒部81の上端に設けられる円錐台状の上壁
部82と、を備え、この上壁部82の下面中央部に、吐
出通路5を構成する第2通路筒52が下方に向かって突
出形成され、上壁部82の上面中央部に吐出通路5の先
端部を構成する第3通路筒53が上方に向かって突出形
成されている。
【0027】この第3通路筒53に、上記した吐出口6
が複数個所に設けられている。第3通路筒53は天壁5
4付きの円筒形状で、吐出口6は円筒壁55を軸方向に
天壁54まで切り欠いたスリットによって構成されてい
る。図示例では十字形状に切り欠いており、吐出口6が
4個所に開口している。
【0028】また、上壁部82の外周縁から円筒状の支
持筒83が上方に延びており、この支持筒83の上端開
口部にフランジ部84が設けられ、塗布部材3の背面3
2がフランジ部84に接合固定されている。この塗布部
材3の背面32と第2連結キャップ8の上壁部82に設
けられた吐出通路5先端の第3通路筒53との間は所定
距離だけ離れており、支持筒83内周面と、塗布部材3
の背面32と、上壁部82上面との間に密閉された液体
吐出空間9が形成されている。
【0029】塗布部材3は容器本体2の中心軸と直交す
る直交面に対して傾斜させているので、支持筒83の開
口部は円筒を斜めに切断した楕円形状となっており、塗
布部材背面32の上記液体吐出空間9に面する楕円部分
が吐出液体の付着面となる。この実施の形態では吐出口
6からの液体の吐出方向は、楕円形状の長軸と短軸方向
に設定されている。
【0030】一方、上記第2連結キャップ8の第2通路
筒52は、第1連結キャップ7の第1通路筒51内周に
液密状態で摺動自在に挿入され、第1シール部S1を構
成している。
【0031】また、第2連結キャップ8の上壁部82下
面には、第1連結キャップ7の小径円筒部73内周に液
密に嵌合する内筒部85が設けられており、この内筒部
85と小径円筒部73間によって第2シール部S2が構
成される。そして、上記第1シール部S1と第2シール
部S2間に環状の液溜まり空間10が形成されている。
【0032】第1連結キャップ7に対する第2連結キャ
ップ8の移動方向は、第2連結キャップ8の外筒部81
内周に設けられためねじ81aと第1連結キャップ7の
小径円筒部73外周に設けられたおねじ73aとによっ
て、相対回転に伴って軸方向に相対移動する螺旋運動方
向に案内される。
【0033】この移動方向は、回転方向あるいは軸方向
にのみ移動するような構成であってもよく、その他の移
動方向でもよい。
【0034】一方、第1連結キャップ7と第2連結キャ
ップ8間には、両者の相対移動によって吐出通路5を開
閉する開閉弁機構11が設けられている。
【0035】開閉弁機構11は、第1連結キャップ7の
第1通路筒51内に設けられた中心軸方向に延びる弁軸
部12と、弁軸部12の先端と対向して第2連結キャッ
プ8の第2通路筒52の開口縁に設けられた弁座部13
と、から構成されている。弁軸部12は第2通路筒52
の内径よりも小径の軸体で、その下端が弁軸支持部14
によって第1通路筒51内周に支持され、弁軸部12と
第1通路筒51内周間に液体の流通を許容する隙間15
が形成されている。
【0036】そして、第2連結キャップ8を第1連結キ
ャップ7に対して回転させることによって弁軸部12が
軸方向に移動し、弁座部13に対して接離して吐出通路
5を開閉するようになっている。この実施例では、第2
連結キャップ8を第1連結キャップ7に対してほぼ半回
転(170゜)させることによって、開位置と閉位置を
切り替えるようになっている。
【0037】開閉弁機構11の閉位置においては、弁軸
部12が弁座部13に当接すると同時に、第2連結キャ
ップ8の外筒部81下端が第2連結キャップ7の段差部
72に当接してそれ以上の回転が規制される。また、開
位置においては、第1連結キャップ7の小径円筒部73
の上端に設けられた外向き突起73bと、第2連結キャ
ップ8の外筒部81内周に設けられた内向き突起81b
が係合して、それ以上の回転が規制される。
【0038】さらに、この開閉弁機構11の開閉状態を
感知するためにクリック機構16が設けられており、こ
の実施の形態では、クリック機構16を第1,第2シー
ル部S1,S2間の液溜まり空間10に設けている。クリ
ック機構16については、詳細な説明はしないが、第2
連結キャップ8の回転によって、開閉位置付近にて第1
連結キャップ7に設けられた板ばね等の弾性突起部17
が、第2連結キャップ8に設けられた係合部18を乗り
越えて弾かれ、その際に音がでるような構成となってい
る。もちろん、クリック機構16の構成は特に限定され
ず、種々の構成を採用し得る。
【0039】上記塗布部材3付き容器は次のようにして
使用される。
【0040】まず、容器本体2を手に持って、容器本体
2に対して塗布部材3を閉位置から開方向に回転させ
る。回転させるにつれて第2連結キャップ8が第1連結
キャップ7から軸方向に離れる方向に移動し、開閉弁機
構11の弁軸部12が弁座部13から離れて開弁され、
所定角度回転した時点でクリック機構16の弾性突起1
7が弾かれて音が鳴り、開位置であることが感知され
る。このように、容器本体2と塗布部材間を、音がする
まで相対回転させるだけで吐出通路5を開閉することが
でき、開閉操作が非常に簡単にできる。
【0041】そして、容器本体2を圧縮すると、容器本
体2内の液体が吐出通路5先端部の第3通路筒53に設
けられた吐出口6から分散して吐出され、塗布部材3の
背面32の液体吐出空間9に面する領域に広範囲に付着
される。したがって、液体は塗布部材3全体に、迅速か
つ均一に含浸される。特に、この実施の形態では吐出口
6を十字状のスリットによって構成しているので、液体
が塗布部材3背面の4個所に付着され、液体を効率よく
含浸させることができる。
【0042】仮に、液体の吐出時や塗布作業において、
第1シール部S1に加わる圧力により、あるいは塗布部
材3を介して第1,第2連結キャップ7,8の連結部に
作用する塗布反力によって、第1,第2通路筒51,5
2間の第1シール部S1に隙間が開いても、第1シール
部S1からの液体の漏れが第2シール部S2によって二重
にシールされるので液体の漏れを確実に防止できる。
【0043】特に、第1,第2シール部S1,S2間に液
溜まり空間10が設けられているので、内側の第1シー
ル部S1から漏れた液体は、まず液溜まり空間10内に
捕捉され、より一層のシール性向上が図られている。
【0044】塗布部材3に含浸させた後、塗布部材3を
壁等に擦りつけて塗布作業を行う。
【0045】塗布作業が終了した後、塗布部材3を反対
方向に回転させて吐出通路5を閉塞する。
【0046】[他の実施の形態]図5には本発明の他の
実施の形態が示されている。
【0047】この実施の形態は、塗布部材3と連結部材
4のフランジ部84との接合部であって液体の吐出方向
と合致する位置に、吐出液体が流入可能の溝としてのス
リット19を設けたものである。
【0048】図示例では、十字状に配置された4個所の
吐出口6に対応して、楕円形状の長軸方向と短軸方向の
4個所に設けられている。各スリット19は吐出方向に
沿って直線状に設けられ、一端が液体吐出空間9に開口
し、他端はフランジ部84の中途位置まで延びている。
【0049】このようにすれば、塗布部材4に対する液
体の付着領域をより拡大することができ、塗布部材4に
まんべなく液体を行き渡らせることができる。
【0050】このスリット19はフランジ部84に設け
られているが、塗布部材3側に設けてもよいし、フラン
ジ部84と塗布部材3の両方に設けてもよい。また、ス
リット19の数は、各吐出口6の対応位置において複
数、図示例では3つずつ設けられているが、一つでもよ
いし4つ以上設けてもよい。
【0051】さらに、図示例ではスリット19の他端を
フランジ部84の中途位置までとしているが、外端位置
まで延ばしてもよい。
【0052】このスリット19の構成以外は、上記実施
の形態と全く同一であるので、同一の構成部分について
は同一の符号を付してその説明を省略する。
【0053】さらに、図6には連結部材4のさらに他の
実施の形態を示している。
【0054】この実施の形態は、第2連結キャップ8の
形状が異なるだけで、基本的な構造は上記実施の形態と
全く同様であるので、同一の構成部分について同一の符
号を付し、その説明は省略する。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にあって
は、吐出通路に、吐出液流を塗布部材に向かって広がる
ように分散させる分散手段を設けたので、液体を塗布部
材全体に迅速かつ均一に含浸させることができる。
【0056】分散手段を吐出通路先端部に設けられた複
数の吐出口によって構成すれば、液体を塗布部材の複数
個所に分散して付着させることができ、効率的に液体を
含浸させることができる。
【0057】また、塗布部材と連結部材との接合部であ
って液体の吐出方向と合致する位置に、吐出液体が流入
可能の溝を設ければ、塗布部材に対する液体の付着領域
をより拡大することができ、塗布部材にまんべなく液体
を行き渡らせることができる。
【0058】また、連結部材を、容器本体に固定される
第1部材と塗布部材に固定される第2部材によって構成
し、第1,第2部材の相対移動によって吐出通路を開閉
する開閉弁機構を設ければ、容器本体と塗布部材間を相
対移動させるだけで吐出通路を開閉することができ、開
閉操作が簡単にできる。
【0059】さらに、吐出通路からの液体の漏れを第
1,第2シール部によって二重にシールすることによっ
て、液体の吐出時や塗布作業中において、吐出通路から
の液体の漏洩を確実に防止することができる。
【0060】特に、第1,第2シール部間に液溜まり空
間を設けておけば、第1シール部から漏れた液体は、ま
ず液溜まり空間内に捕捉され、シール性向上を図ること
ができる。
【0061】また、この液溜まり空間を利用して吐出通
路の開閉弁機構の開閉位置を感知するためのクリック機
構を設けることにより、操作性向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の実施の形態に係る塗布部
材付き容器の吐出通路を開いた状態を示す要部断面図、
同図(b)は吐出通路先端部の部分拡大斜視図、同図
(c)は吐出通路先端部の平面図である。
【図2】図2は図1(a)の吐出通路を閉じた状態の要
部断面図である。
【図3】図3は図2の閉じた状態の塗布部材付き容器の
全体構成を示すもので、同図(a)は正面図、同図
(b)は右側面図、同図(c)は上面図、同図(d)は
底面図である。
【図4】図4(a)は図3の塗布部材付き容器の背面
図、同図(b)は同図(a)のA―A’線断面図、同図
(c)はB―B’線断面図である。
【図5】図5は図1の塗布部材付き容器の他の実施の形
態を示すもので、同図(a)は要部縦断面図、同図
(b)は塗布部材を外した状態の第2連結キャップのフ
ランジ部の平面図である。
【図6】図6は図1の塗布部材付き容器の塗布部支持部
の形状の他の形態を示すもので、同図(a)は右側面
図、同図(b)は背面図、同図(c)は連結部材部分の
断面図である。
【図7】図7は従来の塗布部材付き容器の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 塗布部材付き容器 2 容器本体 21 口頚部 3 塗布部材 31 塗布面 32 背面 4 連結部材 5 吐出通路 51 第1通路筒 52 第2通路筒 53 第3通路筒 6 吐出口(分散手段) 7 第1連結キャップ(第1部材) 8 第2連結キャップ(第2部材) 9 液体吐出空間 10 液体溜まり空間 11 開閉弁機構 19 スリット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連結部材を介して容器本体に塗布部材を連
    結し、前記連結部材に設けられた吐出通路を通じて前記
    容器本体から吐出された液体を塗布部材に含浸させる塗
    布部材付き容器において、 前記吐出通路に、吐出液流を前記塗布部材に向かって広
    がるように分散させる分散手段を設けたことを特徴とす
    る塗布部材付き容器。
  2. 【請求項2】分散手段は吐出通路先端部に設けられ、液
    体の吐出方向が異なる複数の吐出口によって構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の塗布部材付き容器。
  3. 【請求項3】塗布部材と連結部材との接合部には、液体
    の吐出方向と合致する位置に吐出液体が流入可能の溝が
    設けられている請求項1または2に記載の塗布部材付き
    容器。
  4. 【請求項4】連結部材は、容器本体の開口部に固定され
    る第1部材と、塗布部材に固定され前記第1部材に対し
    て相対移動自在に組み付けられる第2部材とを有し、 第1部材と第2部材間に、第1および第2部材の相対移
    動によって吐出通路を開閉する開閉弁機構を設けたこと
    を特徴とする請求項1,2または3に記載の塗布部材付
    き容器。
  5. 【請求項5】第1,第2部材には吐出通路を構成する第
    1,2通路筒が設けられ、該第1,第2通路筒を液密状
    態で互いに摺動自在に嵌合して第1シール部を構成し、
    さらに、第1,第2部材間には前記第1シール部を取り
    囲むように液密状態に互いに摺動自在に嵌合される筒状
    部を設けて第2シール部を構成し、前記第1,第2シー
    ル部間に環状の液溜まり空間を形成したことを特徴とす
    る請求項4に記載の塗布部付き容器。
  6. 【請求項6】液溜まり空間に、吐出通路の開閉弁機構の
    開閉位置を感知するためのクリック機構を設けたことを
    特徴とする請求項5に記載の塗布部材付き容器。
JP8191636A 1996-07-03 1996-07-03 塗布部材付き容器 Withdrawn JPH1017035A (ja)

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JP8191636A JPH1017035A (ja) 1996-07-03 1996-07-03 塗布部材付き容器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008056348A (ja) * 2006-08-04 2008-03-13 Kao Corp 塗布容器
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