JP3130936U - クリーニング液ボトルおよびクリーニング用具 - Google Patents

クリーニング液ボトルおよびクリーニング用具 Download PDF

Info

Publication number
JP3130936U
JP3130936U JP2007000568U JP2007000568U JP3130936U JP 3130936 U JP3130936 U JP 3130936U JP 2007000568 U JP2007000568 U JP 2007000568U JP 2007000568 U JP2007000568 U JP 2007000568U JP 3130936 U JP3130936 U JP 3130936U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
cleaning liquid
bottle
cleaning
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007000568U
Other languages
English (en)
Inventor
鷹野 茂彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2007000568U priority Critical patent/JP3130936U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3130936U publication Critical patent/JP3130936U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)

Abstract

【課題】厚み方向の中心部に向かうに従って徐々に突出する形状の塗布対象体に対してクリーニング液を効率的に満遍なく塗布し得るクリーニング液ボトルを提供する。
【解決手段】クリーニング液を貯留可能なボトル本体と、ボトル本体の開口部に基端部41が取り付けられると共に中央部に吐出孔44が形成されたノズル22とを備えて、ノズル22の先端部43を塗布対象体に接触させた状態でボトル本体に貯留されているクリーニング液を吐出孔44から吐出させて塗布対象体に塗布可能に構成され、ノズル22の先端部43は、吐出孔44を通過する仮想直線(直線X)上において吐出孔44から離間するに従って基端部41から離間するように徐々に突出する形状に形成されている。
【選択図】図3

Description

本考案は、クリーニング液を塗布対象体に塗布可能に構成されたクリーニング液ボトル、およびそのクリーニング液ボトルと塗布対象体としてのクリーニング部材を有するクリーナとを備えたクリーニング用具に関するものである。
ディスプレー装置やテレビ等の表示画面を清掃するためのクリーナとして、実開平3−119365号公報に開示された表示画面用清掃具(以下、単に「清掃具」ともいう)が知られている。この清掃具は、ホルダと、ホルダの開口部から一部を突出させた状態で収容された払拭部材とを備えて構成されている。この場合、払拭部材は、スポンジやゴム等からなる弾性中心部材の回りにスポンジからなる弾性外皮部材を被設した芯材と、布帛等で形成されて芯材の周囲に巻着された払拭シートとを備えて構成されている。この清掃具を用いてディスプレー装置やテレビ等の表示画面を清掃する際には、ホルダを握持して、開口部から突出している払拭部材を表示画面に押し付けて移動させる。これにより、表示画面上に付着している汚れや埃が払拭シートによって拭き取られる。一方、表示画面上に固着している汚れを拭き取るには、払拭シートにクリーニング液を塗布して清掃を行うのが効果的である。このため、この種の清掃具には、クリーニング液を充填した専用のクリーニング液ボトルが付属されて販売されているものが数多く存在する。この場合、この種のクリーニング液ボトルは、一般的に、先端が細く形成されたノズルを備えて、そのノズルの先端部から吐出させたクリーニング液を払拭シートに塗布可能に構成されている。
実開平3−119365号公報(第4−6頁、第1図)
ところが、上記の清掃具およびこの清掃具に一般的に付属されている上記のクリーニング液ボトルには、改善すべき以下の課題がある。すなわち、この清掃具では、払拭部材の先端部が厚み方向の中心部に向かうに従って徐々に突出する曲面状に形成されている。一方、上記したクリーニング液ボトルには、先端が細く形成されたノズルが配設されている。このため、上記のように曲面状の払拭部材の先端部にノズルの先端部を接触させて先端部全域にクリーニング液を塗布するときには、ノズルと払拭部材との接触面積が極く小さいため、ノズルからクリーニング液を吐出させつつノズルの先端部を曲面状の払拭部材の表面に沿って何回も繰り返して移動させる必要がある。したがって、クリーニング液の塗布作業が煩雑であり、この点の改善が望まれている。また、ノズルと払拭部材との接触面積が極く小さいため、クリーニング液を吐出させつつノズルの先端部を繰り返して移動させたとしても、ノズルの先端部が接触している部位にはクリーニング液が十分に(または過剰に)塗布される一方で、ノズルの先端部が接触していない部位にはクリーニング液が塗布されないことがある。この結果、払拭部材に対するクリーニング液の塗布量にバラツキ(塗布ムラ)が生じて清掃対象体の全域を綺麗に清掃するのが困難となるおそれがあり、この点の改善も望まれている。
本考案は、かかる改善すべき課題に鑑みてなされたものであり、厚み方向の中心部に向かうに従って徐々に突出する形状の塗布対象体に対してクリーニング液を効率的に満遍なく塗布し得るクリーニング液ボトル、およびそのクリーニング液ボトルを備えたクリーニング用具を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく本考案に係るクリーニング液ボトルは、クリーニング液を貯留可能なボトル本体と、当該ボトル本体の開口部に基端部が取り付けられると共に中央部に吐出孔が形成されたノズルとを備えて、当該ノズルの先端部を塗布対象体に接触させた状態で前記ボトル本体に貯留されている前記クリーニング液を前記吐出孔から吐出させて当該塗布対象体に塗布可能に構成され、前記ノズルの前記先端部は、前記吐出孔を通過する仮想直線上において当該吐出口から離間するに従って前記基端部から離間するように徐々に突出する形状に形成されている。
この場合、前記先端部の縁部に沿って形成されて前記基端部から離間する向きに突出するリブを備えて前記ノズルを構成することができる。
また、前記仮想直線の方向が長尺方向となる平面視楕円状に前記ノズルの前記先端部を形成することができる。
さらに、前記ボトル本体に装着されて前記ノズルを覆うキャップを備え、前記ボトル本体への装着時において前記ノズルの前記吐出孔に嵌め込まれて当該吐出孔を閉塞する突起部を前記キャップの中央部に形成した構成を採用することができる。
また、本考案に係るクリーニング用具は、上記のクリーニング液ボトルと、クリーニング対象体に接触される先端部が厚み方向の中心部に向かうに従って徐々に突出する形状に形成された前記塗布対象体としてのクリーニング部材を有するクリーナとを備え、前記クリーニング液ボトルにおける前記ノズルの前記先端部は、前記クリーナにおける前記クリーニング部材の前記先端部の形状と相補的な形状に形成されている。
本考案に係るクリーニング液ボトルによれば、吐出孔を通過する仮想直線上において吐出口から離間するに従って基端部から離間するように徐々に突出する形状にノズルの先端部を形成したことにより、厚み方向の中心部に向かうに従って徐々に突出する形状に形成された塗布対象体にクリーニング液を塗布する際に、ノズルの先端部のほぼ全域を塗布対象体に接触させることができるため、例えば、塗布対象体の幅方向における一端部から他端部に向けてクリーニング液ボトルを一回移動させるだけで、塗布対象体における塗布対象領域の全域にクリーニング液を確実にしかも均一に塗布することができる。したがって、このクリーニング液ボトルによれば、先端部が細く形成されたノズルを有する従来のクリーニング液ボトルとは異なり、少ない移動回数で塗布対象体における塗布対象領域の全域に亘ってクリーニング液を効率的に満遍なく塗布することができる。
また、本考案に係るクリーニング液ボトルによれば、先端部の縁部に沿って形成したリブを備えてノズルを構成したことにより、先端部とリブと塗布対象体とで形成される空間に吐出孔から吐出させたクリーニング液を一時的に溜めることができる。このため、塗布対象体と先端部とが接触している部位にクリーニング液を十分に塗布する(染み込ませる)ことができる。また、クリーニング液が塗布対象体に過剰に塗布されたとしても、クリーニング液ボトルの移動に伴って過剰なクリーニング液をリブによって掻き取ることができるため、クリーニング液の塗布量を一層平均化することができる。したがって、このクリーニング液ボトルによれば、塗布対象体における塗布対象領域の全域に亘ってクリーニング液を十分かつ均一に塗布することができる。
また、本考案に係るクリーニング液ボトルによれば、仮想直線の方向が長尺方向となる平面視楕円状にノズルの先端部を形成したことにより、例えば、先端部を平面視円形に形成した構成と比較して、ノズルを全体として小形に形成することができる。
さらに、本考案に係るクリーニング液ボトルによれば、ボトル本体に装着されてノズルを覆うキャップを備え、ボトル本体への装着時においてノズルの吐出孔に嵌め込まれて吐出孔を閉塞する突起部をキャップの中央部に形成したことにより、クリーニング液ボトルの非使用時において、ノズルを確実に保護することができると共に、吐出孔からのクリーニング液の漏れを確実に防止することができる。
また、本考案に係るクリーニング用具によれば、上記のクリーニング液ボトルと、クリーニング対象体に接触される先端部が厚み方向の中心部に向かうに従って徐々に突出する形状に形成されたクリーニング部材を有するクリーナとを備え、クリーニング部材の先端部の形状と相補的な形状にノズルの先端部を形成したことにより、ノズルにおける先端部の全域(または、ほぼ全域)をクリーニング部材に確実に接触させることができる。このため、このクリーニング用具によれば、クリーニング液ボトルが有する上記した各効果と同様の効果を実現することができる。
以下、本考案に係るクリーニング液ボトルおよびクリーニング用具の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、クリーニング用具100の構成について、図面を参照して説明する。
図1に示すクリーニング用具100は、本考案に係るクリーニング用具の一例であって、同図に示すように、クリーナ1およびクリーニング液ボトル2(以下、単に「ボトル2」ともいう)を備えて構成されている。クリーナ1は、本考案におけるクリーナの一例であって、同図に示すように、ケース本体11、クリーニング部材12、スプール13、回転機構14および支持体15を備えて構成されている。ケース本体11は、互いに嵌合可能な下ケース11aおよび上ケース11bを備えて構成されて、クリーニング部材12の一部、およびスプール13等を内部に収容可能に構成されている。
クリーニング部材12は、本考案における塗布対象体に相当し、例えば帯状の織布によってループ状に構成されている。また、クリーニング部材12は、図1に示すように、スプール13および支持体15に掛け渡された状態でケース本体11に配設される。スプール13は、円柱状に形成されて、同図に示すように、ケース本体11の内部に回転可能に収容されている。回転機構14は、円板状のダイヤル14aを備えて構成され、ダイヤル14aが回転させられたときにスプール13を回転させる。支持体15は、同図に示すように、先端部をJ字状に湾曲させた板状体で形成されて、ケース本体11の先端部に取り付けられている。この場合、支持体15は、掛け渡されたクリーニング部材12を湾曲した先端部で支持する。このため、クリーニング部材12の先端面は、所定の曲率で湾曲させられている(本発明における、厚み方向の中心部に向かうに従って徐々に突出する形状の一例)。
一方、ボトル2は、本考案におけるクリーニング液ボトルの一例であって、図2に示すように、ボトル本体21、ノズル22およびキャップ23を備えて、クリーナ1のクリーニング部材12に界面活性剤やアルコール類を含むクリーニング液60(図7参照)を塗布するのに好適に構成されている。ボトル本体21は、例えば、柔軟性を有する樹脂材料(一例として、ポリプロピレン系樹脂材料やポリエチレン系樹脂材料)によって全体として立方体状に形成されて、内部の収容部21aにクリーニング液60を貯留可能に構成されている。また、ボトル本体21は、図2に示すように、開口部31aを有して、外周面にねじ山が形成された突起部31をその一端部(同図における上端部)に備えて構成されている。
ノズル22は、図3,4に示すように、基端部41、鍔部42および先端部43で構成されている。また、ノズル22の中央部には、基端部41から先端部43まで連通してクリーニング液60を吐出可能な吐出孔44が形成されている。基端部41は、円筒状に形成されて、ボトル本体21における突起部31の開口部31aに嵌め込み(取り付け)可能に構成されている。鍔部42は、その直径が基端部41の直径よりも大きい円板状に形成されて、基端部41の上部に配設されている。
先端部43は、図3,4に示すように、平面視が楕円状で、かつその楕円の長尺方向に沿って切断した断面形状が台形状となるように形成されて、鍔部42の上部に配設されている。また、先端部43の先端面43aは、吐出孔44を通過しかつ長尺方向に沿った仮想直線上(例えば、図3に概念的に示す直線X上)において吐出孔44から離間するに従って基端部41から離間するように(図4においては、上向き)に徐々に突出する形状(つまり曲面)に形成されている。この場合、先端面43aの曲率は、クリーナ1におけるクリーニング部材12(支持体15)における先端部の曲率と同じ(または、ほぼ同じ)値に規定されている。つまり、先端部43(先端面43a)は、クリーニング部材12の先端部の形状と相補的な形状に形成されている。
さらに、図3,4に示すように、先端部43には、基端部41から離間する向き(図4においては、上向き)に、一例として1mm程度突出するリブ43bが先端面43aの縁部に沿って形成されている。この場合、リブ43bは、図7に示すように、先端部43をクリーナ1のクリーニング部材12に接触させた状態でクリーニング液60を吐出孔44から吐出させたときに、先端面43aと共にクリーニング液60を一時的に溜める機能を有している。
キャップ23は、図2,4に示すように、内部に空間を有する円筒状(円柱状)に形成されている。また、キャップ23は、内周面にねじ山が形成されて、ボトル本体21の突起部31にねじ込むことによってボトル本体21に装着可能に構成されている。また、キャップ23の内側の中央部には、ノズル22の吐出孔44に嵌め込み可能な突起部51が形成されている。この場合、キャップ23は、ボトル本体21に装着された状態において、ボトル本体21の突起部31に取り付けられているノズル22を覆ってノズル22を保護すると共に、ノズル22の吐出孔44に突起部51が嵌め込まれて吐出孔44を閉塞してクリーニング液60の漏れを防止する機能を有している。
次に、クリーニング用具100を用いて、例えばディスプレイの表面をクリーニングする方法の一例について、図面を参照して説明する。
クリーニングに先立ち、クリーナ1のクリーニング部材12にクリーニング液60を塗布する。具体的には、まず、ボトル本体21にクリーニング液60が貯留されているボトル2のキャップ23を取り外す。次いで、図5に示すように、ノズル22が下向きとなるようにボトル2を転倒させる。続いて、ノズル22における先端部43の長尺方向とクリーニング部材12の幅方向(同図に示す矢印Cの方向)とが直交するようにして、クリーニング部材12の先端部にノズル22の先端部43を接触させる。この場合、このボトル2では、ノズル22の先端部43(具体的には、先端面43a)がクリーニング部材12の先端部の形状と相補的な形状に形成されているため、図6に示すように、先端部43のほぼ全域がクリーニング部材12の先端部に接触する。
次いで、ボトル本体21の側面を押圧する。この際に、図7に示すように、ボトル本体21の収容部21a内に収容されているクリーニング液60が吐出孔44を通ってノズル22の先端部43に吐出される。この場合、このボトル2では、ノズル22の先端部43にリブ43bが形成されている。このため、同図に示すように、先端部43の先端面43aとリブ43bとクリーニング部材12とで形成される空間に吐出孔44から吐出させたクリーニング液60が一時的に溜められる。この結果、先端部43が接触しているクリーニング部材12上の比較的広い部位にクリーニング液60が十分に塗布される(染み込む)。
続いて、図5に示すように、クリーニング部材12の先端部にノズル22の先端部43を接触させてクリーニング液60を吐出させつつ、クリーニング部材12の幅方向(同図に示す矢印Cの方向)に沿ってボトル2を移動させる。この際に、上記したように先端部43のほぼ全域がクリーニング部材12の先端部に接触しているため、ボトル2の移動によってノズル22の先端部43が接触するクリーニング部材12の先端部における帯状の領域(同図に斜線で示す領域)、つまり先端部の全域(ほぼ全域)にクリーニング液60が十分に塗布される。また、クリーニング液60がクリーニング部材12に過剰に塗布されたとしても、ボトル2の移動に伴い、リブ43bによって過剰なクリーニング液60が掻き取られて、クリーニング液60の塗布量が平均化される。このため、例えば、クリーニング部材12の幅方向における一端部から他端部に向けてボトル2を一回移動させるだけで、クリーニング部材12における先端部の全域に亘ってクリーニング液60が十分かつ均一に塗布される。
次に、クリーニング部材12をディスプレイの表面に当接させて、その状態でクリーナ1を移動させる。これにより、ディスプレイの表面に付着している汚れがクリーニング部材12によって除去される。また、クリーニング部材12にクリーニング液60が塗布されているため、汚れがディスプレイの表面に強固にこびりついているときであっても、その汚れが確実に除去される。この場合、このクリーニング用具100では、ボトル2を用いることで、上記したように、クリーニング部材12における先端部の全域に亘ってクリーニング液60が十分かつ均一に塗布されるため、ディスプレイの表面における至る所に汚れがこびりついているとしても、これらの汚れが確実に除去される。
一方、クリーニングを終了して、ボトル2を保管する際には、ノズル22を覆うようにしてボトル本体21の突起部31にキャップ23を嵌め合わせて、キャップ23をねじ込む。この際に、キャップ23の内側の中央部に形成されている突起部51がノズル22の吐出孔44に嵌め込まれる。これにより、キャップ23がボトル本体21に装着される。この場合、キャップ23によってノズル22が覆われるため、ノズル22が保護されると共に、突起部51の嵌め込みによって吐出孔44が閉塞されて、クリーニング液60の漏れが確実に防止される。
このように、このボトル2によれば、吐出孔44を通過する仮想直線(直線X)上において吐出孔44から離間するに従って基端部41から離間するように徐々に突出する形状に形状にノズル22の先端部43を形成したことにより、厚み方向の中心部に向かうに従って徐々に突出する形状に形成されているクリーニング部材12の先端部にクリーニング液60を塗布する際に、先端部43のほぼ全域をクリーニング部材12の先端部に接触させることができるため、例えば、クリーニング部材12の幅方向における一端部から他端部に向けてボトル2を一回移動させるだけで、クリーニング部材12における先端部の全域にクリーニング液60を確実にしかも均一に塗布することができる。したがって、このボトル2によれば、先端部が細く形成されたノズルを有する従来のクリーニング液ボトルとは異なり、少ない移動回数でクリーニング部材12の先端部の全域に亘ってクリーニング液60を効率的に満遍なく塗布することができる。
また、このボトル2によれば、先端部43における先端面43aの縁部に沿って形成したリブ43bを備えてノズル22を構成したことにより、先端部43の先端面43aとリブ43bとクリーニング部材12とで形成される空間に吐出孔44から吐出させたクリーニング液60を一時的に溜めることができる。このため、クリーニング部材12と先端部43とが接触している部位にクリーニング液60を十分に塗布する(染み込ませる)ことができる。また、クリーニング液60がクリーニング部材12に過剰に塗布されたとしても、ボトル2の移動に伴って過剰なクリーニング液60をリブ43bによって掻き取ることができるため、クリーニング液60の塗布量を一層平均化することができる。したがって、このボトル2によれば、クリーニング部材12の先端部の全域に亘ってクリーニング液60を十分かつ均一に塗布することができる。
また、このボトル2によれば、仮想直線(直線X)の方向が長尺方向となる平面視楕円状にノズル22の先端部43を形成したことにより、例えば、先端部を平面視円形に形成したノズルと比較して、ノズル22を全体として小形に形成することができる。
さらに、このボトル2によれば、ボトル本体21に装着されてノズル22を覆うキャップを備え、装着時においてノズル22の吐出孔44に嵌め込まれる突起部51をキャップ23の中央部に形成したことにより、ボトル2の非使用時において、ノズル22を確実に保護することができると共に、吐出孔44からのクリーニング液60の漏れを確実に防止することができる。
また、このクリーニング用具100によれば、上記したボトル2と、先端面が厚み方向の中心部に向かうに従って徐々に突出する形状に形成されたクリーニング部材12を有するクリーナ1とを備え、クリーニング部材12の先端面の形状と相補的な形状にノズル22の先端部43を形成したことにより、ノズル22における先端部43の全域(または、ほぼ全域)をクリーニング部材12に確実に接触させることができる。このため、ボトル2が有する上記した各効果と同様の効果を実現することができる。
なお、本考案は上記の構成に限定されない。例えば、先端面43aの縁部にリブ43bを形成したノズル22を例に挙げて説明したが、図8に示す構成を採用することもできる。なお、同図および後述する図9,10において、上記したノズル22の構成と同じ構成については同一の符号を付して重複する説明を省略する。具体的には、図8に示すように、リブ43bが形成されていないノズル222を採用することもできる。このノズル222においても、吐出孔44を通過しかつ長尺方向に沿った仮想直線(直線X)上において吐出孔44から離間するに従って上向きに徐々に突出する形状(曲面)に先端部243の先端面243aが形成されているため、先端部243のほぼ全域をクリーニング部材12の先端部に接触させることができる結果、クリーニング部材12における先端部の全域に亘ってクリーニング液60を効率的に満遍なく塗布することができる。
また、先端部43を平面視楕円状に形成した例について上記したが、図9に示すように、先端部343を平面視長方形状に形成すると共に、吐出孔44を通過しかつ長尺方向に沿った仮想直線(直線X)上において吐出孔44から離間するに従って上向きに徐々に突出する形状(曲面)に先端面343aを形成したノズル322を採用することもできる。さらに、図10に示すように、先端部443を平面視円形に形成すると共に、吐出孔44を通過しかつ一の方向に沿った直線Z上において吐出孔44から離間するに従って上向きに徐々に突出する形状(曲面)に先端面443aを形成したノズル422を採用することもできる。この場合、これらのノズル322,422においても上記したノズル222と同様の効果を実現することができる。
また、図11に示すノズル522を採用することもできる。この場合、このノズル522の先端部543は、吐出孔44を通過しかつ長尺方向に沿った仮想直線(直線X)上において吐出孔44から離間するに従って上向きに徐々に突出する形状に形成されると共に、その先端面543aが2つの平面(傾斜面)で構成されている。つまり、ノズル522の先端部543は、正面視V字状に形成されている。このノズル522では、クリーニング部材の先端部が角張った形状に形成されている場合であっても、先端部543のほぼ全域をそのクリーニング部材の先端部に接触させることができる。したがって、このノズル522においても、上記したノズル222,322,422と同様にして、クリーニング部材における先端部の全域に亘ってクリーニング液60を効率的に満遍なく塗布することができる。また、ボトル本体21の形状や材質は、上記した形状や材質に限定されず任意に変更することができる。
クリーニング用具100を構成するクリーナ1およびボトル2の斜視図である。 ボトル2の分解斜視図である。 ノズル22の斜視図である。 ボトル本体21にノズル22およびキャップ23を装着した状態で、図3の平面Yで切断した状態の断面図である。 ボトル2を用いてクリーニング液60をクリーナ1のクリーニング部材12に塗布する方法を説明するための説明図である。 図5における矢印A側から見たクリーナ1およびボトル2の側面図である。 図6におけるB−B線断面図である。 ノズル222の斜視図である。 ノズル322の斜視図である。 ノズル422の斜視図である。 ノズル522の斜視図である。
符号の説明
1 クリーナ
2 ボトル
11 ケース本体
12 クリーニング部材
21 ボトル本体
22,222,322,422,522 ノズル
23 キャップ
31a 開口部
41 基端部
43,243,343,443,543 先端部
43a,243a,343a,443a,543a 先端面
43b リブ
44 吐出孔
51 突起部
60 クリーニング液
100 クリーニング用具
X,Z 直線

Claims (5)

  1. クリーニング液を貯留可能なボトル本体と、当該ボトル本体の開口部に基端部が取り付けられると共に中央部に吐出孔が形成されたノズルとを備えて、当該ノズルの先端部を塗布対象体に接触させた状態で前記ボトル本体に貯留されている前記クリーニング液を前記吐出孔から吐出させて当該塗布対象体に塗布可能に構成され、
    前記ノズルの前記先端部は、前記吐出孔を通過する仮想直線上において当該吐出口から離間するに従って前記基端部から離間するように徐々に突出する形状に形成されているクリーニング液ボトル。
  2. 前記ノズルは、前記先端部の縁部に沿って形成されて前記基端部から離間する向きに突出するリブを備えている請求項1記載のクリーニング液ボトル。
  3. 前記ノズルの前記先端部は、前記仮想直線の方向が長尺方向となる平面視楕円状に形成されている請求項1または2記載のクリーニング液ボトル。
  4. 前記ボトル本体に装着されて前記ノズルを覆うキャップを備え、
    前記キャップの中央部には、前記ボトル本体への装着時において前記ノズルの前記吐出孔に嵌め込まれて当該吐出孔を閉塞する突起部が形成されている請求項1から3のいずれかに記載のクリーニング液ボトル。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のクリーニング液ボトルと、クリーニング対象体に接触される先端部が厚み方向の中心部に向かうに従って徐々に突出する形状に形成された前記塗布対象体としてのクリーニング部材を有するクリーナとを備え、
    前記クリーニング液ボトルにおける前記ノズルの前記先端部は、前記クリーナにおける前記クリーニング部材の前記先端部の形状と相補的な形状に形成されているクリーニング用具。
JP2007000568U 2007-02-02 2007-02-02 クリーニング液ボトルおよびクリーニング用具 Expired - Fee Related JP3130936U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007000568U JP3130936U (ja) 2007-02-02 2007-02-02 クリーニング液ボトルおよびクリーニング用具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007000568U JP3130936U (ja) 2007-02-02 2007-02-02 クリーニング液ボトルおよびクリーニング用具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3130936U true JP3130936U (ja) 2007-04-12

Family

ID=43281760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007000568U Expired - Fee Related JP3130936U (ja) 2007-02-02 2007-02-02 クリーニング液ボトルおよびクリーニング用具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3130936U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10549903B2 (en) Vented dispensing device
US8763616B2 (en) Multi-surface cleaning apparatus and method
JP3147212U (ja) クリーニング装置
US6883991B2 (en) Device, system, and method for applying a product
CN109835064B (zh) 液体补充容器和液体补充系统
TW201707634A (zh) 具有可繞旋轉軸旋轉之清潔滾筒的清潔裝置
EP0869873B1 (en) Fluid applicators
JP3130936U (ja) クリーニング液ボトルおよびクリーニング用具
US20060249168A1 (en) Angular-edged nail polish applicators
US3328830A (en) Wall washing tool
JP2001321223A (ja) 化粧用パフ
US20080317543A1 (en) Spot cleaning dispenser
KR200467654Y1 (ko) 핸드-헬드 코팅기구
JP2005349106A (ja) 化粧料容器
JP2006271952A (ja) 空気注入式垢すり具
JP7300323B2 (ja) 塗布具付き染毛料容器
JP3998305B2 (ja) くし型頭皮洗浄具
JP3145517U (ja) スクイジー
JP2005520709A (ja) インクカートリッジのインクリフィル装置
KR101285822B1 (ko) 페인트 롤러
CN212661330U (zh) 化妆品容器
KR102176922B1 (ko) 타이어 광택제용 용기
JP2002238656A (ja) 液状物の塗布容器
KR102048526B1 (ko) 물 칠판 지우개
JP3178552U (ja) ペットボトルを利用した物体表面の清掃用具用アタッチメント

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees