JP5485914B2 - 流動体収納容器 - Google Patents

流動体収納容器 Download PDF

Info

Publication number
JP5485914B2
JP5485914B2 JP2010543811A JP2010543811A JP5485914B2 JP 5485914 B2 JP5485914 B2 JP 5485914B2 JP 2010543811 A JP2010543811 A JP 2010543811A JP 2010543811 A JP2010543811 A JP 2010543811A JP 5485914 B2 JP5485914 B2 JP 5485914B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
neck
container body
seal
opening edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010543811A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010073546A1 (ja
Inventor
武之 濱口
頼憲 甲藤
貴予弘 佐藤
佳津志 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUKUMOTO CO., LTD.
Kawamoto Corp
Fujimori Sangyo Co Ltd
Original Assignee
FUKUMOTO CO., LTD.
Kawamoto Corp
Fujimori Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUKUMOTO CO., LTD., Kawamoto Corp, Fujimori Sangyo Co Ltd filed Critical FUKUMOTO CO., LTD.
Priority to JP2010543811A priority Critical patent/JP5485914B2/ja
Publication of JPWO2010073546A1 publication Critical patent/JPWO2010073546A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5485914B2 publication Critical patent/JP5485914B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D47/00Closures with filling and discharging, or with discharging, devices
    • B65D47/42Closures with filling and discharging, or with discharging, devices with pads or like contents-applying means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M35/00Devices for applying media, e.g. remedies, on the human body
    • A61M35/003Portable hand-held applicators having means for dispensing or spreading integral media

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)

Description

本発明は、流動体を塗布する器具等に適用される流動体収納容器の改良に関する。
手術に先立ち患者の皮膚に流動性を有する消毒剤を塗る器具(流動体収納容器)は、保管時には消毒剤を密封状態で収容し、使用時には消毒剤の供給を可能にすることが求められる。
特許文献1に開示されている塗布器具は、消毒剤を収容する容器本体と、塗布パッドを取り付けたキャップと、これら容器本体とキャップを連結するコネクタとを備えている。
上記容器本体は、外周にねじを有する首部を有し、この首部の開口端に貼られたシール膜により、容器本体の内部空間がシールされている。
上記コネクタは筒形状をなし、上記容器本体の首部に螺合される下側連結部と、上記キャップに連結される上側連結部とを有している。上側連結部の外周には、上記キャップを第1、第2の位置で保持するために、軸方向に離間した第1係合溝と第2係合溝が形成されている。
上記キャップは、上記塗布パッドを取り付けるパッド取付部と、同軸をなす外筒部と内筒部を有しており、外筒部の内周に係合爪が形成され、内筒部の下端に尖った突き刺し部が形成されている。
上記コネクタの上側連結部は、上記キャップの外筒部と内筒部との間に嵌っており、キャップの係合爪がコネクタの第1係合溝に係合することにより、キャップが第1位置でコネクタに支持されている。この状態ではキャップの突き刺し部が容器本体のシール膜から離れており、容器本体は消毒剤を密閉状態で保存することができる。
使用時には、上記キャップを上記容器本体に向かって押し込む。これにより、キャップの突き刺し部が容器本体のシール膜を破壊し、その結果、容器本体の内部空間とキャップの内筒部が連通状態となり、消毒剤の供給が可能となる。上記キャップは、その係合爪が上記コネクタの第2係合溝に係合することにより、第2位置(消毒剤供給可能な位置)でコネクタに支持される。
特表2002−517358号公報(WO99/63934号公報に対応する)
しかし、上記特許文献1の塗布器具では、基本構成として容器本体とコネクタとキャップの3つの要素を必要とするため部品点数が多かった。しかも、容器本体の開口端にシール膜を貼る必要があるため、コストの増大を招く欠点があった。
上記課題を解決するため、本発明は、
a.筒形状をなす首部を有し、この首部の外周に雄ねじ部を形成してなり、流動体を収納する容器本体と、
b.上記容器本体の首部の開口縁部と対向する閉塞部と、この閉塞部に連なる筒形状のスカート部を有し、このスカート部の内周に、上記容器本体の首部の雄ねじ部に螺合される雌ねじ部を形成してなるキャップと、
を備えた流動体収納容器において、
上記容器本体の首部の開口縁部と上記キャップの閉塞部の少なくとも一方に環状の第1シール部が設けられ、この第1シール部は、上記キャップが上記容器本体に対して締め付けられた位置にある時に、上記首部の開口縁部と上記キャップの閉塞部との間をシールし、上記キャップが上記容器本体に対して緩められた位置にある時に上記首部の開口縁部と上記キャップの閉塞部との間のシール状態を解除し、
上記キャップの閉塞部には、上記第1シール部の径方向外側に流路が形成され、この流路は、上記キャップが上記の緩められた位置にあって上記第1シール部がシール解除状態にある時に、上記容器本体の内部空間と連なって、流動体の供給を可能にすることを特徴とする。
上記構成によれば、流動体収納容器の基本構造が容器本体とキャップからなるので、部品点数が少なくて済む。
キャップを容器本体に締め付けた状態において、第1シール手段により容器本体の開口縁部とキャップとの間をシールすることにより、容器本体の内部空間の密閉状態を維持できる。
キャップを容器本体に対して相対的にねじ回して緩めることにより、容器本体の開口縁部とキャップとの間のシール状態を解除でき、容器本体の内部空間をキャップの閉塞部に形成された流路に連通させることができる。そのため、キャップを容器本体の首部に装着したままで、容器本体内に収容された流動体を供給することができる。
従来技術に見られるような容器本体の首部に貼る破壊可能なシール膜を必要とせず、製造コストを低減できる。
好ましくは、さらに、上記容器本体の首部外周と上記キャップのスカート部内周の少なくとも一方に環状の第2シール部が設けられ、この第2シール部は、少なくとも上記キャップが所定の緩められた位置にある時に上記首部外周とスカート部内周との間をシールする。
上記構成によれば、キャップを緩めることにより流動体をキャップ閉塞部の流路から供給可能にした状態において、第2シール部によりキャップのスカート部と容器本体の首部との間の隙間から流動体が漏れるのを防止することができる。
好ましくは、上記第2シール部が上記容器本体の首部において上記雄ねじ部と上記開口縁部との間の外周に突出形成され、上記キャップのスカート部における上記閉塞部と上記雌ねじ部との間の内周は、軸方向に所定長さにわたって等しい内径の円筒面からなる接触面を有し、少なくとも上記キャップの上記締め付けられた位置から上記所定の緩められた位置までの回動範囲において、上記第2シール部が上記接触面に接している。
好ましくは、さらに回動規制構造を備え、この回動規制構造は、上記容器本体の首部外周に設けられた第1係合部と、上記キャップのスカート部に設けられ上記第1係合部と相補的な第2係合部とを有し、上記キャップが所定の緩められた位置にある時に上記第1、第2係合部が互いに係合し、これにより、上記容器本体の首部に対する上記キャップの締め方向および緩め方向の回動に対する抵抗を提供する。
上記構成によれば、キャップが所定の緩められた位置で保持されるので、安定して流動体を供給することができる。
好ましくは、上記回動規制構造は、上記キャップに対して所定トルク以上の締め方向トルクが付与された時に、上記容器本体の首部に対して上記キャップが締め方向に回動するのを許容する。
上記構成によれば、必要に応じてキャップを締めて元の容器密閉状態に戻すことができる。
好ましくは、上記第1係合部は、上記容器本体の首部の外周に局所的に設けられた回動規制用凸部を含み、上記第2係合部は、上記キャップのスカート部の開口縁部の内周に設けられ径方向に弾性変形可能な環状の係止片を含み、上記係止片には切欠が形成されており、上記回動規制用凸部は、上記キャップが上記所定の緩められた位置にある時に、この係止片の切欠に嵌る。
上記構成によれば、上記係止片と回動規制用凸部により、比較的簡単な構成で回動規制を行うことができる。
好ましくは、上記容器本体の首部の外周には、上記回動規制用凸部から見て上記首部の開口縁部側に位置する環状の脱落防止用凸部が形成され、上記キャップの係止片が上記脱落防止用凸部を超えた状態で、その先端縁が上記脱落防止用凸部に係止されることにより、上記首部からの上記キャップの脱落が防止される。
上記構成によれば、流動体供給時のキャップの回動を規制するために用いられる係止片を兼用してキャップの脱落も防止することができる。
好ましくは、上記容器本体の首部の外周には、上記回動規制用凸部から見て上記首部の開口縁部とは反対側に緩み止め用凸部が局所的に形成され、この緩み止め用凸部は、上記キャップが上記締め付けられた位置にある時に、上記係止片の上記切欠または当該切欠から周方向に離れた他の切欠に嵌る。
上記構成によれば、流動体供給時のキャップの回動を規制するために用いられる係止片を兼用して、密封時のキャップの緩みを防止することができる。
好ましくは、上記第1係合部は、容器本体の首部の外周の少なくとも1箇所に形成され周方向に離れた第1、第2の凸部と、これら第1凸部と第2凸部との間に形成された凹部とを含み、上記第2係合部は、上記キャップのスカート部の開口縁部に設けられ開口縁部から軸方向に突出する係合凸部を含み、上記キャップが上記所定の緩められた位置にある時、上記係合凸部が上記第1係合部の凹部に嵌る。
上記構成によれば、上記第1、第2凸部と係合凸部により、比較的簡単な構成で回動規制を行うことができる。
好ましくは、上記キャップの締め方向に向かって、上記第1凸部と第2凸部がこの順に配置されており、上記第1凸部が第2凸部より高い。
上記構成によれば、キャップの緩め方向の回動に対する抵抗を大きくし、流動体が過剰に供給されるのを、より確実に阻止することができる。
好ましくは、上記キャップは上記閉塞部と一体をなすパッド取付部を有し、このパッド取付部に塗布パッドが取り付けられており、上記閉塞部の流路が上記パッド取付部に形成された連通路を介して上記塗布パッドに連なり、これにより塗布器具として提供される。
上記構成によれば、キャップを緩めるだけの簡単な操作により、容器本体の流動体を上記流路、連通路を経由して塗布パッドまで供給することが可能となり、しかも低コストで塗布器具を提供できる。
より好ましくは、上記キャップのパッド取付部は、上記スカート部と同軸をなす支持筒部と、この支持筒部の先端に形成された鍔部を有し、この鍔部に塗布パッドが取り付けられており、上記閉塞部が円盤形状をなし、この閉塞部に周方向に間隔をおいて形成された複数の小孔が上記閉塞部の流路として提供され、上記支持筒部の内部空間が上記パッド取付部の連通路として提供される。
本発明によれば、部品点数が少なく製造コストを低減でき、しかも、キャップのねじ回しによりキャップを容器本体に装着したままで流動体の供給を行うことができる。
本発明の第1実施形態をなす消毒液塗布器具における容器本体の首部とキャップを分解して示す縦断面図である。 (A)は上記キャップを、塗布パッドを省いた状態で示す平面図、(B)は図1においてB−B線に沿うキャップの横断面図、(C)は図1においてC−C線に沿う容器本体の首部の横断面図、(D)は図1においてD−D線に沿う容器本体の首部の横断面図である。 上記容器本体の首部と上記キャップの組み立て工程を示した縦断面図であり、(A)は上記首部とキャップのねじ山同士が当たった状態を示し、(B)はさらに螺合を進めることにより首部の脱落防止用凸部がキャップの係止片を押し広げた状態を示し、(C)は首部の回動規制用凸部が係止片の第1切欠に嵌った状態を示す。 (A)は図3(C)の状態からさらに90°螺合を進めた状態を示し、(B)はさらに90°螺合を進めた締め付け・密封状態を示すとともに緩み防止用凸部が係止片の第2切欠に嵌った状態を示し、(C)は締め付け・密封状態から180°緩めて消毒液供給を可能にした状態を示す。 上記締め付け・密封状態の器具の要部拡大断面図である。 上記消毒液供給可能な状態の器具の要部拡大断面図である。 本発明の第2実施形態をなす消毒液塗布器具を示すもので、(A)はキャップが締め付けられた位置にある状態の側面図、(B)はキャップが90°回して所定の緩められた位置にある状態の側面図である。 同第2実施形態の器具における容器本体とキャップの要部分解側面図であり、キャップを断面にして示す。 (A)は図7(A)におけるA−A線に沿う拡大断面図であり、(B)は図7(B)におけるB−B線に沿う拡大断面図である。 (A)は、同第2実施形態においてキャップが締め付けられた状態の器具の要部拡大縦断面図であり、(B)は図10(A)におけるB−B線に沿う要部拡大縦断面図である。 (A)は、同第2実施形態においてキャップが所定の緩められた状態の器具の要部拡大縦断面図であり、(B)は図11(A)におけるB−B線に沿う要部拡大縦断面図である。
以下、本発明の第1実施形態をなす消毒液(流動性を有する消毒剤、流動体)を塗布するための使い捨て式の器具(流動体収納容器)について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、この消毒液塗布器具は、樹脂製の容器本体10と、樹脂製のキャップ20と、塗布パッド30とを備えている。塗布パッド30は、スポンジや不織布等、流動体を通過させることが可能な材料からなる。
上記容器本体10は細長い筒形状をなす胴部(図示しない)と、開口された円筒形状の首部11を同軸に一体に有し、消毒液を収納している。なお本実施形態では、容器本体10の胴部は断面楕円形をなし、押して弾性変形させることにより、消毒液を押し出すことができるようになっている。
上記首部11の開口縁部11aは、短筒形状をなすとともに、首部11の他の部位より小径をなしている。
上記首部11の外周には雄ねじ部12が形成されている。
さらに上記首部11の外周には、上記開口縁部11aと雄ねじ部12との間において、後述の作用をなす環状の第2シール部14が突出して形成されている。この第2シール部14の径は雄ねじ部12の外接円径よりも小さく、開口縁部11aの外径より大きい。
上記首部11において、上記雄ねじ部12から見て開口縁部11aの反対側(容器10の底部側)に離れた部位の外周には、環状の脱落防止用凸部15が形成されている。この脱落防止用凸部15は、開口縁部11a側の面が緩やかに傾斜しており、反対側の面が急峻で首部11の周面と略直交している。
さらに、上記首部11において、脱落防止用凸部15から見て開口縁部11aの反対側の外周には、1つ又は複数、例えば2つの回動規制用凸部16(第1係合部)が、図2(C)に示すように互いに180°対向して局所的に形成されている。本実施形態では、回動規制用凸部16は上記脱落防止用凸部15に連なっており、その周方向両側の面および容器10の底部側の面は丸められている。
さらに、上記首部11において、上記回動規制用凸部16から見て開口縁部11aの反対側の外周には、図2(D)に示すように例えば1つの緩み止め用凸部17が局所的に形成されている。この緩み止め用凸部17は軸方向に細長く形成されており、その周方向両側の面および軸方向の両端面が丸められている。
上記緩み止め用凸部17は、上記回動規制用凸部16に対して周方向に90°ずれて配置されている。
上記キャップ20は、容器本体10の首部11への装着状態において上記開口縁部11aに対向する円盤形状の閉塞部21と、この閉塞部21に連なる円筒形状のスカート部22と、このスカート部22の反対側に連なるパッド取付部23とを一体に有している。
上記閉塞部21の下面には、上記容器本体10の首部11の開口縁部11aに接する環状の第1シール部24が突出形成されている。この第1シール部24は、図5、図6に最も良く示すように、同心をなす3つの弾性変形可能なリング部24a、24b、24cを有している。中間のリング部24bは、外側のリング部24aと内側のリング部24cより低くなっている。
図1、図2(A)に示すように、上記閉塞部21には上記第1シール部24より径方向外側において、複数例えば4つの小孔25(流路)が周方向に等間隔をなして形成されている。
上記スカート部22は、閉塞部21から開口縁部22aに向かって3段階で厚さが減少するとともに、内径が大きくなっている。
上記スカート部22の中間部の内周には雌ねじ部26が形成されている。
上記スカート部22において上記閉塞部21と雌ねじ部26との間の内周は、前述した第2シール部14が接する接触面27を有している。この接触面27は、軸方向に所定長さにわたって等しい内径をなす円筒面からなる。この接触面27の径は、上記雌ねじ部26のねじ山の内接円の径より小さく、上記第2シール部14と同径か若干小さい。
上記容器本体10の首部11の開口縁部11aの外径は上記スカート部22における閉塞部21の隣接部の内径に較べて小さく、これにより、開口縁部11aの外周とスカート部22の内周との間には間隙が形成されている。
上記スカート部22の開口縁部22aの内周には、薄肉をなし弾性変形可能な環状の係止爪28(第2係合部)が形成されている。この係止爪28は径方向、内方向に進むにしたがって上記閉塞部21に向かうように傾斜している。
図1、図2(B)に示すように、上記係止爪28には、180°対向する位置に一対の第1切欠28aが形成されるとともに、これら第1切欠28aと周方向に90°離れた第2切欠28bが形成されている。換言すれば、上記係止爪28は約180°にわたって周方向に延びる1つの部位と、約90°にわたって周方向に延びる2つの部位に分かれている。
上記キャップ20のパッド取付部23は、中空をなし、その内部空間23xが後述の作用をなす連通路として提供される。より具体的には、上記パッド取付部23は、上記スカート部22と同軸をなす筒部を斜めにカットした形状をなす支持筒部23aと、この支持筒部23aに連なり、キャップ20の中心軸線に対して傾斜した板形状の鍔部23bとを有している。この鍔部23bには、上記内部空間23xを塞ぐ上記塗布パッド30が取り付けられている。
次に、上記キャップ20と容器本体10の組み立て工程について図3(A)〜(C)、図4(A)、(B)を参照しながら説明する。以下の説明では、理解を容易にするために、キャップ20を固定位置におき、容器本体10をキャップ20に対して相対的に回すことにより組み立てるものとするが、これとは逆に容器本体10を固定位置におきキャップ20を回してもよいことは勿論である。
最初に、消毒液を収容した容器本体10を軸方向に移動させながら、その首部11をキャップ20のスカート部22に差し込む。すると、図3(A)に示すように、首部11の雄ねじ部12のねじ山がスカート部22の雌ねじ部26のねじ山に当たる。本実施形態では係止片28の内径が雄ねじ部12の外径より若干小さいので雄ねじ部12は係止片28を弾性変形させながら進む。なお、係止片28の内径を雄ねじ部12の外径より大きくしてもよい。
図3(A)の状態から容器本体10を回しながら首部11をキャップ20に向かって進めると、やがて雄ねじ部12と雌ねじ部26の螺合が開始される。螺合開始位置からさらに螺合を進めると、図3(B)に示すように首部11の脱落防止用凸部15が係止爪28に達し、この係止爪28を径方向、外方向に弾性変形させる。
さらに螺合を進めると、図3(C)に示すように脱落防止用凸部15が係止片28を越える。なお、本実施形態では、脱落防止用凸部15が係止片28を越えたと同時に、またはそれから僅かに容器本体10を回した後で、一対の回動規制用凸部16が係止片28の一対の第1切欠28aに嵌るようになっている。このように回動規制用凸部16が係止片28の切欠28aに嵌った状態では、首部11の第2シール部14がスカート部22の内周面27に接し、首部11とスカート部22との間のシールがなされる。
図3(C)の状態から所定トルク以上のトルクで容器本体10を締め付け方向に回すと、上記回動規制用凸部16が係止片28の切欠28aから脱し、さらに螺合を進めることができる。この際、緩み止め用凸部17は係止片28を弾性変形させつつ回りながら奥へと進み、図4(A)に示すように係止片28の一方の第1切欠28aに一旦嵌るが、さらに所定トルク以上のトルクで容器本体10を回すことにより、この第1切欠28aを抜けることができる。
さらに螺合を進めると、図4(B)、図5に示すようにキャップ20は完全に締め付けられた状態となる。この状態では、首部11の開口縁部11aがキャップ20の閉塞部21の第1シール部24に達し、この第1シール部24のリング部24a、24cが開口縁部11aの外周および内周にそれぞれ弾性しながら接し、リング部24bが開口縁部11cの端面に弾性変形しながら接する。その結果、首部11の開口縁部11aとキャップ20の閉塞部21との間がシールされ、ひいては消毒液を収容した容器本体10の内部空間が密封される。
図4(B)、図5の締め付け状態では、緩み止め用凸部17が係止片28の第2切欠28bに嵌り込み、キャップ20の緩み止めがなされているので、上記容器本体10の密封状態を確実に維持することができる。なお、本実施形態ではこの締め付け状態において、首部11の第2シール部14がスカート部22の内周面27に接しているので、首部11とスカート部22との間のシールもなされている。
手術に先立ち患者の皮膚の消毒を行う場合には、所定トルク以上のトルクを付与することにより、図4(B)、図5の状態から容器本体10を緩み方向に180°回して図4(C)、図6の状態にする。なお、図4(C)は図3(C)と同じ断面図である。
上記のようにして緩めることにより、図4(C)、図6の状態にすると、首部11の開口縁部11aがキャップ20の閉塞部21の第1シール部24から離れ、開口縁部11aと閉塞部21との間のシールが解除される。その結果、容器本体10の内部空間は、キャップ20の閉塞部21の小孔25を介して外部に連なる。
この状態で、容器本体10を握って押すことにより、容器本体10内の消毒液は、小孔25を通り、パッド取付部23の内部空間23x(連通路)を通り、さらに取付塗布パッド30の微細な多数の孔を通って押し出され、患者の皮膚に塗ることができる。
上記使用状態において、首部11の回動規制用凸部16が係止爪28の第1切欠28aに嵌っているため、キャップ20の容器本体10の首部11に対する緩み量を一定に維持でき、ひいては、上記第1シール部24と開口縁部11aとの間の間隔を一定に維持できる。その結果、キャップ20が不用意に締まったり緩んだりせず、消毒液の供給を安定して行うことができる。
上記消毒液の供給状態において、首部11の第2シール部14がスカート部22の内周面27に接しているので、これら首部11とスカート部22との間のシール状態を維持でき、これにより消毒液が首部11とスカート部22の間から漏れるのを防止することができる。また、首部11とスカート部22の間から空気が漏れることも無いので、容器本体10から消毒液を円滑に押し出すことができる。
本実施形態では、所定トルク以上の閉め方向のトルクをキャップ20に付与することにより、キャップ20の係止爪28を弾性変形させて、第1切欠28aを回動規制用凸部16から離脱させ、さらに締め付け方向にキャップ20を相対的に回すことにより、完全に締め付けられた位置に戻すことができ、再び容器本体10の密封状態に戻すことができる。
本実施形態では、消毒液を供給可能なキャップ20が上記所定の緩められた位置にある時、所定トルク以上の緩み方向のトルクをキャップ20に付与しても、係止片28の先端縁が脱落防止用凸部15に係止されているため、キャップ20を緩み方向に回すことができない。そのため、脱落防止用凸部15は、キャップ20の容器本体10からの脱落を防止する役割のみならず、キャップ20を上記所定の緩められた位置で回動規制する構造の一部としての役割も果たす。
なお、上記所定の緩められた位置において、所定トルク以上の緩み方向のトルクをキャップ20に付与することにより、第1切欠28aが回動規制用凸部16を抜けることができるようにし、さらに緩み方向にキャップ20を回した時に、係止片28の先端縁が脱落防止用凸部15に係止されるようにしてもよい。
本実施形態において、キャップを締め付け位置から緩めるために要するトルク(第2切欠28bが緩み止め用凸部17から脱するのに要するトルク)と、キャップを所定の緩め位置から締め付けるために要するトルク(回動規制用凸部16が第1切欠28aから脱するのに要するトルク)は、同程度であってもよいし異なっていてもよい。
上記第1実施形態において、係止片28の第1切欠28aと第2切欠28bを共通の切欠で構成してもよい。回動規制用凸部16と緩み止め用凸部17は周方向位置が一致してもよい。
係止爪28は実施形態よりさらに周方向に分割してもよい。
係止爪28と脱落防止用凸部15を省いて、再使用可能にしてもよい。この場合、回動規制構造および緩み止め構造の各々を、首部外周とスカート部内周にそれぞれ形成された相補的な凸部等で構成してもよい。
次に、本発明の第2実施形態をなす消毒液塗布器具について図7〜図11を参照しながら説明する。本実施形態において、第1実施形態に対応する構成部には同番号を付してその詳細な説明を省略する。
図7には、消毒液塗布器具の全体が示されており、容器本体10の胴部が符号19で示されている。塗布パッド30は、図7にのみ想像線で図示されている。
本実施形態のキャップ20のパッド取付部23の外観は、第1実施形態と大きく異なる。すなわち、パッド取付部23の支持筒部23aは長く形成されており、鍔部23bは台形をなしている。支持筒部23aを長くすることにより、術者が胴部19を持った状態で、術者の手と塗布パッド30との間隔を広げることにより塗布パッド30の汚染を防ぐことができる。なお、鍔部23bの形状は第1、第2実施形態に制限されず、種々採用可能である。キャップ20のスカート部22の開口縁部の外周にはローレット29が形成されている。
第2実施形態において、キャップ20の回動を所定の緩み位置で保持するための回動規制構造は、第1実施形態と大きく異なる。以下、詳述する。
図8、図9に示すように、容器本体10の首部11の外周には、雄ねじ部12より胴部19側において、雄ねじ部12より大きい径を有する環状の突起50が形成されている。この突起50の外周には1箇所または複数個所、例えば180°周方向に離れた2箇所において、第1係合部51を有している。各第1係合部51は、周方向に離れるとともにキャップ20の締め付け方向に向かってこの順に配置された第1凸部52と第2凸部53を有している。これら凸部52,53間に凹部54が形成されている。
図9に示すように、上記第1、第2の凸部52,53は、それぞれ傾斜面52a,53aと急峻な係止面52b,53bとを有している。係止面52b,53bは周方向と略直交するようにして急峻をなし、凹部54を挟んで対峙している。第1凸部52の係止面52bは第2凸部53の係止面53bより高く、第1凸部52の傾斜面52aが第2凸部53の傾斜面53aより長い。
他方、図7、図8に示すように、上記キャップ20のスカート部22の開口縁部には、周方向に180°離れて設けられた一対の係合凸部60(第2係合部)が形成されている。各係合凸部60はスカート部22の外周面から径方向外方向に突出するとともに軸方向に細長く延びており、さらに、スカート部22の開口縁部から軸方向に突出している。図8に示すように、上記係合凸部60の端部の内面は、下方に向かってキャップ20の軸線から遠ざかるように傾斜した傾斜面61となっている。
上記キャップ20を,消毒液を収容した容器本体10に組み付ける工程について説明する。
図8に示すように、容器本体10に対してキャップ20を軸方向に移動させて、キャップ20のスカート部22を首部11に被せ、さらに、キャップ20を回すと雄ねじ部12と雌ねじ部26の螺合が進み、キャップ20は図7(A)、図10(A)、(B)に示すように容器本体10に対して完全に締め付けられた位置に達する。この状態では、首部11の開口縁部11aがキャップ20の閉塞部21の第1シール部24に達し、首部11の開口縁部11aとキャップ20の閉塞部21との間がシールされ、ひいては消毒液を収容した容器本体10の内部空間が密封される。
上記キャップ20を締め付ける工程において、上記完全締め付け位置より略90°手前において、キャップ20の一対の係合凸部60が容器本体10の首部11の一対の第1係合部51をそれぞれ通過する。詳述すると、最初に各係合凸部60が第1凸部52の傾斜面52aを滑る。この過程でキャップ20が弾性変形する。さらにキャップ20を回わすと、図9(B)、図11(A)、(B)に示すように係合凸部60が凹部54に入り、キャップ20が元の形状に戻る。さらにキャップ20を回すと、係合凸部60が第2凸部53の係止面53bを乗り越え傾斜面53aに沿って移動し、さらに略90°回すことにより係合凸部90は図9(A)、図10(A)、(B)に示すように第1係合部51と90°離れた位置に至り、キャップ20は完全に締め付けられた状態になる。上記係止面53bが低く、しかも係合凸部60の端部の内面が傾斜面61となっているため、係合凸部60は所定以上のトルクで係止面53bを越えることができる。
使用する際には、キャップ20を、図7(A)、図9(A)、図10(A)、(B)に示す完全に締め付けられた位置から緩み方向に90°回す。これにより、係合凸部60が第2凸部53の傾斜面53aに沿って移動し、図7(B)、図9(B)、図11(A)、(B)に示すように凹部54に入り込み、キャップ20は所定の緩められた位置に達する。キャップ20が上記所定の緩められた位置にある時、キャップ20の緩み方向への回動は、キャップ20の係合凸部60が容器本体10の第1凸部52の係止面52bに当たることにより、阻止される。また、キャップ20の締め付け方向への回動は、係合凸部60が第2凸部53の係止面53bに当たることにより、規制される。ただし、前述したように第2凸部53が低く、係合凸部60の内面が傾斜面61となっているため、キャップ20に所定のトルク以上のトルクが付与された時には、キャップ20の締め付け方向の回動は許容される。
上記キャップ20が所定の緩められた位置にある時、図11(A)、(B)に示すように、容器本体10の首部11の開口縁部11aとキャップ20の閉塞部21との間のシールが解除される。図では、開口縁部11aとシール部24が接しているように見えるが、両者の間には環状の隙間が形成されている。このシール解除状態で、塗布パッド30を下に向け、胴部19を押し潰すことにより、第1実施形態と同様に消毒液が首部11の開口縁部11aとキャップ20の閉塞部21との間の隙間を通り、閉塞部21の小孔25を通り、パッド取付部23の内部空間23xを通り、塗布パッド30に供給される。
本発明は上記実施形態に制約されず、種々の態様を採用可能である。
第1シール部を容器本体の首部の開口縁部に設けてもよいし、相補的な第1シール部を開口縁部とキャップの閉塞部の両者に設けてもよい。
同様に、第2シール部はスカート部の内周に突出形成して容器本体の首部の外周に接するようにしてもよく、相補的な第2シール部を首部外周とキャップのスカート部の内周の両者に設けてもよい。
上記第1、第2シール部を、上記容器本体、キャップと別部材で構成してもよい。
上記実施形態のように容器本体を弾性変形させて流動体を押し出す代わりに、流動体を自重により供給してもよい。
上記実施形態のようにキャップのパッド取付部を中空にしてその内部空間を連通路として提供する代わりに、例えばパッド取付部を中実にして複数の小径の連通路を形成してもよい。
本発明は塗布器具以外の流動体収納容器にも適用可能である。この場合、キャップのパッド取付部と塗布パッドは省かれる。例えば飲料容器等にも適用することができる。
本発明の流動体収納容器は、例えば消毒液を塗布する器具として用いることができる。
10 容器本体
11 首部
11a 開口縁部
12 雄ねじ部
14 第2シール部
15 脱落防止用凸部
16 回動規制用凸部(第1係合部)
17 緩み止め用凸部
19 胴部
20 キャップ
21 閉塞部
22 スカート部
23 パッド取付部
23x 内部空間(連通路)
24 第1シール部
25 小孔(流路)
26 雌ねじ部
27 内周面
28 係止片(第2係合部)
28a 第1切欠
28b 第2切欠
30 塗布パッド
51 第1係合部
52 第1凸部
53 第2凸部
54 凹部
60 係合凸部(第2係合部)

Claims (9)

  1. a.筒形状をなす首部(11)を有し、この首部の外周に雄ねじ部(12)を形成してなり、流動体を収納する容器本体(10)と、
    b.上記容器本体の首部の開口縁部(11a)と対向する閉塞部(21)と、この閉塞部に連なる筒形状のスカート部(22)を有し、このスカート部の内周に、上記容器本体の首部の雄ねじ部に螺合される雌ねじ部(26)を形成してなるキャップ(20)と、
    を備えた流動体収納容器において、
    上記容器本体(10)の首部(11)の開口縁部(11a)と上記キャップ(20)の閉塞部(21)の少なくとも一方に環状の第1シール部(24)が設けられ、この第1シール部は、上記キャップが上記容器本体に対して締め付けられた位置にある時に、上記首部の開口縁部と上記キャップの閉塞部との間をシールし、上記キャップが上記容器本体に対して緩められた位置にある時に上記首部の開口縁部と上記キャップの閉塞部との間のシール状態を解除し、
    上記キャップ(20)の閉塞部(21)には、上記第1シール部(24)の径方向外側に流路(25)が形成され、この流路は、上記キャップが上記の緩められた位置にあって上記第1シール部がシール解除状態にある時に、上記容器本体(10)の内部空間と連なって、流動体の供給を可能にし、
    さらに回動規制構造(16,28)を備え、この回動規制構造は、上記容器本体(10)の首部(11)外周に設けられた第1係合部(16)と、上記キャップ(20)のスカート部(22)に設けられ上記第1係合部(16)と相補的な第2係合部(28)とを有し、上記キャップ(20)が所定の緩められた位置にある時に上記第1、第2係合部が互いに係合し、これにより、上記容器本体の首部に対する上記キャップの締め方向および緩め方向の回動に対する抵抗を提供し、
    上記回動規制構造(16,28)は、上記キャップ(20)に対して所定トルク以上の締め方向トルクが付与された時に、上記容器本体(10)の首部(11)に対して上記キャップが締め方向に回動するのを許容し、
    上記第1係合部は、上記容器本体(10)の首部(11)の外周に局所的に設けられた回動規制用凸部(16)を含み、
    上記第2係合部は、上記キャップ(20)のスカート部(22)の開口縁部の内周に設けられ径方向に弾性変形可能な環状の係止片(28)を含み、
    上記係止片(28)には切欠(28a)が形成されており、上記回動規制用凸部(16)は、上記キャップ(20)が上記所定の緩められた位置にある時に、この係止片(28)の切欠(28a)に嵌ることを特徴とする流動体収納容器。
  2. 上記容器本体(10)の首部(11)の外周には、上記回動規制用凸部(16)から見て上記首部(11)の開口縁部(11a)側に位置する環状の脱落防止用凸部(15)が形成され、上記キャップ(20)の係止片(28)が上記脱落防止用凸部(15)を超えた状態で、その先端縁が上記脱落防止用凸部に係止されることにより、上記首部(11)からの上記キャップ(20)の脱落が防止されることを特徴とする請求項に記載の流動体収納容器。
  3. 上記容器本体(10)の首部(11)の外周には、上記回動規制用凸部(16)から見て上記首部の開口縁部(11a)とは反対側に緩み止め用凸部(17)が局所的に形成され、この緩み止め用凸部は、上記キャップ(20)が上記締め付けられた位置にある時に、上記係止片(28)の上記切欠(28a)または当該切欠から周方向に離れた他の切欠(28b)に嵌ることを特徴とする請求項に記載の流動体収納容器。
  4. a.筒形状をなす首部(11)を有し、この首部の外周に雄ねじ部(12)を形成してなり、流動体を収納する容器本体(10)と、
    b.上記容器本体の首部の開口縁部(11a)と対向する閉塞部(21)と、この閉塞部に連なる筒形状のスカート部(22)を有し、このスカート部の内周に、上記容器本体の首部の雄ねじ部に螺合される雌ねじ部(26)を形成してなるキャップ(20)と、
    を備えた流動体収納容器において、
    上記容器本体(10)の首部(11)の開口縁部(11a)と上記キャップ(20)の閉塞部(21)の少なくとも一方に環状の第1シール部(24)が設けられ、この第1シール部は、上記キャップが上記容器本体に対して締め付けられた位置にある時に、上記首部の開口縁部と上記キャップの閉塞部との間をシールし、上記キャップが上記容器本体に対して緩められた位置にある時に上記首部の開口縁部と上記キャップの閉塞部との間のシール状態を解除し、
    上記キャップ(20)の閉塞部(21)には、上記第1シール部(24)の径方向外側に流路(25)が形成され、この流路は、上記キャップが上記の緩められた位置にあって上記第1シール部がシール解除状態にある時に、上記容器本体(10)の内部空間と連なって、流動体の供給を可能にし、
    さらに回動規制構造(51,60)を備え、この回動規制構造は、上記容器本体(10)の首部(11)外周に設けられた第1係合部(51)と、上記キャップ(20)のスカート部(22)に設けられ上記第1係合部(51)と相補的な第2係合部(60)とを有し、上記キャップ(20)が所定の緩められた位置にある時に上記第1、第2係合部が互いに係合し、これにより、上記容器本体の首部に対する上記キャップの締め方向および緩め方向の回動に対する抵抗を提供し、
    上記回動規制構造(51,60)は、上記キャップ(20)に対して所定
    トルク以上の締め方向トルクが付与された時に、上記容器本体(10)の首部(11)に対して上記キャップが締め方向に回動するのを許容し、
    上記第1係合部(51)は、容器本体(10)の首部(11)の外周の少なくとも1箇
    所に形成され周方向に離れた第1、第2の凸部(52)、(53)と、これら第1凸部(52)と第2凸部(53)との間に形成された凹部(54)とを含み、
    上記第2係合部は、上記キャップ(20)のスカート部(22)の開口縁部に設けられ開口縁部から軸方向に突出する係合凸部(60)を含み、
    上記キャップ(20)が上記所定の緩められた位置にある時、上記係合凸部(60)が上記第1係合部(51)の凹部(54)に嵌ることを特徴とする流動体収納容器。
  5. 上記キャップ(20)の締め方向に向かって、上記第1凸部(52)と第2凸部(53)がこの順に配置されており、上記第1凸部が第2凸部より高いことを特徴とする請求項に記載の流動体収納容器。
  6. さらに、上記容器本体(10)の首部(11)外周と上記キャップ(20)のスカート部(22)内周の少なくとも一方に環状の第2シール部(14)が設けられ、この第2シール部は、少なくとも上記キャップが所定の緩められた位置にある時に上記首部外周とスカート部内周との間をシールすることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の流動体収納容器。
  7. 上記第2シール部(14)が上記容器本体(10)の首部(11)において上記雄ねじ部(12)と上記開口縁部(11a)との間の外周に突出形成され、
    上記キャップ(20)のスカート部(22)における上記閉塞部(21)と上記雌ねじ部(26)との間の内周は、軸方向に所定長さにわたって等しい内径の円筒面からなる接触面(27)を有し、
    少なくとも上記キャップ(20)の上記締め付けられた位置から上記所定の緩められた位置までの回動範囲において、上記第2シール部(14)が上記接触面(27)に接していることを特徴とする請求項に記載の流動体収納容器。
  8. 上記キャップ(20)は上記閉塞部(21)と一体をなすパッド取付部(23)を有し、このパッド取付部に塗布パッド(30)が取り付けられており、上記閉塞部の流路(25)が上記パッド取付部に形成された連通路(23x)を介して上記塗布パッドに連なり、これにより塗布器具として提供されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の流動体収納容器。
  9. 上記キャップ(20)のパッド取付部(23)は、上記スカート部(22)と同軸をなす支持筒部(23a)と、この支持筒部(23a)の先端に形成された鍔部(23b)を有し、この鍔部に塗布パッド(30)が取り付けられており、
    上記閉塞部(21)が円盤形状をなし、この閉塞部に周方向に間隔をおいて形成された複数の小孔が上記閉塞部の流路(25)として提供され、上記支持筒部(23a)の内部空間が上記パッド取付部(23)の連通路(23x)として提供されることを特徴とする請求項に記載の流動体収納容器。
JP2010543811A 2008-12-24 2009-12-16 流動体収納容器 Active JP5485914B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010543811A JP5485914B2 (ja) 2008-12-24 2009-12-16 流動体収納容器

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008327136 2008-12-24
JP2008327136 2008-12-24
PCT/JP2009/006927 WO2010073546A1 (ja) 2008-12-24 2009-12-16 流動体収納容器
JP2010543811A JP5485914B2 (ja) 2008-12-24 2009-12-16 流動体収納容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010073546A1 JPWO2010073546A1 (ja) 2012-06-07
JP5485914B2 true JP5485914B2 (ja) 2014-05-07

Family

ID=42287201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010543811A Active JP5485914B2 (ja) 2008-12-24 2009-12-16 流動体収納容器

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5485914B2 (ja)
WO (1) WO2010073546A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2011293058B2 (en) * 2010-08-27 2015-05-28 Razmik Margoosian Liquid dispensing applicator with breakable projection and locking system
EP3226957B1 (en) * 2014-12-03 2022-02-02 623 Medical, LLC Dispenser
CN109011116B (zh) * 2018-07-06 2021-03-16 魏玉玲 一种消化科胃溃疡直接给药治疗留置装置
USD1015533S1 (en) 2019-11-07 2024-02-20 623 Medical, Llc Vapocoolant device

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5413640U (ja) * 1977-06-30 1979-01-29
JPS5656748U (ja) * 1979-10-05 1981-05-16
JPS62298308A (ja) * 1986-05-28 1987-12-25 エイボン プロダクツ インコ−ポレイテツド 化粧品塗膜器
US5038967A (en) * 1989-08-22 1991-08-13 W. Braun Company Container with captive cap and internally valved closure
JPH1017035A (ja) * 1996-07-03 1998-01-20 Toyo Seikan Kaisha Ltd 塗布部材付き容器
JP2002517358A (ja) * 1998-06-11 2002-06-18 セヴァリン,ジェーン,イー. 殺菌性アルコールゲル手術前皮膚消毒剤の送出システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5413640U (ja) * 1977-06-30 1979-01-29
JPS5656748U (ja) * 1979-10-05 1981-05-16
JPS62298308A (ja) * 1986-05-28 1987-12-25 エイボン プロダクツ インコ−ポレイテツド 化粧品塗膜器
US5038967A (en) * 1989-08-22 1991-08-13 W. Braun Company Container with captive cap and internally valved closure
JPH1017035A (ja) * 1996-07-03 1998-01-20 Toyo Seikan Kaisha Ltd 塗布部材付き容器
JP2002517358A (ja) * 1998-06-11 2002-06-18 セヴァリン,ジェーン,イー. 殺菌性アルコールゲル手術前皮膚消毒剤の送出システム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010073546A1 (ja) 2010-07-01
JPWO2010073546A1 (ja) 2012-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10202224B2 (en) Liquid dispensing nozzle and device comprising a cap
JP2000043926A (ja) 密封容器
JP5485914B2 (ja) 流動体収納容器
US8281962B2 (en) Coating container
RU2397749C2 (ru) Герметичная бутылка для кормления младенцев
JP2008504914A (ja) 使い捨て放出装置
US10099012B2 (en) Closure system for an applicator attachment on a container for pharmaceutical preparations, and use, container with closure system, syringe for medical purposes, and method of assembly
WO2018047227A1 (ja) 部材継手とそれを用いた噴霧ノズルユニット
KR101266586B1 (ko) 용기를 위한 파괴 개방 밸브
JP2008296940A (ja) 二重容器
US7255509B2 (en) Paint roller assembly
US20180228267A1 (en) Retractable dispenser and application head
US6669063B1 (en) Method for irreversibly fixing a cap on a container head enabling a limited rotation of said cap on said head
JP5238413B2 (ja) 塗布容器
JP5238457B2 (ja) 塗布容器
JP5238378B2 (ja) キャップ
TWI565490B (zh) Coating container
JP5294722B2 (ja) 容器
JP2010126199A (ja) 塗布容器
JP7026377B2 (ja) 化粧液用携帯容器
WO2018174171A1 (ja) 薬液供給器具
JP6476072B2 (ja) 塗布具
US20090279939A1 (en) Liquid Dispenser
KR200371205Y1 (ko) 이중격실 용기
JP6093669B2 (ja) 揮散容器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121122

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5485914

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250