JPH10170341A - 色検出装置の照明装置 - Google Patents

色検出装置の照明装置

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JPH10170341A
JPH10170341A JP33072196A JP33072196A JPH10170341A JP H10170341 A JPH10170341 A JP H10170341A JP 33072196 A JP33072196 A JP 33072196A JP 33072196 A JP33072196 A JP 33072196A JP H10170341 A JPH10170341 A JP H10170341A
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light
wavelength
color
blue
phosphor
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JP33072196A
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English (en)
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Koji Inada
宏治 稲田
Kazuhiro Nishihara
一寛 西原
Masaru Mamiya
勝 間宮
Masahiko Ariyama
正彦 有山
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Idec Izumi Corp
Original Assignee
Idec Izumi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長寿命および低発熱であり、かつ装置の小型
化、低コスト化および簡略化が可能な色検出装置の照明
装置を提供する。 【解決手段】 色検出装置1の照明装置5には、青色の
波長の光を発光するLED発光素子11と、青色の波長
の光を受けて緑色の波長の光を発光する第1の蛍光板1
3、および青色の波長の光および緑色の波長の光を受け
て赤色の波長の光を発光する第2の蛍光板15が積層さ
れてなる蛍光体17とが備えられており、蛍光体17に
青色の波長の光が入射すると、蛍光体17を透過した青
色の波長の光と、緑色の波長の光と、赤色の波長の光と
が重ね合わされた状態で白色の照明光として被検出物3
に照射される。被検出物3からの反射光が、赤、緑、青
のフィルタ31,33,35により3色の光の成分に分
けられて、受光素子7の各受光部に入射すると、マイク
ロプロセッサ9が、受光素子7からの信号に基づき、被
検出物3の色を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工場の生産ライ
ン等において製品の仕分け等に用いられる色検出装置の
照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工場の生産ライン等では、製品やその製
品に付されたラベル等の色を色検出装置で検出し、その
検出された色に基づいて製品の仕分け等を行う場合があ
る。この色検出装置は、照明装置により製品である被検
出物を照明し、被検出物からの反射光または透過光を、
赤、緑および青色の成分に分けて受光素子に入射させ、
前記反射光または透過光に含まれる赤、緑および青の各
色の成分の光の入射強度を受光素子で検出することによ
り、被検出物の色を検出している。このような色検出装
置では、被検出物の多様な色を検出するためには、被検
出物の色に応じた多様な色の反射光または透過光を得る
必要があるため、被検出物を照明する照明光は、自然光
のように可視領域の全波長に渡って所定値以上の強度を
有するような光であることが好ましい。
【0003】照明装置の第1の従来技術としては、光源
にハロゲンランプを使用し、ハロゲンランプによって自
然光に近い照明光を得るようにしたものがある。
【0004】第2の従来技術としては、赤色、緑色、青
色の3種類のLED発光素子を用い、各種類のLED発
光素子からの赤色、緑色、および青色の光を、ダイクロ
イックミラーまたはプリズムで重ね合わせ、可視領域の
全波長に渡って分布した白色光を得るようにしたものが
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の従来技術では、ハロゲンランプが短寿命であるた
め、ハロゲンランプの煩雑な交換作業が必要である。ま
た、ハロゲンランプは、使用時に発熱が大きいため、そ
の熱が他の構成部材(例えば制御用の集積回路等)に影
響を及ぼさないようにする必要があるという問題があ
る。
【0006】また、上記第2の従来技術では、3色の光
を合成するためのダイクロイックミラーまたはプリズム
等が必要であり、このため装置の大型化、高コスト化お
よび複雑化を招くという問題がある。
【0007】この発明は、従来の面照光表示装置におけ
る上記の問題の克服を意図しており、長寿命および低発
熱であり、かつ装置の小型化、低コスト化および簡略化
が可能な色検出装置の照明装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段は、被検出物に光を照射し、その被検出物
からの反射光または透過光を所定の種類の色の成分に分
け、その各色の成分の光を前記所定の種類の色に対応し
て設けられる複数の光電変換手段で受光し、前記各光電
変換手段から出力される各色の成分の光の強度に対応し
た信号に基づいて色検出部が前記被検出物の色を検出す
る色検出装置の照明装置であって、第1波長の光を発光
する半導体発光素子と、前記半導体発光素子から前記被
検出物に至る前記第1波長の光の光学経路上に介在し、
入射した前記第1波長の光の一部をそのまま透過させる
と共に、入射した前記第1波長の光の残りによって前記
第1波長より長く、しかも互いに異なる波長の光を発光
する蛍光体と、を備え、前記蛍光体を透過した前記第1
波長の光および前記蛍光体で発光される光により前記被
検出物を照明することを特徴とする。
【0009】また、前記第1波長の光は青色の波長の光
であり、前記蛍光体は、前記青色の波長の光を受けて緑
色の波長の光を発光する第1の蛍光板と、この第1の蛍
光板の前記被検出物側に配置され、前記青色の波長の光
と前記緑色の波長の光とを受けて赤色の波長の光を発光
する第2の蛍光板とを積層してなることを特徴とする。
【0010】さらに、前記第1波長の光は青色の波長の
光であり、前記蛍光体は、前記青色の波長の光を受けて
緑色の波長の光を発光する第1の蛍光材料と、前記青色
の波長の光と前記緑色の波長の光とを受けて赤色の波長
の光を発光する第2の蛍光材料とが混入された蛍光板で
あることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、この発明にかかる照明装
置の第1実施形態が適用された色検出装置1の全体を示
すブロック図であり、図2は、色検出装置1の構成を模
式的に示す断面図である。色検出装置1は、被検出物3
を照明する照明装置5と、被検出物3からの反射光を受
光する受光素子7、および受光素子7からの信号に基づ
いて被検出物3の色を検出するマイクロプロセッサ9
(色検出部)等を含む色検出装置本体10とを備えて構
成されている。
【0012】照明装置5は、青色の波長の光(第1波長
の光)を発光するLED発光素子11(半導体発光素
子)と、LED発光素子11から被検出物3に至る青色
の波長の光の光学経路上に介在する第1および第2の蛍
光板13および15からなる蛍光体17と、蛍光体17
と被検出物3との間に介在し、蛍光体17からの光を被
検出物3の表面上に結像するレンズ19と、電源回路2
1からの電力をLED発光素子11に供給し、LED発
光素子11を点灯させるLED点灯回路23とを備えて
構成される。ここで、電源回路21は、色検出装置本体
10にも電力を供給している。
【0013】図3は、蛍光板13および15の光学的特
性を示す模式図である。蛍光板13および15は、透明
樹脂材料に後述する蛍光特性を有する蛍光材料(色変換
塗料)を混ぜ合わせてシート状あるいは板状等に成形し
たものであり、同図の符号FMaおよびFMbが蛍光材
料を示している。
【0014】蛍光材料FMaは、図3の実線で示す青色
の波長の光L1により励起された後、基底状態に戻る
時、青色の波長よりも長い緑色の波長の光L2(同図の
波線)を放出するという蛍光特性を有している。このよ
うな蛍光材料FMaが混入された蛍光板13の入射面に
青色の波長の光が入射すると、入射光の一部はそのまま
蛍光板13を透過する一方、その入射光の残りを蛍光材
料FMaが吸収して緑色の波長の光を発光し、蛍光板1
3の出射面からは、図4に示されるように、青色の透過
光と緑色励起光とが出射するようになっている。
【0015】蛍光材料FMbは、青色の波長の光L1お
よび緑色の波長の光L2により励起された後、基底状態
に戻る時、青色の波長および緑色の波長よりも長い赤色
の波長の光L3(同図の点線)を放出するという蛍光特
性を有している。このような蛍光材料FMbが混入され
た蛍光板15の入射面に青色の波長の光および緑色の波
長の光が入射すると、入射光の一部はそのまま蛍光板1
5を透過する一方、その入射光の残りを蛍光材料FMb
が吸収して赤色の波長の光を発光し、蛍光板15の出射
面からは、図5に示されるように、青色の透過光および
緑色の透過光と赤色励起光とが出射するようになってい
る。
【0016】このような第1および第2の蛍光板13お
よび15は、第2の蛍光板15が被検出物3側になるよ
うに重ね合わされて蛍光体17を構成する。蛍光体17
は、LED発光素子11から被検出物3に至る青色の波
長の光の光学経路上に介在しており、この蛍光体17
に、青色の波長の光が入射すると、青色の波長の光を受
けて蛍光板13が緑色の波長の励起光を発光し、この緑
色の波長の励起光と共に蛍光板13を透過した青色の波
長の透過光が蛍光板15に入射する。蛍光板15に入射
した青色の波長の光および緑色の波長の光の一部は、蛍
光板15をそのまま透過し、入射した青色の波長の光お
よび緑色の波長の光の残りにより蛍光板15が赤色の波
長の励起光を発光し、この赤色の波長の励起光と共に、
青色の波長の光と緑色の波長の光とが、照明光として蛍
光板15の出射面より、被検出物3に向けて出射するよ
うになっている。
【0017】即ち、蛍光体17にLED発光素子11か
らの青色の光を入射させると、図6に示されるように、
蛍光体17からは、青色の透過光と、緑色の励起光と、
赤色の励起光とが出射するようになっている。また、緑
色の励起光および赤色の励起光は、LED発光素子11
から被検出物3までの青色の光の光学経路上で発光する
ので、青色の透過光、緑色の励起光および赤色の励起光
は重ね合わされた状態で白色の光として出射するので、
ダイクロイックミラー等を用いて前記3色の光を重ね合
わせなくとも、可視領域の全波長に渡って所定値以上の
強度を有する白色の照明光が得られるようになってい
る。
【0018】図1および図2に戻って説明を続けると、
受光素子7は、被検出物3からの反射光を互いに独立し
て受光する3つの受光部(光電変換手段)を有するよう
に3分割されており、その3分割された受光部の各受光
面には、対応する赤色、緑色および青色のフィルタ3
1,33,35がそれぞれ装着されており、各受光部が
互いに異なる色、即ち赤、緑、青色の光を受光するよう
になっている。受光素子7の各受光部に各色の光が入射
すると、各受光素子は、入射した光の強度に応じた信号
を出力するようになっている。ここで、受光素子7と被
検出物3との間にはレンズ37が備えられており、被検
出物3からの反射光が受光素子7上に結像するようにな
っている。
【0019】受光素子7の各受光部からの信号は、それ
ぞれRアンプ39、Gアンプ41、Bアンプ43で増幅
された後、アナログ/デジタル変換器45でアナログ信
号からデジタル信号に変換され、マイクロプロセッサ9
に入力される。
【0020】マイクロプロセッサ9は、アナログ/デジ
タル変換器45から入力されたデジタル信号に基づき、
受光素子7が受光した光に占める赤、緑、青色の光の割
合を算出し、この算出データと、予めメモり47に記憶
されたこの色検出装置1が検出すべき各色に対応した記
憶データとを比較し、記憶データの中に前記算出データ
と対応するものがあればその記憶データに対応する色を
検出結果として、入出力回路49を介して外部に出力す
る。
【0021】また、マイクロプロセッサ9は、LED点
灯回路23の制御も司っており、入出力回路49を介し
て外部より色の検出動作の開始を指示する信号が入力さ
れると、LED点灯回路23に指示を送り、LED発光
素子11を点灯させると共に、受光素子7からアンプ3
9,41,43およびアナログ/デジタル変換器45を
介して入力される信号に基づいて被検出物3の色の検出
を行う。
【0022】色検出装置1が検出すべき色の登録は、実
際に被検出物3を照明装置5により照明し、その反射光
を受光素子7に受光させ、マイクロプロセッサ9にて受
光した光に占める赤、緑、青色の光の割合を算出し、こ
の算出データを、その被検出物3の色に関する情報とと
もにメモリ47に記憶させることによって行われる。
【0023】前述のLED発光素子11、蛍光体17、
レンズ19,37、受光素子7は、図2に示されるよう
に、マイクロプロセッサ9等の前述の電子部品が配設さ
れた基板(図示せず)と共に、筐体51内に備えられて
いる。この筐体51の前面、即ち被検出物3に向けられ
る面には、照明光の照射用の窓部(図示せず)と、被検
出物3からの反射光の受光用の窓部(図示せず)が設け
られている。
【0024】図7は、色検出装置1が製品の製造ライン
に設置されている様子を示す図である。この製造ライン
では、ベルトコンベア等により構成される搬送路53よ
り送られてきた製品55(被検出物)の色を色検出装置
1により検出し、検出結果に基づいて製品55をその製
品55の色に対応した搬送路57,59,61に振り分
けるようにしてある。ここでは、製品55は、3色に色
分けされている。
【0025】搬送路53の色検出装置1が設置された部
分には、光電スイッチ63が備えられており、搬送路5
3上を搬送される製品55を光電スイッチ63が検出す
ると、製品55の仕分けを司る制御部(図示せず)より
色検出装置1のマイクロプロセッサ9に、入出力回路4
9を介して色検出の動作の開始を指示する信号が入力さ
れる。色検出装置1は、製品55の色を上述のようにし
て検出すると、その検出結果を、前記制御部に出力す
る。これを受けて制御部は、搬送路57,59の入口を
開閉する開閉手段67,69を開閉駆動させることによ
り製品55を、その色に対応した搬送路57,59,6
1に振り分ける。
【0026】上記のように本実施形態によれば、光源に
LED発光素子7を使用しているので、光源にハロゲン
ランプを用いた従来例に比して、光源の寿命が長く、か
つ低発熱であるので、煩雑な光源の交換作業を省くこと
がでると共に、光源からの熱が他の電子部品等に悪影響
を及すことはない。
【0027】また、蛍光体17を透過したLED発光素
子11からの青色の光、蛍光板13が発光した緑色の
光、および蛍光板15が発光した赤色の光は、重ね合わ
された状態で白色の光として蛍光体17から出射するの
で、ダイクロイックミラー等を用いて3色の光を重ね合
わせる必要がなく、よって、装置の小型化、低コスト化
および簡略化を図ることができる。
【0028】なお、この実施形態では、青色の波長の光
を受けて緑色の波長の光を発光する蛍光板13と、青色
の波長の光および緑色の波長の光を受けて赤色の波長の
光を発光する蛍光板15とを積層して蛍光体17を構成
したが、これに限定するものではなく、蛍光板13,1
5の他に、青色の波長の光を受けて緑および赤色以外の
他の色の波長の光を発光する蛍光板をさらに積層して蛍
光体17を構成するようにしてもよい。このように、積
層する蛍光板の種類を増やすことにより、より自然光に
近い照明光が得られる。また、LED発光素子11が発
光する青色の波長の光を受けて青色以外の波長の蛍光、
例えば緑色や赤色の波長の蛍光を発光する1枚の蛍光板
で蛍光体15を構成し、青色の波長の光と前記蛍光とに
より照明するようにしてもよく、これにより装置の低コ
スト化が図れる。さらに、光源に緑色の波長の光を発光
するLED発光素子を使用し、この緑色の波長の光を受
けて緑色以外の波長の蛍光、例えば赤色の波長の蛍光を
発光する1枚の蛍光板で蛍光体17を構成してもよい。
【0029】図8は、この発明にかかる第2実施形態の
照明装置の部分的構成を模式的に示す図である。この照
明装置は、前記2枚の蛍光板13,15を積層してなる
蛍光体17の代わりに一枚の蛍光板71からなる蛍光体
が用いられている点を除いて、他の部分は上記第1実施
形態の照明装置5と同様な構成であり、対応する部分は
同一の参照符号を付して説明を省略する。
【0030】蛍光板71は、図8に示されるように、透
明樹脂材料に蛍光材料FMaと蛍光材料FMbとを混入
させたものであり、図中、蛍光材料FMbにはメッシュ
状のハッチングを施して蛍光材料FMaと区別してあ
る。この蛍光板71に、LED発光素子11からの青色
の波長の光L1が入射すると、入射した青色の波長の光
のうちの一部は、そのまま蛍光板71を透過し、残り
は、蛍光材料FMaまたはFMbにより緑色の波長の光
L2または赤色の波長の光L3に波長変換される。ま
た、蛍光材料FMaが発光した緑色の波長の光L2の一
部は、蛍光板71の出射面から出射し、残りは、蛍光材
料FMbにより赤色の波長の光L3に波長変換される。
よって、蛍光板71からは、青色の色の波長の光L1、
緑色の波長の光L2、および赤色の波長の光L3が重ね
合わされた状態で出射するようになっている。
【0031】このように構成される照明装置は、上記第
1実施形態の照明装置と同様に図1および図2に示され
る色検出装置1に備えられ、被検出物3の照明を行うよ
うになっている。
【0032】この第2実施形態の照明装置でも、長寿命
および低発熱であり、かつ装置の小型化、低コスト化お
よび簡略化が可能であるという第1実施形態と同様な効
果を奏すると共に、1枚の蛍光板71から緑色の波長の
光と赤色の波長の光とが得られるので、2枚の蛍光板を
用いなくて済む分部品数を削減することができるという
効果を奏する。
【0033】なお、この実施形態では、青色の波長の光
を受けて緑色の波長の光を発光する蛍光材料FMaと、
青色の波長の光および緑色の波長の光を受けて赤色の波
長の光を発光する蛍光材料FMbとを蛍光板71に混入
されたが、これに限定するものではなく、蛍光材料FM
a,FMbの他に、青色の波長の光を受けて緑および赤
色以外の他の色の波長の光を発光する蛍光材料をさらに
蛍光板71に混入させてもよいし、混入させれる蛍光材
料を1種類、例えば蛍光材料FMaまたはFMbのいず
れか一方のみにしてもよい。混入させる蛍光材料の種類
を増やした場合には、より自然光に近い照明光が得られ
るという利点があり、混入させる蛍光材料を1種類にし
た場合には低コスト化を図れるという利点がある。
【0034】図9は、図1および図2の色検出装置1の
第1の変形例の構成を模式的に示す断面図であり、図1
および図2と対応する部分には同一の参照符号を付して
説明を省略する。
【0035】この色検出装置1aは、被検出物3に照明
光を照射し、被検出物3を透過した透過光を受光して色
検出を行うもので、筐体51aには被検出物3が挿入さ
れる凹部81が設けられている。この凹部81内の一方
側の側壁部には、照明光の照射用の窓部(図示せず)
が、他方側の側壁部には、被検出物3からの透過光を受
光する受光用の窓部(図示せず)が設けられており、L
ED発光素子11、蛍光体17、およびレンズ19は、
筐体51aの前記照射用の窓部の内側に備えられ、受光
素子7およびレンズ37は、筐体51aの前記受光用の
窓部の内側に備えられている。
【0036】このような構成の色検出装置1aは、光を
透過し易い紙、透明容器に入った液体などの色を検出す
るのに用いられる。
【0037】図10は、図1および図2の色検出装置1
の第2の変形例の構成を模式的に示す断面図であり、図
1および図2と対応する部分には同一の参照符号を付し
て説明を省略する。
【0038】この色検出装置1bは、被検出物3を照明
する照明光の光軸と、被検出物3からの反射光を受光す
る際の光軸とが半透鏡91を用いて重ね合わされてい
る。即ち、蛍光体17の出射面から出射した青色、緑色
および赤色の各波長の光からなる照明光は、レンズ93
を経て半透鏡91で反射され、光路が被検出物3の方向
に直角に曲げられた後、レンズ95を介して被検出物3
に照射される。被検出物3からの反射光は、照明光の光
学経路を逆に辿り、レンズ95を経て半透鏡91を透過
し、さらにレンズ97を介して受光素子7に入射する。
筐体51bの前面には窓部(図示せず)が設けられ、こ
の窓部から照明光が照射されると共に、被検出物3から
の反射光の受光が行われる。
【0039】
【発明の効果】請求項1および請求項2に記載の発明に
よれば、光源に半導体発光素子を使用しているので、光
源にハロゲンランプを用いた従来例に比して、光源の寿
命が長く、かつ低発熱であるので、煩雑な光源の交換作
業を省くことがでると共に、光源からの熱が他の電子部
品等に悪影響を及すことはない。
【0040】また、蛍光体を透過した半導体発光素子か
らの第1波長の光、および蛍光体が発光した第1波長よ
りも長い波長の光は、重ね合わされた状態で蛍光体から
出射するので、ダイクロイックミラー等を用いて各光を
重ね合わせる必要がなく、よって、装置の小型化、低コ
スト化および簡略化を図ることができる。
【0041】請求項3に記載の発明によれば、1枚の蛍
光板から緑色の波長の光と赤色の波長の光とが得られる
ので、複数の蛍光板を用いなくて済む分、部品数を削減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる照明装置の第1実施形態が適
用された色検出装置の全体を示すブロック図である。
【図2】図1の色検出装置の構成を模式的に示す断面図
である。
【図3】第1実施形態の照明装置に備えられる第1の蛍
光板および第2の蛍光板からなる蛍光体の光学的特性を
示す模式図である。
【図4】図3の第1の蛍光板のに青色の波長の光を入射
させたときに、この第1の蛍光板から出射する光のスペ
クトルを模式的に示すグラフである。
【図5】図3の第2の蛍光板のに青色の波長の光を入射
させたときに、この第2の蛍光板から出射する光のスペ
クトルを模式的に示すグラフである。
【図6】図3の蛍光体に青色の波長の光を入射させたと
きに、この蛍光体から出射する光のスペクトルを模式的
に示すグラフである。
【図7】図1の色検出装置が製品の製造ラインに設置さ
れている様子を示す図である。
【図8】この発明にかかる第2実施形態の照明装置の部
分的構成を模式的に示す図である。
【図9】図1の色検出装置の第1の変形例の構成を模式
的に示す断面図である。
【図10】図1の色検出装置の第2の変形例の構成を模
式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 色検出装置 3 被検出物 5 照明装置 7 受光素子 9 マイクロプロセッサ 11 LED発光素子 13 第1の蛍光板 15 第2の蛍光板 17 蛍光体 71 蛍光板 L1 青色の波長の光(第1波長の光) L2 緑色の波長の光 L3 赤色の波長の光 FMa 第1の蛍光材料 FMb 第2の蛍光材料
フロントページの続き (72)発明者 有山 正彦 大阪市淀川区西宮原1丁目7番31号 和泉 電気株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出物に光を照射し、その被検出物か
    らの反射光または透過光を所定の種類の色の成分に分
    け、その各色の成分の光を前記所定の種類の色に対応し
    て設けられる複数の光電変換手段で受光し、前記各光電
    変換手段から出力される各色の成分の光の強度に対応し
    た信号に基づいて色検出部が前記被検出物の色を検出す
    る色検出装置の照明装置であって、 第1波長の光を発光する半導体発光素子と、 前記半導体発光素子から前記被検出物に至る前記第1波
    長の光の光学経路上に介在し、入射した前記第1波長の
    光の一部をそのまま透過させると共に、入射した前記第
    1波長の光の残りによって前記第1波長より長く、しか
    も互いに異なる波長の光を発光する蛍光体と、を備え、 前記蛍光体を透過した前記第1波長の光および前記蛍光
    体で発光される光により前記被検出物を照明することを
    特徴とする色検出装置の照明装置。
  2. 【請求項2】 前記第1波長の光は青色の波長の光であ
    り、前記蛍光体は、前記青色の波長の光を受けて緑色の
    波長の光を発光する第1の蛍光板と、この第1の蛍光板
    の前記被検出物側に配置され、前記青色の波長の光と前
    記緑色の波長の光とを受けて赤色の波長の光を発光する
    第2の蛍光板とを積層してなることを特徴とする請求項
    1に記載の色検出装置の照明装置。
  3. 【請求項3】 前記第1波長の光は青色の波長の光であ
    り、前記蛍光体は、前記青色の波長の光を受けて緑色の
    波長の光を発光する第1の蛍光材料と、前記青色の波長
    の光と前記緑色の波長の光とを受けて赤色の波長の光を
    発光する第2の蛍光材料とが混入された蛍光板であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の色検出装置の照明装
    置。
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